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吸込具及びそれを用いた電気掃除機 - 松下電器産業株式会社
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発明の名称 吸込具及びそれを用いた電気掃除機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21057(P2007−21057A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−210933(P2005−210933)
出願日 平成17年7月21日(2005.7.21)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 平野 章浩
要約 課題
吸込具の着脱時に吸込具に触れずに吸込具の収納が掃除作業の延長で行うことができる、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供する。

解決手段
延長管13の下部略先端部にブラシホルダー21を回動自在に枢支し、ブラシホルダー21は、延長管13の外郭上方の位置と延長管13の接続口22に連通する方向に附勢するフックバネ23とブラシホルダー21に形成した延長管13の下部に設けた穴24から回動により出没可能なストッパーA25と穴24の前壁26によって一定の角度αを有した位置との間を回動自在に構成し、また、床用吸込具15の吸込具管15Aの被接続口27とストッパーA25の当接によって、前記穴24から回動により出没可能なストッパーA25をブラシホルダー21に形成し、穴24の前壁26にストッパーA25が当接することによってブラシホルダー21を回動させ、かつ延長管13の外郭上方に位置させ保持させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
電気掃除機などの吸引装置に接続される連結管の先端部に吸込部材を回動自在に枢支し、前記吸込部材の一端部が前記連結管の先端部に連通する連通部と、連結管から離れた他端部に塵埃を吸い込む吸込口を形成するとともに吸込部材が連結管の軸線に対して所定の角度になる使用状態の位置と連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に回動した収納状態の位置との間を回動自在に構成し、前記吸込部材を吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる方向に常に附勢する附勢手段を有するとともに吸込部材の吸込口を連結管の軸線に対して所定の角度に位置させる手段を有し、連結管の吸込部材配設側に接続する接続管と係合自在に係合する操作機構を連結管に配設するとともに前記操作機構に吸込部材と係合する係合手段を形成し、前記操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合により、吸込部材を連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持し、また、前記接続管の連結管との接続の解除と連動して操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合が解除されることにより、吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動することを特徴とする吸込具。
【請求項2】
連結管に配設された操作機構の係合手段と接続管の被係合部との係合を解除する解除手段操作部を有したことを特徴とする請求項1記載の吸込具。
【請求項3】
吸込部材の吸込口先端部にブラシ・起毛布などの清掃用軟質材を配設したことを特徴とする請求項1または2に記載の吸込具。
【請求項4】
吸込部材の吸込口先端部に配設した清掃用軟質材は吸込部材が連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した状態で連結管の先端部より少し突出して配設したことを特徴とする請求項3記載の吸込具。
【請求項5】
吸込部材の吸気口先端部に配設した清掃用軟質材は吸込具に回動力を与える附勢手段の弾性力と略同一以上の弾性力を有したことを特徴とする請求項3または4に記載の吸込具。
【請求項6】
吸込部材が連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置と吸込部材の吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる位置との間の吸込部材の回動角度を約30〜90°に設定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸込具。
【請求項7】
