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発明の名称 脚取付装置およびそれを用いた機器と便座装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−68602(P2007−68602A)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
出願番号 特願2005−255939(P2005−255939)
出願日 平成17年9月5日(2005.9.5)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 丸山 真一 / 篠田 英穂
要約 課題
使用時は強固に装着されていながら、分解時には容易に引き抜くことができる脚取付装置を提供する。

解決手段
脚本体1と脚本体の装着面1aに突設した圧入部2を備え、前記脚本体1の少なくとも一部に空隙5を形成して、空隙5と対応する脚本体1の外壁11に圧力を加えることで外壁が陥没変形するようにし、その陥没部位を把持して取外し可能とすることにより、陥没部位を掴みしろとし、容易に脚を掴むことが可能となり取外しを容易に行うことができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
脚本体と脚本体の装着面から突設され、被取付部の凹部に圧入される圧入部とで弾性を有する脚を構成し、前記脚本体の少なくとも一部に空隙を形成して、前記空隙と対応する脚本体の外壁に圧力を加えることでこの同脚本体の外壁が陥没変形するようにし、その陥没部位を把持して少なくとも脚の取外しを行うようにした脚取付装置。
【請求項2】
前記空隙の一方が開放されており、圧力付加時に脚の外壁が前記空隙内に傾倒するようにした請求項1記載の脚取付装置。
【請求項3】
前記空隙を環状に形成した請求項1または請求項2に記載の脚取付装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の脚取付装置で取付けた脚を有する機器。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の脚取付装置で取付けた脚を有する便座装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば便座裏面等に装着するクッション機能を有する、いわゆるクッション脚の、特に分解時に容易に引き抜くことができる構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
機械装置や家具等の機器の裏面には設置面と当接するゴム等の弾性材料などからなる、いわゆるクッション脚を装着することが一般的である。
【0003】
例えば、便座装置の便座の裏面には複数個のクッション脚が装着されており、これは、便器のリム上面と当接する際の衝撃を緩和するため、あるいは便器のリム上面の平面度のバラツキを吸収するために設けられている。
【0004】
便座は開閉動作や人の着座等、常に振動や衝撃にさらされるため、便座とクッション脚との装着は緩みやすく、万一装着が外れた場合にはクッション脚が便器の中に落下する可能性もあり、強固な装着が求められる。
【0005】
このようなクッション脚の取付構成として、図9のように、脚本体1の裏側から1本或いは複数本の圧入部2を一体に形成し、さらに、この圧入部2の外周々方向に凹凸形状の係止手段3を設け、被取付け部、例えば、便座であれば、その裏板の孔状取付部に圧入部2を圧入して取付けていた。この場合、凹凸形状の係止手段3は孔状取付部に弾性的に係止されるようになり、取付状態を強固なものとする作用を発揮する(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、リサイクル時の分解作業性を高めるべく、脚と被取付部の境部の一部にドライバー等の工具を差し込む溝を特別に設けたものも見受けられる(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2002−136451号公報
【特許文献2】実用新案登録第3095781号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
近年の環境問題に対応するために、製品である機器を破棄する際には、機器を部品に分解し、材料毎に分別廃棄もしくはリサイクルを行うことが求められている。例えば、便座にあっては、求められる強度や機能が異なるため、同じ材料で構成することは困難であり、それぞれ異なる材料で形成される。
【0008】
つまり、合成樹脂でつくられた便座と、例えば、ゴム製の脚とは容易に分解できることが、反面、使用時には強固に装着されることがそれぞれ要求される。
【0009】
しかしながら、従来の脚取付構成では、強固に圧入されている係止手段を引き抜くには脚本体を確実に掴む必要があるが、永年の使用で脚本体が変形していることが多く、しかも、汚れの付着で滑り易い状態となっている。加えて、被取付部に脚が固着していることも多々見受けられる。
【0010】
