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発明の名称 化粧又は皮膚の手入れ方法、及びそのような方法を行うための器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−181668(P2007−181668A)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
出願番号 特願2006−333245(P2006−333245)
出願日 平成18年12月11日(2006.12.11)
代理人 【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
発明者 ジャン−ルイ, アッシュ.ゲレ
要約 課題
公知の方法及び装置の欠点を有さず、化粧組成物を塗布する間に持続して加熱効果が得られる、広い範囲の化粧組成物に適した器具及び方法を提供すること。

解決手段
本発明により、
特許請求の範囲
【請求項1】
− 容器又は基材に保持された化粧組成物又は皮膚用組成物と、
− 前記容器又は基材から分離することができ、皮膚の領域を手入れするための回転しない塗布表面(9)を有する塗布具(3)であって、皮膚に熱的な損傷を与えない温度に加熱して皮膚と15秒間接触させたとき、適用後の塗布表面の温度が30℃以上であるような温度特性を有する少なくとも1つの材料を含む塗布具と
を備えたアセンブリ。
【請求項2】
塗布具(3)が電子レンジで加熱される、請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
30℃以上80℃以下の温度に加熱可能な化合物(L)を収容する少なくとも1つの空洞(12)を有する請求項1又は2に記載のアセンブリ。
【請求項4】
組成物を含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項5】
30〜80℃の温度に加熱すると化合物(L)の状態が変化する、請求項3又は4に記載のアセンブリ。
【請求項6】
前記化合物を少なくとも0.2cm、好ましくは1〜80cm含む、請求項3ないし5のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項7】
塗布具が、手入れを行う領域に接触する塗布表面(9)を少なくとも部分的に画定し、且つ密度が1.5g/cm以上である非金属製の材料を含み、該材料が例えば石材又はガラスである、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項8】
塗布具が、手入れを行う領域に接触する塗布表面(9)を少なくとも部分的に画定し、且つ1Wm−1−1以上、好ましくは40Wm−1−1以上の熱伝導率を有する材料を含む、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項9】
塗布具が、500Jkg−1−1以上、好ましくは1,000Jkg−1−1以上、さらに好ましくは2,000Jkg−1−1以上の比熱を有する材料を含む、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項10】
塗布表面(9)が、1,000Jm−2−1−1/2以上、好ましくは5,000Jm−2−1−1/2以上、さらに好ましくは10,000Jm−2−1−1/以上の熱慣性を有する材料によって少なくとも部分的に画定される、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項11】
塗布具が、1Wm−1−1以下、好ましくは0.5Wm−1−1以下、さらに好ましくは0.1Wm−1−1以下の熱伝導率を有する材料によって少なくとも部分的に画定された把持表面(10)を有する、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項12】
塗布具及び容器が共通の収容装置に収容される、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項13】
塗布具が、空洞(12)と、手入れを行う領域に接触する塗布表面(9)との間に、厚さ(emin)50mm以下、特に0.1〜50mm、好ましくは1mm以下、さらに好ましくは0.5mmの壁を有する、請求項3に記載のアセンブリ。
【請求項14】
50℃に加熱して皮膚に適用したときの塗布具の温度が、少なくとも30秒間、好ましくは1分間、さらに好ましくは15〜30分間、特に塗布表面で30℃以上に保持される、請求項1ないし13のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項15】
塗布具を電子レンジに入れる時に塗布具を受容する安全カプセルを備えている、請求項1ないし14のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項16】
空洞が、一定でない厚みの壁によって画定される、請求項3ないし15のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項17】
空洞が外部から到達不能であるように塗布具が構成されている、請求項3ないし16のいずれか1項に記載のアセンブリ。
【請求項18】
− 1Wm−1−1以上、好ましくは40Wm−1−1以上の熱伝導率を有する材料によって少なくとも部分的に画定された、回転しない塗布表面(9)と、
− 1Wm−1−1以下、好ましくは0.5Wm−1−1以下、さらに好ましくは0.1Wm−1−1以下の熱伝導率を有する材料によって少なくとも部分的に画定された把持表面(10)と、
− 30〜80℃の温度で状態を変化させることができる化合物を少なくとも0.2ml収容する塗布具内部の空洞(12)と
を備えた塗布具。
【請求項19】
塗布表面(9)及び把持表面(10)が、上下に組み立てられた2つの部材によってそれぞれ画定されている、請求項18に記載の塗布具。
【請求項20】
人体の少なくとも一領域を手入れする化粧のための非治療的な方法であって、
a)請求項1ないし19に記載の塗布具を30℃以上の温度に加熱するステップ、及び
b)次いで、ステップa)で加熱した塗布具に、塗布具の温度よりも周囲温度に近く且つ塗布具の温度と少なくとも5℃の差を有する温度の化粧組成物(P)を充填し、塗布具を用いて組成物を塗布するステップ、又は