吸込部材が連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置と吸込部材の吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる位置までの回動範囲内に吸込口面と連結管に設けた使用時に握る把手部の軸線と略並行になる位置を設定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸込具。
【請求項8】
吸込部材の吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる位置の状態で吸込部材と連結管の先端部との間に発生する隙間を覆うカバー体を配設したことを特徴とする請求項1〜7記載のいずれか1項に記載の吸込具。
【請求項9】
カバー体を吸込部材の回動中心と略同軸で、かつ、吸込部材の回動と連動して回動自在に配設したことを特徴とする請求項8記載の吸込具。
【請求項10】
吸込部材が先端部外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した時に、吸込部材を収納する収納カバー体を連結管の先端部に配設したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸込具。
【請求項11】
収納カバー体の入り口先端部にエラストマー、ゴム、塩化ビニル、起毛布などの軟質材を配設したことを特徴とする請求項10記載の吸込具。
【請求項12】
収納カバー体の入り口先端部に配設した軟質材は、連結管の先端部より少し突出して配設したことを特徴とする請求項11に記載の吸込具。
【請求項13】
収納カバー体は左右に分割された部材と操作機構を覆う操作機構カバー体とで構成され、左右の部材の固定手段として少なくとも操作機構カバー体の取付け部側は操作機構カバー体を左右部材とリブなどで結合させることにより、左右部材を固定することを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の吸込具。
【請求項14】
回動する吸込部材と連結管をユニット化し、第2の連結管と第3の連結管の先端部にそれぞれ着脱可能としたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の吸込具。
【請求項15】
吸引力を発生する電動送風機と前記電動送風機の吸気上流に配設され塵埃を捕集する集塵室を有する本体と、前記集塵室の吸気口部に接続される本体接続部を有する連通管などを有した電気掃除機本体に請求項1〜14のいずれか1項に記載の吸込具を接続した電気掃除機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機などの吸引装置に接続されて使用する吸込具及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の吸込具は、電気掃除機の集塵室と連通したホースとホースの先端に設けた先端パイプとこの先端パイプに接続される延長管、床用吸込具などを有した電気掃除機に、ブラシノズルや隙間ノズルとして前記先端パイプや延長管の先端に着脱自在に取付けられるものであった。その構成としては先端パイプや延長管の先端部などに設けた取付け部に回動自在・摺動自在・着脱自在に接続可能な形態が一般的であった(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。
【特許文献1】特開2000−070187号公報
【特許文献2】特開2000−279352号公報
【特許文献3】特許第3213608号公報
【特許文献4】特許第3344136号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記構成では、ブラシノズルや隙間ノズルなどの吸込具を先端パイプに装着する時には、まず、先端パイプから延長管を取り外した後、吸込具を握り収納場所から取り外し、または回動させて先端パイプに装着する必要があった。また、吸込具を先端パイプに対して正しい位置に装着しないと吸込具の吸込口が意図しない方向に向くため、使いにくいという欠点があり、位置決めのし易さが課題であった。さらには先端パイプから取り外す時には、上記とは逆に先端パイプから吸込具を握り吸込具を取り外してまたは回動させて収納場所に収納した後、先端パイプに延長管を装着する必要があり、吸込具と延長管の付け替えに汚れやすい吸込具を握らなくてはならず不衛生であるとともに、吸込具と延長管の着脱、吸込具の収納部からの着脱の3動作が必要であり、使用性が悪いという課題があった。また、吸込具の吸込口の角度が固定されており、吸込具の吸込口の角度が可動できる構成でも手で角度調整する必要があり、やはり、不衛生であるとともに使用性が悪いという課題がある。
【0004】
