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発明の名称 電気掃除機用集塵袋及び電気掃除機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37818(P2007−37818A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−226440(P2005−226440)
出願日 平成17年8月4日(2005.8.4)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 三谷 知已 / 北村 秀典 / 伊藤 幸一 / 岩佐 徹
要約 課題
塵埃による悪臭を長期間に渡って、容易に且つ効果的に脱臭できる電気掃除機用集塵袋を提供する。

解決手段
口芯2より突出した取っ手5bを引き、シール部5aを引き剥がすことで、脱臭剤3aを排出する準備が容易に行え、掃除機運転時、塵埃吸引時の吸引風により、収納ケース3内の粒状又は粉状の脱臭剤3aが収納ケース3より排出され、それが、吸引される塵埃と混合して袋状体4内に堆積することにより、塵埃と脱臭剤3aの接触面積が極めて広くなり、しかもその接触時間が長時間化するので、脱臭効果が大きくしかも長時間にわたって脱臭を持続でき、常に快適に掃除を行うことができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
塵埃吸引用の開口部を有すると共に電気掃除機内に装着される口芯と、前記口芯の開口部より吸引された塵埃を捕集する袋状体と、前記口芯の開口部に連通するとともに内部に粒状又は粉状の脱臭剤を収納し、この脱臭剤の排出口を有した収納ケースと、片面に接着面を有し、一端にこの接着面側で前記脱臭剤排出口を塞ぐシール部を有し、他端に前記口芯より突出した取っ手を有し、取っ手部と接着シール部が同一面上でない薄板状の部品からなっていて、前記取っ手の接着面の反対側に印刷などによる表示を有し、その部分を折り返すことで接着面側に表示を設けた電気掃除機用集塵袋。
【請求項2】
薄板状の部品の取っ手を口芯前方から上方に突出させ、その端部を吸気下流側に折り曲げ、その先端部分を前記吸気下流側に位置する部品の一部に引っ掛けて一時的に固定した請求項1に記載の電気掃除機用集塵袋。
【請求項3】
先端部分の一部について接着面を露呈させた請求項2に記載の電気掃除機用集塵袋。
【請求項4】
薄板状の部品の取っ手の端部を環状にした請求項1に記載の電気掃除機用集塵袋。
【請求項5】
薄板状の部品の取っ手の一部を、口芯など別部品に一時的に固定した請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用集塵袋。
【請求項6】
薄板状の部品の取っ手の一部を、接着によって一時的に固定した請求項5に記載の電気掃除機用集塵袋。
【請求項7】
薄板状の部品の取っ手の一部に接着面を露呈させた請求項6に記載の電気掃除機用集塵袋。
【請求項8】
薄板状の部品の取っ手の一部にスリットを設け、口芯など別部品に引っ掛けることで一時的に固定した請求項5に記載の電気掃除機用集塵袋。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機用集塵袋が装着される集塵室と、前記集塵室内に空気を吸引するための電動送風機を備えた電気掃除機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機用集塵袋及び電気掃除機に関するもので、特に、電気掃除機用集塵袋内に堆積した塵埃の脱臭に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、電気掃除機用集塵袋内に堆積した塵埃の脱臭方法として、紙パックや集塵フィルターに脱臭剤を含浸させて、その脱臭剤によって塵埃から発する臭いを脱臭するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
