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発明の名称 炊飯器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−20770(P2007−20770A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−205274(P2005−205274)
出願日 平成17年7月14日(2005.7.14)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 三村 まさ代 / 北木 宏
要約 課題
豆腐調理に適した調理ができる炊飯器において、豆腐調理に適した調理シーケンスで調理し、使用する容器に関係なく、豆腐の出来上がりが一定であり、市販の豆乳を使用して、簡単に豆腐を作ることができる。

解決手段
被調理物を入れる鍋1を加熱手段2により加熱し、鍋1で調理する豆腐調理に適した調理シーケンスを記憶手段6に複数記憶し、蓋の温度を検知する第1の温度検知手段3の出力と鍋1の温度を検知する第2の温度検知手段5の出力を制御手段8に入力して加熱手段2を制御する。制御手段8は、豆腐調理を選択する選択手段7により豆腐調理を選択したとき、記憶手段6に記憶した調理シーケンスにより調理するよう構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
炊飯器本体と、被調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の上面開口部を覆う蓋と、前記蓋の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記鍋の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記鍋で調理する豆腐調理に適した調理シーケンスおよび白米炊飯シーケンスを複数記憶している記憶手段と、前記シーケンスを選択入力する選択手段と、前記第1の温度検知手段および第2の温度検知手段の出力を入力とし前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記選択手段で白米炊飯シーケンスを選択入力されたときには、第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知したときに被調理物が沸騰したと判断し、前記選択手段で豆腐調理に適した調理シーケンスを選択入力されたときには、第1の温度検知手段が第1の所定温度よりも低い第2の所定温度を検知したときに被調理物が沸騰したと判断する炊飯器。
【請求項2】
制御手段は、選択手段により豆腐調理を選択したとき、第1の温度検知手段が第2の所定温度を検知してから第2の温度検知手段が所定の温度を検知するまでの時間を計測し、その時間により調理時間を短くするようにした請求項1記載の炊飯器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、豆腐調理専用コースの付いた炊飯器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、仕事をもつ主婦が増加しており、それに伴い、簡単調理志向が高まり、それに対応するために炊飯器を使用して、米以外のいろいろなメニューの調理ができるようになってきている。
【0003】
図6は、特許文献1に記載された従来の豆腐製造器として使用する場合の多機能調理器を示すものである。ここで、図6を参照しながら従来の豆腐製造器として使用する場合の多機能調理器の動作を説明する。
【0004】
図6に示すように、豆腐製造器として使用する場合はメッシュ状フィルター6は鍋1の内側面に装置した状態で、鍋の中に生大豆粉と水を一定量入れておく。豆腐調理が選択されると、一定時間ヒータ2に通電して煮沸する。一定時間煮沸後、ヒータへの通電を止めると共にモーターへ一定時間通電して遠心絞り運転する。従って、鍋1の中の大豆汁はメッシュ状フィルター6を通過し、外受槽7の抽出口8より受容器9に抽出される。抽出された大豆汁は豆乳といわれるが、受容器9に予め凝固剤(硫酸カルシウムなど)を入れておいて、この抽出された豆乳と共に受容器9の底の回転攪拌翼10により一定時間攪拌することにより、受容器9内に豆乳が凝固して豆腐が出来上がるようにしている。
【特許文献1】特開平1−249020号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、豆腐を調理する方法としては、生大豆を使用して豆乳を作成し、にがり等の凝固剤を入れて豆腐を作る場合と、簡便に市販の豆乳を使用してにがり等の凝固剤を入れて作る場合との二つがある。前記従来の構成では、生大豆を使用して豆乳を作成し、にがり等の凝固剤を入れて豆腐を作る場合である。
【0006】
本発明は、豆腐調理に適した調理シーケンスで調理することで、市販の豆乳を使用して、豆腐の出来上がりも一定で、簡単に豆腐をつくることができる炊飯器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器本体と、被調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の上面開口部を覆う蓋と、前記蓋の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記鍋の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記鍋で調理する豆腐調理に適した調理シーケンスおよび白米炊飯シーケンスを複数記憶している記憶手段と、前記シーケンスを選択入力する選択手段と、前記第1の温度検知手段および第2の温度検知手段の出力を入力とし前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記選択手段で白米炊飯シーケンスを選択入力されたときには、第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知したときに被調理物が沸騰したと判断し、前記選択手段で豆腐調理に適した調理シーケンスを選択入力されたときには、第1の温度検知手段が第1の所定温度よりも低い第2の所定温度を検知したときに被調理物が沸騰したと判断するようにしたものである。
