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発明の名称 電気掃除機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−54146(P2007−54146A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−240628(P2005−240628)
出願日 平成17年8月23日(2005.8.23)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 福嶋 雅一 / 上野 聖一 / 石橋 崇文
要約 課題
負荷の軽い木床では回転数が高く、電動機の騒音が大きくなっていたり、吸込み力が小さい場合にはごみの吹き飛ばしが生じる不具合があり、上記課題を低減する吸い込み具の騒音が小さい電気掃除機を提供する。

解決手段
回転ブラシを有する吸込み具と、前記回転ブラシを回転させる電動機と、前記電動機の逆起電圧を検出する逆起検出手段を備え、木床等の負荷が小さいときには印加電圧を下げて動作させ、床面からの負荷によって電動機がロック状態になると、印加電圧を上げてロックを解除して電動機を回転させることによって、床面からの負荷によって電動機の印加電圧が可変でき、負荷が軽いときには電力を抑えることで騒音を低減することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
吸込み具に塵埃をかきあげるための回転ブラシと、前記回転ブラシを回転させる電動機と、前記電動機の印加電圧を可変する電動機駆動手段と、前記電動機の逆起電圧を検出する逆起検出手段を備え、木床等の負荷が小さいときには印加電圧を下げて動作させ、じゅうたん等の負荷変化や、使用者が前記吸込み具を床面に押し付けたり等で負荷が重くなり電動機がロック状態になると、印加電圧を上げてロックを解除して電動機を回転させることを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】
吸込み具に塵埃をかきあげるための回転ブラシと、前記回転ブラシを回転させる電動機と、前記電動機の印加電圧を可変する電動機駆動手段と、前記回転ブラシの逆起電圧を検出する逆起検出手段と、吸込み力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機の吸込み力を可変する電動送風機駆動手段を備え、運転の初期段階は、電動機に印加電圧を加えない状態にし、吸込み具を前後に往復させたときの逆起電圧によって操作されたことを検出して電動機に電圧を印加させると共に電動送風機の吸込み力を上げることを特徴とする電気掃除機。
【請求項3】
電動機の印加電圧を複数段階設け、床面および吸込み具の状態によって徐々に印加電圧を可変し、ロックしない最小印加電圧で電動機を回転させることを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。
【請求項4】
電動機の回転方向を切り替える回転方向切り替え手段を備え、通常は印加電圧を下げて正回転方向で電動機を動作させ、電動機の印加電圧が大きくなって所定の印加電圧以上になったら電動機の回転方向を逆回転に反転させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の電気掃除機。
【請求項5】
電動機の回転方向を切り替える回転方向切り替え手段を備え、通常は印加電圧を下げて逆回転方向で電動機を動作させ、電動機の印加電圧が大きくなって所定の印加電圧以上になったら電動機の回転方向を正回転に反転させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の電気掃除機。
【請求項6】
吸込み具の往復動作を検出する往復検出手段を備え、吸込み具を前に押し出しているときと後ろに引いているときで電動機の印加電圧を可変することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の電気掃除機。
【請求項7】
電動機の印加電圧は運転の初期段階のみ低くなっており、負荷によって徐々に上昇していくが、一旦上昇した印加電圧以下にはならず、再度スイッチ操作や吸込み具を浮かす離床など電動機の動作が設定時間以上停止したときに、リセット動作を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の電気掃除機。
【請求項8】
集塵経路内に塵埃の通過を検出するごみ検出手段を備え、電動機を動作させている印加電圧によって床面を判断し、前記ごみ検出手段の感度を変えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の電気掃除機。
【請求項9】