又、電気掃除機の電気掃除機用集塵袋を収納する集塵室内空間に消臭芳香剤を設置したものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平5−70871号公報
【特許文献2】特許第2810090号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の脱臭方法では、脱臭剤が紙パックや集塵フィルターの濾材のみに含浸されているだけなので、その濾材と塵埃との接触面積が少なく、かつ、接触時間も瞬間的であるため、十分な脱臭効果が得られない、という課題があった。そのため、上記従来の紙パックや集塵フィルターを装着した電気掃除機を運転した時に、塵埃の種類や蓄積期間によっては、電気掃除機からの排気風に混じって悪臭が発せられ、不快なものであった。
【0005】
又、特許文献2に記載された構成は、集塵室内空間に消臭芳香剤を設置することで、集塵室内に消臭成分を飛散させて、電気掃除機用集塵袋内の塵埃の消臭を行い、運転時の排気臭を緩和させるようにしたものであるが、消臭芳香剤は、塵埃の臭気に別に香りを混合させて、排気臭を緩和するため、根本的な臭気の除去には至らず、吸引した塵埃の種類によっては、不快な異臭として電気掃除機から排気されるという課題を有していた。
【0006】
また、前記従来の構成では、多量の塵埃を吸引して、長期に渡って保持できる集塵袋式掃除機では、吸引気流がほぼ全て塵埃中を通過するため、吸塵量の増加に従い、臭気発生量が増加し、集塵袋の許容量に近い状態では、臭気発生が大幅に増加するため、消臭芳香剤の消臭効果では、ほとんど効果が得られないという課題を有していた。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電気掃除機用集塵袋内の塵埃量や、貯留期間に関係なく、電気掃除機使用時の排気に含まれる塵埃由来の臭気を大幅に低減し、且つ電気掃除機用集塵袋を容易に交換、使用することで使用勝手の良い電気掃除機用集塵袋及び電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機用集塵袋は、塵埃吸引用の開口部を有すると共に電気掃除機内に装着される口芯と、前記口芯の開口部より吸引された塵埃を捕集する袋状体と、前記口芯の開口部に連通するとともに内部に粒状又は粉状の脱臭剤を収納し、この脱臭剤の排出口を有した収納ケースと、片面に接着面を有し、一端にこの接着面側で前記脱臭剤排出口を塞ぐシール部を有し、他端に前記口芯より突出した取っ手を有し、取っ手部と接着シール部が同一面上でない薄板状の部品からなっていて、前記取っ手の接着面の反対側に印刷などによる表示を有し、その部分を折り返すことで接着面側に表示を設けたもので、集塵袋使用前までは脱臭剤をシールしているので脱臭性能の劣化はなく、また集塵袋使用開始時には脱臭剤をシールしている部品が一目瞭然で分かり、簡単にシール部を外すことができ、塵埃吸引時の吸引風により、収納ケース内の粒状又は粉状の脱臭剤が収納ケースより排出され、それが、吸引される塵埃と混合して袋状体内に堆積することにより、塵埃と脱臭剤の接触面積が極めて広く、しかも脱臭剤が、電気掃除機用集塵袋が廃棄或いは、袋状体が空にされるまで残っているので、脱臭効果が大きくしかも長時間持続できるので、常に快適に掃除を行うことができる。
【0009】