他の従来の構成としても、吸込具を先端パイプなどの先端に回動あるいは摺動させて付け替え、収納ができるものがあり、先端パイプに対する吸込具の接続の位置決めは改善されてはいるが、やはり、吸込具と延長管の付け替えに汚れやすい吸込具を握らなくてはならず不衛生であるとともに、吸込具と延長管の着脱、吸込具の収納部からの着脱の3動作が必要であり、使用性が悪いという課題が残っている。また、延長管への吸込具の着脱においても同様に床用吸込具の着脱と吸込具の着脱が必要であった。
【0005】
本発明は上記課題を解決するもので、吸込具と延長管などの付け替え時に吸込具に触れることなく、また、吸込具の収納が掃除作業の延長で行うことができる、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記従来の課題を解決するために本発明は、電気掃除機などの吸引装置に接続される連結管の先端部に吸込部材を回動自在に枢支し、前記吸込部材の一端部が前記連結管の先端部に連通する連通部と、連結管から離れた他端部に塵埃を吸い込む吸込口を形成するとともに吸込部材が連結管の軸線に対して所定の角度になる使用状態の位置と連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に回動した収納状態の位置との間を回動自在に構成し、前記吸込部材を吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる方向に常に附勢する附勢手段を有するとともに吸込部材の吸込口を連結管の軸線に対して所定の角度に位置させる手段を有し、連結管の吸込部材配設側に接続する接続管と係合自在に係合する操作機構を連結管に配設するとともに前記操作機構に吸込部材と係合する係合手段を形成し、前記操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合により、吸込部材を連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持し、また、前記接続管の連結管との接続の解除と連動して操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合が解除されることにより、吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動することを特徴とする吸込具において、通常使用状態では、連結管と接続管を接続して使用し、吸込部材を操作機構の係合手段と係合して連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持させて吸込部材を収納状態とし、操作機構を操作して連結管から接続管を取り外すと、同時に操作機構の係合部から吸込部材の被係合部が外れて吸込部材が弾性体の附勢力によって吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動して吸込具として直ぐ吸込具として塵埃の吸込みが行え、使い勝手が非常に良いものである。また、接続管を取付ける時には、吸込部材を連結管の外郭上部あるいは下部に位置する方向に回動させ、収納して接続管を取付ける。つまり、吸込具の使用状態、収納状態が延長管の着脱動作と連動及び使用動作の延長で行うことができ、吸込具に触れることなく、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供することを目的とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は吸込具の使用状態、収納状態の選択が延長管の着脱動作と使用動作の延長で行え、着脱動作が少なく、また、吸込具に触れることがないため、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供することができる。
【0008】
さらには、使用時における吸込具の吸込口の角度は、附勢手段による附勢力によって被掃除面側に附勢されているので、使用時の連結管の角度によって吸込口の角度は追随が可能であり、従来の構成のように吸込口の角度を気にすることなく、手軽に使用でき操作性が向上するとともに被掃除面への吸込口の密着性が向上することにより、集塵性能の向上が図れるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の発明は電気掃除機などの吸引装置に接続される連結管の先端部に吸込部材を回動自在に枢支し、前記吸込部材の一端部が前記連結管の先端部に連通する連通部と、連結管から離れた他端部に塵埃を吸い込む吸込口を形成するとともに吸込部材が連結管の軸線に対して所定の角度になる使用状態の位置と連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に回動した収納状態の位置との間を回動自在に構成し、前記吸込部材を吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる方向に常に附勢する附勢手段を有するとともに吸込部材の吸込口を連結管の軸線に対して所定の角度に位置させる手段を有し、連結管の吸込部材配設側に接続する接続管と係合自在に係合する操作機構を連結管