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発明の名称 食器洗い機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−14575(P2007−14575A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−199644(P2005−199644)
出願日 平成17年7月8日(2005.7.8)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 河合 一広 / 榛地 義和
要約 課題
洗浄槽が勝手に前方に移動しても、衝撃的な力が食器類に加わることの無い使い易い食器洗い機を提供する。

解決手段
食器類7を洗浄する洗浄槽2の下方に固着されるカバー11と、洗浄槽2を覆う外枠12の前面に固着される外枠カバー13と、洗浄槽2を外枠12に移動自在に支持するレール14を備え、洗浄槽2を前方に引き出した時に外枠カバー13で押圧される弾性ストッパー15、16を、カバー11の後端11a近傍及びそれより前方に設けたもので、洗浄槽2が万一勝手に前方に移動しても、前方の弾性ストッパー16が外枠カバー13に当接し、押圧されることにより移動が制限され、万一、弾性ストッパー16が外枠カバー13との当接部を乗り越えても、後端11a近傍に設けた弾性ストッパー15で、洗浄槽2の移動が確実に止まるので、食器類7に衝撃的な力が加わることがない。
特許請求の範囲
【請求項1】
食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の下方に固着されるカバーと、前記洗浄槽を覆う外枠と、前記外枠の前面に固着される外枠カバーと、前記洗浄槽を前記外枠に移動自在に支持するレールを備え、前記洗浄槽を前方に引き出した時に前記外枠カバーで押圧される弾性ストッパーを、前記カバーの後端近傍及びそれより前方に設けた食器洗い機。
【請求項2】
食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の下方に固着されるカバーと、前記洗浄槽を覆う外枠と、前記外枠の前面に固着される外枠カバーと、前記洗浄槽を前記外枠に移動自在に支持するレールを備え、前記洗浄槽を前方に引き出した時に前記外枠カバーで押圧される弾性ストッパーを前記カバーに取り外し可能に設けた食器洗い機。
【請求項3】
弾性ストッパーの取り付け、取り外し作業が、洗浄槽を外枠より前方に引き出して、下方より行えるようにした請求項2に記載の食器洗い機。
【請求項4】
弾性ストッパー又はカバーのいずれか一方に弾性を有する爪部を形成し、他方に前記爪部が係止される孔を形成し、前記爪部を前記孔に挿入して前記弾性ストッパーを前記カバーに固定するようにした請求項2又は3に記載の食器洗い機。
【請求項5】
カバーに、弾性ストッパーの取り付け高さが異なる弾性ストッパー取り付け部を複数形成した請求項2〜4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食器洗い機に関するもので、特に流し台の収納スペースに設置されるビルトイン型の食器洗い機の洗浄槽の保持構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
流し台内に前面が開口した収納スペースを設け、この収納スペース内に設置されるビルトイン型の食器洗い機がある。このような食器洗い機に食器を収納したり、洗浄の終わった食器を取り出す時、ハンドルを持って前方に洗浄槽を引き出すが、収納槽はレールの可動部で保持されて前方に移動してくる。そして、一定の距離以上は引き出せないように、レールなどにストッパーが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1に開示された食器洗い機について、図17および図18を用いて説明する。図17は、従来の食器洗い機の側面図で、図18は同食器洗い機の要部拡大図である。
【0004】