また、本発明の電気掃除機は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機用集塵袋が装着される集塵室と、前記集塵室内に空気を吸引するための電動送風機を備えたもので、優れた脱臭性能を長期間にわたって発揮し、常に快適に使用することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の電気掃除機用集塵袋及び電気掃除機は、塵埃由来の悪臭が排気に含まれるのを大幅に低減し、かつ電気掃除機用集塵袋を容易に交換、使用することで長期に渡って脱臭効果を維持させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、塵埃吸引用の開口部を有すると共に電気掃除機内に装着される口芯と、前記口芯の開口部より吸引された塵埃を捕集する袋状体と、前記口芯の開口部に連通するとともに内部に粒状又は粉状の脱臭剤を収納し、この脱臭剤の排出口を有した収納ケースと、片面に接着面を有し、一端にこの接着面側で前記脱臭剤排出口を塞ぐシール部を有し、他端に前記口芯より突出した取っ手を有し、取っ手部と接着シール部が同一面上でない薄板状の部品からなっていて、前記取っ手の接着面の反対側に印刷などによる表示を有し、その部分を折り返すことで接着面側に表示を設けたもので、集塵袋使用開始時には脱臭剤をシールしている部品が一目瞭然で分かり、簡単にシールを外すことができ、塵埃吸引時の吸引風により、収納ケース内の粒状又は粉状の脱臭剤が収納ケースより排出され、それが、吸引される塵埃と混合して袋状体内に堆積することにより、塵埃と脱臭剤の接触面積が極めて広く、しかも脱臭剤が、電気掃除機用集塵袋が廃棄或いは、袋状体が空にされるまで残っているので、脱臭効果が大きくしかも長時間持続できるので、常に快適に掃除を行うことができる。
【0012】
第2の発明は、特に、第1の発明の薄板状の部品の取っ手を口芯前方から上方に突出させ、その端部を吸気下流側に折り曲げ、その先端部分を前記吸気下流側に位置する部品の一部に引っ掛けて一時的に固定したもので、取っ手が周囲のものに触れる機会を少なくでき、不意に脱臭剤のシール部を外してしまうことによる脱臭剤のこぼれを防止することができる。
【0013】
第3の発明は、特に、第2の発明の先端部分の一部について接着面を露呈させたもので、一時的な固定をより確実なものにすることができる。
【0014】
第4の発明は、特に、第1の発明の薄板状の部品の取っ手の端部を環状にしたもので、脱臭剤のシール部を外す際の、薄板状の部品の操作を容易に行うことができる。
【0015】
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の薄板状の部品の取っ手の一部を、口芯など別部品に一時的に固定したもので、やはり薄板状の部品が周囲のものに触れる機会を少なくでき、不意に脱臭剤のシール部を外してしまうことによる脱臭剤のこぼれを防止することができる。
【0016】
第6の発明は、特に、第5の発明の薄板状の部品の取っ手の一部を、接着によって一時的に固定したもので、一時的な固定をより確実なものにすることができる。
【0017】
第7の発明は、特に、第6の発明の薄板状の部品の取っ手の一部に接着面を露呈させたもので、薄板状の部品のみが接着部を設けるだけで、一時的な固定をより安価で且つ確実なものにすることができる。
【0018】
第8の発明は、特に、第5の発明の薄板状の部品の取っ手の一部にスリットを設け、口芯など別部品に引っ掛けることで一時的に固定したもので、機械的な固定により、接着剤の塗布状況に左右されない確実な一時的な固定ができる。
【0019】
第9の発明は、特に、第1〜8のいずれか一つの発明の電気掃除機用集塵袋が装着される集塵室と、前記集塵室内に空気を吸引するための電動送風機を備えたもので、優れた脱臭性能を長期間にわたって発揮し、常に快適に使用することができる電気掃除機を提供することができる。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0021】
(実施の形態1)
図1〜7において、本実施の形態における電気掃除機用集塵袋1(以下“集塵袋1”という)は、塵埃吸引用の開口部2aを有し、紙材又は樹脂材からなる口芯2と、口芯2の裏面(電気掃除機に装着した時に、吸引風の下流側になる面)に取着されると共に粒状又は粉状の脱臭剤3aを収納する収納ケース3と、前面に塵埃吸引用の吸引口4aを有し、紙や布などからなる濾材で袋状に形成された袋状体4から構成されている。本実施の形態では、袋状体4を収納ケース3の裏面に接着して取り付けている。