c)ステップa)の前に又は後で、手入れを行う領域に、少なくとも1つの化粧組成物を適用し、ステップa)の後で、ステップa)で加熱した塗布具(3)を手入れを行う領域に接触させるステップ
を含む方法。
【請求項21】
塗布具を電子レンジに入れることによって加熱する、請求項20に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱を利用した化粧又は皮膚の手入れ、或いは他のケラチン質材料、例えば髪の手入れに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、容器を電子レンジに入れて容器内に収容されている化粧組成物の温度を上昇させる化粧方法が開示されている。このようにして加熱された組成物は、塗布具を用いて塗布される。特許文献2にも、化粧組成物を含浸させた支持体を電子レンジに入れて化粧組成物の温度を上昇させる化粧方法が開示されている。
さらに、電子レンジに入れることができることにより、顔への熱の適用を簡単に行うことができるマスクが存在する。このようなマスクは、COLDHOT(登録商標)という商標名で3M社から販売されており、温かい状態で使用すると特定の化粧製品の効果を向上させることができる。
【0003】
しかしながら、化粧製品を塗布前に電子レンジに入れて使用可能とすることにより、特定の配合に関する問題が生じる。
実際、特定の化粧組成物は加熱すると劣化し易く、熱に対して不安定である。
【0004】
さらに、少量の組成物を局所的に使用する場合、組成物が空気及び皮膚と接触して冷やされるため、熱の効果は短時間しか持続しない。
その上、特定の分配装置は、特定の流体力学的特性を有する組成物で作動するように設計されており、温度の変化によって組成物の粘度が変化すると適切に機能しなくなることがある。
【0005】
特許文献3には、熱抵抗体を備えた装置によって加熱することができ且つこの熱抵抗体と接触する金属製のボールが記載されている。
特許文献4には、中に加熱した液体を導入できるローラが記載されている。
【0006】
特許文献5には、加熱手段を備えた容器内において、組成物を収容する小袋を加熱する、ケラチン組織の手入れ方法が記載されている。その小袋は、具体的には、金属化可能なプラスチックフィルムから形成される。
特許文献6には、製品を充填したブラシを加熱するための加熱壁を備えた製品リザーバに接続するマスカラブラシが記載されている。
【0007】
特許文献7には、加熱ステムを備えたマスカラブラシが記載されている。
特許文献8には、化粧製品を収容する容器を導入して加熱することができる加熱容器が記載されている。この加熱容器は、加熱容器の壁部に供給される流体を加熱するための加熱手段を備えている。
【特許文献1】欧州特許第1593319号明細書
【特許文献2】仏国特許出願第2849753号明細書
【特許文献3】米国特許第3752155号明細書
【特許文献4】米国特許出願第2003/0100936号明細書
【特許文献5】国際公開第2005/087043号パンフレット
【特許文献6】欧州特許出願第1462025号明細書
【特許文献7】米国特許第5775344号明細書
【特許文献8】米国特許第5856653号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、公知の方法及び装置の欠点を回避しながら、化粧組成物を塗布する間に持続して加熱効果を得られるようにすることが必要である。
本発明の目的は、広い範囲の化粧組成物に適する、熱の利用が可能なケラチン繊維の手入れ方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、人体の少なくとも一領域の手入れを行う化粧のための非治療的方法であって、
a)塗布具を30℃以上の温度に加熱するステップ、
b)続いて、加熱した前記塗布具に、塗布具の温度よりも周囲温度に近く且つ塗布具の温度と少なくとも5℃の差がある温度の化粧製品を充填し、塗布具を使用して組成物を塗布するステップ、又は
c)ステップa)の前に又は後で、手入れを行う領域に少なくとも1つの化粧組成物を塗布し、且つステップa)の後で、加熱した塗布具を、手入れを行う領域に接触させるステップ
を含む方法に関する。
組成物は、例えば、塗布具を接触させる直前に皮膚又は髪に塗布される。また、組成物は、行う手入れに応じて、1時間以上前に塗布しておくことも、場合によっては前日に塗布しておくこともできる。
【0010】
本発明を使用して、人体の一領域を、熱を適用して化粧組成物により手入れすることができ、その化粧組成物は、使用時にのみ加熱されるものであれば、場合に応じてあらゆる種類とすることができる。
よって、組成物を容器から取り上げたとき、容器に残った使用されない組成物が熱の作用により劣化する危険を回避することができる。
【0011】
塗布具は、マッサージ用具として使用することができる。
皮膚及び髪との連続的な接触時間は、例えば0.5秒〜30分であり、つまり行われる手入れに応じて様々である。
【0012】
熱を加えることによって組成物の作用を増進させることができ、それは例えば、組成物の作用のために皮膚を準備すること、毛穴を拡張すること、充血を起こさせること、活性物質の循環を刺激すること及び/又は浸透を促進させることによって得られる。塗布具はリラックス効果をもたらすことができる。
手入れを行う領域への組成物の分配を必ずしも同時に行うことなくその領域へ塗布具を接触させることができれば、場合に応じて、塗布具を使用することにより、手入れを行う領域に組成物が過剰に分配される危険なく、マッサージ作用をもたらすことができる。
【0013】
本発明による方法は、ステップb)のみ又はステップc)のみを含むことができる。
塗布具を加熱する温度は、例えば50℃以上80℃以下とすることができる。
【0014】
塗布具は、少なくとも1つの空洞内に化合物、特に加熱すると状態を変えることのできる化合物を有することができ、また、そのような状態変化を生じさせるのに十分に高い温度に加熱することができる。
上記化合物は、加熱によって液化する固体、例えばろうとすることができる。よって、この化合物を冷却すると、塗布具は凝固潜熱を回収することができる。
【0015】