電動機の回転方向を操作できる操作スイッチを備え、使用者が回転方向を選択できることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の電気掃除機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機に関するもので、特に吸込み具に内蔵されている電動機の静穏かに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気掃除機は、図8に示すように掃除機本体101に電動送風機102と信号処理部103がある制御回路104が内蔵され、手元操作部105と掃除機本体101を接続するホース106と、吸込み具107に内蔵されている電動機108と、電動機108によって回転する塵埃をかきあげる回転ブラシ109と吸込み具107と手元操作部105を接続する延長管110とから構成されており、手元操作部105によって電動送風機102の吸込み力コントロールや電動機108回転の有無を制御している。またホースの芯線数や、接点数を抑えるために商用電源の片側を電動機108まで接続し、その線を基準として電源および手元操作信号伝達を行うように構成されている。また電動機の電流を検出し、過電流時には電動機を停止するものもある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−248070号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の構成においては、吸込み力に対して回転ブラシの印加電圧は一定であり、また床面においても一定の印加電圧であっため、じゅうたん等の負荷が重い条件でごみ取れ性を確保するために一定回転数以上を回転させる必要があり、その条件で電動機の設定をおこなっているため、負荷の軽い木床では回転数が高くなって、電動機の騒音が大きくなり、さらには、ごみの吹き飛ばしが生じる不具合があった。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、床面に合った印加電圧で吸込み具の回転ブラシ用電動機を動作させることで電動機の騒音を抑え、さらにはごみの吹き飛ばしも抑えた使い勝手の高い電気掃除機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸込み具に塵埃をかきあげるための回転ブラシと、前記回転ブラシを回転させる電動機と、前記電動機の印加電圧を可変する電動機駆動手段と、前記電動機の逆起電圧を検出する逆起検出手段を備え、木床等の負荷が小さいときには印加電圧を下げて動作させ、じゅうたん等の負荷変化や、使用者が前記吸込み具を床面に押し付けたり等で負荷が重くなり電動機がロック状態になると、印加電圧を上げてロックを解除して電動機を回転させるものである。
【0006】
これによってじゅうたん上での負荷が重い床面では印加電圧を上げて電動機は動作を行い、木床等の負荷が軽い床面では印加電圧を下げて電動機を動作させることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の電気掃除機は、じゅうたん上での負荷が重い床面では印加電圧を上げて電動機の動作を行うため、ごみの取れ性は満足し、木床等の負荷が軽い床面では印加電圧を下げて電動機を動作させることで、回転数を抑え、騒音が低減され、更にはごみの吹き飛ばしも低減される。また床面に応じた印加電圧にて動作するため余分な電力が抑えられているだけでなく、電源電圧変動にも自動的に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、吸込み具に塵埃をかきあげるための回転ブラシと、前記回転ブラシを回転させる電動機と、前記電動機の印加電圧を可変する電動機駆動手段と、前記電動機の逆起電圧を検出する逆起検出手段を備え、木床等の負荷が小さいときには印加電圧を下げて動作させ、じゅうたん等の負荷変化や、使用者が前記吸込み具を床面に押し付けたり等で負荷が重くなり電動機がロック状態になると、印加電圧を上げてロックを解除して電動機を回転させることにより、じゅうたん上での負荷が重い床面では印加電圧を上げて電動機は動作を行うためごみの取れ性は満足しつつ、木床等の負荷が軽い床面では印加電圧を下げて電動機を動作させることで、回転数を抑え、騒音が低減され、更にはごみの吹き飛ばしも低減される。また床面に応じた印加電圧にて動作するため余分な電力が抑えられているだけでなく、電源電圧変動にも自動的に対応することができる。
【0009】