【0022】
収納ケース3は、開口部3bを備え、その開口部3bを形成すると共に口芯2の開口部2aから流入する吸引風の流れと平行な内周面3cには、収納ケース3の内部と開口部3bとを連通し、内部に収納された脱臭剤3aが排出される排出口3dが複数個設けられている。
【0023】
薄板状の部品5は、一端を略中央で二分割し、その分割された各々の全体もしくはその一部に接着部を設けることで、前記内周面3cに対面して排出口3dを塞ぐシール部5aとし、他端に前記口芯2より突出する長さを有する取っ手5bとし、取っ手5bの一部で且つ前記シール部と同一面側に接着部を設け、この接着部の略中央で接着部が内側になるように折り返して貼り合わせ、折り返した正面には「ゆっくり引き抜く」や移動方向を示す矢印といった、本部品の離脱を推奨する旨の表示5cを行い、さらに前記シール部5aの一部を折り曲げることで取っ手5bと接着シール部5aを略直角に形成する。
【0024】
集塵袋1の組み立ての際には、言うまでもなく、口芯2の開口部2aと、収納ケース3の開口部3b及び袋状体4の吸引口4aが連通するように、それぞれの位置を合致させて取着される。
【0025】
本実施の形態では、脱臭剤3aとして、取り扱いの容易なゼオライトを使用している。
【0026】
次に、本実施の形態における集塵袋1が装着される電気掃除機について、図6、図7を用いて説明する。
【0027】
電気掃除機本体6(以下”掃除機本体6“という)は、後部に走行用の後輪7が一対、前部に同じく走行用の前輪キャスター8が設けられている。掃除機本体6の前面には、後述の集塵室に連通する吸気口10が設けられ、この吸気口10にホース11の一端に設けた接続パイプ11aが接続され、ホース11の他端には、電気掃除機を使用する際に操作する先端パイプ11bが設けられている。さらに先端パイプ11bは、延長管12を介して床用吸い込み具13に接続される。
【0028】
上記掃除機本体6はその前部に、図7に示すように集塵袋1を装着自在に収納すると共に集塵蓋14で開閉自在に覆われる集塵室15が、後部に、吸引風を発生させる電動送風機16を収納する電動送風機室17が、背面に電動送風機室17と外部を連通し、電動送風機16からの排気風を排出する排気口(図示せず)がそれぞれ配されている。18は、集塵室15と電動送風機室17とを仕切る隔壁で、集塵室15と電動送風機室17とを連通する格子状の開口18aが設けられている。
【0029】
掃除機本体6の前部に設けた吸気口10の後端に、ゴム、塩化ビニール、シリコーンなどの弾性材料からなり後方に円環状のリップ20aを有するパッキン20が設けられている。
【0030】
掃除機本体6への本実施の形態における集塵袋1の装着は、まず集塵袋1の口芯2の下端を掃除機本体6の底部に設けた溝部22に挿入し、口芯2の上端を、掃除機本体6に傾動自在に設けられたフック23に引っ掛けることにより完了する。なお口芯2が所定に位置に取り付けられている状態では、パッキン20のリップ20aが口芯2の開口部2aの周縁に圧接され、気密を保つようになっている。
【0031】
次に、本実施の形態における集塵袋1を装着した電気掃除機の作用、動作について述べる。
【0032】
掃除機本体6に装着した集塵袋1の薄板状の部品5について、口芯2より突出した取っ手5bを、表示5cにしたがって矢印の方向に引き、容易にシール部5aを引き剥がすことで、収納ケース3の排出口3dを開放し、脱臭剤3aを排出する準備が完了する。次に掃除機本体6から導出した電源コード(図示せず)のプラグ(図示せず)を壁コンセント(図示せず)に差し込み、先端パイプ11bに設けたスイッチ11cを操作すると、電動送風機16の運転が開始し、それによって発生した吸引力が、ホース11、延長管12を経て、床用吸い込み具13の底面に設けた吸い込み口(図示せず)に作用し、周囲の空気と共に、床面の塵埃が吸引される。
