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傾斜したアプリケータ要素を有するアプリケータ - ロレアル
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発明の名称 傾斜したアプリケータ要素を有するアプリケータ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−236977(P2007−236977A)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
出願番号 特願2007−156847(P2007−156847)
出願日 平成19年6月13日(2007.6.13)
代理人 【識別番号】100059959
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 稔
発明者 ジャン−ルイ ギュレ
要約 課題
使用に際し人間工学的であって特に睫毛へのメーキャップの塗布を一段と向上させるのに役立つアプリケータを提供する。

解決手段
本発明のアプリケータ(2)は、取っ手部材(7)と、ヒンジを介して取っ手部材に連結されたステム(6)と、ステムの第1の端部のところに設けられたアプリケータ要素とを有し、ステム(7)及びアプリケータ要素は全体が、同一の直線状軸線に沿って延びているわけではない。
特許請求の範囲
【請求項1】
取っ手部材(7)と、ヒンジを介して取っ手部材に連結されたステム(6)と、ステムの第1の端部のところに設けられたアプリケータ要素とを有するアプリケータにおいて、ステム(7)及びアプリケータ要素は全体が、同一の直線状軸線に沿って延びているわけではないことを特徴とするアプリケータ。
【請求項2】
アプリケータ要素は、直線ではない長手方向軸線(W)を有していることを特徴とする請求項1記載のアプリケータ。
【請求項3】
ステムの長手方向軸線は、直線ではないことを特徴とする請求項1又は2記載のアプリケータ。
【請求項4】
ステムの長手方向軸線(X)は、直線であることを特徴とする請求項1又は2記載のアプリケータ。
【請求項5】
アプリケータ要素は、その長手方向軸線に対し横断方向に延びる剛毛又は歯を支持していることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項6】
アプリケータ要素は、メーキャップを角質繊維、特に、睫毛、眉毛又は髪の毛に塗布するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項7】
アプリケータ要素は、マスカラブラシから成ることを特徴とする請求項6記載のアプリケータ。
【請求項8】
ブラシに隣接して位置するステムの部分は、軸線(X)を有し、ブラシは、剛毛が突出した一部を備えるコア(21)を有し、コアは、その長さの少なくとも一部にわたって湾曲しており、剛毛によって構成される包絡面は、剛毛が突出している部分の中間平面(M)に対して対称ではなく、前記中間平面は、コアに対して垂直であることを特徴とする請求項7記載のアプリケータ。
【請求項9】
ブラシは、ブラシに隣接して位置するステムの前記部分の軸線(X)と整列していない自由端部を有していることを特徴とする請求項8記載のアプリケータ。
【請求項10】
ブラシの剛毛によって構成されるブラシの断面は、ブラシの一端から他端までの変化が単調ではないことを特徴とする請求項8又は9記載のアプリケータ。
【請求項11】
ブラシは、直線状コアを有するブランクから作られ、ブランクは、コアに垂直な中間平面回りに対称ではなく、コアに垂直な方向から側面を観察すると、直線ではない縁部を有し、前記縁部は、ブラシの製作中、曲率をコアに与えることにより少なくとも一部が真っ直ぐにされることを特徴とする請求項8〜10のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項12】
ブラシは、円形状に対称のブランクから作られていることを特徴とする請求項8〜11のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項13】
ブラシは、コアの軸線(W)に対し軸対称であるブランクから作られていることを特徴とする請求項8〜12のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項14】
ブラシは、互いに平行ではない少なくとも2つの軸線(C1,C2)の回りに湾曲していることを特徴とする請求項7記載のアプリケータ。
【請求項15】
ブラシは、1以上の凹み及び(又は)切子面が形成されているブランクから作られていることを特徴とする請求項8〜14のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項16】
ブラシは、湾曲していてブラシが連結されたコアを有し、ブラシは、単調ではないようにブラシの長さの少なくとも一部にわたって変化する断面を有し、コアに沿う少なくとも1つの箇所のところの前記断面は、前記箇所のところのコアの曲率平面(V)に対し垂直な平面(K)に対し対称ではないことを特徴とする請求項7記載のアプリケータ。
【請求項17】
ブラシは、互いに異なる形状の少なくとも3つの側面を備えていることを特徴とする請求項16記載のアプリケータ。
【請求項18】
ブラシは、実質的に平らな少なくとも2つの側面を備えていることを特徴とする請求項7〜17のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項19】
ブラシは、弾丸、ピーナッツ、ブイ(buoy)、魚、鼓又は(ラグビー又はアメリカン)フットボールの全体的な形状をしているブランクから作られていることを特徴とする請求項7〜18のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項20】
ブラシは、ブラシの2つの軸方向端部相互間の少なくとも1つの極端な部分を通る断面を備えたブランクから作られていることを特徴とする請求項7〜19のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項21】
アプリケータ要素は、メーキャップを睫毛及び(又は)眉毛に塗布するよう構成された櫛(60)から成ることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項22】
アプリケータ要素は、フロック加工されたエンドピースから成ることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項23】
アプリケータ要素は、塗料ばけ、特に、マニキュア液を塗布するブラシの形態をしていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項24】
ヒンジ(10,11)は、取っ手部材(7)の内側に設けられていることを特徴とする請求項1〜23のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項25】
ヒンジは、ヒンジのところでの取っ手部材に対するステムの相当な軸方向及び(又は)横方向変位を阻止するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜24のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項26】
取っ手部材は、受け器(3)を閉鎖するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜25のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項27】
ステムは、ステムが取っ手部材に対して向いている方向を変えることができる操作可能部分(18)を有し、前記操作可能部分は、少なくとも一部は、ヒンジと、第1の端部から見て反対側のステムの第2の端部との間に延びていることを特徴とする請求項1〜26のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項28】
取っ手部材は、操作可能部分を通過させる開口部を備えた端壁を一端に備えた本体を有していることを特徴とする請求項27記載のアプリケータ。
【請求項29】
開口部は、少なくとも1つのスロット(70,71)から成ることを特徴とする請求項28記載のアプリケータ。
【請求項30】
少なくとも1つのスロットは、操作可能部分の変位中、ハードポイントを構成する少なくとも1つの縁部を有していることを特徴とする請求項29記載のアプリケータ。
【請求項31】
操作可能部分は、少なくとも一部が取っ手部材を覆うよう構成されたカバーを有していることを特徴とする請求項27〜30のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項32】
操作可能部分は、少なくとも一部が、少なくとも1つの可撓性領域を含むシースで被覆されていることを特徴とする請求項27〜31のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項33】
ステムは、ユーザが操作可能部分(18)を放した後、ユーザによりステムに付与された方向に継続して向くように構成されていることを特徴とする請求項27〜32のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項34】
ヒンジは、ボールソケット型継手から成ることを特徴とする請求項1〜33のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項35】
ボールソケット型継手の着座部(11)は、剛性であることを特徴とする請求項34記載のアプリケータ。
【請求項36】
ステムは、アプリケータが使用されていないときに装着される受け器の表面と実質的に漏れ止め状態で協働するよう構成された密封部材(9)を有していることを特徴とする請求項1〜35のうちいずれか一に記載のアプリケータ。
【請求項37】
化粧品を包装すると共に塗布する器具(1)であって、化粧品を入れる受け器と請求項1〜36のうちいずれか一に記載のアプリケータとから成ることを特徴とする器具。
【請求項38】
アプリケータは、受け器を閉鎖するよう構成されていることを特徴とする請求項37記載の器具。
【請求項39】
受け器は、ワイパ(5)を有していることを特徴とする請求項37又は38記載の器具。
【請求項40】
受け器及びアプリケータは、アプリケータのステム(6)が、アプリケータが受け器上の定位置にあるとき、受け器に対し傾かないように構成されていることを特徴とする請求項37〜39のうちいずれか一に記載の器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、取っ手部材と、ヒンジを介して取っ手部材に連結されたステムと、ステムの一端部のところに設けられたアプリケータ要素とを有する形式のアプリケータに関する。