その結果、脚の分解に大変な手間を要していた。また、ドライバー等の工具を差し込む溝を設けたものでも、この溝が汚れで埋まり、本来の機能を発揮し得ないことが多く、もし、そうでないとしても、特別に工具が必要で勝手の悪いものとなっていた。
【0011】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、脚の強固な固定と容易な分解の両機能を両立させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は上記目的を達成するために、脚本体の少なくとも一部に空隙を形成して、空隙と対応する脚本体の外壁に圧力を加えることでこの同脚本体の外壁が陥没変形するようにし、その陥没部位を把持して少なくとも脚の取外しを行うようにしたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の脚取付装置は、脚の取外しを行う際に、脚本体の陥没部位を掴むことにより、容易に引き抜くことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
第1の発明は、脚本体と脚本体の装着面から突設され、被取付部の凹部に圧入される圧入部とで弾性を有する脚を構成し、脚本体の少なくとも一部に空隙を形成して、空隙と対応する脚本体の外壁に圧力を加えることでこの同脚本体の外壁が陥没変形するようにし、その陥没部位を把持して少なくとも脚の取外しを行うようにしたものである。この空隙により脚本体の陥没変形が助長され、陥没部位を掴みしろとし、容易に脚を掴むことができる。
【0015】
第2の発明は、第1の発明の空隙の一方が開放されており、圧力付加時に脚の外壁が空隙内に傾倒するようにしたものである。これにより、指で掴んで外壁を傾倒させることができ、容易に脚を掴むことができる。
【0016】
第3の発明は、第1または第2の発明の空隙を環状に形成したものである。これにより、脚を側面全方向から掴むことができる。
【0017】
第4の発明は、第1〜3の発明のいずれかにおける脚取付装置で取付けた脚を有する機器である。これにより、機器を廃棄する際にも脚を容易に引き抜き、分解することができる。
【0018】
第5の発明は、第1〜3の発明のいずれかにおける脚取付装置で取付けた脚を有する便座装置である。これにより、人が座って強固に密着した脚であっても容易に引き抜き、分解することができる。
【0019】
(実施の形態1)
図1において、弾性を有する軟質の樹脂で成型した脚4は脚本体1の装着面1aから突設され一体的に形成された圧入部2とからなり、脚本体1には装着面1aに開放した円筒形状の空隙5を対称位置に備え、円筒形状の圧入部2の外周には抜け防止用の突起2aを環状に設けている。一方、便座装置6は便座7を回動自在に軸支し、脚4の被取付部である便座7の裏面には凹部8を設けている。 図2は、脚4を便座7に装着した状態の断面図を示すものであり、脚4は圧入部2を凹部8に圧入することにより、便座7に対して脚本体1が突出露出した状態で装着され、脚取付装置を構成する。ここで、脚4は便座7を閉成した際に便器9のリム10の上面に当接する。
【0020】
図3は、脚を便座から引き抜く様子示すものであり、図3(a)および図3(b)は脚4を便座に装着した際の便座側から見た図(上面図)であり、図3(c)はその側面図である。なお、便座および、圧入部2の一部は図示を省略している。
【0021】
ここで、空隙5と対応する脚本体1の外壁11に、治具12を用いて、矢印A方向に示すように側方から圧力を加えると、図3(b)および図3(c)に示すように、空隙5が縮小することにより、外壁11が陥没した状態で変形する。
【0022】
つまり、治具12を用いて脚本体1の側面に圧力を加えてへこませ、この陥没部位を把持した状態である。
【0023】
この状態で図3(c)の矢印B方向に引くと、陥没部位が掴みしろとなり、脚4を容易に便座から引き抜くことができる。
【0024】
脚4は弾性を有しているため、引き抜いた後に治具12の圧力を除くと弾性体の復元力により陥没は元に戻り、治具12と脚4は容易に分離する。
【0025】
一方、空隙5を備えていない従来の脚4において同様の作業を行った場合には、治具により多少の陥没を生じさせることができたとしても充分な掴みしろとはならず、脚4の圧入力に抗して脚4を引き抜くことは困難である。
【0026】
陥没量を増加させるためには治具の接触面積を小さくする、つまり治具を鋭利なものにする方法も考えられるが、この場合は治具が脚本体側面に突き刺さる可能性が高く、脚4を引き抜いた後に治具の圧力を除いても、治具と脚4とは分離しない。
【0027】
これはリサイクルや分別廃棄を目的とする分解作業においては非常なロスとなる。よって、空隙5を設けた本実施の形態の脚4は非常に大きな効果を奏する。
【0028】
なお、上記問題を解決するために、脚本体の側面に予め陥没を形成しておくことも考えられるが、この陥没に汚れ等が溜まる可能性がある。特に便座装置においては、脚は汚水にさらされる機会が多いため、本発明の実施の形態としては適切ではない。
【0029】
ここで掴み治具となる治具12は脚4を掴むための装置であってもよいし、もっと簡便に、作業者が手動で用いるプライヤー類であってもよい。
【0030】
