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発明の名称 食器洗い機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−54222(P2007−54222A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−242098(P2005−242098)
出願日 平成17年8月24日(2005.8.24)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 北▲崎▼ 之浩 / 宮内 隆 / 大山 眞
要約 課題
安価な構成で排出される蒸気量の調節が可能な食器洗い機を提供する。

解決手段
被洗浄物10を収納・洗浄する洗浄槽2に風を送る乾燥ファン7と、洗浄槽2内の空気を外部に排気するための第1、2送風経路14a、14bと、開閉動作で第1、2送風経路14a、14bを切り替える弁機構17とを備え、前記空気の風圧で弁機構17の開閉を行うようにしたもので、ソレノイドやギヤードモータといった高価な電装部品を用いることなく、風圧で弁機構17を開閉させることができるので、例えば、最終すすぎ行程の終わりから乾燥行程の初期にかけて、乾燥ファン7の風圧を低下させて弁機構17を閉じて、大量に発生した蒸気を含む空気が、蒸気の排出を抑制する第1送風経路14a側に流れるように切り替えれば、外部への蒸気の排出が抑えられ、蒸気による周辺物への被害を防止し、台所内が高温多湿になることによる不快感を緩和することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
被洗浄物を収納すると共に洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽に風を送る送風手段と、前記洗浄槽内の空気を外部に排気するための複数の送風経路と、開閉動作で前記複数の送風経路を切り替える弁機構とを備え、排気される前記空気の風圧で前記弁機構の開閉を行うようにした食器洗い機。
【請求項2】
風圧が低いときに空気が通過する送風経路に除湿機能手段を配した請求項1に記載の食器洗い機。
【請求項3】
除湿機能手段として調湿性能樹脂を用いた請求項2に記載の食器洗い機。
【請求項4】
洗い、すすぎ、乾燥の各行程を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、乾燥行程において、初期の段階では風圧が低く、所定時間が経過した後、風圧を高めるように送風手段を制御する請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器等の被洗浄物に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の一般的な食器洗い機は、図4に示すように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
【0003】
図4に示すように、食器洗い機本体1は、内部に洗浄槽2を設けており、洗浄槽2の上方は開放されており、洗浄槽2を引き出した時に、上方からの食器などの被洗浄物10の出し入れが可能となっている。また、洗浄槽2内へは給水弁3により水または湯が供給されるようになっている。
【0004】
ここで、その洗浄水の供給は、水位センサ(図示せず)を利用して適切な水位に設定し、給水弁3からの給水を自動的に止める。洗浄槽2の底部には排水孔4を設け、この排水孔4に連通し、モータ(図示せず)によって駆動される洗浄ポンプ5を取り付け、この洗浄ポンプ5により洗浄水を洗浄槽2の内部に循環するよう構成している。また、排水孔4には、洗浄やすすぎ時に被洗浄物10から落ちた残滓を捕集する残滓フィルタ6を具備している。また、洗浄槽2の近傍には、洗浄槽2へ風を送るための送風手段となる乾燥ファン7を設けている。洗浄槽2の前面には、洗浄槽2からの空気を排出する排気口8を設けている。
【0005】
上記構成における従来の食器洗い機の動作を説明する。
【0006】
洗浄槽2内に供給された洗浄水は、残滓フィルタ6を通過して洗浄ポンプ5に吸い込まれ、洗浄ポンプ5より洗浄槽2の内底部に設けた洗浄ノズル9に供給される。洗浄ノズル9から噴射された洗浄水は、食器かご12に収納された被洗浄物10を洗浄した後、再び排水孔4に戻るという経路で循環する。この際、被洗浄物10から脱落した残滓等は、洗浄水とともに残滓フィルタ6に流入し、この残滓フィルタ6を通過できない大きさの残滓は残滓フィルタ6に捕集される。
【0007】
また、洗浄ノズル9と洗浄槽2の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ11を装備し、洗浄ノズル9の上方には、被洗浄物10を整然と配置でき、洗浄水を効果的に被洗浄物10に噴射するように構成した食器かご12を設置して効率的に洗浄を行っている。さらに、制御手段13により、給水弁3や洗浄ポンプ5等の電装部品を駆動、制御している。
【0008】
また、最終加熱すすぎを高温で行い、洗浄槽2内を高温に保つことにより、被洗浄物10に熱をもたせ、乾燥し易くする。さらに、洗浄槽2内に乾燥ファン7によって供給された風は、ヒータ11により暖められ、洗浄槽2内に配置された被洗浄物10に残った水滴を蒸発させる。水分を含んだ温風は、洗浄槽2内を充満しながら、洗浄槽2に設けた排気口8より排出される。乾燥行程初期は高温の蒸気が大量に発生し、時間経過とともに徐々に蒸気が減少し、より乾燥した排気が排出されていく。