【背景技術】
【0002】
化粧品を塗布するのに適したかかるアプリケータは、米国特許第6,026,823号明細書に記載されている。
他のアプリケータは、米国特許第5,328,282号明細書、米国特許第2,173,959号明細書、米国特許第4,396,028号明細書、米国特許第5,435,328号明細書、仏国特許第2,701,196号明細書、米国特許第4,165,755号明細書、仏国特許第1,395,217号明細書、米国特許第4,428,388号明細書、米国特許第3,185,291号明細書及び米国特許第4,370,989号明細書に記載されている。
【0003】
コアから半径方向に突き出た剛毛のタフト回りに金属ワイヤの2本の枝を螺旋に撚り合せることにより形成された多くのブラシが知られており、枝は、プラスチック材料で作られたステム中に固定されていて、塗布されるべきメーキャップを収容した受け器を閉鎖するキャップ内に固定されている。
剛毛の自由端部は、包絡面(envelope surface)を構成し、この包絡面は、多種多様な形状のものであってよい。
【0004】
かくして、仏国特許出願公開第2,605,505号明細書は、直線状のコアを備えると共に複数の側面を備えたブラシを開示しており、これら側面は各々、ブラシの実質的に全長にわたって延びる凹みを備え、各凹みは、断面が外方に凹のプロフィールを呈している。かかる凹みは、これら相互間に、隆起領域を構成している。コアの軸線は、ステムの軸線と一致している。メーキャップがかかるブラシによって塗布されているとき、ブラシは、ステムの軸線を中心に回され、睫毛は、全て形状が同一の側面に連続して接触する。
【0005】
欧州特許出願公開第663,161号明細書は、直線状のコア及びその側面に設けられた外方に凹の凹みを有するブラシを記載している。凹みの縁部は、全体としてベースを介して一体化された2つの切頭円錐の形態をした包絡面の一部をなしている。
欧州特許出願公開第792,603号明細書は、直線状のコア及び1以上の凹みが形成されていて、ブラシの軸線に沿って進むと最大部を通過する幅の円筒形部分を有するブラシを開示している。
【0006】
仏国特許出願公開第2,755,593号明細書は、直線状ではなく、曲率平面内で延びるコアを備えたブラシを開示している。ブラシの包絡面は、その長さの少なくとも一部にわたって、曲率平面に平行な長軸に沿って細長い形状の断面を呈している。曲率平面の各側に位置したブラシの包絡面の2つの半部は、その回りに対称である。
【0007】
仏国特許出願公開第2,749,489号明細書及び第2,749,490号明細書は、コアが湾曲している他のブラシを開示している。これらブラシの剛毛によって構成される断面は、ブラシの一端から他端まで単調に変化している。換言すると、ブラシの長さに沿う2つの互いに異なる位置で取ったブラシの2つの断面を比較すると、これら断面のうち一方は、他方の断面を拡大したものであり、即ち、これら断面は、幾何学的に相似の関係にあり、一方の断面から他方の断面までの寸法の比は、コアの軸線回りの方向とは無関係に同一であり、即ち、断面相互間に相対的な捩れはない。これらブラシは各々、コアに垂直な中間平面回りに対称の包絡面を有するブランク(未仕上げブラシ)から作られている。
【0008】
米国特許第5,937,870号明細書は、剛毛によって構成された断面がブラシの長さの少なくとも一部にわたって細長い形状をしているブラシを記載している。このブラシは、コアの曲率平面回りに対称関係にある2つの半部を備えた包絡面を有している。
米国特許第5,876,138号明細書は、直線状のコアを備えた全体として魚の形をしたブラシを記載している。
独国特許出願公開第4,205,935号明細書は、一定であって円形の断面をした湾曲コア型ブラシを記載している。
仏国特許出願公開第2,798,276号明細書は、自由端部がステムと整列しておらず、かくしてメーキャップをピックアップし易い湾曲コア型ブラシを有する器具を記載している。ブラシの断面は、ステムに連結されたブラシの端部からその自由端部に向かって単調に変化している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、使用に際し人間工学的であって、特に睫毛へのメーキャップの塗布を一段と向上させるのに役立つ特に、唇、瞼、睫毛、眉毛又は髪の毛用のアプリケータを提供することを目的としている。
メーキャップを睫毛に塗布する場合、特に、ブラシによって担持されるメーキャップの量の観点、伸び率の観点、曲率の観点、睫毛相互間への剛毛の侵入度の観点、及び睫毛を分ける仕方の観点においてブラシを有するアプリケータを一段と改良する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、その特徴のうちの1つとして、取っ手部材と、ヒンジを介して取っ手部材に連結されたステムと、ステムの第1の端部のところに設けられたアプリケータ要素とを有するアプリケータにおいて、ステム及びアプリケータ要素は全体が、同一の直線状軸線に沿って延びているわけではないことを特徴とするアプリケータを提供する。
【0011】
ステムに取っ手部材に対し0ではない角度を与えることにより、かかるアプリケータは、メーキャップを一層人間工学的に塗布するようにすることができる。加うるに、アプリケータ要素が取っ手部材の軸線に対し0ではない角度をなす方向に延びる少なくとも1つの部分、例えば、遠位部分を有しているので、この角度は、ステムを取っ手部材に対し傾けることにより増大させることができ、この場合、受け器がワイパを有していても、アプリケータを受け器内へ戻すのがそれほど困難ではない。アプリケータ要素は、非直線状であるのがよく、ステムとアプリケータは、全体が同一直線状軸線に沿って延びる必要はない。この場合、例えば、アプリケータ要素及びステムは、或る平面内で延びるのがよく、ステムは、この平面内でのみ回動することができる。アプリケータ要素の長手方向軸線は又、ステムの回動平面の外部に延びてもよい。
ステムは、アプリケータが使用されていないときに装着される受け器の表面に実質的に漏れ止め状態で圧接するよう構成された密封部材を有する。一例を挙げると、密封部材は、ディスク及び(又は)切頭円錐形部分から成るのがよい。
【0012】
ブラシを有するアプリケータ要素
本発明の特徴では、アプリケータ要素は、メーキャップを角質繊維に塗布するよう構成されたものであるのがよく、さらに、アプリケータ要素は、ブラシの長手方向軸線に対し横断方向に延びる剛毛を備えたブラシを有するのがよい。
かかるブラシは、剛毛が延びる起点となる一部を備えたコアを有し、この部分を「剛毛支持」部分と呼ぶことができる。
【0013】
一実施形態では、コアは、その長さの少なくとも一部にわたって湾曲したものであるのがよい。
「湾曲したコア」という用語は、「非直線状コア」と理解されるべきであり、換言すると、本発明の意味では、不連続線が「湾曲線」を構成することができる。
ブラシの剛毛によって構成された包絡面は、コアに垂直な中間平面に対し非対称であるのがよい。
【0014】
ブラシに隣接して位置するステムの部分の軸線とコアの軸線とのなす角度は、コアに沿うあらゆる箇所で90°未満であるのがよい。
ブラシは、ブラシに隣接して位置するステムの部分の軸線と整列していない自由端部を備えるのがよい。
ブラシの剛毛によって構成される断面は、ブラシの一端から他端まで非単調に変化しているものであるのがよい。
この断面が「非単調」に変化すると称する場合、ブラシの断面はブラシの全長にわたって一定ではなく、ブラシの一端から他端まで厳密に大きくなり、又は小さくなるようには変化しないことは理解されるべきである。剛毛によって構成される断面が非単調に変化するということは、例えば、ブラシを作るブランクの形状に起因している場合があり、このブランクは場合によっては、ブラシの各端部から0ではない距離を置いたところに最大又は最小直径を有し、又は場合によっては、1以上の凹み等を有する。
【0015】
特定の実施形態では、ブラシは、直線状コアを備えたブランクから作られ、剛毛支持部分は、コアに垂直な中間平面に対し対称ではない包絡面を有し、ブランクは、ブランクは、コアに垂直な中間平面回りに対称ではなく、コアに垂直な方向から側面を観察すると、直線ではない縁部を有し、前記縁部は、ブラシの製作中、曲率をコアに与えることにより少なくとも一部が真っ直ぐにされる。
かかるブラシは、メーキャップの非常に満足のゆく品質が得られるようにすることができる。というのは、コアは湾曲しており、そして、ステムの軸線に垂直な方向で側から観察したときに、ブラシはステムの軸線回りに回転するにつれて変化する輪郭を呈するからである。
【0016】
特に、かかるブラシにより、睫毛を効果的に取り扱うことができると共に一様ではない拭い取り作用が得られ、このために、メーキャップが非一様に装填されるブラシのゾーンが得られる。
かくして、ユーザは、ブラシに多量のメーキャップを担持させることができ、それにより、ブラシを受け器内に漬け戻す必要がなくメーキャップを睫毛に局部的に追加することができ(メーキャップを施している際にこのことが必要であると判明すれば)、更に、ブラシが、有利には睫毛、特に、瞼の端の短い睫毛を分けるのに用いることができるメーキャップの担持量の少ない剛毛を有するようにすることができる。
【0017】
上述したようなブラシから開始して、そのコアを完全に真っ直ぐにすることにより、即ち、コアを完全に直線状に作ることによりブラシを製作するのに用いられるブランクに戻ることが観察目的で可能である。
コアの曲率は、一定である必要はない。
コアの曲率がブラシの長さに沿って一定ではないことが意味することは、その曲率半径(無限の場合がある)がブラシに沿う少なくとも2つの互いに異なる箇所で同一ではないということである。かくして、ブラシを、例えばステムに隣接したところよりもその自由端部に隣接したところの方が一層湾曲しているのがよく、或いは、ブラシは、特にブラシのコアがステムと嵌合する直線状部分を有すると共に剛毛が一定であり又はそうではない曲率を備えた曲線状剛毛支持部分によって支持されている場合に適用される場合、直線状又は実質的に直線状の部分及び湾曲した部分を有してもよい。
【0018】
特定の実施形態では、ブラシの断面は、その2つの軸方向端部相互間の少なくとも1つの極端な部分を通るのがよい。この極端な部分は、最大部又は最小部であり、特に、ブラシの断面は、特にブラシを構成するブランクが全体として魚の形をしているときに適用される場合には、その2つの軸方向端部相互間で最大部と最小部の両方を通過するのがよい。
特定の実施形態では、ブランクは、円形状に対称である包絡面を備えるのがよい。
ブラシを作るのに用いられるブランクは又、円形状に対称ではなく、例えばコアの軸線に対し単に軸対称である包絡面を備えてもよい。
【0019】