塗布具は、前記化合物を少なくとも0.2cm含むことができる。
手入れを行う領域は、顔の皮膚か、或いは粘膜又は髪を含む体の他の部分とすることができる。
【0016】
本発明の一実施形態では、本方法は、手入れを行う領域に組成物を担持する基材を適用することを含み、このとき塗布具は適用された基材と接触する。
基材は、織布、不織布又は発泡材料を含むことができる。
【0017】
化粧組成物は、容器から取り上げて、手入れを行う領域に塗布することができる。組成物は、塗布具又はその他の手段によって、例えば指、ヘラ、又はポンプ等の分配装置を用いることにより、取り上げることができる。容器は分配ノズルを含むことができる。
同じ領域の又は異なる複数の領域の第1の手入れは、30℃以上に温度を上昇させた塗布具によって行うことができ、且つ同じ領域又は複数の領域の第2の手入れは、15℃以下に温度を下げた塗布具によって行うことができるか、又はその逆も可能である。その際、場合に応じて同じ塗布具を使用することができ、また異なる塗布具を使用することもできる。
【0018】
化粧組成物は、加熱により塗布具が達した温度において状態を変化させることが可能な少なくとも1つの化合物を含むことができ、塗布具が化粧組成物に与える熱は、この化合物の少なくとも一部の状態に変化を生じさせるのに十分なもとすることができる。
組成物は、例えばしわに塗布することができ、その場合、塗布具をしわに接触させると、塗布具により化合物がしわの内側で瞬時に融解する。
【0019】
化合物は粒子であってよい。化合物は、例えば、塗布具の塗布表面が達する温度、例えば30℃以下の融点を有する少なくとも1つのポリマーが組み込まれた粒子を含むことができる。
必要であれば、場合によっては塗布具を周囲温度で使用することもできる。
塗布具を使用する時、組成物を閉鎖された容器内に保持することができる。
【0020】
本発明のさらなる目的は、別の態様において、
− 任意で、容器又は基材に保持された化粧組成物又は皮膚用組成物と、
− 容器又は基材から分離可能な塗布具であって、皮膚の一領域を手入れするための塗布表面を有し、皮膚に熱的な損傷を与えない温度に電子レンジで加熱し、塗布表面を皮膚と15秒間接触させた場合、塗布後に塗布表面の温度が30℃以上となるような温度特性を有する少なくとも1つの材料を含む塗布具と
を備えた器具を提供することである。
本発明のさらなる目的は、また別の態様において、
− 任意で、容器又は基材に保持された化粧組成物又は皮膚用組成物と、
− 手入れを行う領域に接触させる塗布表面を有し、化合物、例えば30℃以上80℃以下の温度に加熱した時に状態を変化させることができる化合物を収容する少なくとも1つの空洞を有する塗布具と
を備えたアセンブリを提供することである。
【0021】
塗布表面は回転式でない。つまり、塗布表面は、回転軸を中心に回転可能に組み立てられた要素、例えば回転ボール又は回転ローラによって画定されていない。非回転式の塗布表面を使用することによって、比較的高い温度で大きな面積の表面を、手入れされる皮膚の領域に適用することができる。このような効果は回転式塗布要素を使用する場合には得られない。
塗布具は非金属製とすることができる。化合物は液体であってよい。
【0022】
器具は、前記化合物を少なくとも0.2cm、好ましくは1〜80cm、特に5〜70cm含むことができる。
塗布具は、手入れを行う領域に接触する塗布表面を少なくとも部分的に画定する比較的高密度の、例えば1.5g/cm以上の密度の材料を含むことができる。この材料は、ガラス又は石材とすることができる。
【0023】
塗布具は、塗布表面を少なくとも部分的に画定し且つ1Wm−1−1、好ましくは40Wm−1−1以上の熱伝導率を有する材料及び/又は500Jkg−1−1、好ましくは1,000Jkg−1−1、さらに好ましくは2,000Jkg−1−1以上の比熱を有する材料を含むことができる。この材料は、場合に応じて、空洞内に収容されている化合物と接触することができる。塗布具は、500Jkg−1−1以上の比熱を有する材料を含むことができる。この材料は、例えばガラス又は石材とすることができる。
熱伝導率が高いことによって、塗布具と手入れを行う領域との間での熱伝達が促進され、塗布具によって蓄えられた熱が許容する限り、熱効果の迅速な回復が簡単に行われる。
【0024】
熱容量は、例えば、周囲温度20℃において、初期に50℃(均一温度)にした場合、塗布表面の温度が少なくとも10分間、30℃以上に維持されるのに十分である。
塗布具は、(均一に)50℃に加熱して皮膚に適用した時、特に塗布表面の温度が、少なくとも30秒間、好ましくは1分間、さらに好ましくは15分間又は30分間に亘って、30℃以上に維持されるように作成することができる。
【0025】
塗布表面は、1,000Jm−2−1−1/2以上、好ましくは5,000Jm−1−1/2以上、さらに好ましくは10,000Jm−2−1−1/2以上の熱慣性を有する材料により、少なくとも部分的に画定することができる。
熱慣性は、定期的に露出させて皮膚と接触させた時、塗布表面の温度を維持する能力を特徴付けるものである。
【0026】
熱慣性は、式(k・Δ・C)1/2で定義され、式中、kは熱伝導率、Δは体積密度、及びCは比熱である。
塗布具は、15g以上の質量を有することができる。質量を大きくすることにより、熱容量を増大させることができる。
【0027】
塗布具は、1Wm−1−1以下、好ましくは0.5又は0.1Wm−1−1以下の熱伝導率を有する材料によって少なくとも部分的に画定された把持表面を有することができる。この材料は、プラスチック、例えば熱可塑性プラスチック、又は木材を含むことができる。この材料は、例えば細胞構造を有することができる。
組成物及び塗布具は、最初は同じパッケージング内に収容されていてよい。
【0028】
塗布具は、非金属製であるが、密な、例えば1.1g/cm以上、好ましくは1.5g/cm以上の密度を有する材料、例えば砂、ガラス又はキンバーライトを含むことができる。
塗布具は、少なくとも1つの、例えば射出成型又はブロー成型によって成型された部分又は機械加工された部分を有することができる。
【0029】
前述の空洞は、成型及び/又は機械加工によって作成することができる。塗布具は、状態を変化させることができる化合物を収容する1つ以上の空洞を有していてよい。
塗布具は、比較的密な材料及びプラスチック、例えばガラス及びプラスチックを含むことができる。