【0008】
これによって、蓋の温度を検知する第1の温度検知手段により沸騰を検知することにより、鍋内の水の温度を一定にすることができて豆腐の出来上がりを一定にし、市販の豆乳を使用して簡単に豆腐をつくることができる。
【0009】
また、本発明の炊飯器は、前記制御手段は、選択手段により豆腐調理を選択したとき、沸騰工程において第1の温度検知手段が所定の温度を検知してから第2の温度検知手段が所定の温度を検知するまでの時間を計測し、その時間により調理時間を短くするようにしたものである。
【0010】
これによって、使用する容器による出来上がりの差を少なくし、豆腐の出来上がりを一定にすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の炊飯器は、使用する容器に関係なく、豆腐の出来上がりが一定であり、市販の豆乳を使用して簡単に豆腐を作ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
第1の発明は、炊飯器本体と、被調理物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の上面開口部を覆う蓋と、前記蓋の温度を検知する第1の温度検知手段と、前記鍋の温度を検知する第2の温度検知手段と、前記鍋で調理する豆腐調理に適した調理シーケンスおよび白米炊飯シーケンスを複数記憶している記憶手段と、前記シーケンスを選択入力する選択手段と、前記第1の温度検知手段および第2の温度検知手段の出力を入力とし前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記選択手段で白米炊飯シーケンスを選択入力されたときには、第1の温度検知手段が第1の所定温度を検知したときに被調理物が沸騰したと判断し、前記選択手段で豆腐調理に適した調理シーケンスを選択入力されたときには、第1の温度検知手段が第1の所定温度よりも低い第2の所定温度を検知したときに被調理物が沸騰したと判断するようにしたことにより、米と水の場合より水のみの方が沸騰検知が早いため、炊飯シーケンスとは異なる温度で低めに設定するほうが沸騰状態のバラつきが少なく、鍋内の水の温度が安定するので、容器の中の豆乳温度の上昇が安定し、豆腐の出来上がりを一定にすることができる。
【0013】
第2の発明は特に、第1の発明の制御手段は、選択手段により豆腐調理を選択したとき、第1の温度検知手段が第2の所定温度を検知してから第2の温度検知手段が所定の温度を検知するまでの時間を計測し、その時間により調理時間を短くするようにしたことにより、使用する容器の材料によって、沸騰工程において第1の温度検知手段が第2の所定温度を検知してから第2の温度検知手段が所定の温度を検知するまでの時間に差があるため、その時間を計測することにより、使用する容器によって調理時間を短くすることで、使用する容器による出来上がりの差を少なくし、豆腐の出来上がりを一定にすることができる。
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0015】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における炊飯器のブロック図を示したものである。図2は、同炊飯器の断面図を示すものである。
【0016】
図1および図2において、13は炊飯器本体であり、この炊飯器本体13内には被調理物を入れる鍋1が出し入れ可能に収納されている。鍋1を加熱手段2を構成する誘導加熱コイルの上部に載置し、加熱手段2により加熱して調理するようにしている。第1の温度検知手段3は、蓋4の温度を検知するもので、蓋4の被調理物に対向した面に配置し、第2の温度検知手段5は鍋1の温度を検知するもので、鍋1の底面に接して配置している。
【0017】
記憶手段6は鍋1で調理する豆腐調理に適した調理シーケンスを複数記憶しており、選択手段7は豆腐調理を選択するものである。制御手段8は、マイクロコンピュータなどで構成し、第1の温度検知手段3の出力と第2の温度検知手段5の出力を入力とし、インバータ回路などで構成した駆動手段9を介して加熱手段2を制御する。ここで、選択手段7により豆腐調理を選択したとき、記憶手段6に記憶した豆腐調理に適した調理シーケンスにより調理するように構成している。
【0018】
なお、制御装置10は、記憶手段6、選択手段7、制御手段8、駆動手段9などで構成し、駆動手段9は、加熱手段2を誘導加熱コイルで構成している場合はインバータ回路などで構成し、加熱手段2をヒータで構成している場合は双方向性サイリスタやリレーで構成している。
【0019】
ここで、記憶手段6に複数記憶した豆腐調理に適した調理シーケンスについて説明する。市販の豆乳を使用して簡単に豆腐を作るためには、湯煎で作る方法が一般的であり、鍋内に入れた水を一旦沸騰させることが必要であるため、加熱工程と沸騰工程を設け、加熱工程において、沸騰を検知するまで加熱をおこなう。沸騰を検知する温度は炊飯シーケンスの場合よりも低めに設定している。沸騰を検知すると、沸騰工程に移行する。沸騰工程では、一定の火力(通電率)で所定の温度で温調している。設定時間を経過すると、調理を終了する。