ブランクの包絡面の断面は、ブラシの長さの少なくとも一部にわたり、例えば、その長さの1/3以上にわたり単調に変化する形状を備えるものであってよい。換言すると、ブラシの長さに沿う2つの互いに異なる位置で取ったブラシの2つの断面を比較すると、これら断面のうち一方は、他方の断面を拡大したものであり、即ち、これら断面は、幾何学的に相似の関係にあり、一方の断面から他方の断面までの寸法の比は、コアの軸線回りの方向とは無関係に同一であり、即ち、断面相互間に相対的な捩れはない。
【0020】
ブラシを作るためには、コア及びブランクをブランクの中間平面の外部に位置する少なくとも1つの軸線回りに湾曲させるのがよい。コアに与えられた曲率により真っ直ぐにされるブランクの一縁部を、ブラシの遠位部分又は近位部分、即ち、ブラシの自由端部から始まるブラシの長さの最初の半分又は残りの半分に位置させるのがよい。ブランクの上述の非直線状縁部を、実質的にブラシの自由端部から始まるブラシの最初の1/3又は最後の1/3のところに位置させてもよい。この非直線状縁部は、外方に凹であるのがよく、変形例として、外方に凸であってもよい。一例を挙げると、非直線状縁部が外方に凹であれば、これを実質的にブラシの最後の3分の1のところに位置させるのがよい。これは特に、ブランクが全体として魚の形をしている場合に当てはまる。非直線状縁部が外方に凸の場合、これを例えばブラシの最初の3分の1のところに位置させるのがよい。これは、特にブランクが全体として弾丸の形又はブイの形をしている場合に当てはまる。
【0021】
特定の実施形態では、ブランクの非直線状縁部は、少なくとも一部が、弾丸の形をしたブラシの遠位端部によって構成され、ブラシの本体は、上記遠位端部からコアが連結されているステムに向かうブラシの長さの少なくとも一部にわたって減少する断面を備えた切頭円錐の形をしている。
別の特定の実施形態では、ブランクの非直線状縁部は、ブラシの自由端部に向かって細まる切頭円錐の形態をしたブラシの遠位端部と、同様に、コアが連結されているステムに向かって細まる切頭円錐の形態をしたブラシの本体との接合部を包囲するゾーンによって構成される。
【0022】
別の特定の実施形態では、ブランクは、全体として魚の形をしており、ブランクの非直線状縁部は、魚体に相当する部分と魚の尾を構成する近位端部との接合部の付近のゾーンで構成されている。
別の特定の実施形態では、ブラシは、鼓状(砂時計状)の形をしたブランクから作られ、このブランクの非直線状縁部は、2つの切頭円錐の円錐相互間の接合部のところの凹角部によって構成されている。
別の特定の実施形態では、ブランクは、少なくとも1つの切子面(ファセット)又は凹みを含む(ラグビー又はアメリカン)フットボールの形態をしており、非直線状縁部は、凹みにより構成され、又は、凹み又は切子面の一端部の付近に位置している。
ブランクの非直線状縁部は有利には、コアに与えられた曲率によって変形可能であり、ブラシをステムの軸線に垂直な方向で見たときに少なくとも一部が実質的にブラシの本体の隣接縁部の軸線上に位置するようになっている。
【0023】
コアは、左回り又は右回りに撚りを掛けた撚りコア、特に、仏国特許出願公開第2,701,198号明細書に記載されているように左回りの撚りを掛けた撚りコアであるのがよい。左回りに撚りが掛けられたブラシでは、コアの枝部は、左に回すことにより撚り合わされてターンを形成し、これらターンは、ステム内に固定された端部からコアの軸線に沿って見た場合に、ステムからブラシの自由端部に向かって時計回りになっている。
コアは有利には、ブラシが左回りの撚りが掛けられている場合に湾曲して、剛毛によって形成された螺旋シート(helical sheet)とステムの軸線との間の傾斜角をステムから遠ざかるにつれて減少させるようになっており、かくして、睫毛と上記シートのなす角度を増大させることにより、瞼の両端のところの睫毛相互間の分離を向上させることができる。
【0024】
また、コアに右回りの撚りが掛けられている場合、剛毛が所望の方向に向くようにコアに与えられた曲率に働きかけることが可能である。
金属ワイヤの2本の枝部を撚り合わせることによってコードを作る必要はなく、例えば、剛毛は、他の支持体に埋め込まれ又は他の支持体と一体成形されたものであってもよい。
剛毛は、天然又は合成のものであってよく、これらの端部に例えば丸い又は二股形状の先端部を形成する目的で任意公知の形式の処理を施すのがよい。
ブラシは、互いに異なる長さの剛毛を有し、特に、長い剛毛の自由端部の包絡面により構成された容積部内に封じ込められた短い剛毛を有するものであってよい。
ブラシは、剛毛の混合物を有していてもよい。
使用される剛毛は、任意処理のもの、特に、中空剛毛、毛管作用を発揮する溝を備えた剛毛、平らな又は撚り合わされた剛毛、又は好ましい変形ゾーンを有する剛毛であってよい。
【0025】
また、2以上の軸線回りに湾曲したコアを有する任意形状のブラシを用いることが可能である。特に、コアは、互いに平行ではない2本の軸線回りに湾曲したものであってもよい。かかる状況の下では、コアの軸線は、単一の曲率平面内に完全には含まれない。コアの湾曲の中心となる軸線は、任意的に互いに垂直な方向に延びるものであるのがよく、これら軸線は互いに交差するのがよいが、そのようにするかどうかは任意である。
アプリケータのステムは、次に記載する方法を用いて作られたブラシを備えるのがよく、この方法は、直線状コアを有するブランク、特に、ブラシの第1の端部から第2の端部までの変化が非単調な断面を備えたブランクを作る工程を有し、ブランクは、コアに垂直な中間平面回りに対称ではない包絡面を有し、コアをブラシの第1の端部が第2の端部に隣接したコアの直線状部分の軸線と整列しないように湾曲させる段階を有し、コアの直線状部分の軸線とコアの湾曲部分に沿う任意の箇所の軸線とのなす角が、90°未満のままであるようにすることを特徴とする。
【0026】
特定の具体的構成例では、この方法は、一定ではない断面の直線状コアを備えたブランクを製造する工程を有し、この直線状コアは、ブランクの長さの少なくとも一部にわたって、ブランクをコアに垂直な方向で側面で見たときに直線ではない縁部を有し、この方法は、ブラシを上述したのと同一の方向で観察したときにブランクの非直線状縁部の曲率を減少させるようコアを湾曲させる工程を更に有している。
ブランクは、円形状に対称であるのがよいが、このようにするかどうかは任意であり、そしてブランクは例えば、弾丸、ブイ、魚、鼓、又は(ラグビー又はアメリカン)フットボールの形状をしているのがよい。
少なくとも1つの切子面又は凹みをコアの湾曲に先立ってブランクに形成するのがよい。少なくとも3つのかかる切子面又は凹みを形成してブラシにその長さの少なくとも一部にわたって形状が全体として三角形の断面を与えるのがよい。
【0027】
一例として、ブランクが全体として弾丸又はブイの形をしている場合、ブランクの膨らみ部分のコアに最大の曲率を与えてブランクの遠位端部を持ち上げ、それにより、ブランクの膨らみ部分の非直線状頂縁部を真っ直ぐにすると共にその直径方向反対側の底縁部の曲率を目立たせる効果をもたらすのがよい。
一例を挙げると、ブランクが全体として魚又は鼓の形をしている場合、ブランクの幅の最も狭い部分の付近のコアに最大の曲率を与えてブランクの近位端部を持ち上げてもよく、その作用効果は、ブランクの上に凹の頂縁部を一段と深くすると共にその直径方向反対側の上に凹の底縁部を平べったくすることにある。
【0028】
一般に、コアに与えられる曲率は、ブラシの凹状又は凸状面をなくして例えばこれを実質的に直線状にし、特に、実質的にステムの軸線に平行にする効果を有する場合がある。
コアに与えられた曲率が凸状又は凹状の面を実質的に直線状にするためにかかる面を真っ直ぐにするという効果を有している場合、湾曲を上記面の中間平面内に含まれる軸線回りに行うのがよい。
ブランクは、左回りの撚りが掛けられているものであるのがよい。
アプリケータのステムは、任意形状のものであって、自由端部を備える剛毛支持部分を有するブラシを備えるのがよく、この自由端部は、ブラシに隣接して位置するステムの端部の長手方向軸線と整列しておらず、しかも、取っ手部材に対するステムの傾斜角が0である場合には取っ手部材の長手方向軸線と整列しない。
剛毛支持部分のコアを、コアに沿う任意の箇所におけるコアの接線がブラシに隣接したステムの端部の長手方向軸線とは垂直ではないように湾曲させるのがよい。
【0029】
本発明の別の特徴では、剛毛支持部分の剛毛は、ブラシの長さの少なくとも一部にわたって変化する断面を有する包絡面を構成する端部を有するのがよく、包絡面は、コアに垂直な包絡面の中間平面に対し非対称である。必要ならば、コアを上述したように互いに平行ではない2つの軸線回りに湾曲させるのがよい。
かかるブラシにより、ブラシの剛毛を非一様な仕方で設けるようにすることができる。というのは、ブラシの少なくとも幾つかの部分が、ステムの軸線から、かくしてワイパの軸線からずれているからである。
コアを湾曲させる基準となる軸線は、互いに直角の方向に延びるのがよく、更に、これら軸線は互いに交差するのがよいが、このようにするかどうかは任意である。これら軸線は、ブラシの或る部分の対称平面内に位置するのがよい。
【0030】
ブラシを、包絡面がブランクのコアの長さの少なくとも一部にわたって円形状に対称であるブランクのコアを、上記部分における上記包絡面の形状を変化させるような仕方で湾曲させることにより作ることができる。
ブラシも又、1以上の凹み及び(又は)切子面が切断形成されたブランクから作ることができ、切子面は、実質的に平らであり、ブランクの直線状コアに平行であり、又はこれに対し角度をなしているのがよい。有利には可変傾斜角のステムに用いることができる別のタイプのブラシは、剛毛が連結された湾曲コアを有するのがよく、ブラシは、ブラシの長さの少なくとも一部にわたって非一様に変化している断面を備え、コアの少なくとも一箇所における断面は、その点におけるコアの曲率平面に垂直な平面に対し非対称である。
ブラシは、互いに異なる形状の少なくとも3つの側面を備えるのがよい。
ブラシは、少なくとも2つの平らな側面を備えてもよい。
アプリケータ要素がブラシである場合、これを弾丸、ピーナッツ、ブイ、魚、鼓又は(ラグビー又はアメリカン)フットボールの全体形状をしたブランクから作ることができる。
【0031】
一例を挙げると、ステムの一端に連結されたブラシを用いることが可能であり、ステムの上記端部は、長手方向軸線を有し、ブラシの自由端部は、ステムの長手方向軸線と整列していない。コアの少なくとも一部は、コアの任意の箇所におけるコアの接線がステムの端部の長手方向軸線に垂直ではないような仕方で湾曲している。ブラシは、剛毛を支持し、剛毛の端部は、コアの長さの少なくとも一部に沿って変化する断面を有し、上記包絡面は、中間平面回りに非対称であり、中間平面は、コアに対し直角に延びている。