【特許文献1】特開2001−61754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、このような従来の食器洗い機の構成では、乾燥行程の初期に、高温になった排気蒸気が排気口8より勢いよく排出されるために、食器洗い機が設置された台所内が高温多湿になり、特に夏場は不快を感じたり、発生した蒸気がキッチンの天板などに直接吹きかかることにより結露が発生し、例えば天板まわりの木材などは高温多湿な環境にさらされ、結露水などにより腐って朽ちたり、金属部分については蒸気にさらされることで錆びやすくなるという種々の課題があった。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、高価な電装部品を使用することなく、乾燥時に外部に排出される蒸気量を調節して、排気による室温の急激な温度上昇を防止し、周辺物および環境への影響が少ない食器洗い機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、被洗浄物を収納すると共に洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽に風を送る送風手段と、前記洗浄槽内の空気を外部に排気するための複数の送風経路と、開閉動作で前記複数の送風経路を切り替える弁機構とを備え、排気される前記空気の風圧で前記弁機構の開閉を行うようにしたもので、ソレノイドやギヤードモータといった高価な電装部品を用いることなく、簡単に風圧で弁機構を開閉させることができるので、例えば、最終すすぎ行程の終わりから乾燥行程の初期にかけて、送風手段の風圧を低下させて、弁機構を閉じて、大量に発生した蒸気を含む空気を、蒸気の排出を抑制する送風経路側に切り替えるようにすれば、外部への蒸気の排出が抑えられ、蒸気による周辺物への被害を防止したり、台所内が高温多湿になることによる不快感を緩和することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の食器洗い機は、安価な構成で、排出される蒸気量を調節することができるので、発生した蒸気がキッチンの天板などに直接吹きかかることにより結露が発生し、例えば天板まわりの木材などは高温多湿な環境にさらされ、結露水などにより腐って朽ちたり、金属部分については蒸気によりさらされ錆びやすくなるという不具合や急激な台所環境の高温多湿化による不快感を未然に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
第1の発明は、被洗浄物を収納すると共に洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽に風を送る送風手段と、前記洗浄槽内の空気を外部に排気するための複数の送風経路と、開閉動作で前記複数の送風経路を切り替える弁機構とを備え、排気される前記空気の風圧で前記弁機構の開閉を行うようにしたもので、ソレノイドやギヤードモータといった高価な電装部品を用いることなく、簡単に風圧で弁機構を開閉させることができるので、例えば、最終すすぎ行程の終わりから乾燥行程の初期にかけて、送風手段の風圧を低下させて、弁機構を閉じて、大量に発生した蒸気を含む空気を、蒸気の排出を抑制する送風経路側に切り替えるようにすれば、外部への蒸気の排出が抑えられ、蒸気による周辺物への被害を防止したり、台所内が高温多湿になることによる不快感を緩和することができる。
【0014】
第2の発明は、特に、第1の発明の食器洗い機において、風圧が低いときに空気が通過する送風経路に除湿機能手段を配したもので、例えば、最終すすぎ行程の終わりから乾燥行程の初期にかけて多量に蒸気が発生する際に、送風手段の風圧を低下させて弁機構を動作させて、除湿機能手段を配した送風経路側に、大量の蒸気を含む空気が流入するように切り替えるようにすれば、外部への蒸気の排出が大幅に抑えられ、台所内が高温多湿になることによる不快感を低減させるだけでなく、発生した蒸気がキッチンの天板などに直接吹きかかることにより結露が発生し、例えば天板まわりの木材などが高温多湿な環境にさらされ、結露水などにより腐って朽ちたり、金属部分については蒸気によりさらされ錆びやすくなるという不具合を未然に防止することができる。
【0015】
第3の発明は、特に、第2の発明の除湿機能手段として調湿性能樹脂を用いたもので、調湿性能樹脂は通過する空気の湿気を取り除いて乾燥した空気を送り、低温になると水分を放出して復帰することができるため、特別な復帰のための手段を必要とせず、簡単な構成でその能力を維持し、通過する空気の湿気を取り除いて乾燥空気を送ることが可能なため、台所環境が高温多湿になることによる不快感を低減させるだけでなく、発生した蒸気がキッチンの天板などに直接吹きかかることにより結露が発生し、例えば天板まわりの木材などは高温多湿な環境にさらされ、結露水などにより腐って朽ちたり、金属部分については蒸気によりさらされ錆びやすくなるという不具合を未然に防止することができる。
【0016】