に配設するとともに前記操作機構に吸込部材と係合する係合手段を形成し、前記操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合により、吸込部材を連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持し、また、前記接続管の連結管との接続の解除と連動して操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合が解除されることにより、吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動する吸込具としたことにより、通常使用状態では、連結管と接続管を接続して使用し、吸込部材を操作機構の係合手段と係合して連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持させて吸込部材を収納状態とし、操作機構を操作して連結管から接続管を取り外すと、同時に操作機構の係合部から吸込部材の被係合部が外れて吸込部材が弾性体の附勢力によって吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動して吸込具として直ぐ吸込具として塵埃の吸込みが行え、使い勝手が非常に良いものである。
【0010】
また、また、接続管を取付ける時には、吸込部材を連結管の外郭上部あるいは下部に位置する方向に回動させ、収納して接続管を取付ける。つまり、吸込具の使用状態、収納状態が延長管の着脱動作と連動及び使用動作の延長で行うことができ、吸込具に触れることなく、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供することを目的とするものである。
【0011】
さらには、使用時における吸込具の吸込口の角度は、附勢手段による附勢力によって被掃除面側に附勢されているので、使用時の連結管の角度によって吸込口の角度は追随が可能であり、従来の構成のように吸込口の角度を気にすることなく、手軽に使用でき操作性が向上するとともに被掃除面への吸込口の密着性が向上することにより、集塵性能の向上が図れるものである。
【0012】
第2の発明は、連結管に配設された操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合を解除する解除手段操作部を有したもので、吸込具を使用する時に操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部との係合を解除する解除手段操作部を操作することによって、接続管から連結管が外れるとともに吸込部材の被係合部との係合が解除され、連結管の先端部に吸込部材が弾性体の附勢力によって吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動して吸込具として直ぐ吸込具として塵埃の吸込みが行え、使い勝手が非常に良いものである。
【0013】
第3の発明は、吸込部材の吸込口先端部にブラシ・起毛布などの清掃用軟質材を配設したもので、吸込部材による被掃除面への傷つきを防止するとともに被掃除面上の塵埃をブラシ・起毛布などの清掃用軟質材によって掻き出したり、拭いたりすることにより、更なる使用性の向上と集塵性能の向上が図れるものである。
【0014】
第4の発明は、吸込部材の吸込口先端部に配設した清掃用軟質材は吸込部材が連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した状態で連結管の先端部より少し突出して配設したもので、吸込部材を使用状態から床面側に押し付け過ぎた時や、誤って操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部とが係合して、吸込部材が連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて収納保持させてしまっても、被掃除面に直接連結管の先端部が当たるのを防止し、被掃除面への傷つきを防止するとともに連結管の先端部の損傷を防止できるものである。
【0015】
第5の発明は、吸込部材の吸気口先端部に配設した清掃用軟質材は吸込具に回動力を与える附勢手段の弾性力と略同一以上の弾性力を有したもので、吸込部材を使用状態で押さえ付けると附勢手段の弾性力より軟質材の弾性力の方が同等もしくは大きいため、吸込部材が連結管側に回動して移動し、床面の角度に関係なく連結管の角度を変えなくても吸込具の吸気口が常に床面に常に密着することとなり、吸込み性を損なうこと無く、掃除性能の向上と使用性の向上が図れるものである。
【0016】
第6の発明は、吸込部材が連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置と吸込部材の吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる位置との間の吸込部材の回動角度を約30〜90°に設定したもので、連結管に対して角度を持った床面から略水平な場所まで使用が可能となり、使用範囲が拡大するとともに連通管を持って吸込部材を操作させ易い自然な角度であるため、さらなる使用性の向上が図れるものである。