ブラシは、コアを有するのがよく、このコアは、コアの軸線が曲率平面内で湾曲部を構成するようにその長さの少なくとも一部にわたって湾曲しており、ブラシは、幾何学的に対称ではないような仕方でコアの長さの少なくとも一部にわたって変化するブラシの断面を構成する複数の剛毛を更に有するのがよい。コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面に対し実質的に非対称であるのがよく、コアは、その長さに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面の中心を通るのがよい。
【0032】
変形例として、ブラシは、コアを有し、このコアは、コアの軸線が曲率平面内に湾曲部を構成するような仕方でその長さの少なくとも一部にわたって湾曲し、湾曲部は、凸状側部及び凹状側部を有する。剛毛は、コアの長さの少なくとも一部にわたって非一様に変化するブラシの断面を構成し、コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面回りに実質的に非対称である。曲率平面内では、湾曲部の凸状側部から包絡面までの距離は、コアの長さの少なくとも一部に沿って変化しているのがよい。
【0033】
ブラシは、コアを有し、このコアは、コアの軸線が曲率平面内に湾曲部を構成するような仕方でその長さの少なくとも一部にわたって湾曲しており、複数の剛毛が、コアから延びていて、非一様な仕方でコアの長さの少なくとも一部にわたって変化するブラシの断面を構成するようになっている。コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面に対し実質的に非対称であるのがよく、コアが真っ直ぐな場合、剛毛の端部は、凹みの端部相互間に位置した最大幅を有する少なくとも1つの凹みを構成し、上記端部は、ブラシの長さに沿って互いに間隔を置いて位置している。
【0034】
ブラシは又、コアを有し、このコアは、コアの軸線が曲率平面内に湾曲部を構成するような仕方でその長さの少なくとも一部にわたって湾曲しており、ブラシは、コアから延びる複数の剛毛を更に有し、剛毛は、非一様な仕方でコアの長さの少なくとも一部にわたって変化するブラシの断面を構成している。コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面回りに実質的に非対称であるのがよく、コアが真っ直ぐな場合、剛毛の端部は、少なくとも1つの凹みを構成し、この凹みは、凹みと交差する少なくとも1つの平面内で凹状である。
【0035】
ブラシは、コアを更に有するのがよく、このコアは、コアの軸線が曲率平面内に湾曲部を構成するような仕方でその長さの少なくとも一部に沿って湾曲しており、湾曲部は、凸状側部及び凹状側部を有している。複数の剛毛が、コアから延びていて、剛毛は、ブラシの包絡面を構成する端部を有している。剛毛は又、一様ではない仕方でコアの長さの少なくとも一部にわたって変化するブラシの断面を構成している。コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面回りに実質的に非対称であり、湾曲部の凸状側部の包絡面は、ブラシの長さの少なくとも一部に沿って実質的に平らな表面を構成するのがよく、この実質的に平らな表面は、曲率平面と交差している。
【0036】
ブラシは、コアを更に有するのがよく、このコアは、コアの軸線が曲率平面内に湾曲部を構成するような仕方でその長さの少なくとも一部に沿って湾曲しており、湾曲部は、凸状側部及び凹状側部を有する。複数の剛毛が、コアに連結されていて、剛毛は、ブラシの包絡面を構成する端部を有している。剛毛は、一様ではない仕方でコアの長さの少なくとも一部にわたって変化するブラシの断面を構成している。コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面回りに実質的に非対称である。曲率平面内では、湾曲部の凸状側部の包絡面は、ブラシの長さの少なくとも一部に沿って実質的に直線状である一部を構成するのがよい。
【0037】
ブラシは、コアを更に有するのがよく、このコアは、コアの軸線が曲率平面内に湾曲部を構成するような仕方でその長さの少なくとも一部に沿って湾曲している。複数の剛毛が、コアに連結されている。剛毛は、一様ではない仕方でコアの長さの少なくとも一部にわたって変化するブラシの断面を構成している。コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面回りに実質的に非対称であるのがよい。ステムは、コアに連結された一端部を有し、この端部は、軸線を定め、ブラシの自由端部は、ステムの端部の軸線と整列状態にはないのがよい。
【0038】
ブラシは、コアを更に有するのがよく、このコアは、コアの軸線が曲率平面内に湾曲部を構成するような仕方でその長さの少なくとも一部にわたって湾曲している。複数の剛毛が、コアから延びていて、剛毛は、一様ではない仕方でコアの長さの少なくとも一部にわたって変化するブラシの断面を構成している。コアに沿う少なくとも一箇所におけるブラシの断面は、曲率平面に垂直な平面回りに実質的に非対称であるのがよく、ブラシの長さの少なくとも一部にわたって、ブラシの断面は、漸変幅のものであり、コアを通る幅は、曲率平面に垂直である。
【0039】
操作可能部分を備えたアプリケータ
本発明の実施形態では、アプリケータは、ステムが取っ手部材に対して向いた方向を変える操作可能部分を有するのがよく、この操作可能部分は少なくとも一部は、ヒンジと、ステムが第1の端部から見て反対側のステムの第2の端部との間に延びている。
かかる操作可能部分により、使用中、アプリケータ要素が取っ手部材に対して向いている向きを変えることができる。
【0040】
操作可能部分、ヒンジ及び取っ手部材は、アプリケータが受け器上の定位置にない場合に、ユーザが指で操作可能部分を操作することにより片手でステムの向いている方向を変えることができるような仕方で構成されたものであるのがよい。
取っ手部材は、本体の一端部を貫通して延びる操作可能部分を備えた本体を有するのがよい。この端部のところに、本体は端壁を有するのがよく、この端壁は、操作可能部分を通過させる開口部を備える。この端部は全体として形状が外方に凸であるのがよい。
【0041】
上述の開口部は、少なくとも1つのスロットから成るのがよく、このスロットは、操作可能部分の運動を案内するのに役立つのがよい。必要に応じて、スロットを取っ手部材の側面の少なくとも一部にわたって延長させるのがよい。一例を挙げると、開口部は、少なくとも2つのスロットから成るのがよく、これらスロットの長手方向軸線は、例えば互いに実質的に垂直である。スロットは、例えば少なくとも1つの突起によって操作可能部分を変位させる少なくとも1つのハードポイントを構成する縁部を有するのがよい。必要に応じて、ハードポイントにより、操作可能部分を所定の位置に保持するのを容易に行うことができる。
【0042】
アプリケータ、例えばその端壁は、少なくとも1つの基準マーク、例えば、目盛りを有するのがよく、これにより、ユーザは、ステムが取っ手に対して向いている向きを確認するのが容易になる。
操作可能部分は、取っ手部材の少なくとも一部を覆うよう構成されたカバーを有するのがよい。一例を挙げると、カバーは、取っ手部材の方に全体として凹状である面を備えるのがよい。
操作可能部分の少なくとも一部をシース、例えば、少なくとも1つの可撓性領域を備えたシースで覆うのがよい。可撓性領域は、特にベローから成るのがよい。
操作可能部分の全体をシースで覆うのがよい。
【0043】
シースは、全体として可撓性であるのがよく、例えば、エラストマー、例えば、ブチルニトリル、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)、シリコーン又はラテックスで作られたものであるが、これらには限定されない。
シースを取っ手部材に装着するのがよく、変形例として、シースを例えば取っ手部材上に射出成形することにより取っ手部材と一体成形してもよい。
シースの外形は、軸対称であるのがよく、例えば、その長さの少なくとも一部にわたって円形の断面を備える。
シースは、1以上の方向にその変形を容易にする外形を有するのがよい。かくして、例えば、シースは、その長さの少なくとも一部にわたって長円形の断面を備えるのがよい。
シースは、或る程度の厚さの壁を有するのがよい。一例を挙げると、シースは、厚さが少なくとも或る場所において取っ手部材の壁の厚さと同一オーダのものである壁を有するのがよい。
また、シースは、特にこれが気泡材料で作られている場合、比較的厚肉の壁を有してもよい。
【0044】
一例を挙げると、シースは、ステムの第2の端部が嵌合する凹部又は少なくとも1つのスロットを備えたフォームのブロックから成るのがよい。かかるブロックを例えばヒートシールにより又は接着剤で取っ手部材の本体の一端に固定するのがよい。
シースは、アプリケータが使用されていないときに取り付けられる受け器のクロージャを密封するのに寄与する。
【0045】
ヒンジ
ヒンジを取っ手部材の内側に設けるのがよい。
ヒンジを取っ手部材の内側に配置することにより、アプリケータを一層コンパクトにすることができると共に手で持ち易くなる。
ヒンジは、取っ手部材に対するステムの相当な横方向及び(又は)軸方向変位を阻止するよう構成されたものであるのがよい。
【0046】
ヒンジのところにおける軸方向変位、即ち、取っ手部材の長手方向軸線の方向における変位が生じないと共に(或いは)横方向変位、即ち、取っ手部材の長手方向軸線に垂直な変位が生じなければ(かかる変位は、取っ手部材に対するステムの変位である)、ユーザは、メーキャップが塗布される場所にアプリケータ要素を正確に位置決めすることができる。
ヒンジは、取っ手部材に対するステムの運動を制動するブレーキを含むのがよい。ブレーキは、取っ手部材に対するステムの位置とは無関係に制動作用を発揮するのがよい。変形例として、ブレーキは、取っ手部材に対するステムの少なくとも1つの所定の位置でのみ制動作用を及ぼしてもよい。
【0047】
ヒンジは、種々の方法で作られたものであってよく、例えば、ヒンジにより、ステムは、1つの軸線、2つの軸線又は無限の軸線回りに動くことができる。一例を挙げると、ヒンジは、ボールソケット型継手から成るのがよく、このボールソケット型継手は、剛性又は可撓性の着座部を有するのがよい。剛性の着座部により、必要に応じて、例えば受け器とステムの密封部材とを良好に接触させることにより受け器のクロージャの良好な密封を得ることができる。
【0048】
変形例として、ヒンジは、ピン、例えば金属ピンを有するのがよく、ステムは、このピンを中心として回動するよう設けられる。変形例として、ステムは、ピボットとして働く円筒形部分を有してもよい。
ヒンジは、ステムを通過させる少なくとも1つの可撓性壁、例えば、ディスクを有するのがよく、この壁は、ステムと取っ手部材との間に延びている。一実施形態として、ヒンジは、ステムを通過させる弾性変形可能な材料、例えば、フォームの少なくとも1つのブロックを有する。