図17および図18に示すように、従来の食器洗い機1は、食器類7を収納すると共に前面上部にハンドル8を有する洗浄槽2と、洗浄槽2を前後方向に引き出し、収納するレール3を有し、レール3を構成する可動部3aの後端3bにストッパー3cが形成され、洗浄槽2を覆う外枠4の前部4aには弾性体ストッパー5が取り付けられている。弾性体ストッパー5は、前枠6を外すことにより、前方より取り外せるように構成されている。
【0005】
上記構成により、洗浄槽2に食器類7を入れるとき、或いは、食器類7の洗浄、乾燥を終え、それらを洗浄槽2から取り出すために、洗浄槽2を一定距離引き出すと、レール3の可動部3aの後端3bに形成されたストッパー3cが、外枠4の前部4aに取り付けられた弾性体ストッパー5に当たり、洗浄槽2がさらに前方に移動するのを制限するようになっている。
【特許文献1】特開2003−159205号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の食器洗い機の構成では、多くの食器類7が洗浄槽2内に収納されている場合、食器類7の重さで洗浄槽2がわずかに前方に傾斜しており、このときうっかりハンドル8から手を離すと、洗浄槽2が次第に加速して前方に移動し、レール3の後端3bに設けたストッパー3cが弾性体ストッパー5で衝撃的に止められ、それにより洗浄槽2内の食器類7にも衝撃的な力が加わり、場合によっては、ガラスコップなどの食器類7が割れるなどの課題を有していた。
【0007】
また、食器洗い機1は、集合住宅などには流し台9に一律に設置されることから、家族が少なくて洗浄する食器類が少ない場合にも、洗浄槽2をいっぱい引き出して保持しなければならなかったり、洗浄槽2を引き出しきらず途中で止めて必要な食器類7を収納したり取り出している時に、洗浄槽2の傾斜などにより洗浄槽2が自然に移動すると、持っている食器類7を一旦置き、再び洗浄槽2をハンドル8を持って適正な位置に移動させなければならず非常に使用勝手が悪いといった課題を有していた。
【0008】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗浄槽に食器類がいっぱい収納されていても、洗浄槽が移動して衝撃的な力が食器類や食器洗い機に加わることを防止し、又、洗浄槽を適正な位置に保持できて使い易く、しかも容易に性能を確保することができる食器洗い機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の下方に固着されるカバーと、前記洗浄槽を覆う外枠と、前記外枠の前面に固着される外枠カバーと、前記洗浄槽を前記外枠に移動自在に支持するレールを備え、前記洗浄槽を前方に引き出した時に前記外枠カバーで押圧される弾性ストッパーを、前記カバーの後端近傍及びそれより前方に設けたもので、食器類がいっぱい洗浄槽内に入れられ洗浄槽が前方に傾いた状態で、洗浄槽を引き出す際に万一手を離しても、洗浄槽の前方への自動的な移動は、カバーの後端より前方に設けられた弾性ストッパーが外枠カバーに当接し、押圧されるとそこで抵抗が加わり、それ以上の洗浄槽の前方への移動が制限され、万一惰性で、カバーの後端より前方に設けられた弾性ストッパーが外枠カバーとの当接部を乗り越えても、既に洗浄槽の前方への移動の勢いが低下しているので、カバーの後端近傍に設けた弾性ストッパーで、洗浄槽の移動が弾性的に確実に止まるので、従来みられたような洗浄槽が一気に前方に飛び出し衝撃的に洗浄槽が止められ、洗浄槽や食器類に衝撃的な力が加わるといったことを確実に防止することができる。
【0010】
また、後端より前方にも弾性ストッパーが設けられているので、洗浄する食器類が少なかったり、洗浄、乾燥を終えた食器類の一部だけを取り出したい時、洗浄槽を後端近傍の弾性ストッパー位置までいっぱい引き出す必要はなく、後端より前方に設けられた弾性ストッパー位置まで洗浄槽を引き出しても、後端より前方に設けられた弾性ストッパーで洗浄槽の自然移動が制限されるので、洗浄槽内に食器類を効率的に収納したり、洗浄槽より取り出したりすることができる。
【0011】