本実施の形態においては、空隙5が脚本体1の装着面1aに開口を有する場合を図示したが、開口を有しない、すなわち空隙5が脚本体1の内部に形成された場合であっても同様に実施することができる。つまり、空隙が脚本体の内部に形成されている場合であっても、空隙の縮小により外壁の陥没変形が生じ、陥没部位を把持することができる。
【0031】
なお、便座装置6は人体局部を洗浄、乾燥等する衛生洗浄装置として図示しているが、暖房便座装置や、あるいは電気的機能を備えない単なる便座装置(いわゆる便座)であってもよい。
【0032】
(実施の形態2)
図4〜図7は本発明の第2の実施の形態におけるクッション脚を示すものであり、本実施の形態が実施の形態1と異なる点は空隙5の形状が異なる点である。
【0033】
図4(a)は空隙5を脚本体1の外形に沿った溝状に形成したものであり、図4(b)はその上面図である。また、図5は空隙5を環状の溝に形成した場合の上面図である。
【0034】
ここで、脚4を便座から引き抜く際に脚本体1の側面から治具により圧力をかけるが、空隙5が溝状であるため治具の当てるべき位置に幅ができ、厳密な位置合わせが不要となり、分解作業を簡便で迅速に行うことができる。
【0035】
また、図5に示すように、空隙5が環状であれば、脚本体1の側面の任意の方向(全方向)から掴むことが可能であり、分解作業を簡便で迅速に行うことができるとともに、空隙の位置や大きさ、形状といった内部構造を熟知していない者であっても分解作業を行うことができる。
【0036】
なお、掴み位置の幅を広げるという観点であれば、空隙を溝状に形成する以外に、複数の空隙を並べても溝状の空隙と同様の効果を奏する。
【0037】
また、図においては空隙5が脚本体1の装着面1aに開口を有する場合を示したが、掴み位置の幅を広げるという観点でからは、開口を有しない、すなわち空隙5が脚本体1の内部に形成された場合であっても同様に実施することができる。
【0038】
一方、空隙5を脚本体1の装着面に開口を有する溝状にすることにより、下記のとおりの別な効果を奏する。
【0039】
つまり、空隙5が脚本体1の装着面に開口を有する溝状であることにより、外壁11の変形自由度が増し、図6に示すように、外壁11を空隙5内に傾倒させることができる。
【0040】
この場合、図6(b)に示すように、内方に傾倒した外壁11は空隙5の底13に近づくか、あるいは接するため、傾倒した外壁11に対して矢印方向に力を加えて引くことは、脚本体1自体を引っ掛けて引くこととなり、大きな力を容易に掛けることができる。
【0041】
特に、溝状の空隙5が環状であれば外壁11の変形自由度はさらに大きくなり、作業が容易となる。
【0042】
ここで、外壁11を陥没させて引き抜く場合は、陥没に要する力と引き抜く力の両方に相応の力が必要で、かつ陥没に要する力と引き抜く力の方向が直交するため、治具等を用いて、双方に充分な力を掛けることが望ましい。
【0043】
一方、外壁11を傾倒させて引き抜く場合は、外壁11を一旦傾倒させてしまえば、傾倒を維持するための力と引き抜く力はほぼ同一方向であり、小さい力で引き抜く、例えば指で引き抜くことも可能となり、引き抜き作業の利便性が向上する。
【0044】
さらに図7に示すように、外壁11を外方に傾倒させて引き抜くこともできる。
【0045】
(実施の形態3)
実施の形態1および2においては、脚4を便座装置に装着した場合について説明したが、図8に示すように、家具14に脚4を装着する場合でも同様に実施することができる。
【0046】
ここで家具として収納家具の例を図示したが、これに限らず、机やいす等であってもリサイクルや分別廃棄は求められており、同様の効果を奏する。
【0047】
また、リサイクルや分別廃棄の点においては、機械装置に装着する脚も同様であり、むしろリサイクルが義務付けられる様な電気製品においては必須の事項であり、脚を容易に引き抜くことができれば大きな効果を奏する。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明の脚取付装置は、使用時は強固に装着されており、かつ分解時には容易に引き抜くことができるため、リサイクル分解が必要となる機器の脚として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施の形態1における脚取付装置および便座装置の斜視図
【図2】同実施の形態1における脚取付装置および便座の断面図
【図3】(a)同実施の形態1における脚の取外し前を示す平面図(b)同脚の取外し時を示す平面図(c)同脚の取外し時を示す正面図
【図4】(a)本発明の実施の形態2における脚の斜視図(b)同実施の形態における脚の上面図
【図5】同実施の形態2における別の形状の脚の上面図
【図6】(a)同実施の形態2における脚の取外し前を示す断面図(b)同脚の取外し時を示す断面図
【図7】同実施の形態2における脚の取外し時を示す断面図
【図8】本発明の実施の形態3における脚取付装置および家具を示す斜視図
【図9】従来の脚取付装置を示す斜視図
【符号の説明】
【0050】
1 脚本体
1a 装着面
2 圧入部
4 脚
5 空隙
6 便座装置
8 凹部
11 外壁
14 家具(機器)




 

 


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