アプリケータは、ユーザが操作可能部分を放した後でもステムがユーザによりこれに与えられた方向を継続して向くように構成されたものであるのがよい。
【0049】
変形例として、アプリケータは、例えばステムの軸線を取っ手部材の軸線に整列させるため、ユーザがステムを放したときステムを所定の方向に向くよう戻すのに適当な弾性戻し部材を有してもよい。戻し部材は、例えばヒンジを構成する要素によって構成されたものであるのがよい。戻し部材を、上述したようなシースで構成してもよい。
【0050】
他のアプリケータ要素
アプリケータ要素は、メーキャップを角質繊維、例えば、睫毛又は眉毛に塗布するよう構成された櫛から成るのがよい。
アプリケータ要素は、プラスチック材料の射出成形により作られたブラシから成るのがよく、ブラシは、ギザギザ(セレーション)を含む。
変形実施形態では、アプリケータ要素は、塗料ばけ、特に、マニキュア液を塗布するブラシの形態をしていてもよい。かかる状況下においては、ステムは、例えば曲り部を有するのがよい。
また、アプリケータ要素は、例えばメーキャップを唇又は瞼に塗布するよう構成されたフォーム、スポンジ、フェルト又はフロック加工エンドピースから成っていてもよい。
アプリケータ要素は、毛管作用によりメーキャップを保持するのに適したものであるのがよい。
アプリケータ要素は、直線状又は湾曲した軸線を有するのがよい。
アプリケータ要素は、フロック加工されたものであるのがよい。
【0051】
包装兼塗布器具
本発明は又、化粧品の入った受け器及び上述したようなアプリケータを有する化粧品の包装と塗布の機能を兼ね備えた器具を提供する。
アプリケータは、受け器を閉鎖するよう構成されたものであるのがよい。
受け器は、ワイパを有するのがよい。ワイパにより、ステムをアプリケータが受け器に戻されたとき傾斜角が0の位置に戻すことができる。
受け器及びアプリケータは、アプリケータが受け器上の定位置にあるとき、アプリケータのステムが受け器に対して回動するのが阻止されるように構成されたものであるのがよい。
受け器の密封クロージャは、ヒンジに対し且つヒンジの上方、ヒンジの周り又はヒンジの下でステムの軸線に沿って位置した密封手段によって得られるのがよい。
【0052】
塗布方法
本発明は又、化粧品を本体の一部又は顔面、特に、睫毛又は眉毛に塗布する方法であって、任意種類のアプリケータ要素に化粧品を装填する段階を有し、アプリケータ要素は、軸線を備えた取っ手部材にヒンジ止めされたステムの一端部のところに設けられており、ステムが取っ手部材に対して向く方向を変える段階を有する方法を提供する。
【0053】
アプリケータ要素がメーキャップを角質繊維、例えば、睫毛及び(又は)眉毛に塗布するよう構成されている場合、上記方法は、例えばステムが実質的に水平であって、取っ手部材に対するステムの第1の傾斜角をなした状態でメーキャップを角質繊維に塗布する段階を有し、この第1の傾斜角は、例えば0であり、ステムは、それ自体の軸線回りに回転でき、アプリケータ要素は、上述したようなブラシのうちの1つによって構成されており、上記方法は、ステムが実質的に垂直であって、取っ手部材に対するステムの第2の傾斜角をなした状態でメーキャップを角質繊維に塗布する段階を更に有し、第2の傾斜角は、第1の傾斜角とは異なっており、例えば、ステムは、取っ手部材に対し最大傾斜角をなしている。アプリケータ要素が上述したようなブラシのうちの1つによって構成されている場合、ステムをそれ自体の軸線回りに回転させないでメーキャップを塗布することができる。
本発明の内容は、添付の図面を参照して非限定的な実施形態についての以下の詳細な説明を読むと一層よく理解できよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0054】
図1に示す器具1は、メーキャップP、例えばマスカラを睫毛又は眉毛に塗布するためのものであり、この器具1は、アプリケータ2及びメーキャップPを収容した受け器3を有し、アプリケータ2を使用していない間、実質的に漏れ止め状態で受け器に固定することができる。従来方法では、受け器3は、ワイパ5、例えば、エラストマーで作られていて、任意的に、全体として円錐形の可撓性リップを含むワイパを備えたねじ山付きネック4を有している。
図示の例では、アプリケータには、軸線Xに沿って直線状であるステム6及び軸線Yの取っ手部材7を有し、この取っ手部材は又、受け器3のクロージャキャップを構成し、この目的のため、ネック4に螺着するよう形作られた雌ねじ8を備えている。
【0055】
ステム6は、図1で理解できるように、アプリケータ2が受け器3上の定位置にあるとき、受け器3の開口部と協働するよう形作られた密封部材9を有している。一例を挙げると、この密封部材は、ワイパ5の頂縁部に当接するよう形作られたカラー9bを頂端部に備えた切頭円錐形部分9aを有するのがよい。ワイパは、受け器の内部に、拭い取りオリフィス5aを備え、この拭い取りオリフィス5aは、拭い取られるべきステムの部分の断面が円形である場合、円形であってその直径にマッチしているのがよい。一例を挙げると、変形例では、ワイパ部材は、切頭円錐形部分又は、ディスクのみから成っていてもよく、このワイパ部材は、例えば、密封スカートから成っていてもよい。特に、ワイパ部材がディスクから成る場合、このワイパ部材は、エラストマーコードを有するのがよい。
【0056】
取っ手部材7は、例えば硬質プラスチック材料で作られた全体として管状の本体14を有し、図示の例では、軸線Yの回りに円形状に対称の外形を備えており、本体14は、本体を受け器3のネック4に係合させることができるようその軸方向端部のうちの一方に開口部15を備えている。
ステム6は、取っ手部材7にヒンジ連結されている。
一例を挙げると、アプリケータ2は、ボールソケット型継手の形態をしたヒンジを有するのがよく、これは、ステム6に形成された全体として球形の部分10及びこれと相補形状をなしていて、取っ手部材7の内側に設けられたソケット又は着座部11を有している。かかるボールソケット型継手により、ステム6を取っ手部材7に対しそれ自体の軸線X回りに回転させることができ、他方、取っ手部材7に対するヒンジのステム6の相当大きな軸方向及び(又は)横方向運動を阻止するようにするのがよいが、このようにするかどうかは任意である。
【0057】
図1に示す例では、球形部分10は、ソケット11を構成する取っ手部材の壁12に設けられた突起19と対応関係をなして協働する後退部16を有している。この突起19は、軸線Y上に位置している。
突起19と後退部16の嵌合は、取っ手部材7の軸線上にステム6を保持する一助となることができる。これは又、ユーザに、取っ手部材に対するステムの位置に関する情報を与える音又は手ごたえによる感覚を与えることができる。
ステムは一端に、例えばマスカラブラシによって構成されたアプリケータ要素20を備えている。
アプリケータ要素は、アプリケータが定位置にあるとき、受け器の底部に接触するのがよいが、このようにするかどうかは任意である。
【0058】
図2〜図5に示す例では、ソケット11は、突起19を備えておらず、頂端部が本体14の内方に向いたリム13に連結されたアプリケータ部材の壁12によって構成されている。
ステム6は、ステムを取っ手部材7に対して差し向ける操作可能な部分18を備えている。
ステム6の軸線Xと取っ手部材7の軸線Yとのなす角度iiはユーザにより変更可能である。
アプリケータが、操作可能部分18を有する場合、ステム6が取っ手部材7に対して向いている方向を変えることは、アプリケータが受け器上の定位置にあるとき受け器内に挿入されたステムの部分に触ることなく、かくして、ユーザが指を汚す恐れなく、行うことができる。
さらに、ステム6の操作可能部分18により、ユーザは、メーキャップしながら取っ手に対するアプリケータ要素の方向の変化を目で見ることができる。
【0059】
図1〜図5の例では、ブラシは、湾曲したコアを有し、ステムに隣接して位置するコア21の近位部分21aは、実質的にステム6の軸線X上でステムに連結されており、コア21の遠位部分21bは、軸線Xと角度iをなす方向Zに向いている。
方向Zと取っ手部材7の軸線Yとのなす角度は、角度iと角度iiの合計に一致するのがよく、かくして、例えば、図4に示すように、アプリケータステムが上方に向いた状態でメーキャップを睫毛に塗布することができる。この図では、アプリケータは、操作可能部分18を有するものとして示されているが、かかる説明は、アプリケータがそれを備えていない場合であってもそのまま適用できる。
アプリケータステムが上方に向いた状態でメーキャップを施している間、ステムと取っ手部材のなす角度は、比較的大きいのがよく、それにより、取っ手部材を顔面から離して保持すると共にメーキャップを施すのを容易にすることができる。
アプリケータをそのステムが実質的に水平な状態で用いる場合、ステムは、図5に示すように取っ手部材の軸線に対し実質的に0の角度をなして向くのがよい。ブラシを例えばステムの軸線X回りに回すことができる。
アプリケータは、ステムが放された後でも、ステムが向けられた方向を例えば操作可能部分18によって保つように構成されたものであるのがよい。
【0060】
変形例として、ステムが操作可能部分18を有する場合、アプリケータは、いったん操作可能部分18を放すと、ステムを取っ手部材の軸線に対し所定の方向に戻すように構成されたものであるのがよい。
アプリケータが受け器上の定位置にあるとき、ステム(及び、必要に応じて、密封部材9)と受け器、例えば、ワイパ部材5との協働は、例えば仏国特許第1,395,217号明細書に記載されている器具で生じる作用効果とは対照的に、取っ手部材に対する操作可能部分18の相当な程度の回動を防止するという効果を有することができる。
本発明の特徴のうちとりわけ1つにおいては、アプリケータは、湾曲したコアのブラシ、例えば、図10〜図13に示すブラシのうちの1つを有するのがよい。
【0061】
図10は、ブラシ210を示している。ブラシ210のコア21は、2本の金属ワイヤを撚り合わせることにより作られる。
剛毛(図示せず)は、従来方式でコアのターン相互間に保持される。
図を分かり易くするために、図10は、長い剛毛の自由端部によって構成された包絡面のみを示している。
コア21は、軸線Xのステム6の一端部に固定されている。ステムは、例えばプラスチック材料で作られ、コア21は、その端部のところに位置したソケット内に押し込まれる。
ブラシ210を作るため、出発形状は、図6に示すように全体として弾丸の形をした包絡面を備えるブランクである。この包絡面は、コア21の直線状軸線Wの回りに円形状に対称であるが、ブランクの剛毛支持部分から半分のところでコア21と交差する中間平面M回りに対称ではない。
ブラシの拡大部分は、最大直径の円214のところが最大直径になっている。
ブラシの遠位端部215は、弾丸の形をしており、ブラシの本体216は、切頭円錐の形をしており、本体216の直径は、端の円217のところの最小直径までステム6に向かってテーパしている。
【0062】