【0030】
塗布表面は、柔軟で且つ研磨されているか、又は変形例として凹凸を含むか又は隆起点のような複数の突起を有することができる。
塗布表面は、硬い材料又は別の材料によって画定することができる。場合に応じて、塗布表面は、弾性膜、発泡体、フロック材料、プラスチックフィルム、スポンジ、フェルト、織布材料又は不織布材料によって少なくとも部分的に覆われた壁部によって少なくとも部分的に画定されていてよい。このようにして覆われた壁部は、例えば金属製の材料により少なくとも部分的に形成されている。
【0031】
塗布具は、容器に着脱可能に装着されるように設計することができる。塗布具は、容器の閉鎖要素に着脱可能に固定されるように設計されていてよい。塗布具は、任意で、組成物を保持する容器の閉鎖要素としても機能できる。
また、塗布具は、組成物を取り上げることのできる分配器具に着脱可能に取り付けるように設計することができる。
【0032】
容器は、塗布具を受容することができる凹部を有する拡張部も有することができる。
場合に応じて、塗布具及び容器は、共通の収容器具、例えばボックス、紙パック、ブリスターパック、フィルムパック又は小袋内に収容することができる。
【0033】
塗布具は、手入れを行う領域に接触するように設計された1つ又は複数の回転式塗布具要素を備えることができ、この塗布具要素は、例えば塗布具を適用している間、皮膚を窪ませ、動かすことができる。
塗布具は少なくとも部分的に磁性であってよい。
【0034】
塗布具は、例えば吸盤の形式に構成された、可撓性リップを備えることができる。
塗布具は、容器に装着した時に組成物の分配を可能にする通路を備えることができる。組成物はこの通路に接触することができるか、又はこの通路は、中で組成物が循環する分配ノズルを受容することができる。
【0035】
塗布具は、発熱反応により共に反応する化合物を含まなくともよい。
塗布具は、着脱可能なバイブレータ及び/又は電源に接続された少なくとも1つ、例えば2つの着脱可能な電極を備えることができ、その電極間には電位差が形成される。
【0036】
容器は、組成物を収容する可変容積の内部空間を有することができる。
塗布具は、着脱可能な部分によって少なくとも部分的に画定された塗布表面を有することができる。この塗布表面は、例えば、少なくとも部分的に吸収材料からなっており、例えば細胞様材料及び/又は繊維、又は剛毛を含み、例えば、塗布具から取り外して洗うことができる。この着脱可能な部分によって、例えば、塗布具を利用して、手入れを行う領域に組成物を更に広げることができる。
【0037】
塗布具の厚みは、前述の空洞と塗布表面との間において小さくする(emin)ことができ、それは50mm以下、好ましくは10mm以下、さらに好ましくは1mm以下、例えば0.1〜1mm、例えば0.2〜0.8mmとすることができ、それにより、塗布表面と空洞内に収容された液体との間での熱伝達を促進することができる。
塗布具は、少なくとも1つの温度計、例えばサーモクロミックインジケータを含むことができる。温度計は、その色を変化させて、例えば、塗布表面の温度が所定のしきい値より高いか低いかを使用者に警告することができる。
【0038】
塗布具は、容器内に保持されている組成物の取上げ要素を備えることができる。この取上げ要素は、例えば、発泡体、凝集粒子材料、フェルト、織布材料、不織布材料、フロック材料又は剛毛を含む。取上げ要素は、塗布具の、塗布表面とは反対側の一方の端部に配置することができる。
塗布具は第1の部分を有することができ、この第1の部分には、例えば、プレス嵌め、スナップ装着、ねじ止め、溶接、接着、オーバーモールド又はクリンプによって、少なくとも1つの第2の部分が組み立てられる。
【0039】
第1の部分は塗布表面を画定し、例えば比較的密な材料を含むことができる。第2の部分は把持表面を画定し、第1の部分より密度の小さい材料を含むことができる。第1の部分又は第2の部分は、熱を蓄えることのできる液体又は別の化合物を収容する空洞を満たすための開口部を有することができる。
容器は、組成物を収容する第1の区画と、塗布具を受容する第2の区画とを有し、更に第1及び第2の区画を同時に閉鎖することのできる閉鎖要素を有することができる。
【0040】
容器はまた、塗布具を少なくとも部分的に受容する中央凹部を有することができる。
収容及び塗布具器具は、冷却される第1の塗布具と、加熱される第2の塗布具とを有することができる。第1の塗布具は液体を収容し、金属製の材料を含むことができ、第2の塗布具は金属を含まなくともよい。
【0041】
空洞は、厚みが一定でない壁部によって画定することができる。
塗布具は、空洞が外部から到達不能であるように構成することができる。「外部から到達不能」という表現は、塗布具において、空洞内部に達するまで開いている通路がないことを意味する。当然ながら空洞は、塗布具の製造段階で前もって充填される。
【実施例】
【0042】
本発明は、非限定的な実施形態に関する以下の詳細な説明と、添付図面の参照により、より深く理解することができる。
図1及び2に示す収容及び塗布具器具1は、体に塗布される化粧組成物Pを保持する容器2と、組成物Pを塗布する際に使用することができる塗布具3とを備えており、容器2と塗布具3は共通の軸Xを有する。
【0043】
組成物Pは、例えば、しわ取り、引き締め、保湿、カラーリング、にきび予防、抗脂漏性作用、漂白、刺激作用、再生又は鎮静作用、及び/又は皮膚のシミ隠しといった、少なくとも1つの作用をもたらすことを目的としている。
化粧組成物Pは、例えば、76/768/EECを改正する1993年6月14日付け指令書93/35/EEC(EU化粧品指令)に定義されたようなものである。
【0044】
組成物Pは、例えば、容器2内における55℃以上の温度での長時間の保存には耐えられない。
組成物Pは、場合によっては、30℃と、塗布具が達する温度との間で状態が変化する少なくとも1つの化合物を含有することができる。組成物Pは、例えばワックス中に、粒子の分散液を含んでいてよい。
【0045】
考えられる実施例では、容器2は、ねじ山が設けられたネック5と、このネック5に、例えばねじ止めによって着脱可能に固定されるカバー6とが上部に設けられている本体4を備えたポットの形状である。
カバー6及びネック5は、容器2を漏れが生じないように閉鎖できるシール手段を有することができる。
