米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 家具 -> 松下電器産業株式会社

発明の名称 電気掃除機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37611(P2007−37611A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−222362(P2005−222362)
出願日 平成17年8月1日(2005.8.1)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 錦織 環
要約 課題
樹脂成型品特有の樹脂ヒケという現象の性能への悪影響を大幅に低減して安定した品質を得ることのできる電気掃除機を提供する。

解決手段
本体内に集塵部4を設けた電気掃除機で、集塵部4の蓋体6に対して仕切りパッキン部13bを保持するために設けた貫通部を隔壁4aに当接する位置からずらした位置に設けた構成としてあり、貫通パッキンで発生する樹脂ヒケが隔壁4aと仕切りパッキン部13bとの間の遮断性能に直接影響を及ぼすことがなく、安定した気密性能を得ることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
電動送風機を収納する本体と、前記電動送風機の吸引力によって吸引した塵埃を集塵する集塵部と、この集塵部を開閉する蓋体と、前記蓋体に設けたパッキンとを備え、前記パッキンと集塵部の壁との接触によって密閉性を確保する電気掃除機であって、前記パッキンは蓋体に取付けるための貫通部を有し、当該貫通部は前記集塵部の壁が接する部分の両側に千鳥状に形成した電気掃除機。
【請求項2】
両側の貫通部は、一方の貫通部の終端が他方の貫通部の始端と略同一位置となるように千鳥状に設けたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
【請求項3】
パッキンは硬軟少なくとも2種類の材料から成る部位が一体的に構成されたものであって、硬質側樹脂に貫通部を設けて当該硬質側樹脂を蓋体に取付けると共に軟質側樹脂を集塵部の壁に接する構成とした請求項1又は2記載の電気掃除機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機、特に集塵部の蓋体に密閉性を保つためのパッキンを設けたものに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の電気掃除機としては、集塵室の密閉性は重要であり、通常は図6に示すように蓋体119にパッキン113を取り付けて密閉性を保っている(例えば、特許文献1参照)。また、このパッキンを異材料インサート成形により一体的に構成したものがある。
【特許文献1】特開2003−019095号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、図6に示す従来のパッキン113は、これが脱落するのを防止するために接着剤を使用したり、インサート成型法を用いて蓋体119に一体的に形成したりしていた。しかしながら接着剤の使用はその作業性の低さと均一な接着の品質安定性に課題があり、またインサート成型法を用いた構成においてはパッキン113を構成する軟質の材料部分が脱落するのを防止する目的で設けた貫通部の樹脂ヒケなどの影響を受けて密閉性が低下し、そのために、金型に樹脂ヒケを見込んだ修正を加えたり、樹脂ヒケの度合いが変化しないよう、成型条件を厳密に管理する必要があるなどの課題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、密閉品質の安定した電気掃除機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、電動送風機を収納する本体と、前記電動送風機の吸引力によって吸引した塵埃を集塵する集塵部と、この集塵部を開閉する蓋体と、前記蓋体に設けたパッキンとを備え、前記パッキンと集塵部の壁との接触によって密閉性を確保する電気掃除機であって、前記パッキンは蓋体に取付けるための貫通部を有し、当該貫通部は前記集塵部の壁が接する部分の両側に千鳥状に形成した構成としてあり、集塵部の壁とパッキンが接する位置での樹脂ヒケが軽減され、電気掃除機の品質を安定させることができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明の電気掃除機は、簡便な手段により樹脂成型品特有の樹脂ヒケという現象の性能への悪影響を大幅に低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
第1の発明は、電動送風機を収納する本体と、前記電動送風機の吸引力によって吸引した塵埃を集塵する集塵部と、この集塵部を開閉する蓋体と、前記蓋体に設けたパッキンとを備え、前記パッキンと集塵部の壁との接触によって密閉性を確保する電気掃除機であって、前記パッキンは蓋体に取付けるための貫通部を有し、当該貫通部は前記集塵部の壁が接する部分の両側に千鳥状に形成した構成としてあり、集塵部の壁とパッキンが接する位置での樹脂ヒケが軽減され、電気掃除機の品質を安定させることができる。そして、貫通部を集塵部の壁を基準として両側に設けたので、使用者が手入れなどの目的でパッキンに触れるようなことがあっても、めくれるような事がない。
【0008】
第2の発明は、特に、第1の発明の両側の貫通部は、一方の貫通部の終端が他方の貫通部の始端と略同一位置となるように千鳥状に設けた構成としてあり、貫通部2箇所の樹脂ヒケが間接的に端通部間にあるパッキンの密閉性能の良否に影響を与えることが少なく、性能を安定させることが出来る。