【0017】
第7の発明は、吸込部材が連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置と吸込部材の吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる位置までの回動範囲内に吸込口面と連結管に設けた使用時に握る把手部の軸線と略並行になる位置を設定したもので、使用時に床面に対して把手部が並行となり、吸込具を操作させ易い自然な角度であるため、使用性の向上が図れるものである。
【0018】
第8の発明は、吸込部材の吸込口が連結管の軸線に対して所定の角度になる位置の状態で吸込部材と連結管の先端部との間に発生する隙間を覆うカバー体を配設したもので、吸込部材と連結管の先端部との間に発生する隙間からの吸気の漏れによる吸込力の低下を防止するとともに吸込具を大きくしなくて構成でき、吸込部材の回動角度を大きく設定することができるため、吸込具の小型化を図りながら、さらなる使用性の向上が図れるものである。
【0019】
第9の発明は、カバー体を吸込部材の回動中心と略同軸で、かつ、吸込部材の回動と連動して回動自在に配設したもので、カバー体配設スペースを最小にして吸込具の小型・軽量化・簡素化が図れるものである。
【0020】
第10の発明は、吸込部材が先端部外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した時に、吸込部材を収納する収納カバー体を連結管の先端部に配設したもので、吸込部材の収納状態で汚れた吸込口に手などが触れにくくなるため、さらに衛生的になるとともに吸込部材収納時における外観を向上させ、また、吸込部材をぶつけたりした時の損傷防止が行えるものである。
【0021】
第11の発明は、収納カバー体の入り口先端部にエラストマー、ゴム、塩化ビニル、起毛布などの軟質材を配設したもので、収納カバー体をぶつけた時などの損傷防止が行えるとともに吸込部材を連結管の先端部の外郭上部あるいは下部近傍に位置させる方向に大きな力が加わっても、被掃除面に直接、収納カバー体の先端部が当たるのを防止し、被掃除面への傷つきを防止することができ、さらなる使用性の向上が図れるものである。
【0022】
第12の発明は、収納カバー体の入り口先端部に配設した軟質材は、連結管の先端部より少し突出して配設したもので、吸込部材を連結管の先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させる方向に大きな力が加わっても、被掃除面に直接、連結管の先端部や収納カバー体の先端部が当たるのを防止し、被掃除面への傷つきを防止することができ、さらなる使用性の向上が図れるものである。
【0023】
第13の発明は、収納カバー体は左右に分割された部材と操作機構を覆う操作機構カバー体とで構成され、左右の部材の固定手段として少なくとも操作機構カバー体の取付け部側は操作機構カバー体を左右部材とリブなどで結合させることにより、左右部材を固定するもので、収納カバー体外郭を形成するために必要な部品で外郭の固定の一部が行え、小型化、部品点数の削減、安価な構成が可能となるものである。
【0024】
第14の発明は、回動する吸込部材と連結管をユニット化し、第2の連結管と第3の連結管の先端部にそれぞれ着脱可能としたもので、一つの吸込具ユニットを第2の連結管と第3の連結管の先端部に付け替えて使用することができ、掃除範囲が拡大し、さらなる使用性の向上が図れるものである。
【0025】
第15の発明は、吸引力を発生する電動送風機と前記電動送風機の吸気上流に配設され塵埃を捕集する集塵室を有する本体と、前記集塵室の吸気口部に接続される本体接続部を有する連通管などを有した電気掃除機本体に前記の吸込具を備えたもので、電気掃除機としての掃除範囲の拡大や使用性の向上、衛生的な掃除などが容易に行えるものである。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0027】
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。
【0028】
1は前側に塵埃を集積する集塵袋2を配置した集塵室3、後方に塵埃吸引用のモーター4などを有する本体下であり、前部の集塵袋2上方を覆う蓋体5で集塵室3を形成するとともに後部モーター4などを配置した上方を本体上6で覆い、電気掃除機本体(以下、本体という)7を構成している。8は一端に本体7前部に構成した集塵室3に連通し、モーター4の吸引力による吸い込み通路を形成するフロントカバー9の吸気口10に接続する接続パイプ11を有するとともに他端に使用時に握って操作する把手12を形成し、かつ、第1の連結管としての延長管13を接続する第の連結管としての先端パイプ14を有する連通管としてのホースである。床面の塵埃を効率的に捕集する床用吸込具15を接続管としての吸込具管15Aを延長管13の先端に着脱自在に接続して用いる。16は本体7を持ち運びする時に握るサゲテであり、17は本体下1の前部底面に配設したキャスターローラー(図示せず)とともに使用時に本体7を移動させるローラーであり、本体下1の後部両側面に配設されている。