【0046】
カバー6は、上部で開いている凹部7を画定する上壁8を有し、この凹部に、使用しないときに塗布具3を嵌め込むことができる。
塗布具3は、例えば凹部7内に摩擦により保持される。
【0047】
塗布具3は、手入れを行う領域、例えば皮膚に接触する塗布表面9と、使用者が塗布具3を操作するために把持することができる把持表面10とを有している。
塗布表面9は、例えば、塗布具3が凹部7内に受容されている時には、容器2の反対側に位置する。
【0048】
把持表面10は、例えば、塗布具の底面13から、例えば塗布具の全高さの3分の1を超える高さ、例えば塗布具の全高さのほぼ半分を超える高さまで延びる側方の表面である。
考えられる実施例では、塗布具3は、熱を蓄える化合物L、例えばろう、油又は水を収容することができる内部空洞12を有している。例えば化合物がろうである場合、その融点は例えば30〜80℃であってよい。
【0049】
化合物Lの量は、例えば、蓄えたい熱量に応じて0.5〜10cmである。
図示しない変形例では、空洞12は、粉体、例えば砂で充填される。
【0050】
考えられる実施例では、内部空洞12は、塗布表面9を画定する第1の部分16と、第1の部分と組み立てられる第2の部分14との間に形成されている。
第1の部分16は、例えば、電子レンジでの用途に適したガラス又はセラミックスからなる。
【0051】
第2の部分14は、例えばプラスチックからなり、例えば、軸Xを有するシールリップ18を含み、これが第1の部分16を覆うことにより漏れのないアセンブリが得られる。
第1の部分16は、例えば軸X方向に向かうにつれて、軸X上で測定した厚みが薄くなる上部壁29を有しており、これにより、塗布具3の中央領域において、空洞12と塗布表面9との間の熱伝達が促進される。
【0052】
第1の部分と第2の部分の組立ては、図2の実施例では、様々な方法、例えばねじ止め又はプレス嵌め、接着、スナップ装着、溶接、オーバーモールド又はクリンプによって行うことができる。
図3に示す変形例では、塗布具3は、液体Lで満たされた空洞12を有さない。
【0053】
この場合、第1の部分16は中実で、所望の結果を得るのに十分な熱容量及び熱伝導率を有する材料から形成されている。この材料は、例えば、ガラス、高密度の石材又は充填プラスチックを含む。
第2の部分14は、把持表面10を熱的に絶縁する上で有効なものにすることができ、例えば、1Wm−1−1以下の熱伝導率を有するプラスチック又は木材から形成することができる。
図示されていない一変形例では、塗布具は、単一の材料からなる一体部材とすることもできる。
【0054】
図37に示す態様では、第1の部分16は、例えばプレートから形成されている。
第2の部分14は、例えば、第1の部分16をスナップ装着によって固定できるように設計されている。
【0055】
第2の部分14は、第1の部分16の内表面に接するシール281を受容できる溝280を含むことができる。第1の部分16は、第2の部分14を化合物Lで充填した後に第2の部分14に固定することができる。
塗布具3は、手入れを行う領域に適応する形状を有するように作成することができる。
【0056】
図1〜3に示す塗布具3の幅は比較的広く、例えば幅が高さより大きく、例えば顔以外の領域を手入れすることを目的としている。
図4に、顔への適性が高い幅の狭い塗布具3を有する収容及び塗布具器具1を示す。この塗布具3の場合、高さが例えば幅よりも大きいことが図5に示されている。
【0057】
図6及び7に、容器2が、塗布具3を少なくとも部分的に嵌めることのできる中央凹部30を有する別の実施形態による器具を示す。
この凹部30は、図示のように、例えば容器2を完全に貫通している。
【0058】
塗布具3は、例えば、接触表面35が容器2のカバーの上部に接して搭載されるように設計されており、塗布具3は例えばほぼキノコの形状である。よって、接触表面35は環状とすることができる。
図7に示す塗布具3は、図示のように、空洞12を有するように形成することができ、この空洞12は、塗布具3を容器2上に置いた時、例えば少なくとも部分的に凹部30内に延びる。
【0059】
接触表面35は第1の部分16によって画定することができる。
図1〜5に例示するような塗布具3を使用するために、この塗布具3を電子レンジに入れて加熱することができる。
【0060】
化粧組成物Pを保持する容器2は、例えば電子レンジ外部の周囲温度に維持して、塗布具3よりも低い温度で保持することができる。
さらに、使用者は、例えば指で容器2から組成物Pを取り上げ、手入れを行う領域又は塗布具3に塗布することができる。
【0061】
その際、塗布具3は手入れを行う領域に接触させることができる。
塗布具3は、皮膚と接触させて円状に又は線状に動かし使用することにより、例えばマッサージ作用をもたらす及び/又は場合によっては組成物Pを広げて伸ばすことができる。使用者は、塗布具を、皮膚上で実質的に運動させずに、異なる点で連続的な圧力をかけることによって使用することもでき、これにより、例えば温熱鍼(thermopuncture)治療を行うことができる。塗布具3を皮膚に接触させることもできる。皮膚又は皮膚に適用される基材の熱アイロンに等しい効果を得ることもできる。
場合によっては、塗布具3は、容器2から組成物Pを取り上げるために使用することができる。
【0062】
図8は、容器2が、閉鎖キャップ32によって閉鎖される分配ノズルを有する管の形態を取ることが可能であることを示す。
塗布具3の本体34内に形成された凹部33を利用して塗布具を閉鎖キャップ32に固定することができる。
【0063】
塗布具3のキャップ32への保持は、例えば摩擦又は別の手段、例えばスナップ装着又はねじ止めによって行うことができる。
図示するように、本体34には、化合物Lを収容する空洞12を作成することができるか、又は本体は中実とすることができる。
【0064】
塗布具3を使用するために、使用者は、塗布具3を容器2から分離し、電子レンジに入れることができる。
その後、使用者は、容器2に保持されている組成物を、塗布具3又は手入れを行う領域へと分配することができる。
使用者は、塗布具3を本体34上に再び載せることなく、本体34を把持要素として使用することができるか、変形例としては、容器2が把持表面を画定している場合、塗布具3を容器2に再び装着させた後に使用することができる。