【0033】
床用吸い込み具13の吸い込み口から流入した空気は吸引風となって、塵埃と共に、延長管12、ホース11、吸気口10を経て、口芯2の開口部2a、収納ケース3の開口部3b、袋状体4の吸引口4aを通って、袋状体4内に流入し、そこで塵埃が捕集され、きれいになった空気が、電動送風機16を通って、排気口から外部に排出される。
【0034】
そして、塵埃を含んだ吸引風が、収納ケース3の開口部3bを通過する際に、図5に示すように、排出口3dを通して収納ケース3内にエゼクター効果による吸引力が作用し、内部に収納された粒状又は紛状の脱臭剤3aが排出され、その排出された脱臭剤3aが塵埃と交じり合いながら、袋状体4内に入り奥側(電動送風機16側)から堆積していく。
【0035】
このとき塵埃はミクロ的に観察すると、個々の塵埃の外周が粒状或いは粉状の脱臭剤3aで囲まれたような形となるため、塵埃と脱臭剤3aとの接触面積は極めて大きなものとなり、かつ、集塵袋1内で、塵埃が脱臭剤3aで囲まれたような形で保持されるようになる。その結果、脱臭剤3aの脱臭効果は遺憾なく発揮され、臭気は大幅に低減する。例えば臭気の強い犬・猫の毛を集めたものを吸引させて掃除機本体1からの排気風の臭いを嗅いで見たが、その臭いはほとんど感じない程度に低減されていた。
【0036】
また、脱臭剤3aは、集塵袋1が廃棄或いは、袋状体4が空にされるまで塵埃と共に残っているので、脱臭効果が大きくしかも長時間持続できるので、常に快適に掃除を行うことができる。
【0037】
また、図8、図9のように、前記薄板状の部品5の取っ手5bの端部を袋状体4方向に折り曲げ、その先端5dを袋状体4の一部に引っ掛けることで薄板状部品5の固定を確実なものとすることができ、取っ手5bが輸送などの際、周囲のものに触れる機会を少なくすることができ、不意にシール部5aを外してしまうことによる、脱臭剤3aのこぼれを防止することができる。
【0038】
加えて、図10のように、袋状体4の一部に引っ掛ける先端部分5dの一部に、貼り合わせた一方を部分的に切り欠くことなどで接着面を露呈し、接着部5eを設けることで、袋状体4の一部に引っ掛けることで、薄板状部品5の固定をより確実なものとすることができ、取っ手5bが輸送などの際、周囲のものに触れる機会を少なくすることができ、不意にシール部5aを外してしまうことによる、脱臭剤3aのこぼれを防止することができる。
【0039】
さらに、図11のように、取っ手5b先端を環形状5fとすることで、取っ手5bを指などに引っ掛け、引きやすくすることで、容易にシール部5aを引き剥がすことができる。
【0040】
また、図12、図13のように、口芯2の一部に一体別部品として設けた化粧板2bの背面に、薄板状部品5を通して位置規制する構成で、化粧板2bに対面する、薄板状部品5の一部に接着部5gを設けることで、薄板状部品5の一時固定がよりシール部5aに近い位置で行えることから、取っ手5bが輸送などの際、周囲のものに触れる機会をさらに少なくすることができ、不意にシール部5aを外してしまうことによる、脱臭剤3aのこぼれを防止することができる。
【0041】
あるいは図14、図15のように、薄板状部品5の一部にスリットを設けて折り曲げることでフック部5hを設け、このフック部5hを前記口芯2の化粧板2bの端部に引っ掛けることで、薄板状部品5の一時固定がよりシール部5aに近い位置で接着することなく行えることから、取っ手5bが輸送などの際、周囲のものに触れる機会をさらに少なくすることができ、不意にシール部5aを外してしまうことによる、脱臭剤3aのこぼれを防止し、シール部5aの引き剥がしも容易に行うことができる。
【0042】
本実施の形態では、袋状体3を収納ケース3の裏面に接着して取り付けたが、口芯2の裏面に接着等で取り付けてもよく、コストや集塵袋の組み立て性を考慮して適宜決められるものである。
【0043】