【0029】
延長管13の先端には床用吸込具15の吸込具管15Aを取り外した時に使用できる吸込部材としての吸込具18を構成している。前記吸込具18は、下部略先端部に位置した回転軸19によって一端にブラシ20を植毛した吸込口としてのブラシホルダー21を延長管13に対して回動自在に枢支し、前記ブラシホルダー21は、延長管13の外郭上方の位置とブラシホルダー21の他端を延長管13の接続口22に連通させて連通部21Aを形成し、延長管13に対してブラシ20が一定の角度αを有した位置との間を回動自在に構成している。23は、ブラシホルダー21を延長管13の接続口22に対して一定の角度αを有する方向に附勢するフックバネであり、延長管13の下部に設けた穴24から回動により出没可能なストッパーA25をブラシホルダー21の下部略中央に形成し、前記穴24の前壁26に前記ストッパーA25が当接することによってブラシホルダー21の回動角度を規制している。この時、フックバネ23の附勢力(弾性力)はブラシ20の弾性力と同等もしくは小さく設定している。また、角度αを約60°に設定しており、ブラシ20と被掃除面の角度は約30°となり、先端パイプ14の把手12と略平行になっている。また、前記ストッパーA25が延長管13の接続口22に挿入される吸込具管15Aの被接続口27に当接することによってブラシホルダー21を回動させるとともに先端パイプ14の外郭上方に位置させ、保持することも可能である。28は吸込具管15Aを延長管13に接続した時に一端に設けた凸部29が吸込具管15Aの凹部30に係合し、吸込具管15Aを保持、固定する尾錠であり、前記尾錠28は他端に指で押さえる釦31を形成するとともに軸32によって回動自在に構成され、かつ、釦31近傍に圧縮バネ33を配置し、圧縮バネ33によって常に釦31を上方に附勢、つまり、凸部29を下方に附勢し、延長管13の凹部30に係合させる方向に力を加えている。また、前記尾錠28は軸32と釦31の間に上方に突出した係合部A34を形成し、ブラシホルダー21の連通部21A側に形成した被係合部A35に係合して図3に示すようにブラシホルダー21を延長管13の上方に保持、固定する。36、37はブラシホルダー21が延長管13上方に位置した時に覆うように収納する外郭右、外郭左であり、ネジA38、ネジB39によって延長管13に固定されている。また、外郭右36、外郭左37の先端略外周部には、エラストマー、軟質塩化ビニル、ゴム、起毛布などの軟質材を材料とするバンパー40が図4に示すように突出代Aを有して延長管13の先端より突出して配設されている。ブラシホルダー21が延長管13上方に位置した時に外郭右36、外郭左37の先端部よりも突出代Bを有して若干、ブラシ20先端部が突出した状態で保持されている。41はブラシホルダー21が延長管13との間に発生する隙間を覆ってブラシホルダー21とともに連通部21Aを形成するカバー体であり、ブラシホルダー21の回動中心と同軸で回動自在に構成され、ブラシホルダー21の連通部21A側に形成された被係合部B42、被係合部C43と係合する係合部B44を形成し、ブラシホルダー21の回動とともに回動する。また、外郭右36、外郭左37の尾錠28配置面には、外郭右36、外郭左37に設けた溝部右45、溝部左46と係合するリブ47を形成した外郭上48を配設して、外郭右36、外郭左37の上部の保持、固定を行っている。
【0030】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0031】
床面の掃除を行う時には、本体7の吸気口10に接続パイプ11を接続し、先端パイプ14の接続口22に延長管13を接続し、延長管13先端に床用吸込具15の吸込具管15Aを接続して、先端パイプ14の把手12を握り、モーター4の吸引力によって床面上の塵埃を床用吸込具15から吸込み、吸込具管15A、延長管13、先端パイプ14、ホース8、接続パイプ11、吸気口10を介して本体7の集塵室3に配置した集塵袋2内に集塵していく。
【0032】
