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発明の名称 加熱調理器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−54221(P2007−54221A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−242088(P2005−242088)
出願日 平成17年8月24日(2005.8.24)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 山浦 泉 / 口野 邦和 / 田中 郁子 / 稲田 剛士
要約 課題
グリル庫内で発生する煙の浄化性能に優れ、かつ、触媒体や排気通路の内壁への調理物からの飛散物の付着を防止する加熱調理器を提供する。

解決手段
グリル庫1内の上方、下方に設けられ調理物を加熱する上加熱部4と下加熱部5と、触媒体8を内蔵しグリル庫1内に入口部14を有し、グリル1庫内で発生した煙等を外部に排気する排気通路7を備え、上加熱部4と入口部14との間にプレート15を設けたもので、上加熱部4の熱で加熱されたプレート15の輻射熱で触媒体8を均一にむらなく加熱するとともに、煙が入口部14に流入する際に、プレート15で加熱されることで、触媒体8の浄化・脱臭性能が大幅に向上し、快適な環境で調理ができ、また、調理物3から身などが飛び散ったとしても、プレート15がガードの役目をするため、排気通路7内に侵入したり、触媒体8に付着することがない。
特許請求の範囲
【請求項1】
グリル庫と、前記グリル庫内の上方、下方にそれぞれ設けられ調理物を加熱する上加熱部と下加熱部と、内部に触媒体が配設されると共に前記グリル庫内に入口部を有し、前記グリル庫内で発生した煙等を外部に排気する排気通路を備え、前記上加熱部と前記入口部との間にプレートを設けた加熱調理器。
【請求項2】
プレートに複数の小孔を設けた請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
プレートの上加熱部と対向する部分を切り抜いた請求項1又は2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
プレートを上加熱部と略同一高さに配した請求項3に記載の加熱調理器。
【請求項5】
プレートの側部に、端部が入口部と当接又は近接した側面部を延接した請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
プレートを略蛇腹状に形成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
プレートを、支持金具で上加熱部に支持した請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項8】
プレートにフィンを設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は一般家庭で魚、肉等の調理物を加熱調理する加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の一般的な加熱調理器について図13を用いて説明する。図13は、従来の加熱調理器の概略構成を示す簡略断面図である。
【0003】
1は、魚焼き調理等を行うグリル庫、2は、グリル庫1内において調理物3の加熱を行う加熱部で、両面焼きの加熱のため、上加熱部4と下加熱部5から構成されているものが主流である。6は調理物3の出し入れを行う開閉自在な扉部、7は、一端にグリル庫1内と連通する入口部14を、他端に出口部10をそれぞれ有し、グリル庫1から外部への煙等の排気を行う排気通路で、グリル庫1の後方に連結されている。8は、排気通路7内に配設された触媒体、9は触媒体8を浄化能力が発揮できる温度域へ昇温・維持させる触媒用加熱部である。グリル庫1内で発生した煙や臭いは、触媒体8を通過する際に浄化、脱臭され、排気通路7から出口部10を通過して外部に排気される。
【0004】
11は調理物3を載置する焼き網、12はグリル庫1を支持する外郭である。図示はされていないが、焼き網11が載置され調理物3などから落ちる油や汁を受ける受皿も設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、触媒用加熱部9を持たず、排気通路7に触媒体8を設け、調理物3を加熱する加熱部2で、調理用加熱と触媒用加熱を兼ねている加熱調理器もある(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平9−192028号公報
【特許文献2】特開昭55−96820号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