また、上記第1の実施の形態で説明した集塵袋1を電気掃除機に使用することにより、優れた脱臭性能を長期間にわたって発揮し、常に快適に、また楽しく掃除作業を行うことができるものである。
【0044】
なお、上記実施の形態では、脱臭剤3aとしてゼオライトを用いたが、吸着剤を用い、塵埃由来の臭気物質である低級脂肪酸類、アンモニア、アルデヒド等様々な臭気に対して吸着効果のある活性炭を用いても良い。
【0045】
さらに、上記脱臭剤3aに抗菌剤または芳香剤を混合させることも可能である。抗菌剤の抗菌材料としては、無機系としては、銀系、亜鉛系、銅系、有機系としては、イソチオシアン酸アリル類、カテキン類等を用いるのが、細菌、真菌に対して優れた抗菌効果を発揮し、特に銀系は、少量で高い抗菌効果を発揮する点で特に好ましく、脱臭とともに殺菌作用も得ることができて安全性の向上も図れる。
【0046】
ところで、長期旅行等により電気掃除機をしばらく放置した後に、掃除を行う際、収納ケース3内の脱臭剤3aが吸湿により固まって、脱臭剤3aの排出がスムーズに行われないケースが起こりうる。これを解決するために、収納ケース3に強制的に振動を与える振動手段(図示せず)を設け、この振動手段を、掃除機本体6の運転開始時に動作させるようにしても良い。なお、振動手段は、特に図示しないが、電気で振動する振動素子や、電源コードの引き出し操作或いは、後輪7の回転に機械的に連動して収納ケース3に振動を加える振動体などで形成すると良い。
【0047】
又、集塵袋1の袋状体4の少なくとも一部に振動を与える振動手段を設けて、その振動手段を定期的或いは、不定期に動作させるようにすれば、袋状体4内の塵埃と脱臭剤3aが揺すられ、相互間の接触状態が変わり、より効果的に脱臭することができる。
【0048】
なお、袋状体4に振動を加える振動手段としては、上述の収納ケース3に振動を加える振動手段と同じ構成でも良い。
【産業上の利用可能性】
【0049】
以上のように、本発明の電気掃除機用集塵袋及び電気掃除機は、脱臭剤を有する集塵袋を容易に交換、使用でき、その結果脱臭効果は長期間に渡り著しく良好なものとなるものである。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における電気掃除機用集塵袋の薄板状部品の、接着部を開き、上部を折り返した背面図(b)同電気掃除機用集塵袋の薄板状部品の、接着部を開き、上部を折り返した、正面図(c)本発明の実施の形態1における電気掃除機用集塵袋の薄板状部品の正面図(d)本発明の実施の形態1における電気掃除機用集塵袋の薄板状部品の背面図
【図2】同電気掃除機用集塵袋の収納ケースの正面図
【図3】同電気掃除機用集塵袋の全体構成の分解斜視図
【図4】同電気掃除機用集塵袋の収納ケースの要部断面図
【図5】(a)同電気掃除機用集塵袋の薄板状部品を外した収納ケースの中央断面図(b)同電気掃除機用集塵袋の薄板状の部品を付けた収納ケースの中央断面図
【図6】同電気掃除機の全体斜視図
【図7】同電気掃除機本体の要部断面図
【図8】同電気掃除機用集塵袋の薄板状部品の斜視図
【図9】同電気掃除機用集塵袋の収納ケースの中央断面図
【図10】同電気掃除機用集塵袋の薄板状部品の斜視図
【図11】同電気掃除機用集塵袋の薄板状部品の斜視図
【図12】同電気掃除機用集塵袋の全体構成の分解斜視図
【図13】同電気掃除機用集塵袋の収納ケースの中央断面図
【図14】同電気掃除機用集塵袋の全体構成の分解斜視図
【図15】同電気掃除機用集塵袋の収納ケースの中央断面図
【符号の説明】
【0051】
1 電気掃除機用集塵袋(集塵袋)
2 口芯
2a 開口部
2b 化粧板
3 収納ケース
3a 脱臭剤
3d 排出口
4 袋状体
5 薄板状部品
5a シール部
5b 取っ手
5c 表示
5d 先端部
5e 接着部
5f 環形状
5g 接着部
5h フック部
6 電気掃除機本体(掃除機本体)
16 電動送風機




 

 


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