第2の発明は、吸込み具に塵埃をかきあげるための回転ブラシと、前記回転ブラシを回転させる電動機と、前記電動機の印加電圧を可変する電動機駆動手段と、前記回転ブラシの逆起電圧を検出する逆起検出手段と、吸込み力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機の吸込み力を可変する電動送風機駆動手段を備え、初期段階は電動機に印加電圧を加えない状態にしておき、吸込み具を前後往復させたときの逆起電圧によって操作されたことを検出して電動機に電圧を印加させると共に電動送風機の吸込み力をあげることにより、じゅうたん上での負荷が重い床面では電動送風機の吸込み力もあげて取れ性は満足しつつ、木床等の負荷が軽い床面では電動送風機の吸込み力も下げることで、さらに騒音が低減され、ごみの吹き飛ばしも低減される。また床面に応じた吸込み力で動作するため余分な電力が抑えることができる。
【0010】
第3の発明は、電動機の印加電圧を複数段階設け、床面および吸込み具の状態によって徐々に印加電圧を可変し、ロックしない最小印加電圧で電動機を回転させることにより、床面に応じた最適な印加電圧で動作可能であり、すべての床面での騒音低減、省エネを行うことができる。
【0011】
第4の発明は、電動機の回転方向を切り替える回転方向切り替え手段を備え、通常は印加電圧を下げて正回転方向で電動機を動作させ、電動機の印加電圧が大きくなって所定の印加電圧以上になったら電動機の回転方向を逆回転に反転させることにより、ごみが比較的にとりやすい負荷の軽い床面では正回転で動作させることで自走性を重視し、じゅうたん上での負荷の重い床面では、逆方向で回転させることでかきあげ力を重視することで、じゅうたん上に入り込んだごみの集塵項率が向上できる。
【0012】
第5の発明は、電動機の回転方向を切り替える回転方向切り替え手段を備え、通常は印加電圧を下げて逆回転方向で電動機を動作させ、電動機の印加電圧が大きくなって所定の印加電圧以上になったら電動機の回転方向を正回転に反転させることにより、操作性が比較的に軽い負荷の軽い床面では逆回転で動作させることでかきあげ力を重視し、じゅうたん上での操作性が重い床面では、正方向で回転させることで自走性を重視することで、じゅうたん上での操作性が向上できる。
【0013】
第6の発明は、吸込み具の往復動作を検出する往復検出手段を備え、吸込み具を前に押し出しているときと後ろに引いているときで電動機の印加電圧を可変することにより、往復動作時に最適な印加電圧で動作させることができるため、さらなる騒音低減、省エネを実現することができる。
【0014】
第7の発明は、電動機の印加電圧は初期のみ低くなっており、負荷によって徐々に上昇していくが一旦上昇した印加電圧以下にはならず、再度スイッチ操作や吸込み具を浮かす離床など電動機の動作が設定時間以上停止したときに、リセット動作を行うことにより、吸込み具の往復動作の速度の違いや床面に対して押し付け力の違いなどによる負荷変動が生じても安定して電動機を動作させることができる。
【0015】
第8の発明は、集塵経路内に塵埃の通過を検出するごみ検出手段を備え、電動機を動作させている印加電圧によって床面を判断し、前記ごみ検出手段の感度を変えることにより、床面に合ったごみ検出感度で検出することができる。
【0016】
第9の発明は、電動機の回転方向を操作できる操作スイッチを備え、使用者が回転方向を選択できることにより、掃除状況にあった掃除を行うことができる。
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なおこの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の回路ブロック図、図2に電気掃除機の外観図を示すものである。
【0019】
図2において、1は電気掃除機本体であり、2は吸引力を発生させ、塵埃を集塵室(図示せず)に集塵するための電動送風機を内蔵している。3はホースであり、前記電動送風機2の吸引力の強弱などを変化させる電気掃除機の運転モードを切り替える手元操作部4と掃除機本体1を接続している。6は床面に接して被掃除面の塵埃等を吸引させるための吸込み具であり、被掃除面の塵埃をかきあげる回転ブラシ7と回転ブラシ7を駆動する電動機8を内蔵している。前記回転ブラシ7はベルト(図示せず)などを介して、前記電動機8により駆動されたり、あるいは前記回転ブラシ7内に電動機8を内蔵し、ギア(図示せず)などを介して前記回転ブラシ7を駆動させる方法などがある。5は延長管で、前記吸込み具6と前記ホース4とを連通させている。手元操作部4を操作し、前記電動送風機2および電動機8を駆動させることで、吸込み具6から被掃除面の塵埃はかきあげられ、前記塵埃は、延長管5、ホース3を通って電気掃除機本体1へと運搬され、塵埃は電気掃除機本体1内に内蔵された集塵室(図示せず)に集塵されるとともに、吸込み風は前記電気掃除機本体1より排出される。前記手元操作部4からの操作を受けて、電動送風機2および電動機8の動作を制御している制御回路9は掃除機本体1に内蔵されている。
【0020】