【0065】
図9は、容器2が、ネックを備えたボトルである別の実施形態を示し、この場合、本体34は、ネックへのねじ止めにより閉鎖キャップとして機能する。
組成物Pは図10に示すように容器2内に保持することができ、その場合容器2は、組成物Pを受容する第1の区画36と、塗布具3を受容する第2の区画37とを有している。
【0066】
考慮可能な実施例では、これらの2つの区画36及び37は共通のカバー38によって閉鎖され、このカバー38が例えばシールスカート39を有することにより、第1の区画36を漏れがないように閉鎖している。
図10に示す実施例では、このカバー38はねじ止めされるが、図示しない変形例では別の手段によって装着され、例えば容器2に挿入されるか又はヒンジにより容器2に保持される。
【0067】
第2の区画37は、場合によっては、異なる形状を有し及び/又は異なる方法で、例えば少なくとも1つは冷却され、少なくとも別の1つが加熱されて使用される、複数の塗布具3を収容することができる。
組成物Pは、図11に示すように、塗布具3を収容する拡張部40が組み込まれた容器2内に保持することができる。
【0068】
この拡張部40は例えば側方に延び、塗布具3を受容するのに適した形状の凹部41を含むことができる。
塗布される組成物Pは、少なくとも2つの塗布具3と共に使用者に提供することができ、その場合、例えば一方の塗布具は冷却され、他方の塗布具は加熱される。
【0069】
これらの2つの塗布具3は、組成物Pを保持する容器2を備えたキットの形態で使用者に提供することができる。
このキットは、例えば、図12に示すように、非使用時に容器2及び塗布具3を収容することのできるホルダ45を有している。
【0070】
このホルダ45は、例えば、組成物Pを保持する容器2を受容する凹部46、並びにそれぞれ1つの塗布具3を受容する2つの凹部47及び48を含むことができる。
図示しない一変形例では、容器2は、ホルダ45と一体部材に形成される。
【0071】
容器2は、例えば図13に示すボックス50のようなパッケージ内に入れられて少なくとも1つの塗布具3と共に使用者に提供することもできる。
組成物Pは、パウダー、クリーム、ペースト、ジェル又は液体の状態を取ることができるか、又は例えば織布材料、不織布材料、発泡体又はフェルトのような基材に含浸させる及び/又はそのような基材を被覆することができる。
【0072】
図15に示すように、例えばマスク又はパッチの形態の基材52を皮膚に適用することができ、その後加熱した塗布具3をその基材52に接触させる。
基材52は、個々のパック53に収容し、少なくとも1つの塗布具3と併せてキットの形態で使用者に提供することができ、そのセットは、図14に示すように例えばパッケージ54内に収容される。
【0073】
図示しない一変形例では、複数の基材を、個々のパックではなく1つの共通のパッケージに入れて提供することもできる。
組成物を含浸させた基材は、任意で実質的に無水とすることができ、使用時に水等の溶媒で湿らすことが可能である。
【0074】
図16は、本発明を実施するためのキットの別の実施例を示す。
塗布具3は、塗布される組成物を含む基材62を受容するか、又は凹部60に嵌合可能な形状を有するブロックの形態の組成物自体を受容する凹部60を含む。
【0075】
基材62又は組成物のブロックは、例えば個々のパック64に収容することができる。
基材62に含まれるか又はブロックを構成する組成物の量は、一回の使用量に相当する量とすることができる。
【0076】
使用の際は、基材62又は組成物のブロックをパック64から取り出し、塗布具の凹部60内に挿入する。
凹部60の深さは例えば基材62よりも浅く、これにより、使用者は手入れを行う領域に組成物を塗布することができる。
【0077】
凹部60は、例えば、塗布具3の、ガラス、セラミックス又は石材の部分に形成され、よって基材62又は組成物のブロックと塗布具3との間の熱交換が促進される。
基材62又は組成物のブロックは、加熱された塗布具に配置することができる。
【0078】
塗布後、基材62は凹部60から引き出すことができる。
塗布具3は、他の様々な方法で作成することもできる。
特に、化合物Lを収容する空洞12は、様々な方式で閉鎖することができる。
【0079】
図18に、第1の部分16及び第2の部分14がねじ止めによって協働する実施形態を示す。第2の部分14は、第1の部分16の内周面に接触するシールリップ70を有しており、これにより、空洞12は漏れがないように閉鎖される。
第2の部分14は、ねじ山付きスカート71を含み、このスカート71は第1の部分16を部分的に覆い、且つ把持表面10を画定する。
【0080】
図19に示す別の実施形態では、第1の部分16と第2の部分14とは、シール72を中間に挿入した形で組み立てられる。
第2の部分14の、例えば第1の部分16の側にねじ山が切られていて、第1の部分16を第2の部分14にねじ止めすることができる。
【0081】
塗布具3は、図20に示すように、把持表面10及び塗布表面9を画定する本体76を有することもできる。この本体には、化合物Lが充填される空洞12を画定する凹部を形成することができる。
空洞12は、例えばプラグ78によって閉鎖することができ、プラグ78は様々な手段によって、例えばスナップ装着によって、本体76に固定することができる。プラグ78は、空洞12を画定する本体76の表面に接触する環状のシールリップ79を含むことができる。
【0082】
図21に示す別の実施形態は、図18に示す実施形態に極めて類似している。
しかしながら、第2の部分14は、第1の部分より横方向に大きく延びるスカート71を有している。
さらに、第1の部分16の、空洞12と塗布表面との間の厚みが、図18に示す実施形態より小さい。
【0083】
図22に示す塗布具3は、空洞12が、空洞12を充填するために使用される開口部の周りで本体76に例えば溶接された底部80により閉鎖されているという点で、図20に示すものと異なる。
底部80は、例えば、化合物Lに対して不浸透性の材料からなるシートであり、場合によっては透明であってよい。
【0084】
塗布具3は、様々な外側形状、例えば図23に示すように広がったヘッドを有する細長い形状を有するように作成することができる。
空洞12の長さは、塗布具の高さに相当する大きさとすることができる。