また、本発明の食器洗い機は、食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の下方に固着されるカバーと、前記洗浄槽を覆う外枠と、前記外枠の前面に固着される外枠カバーと、前記洗浄槽を前記外枠に移動自在に支持するレールを備え、前記洗浄槽を前方に引き出した時に前記外枠カバーで押圧される弾性ストッパーを前記カバーに取り外し可能に設けたもので、洗浄槽の引き出し動作により、弾性ストッパーの外枠カバーとの当接部が次第に磨耗し、外枠カバーからの押圧が小さくなり洗浄槽を十分に保持できなくなった時に、磨耗した弾性ストッパーを容易に取り外し、新規の弾性ストッパーを取り付けられるので、初期の保持力を容易に確保することができ、従来みられたような洗浄槽や食器類に衝撃的な力が加わるといったことを低減することができる。また、外枠カバーからの押圧が異なる何種類かの弾性ストッパーを揃えておけば、食器洗い機の大きさが異なり、カバーの大きさや高さが異なっても、弾性ストッパーを選択してカバーに容易に取り付けることができるので、弾性ストッパーの共用化や標準化が容易となり、部品管理面でも有利な食器洗い機となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の食器洗い機は、食器類がいっぱい洗浄槽内に入れられ、洗浄槽が前方に傾いた状態で洗浄槽を引き出す手を離しても、洗浄槽が一気に前方に飛び出し衝撃的に洗浄槽が止められ、洗浄槽や食器類に衝撃的な力が加わるといったことを確実に防止することができる。
【0013】
また、洗浄する食器類が少なかったり、洗浄、乾燥を終えた食器類の一部だけを取り出したいような時、洗浄槽を後端いっぱい引き出す必要はなく、途中位置まで洗浄槽を引き出しても、洗浄槽の自然移動を制限することができることから、洗浄槽内に食器類を効率的に収納したり取り出したりすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
第1の発明は、食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の下方に固着されるカバーと、前記洗浄槽を覆う外枠と、前記外枠の前面に固着される外枠カバーと、前記洗浄槽を前記外枠に移動自在に支持するレールを備え、前記洗浄槽を前方に引き出した時に前記外枠カバーで押圧される弾性ストッパーを、前記カバーの後端近傍及びそれより前方に設けたもので、食器類がいっぱい洗浄槽内に入れられ洗浄槽が前方に傾いた状態で、洗浄槽を引き出す際に万一手を離しても、洗浄槽の前方への自動的な移動は、カバーの後端より前方に設けられた弾性ストッパーが外枠カバーに当接し、押圧されるとそこで抵抗が加わり、それ以上の洗浄槽の前方への移動が制限され、万一惰性で、カバーの後端より前方に設けられた弾性ストッパーが外枠カバーとの当接部を乗り越えても、既に洗浄槽の前方への移動の勢いが低下しているので、カバーの後端近傍に設けた弾性ストッパーで、洗浄槽の移動が弾性的に確実に止まるので、従来みられたような洗浄槽が一気に前方に飛び出し衝撃的に洗浄槽が止められ、洗浄槽や食器類に衝撃的な力が加わるといったことを確実に防止することができる。
【0015】
また、後端より前方にも弾性ストッパーが設けられているので、洗浄する食器類が少なかったり、洗浄、乾燥を終えた食器類の一部だけを取り出したい時、洗浄槽を後端近傍の弾性ストッパー位置までいっぱい引き出す必要はなく、後端より前方に設けられた弾性ストッパー位置まで洗浄槽を引き出しても、後端より前方に設けられた弾性ストッパーで洗浄槽の自然移動が制限されるので、洗浄槽内に食器類を効率的に収納したり、洗浄槽より取り出したりすることができる。
【0016】
第2の発明は、食器類を洗浄する洗浄槽と、前記洗浄槽の下方に固着されるカバーと、前記洗浄槽を覆う外枠と、前記外枠の前面に固着される外枠カバーと、前記洗浄槽を前記外枠に移動自在に支持するレールを備え、前記洗浄槽を前方に引き出した時に前記外枠カバーで押圧される弾性ストッパーを前記カバーに取り外し可能に設けたもので、洗浄槽の引き出し動作により、弾性ストッパーの外枠カバーとの当接部が次第に磨耗し、外枠カバーからの押圧が小さくなり洗浄槽を十分に保持できなくなった時に、磨耗した弾性ストッパーを容易に取り外し、新規の弾性ストッパーを取り付けられるので、初期の保持力を容易に確保することができ、従来みられたような洗浄槽や食器類に衝撃的な力が加わるといったことを低減することができる。また、外枠カバーからの押圧が異なる何種類かの弾性ストッパーを揃えておけば、食器洗い機の大きさが異なり、カバーの大きさや高さが異なっても、弾性ストッパーを選択してカバーに容易に取り付けることができるので、弾性ストッパーの共用化や標準化が容易となり、部品管理面でも有利な食器洗い機となる。