グリル庫1で発生する煙は、加熱調理される調理物の種類・形状によって大きく変動し、またその量も一定ではなく、オイルミストも含まれている。このような煙は、上記従来の加熱調理器の構成では、常にグリル庫1→入口部14→触媒体8→排気通路7→出口部10と流れ、浄化、脱臭はされるのであるが、完全に浄化・脱臭をすることは難しい。そのため、浄化効率をできるだけ高めることが必要となり、触媒体8を活性化する温度に維持することも重要である。図13に示すように、専用の触媒用加熱部9を持つ構成もそのひとつである。
【0007】
又、上記特許文献2に開示されたような、専用の触媒用加熱部を持たずに、調理用の加熱部2と兼用しているものは、浄化性能とコストバランスを重視したものである。いずれにせよ、触媒体8が所定の浄化、脱臭性能を発揮するためには、触媒体8自体を高い温度に維持することが必要である。触媒には普通は貴金属が使われている。代表的な白金触媒は250℃以上で浄化能力を発揮してくるが、80%以上の浄化率を得るためには一般に400℃以上に保つことが必要とされている。当然、触媒体8に流れ込む煙の温度も高い方が触媒体8の温度を低下させずにすむ。
【0008】
グリル庫1の調理物3や、調理物3から受皿13に落ちた油から発生した煙は、グリル庫1に流入する外気と混合される。当然、排気として出て行く量だけグリル庫内1に外気が入る必要がある。当然外気は、キッチンなどを想定すると5℃程度から34℃程度と考えられる。普通は25℃前後である。この外気が入り、煙等と混合され排気通路7を出て行くため、煙が触媒体8に流れ込む温度は高くはない。実験等でグリル庫1内の中央部の温度を測ると約280度程度であった。上記に述べたように、この外気と混合した煙の温度が、触媒体8を活性化する温度を維持することを邪魔しているという問題がある。
【0009】
専用の加熱部2があれば、軽減されるが、上述したように、コストの関係で専用の加熱部2を持たない場合が多くある。そのため、本来有している、触媒体8の浄化性能を充分に発揮できないという問題がある。加えて、受皿13は、油の発火などを防ぐために水を入れる場合が多く、この水の蒸発による水蒸気も100度であるため、同様に煙の温度を触媒体8の活性化の温度域から見れば低下させる要因となり、上記と同様に触媒体8の浄化性能を発揮させにくくしてしまうという問題がある。
【0010】
同時に、調理物3を焼くための加熱部2を、触媒体8の加熱と兼用している場合は、調理物3を焼くために適した形状に設計されてはいるが、触媒体8に最適な加熱形状となっているとは言えない。そのため、充分に触媒体8を均一に加熱することができないという問題もある。
【0011】
また、調理物3の加熱を兼用としているということは、触媒体8と調理物3が加熱部2を挟む用に近接している構成にならざるを得ない。このことは、調理物3が加熱により身がはじけたりした場合、飛び散った身が触媒体8に付着する確率が多くなる。これが度重なれば、煙通過用に触媒体8に設けた孔(図示せず)を塞いでしまうということになり、触媒体8が触媒として作用しないという事態に発展してしまうという課題がある。通常、触媒体8は煙を接触させて酸化分解するため、細かい目のある網目状や孔を有したものが主流である。触媒体8の加熱用に専用の加熱部を持っていれば、それを排気通路7の内部に配置ができ、飛散による付着物が付かない構成にできるが、加熱部2が兼用の場合は難しい。
【0012】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、グリル庫から発生する煙の浄化性能に優れ、かつ、触媒体や排気通路の内壁への調理物からの飛散物の付着を防止して、浄化性能を長く維持でき、またグリルを使わないときでも臭いが生じて使用者に不快感を与えたり、また、菌やゴキブリ等の虫等が繁殖し不衛生になるのを防止し、快適に使用することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、グリル庫と、前記グリル庫内の上方、下方にそれぞれ設けられ調理物を加熱する上加熱部と下加熱部と、内部に触媒体が配設されると共に前記グリル庫内に入口部を有し、前記グリル庫内で発生した煙等を外部に排気する排気通路を備え、前記上加熱部と前記入口部との間にプレートを設けたもので、上加熱部の熱で加熱されたプレートの輻射熱で排気通路内の触媒体が均一にむらなく加熱されると共に、グリル庫内で発生した煙が排気通路の入口部に流入する際に、上加熱部で加熱されたプレートで加熱されることで、触媒体の性能が大幅に向上し浄化、脱臭作用が効率よく行われ、新鮮できれいな排気がキッチンに出て行くため快適な環境で調理ができる。また、加熱調理中に調理物から身などが飛び散ったとしても、プレートがガードの役目をするため、飛び散った身が入口部から排気通路内に侵入したり、触媒体に付着することがない。
【発明の効果】
【0014】
本発明の加熱調理器は、煙の温度を効率よく飛躍的に高温化して、触媒体の性能を大幅に向上させ、浄化、脱臭されたきれいな空気がキッチンに排出されるので快適な環境で調理ができるものである。また、触媒体に調理物の飛散物が付着するのを防ぐことができるので、浄化性能を長く維持でき、煙や臭いが外部に排出されるのを抑制し、又排気通路の内壁に付着する煙の汚れも低減できる。すなわち、グリルを使わないときでも臭いが生じて使用者に不快感を与えたり、また、菌やゴキブリ等の虫等が繁殖し不衛生となるのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