図23の実施例では、空洞12は、塗布具3の長さの半分を超える長さに亘って延びており、この場合、特に塗布具3の全長に亘って延びている。
【0085】
図24に示す実施形態では、塗布具3のヘッドは丸い。
この図に示すように、塗布具は、空洞12を画定する壁部301を覆う被覆材300によって画定される塗布表面9を有することができる。被覆材300は、例えば、弾性膜、織布又は不織不材料である。
【0086】
塗布具3の塗布表面9は、突起、例えば図25に示すような突起85を有することができる。突起85は、例えば弾性材料から形成することができる。場合によっては、突起85は着脱可能な部分86上に形成することができ、これにより、行う手入れに応じて突起85の選択が可能になる。構成部品86の装着は、例えばねじ止めによって行うことができる。
【0087】
塗布具3は、図26に示すような平らな部分を有する塗布表面9を備えることができ、この塗布表面9は、例えば塗布具3の長軸Xに対して斜めに延びていてよい。
また、図26に示すように、空洞12は、空洞12を化合物Lで満たすことを可能にする開口部を有することができ、この開口部は、例えば少量の接着剤によって形成されるプラグ88により閉鎖することができる。
【0088】
図27は、化合物Lによって満たされる空洞12を画定する第1の部分16と、図示のように空洞12を含まなくともよい細長い取っ手の形態の第2の部分14とを有する塗布具3を示す。
塗布表面は、図28に示すように、幅狭の部分91によって塗布具の残りの部分に連続するヘッド90によって画定されていてもよい。幅狭の部分91は、場合によっては可撓性とすることができ、使用時に曲げることができる。
【0089】
第1の部分16は、第2の部分14内に例えばスナップ結合されており、空洞12が第1の部分16の内部に形成され、その一方の端部は第2の部分14によって閉鎖されている。
塗布具3の塗布表面9は、図29及び30に示すように、例えば弾性的に変形可能な材料、例えば発泡体からなる嵌合部分95によって少なくとも部分的に画定することができる。
嵌合部分95の形状は環状とすることができ、塗布具本体98の拡張部96に装着することができる。場合によっては、拡張部96の上部99を、塗布表面として機能さることもできる。構成部品95は使用後に掃除することができる。
【0090】
図29に示すように、塗布具3は温度計305を有することができ、この温度計305が色を変えて、塗布表面9が手入れを行うのに許容可能な温度であることを示す。
塗布表面9は、図31に示すように、製品を蓄えることのできる少なくとも1つの窪み100、又は図32に示すようなスロット101を有することができる。
【0091】
塗布表面9は、図33に示すように一端を一点によって画定することができるか、又は図34に示すように斜めに面取りされた端面によって画定することができる。
図33はまた、塗布表面9がフロックのカバー310を有することができることを示す。
【0092】
図35に示すように、塗布表面9は、塗布具3の第1の部分105の凹部104内に固定されている熱伝導性材料の塊状部分103によって画定することもできる。この第1の部分は、化合物Lを含む空洞12を画定することができ、第1の部分105よりも熱伝導性の低い材料からなる把持部分106によって支持されていてよい。塊状部分103は、例えば、セラミック、ガラス又は高密度の石材である。
図36に示すように、塗布表面9は、空洞12に収容される化合物Lと直接接触する部分110によって形成することができる。
【0093】
この部分110は例えばガラスから形成され、空洞12は、例えば絶縁プラスチックからなる本体111の内部に形成される。
プラグ112を本体111にねじ止めすることにより、空洞12の底部を閉鎖することができる。
【0094】
塗布具3は、図38に示すように、形状の異なる2つの塗布表面9、例えば丸い形状の塗布表面と、先端が面取りされた形状の塗布表面とを有することができる。
塗布具3の中央の領域には把持表面10を画定する絶縁リング118を設けることができる。
【0095】
異なる形状の塗布表面9は、例えば塗布具3の両端部に配置される。
塗布具3の両端部はまた、異なる形状又は同じ形状の、図39に示すように同じ側に配置された塗布表面9を有していてもよい。
【0096】
塗布具3は例えばU字型とすることができ、この場合、U字の両端部が塗布表面9を画定し、U字の底部分が、把持表面10を画定する。
塗布具3は、図40に示すように、平坦な表面S上に載せたとき、空洞12に収容されている化合物Lが、塗布表面9を画定する壁部120と接触することができるように設計することができる。
【0097】
場合によっては、図41に示すように、塗布具3は非使用時にホルダ130に配置することができる。
図42に示すように、塗布具3の少なくとも一部は弾性的に変形可能とし、塗布表面9を少なくとも部分的に可撓性のリップ135によって画定することができる。これにより、吸盤の効果を生じさせることができる。
【0098】
塗布表面9は可動部材によって画定することができ、特に図43に示すように、例えば長軸Xに対して垂直な回転軸Yを中心に回転する、例えばローラ140によって画定することができる。
図43に示すように、容器2には、ポンプ又はバルブ等の分配器具141を設けることができ、これにより、手入れを行う領域に、又は皮膚に接触させる前の塗布表面9に、組成物を分配することが可能となる。
【0099】
塗布表面9は、図44に示すように、ボール145等の回転する部材によって画定することができる。
ボールは、着脱可能に容器2に装着可能なホルダ146によって担持することができる。これによって、使用者は、ホルダ146を取り外すことにより、容器内に保持された組成物Pをマイクロ波に曝すことなくホルダを加熱することができる。ボールは、場合によっては、空洞12及び化合物Lを含む。
【0100】
加熱後、ホルダ146は容器2に再び装着することができ、この容器2は把持要素として使用される。
一変形例では、塗布具3上のスカート148により、容器2への装着が可能となり、このスカート148は把持表面10を画定することができる。
【0101】
図45は、塗布表面9が、ほぼ環状の塗布具3によって画定される別の実施形態を示す。この塗布具は容器2上の直立部150の周りに配置することができ、この直立部を通って組成物Pが分配される。