【0017】
第3の発明は、特に、第2の発明の弾性ストッパーの取り付け、取り外し作業が、洗浄槽を外枠より前方に引き出して、下方より行えるようにしたもので、食器洗い機を長期間使用して弾性ストッパーが次第に磨耗し、外枠カバーからの押圧が小さくなり洗浄槽を十分に保持できなくなった場合に、洗浄槽を外枠から引き出し、下方から弾性ストッパーをカバーに固着しているネジ等を取り外せば、容易に磨耗した弾性ストッパーを取り外し、新規の弾性ストッパーと交換でき、弾性ストッパーが再び外枠カバーから初期の押圧を受けて洗浄槽を保持することができるようになり、従来みられたような洗浄槽や食器類に衝撃的な力が加えられるといったことを防止することができる。また、使用者も容易に弾性ストッパーを交換することができることから、不要時には取り外したりあるいは新規のものと容易に交換できることから使い勝手のよい食器洗い機となる。
【0018】
第4の発明は、特に、第2又は第3の発明の弾性ストッパー又はカバーのいずれか一方に弾性を有する爪部を形成し、他方に前記爪部が係止される孔を形成し、前記爪部を前記孔に挿入して前記弾性ストッパーを前記カバーに固定するようにしたもので、弾性ストッパーを、ネジなどの別部品を使用することなくカバーに容易に固着することができるようになり、資源的に有利なだけでなく、生産性や部品管理面でも有利な食器洗い機となる。
【0019】
第5の発明は、特に、第2〜4のいずれか一つの発明のカバーに、弾性ストッパーの取り付け高さが異なる弾性ストッパー取り付け部を複数形成したもので、使用者によっては洗浄する食器類が少なかったり、あるいは大家族で洗浄する食器類が多かったりと異なる状態で使用されるが、使用者が洗浄槽により大きな保持力を必要とする場合は、弾性ストッパーを、押圧を大きくする別の弾性ストッパー取り付け部に移動させることにより、弾性ストッパーはより強く外枠カバーから押圧されることになり、洗浄槽の保持力を容易に増加させることができる。また、食器洗い機を長時間使用して弾性ストッパーが磨耗し、外枠カバーからの押圧が減少して洗浄槽を十分に保持できない時には、磨耗した弾性ストッパーをより押圧の強くなる弾性ストッパー取り付け部に移動させればより確実に洗浄槽を保持することができ、使用者には使い勝手のよい食器洗い機となる。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側断面図、図2は、同食器洗い機の正面図、図3は、同食器洗い機の作用を示す側断面図、図4は、同食器洗い機の同弾性ストッパーと外枠カバーの関係を示す側断面図、同5は同食器洗い機を示す斜視図である。なお図2では操作部の図示を省略すると共に、上記従来例と同一部分については同一符号を付けてその説明を省略する。
【0022】
図1〜図5において、流し台17内の収納スペースに設置された本実施の形態における食器洗い機10の洗浄槽2の下方には、ホース(図示せず)などの部品を覆うカバー11が固着され、外枠12の前面12aには外枠カバー13が固着されている。レール14の固定側14aは、外枠12に固着され、可動側14bで洗浄槽2を保持して、洗浄槽2を外枠12内に収納したり引き出したりすることができるように移動自在となっている。
【0023】
7は、洗浄槽2内に収納される食器類で、18は、洗浄コースや時間を設定する操作部で、19は、洗浄槽2を引き出す際に手をかけるハンドルである。
【0024】
カバー11には、それぞれ下方に突出する谷部15a、16aを有する弾性ストッパー15、16が形成されている。弾性ストッパー15は、カバー11の後端11aの近傍に設けられ、弾性ストッパー16は、後端11aより前方に設けられており、洗浄槽2を引き出してくると弾性ストッパー15および16の谷部15a、16aが外枠カバー13により押圧されるように構成されている。図4(A)は、弾性ストッパー15が外枠カバー13に当接し、図4(B)は、弾性ストッパー15の谷部15aが外枠カバー13に押圧されてたわみ、図4(C)は、弾性ストッパー15の谷部15aが外枠カバー13を乗り越え、押圧から解放された状態を示している。図4では、弾性ストッパー15のみの動作を示したが、弾性ストッパー16も同様の動作を行うようになっている。