第1の発明は、グリル庫と、前記グリル庫内の上方、下方にそれぞれ設けられ調理物を加熱する上加熱部と下加熱部と、内部に触媒体が配設されると共に前記グリル庫内に入口部を有し、前記グリル庫内で発生した煙等を外部に排気する排気通路を備え、前記上加熱部と前記入口部との間にプレートを設けたもので、上加熱部の熱で加熱されたプレートの輻射熱で排気通路内の触媒体が均一にむらなく加熱されると共に、グリル庫内で発生した煙が排気通路の入口部に流入する際に、上加熱部で加熱されたプレートで加熱されることで、触媒体の性能が大幅に向上し浄化、脱臭作用が効率よく行われ、新鮮できれいな排気がキッチンに出て行くため快適な環境で調理ができる。また、加熱調理中に調理物から身などが飛び散ったとしても、プレートがガードの役目をするため、飛び散った身が入口部から排気通路内に侵入したり、触媒体に付着することがない。
【0016】
第2の発明は、特に、第1の発明のプレートに複数の小孔を設けたもので、小孔を煙が通過するときに、煙に熱を与えるため、煙の温度が上がりやすくなり、それにより触媒体による浄化・脱臭作用がより効率よく行われる。
【0017】
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明のプレートの上加熱部と対向する部分を切り抜いたもので、プレートの切り抜いた部分の近くには上加熱部があるため、煙が、その切り抜いた部分を通過する際に上加熱部の近傍を通り、煙の温度を効率よく上げることができ、それにより触媒体による浄化・脱臭作用がより効率よく行われる。
【0018】
第4の発明は、特に、第3の発明のプレートを上加熱部と略同一高さに配したもので、上加熱部からの輻射熱が遮られことがなくなり、調理物と触媒体を上加熱部とプレートの両方の輻射熱で効率よく加熱することができる。また、両者が同一高さにあるので、煙は、必然的に上加熱部とプレートの隙間を通るため、非常に効率よく煙の温度を上げることができ、それにより触媒体による浄化・脱臭作用がより効率よく行われる。
【0019】
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明のプレートの側部に、端部が入口部と当接又は近接した側面部を延接したもので、煙は、プレートと上加熱部の間のみを通ることになり、煙の温度を確実に上げることが可能となる。
【0020】
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか一つの発明のプレートを略蛇腹状に形成したもので、煙とプレートとの接触面積が増えるので、プレートの熱が煙に効率よく伝達されて、煙の温度がより上昇し、触媒体による浄化・脱臭作用がより効率よく行われる。
【0021】
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明のプレートを、支持金具で上加熱部に支持したもので、プレートの加熱が、上加熱部からの輻射熱だけではなく、支持金具を介して上加熱部の熱伝導でも行われるので、プレートの温度上昇が早く又、高温での維持が可能となり、触媒体による浄化・脱臭作用がより効率よく行われる。
【0022】
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか一つの発明のプレートにフィンを設けたもので、煙が通るときの接触面積を飛躍的に広くでき、かつ煙の接触できる時間を増やすこともでき、煙の高温化に大きく寄与し、触媒体の性能を大幅に向上させることができ、その結果、浄化と脱臭性能が向上し、新鮮できれいな排気がキッチンに出て行くため快適な環境で調理ができるものである。
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0024】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の縦断面図、図2は、加熱調理器のグリル庫を上から見た図である。図3は、図2のA−A拡大断面図である。なお、上記従来例における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
図1において、1は、魚などの調理物3の加熱調理等を行うグリル庫、2は、グリル庫1内において調理物3の加熱を行う加熱部で、両面焼きの加熱のため、グリル庫1内の上方、下方にそれぞれ配した上加熱部4と下加熱部5から構成されている。
【0026】
6は、調理物3の出し入れを行う開閉自在な扉部、7は、一端にグリル庫1内と連通する入口部14を、他端に外部と連通する出口部10をそれぞれ有し、グリル庫1から煙等の排気を行う排気通路で、グリル庫1後方に連結されている。8は、排気通路7内に配設された触媒体である。上記構成により、グリル庫1内で発生し、入口部14より排気通路7内に入った煙や臭いは、触媒体8を通過する際に浄化、脱臭され、排気通路7から出口部10を通過してきれいな空気が排気される。