図6に示すブランクの頂縁部は、円214と円217との間で本体216に沿って延びる直線状の第1の部分218a及び遠位端部215の頂部を構成する丸くなった第2の部分218bを有し、この丸形部分は、図示の例では楕円の1/4の形態をしている。
円214を包囲する部分218a,218bの領域は、非直線状縁部218cを構成する。
ブラシ210を作るため、コア21を図6の平面に垂直な軸線回りに撚ってブランクの遠位端部215を真っ直ぐにし、それにより、縁部218cは平面状態になるようにし、この縁部は、図10で理解できるように、実質的に直線状になって、部分218aと一線をなす。
【0063】
ブラシ210は、ステム6の軸線X回りに円形状に対称ではないことが観察されるべきである。縁部218cの傍に位置したブラシ210の剛毛の端部は、直径方向反対側の剛毛の端部よりもステム6の軸線Xから遠くに変位した状態にある。かくして、ブラシ210をワイパを通って受け器から引っ込めた後、多量のメーキャップが縁部218dにくっついた状態になり、この縁部218dは、実質的にステム6の軸線X上に位置し、これに対し、縁部218cは、より完全に拭い取られ、かくして、メーキャップを施すのを容易にすると共にユーザがブラシの拭い取りの少ない部分から局所的に必要に応じた量のメーキャップを施し、次に、支持したメーキャップの量が少ない剛毛を用いることにより睫毛を分けることができる。
コアの方向Z′は、その長さに沿う全ての箇所でステムの軸線Xに対し角度αをなしており、この角度は、図37に示すようにばらつきがあってもよいが、常に90°未満である。
【0064】
コアを、ステム6を越えて延びるその部分の長さ全体にわたって剛毛で覆われる必要はない。
かくして、図10で理解できるように、コアは、剛毛が連結され、直線状部分211cによってステムから分離された曲線状の剛毛支持部分211aを有するのがよく、直線状部分211cは、剛毛を支持しておらず、少なくとも一部はステム6内に植え込まれている。かくして、コアは、一定の曲率を備えていない。曲線状部分211aは、一定又は一定ではない曲率のものであってよい。
【0065】
図11は、ブイ(buoy)のような形をした図7のブランクから得られるブラシ220を示している。
このブランクは、コア21の直線状軸線Wの回りに全体として円形状に対称であり、このブランクは、ベースとベースを互いに突き合わせる2つの切頭円錐を一体化することにより形成される包絡面を有し、それにより、直径の最も大きな円213を構成している。
図7のブランクの頂縁部は、切頭円錐の母線222a,222bを組み合わせることにより形成され、直径の最も大きな円213の付近の領域は、非直線状縁部222cを構成している。
【0066】
図7のブランクの包絡面は、ブランクに沿って半分ほどのところでコア21と交差する中間平面Mの回りに対称ではない。
ブラシ220を図7のブランクから作るため、コア21は、部分220a,220bを実質的に互いに整列させるように湾曲され、それにより、これまた、直径方向反対側の底縁部の曲率を増大させる効果をもたらす。
例えば、コア21の剛毛支持部分は、図7の平面に垂直であり、ブランクの頂縁部の傍に位置した軸線回りに一定の曲率半径で曲げられている。全体的に、コア21は、一定ではない曲率を備え、ステムに挿入されているその部分は、直線状である。
【0067】
図11では、縁部222cは、実質的に直線状になることが分かる。
図12は、図8のブランクから作られた魚の形をしているブラシ230を示している。
このブランクの包絡面は、コア21の直線状軸線W回りに円形状に対称であるが、ブランクの剛毛支持部分に沿って半分ほど行ったところでコア21と交差する中間平面M回りに対称ではない。
図8のブランクは、直径が最大の円231のところで最大になる本体232を有している。直径の最も大きな円231の前に延びる遠位端部233は、弾丸の形をしている。ブランクの近位端部234は、幅の狭い部分(以下、「細幅部分」という場合がある)236により本体232に連結されている。この細幅部分236のブランクの底縁部237は、下方に凹の部分を形成している。
ブラシ230を作るため、底縁部237を平らにし、これを図示の例の場合のように凹みを少なく又は直線状にするように曲率を図8のブランクのコア21に与える。
細幅部分236と直径方向反対側の頂縁部238は、コア21に及ぼした撚りのために一層湾曲した状態になっている。
【0068】
図12は、細幅部分236に隣接して位置する本体232の底縁部の部分232aも又、コアに与えられた曲率のために真っ直ぐにされている状態を示している。
図13は、図9に示すブランクから得られたブラシ240を示している。このブランクの包絡面は、全体として魚の形をしており、コア21の直線状軸線W回りに円形状に対称である。ブランクの遠位部分241は、切頭円錐の形態をしている。直径の最も大きな円243に隣接した領域におけるブランクの本体242の形状は、切頭円錐形である。本体242は、細幅部分245を介してブランクの近位端部244に連結されている。細幅部分245の底縁部246は、下に凹である。
底縁部246を平らにして、たとえこれが直線状でなくて本体242の母線242aと一線をなしていなくても、少なくとも実質的に当初よりは凹みの度合いが小さくなるようにするよう或る量の曲率をコア21に与えることによりブラシ240に変換される。
コア21に与えられた曲率は、底縁部246の直径方向反対側に位置した細幅部分245の頂縁部247の凹みを一層大きくする効果を有している。
【0069】
図6〜図9に示すブランクの各々には、コアの湾曲に先立って、1以上の切子面又は凹みが設けるのがよい。
一例を挙げると、図14は、少なくとも3つの実質的に平らな切子面219が設けられた図6のブランクを示しており、それにより、図15に示すようにブランクの本体の断面に全体として三角形の形状が与えられている。
図14の例では、切子面219は、実質的に平らであり、コアの軸線Wに平行である。
変形例として、これら切子面に代えて、図16に示すように外に凹の断面を備える凹み219′又はブラシをステムの軸線に垂直な方向に観察したときに外に凹のプロフィールを持つ凹みを用いてもよく、凹みのプロフィールは場合によっては、例えば円弧を構成する。
【0070】
図17は、3つの実質的に平らな切子面229が設けられた図7のブランクを示しており、それにより、図18に示すようにブランクの本体に全体として形状が三角形の断面が与えられている。
図19は、3つの実質的に平らな切子面239が設けられた図8のブランクを示しており、それにより、図20で分かるようにブランクの本体に全体として形状が三角形の断面が与えられている。
図21及び図22は、3つの実質的に平らな切子面249が設けられた図9のブランクを示している。
図19の例の切子面239はブラシの本体にのみ延びているが、図21の例では、切子面は、ブランクの近位端部を含むブランクの長さ全体にわたって延びている。
【0071】
図23〜図26は、図6〜図9のブランクが図10〜図13のブラシに変換するのに行った変形手順と同一の変形手順を図14、図17、図19及び図21のブランクにそれぞれ施した後に得られたブラシを示している。
図23〜図26の例では、コアの曲率の平面は、真っ直ぐな状態になる非直線状縁部と直径方向反対側に位置した切子面219,229,239又は249に実質的に垂直であるのがよい。コア21の曲率の平面は又、切子面についての対称中間平面であるのがよい。
上述の例の全てにおいて、コア21は、単一の軸線回りにのみ湾曲している。
コアを任意的に平行であり、任意的に垂直であり、又は任意的に交差している2以上の軸線回りに湾曲させてもよく、これは本発明の範囲から逸脱しない。
一例を挙げると、図27は、図27の平面に平行な、即ち、図13のブラシの曲率表面に平行な湾曲軸線C回りに次の撚りを掛けたコアを備える図13のブラシを示している。
この追加の湾曲により、コア21は、単一の曲率平面をもはや占めず、これにより、ブラシは使用に関し一層人間工学的な状態になる。
一例を挙げると、ブラシは、ステムに実質的に平行な少なくとも1つのアプリケータ表面を持つのがよい。
【0072】
図28及び図30と関連して以下に説明するように左回りの撚りを持つブラシから始まると特に有利であることが観察されるべきである。
図28は、左回りの撚りが掛けられたコアを備える図11のブラシを示している。
破線は、剛毛の端によって構成されるシート又は面Nの辿る経路を示しており、これらシートは、コアに垂直な平面に対し角度vをなしている。
図29を参照すると、シートNは、ステム6の軸線Xに対し、ブラシの自由端部に近づくにつれて小さくなる角度をなし、かくして、瞼の端のところの睫毛HとシートNとのなす比較的大きな角度βを保つことができ、かくして、睫毛を互いに十分に分離することができる。
当然のことながら、本発明は、左回りの撚りが掛かったコアには限定されず、図30に一部が示されているように右回りの撚りが掛かったコアを用いてもよい。
【0073】
図31に示すように、本発明のブラシにギザギザ(セレーション)を設けることができる。この図では、ブラシは、その表面に後退部310を形成するよう機械加工されており、実質的に半径方向のブランクがブラシの長さの少なくとも一部を占めていることが理解できる。
図32は、ブラシを側から見たときに、ブラシの直径の最も小さな部分に非直線状縁部321を与える全体として鼓形のブランク320を示しており、この縁部は、局部的な曲率をコアに与えることにより真っ直ぐにされることになる。
図33は、全体としてラグビー又はアメリカンフットボールをするためのフットボールの形態をしていて、凹み331を含むブランク330を示している。
この凹状の部分である凹み331は、曲率をコアに与えることにより実質的に平らに作ることができる。
【0074】
図34及び図35は、睫毛をメーキャップするのに用いられる図11のブラシを示している。ブラシの一方の側部は、瞼の一端のところに位置した睫毛をメーキャップするのに用いることができ、ブラシの反対側の側部は、瞼の反対側の端に位置した睫毛をメーキャップするのに用いることができる。
上述したようなブラシのコア21を、図36に示すようにステム6に非常に近接して曲げてもし必要であるならばコアの取り扱い方法を変更することができる。
図38及び図39は、コアを湾曲させてステム内に埋め込む前の2つのブラシブランクを示している。これら例の各々のコア21は、ステムに植え込まれる前は全体として直線状であることが分かる。コアを湾曲させた後のコアの形状は、破線で示されている。図38の例では、ブランクは、コア21の軸線Wの回りに2つの切頭円錐形の形態をした包絡面を備えている。剛毛を支持した部分221aの全長は、例えば約26mmである。ブランクの最も大きな直径は、7mmよりも僅かに大きく、その端の直径は、約4mmであるのがよい。コア21の全長は、35mmよりも僅かに大きいものであるのがよい。ステムの近くの部分221cを直線状に維持して部分221aに約60mmの曲率半径を与えるようにしてコア21を湾曲させるのがよい。コアの自由端部は、直線状部分221cの軸線から距離dだけずれているのがよく、この距離dは、約4.5mmであるのがよい。