【0025】
以上のように構成された食器洗い機10について、以下その動作、作用について説明する。
【0026】
食器洗い機10の操作部18の上方に設けられたハンドル19を持って洗浄槽2を引き出すと、洗浄槽2は、レール14に保持されながら前方に移動してくる。そして、弾性ストッパー16が外枠カバー13に押圧される位置では移動に抵抗が加えられるが、引き続き引き出していくと、弾性ストッパー16の谷部16aが外枠カバー13を乗り越え、その後は抵抗なく弾性ストッパー15の谷部15aが外枠カバー13に当接するまで洗浄槽2を引き出すことができ、弾性ストッパー15で再び洗浄槽2の動きに抵抗が加えられることになる。外枠12より引き出した洗浄槽2内に、食器類7を収納し、洗浄槽2を外枠12内に押し込んで操作部18で洗浄コースや時間を設定すれば食器類7の洗浄を行うことができる。
【0027】
以上のように本実施の形態によれば、弾性ストッパー15、16をカバー11の後端11a近傍と後端11aより前方に設けたことにより、食器類7がいっぱい洗浄槽2内に入れられたり設置面20が傾いて、洗浄槽2が前方に傾いた状態で、万一ハンドル19から手を離しても、洗浄槽2の自動的な移動は、カバー11の後端11aより前方に設けられた弾性ストッパー16までか、弾性ストッパー16と後端11a近傍に設けられた弾性ストッパー15間だけの移動に制限されるので、洗浄槽2が自重で一気に前方に移動し、洗浄槽2或いはカバー11の後端が外枠カバー13に設けたストッパー(図示せず)に衝撃的に当たって、洗浄槽2や食器類7に大きな衝撃力が加わるといったことを確実に防止することができる。
【0028】
また、後端11aより前方にも弾性ストッパー16を設けていることから、洗浄する食器類7が少なかったり、洗浄、乾燥を終えた食器類7の一部だけを取り出したい時洗浄槽2をカバー11の後端の弾性ストッパー15位置までいっぱい引き出す必要はなく後端11aより前方に設けられた弾性ストッパー16を通過するまで洗浄槽2を引き出しても、後端11aより前方に設けられた弾性ストッパー16で洗浄槽2の自然移動を制限することができるので、洗浄槽2内に食器類7を効率的に収納したり、洗浄槽2より取り出したりすることができ、使いやすい食器洗い機10を提供することができる。
【0029】
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態における食器洗い機の弾性ストッパーの取り付け部の断面図、図7は、同弾性ストッパーの取り付け状態を示すカバーの平面図、図8は、同食器洗い機の側断面図である。なお、上記従来例あるいは上記第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付けてその説明を省略する。
【0030】
本実施の形態は、図6〜8に示すように、食器洗い機21の洗浄槽2の下方にホースなどを覆うカバー22を固着し、そのカバー22の後端22a近傍および後端22aより前方に弾性ストッパー23、24を下方よりネジ25などで固着し、ネジ25などを取り外すことにより弾性ストッパー23、24を容易に取り外すことができる構成としたものである。
【0031】
以上のように構成された食器洗い機21について、その動作、作用を説明する。
【0032】
洗浄槽2を外枠12から引き出してくると、まずカバー22にネジ25などで固着された弾性ストッパー24の谷部24aが外枠カバー13に押圧されて洗浄槽2の移動に抵抗を加えるが、さらに洗浄槽2を引き出すと、弾性ストッパー24の谷部24aが外枠カバー13を乗り越えて洗浄槽2は前方に移動し、ついにはカバー22の後端近傍の弾性ストッパー23が外枠カバー13により押圧されて洗浄槽2の移動に抵抗を加え、洗浄槽2のハンドル19から手を離しても洗浄槽2が勝手に前に飛び出ることがない。
【0033】