【0027】
本実施の形態における触媒体8の形状は、図2に示すように略円筒形で、多数の孔があいており、その孔部分に貴金属の触媒を担持している。本実施の形態では、プラチナ触媒を使用している。母材はアルミナを主成分としたセラミックである。15は、金属など熱伝導性に優れた材料からなり、上加熱部4と排気通路7の入口部14との間に設けられたプレートで、その形状は特に限定されない。
【0028】
11は、調理物3を載置する焼き網、12は、グリル庫1を支持する外郭である。焼き網11の下には、加熱調理中に調理物3などから落ちる油や汁を受ける受皿13がある。
【0029】
次に、上記のように構成された加熱調理器により調理物3を調理する方法を説明する。まず、使用者は、調理物3を載せた焼き網11をグリル庫1内に収納し扉部6を閉める。その後、調理開始ボタン(図示せず)を押すと、調理物3を加熱する調理工程が開始する。
【0030】
調理物3が魚や肉等の場合は、加熱すると油脂等が出てくる。その調理物3からの油脂が流れ落ちて下加熱部5に接触すると煙が生じる。また、調理物3が加熱部2により焼かれ表面の温度が上がってくると表面からも煙が立ち昇る。当然、発生した煙はグリル庫1の後方に位置する排気通路7を通じて出口部10から外部に排出される。
【0031】
これらの煙は、油や食材の臭いを含んでいるため、排気通路10内に付着し徐々に汚して臭いを発生させたり、外部への排出時には、キッチンの壁に付着し汚したり、室の中に飛散し臭いや、汚れの原因となるという問題がある。そのため、可能な限り触媒体8で浄化されることが望まれる。
【0032】
図3は、プレート15が設けられた部分の拡大図で、触媒体8と入口部14と上加熱部4とプレート15の高さ方向の位置関係を示すものである。これにより、グリル庫1内で発生した煙は、上加熱部4の上方に位置し、上加熱部4で加熱されたプレート15の表面近傍を通る。その際、煙は、高温になっているプレート15から熱をもらい高温化する。その後、煙が触媒体8に流れ込んでいくが、高温化されているため前述したように触媒体8内での浄化性能は高くなる。すなわち、上加熱部4よりも表面積が大きいプレート15に一旦熱を与え、そこで煙に効率よく熱を与えることができるものである。
【0033】
また、上加熱部4は、下加熱部5と同様に調理物3を焼くというために設計されている。そのため、触媒体8を均一に効率よく加熱することまでは充分に配慮された設計になっていないものが多いし、両立させることも難しい。触媒体8に温度むらができると温度の低い部分の浄化性能はほかの部分より低くなり、性能は低い部分によって支配されてしまうという問題があるが、本実施の形態によれば、プレート15を設けることで、プレート15からの輻射熱が触媒体8を広く加熱するので、触媒体8の加熱の均一化は格段に優れ、上記のような問題点も解消できるものである。
【0034】
従来、調理物3を焼くと、調理物3から加熱により身がはじけたりし、飛び散った身が触媒体8に付着し、これが度重なると、触媒体8の孔を塞いでしまい、触媒体8が触媒として作用しなくなるという事態に発展してしまうが、本実施の形態によれば、プレート15があることにより飛び散った身が先にプレート15によってガードされるため、上述のような問題は起こらない。その結果、触媒体8の性能を長時間維持することができる。
【0035】
図4は、プレートの他の例を示す加熱調理器の要部断面図で、図5は、同プレートの斜視図である。本例では、プレート15に複数の小孔16を設けたもので、小孔16を煙が通過するときに、熱を与えるため、煙の温度が上がりやすく、触媒体8での浄化をさらに向上させることができる。
【0036】
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の要部断面図である。なお、上記実施の形態における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】
本実施の形態は、図6に示すように、プレート15の、上加熱部4と対向する部分15aを切り抜いたもので、切り抜かれた部分15aを通過する煙は、上加熱部4の近傍を通るため、煙の温度を効率よく上げることができる。これにより、触媒体8による浄化性能を向上させることができる。また、切り抜かれた部分15aと調理物3との間に上加熱部4が介在するので、調理物3の身が弾け飛んでも、その切り抜かれた部分15aを通って触媒体8に達することが無い。
【0038】
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態における加熱調理器の要部断面図、図8は、同加熱調理器のプレートの斜視図である。なお、上記実施の形態における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