【0075】
図39は、コアを湾曲させる前は、全体として魚の形をしていて、実質的に切頭円錐形である前側部分380及び円形状に対称であって、曲率半径が約52mmの状態で外方に凹の2つの反対側に位置した円形縁部382,383により縦断面が構成された本体381を有するブランクの別の例を示している。。後端部平面385のところのブラシの直径は、約7.5mmであり、前端部平面386のところのその直径は、約5mmであるのがよい。
図39に示すブランクは、剛毛を支持したコアの部分211aを湾曲させて図示の例では、一定であって約53mmに等しい曲率半径を有するようにすることにより最初ブラシの状態に変換され、部分211cに隣接して位置する部分221aの端部は場合によっては、図示のように部分211cの軸線と僅かな角度をなす。コアの自由端部のずれ距離dは、約2.4mmであるのがよい。
【0076】
図においては、コアの曲率は、理解し易いようにするために誇張して示されている。例えばそれほど目立たない曲率が瞼の曲率にマッチすることは本発明の範囲から逸脱しない。
コアは又、単一の曲率平面内でS字形に湾曲したものであってもよい。
上述のようなブラシは、ステムの軸線に対しずれた遠位端部で非一様な拭い取り作用を受けることができることは理解されよう。ブラシは、多数の効果を得るのに役立つ種々の形状の面を備えるのがよい。
図40は、任意的な形状のものであって、2つの軸線C1,C2の回りに湾曲した特定の特徴を有するブラシ340を示している。
1,C2は互いに平行ではなく、図示の例では、互いに垂直である。
当然のことながら、軸線C2は、軸線C1と交差し、又は交差しておらず、更に、軸線C2は、軸線C1に対し垂直であり、又は垂直でなくても本発明の範囲から逸脱しない。
【0077】
かかるブラシは、ブラシの一部分に1回分のメーキャップを保持し、十分に拭い取られ、睫毛をくしけずってこれらを分けるのに良好であるブラシの別の部分を備えるという利点を有している。また、ブラシをステム6の軸線X回りに回すことによりメーキャップを睫毛に塗布する場合、剛毛は、その遠位端部に相当するブラシのオフセンタ領域において軸線Xに対し横方向に交互に並ぶようになり、これにより、剛毛が睫毛相互間に入りやすくなり、その管理を行いやすくすることができる。
【0078】
図42は、図41のブランクから作られたブラシ350の別の例を示している。このブランクは、直線状のコア21を備えた円筒形であり、このブランクは、ステム6の軸線と一致した軸線Wに沿って延びている。凹み351がこのブランクに形成されている。
ブラシ350を図41のブランクから作るため、コア21を図41の平面に垂直な湾曲軸線回りに湾曲させ、この湾曲軸線は、凹み351から見て反対側の側部に位置し、それにより、この凹みを平らにしてこれを実質的に平面状の切子面の状態に変換するという効果を有している。かかる切子面を形成して凹み351に換えるようにすることにより、外方に凹の包絡面352が凹み351から見て反対側の側部に形成される。
【0079】
図43を参照すると、ブラシは、最初の凹み351が形成されるコアの部分に、コアの曲率平面Vに垂直であって、軸線Wを含む平面K回りに対称ではない断面を備えていることが理解できる。
また、複数の凹みを有するブランクから開始してもよい。
多くのブラシの例が与えられているが、本発明は、角質繊維以外の部分に化粧品を塗布するよう構成されたアプリケータ要素を備えるアプリケータにも適用される。
かくして、例えば図44に示すように瞼のメーキャップを目的としてフロック加工されたエンドピース30、図45に示すように唇をメーキャップするためのフロック加工されたエンドピース40又は図46に示すようにマニキュア液を塗布するための塗料ばけ50を有するアプリケータ要素を用いることが可能である。この図では、アプリケータのステムは、曲げられており、ステムとブラシ50は全体として単一の直線上に位置していないことが観察されよう。
一部だけが図47に示されているアプリケータも又、曲げられたステムを有している。かくして、アプリケータ要素51の軸線は、ステムの一部と0ではない角度をなしている。一例を挙げると、アプリケータ要素51は、フォームから成るのがよい。
【0080】
図48は、アプリケータステムに対して0ではない角度をなすアプリケータ要素52の軸線を示している。一例を挙げると、アプリケータ要素52は、フェルト先端部で構成されている。
アプリケータ要素は、図48Aで理解できるように断面で見てギザギザを更に有するのがよく、これは、プラスチック材料を射出成形することにより作ることができる。
また、図49に示すように櫛60を用いてもよい。櫛の他の非限定的な例は、特に、欧州特許出願公開第1,169,941号明細書、欧州特許出願公開第1,070,465号明細書、欧州特許出願公開第1,070,468号明細書及び欧州特許出願公開第1,070,467号明細書に記載されている。
【0081】
図2〜図5の例では、ステム6の操作可能部分18は、例えばプラスチック材料の射出成形によりステムの残部と一体に作られている。
操作可能部分18をステム6の残部に取り付けられた部品によって構成することは本発明の範囲から逸脱せず、例えば、操作可能部分の一端部が図50に示されているように球形部分10に設けられたソケット61に挿入される。
ステム6と取っ手部材7を互いに連結するヒンジは、図51に示すように取っ手部材7の残部に取り付けられた部品によって形成できる。この図は、ソケット11が例えばスナップ留めにより取っ手部材の残部64に固定された部品63に形成されていることを示している。
【0082】
また、図51は、操作可能部分18を突出させる取っ手部材7の開口部が、外方に末広がりになった縁部65によって構成できることを示している。
ボールソケット型継手のソケット11を構成する壁12は、例えば、図52に示すように少なくとも一部が取っ手部材7の外部に延びるのがよい。
操作可能部分18は、少なくとも一部が僅かな隙間を持ってソケット11の壁12の上に位置するカバー66を備えるのがよく、このカバー66は、場合によっては、図52に示すように壁12の方に向いた凹状面67を備える。
取っ手部材7は、図53に示すように軸方向一端部のところに端壁69を有するのがよく、この端壁は、操作可能部分18を通すことができる1以上のスロットが穿孔形成されている。
【0083】
図54の例では、端壁69には、それぞれ互いに垂直な軸線F1,F2を備えていて、幅が操作可能部分18の直径に実質的に一致した2つのスロット70,71が穿孔形成されており、この操作可能部分は、ステム6を取っ手部材7に対して傾斜させると、スロット内で動くことができる。
スロット70,71が設けられていることは、軸線F1,F2の方向への取っ手部材7に対するステム6に許容された運動を制限するのに役立つ。
図示の例では、端壁69は形状が全体として外方に凸である。図55に示すように、上述のスロットのうち少なくとも一方、及び例えばスロット70,71の両方は、少なくとも1つの突起73、例えば、2つの向かい合った突起73を有するのがよく、それにより、操作可能部分18を押すことができるハードポイントが作られ、かくして、操作可能部分18を所定の位置、例えば、スロットのうちの一方の軸方向端部に当接した状態に保持する一助となる。
【0084】
図55の例では、ユーザはこのような訳で、操作可能部分18を、5つの所定の位置、即ち、ステム6が軸線Yに対し実質的に0の角度で傾斜した状態で部分18がスロット70,71の交差部のところに位置する中央位置及び操作可能部分18がスロットの軸方向端部のうちの一方に当接する4つの端っこの位置のうち1つに持って来ることができる。中央位置から端の位置のうちのいずれか1に行くためには、突起73が設けられていることと関連したハードポイントを越える必要がある。
例えば、ステム6が単一の幾何学的軸線の回りにのみ回動できることが望ましい場合、取っ手部材7は、図56に示すようにスロット70を1つしか必要としない。
【0085】
ステムが一平面内でのみ回動する場合、アプリケータ要素は、この平面内に延びる湾曲した長手方向軸線を備えるのがよい。
取っ手部材は、ユーザが取っ手部材に対する操作可能部分18の位置を確認できるようにする少なくとも1つの基準マーク77を有するのがよい。一例として、取っ手部材は、複数の目盛りを備えるのがよい。
操作可能部分18を種々の方法で作ることができるシースで覆うのがよい。一例を挙げると、シースは、受け器を漏れ止め状態にする一助となることができる。
【0086】
図57は、エラストマーを取っ手部材7の本体の部分81に一体成形することによって作られたシース80を示している。
シースは、例えば図58に示すようなひだ部82を備えるのがよく、ひだ部82は、シースにあらゆる方向に可撓性を与えてステム6を操作できるようにするベローのように働く。
図57及び図58の例では、シースは、外形が取っ手部材7の軸線Y回りに全体として円形状に対称であるのがよいが、シースは、恐らくは操作可能部分の変位のために1以上の特定の方向を定めることを目的として円形状に対称ではないことは本発明の範囲から逸脱しない。
例示として、図59は、実質的に平らであって、ユーザが取っ手部材7に対するステム6の傾斜角を変えるために押すことができる2つの互いに反対側の表面を備えたシース90を示している。
これら表面91のうち一方は場合によっては、ユーザをこれを押すよう呼びかけるメッセージ92を有してもよい。
【0087】
図59に示すように、シースには、ステム6の角変位を単一の軸線回りのみの変位に制限するのに役立つ形状が与えられるのがよい。
図59の例では、表面91に実質的に垂直な方向Dにおけるシース90の可撓性は、ステムを表面91に実質的に平行な軸線L回りに回動させ易くし、軸線Lの方向におけるシース90の大きな剛性は、ステムが軸線Lに垂直な軸線回りに回動するのを阻止する傾向がある。
ソケットボール型継手のソケットを、例えば、高いレベルの摩擦を生じさせることによりステムの運動を減速するためにシースと同一材料を射出成形することにより一体に作られた壁により形成するのがよい。
【0088】
例えば、図60は、取っ手部材のリム95にスナップ留めされたベース部分94を有するシース100を示している。ベース部分94は、ステム6の球形部分10を受け入れるソケット11を構成している。
操作可能部分18と嵌合状態にあるシースは、取っ手部材に対して固定された部分を備えていなくてもよいが、このようにするかどうかは任意である。
操作可能部分18は、シース内で自由であるのがよく、それにより、相対変位、特に、軸方向変位がステムの傾斜角を変更したとき、操作可能部分18とシースとの間で生じることができるようにするのがよい。
操作可能部分18は、例えば、ステムを軸線Xが軸線Yと実質的に一致する休息位置に戻す傾向のある応力を生じさせるため、シースに対して自由である必要はない。