【0009】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のパッキンは硬軟少なくとも2種類の材料から成る部位が一体的に構成されたものであって、硬質側樹脂に貫通部を設けて当該硬質側樹脂を蓋体に取付けると共に軟質側樹脂を集塵部の壁に接する構成としたものであり、パッキンの蓋体への取付けを堅牢なものにすることができると同時に集塵部の壁との密接性を良好に確保できる。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0011】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における電気掃除機について、図1〜5を用いて説明する。
【0012】
図1は本発明の電気掃除機の本体側面図、図2は同電気掃除機の本体集塵部載置部近傍の断面図、図3は同電気掃除機の集塵部の側面図、図4は同電気掃除機の集塵部の蓋体の部位図、図5は同電気掃除機の集塵部の蓋体の断面図である。
【0013】
図において、1は掃除機の本体である。本体1内部には収納部2が設けられており、その上部がカバー3によって開閉自在に覆われている。収納部2には塵埃を捕集する容器状の集塵部4が着脱自在に収納されている。
【0014】
集塵部4の前部には本体1に取り付けた際に本体1に設けられた吸気口1aと連通する位置に開口部5が設けられている。集塵部4の底部には蓋体6が設けられており、後部はヒンジ部6aを介して集塵部4に回動自在に固定され、前部に設けられたフック部6bが集塵部4側に回動自在に保持されたクランプ7によって係止、解除されることで蓋体6を閉状態に保持、あるいは開状態とすることができる。
【0015】
なお、クランプ7は開口部5の上部に設けた蓋解除ボタン8を押すことによりリンク9を介して解除動作がなされるので、集塵部4内に捕集した塵埃の排出は蓋解除ボタン8を押すことで完了する。また、クランプ7と蓋解除ボタン8は、それぞれバネA9とバネB10によって蓋体6を閉状態に保持する向きに付勢されているので、蓋解除ボタン8を押さえるのを止めることでクランプ7は自動的に蓋体6を閉状態に保持する位置に戻り、蓋体6を閉状態まで回動することで再び係止、保持される。
【0016】
蓋解除ボタン8の操作面8aは集塵部4の前面側に設けられており、本体1には集塵部4を収納した状態で操作面8aと相対する部分に壁部1bが設けられている。操作面8aと壁部1bの距離dは使用者の指の太さ(厚み)に対して充分に狭く設定されている。
【0017】
また、集塵部4の天面には蓋解除ボタン8の近傍から後方に向かって取っ手部12が延設される。なお、取っ手部12の前部12aは後部12bに対して低く構成されている。
【0018】
さて、ここで上記蓋体6はABS樹脂にて形成され、硬軟少なくとも2種類の材料から成る部位が一体的に構成されたエラストマー樹脂にて形成されるパッキン13がインサート成型により一体的に設けられている。パッキン13は集塵部4の内部と外部を遮断するための外周パッキン部13aと集塵部4内部に設けられた大集塵室14aと小集塵室14bを仕切る壁4aに相対する位置に設けられた仕切りパッキン部13bとによって構成される。蓋体6にはパッキン部13bに沿って複数の貫通穴6cが設けられており、この中にパッキン13bの一部である貫通パッキン部13cが入り込むことでパッキン13全体が蓋体6に保持される。貫通部6cは壁4aを挟んで両側に交互に設けられており、貫通部6cの長手方向の幅wと、隣り合う貫通部6c同志の間隔lは略同一として、一方の貫通部の終端が他方の貫通部の始端と略同一位置となるように千鳥状に設けてある。
【0019】
以上のように構成された電気掃除機について、以下その動作、作用を説明する。
【0020】
図3において、貫通部6cは壁4aに当接する位置からずらした位置であって、壁4aの両側に千鳥状に設けているので、貫通パッキンぶ13cで発生する樹脂ヒケが壁4aと仕切りパッキン部13bとの間の遮断性能に直接影響を及ぼすことがない。
【0021】
また、図4のように貫通部6cの長手方向の幅wと、隣り合う貫通部6cの間隔lはw≒lの関係となっており、それらを壁4aを挟んで交互に配していることから、仕切りパッキン部13bは貫通パッキン部13cで発生する樹脂ヒケによって壁4aの両側から引っ張られることがなく、また引っ張られる程度は仕切りパッキン部13bの長手方向全長に渡ってほぼ均一の状態を保つことが出来るので、貫通パッキン部13cで発生する樹脂ヒケが壁4aと仕切りパッキン部13bとの間の遮断性能に間接的に与える影響を小さくすることが出来る。
【0022】
なお、上記実施の形態では、貫通部6cは集塵部4内部に設けられた大集塵室14aと小集塵室14bを仕切る壁4aに相対する位置に設けた場合のみで説明したが、必要に応じて集塵部4の外周へ区と対抗する全周部分に設けても良いものである。また、この実施の形態では着脱式の集塵部を持つ電気掃除機を例に説明したが、本発明は特にそのような電気掃除機に限定されるものではなく、本体に集塵部を内蔵した電気掃除機で蓋体が本体に開閉自在に固定されたものや、蓋体が着脱式のものなどにも応用できる事は言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0023】
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、簡便な手段により安定した性能を得ることができるので、各種家庭用、業務用電気掃除機等に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施の形態1における電気掃除機の本体側面図
【図2】同電気掃除機の集塵部近傍の断面図
【図3】同電気掃除機の集塵部の側面図
【図4】同電気掃除機の集塵部の蓋体の平面図
【図5】同電気掃除機の集塵部の蓋体の腰部拡大断面図
【図6】従来の電気掃除機の集塵部と蓋体とを示す断面図
【符号の説明】
【0025】
1 本体
1b 壁部
4 集塵部
6 蓋体
6c 貫通部
13b 仕切りパッキン部
13c 貫通パッキン部




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013