次に、ソファーや壁際、カーテン、テーブル上、また、床用吸込具15が入らない隙間の掃除の時には、床用吸込具15の吸込具管15Aを延長管13から外す。この時、尾錠28の釦31を押して吸込具管15Aを延長管13から外すと図2、6、9に示すように延長管13の先端に配置した吸込具18のブラシホルダー21の被係合部A34と尾錠28の係合部A35による係合が外れることにより、延長管13上方に位置していたブラシホルダー21がフックバネ23の附勢力によって接続口22側に回動し、ストッパーA25が穴24の前壁26に当接してブラシ20が延長管13に対して一定の角度αを有した状態で保持される。したがってこの状態ですぐ吸込具18としてソファーや壁際などの掃除が可能になる。また、フックバネ23による附勢力によってブラシ20が常に被掃除面側に附勢されていることにより、被掃除面への密着性が良く、塵埃の除去が効率的に行えるとともに、延長管13に対する被掃除面の角度が変わってもブラシ面が被掃除面に沿って回動することにより、把手12の角度を変える必要がなく、使用性が向上し、かつ、掃除性能も向上するものである。
【0033】
さらには、爪楊枝やボタン、小石などの重量のある塵埃がブラシ20の通常の角度(本実施の形態でのα)で吸わなくても、吸込具18を被掃除面に押し付けてブラシ20の角度を変えて、ブラシ20先端から延長管13の接続口22の距離が短くなることにより、ブラシ20部の真空圧が増大して吸込むことが可能となり、掃除実態にあった吸込み性の優れた吸込具18を提供することができるものである。
【0034】
また、ブラシホルダー21が延長管13に移動する方向に大きな力が加わっても外郭右36、外郭左37の先端略外周に軟質材で形成されたバンパーを配置しているので被掃除面への傷つきが防止できる。さらには、ブラシ20が外郭右36、外郭左37内に収納された状態でブラシ20先端部が外郭右36、外郭左37より突出代Bだけ突出していることにより、被掃除面への傷つきがより防止できるとともにその収納状態でもブラシ20による簡単な掃除が可能であり、さらにはブラシ20が外郭右36、外郭左37に突っかかって出てこないなどの不具合も防止できるものである。また、ブラシ20の角度αを60°に設定していることにより、把手12と略平行になっているため、自然な姿勢で把手12が移動でき、楽に掃除が行える。
【0035】
次に、ブラシ20収納する時や、吸込具管15Aを延長管13に接続する時には、ブラシ20の弾性力がフックバネ23の附勢力(弾性力)と同等以上に設定していることから、ブラシ20を被掃除面に押し付け、ブラシホルダー21を回動させることにより、被係合部Aが尾錠28の係合部Aに係合して、ブラシホルダー21が先端パイプ14の上方に位置して保持され、外郭右36、外郭左37の中に容易に収納されて延長管13の接続口22に吸込具管15Aの被接続口27が容易に挿入でき、接続できるものである。また、外郭右36、外郭左37の中にブラシホルダー21とカバー体41とブラシ20の大部分が収納されることにより、収納状態で汚れやすいブラシホルダー21やブラシ20などに触れにくく、また、見た目にも汚れが目立たないため、衛生的である。
【0036】
また、ブラシホルダー21が一定の角度αに位置した時にブラシホルダー21と延長管13との間に発生する隙間を覆うカバー体41を配設することにより、ブラシホルダー21を大きくすること無く、延長管13との間に連通部21Aを形成することができ、ブラシホルダー21の回動角度αを大きくして掃除範囲を拡大しても小型の吸込具18が提供できる。
【0037】
したがってソファーや壁際などを掃除する時に使用する吸込具18の取付け、取り外しをする必要がなく、また、塵埃を吸込んだ吸込具18やブラシ20に触れること無く、床用吸込具15の吸込具管15Aの着脱動作や掃除動作と連動して吸込具18の使用状態、収納状態が選択でき、使用性が著しく向上するとともに清潔で収納性に優れ、かつ、掃除性能の優れた吸込具18を提供でき、多大な効用を得ることができるものである。
【0038】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態について、図7を用いて説明する。
【0039】
なお、第1の実施の形態と同一の部品については、同一符号を付与し、説明を省略する。
【0040】
49は、床用吸込具15の吸込具管15Aに設けた解除手段操作部としての操作ペタルである。また、50は回転ブラシ(図示せず)を駆動させる駆動モーター(図示せず)を配設した床用吸込具15への電源を供給する電源線に接続される凸端子である。
【0041】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0042】
延長管13の先端に吸込具管15Aを接続して床用吸込具15を使用している状態から吸込具18を使用する時に操作ペタル49を足で踏むことにより、吸込具18としてすぐに使用できるものである。すなわち、吸込具18のブラシホルダー21の被係合部A34と尾錠28の係合部A35による係合が外れることにより、延長管13上方に位置していたブラシホルダー21がフックバネ23の附勢力によって接続口22側に回動し、ストッパーA25が穴24の前壁26に当接してブラシ20が延長管13に対して一定の角度αを有した状態で保持される。したがってこの状態ですぐ吸込具18としてソファーや壁際などの掃除が可能になり、吸込具18を収納状態から使用状態の容易に切り替えることができ大幅な使用性の向上が図れるものである。
【0043】