ところで、長期間食器洗い機21を使用していると弾性ストッパー23、24の夫々の谷部23a、24aが磨耗して外枠カバー13からの押圧が小さくなり、洗浄槽2を十分に保持できなくなってくるが、本実施の形態によれば、洗浄槽2を前方に引き出し、弾性ストッパー23、24をカバー22に、下方よりネジ25等で取り付けられるようになっているので、磨耗した弾性ストッパー23、24を取り外し、新規の弾性ストッパー23、24を取り付ければ、初期の保持力を容易に維持させることができ、それにより、洗浄槽2の引き出し時に、従来例にみられたような洗浄槽2や食器類7に衝撃的な力が加えられるといったことを防止することができる。
【0034】
なお、図9(A)、(B)、(C)に示すように、h1、h2、h3のように谷部23a(又は24a)の高さを変えた弾性ストッパー23(又は24)を揃えておけば、食器洗い機21の大きさが異なったり、カバー22の大きさや高さが異なっても、高さが異なる何種類かの弾性ストッパー23(又は24)から選択してカバー22に取り付けることが可能で、弾性ストッパー23、24の共用化や標準化が容易となり部品管理面でも有利な食器洗い機21を提供することが出来る。
【0035】
(実施の形態3)
図10は、本発明の第3の実施の形態における食器洗い機の側断面図である。なお、上記従来例あるいは上記実施の形態と同一部分については同一符号を付けてその説明を省略する。
【0036】
本実施の形態は、図10に示すように、食器洗い機26の洗浄槽2を外枠12から引き出した時、カバー22に固着された弾性ストッパー23、24が、流し台30の前面30aより前方に位置するように配置し、弾性ストッパー23、24の取り付けや取り外し作業をカバー22の下方から容易に行えるようにしたものである。
【0037】
上記構成により、食器洗い機26を長時間使用して弾性ストッパー23、24が磨耗したような時、使用者でも、洗浄槽2を外枠12から引き出して磨耗した弾性ストッパー23、24を下方から取り外し、新しいものと容易に交換して、洗浄槽2の保持力を容易に回復させることが可能となり、使い勝手のよい食器洗い機26を提供することができる。
【0038】
(実施の形態4)
図11は、本発明の第4の実施の形態における食器洗い機の弾性ストッパーの取り付け部の側断面図、図12は、同弾性ストッパーの取り外し方法を示す部分断面図、図13は同食器洗い機の側断面図である。なお、上記従来例あるいは上記実施の形態と同一部分については同一符号を付けてその説明を省略する。
【0039】
本実施の形態は、図11〜図13に示すように、弾性ストッパー31、32の両端に弾性を有する係止部として爪部31a、32aを形成し、カバー33に、爪部31a、32aに係止される被係止部として孔33a、33bをそれぞれ形成し、爪部31aを孔33aに、爪部32aを孔33bにそれぞれ押し入れて、弾性ストッパー31、32をカバー33に固着するようにしたものである。
【0040】
なお、本実施の形態では、弾性ストッパー31、32に爪31a、32aを設け、カバー33に孔33a、33bを設けたが、弾性ストッパー31、32に孔を設け、カバー33側に爪を設けても動作、作用は同じである。
【0041】
以上のように構成された食器洗い機34について、その動作、作用を説明する。
【0042】
弾性ストッパー31、32をそれぞれカバー33に取り付ける時、爪部31a、32aが倒れながらカバー33に設けられた孔33a、33bに入っていき、弾性ストッパー31、32がカバー33に密着した状態になると、爪部31a、32aの倒れがなくなり、弾性ストッパー31、32をカバー33に固着することができる。
【0043】
また、弾性ストッパー31、32をカバー33から取り外す時には、図12内で2点鎖線で示されるドライバー35などで爪部31a、32aを倒して、爪部31a、32aを孔33a、33bから抜き出すと、弾性ストッパー31、32をカバー33から容易に取り外すことができる。
【0044】
以上のように本実施の形態によれば、ネジなどの別部品を使用することなく、弾性ストッパー31、32の取り付け、取り外しが容易にできることから、資源的に有利なだけでなく、部品管理面でも有利な食器洗い機34となる。
【0045】