本実施の形態は、図7に示すように、上記第2の実施の形態におけるプレート15を、上加熱部4と略同一高さ、すなわち、プレート15の切り抜かれた部分15aと上加熱部4とを同一高さになるように配置したものである。本実施の形態では、プレート15の厚みは2mmで、上加熱部4の厚みが約7mmであるので、ほぼその中央高さに合うようにしている。上記構成により、上加熱部4からの輻射熱が遮られことがなくなり、加えてプレート15からの輻射熱が加わり、均一に調理物3と触媒体8を効率よく加熱することができる。また、同一高さにあるということは、煙は、必然的に上加熱部4とプレート15の隙間を通るため、非常に効率よく温度を上げることができ、これにより、触媒体8での浄化・脱臭性能をさらに向上させることができる。
【0040】
(実施の形態4)
図9は、本発明の第4の実施の形態における加熱調理器の要部断面図である。なお、上記実施の形態における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0041】
本実施の形態は、図9に示すように、上記第3の実施の形態におけるプレート15の側部に、端部17aが入口部14と当接又は近接する側面部17を延設したもので、煙はプレート15と上加熱部4の間を必ず通ることになり、煙の温度を確実に上げることが可能となる。これにより、触媒体8での浄化・脱臭をさらに向上させることができる。
【0042】
(実施の形態5)
図10は、本発明の第5の実施の形態における加熱調理器の要部断面図である。なお、上記実施の形態における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】
本実施の形態は、図10に示すように、プレート15を蛇腹状に形成し、煙とプレート15との接触面積を増やすようにしたもので、本実施の形態では、蛇腹の高さLを8mmとしている。上記構成により、煙の温度上昇がよく高くなり、その結果、浄化・脱臭性能がより向上する。
【0044】
(実施の形態6)
図11は、本発明の第6の実施の形態における加熱調理器の要部断面図である。なお、上記実施の形態における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
本実施の形態は、図11に示すように、支持金具19で、プレート15を上加熱部4に支持するようにして、プレート15の加熱を、上加熱部4による輻射熱だけではなく、支持金具19を介して上加熱部4の熱伝導でも行うようにしたもので、プレート15の素早い温度上昇と高温化での維持が可能となる。支持金具19は、プレート15側に設けられ、さらに上加熱部4に直接当たるので、耐熱性の高いステンレス系の耐熱鋼板から形成されている。これにより、触媒体8での浄化・脱臭性能をさらに向上させるものである。
【0046】
(実施の形態7)
図12は、本発明の第7の実施の形態における加熱調理器の要部断面図である。なお、上記実施の形態における加熱調理器と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0047】
本実施の形態は、図12に示すように、プレート15に複数のフィン20を設けたもので、煙が複数のフィン20間を通るときの接触面積が飛躍的に大きくなり、かつ煙の接触できる時間も増やすこともできるので、煙の高温化に大きく寄与するもので、高い浄化性能を維持することができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、煙の温度を高温化して、触媒の温度を均一に高温化することで、浄化・脱臭性能を飛躍的に向上させることができるもので、家庭用、業務用の加熱調理器等の用途に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の縦断面図
【図2】同加熱調理器のグリル庫を上から見た図
【図3】図2のA−A拡大断面図
【図4】加熱調理器のプレートの他の例を示す要部断面図
【図5】同プレートの斜視図
【図6】本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の要部断面図
【図7】本発明の第3の実施の形態における加熱調理器の要部断面図
【図8】同加熱調理器のプレートの斜視図
【図9】本発明の第4の実施の形態における同加熱調理器の要部断面図
【図10】本発明の第5の実施の形態における同加熱調理器の要部断面図
【図11】本発明の第6の実施の形態における同加熱調理器の要部断面図
【図12】本発明の第7の実施の形態における同加熱調理器の要部断面図
【図13】従来の加熱調理器の概略構成を示す簡略断面図
【符号の説明】
【0050】
1 グリル庫
2 加熱部
3 調理物
4 上加熱部
5 下加熱部
7 排気通路
8 触媒体
14 入口部
15 プレート
16 小孔
17 側面部
19 支持金具
20 フィン




 

 


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