【0089】
必要に応じて、シースは、ステムを休息時に傾斜角が0の位置に戻すための弾性戻し部材を構成するのがよい。
シースは又、取っ手部材の本体に固定された気泡材料のブロックから成っていてもよい。
一例を挙げると、図61は、一方の面103を介してヒートシール又は接着剤により取っ手部材の端壁104に固定された弾性変形可能なフォームのブロック102によって構成されたシースを示している。
ブロック102は、面103内へ開口した凹部105を有し、操作可能部分18はこの凹部105内に収納される。
【0090】
変形例として、凹部105に代えて、図62に示すように1以上のスロット106、例えば、十字の形態をした2つのスロットを用いてもよい。
シースは又、取っ手部材と同一材料で作られたものであってもよく、例えば、図63に示すようにフィルムヒンジを介して取っ手部材に連結される。
この図は、取っ手部材7と共に射出成形することにより一体に作られ、フィルムヒンジ107を介して取っ手部材に連結されたシース108を示している。
フィルムヒンジ107は、中央部分が途切れていて、操作可能部分を通過させることができるようになっている。
ボールソケット型継手以外の手段を用いてステムと取っ手部材との間にヒンジを設けてもよい。
【0091】
一例を挙げると、図64及び図65は、軸線Tに沿って延びていて、ステム6と嵌合するピン110(例えば、金属ピン)を有するヒンジを示しており、ステムは、例えば、軸線Tに実質的に垂直な平らな面を備えた拡大部分111を有しており、ピン110を受け入れる開口部112がこの拡大部分を貫通して設けられている。ピンを取っ手部材の直径方向互いに反対側に位置したスタッド113内に保持するのがよい。取っ手部材は、その本体115に固定されていて、ピン110がスタッド113から抜け出るのを防止するのに役立つ例えば金属製の外部覆い114を有するのがよい。
図66に示すように、球形部分に代えて円筒形部分116を用いることによりステムのヒンジを作ってもよい。その目的は、例えば、ステムがステムの軸線Xに垂直に延びるこの円筒形部分の軸線Uの回りにのみ回動することができるようにすることにある。この円筒形部分116は、その軸方向端部がソケット117に受け入れられるのがよく、これらソケットは、取っ手部材の端部15に向かって開口していて、円筒形部分116を操作可能部分が取っ手部材の対応関係にある開口部に挿入されると同時にスナップ留めによりソケット110内に位置決めできるようにする。
【0092】
また、変形可能な材料の壁又はブロックを用いることによりヒンジを作ってもよい。
一例を挙げると、図67は、例えばヒートシール又は接着剤により取っ手部材の本体の内部に固定された気泡材料、例えば、弾性変形可能なフォームのブロックから成るヒンジを示している。ステム6は、ブロック120に設けられた開口部121、例えばスロットを貫通して延び、このステムは、ブロック120の各側部に設けられた浮き出し部123,124を有するのがよく、これら浮き出し部は、ステム6がこれが向いている方向を変えるためにユーザによって操作されている間、ブロック120をこれら浮き出し部相互間に保持するのに十分大きい。
例えばエラストマーで作られた単純なディスク130も又、図68に示すように用いることができ、このディスクは、例えば操作可能部分18を突出させている開口部を包囲する取っ手部材のリム131にヒートシールされる。
【0093】
ソケット11と嵌合した球形部分10は、図69に示すように浮き出し分135、例えば、ギザギザを有するのがよく、これら浮き出し部135は、ソケットの壁12に形成された相補形状の浮き出し部136と協働してステムの動きを制動すると共に(或いは)ステムを1以上の所定の角度位置に保持するのを容易にするようになっている。変形例として、浮き出し部135又は136に代えて、ステムと取っ手部材との間に追加の摩擦を生じさせるエラストマー材料の少なくとも1本のコードを用いてもよい。
当然のことながら、本発明は、上述の実施形態には限定されない。種々の実施形態の特徴を、例えば、本発明に従って他の実施形態を構成するため互いに組み合わせることができる。
【0094】
本明細書全体を通じ、部材個数に関し、「〜を有する又は含む(comprises a)」という用語は、特段の指定がなければ、「〜を少なくとも一つ有する又は含む(comprises at least of )」という表現と同義であると解されるべきである。
本発明に従って構成されたアプリケータを、アプリケータが使用されていないときに挿入される受け器と関連して用いる必要はない。アプリケータ要素に例えばメーキャップのケークに接触させることにより塗布のためにメーキャップを装填することができる。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明に従ってメーキャップを睫毛又は眉毛に塗布する器具の軸方向断面図である。
【図2】アプリケータが操作部分を備えた変形実施形態を示す図である。
【図3】ステムを取っ手に対して回動させた後の図2の器具のアプリケータを単独で示す図である。
【図4】睫毛をメーキャップするのに用いられている図3のアプリケータを示す図であり、ステムが実質的に垂直に向いている状態を示す図である。
【図5】睫毛をメーキャップするのに用いられている図3のアプリケータを示す図であり、ステムが実質的に水平に向いている状態を示す図である。
【図6】ブランクの一例を示す図であり、かかるブランクからブラシが本発明の一特徴に従って形成できることを示す図である。
【図7】ブランクの別の例を示す図であり、かかるブランクからブラシが本発明の一特徴に従って形成できることを示す図である。
【図8】ブランクの別の例を示す図であり、かかるブランクからブラシが本発明の一特徴に従って形成できることを示す図である。
【図9】ブランクの別の例を示す図であり、かかるブランクからブラシが本発明の一特徴に従って形成できることを示す図である。
【図10】図6に示すブランクから得られたブラシを示す図である。
【図11】図7に示すブランクから得られたブラシを示す図である。
【図12】図8に示すブランクから得られたブラシを示す図である。
【図13】図9に示すブランクから得られたブラシを示す図である。
【図14】切子面が形成された図6のブランクを示す図である。
【図15】図14のXV−XV矢視断面図である。
【図16】凹みを備えた変形実施形態を示す図15と類似した断面図である。
【図17】切子面が設けられた図7のブランクを示す図である。
【図18】図17のXVIII−XVIII矢視断面図である。
【図19】切子面が設けられた図8のブランクを示す図である。
【図20】図19のXX−XX線矢視断面図である。
【図21】切子面が設けられた図9のブランクを示す図である。
【図22】図21のXXII−XXII線矢視断面図である。
【図23】コアを湾曲させた後の図14のブランクを示す図である。
【図24】コアを湾曲させた後の図17のブランクを示す図である。
【図25】コアを湾曲させた後の図19のブランクを示す図である。
【図26】コアを湾曲させた後の図21のブランクを示す図である。
【図27】コアを次に撚り操作を施した後の図13のブラシを示す図である。
【図28】メーキャップを睫毛に塗布しながらコアに左回りに撚りを掛けた状態の図10のブラシの略図である。
【図29】螺旋シートと眉毛とコアの軸線との間の種々の角度を示す図である。
【図30】図28と類似した図であり、コアの一部を単独で示し、コアは、右回りに撚りが掛けられた状態を示す図である。
【図31】ギザギザを備えた断面を示す図である。
【図32】コアを湾曲させる前の全体として鼓形のブラシの略図である。
【図33】コアを湾曲させる前の凹みを備えた全体として(ラグビー又はアメリカン)フットボールの形をしたブラシの略図である。
【図34】睫毛をメーキャップするのに用いられている図11のブラシを示す図である。
【図35】睫毛をメーキャップするのに用いられている図11のブラシを示す図である。
【図36】ステムに近いところでコアに形成されている曲り部を示す図である。
【図37】コアの方向とステムの軸線とのなす角度を示すためにコアの一部を示す図である。
【図38】コアに与えられた曲率が破線で引かれて示されているブランクの一例を示す図である。
【図39】コアに与えられた曲率が破線で引かれて示されているブランクの別の例を示す図である。
【図40】コアを少なくとも2つの軸線回りに湾曲させた状態のブラシの例を示す略図である。
【図41】本発明の別の特徴に従ってブラシを作るためのブランクを示す図である。
【図42】コアを湾曲させた後の図41のブランクを示す図である。
【図43】図42のXLIII線矢視断面図である。
【図44】他のアプリケータの一例を示す図である。
【図45】他のアプリケータの別の例を示す図である。
【図46】他のアプリケータの別の例を示す図である。
【図47】湾曲したステムをどのように用いるのがよいかを示す図である。
【図48】湾曲したステムをどのように用いるのがよいかを示す図である。
【図48A】ギザギザを含むアプリケータ要素の断面図である。
【図49】本発明に従って構成されたアプリケータのステムの端部のところに設けられるのに適した櫛を単独で示す図である。
【図50】とりわけヒンジをどのようにすれば作ることができるかの一例を示す図である。
【図51】とりわけヒンジをどのようにすれば作ることができるかの別の例を示す図である。
【図52】とりわけヒンジをどのようにすれば作ることができるかの別の例を示す図である。
【図53】本発明の変形実施形態としてのアプリケータの部分側面図である。
【図54】図53のLIV線矢視正面図である。
【図55】一実施形態を示す図54と類似した図である。
【図56】別の実施形態を示す図54と類似した図である。
【図57】アプリケータの他の例の部分図である。
【図58】アプリケータの他の例の部分図である。
【図59】アプリケータの他の例の部分図である。
【図60】アプリケータの他の例の部分図である。
【図61】アプリケータの他の例の部分図である。
【図62】アプリケータの他の例の部分図である。
【図63】アプリケータの他の例の部分図である。
【図64】アプリケータの他の例の部分図である。
【図65】図64のLXV線矢視断面図である。
【図66】ヒンジの他の例を示す図である。
【図67】ヒンジの他の例を示す図である。
【図68】ヒンジの他の例を示す図である。
【図69】ギザギザを備えたヒンジを示す図である。
【符号の説明】
【0096】
1 包装兼塗布器具
2 アプリケータ
3 受け器
4 ネック
5 ワイパ
6 ステム
7 取っ手部材
9 密封部材
10 球形部分
11 ソケット又は着座部
14 管状本体
15 開口部
16 後退部
19 突起
20 ブラシ
P メーキャップ




 

 


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