また図1において、本実施の形態の電気掃除機は、電気掃除機本体1、手元操作部4を備えたホース3、延長管5、吸込み具6の4つのブロックに分けられ、10は回転ブラシ7を回転駆動させる電動機8を位相制御するための電動機駆動手段である。11は逆起検出手段であり、本実施例では制御回路9の第2の直流電源12から抵抗を介して電動機駆動手段10に接続され電動機8に接続されている。また吸込み具6に内蔵されている安全スイッチ13のON/OFFを検出するために安全スイッチ13の両端にそれぞれ抵抗を介して電動機駆動手段10に接続されており、ロックされると位相制御しているOFF時の電圧が逆起電圧によって、電圧が変化することでロックを検出している。14は吸込み力を発生させる電動送風機2を位相制御するための電動送風機駆動手段であり電動送風機2と直列に接続されている。15は電動送風機2および電動機8に供給する電力を制御する制御手段であるマイクロコンピュータであり、手元操作部4のスイッチ操作情報およびロック検出手段11からのロック情報を取り込み、その情報をもとに、電動機駆動手段10および電動送風機駆動手段14へ位相制御ための点弧パルスを出力し、制御を行っている。16は手元操作部4の信号を制御回路11に伝達するための第1の直流電源装置でコモンラインを基準に負電源で構成されている。またこの第1の直流電源装置16は本体1とホース3の接点の信頼性を向上させるために12V以上の負電源としている。12はマイクロコンピュータ15の電源となる第2の直流電源装置であり、第1の直流電源装置16から降圧して作成しており、コモンラインを基準に負電源となっている。17は電気掃除機に電力を供給する商用電源である。
【0021】
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
【0022】
手元操作部4には、図1に示すように複数のスイッチSW1〜SW3と抵抗r1〜r4が内蔵されており、本体1側の回路に内蔵された抵抗Rとの分割電圧の変化によって手元操作がどのように行われているかを認識し、電動機駆動手段10および電動送風機駆動手段14にマイクロコンピュータ15から信号が出力され、電動送風機2および電動機8を手元操作に応じた吸込み力で動作を行う。電動機8の動作ラインには電動機8と直列に接続された安全スイッチ13があり、安全スイッチ13の前後に図1に示すように抵抗r5とr6が内蔵されており、本体1側の回路に内蔵された抵抗R2、R3との分割電圧の変化によって安全スイッチ13がONされているか、電動機8が回転されているかをマイクロコンピュータ15は認識し、電動送風機2の吸込み力を制御している。ここで上記安全スイッチ13のON/OFFや電動機8の回転を認識するためおよび、手元操作信号を確実に伝達するために電動機8は一定時間のOFF期間を有している。これはホース3には抵抗成分が存在するため電動機8に電流を流すと、抵抗成分で電圧降下が生じ直流成分に交流成分が重畳されてしまうために、手元操作が正常に伝達されなくなってしまうからである。またこの一定期間のOFFの中で分割電圧で吸込み具6の状況を認識することも同時に行っている。手元操作を行うとマイクロコンピュータ15は電動機8に小さい位相制御信号で動作するように電動機駆動手段10に信号を伝達し、位相制御された電圧で電動機8は動作を行う。ここで正常に回転を行っている状態であるとOFF期間の電圧は逆起電圧があるためV=5(V)*R2/(R2+R3+r5とr6の合成抵抗)(例えば2V)となるが、電動機8が床面からの負荷によってロックされると、V=5(V)*R2/(R2+R3)(例えば2.8V)となり電圧が変化する。図3に電圧波形の変化を示す。この電圧変化をマイクロコンピュータ15が認識してロックを検出すると位相値を電圧が高くなるように変化させる。更に負荷が大きくなってまたロック検出を行うと更に電圧が高くなるように徐々に位相値を変えていくように動作する。また、負荷が重くなるということはじゅうたん上などのごみが集塵しにくい床面であることが認識できるため、電動送風機2の吸込み力も上昇するように電動送風機駆動手段14に信号を伝達して動作を行う。なおこの電圧変化は完全にロック状態でなくてもある程度回転数が小さくなった時点で商用電源7電圧の低いタイミングから変化してくるためこれを検出して制御してもよいことは言うまでもない。また電動機8の初期印加電圧を0Vとすれば、回転していないときにはV=(5(V)−電動機内蔵整流手段VF)*R2/(R2+R3)(例えば2.3V)が使用者が吸込み具6を往復動作することで床面からの負荷で強制的に回転する。逆起電圧が発生するため正回転時にはV=5(V)*R2/(R2+R3+r5とr6の合成抵抗)(例えば2V)となり逆回転時にはV=5(V)*R2/(R2+R3)(例えば2.8V)と変化するため、それを検出することで始めて電動機8を回転させるようにすることで、初期段階の無駄な電力も抑えられる。