(実施の形態5)
図14は、本発明の第5の実施の形態における食器洗い機のカバーと弾性ストッパーを示す平面図、図15は、同カバーと弾性ストッパーの取り付け状態を示す断面図(図14のA−A断面図)、図16は、同食器洗い機の正面図である。なお、図16では操作部を外して示している。また、上記従来例あるいは上記実施の形態と同一部分については同一符号を付けてその説明を省略する。
【0046】
本実施の形態は、図14〜図16に示すように、洗浄槽2の下方に設けられホースなどの部品を覆うカバー36に、高さの異なる弾性ストッパー取り付け部36a、36bを設け、例えば工場からの出荷時には、弾性ストッパー37、38の外枠カバー13からの押圧がより小さい弾性ストッパー取り付け部36aに弾性ストッパー37、38を固着するようにしたものである。図中弾性ストッパー37、38の外枠カバー13からの押圧が大きくなる方の弾性ストッパーを2点鎖線で示している。
【0047】
以上のように構成された食器洗い機39について、その動作、作用を説明する。
【0048】
使用者によっては洗浄する食器類7が少なかったり、あるいは大家族で洗浄する食器類7が多かったりと異なる状態で使用されるが、使用者が、洗浄槽2により大きな保持力を持たせたいときは、弾性ストッパー37、38を、取り付け高さが大きな別の弾性ストッパー取り付け部36bに移動させることにより、弾性ストッパー37、38はより強く外枠カバー13から押圧されることになり、洗浄槽2の保持力を容易に増加させることができる。
【0049】
また、食器洗い機39を長時間使用して弾性ストッパー37、38が磨耗し、外枠カバー13からの押圧が減少して洗浄槽2を十分に保持できない時には、磨耗した弾性ストッパー37、38をより押圧の強くなる弾性ストッパー取り付け部36bに移動させれば、より確実に洗浄槽2を保持することができることから、使い勝手のよい食器洗い機39を提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
以上のように、本発明に係る食器洗い機は、食器類がいっぱい収納された洗浄槽が自重で前方に移動しても、衝撃的な力が食器類や食器洗い機に加わることがなく、又、洗浄槽を適正な位置に容易に保持できて使い易いもので、食器洗い機に限らず、比較的重いものを収納すると共に本体から出し入れ自在の容器を備えた各種機器、装置にも広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側断面図
【図2】同食器洗い機の正面図
【図3】同食器洗い機の作用を示す側断面図
【図4】(A)〜(C)同食器洗い機の弾性ストッパーと外枠カバーの関係を示す側断面図
【図5】同食器洗い機を示す斜視図
【図6】本発明の第2の実施の形態における食器洗い機の弾性ストッパーの取り付け部の断面図
【図7】同弾性ストッパーのカバーへの取り付け状態を示す平面図
【図8】同食器洗い機を示す側断面図
【図9】(A)〜(C)高さの異なる弾性ストッパーの側面図
【図10】本発明の第3の実施の形態における食器洗い機の側断面図
【図11】本発明の第4の実施の形態における食器洗い機の弾性ストッパー取り付け部の側断面図
【図12】同弾性ストッパーの取り外し方法を示した側断面図
【図13】同食器洗い機の側断面図
【図14】本発明の第5の実施の形態における食器洗い機のカバーと弾性ストッパーを示す平面図
【図15】図14のA−A断面図(同カバーと弾性ストッパーの取り付け状態を示す)
【図16】同食器洗い機の正面図
【図17】従来の食器洗い機の側面図
【図18】同食器洗い機の要部拡大図
【符号の説明】
【0052】
2 洗浄槽
10、21、26、34、39 食器洗い機
11、22、33、36 カバー
11a、22a 後端
12 外枠
12a、30a 前面
13 外枠カバー
14 レール
15、16、23、24、31、32、37、38 弾性ストッパー
15a、16a、23a、24a 谷部
25 ネジ
31a、32a 爪部
33a、33b 孔
36a、36b 弾性ストッパー取り付け部




 

 


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