【0020】
以上のように構成された炊飯器について、豆腐を調理する場合の動作を図3および図5を参照しながら説明する。図5は従来の炊飯器の白米炊飯時の動作タイムチャートである。
【0021】
まず、鍋1の中に一定量の水を入れ、容器11の中に市販の豆乳を一定量と豆乳の量に対して規定量のにがりを入れて軽くかき混ぜ、容器11にラップ12をかける。豆乳とにがりを入れた容器11を鍋1の中に入れ、鍋1を炊飯器本体13に載置し、蓋4を閉める。その後、豆腐調理を選択し、調理時間を設定し、調理を開始する。調理を開始すると、電力Wで加熱する加熱工程に入る。加熱工程は、第1の温度検知手段3により所定の温度φ1を検知するまで加熱し、次の沸騰工程に入る。所定の温度φ1は米と水の場合より水のみの方が沸騰検知が早いため、白米を炊飯する時の炊飯シーケンスの所定の温度φ2とは異なる温度で低めに設定する。また、蓋の温度を検知する第1の温度検知手段3により沸騰を検知することにより、ガス等で鍋を使用して豆腐を作る場合に比べ、沸騰状態にバラつきが少なくなり、豆腐の出来上がりを一定にすることができる。ここでは、Wは1200W、φ1は75℃、φ2は78℃とする。
【0022】
沸騰工程では、第2の温度検知手段5により検知した鍋1の温度が所定の温度θ1より低い場合は、加熱手段2を作動し、所定の温度θ1以上の場合は加熱手段2の作動を停止するように、加熱手段2をオンオフ制御しながら鍋1内の温度をθ1に保つ。沸騰工程の通電率(火力)は高すぎると、設定時間T1の間の火力が少なく、また、低すぎると、豆乳の温度が上がりにくいので固まらないため、適度な通電率に設定する。沸騰工程の温度θ1は高すぎる場合は豆腐にすができ、低すぎる場合は豆腐ができないため、適度な温度に設定する。ここでは、θ1は80℃とする。
【0023】
設定時間T1を過ぎると、沸騰工程を終了し、調理を終了する。ここでは、T1は60分とする。
【0024】
以上の調理工程を通して、市販の豆乳を使用して、簡単に出来上がりが一定な豆腐を作ることができる。なお、本実施の形態におけるT1、θ1、φ1、Wの値は実施の一例であり、状況に応じて数値を設定することができる。
【0025】
また、鍋1を加熱する加熱手段2として誘導加熱方式を例として説明したが、ヒータ式およびガス炊飯器等においても、支障はないものである。
【0026】
(実施の形態2)
図1に示す記憶手段6は、鍋1で調理する豆腐調理に適した豆腐シーケンスを記憶しており、制御手段8は、選択手段7により豆腐調理を選択したとき、記憶手段6に記憶した豆腐調理に適した豆腐シーケンスにより調理するように構成している。
【0027】
ここで、記憶手段6に記憶した豆腐に適した調理シーケンスは、豆腐を作る際、使用する容器により出来上がりに違いがあり、豆腐の出来上がりを一定にするため、沸騰工程において第1の温度検知手段3が所定の温度φ1を検知してから第2の温度検知手段5が所定の温度θ1を検知するまでの時間を計測し、その時間により調理時間を短くするように設定している。他の構成は上記実施の形態1と同じである。
【0028】
図4は、本発明の第2の実施の形態の炊飯器の動作タイムチャートである。
【0029】
上記構成において、豆腐を調理する場合の動作を図4を参照しながら説明する。なお加熱工程までの動作は上記実施の形態1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0030】
加熱工程が終了すると、沸騰工程に入り、沸騰工程において第1の温度検知手段3が所定の温度φ1を検知してから第2の温度検知手段5が所定の温度θ1を検知するまでの時間T2を計測し、その時間により調理時間T3を短くするように設定している。使用する容器により、沸騰工程において第1の温度検知手段3が所定の温度φ1を検知してから第2の温度検知手段5が所定の温度θ1を検知するまでの時間が異なるため、例えば、金属製の容器は早い傾向があり、その時間が異なるということは容器内の温度上昇も早いため、その後の調理時間T3をたとえば10分短くする。ここでは、T2は4分、T3は50分とする。
【0031】
このことにより、使用する容器の材料に関係なく、市販の豆乳を使用して、簡単に出来上がりの一定な豆腐を作ることができる。なお、本実施の形態におけるT2、T3の値は実施の一例であり、状況に応じて数値を設定することができる。
【0032】
また、当然のことながら、さらに別の実施例として、これらの実施の形態のなかの一部の炊飯シーケンスのみを組み合わせて採用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
以上のように本発明にかかる炊飯器は、豆腐専用調理器等の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の第1の実施の形態の炊飯器のブロック図
【図2】同炊飯器の断面図
【図3】同炊飯器の動作タイムチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態の炊飯器の動作タイムチャート
【図5】白米炊飯時の動作タイムチャート
【図6】従来の豆腐製造器の断面図
【符号の説明】
【0035】
1 鍋
2 加熱手段
3 第1の温度検知手段
5 第2の温度検知手段
6 記憶手段
7 選択手段
8 制御手段
9 駆動手段




 

 


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