第4の発明は、第1〜3のいずれか一つの発明の食器洗い機において、洗い、すすぎ、乾燥の各行程を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、乾燥行程において、初期の段階では風圧が低く、所定時間が経過した後、風圧を高めるように送風手段を制御するもので、乾燥行程の初期に、風圧を低下させて弁機構を動作させて、すすぎ行程で暖められた空気が、高温の蒸気となって排出される排気量を一時的に抑える排気経路側に切り替えるようにし、乾燥工程が所定時間経過して排気温度がある程度低くなってきたら、風圧を高くして弁機構を、空気の排出量を増加させる排気経路側に切り替えることで、外部に排出される蒸気の蒸気量や空気温度を急激に上昇させることなく使用することができ、蒸気による周辺物への被害や台所内が高温多湿になることを防止することができ、かつ、乾燥時間を延ばすことなく、乾燥性能を確保することができる。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものでは無い。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側断面図、図2は、同食器洗い機の洗浄槽の斜視図、図3は、同食器洗い機の送風経路の断面図である。なお、従来例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0019】
本実施の形態における食器洗い機は、図1に示すように、食器洗い機本体1に対して出し入れ自在の洗浄槽2を備え、その洗浄槽2は、被洗浄物10の出し入れを容易にするために従来同様上方に開放している。
【0020】
図2に示すように、洗浄槽2は、一方の側壁2aの後部かつ上部に設けられ洗浄槽2内部と連通する排出口2bと、前面2cの上部に設けられた排気口15と、側壁2aに設けられ前記排出口2bと排気口15とを連通する送風経路14とを備えており、洗浄槽2内の蒸気が、排出口2b、送風経路14、排気口15を経て外部に排出されるようになっている。
【0021】
送風経路14は、図3に示すように、途中で第1送風経路14aと、第2送風経路14bの複数の送風経路に分岐しており、一方の第1送風経路14aには除湿機能手段となる調湿性能樹脂16が取り付けてあり、他方の第2送風経路14bには、風圧の差によって開閉可能な弁機構17が設けてある。
【0022】
上記構成における食器洗い機の動作、作用を説明する。
【0023】
高温の加熱すすぎで洗浄槽2内が暖められ、洗浄槽2内の水分が大量の蒸気に変えられる。更に乾燥行程において、乾燥ファン7により洗浄槽2内に送り込まれた風が、洗浄槽2の底面部に取り付けられたヒータ(図示せず)を通過する際に暖められる。暖められた空気は、被洗浄物10や洗浄槽2内に付着した水滴に熱を与え、その水分を蒸発させ、さらに多くの蒸気を洗浄槽2内に発生させる。
【0024】
発生する蒸気の多い乾燥初期は乾燥ファン7の風量を落とすことにより、弁機構17が自重により、第2送風経路14bを閉じている。そして、発生した洗浄槽2内の蒸気は、排出口2bを通して洗浄槽2から送風経路14へ送られ、分岐した第1送風経路14aに流入し調湿性能樹脂16を通過することにより、空気中の水分が吸収され、乾燥空気として排気口15より排出される。
【0025】
また、洗浄槽2内の蒸気量が少なくなってくる頃に乾燥ファン7の風圧を大きくすることにより、第2送風経路14bに取り付けられた弁機構17の前後で大きな風圧差が生じ、その結果自重により閉じていた弁機構17が風圧に応じた大きさで開き、大風量の排気が、第2送風経路14bを経て排気口15より排出されるようになる。そのため、洗浄槽2内の蒸気を排出するのに乾燥時間を延長することなく、蒸気を排出することが可能となり、乾燥性能を確保することができる。
【0026】
以上のように、本実施の形態においては、送風経路14の途中が分岐しており、一方の第1送風経路14aには調湿性能樹脂16が取り付けてあり、他方の第2送風経路14bには、風圧に応じて開閉する弁機構17を設けたことにより、乾燥ファン7の風圧によって、送風経路14の分岐経路を選択し送風することができ、乾燥初期の蒸気が大量に発生するときは、風圧を低くして、乾燥空気を少なく排出し、乾燥行程の初期段階が過ぎてから、風圧を高くし、蒸気を多量に排出することができるように、乾燥速度および排気空気の湿度をコントロールすることができるために、蒸気による周辺物への被害や台所内が高温多湿になるといったことを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、ソレノイドやギヤードモータといった高価な電装部品を使用することなく、安価な構成で、風圧差により弁機構を開閉させて、送風経路を切り替えて排出する蒸気量の調節ができるため、蒸気による周辺物への被害や台所内が高温多湿になるといったことを防止することができるもので、食器洗い機に限らず、調理機器、衣類乾燥機、厨芥乾燥機など蒸気を排出する各種機器に広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施の形態1における食器洗い機の側断面図
【図2】同食器洗い機の洗浄槽の斜視図
【図3】同食器洗い機の送風経路の断面図
【図4】従来の食器洗い機の縦断面図
【符号の説明】
【0029】
1 食器洗い機本体
2 洗浄槽
7 乾燥ファン(送風手段)
10 被洗浄物
14 送風経路
14a 第1送風経路(送風経路)
14b 第1送風経路(送風経路)
15 排気口
16 調湿性能樹脂
17 弁機構




 

 


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