【0023】
ここで床面の負荷が軽くなった場合に印加電圧が下げるように予め設定した時間経過後、位相を一旦落しロックするかどうかの確認を一定間隔毎に確認し、ロックがしないようであればその後も位相を落とした状態で動作を行うように動作することで、負荷が軽くなった場合には印加電圧を下げて動作を行うことができる。しかしながら電動機8の電力制御が頻繁に変わらないように印加電圧が上昇する場合にはロックを検出して上昇していくが、下げる方には制御は行わないで、電動機8の動作が床面を変えるために吸込み具6を一旦上げて動作が停止したときや、手元操作を行ったときに一旦位相電圧をリセットして初期設定から行うようにすることも容易に行える。
【0024】
以上のように、本実施の形態においては初期状態では0Vまたは小さい印加電圧で電動機8を回転させておき、ロック状態での逆起電圧を検出し、徐々に印加電圧を上昇させていくことができるため、木床等の負荷が軽い床面では回転数を抑えることができ、騒音が低減され、ごみの吹き飛ばしも低減される。また床面に応じた印加電圧にて動作するため余分な電力が抑えられているだけでなく、電源電圧変動にも自動的に対応することができる。
【0025】
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における回路ブロック図である。
【0026】
図4において、20は電動機8の回転方向を切り替える回転方向切り替え手段で吸込み具6内に商用電源を整流する整流手段21と電動機8の電流経路を切り替えるリレー22と前記リレー22を駆動するリレー駆動手段23で構成されている。この整流手段21とリレーと22は安全スイッチ13と電動機8の間に接続されている。ここでリレー22の切り替えは本体1のマイクロコンピュータ15で制御されており、本体1から吸込み具6まで信号伝達用に接続されている。その他の構成については実施の形態1と同構成あり、説明は省略する。
【0027】
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
【0028】
手元操作部4からの信号によって電動送風機2および電動機8を手元操作に応じた吸込み力で動作を行う。電動機8の回転方向は通常では正回転方向に回転しており自走効果によって軽い操作性を実現している。電動機8が床面からの負荷によってロックされると、マイクロコンピュータ15がロックを検出し、位相値を電圧が高くなるように変化させる。更に負荷が大きくなってまたロック検出を行うと更に電圧が高くなるように徐々に位相値を変えていくように動作する訳であるが、ここである一定以上の位相値まで上昇すると、マイクロコンピュータ15はリレー22に切り替え信号を伝達し、電動機8の回転方向が逆回転に反転される。逆回転になることによって自走効果がなくなり、かきあげ力が大きくなるようになる。つまり位相が大きくなるということは負荷が重いじゅうたん上などのゴミが集塵しにくい床面であることから回転方向を反転させてかきあげ力をあげてごみを集塵しやすいように動作することでゴミの集塵効率があがる。
【0029】
また上記と逆に通常は逆回転方向に回転しており、負荷が重くなって操作がしにくくなったら正回転になって操作がし易くなるようにすれば、軽い操作性で掃除が行うことができる。さらに電動機8の回転方向を手元操作部4で使用者が選択できるようにすれば、速く掃除をすませたいときや、しっかり掃除を行いたいときなどの使用者の状況に応じて選択することができ、使用者の場合に応じた掃除が行えるようになる。
【0030】
以上のように、本実施の形態においてはロック状態での逆起電圧を検出し、徐々に印加電圧を上昇させていき、設定された印加電圧以上になると電動機8の回転方向が変わるため、逆回転に反転させればゴミの集塵効率が上がり、正回転に反転させれば軽い操作性が実現できる。また使用者が回転方向を選択できれば使用者の状況に応じて選択することができ、使用者に合った掃除が行えるようになる。
【0031】
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における往復検出手段29の構成を示す簡略図であり、図6は、本発明の第3の実施の形態における回路ブロック図である。
【0032】
図5に示すように往復検出手段29は吸込み具6内に備えており、円筒状電極30とその両端の底面の部分には絶縁物34、35をはさんで円盤状電極31、32を配置して、その内部には導電球33を有する構成になっている。
【0033】
回路構成は図6に示すように往復検出手段29からの信号がマイクロコンピュータに15に入力されるように、本体1から吸込み具6まで信号伝達用に接続されている。また往復検出手段の動作検出のために商用電源から直流電源を構成していることは言うまでもない。また往復検出手段でどちらの円盤状電極31、32に接しているかは抵抗r7、r8本体抵抗R4の分割電圧によって検知している。