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態について、図8を用いて説明する。
【0044】
なお、第1、2の実施の形態と同一の部品については、同一符号を付与し、説明を省略する。
【0045】
51は、床用吸込具15と延長管13との接続を解除する解除手段と連動する解除手段操作部としての操作レバーであり、先端パイプ14の把手12近傍に設けている。
【0046】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0047】
延長管13の先端に吸込具管15Aを接続して床用吸込具15を使用している状態から吸込具18を使用する時に把手を握っている指で操作レバー51を操作することより、吸込具18としてすぐに使用をできるものである。すなわち、吸込具18のブラシホルダー21の被係合部A34と尾錠28の係合部A35による係合が外れることにより、延長管13上方に位置していたブラシホルダー21がフックバネ23の附勢力によって接続口22側に回動し、ストッパーA25が穴24の前壁26に当接してブラシ20が延長管13に対して一定の角度αを有した状態で保持される。したがってこの状態ですぐ吸込具18としてソファーや壁際などの掃除が可能になり、吸込具18を収納状態から使用状態の容易に切り替えることができ大幅な使用性の向上が図れるものである。
【0048】
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態について、図9〜10を用いて説明する。
【0049】
なお、第1〜3の実施の形態と同一の部品については、同一符号を付与し、説明を省略する。
【0050】
52は、ブラシホルダー21や外郭右36、外郭左37を配設したパイプ部材で、吸込具18を構成している。前記パイプ部材55の吸気上流側に被接続口27を有して延長管13先端や先端パイプ14先端に構成した接続口22と着脱可能に構成され、また、パイプ部材55のブラシホルダー21側に接続口22を有して床用吸込具15の吸込具管15Aや延長管13の被接続口27と着脱自在に構成されている。
【0051】
上記構成による作用は以下の通りである。
【0052】
接続口22と被接続口27を有したパイプ部材52にて構成される吸込具18が延長管13、先端パイプ14の先端に着脱自在に取付けることが可能であり、延長管13先端や先端パイプ14先端に吸込具18をそれぞれ取付けて使用でき、例えば図10に示すように吸込具18を先端パイプ14の先端に取付けて使用者により近い部分の掃除も容易に行えることにより、掃除形態の多様性が実現でき、より使用性の向上が図れるものである。
【0053】
なお、本実施の形態では、ブラシ付きの吸込具で説明したが、尾錠28によるブラシホルダー21の収納時の保持が可能な構成であれば、例えば吸込口先端を絞った隙間ノズル形態でも同様の効果が得られることは言うまでも無い。
【0054】
また、同様に先端パイプ14の先端に本発明の吸込具を配置しても同様の効果が得られることは言うまでも無い。
【0055】
また、本発明の構成は本実施の形態に限定されるものでは無い。
【産業上の利用可能性】
【0056】
以上のように、本発明にかかる吸込具は、先端パイプなどへの吸込具の着脱が吸込具に触れること無く、かつ、延長管の着脱における動作、掃除動作の中で容易に行えるとともに吸込具の収納も行え、衛生的で使用性の向上が図れるとともに掃除性能の向上が図れるので非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の全体斜視図
【図2】同吸込具の使用状態における要部断面図
【図3】同吸込具の吸込具管接続状態における要部断面図
【図4】同吸込具の収納状態における要部上面図
【図5】同吸込具の収納状態における要部断面図
【図6】同吸込具の使用状態における掃除機の全体斜視側面図
【図7】本発明の実施の形態2を示す電気掃除機の全体斜視図
【図8】本発明の実施の形態3を示す電気掃除機の全体斜視図
【図9】本発明の実施の形態4を示す吸込具の断面図
【図10】同吸込具の使用状態における斜視図
【符号の説明】
【0058】
13 延長管
14 先端パイプ
15 床用吸込具
15A 吸込具管
18 吸込具
19 回転軸
20 ブラシ
21 ブラシホルダー
21A 連通部
22 接続口
23 フックバネ
24 穴
25 ストッパーA
26 前壁
27 被接続口
28 尾錠
29 凸部
30 凹部
31 釦
32 軸
33 圧縮バネ
34 係合部A
35 被係合部A
36 外郭右
37 外郭左
38 ネジA
39 ネジB
40 バンパー
41 カバー体
42 被係合部B
43 被係合部C
44 係合部B
45 溝部右
46 溝部左
47 リブ
48 外郭上
49 操作ペタル
51 操作レバー
52 パイプ部材




 

 


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