【0034】
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
【0035】
手元操作部4からの信号によって電動送風機2および電動機8を手元操作に応じた吸込み力で動作を行う。ここで吸込み具6を前方に押し出しているとき(以後前方移動)には往復検出手段29の導電球33は加速度によって延長管5側に移動し、延長管5側の円盤状電極32に接触し、r8とR4の分割電圧がマイクロコンピュータ15に入力され、また後ろに引いているとき(以後後方移動)には導電球33が円盤状電極31に接触し、r7とR4の分割電圧がマイクロコンピュータ15に入力されることによって、前方移動しているのか後方移動しているのかが検出できる。電動機8はロック検出ととともに位相値を変え電動機8のトルクを大きくしていくように動作を行うことは実施の形態1で説明した通りであるが、そのロック検出を吸込み具6が前方移動時と後方移動時とで場合分けを行い、前方移動時にロックを検出した場合には前方移動時の位相値のみを可変し、後方移動時にロックを検出した場合には後方移動時の位相値のみを可変するように動作する。
【0036】
以上のように、本実施の形態においては前方移動時と後方移動時とで場合分けを行い、前方移動時にロックを検出した場合には前方移動時の位相値のみを可変し、後方移動時にロックを検出した場合には後方移動時の位相値のみを可変するようにすることにより、往復動作時に最適な印加電圧で動作させることができるため、騒音低減、省エネを実現することができる。
【0037】
(実施の形態4)
図7は、本発明の第4の実施の形態における回路ブロック図である。40はゴミ検出手段でゴミの集塵経路内に発光素子と受光素子を備え、ごみが通過して光が遮られることにより受光素子の電圧が変化し、ゴミの通過を検出するものであり、ゴミ検出手段40からの信号はマイクロコンピュータ15に入力されるように接続されている。
【0038】
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
【0039】
ゴミ検出手段40からの信号はゴミの通過によってHI、LOWのパルス信号がマイクロコンピュータ15に入力される。ここで電動機8の印可電圧が小さい、負荷の小さい床面では、木床等のゴミが比較的に集塵しやすいため、ゴミ検出は掃除の初期段階は多いが、すぐにゴミが集塵され、ゴミ検出はしなくなり、ゴミがなくなったことを報知手段によってお知らせする。しかしながら電動機8の印加電圧が大きい、じゅうたんのような毛がある床面ではゴミがなくてもじゅうたんの毛がとれ、このじゅうたん毛によってゴミ検出を行ってしまい、掃除がいつまでたっても終了できないため、ゴミがあることをお知らせするゴミのカウント数を変えることでゴミ検出手段40の感度を変えるように動作する。このゴミパルスカウント数は印加電圧によって設定されており、負荷が大きいほど大きいカウント数になっている。
【0040】
以上のように、本実施の形態において、ゴミ検出手段40の感度は電動機8の印加電圧によって変化するため、床面に合ったごみ検出感度で検出することができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、ごみの取れ性は満足しつつ、木床等の負荷が軽い床面では印加電圧を下げて電動機を動作させることで、回転数を抑え、騒音が低減され、更にはごみの吹き飛ばしも低減される。また床面に応じた印加電圧にて動作するため余分な電力も抑えられる環境に優しい電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電気掃除機の回路ブロック図
【図2】同、電気掃除機の外観図
【図3】(a)同、電気掃除機の商用電源波形図(b)同、電気掃除機の電動機駆動手段の位相タイミング図(c)同、電気掃除機の電動機ロック検出波形図
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す電気掃除機の回路ブロック図
【図5】(a)本発明の第3の実施の形態を示す往復検出手段の簡略図(b)同、往復検出手段の詳細概念図(c)同、往復検出手段の円筒状電極と円盤状電極の関係を示す図
【図6】同、電気掃除機の回路ブロック図
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す電気掃除機の回路ブロック図
【図8】従来の電気掃除機の外観図
【符号の説明】
【0043】
7 回転ブラシ
8 電動機
10 電動機駆動手段
11 逆起検出手段
20 回転方向切り替え手段
29 往復検出手段
40 ゴミ検出手段




 

 


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