容器2には、非使用時に直立部150を閉鎖するための閉鎖要素151を嵌めることができる。塗布具3を使用するため、使用者は容器2から塗布具3を取り外し、電子レンジに入れる。
次いで加熱後に、塗布具3を再び直立部150の周りに嵌めると、容器2を把持要素として使用して、手入れを行う領域に塗布表面9を接触させることができる。
【0102】
図46に示す実施例では、塗布具3は、手入れを行う領域に熱を適用するための塗布表面9と、容器2内に保持された製品を取り上げるための要素155とを有している。
この取上げ要素155は、塗布具3の、例えば塗布表面9とは反対側に配置される。
【0103】
容器2は、例えば、取上げ要素155を受容するための凹部156を有し、この凹部156は、組成物Pを収容するスペース157から、穴の空けられた壁部158によって分離されており、この壁部158により、取上げ要素155が含むことができる量が制限されている。場合によっては、取上げ要素155を使用して、手入れを行う領域に組成物Pを塗布することができる。
塗布具3は、容器2の、例えば容器2にねじ止めされる閉鎖要素160と一体式にすることができる。
【0104】
図46に示す器具1を使用する場合、使用者は、塗布具3を容器から分離して電子レンジに入れる。次に、例えば器具1を振った後で、凹部156から塗布具3により組成物Pを取り上げ、取上げ要素155内及び/又は上に含まれる組成物を、この取上げ要素155を使用して塗布することができる。組成物を塗布した後、使用者は、塗布具3を回転させ、塗布表面9を使用して熱を適用することができる。使用者は、塗布具3を容器から分離して電子レンジに入れる。
【0105】
図47に示す実施例では、塗布表面9は、容器2内部の組成物と接触している。容器2は、塗布具3に付着しうる余分な製品を除去できるワイパエレメント165を有することができる。
塗布具3は、塗布具に担持させる製品の量を増大することができる及び/又は手入れを行う領域に塗布具を適用する際の塗布具3の可撓性を高めることができる突起170を有することができる。
【0106】
塗布具3は、ポンプ又はバルブ等の分配器具175上に搭載することができ、この分配器具175は、押し下げる及び/又は傾けると組成物を分配するステム176を有している。
塗布具3は、ステム176によって製品を運ぶことのできる、塗布表面9に達する内部チャネル177を有することができる。
【0107】
図48の実施例では、塗布具3がカバースカート179を有し、よって分配器具175の全体又は一部を隠すことができ、把持表面を画定することもできる。
図48に示す器具1は、まず塗布具3を分配器具175から分離し、次いで塗布具3を分配器具175から独立して加熱することにより使用される。
【0108】
加熱後、塗布具3を分配器具175に再び装着し、塗布具3を作動することによって、チャネル177を通して製品を分配することができる。
図49は、分配器具175が、浸水管180によって供給が行われるポンプを有する一変形例を示す。
【0109】
図50の実施例では、塗布具3は、容器のネックにねじ止めすることができ、例えば外側に向かって凹んだ塗布表面9を有しており、この塗布表面9の底部に組成物Pを運ぶためのアパーチャ183が設けられている。塗布具の本体184は、塗布具3の熱慣性を増大させるためのインサート186を有することができる。
塗布具3の形状に関係なく、塗布具3には図51に示すようなバイブレータ190を設けることができる。
【0110】
このようなバイブレータ190は、例えば偏心重量体192を回転駆動させて振動を生じさせるモータ191を有する。モータ191は、場合によっては充電可能な、1つ以上の電池193によって電力供給することができる。
バイブレータ190は、塗布具3の、塗布表面9を有する部分195に着脱可能に装着され、よって同じバイブレータ190を異なる別の塗布表面9と共に使用することができ、またバイブレータを外して塗布具を電子レンジに入れることができる。
【0111】
塗布具3はまた、塗布の際に手入れされる領域に電気的な刺激を与えるため、少なくとも1つの電極、例えば2つの電極200を有することができる。これらの電極は、例えば、把持表面10を画定する電池202に電気的に接続されている。
塗布具3によって、電極200を加熱することが可能である。
【0112】
図52に示す塗布具3を使用するときは、塗布具3を電池202及び電極から分離させて電子レンジに入れる。
所望の温度に達したら、塗布具3を電池202に再び装着し、電池202を把持要素として使用して、手入れを行う領域に電極200を接触させることができる。
塗布具3は、磁気特性を有していてもよい。
【0113】
例として、図53に、磁気粒子を充填した本体220を有する塗布具3を示す。
ここに示す実施例では、本体220は、化合物Lを収容する空洞12を少なくとも部分的に画定することができる。場合によっては、磁界の存在により、塗布具3の熱容量を増大させることができる。
【0114】
図54及び55に示す収容及び塗布具器具の塗布具3は2つのローラ240を含み、これらのローラは、塗布具3と容器2との一体化を可能にするベース242に接続された可撓性のロッド241に搭載されている。
例えば、容器2の一方の端部は、容器2に塗布具3を装着するためのねじ山243を含み、他方の端部は分配アパーチャ245を閉鎖するカバー244を備えている。
ローラ240は、所望の熱容量を提供するように設計されており、化合物Lで充填される空洞を有することができる。
【0115】
図56に示す変形例では、容器2には、ポンプ又はバルブ等の分配器具248が設けられている。組成物は、例えば容器2内において加圧下で保持されている。
図示のように、塗布具3は、非使用時に塗布表面9を保護する保護キャップ249を有することができる。
【0116】
場合によっては、図57に示すように、塗布具3は、電子レンジを用いて加熱する必要がある場合、安全カプセル300内に収納することができる。
安全カプセル300は、例えば温度計301を備えることができる。
【0117】
本発明は、上述の実施例に限定されるものではない。
また、特に、開示された様々な実施形態の特定の特徴を組み合わせることが可能である。
上述のいずれか1つの塗布具にバイブレータを装着することが可能である。
特に断らない限り、「1つの〜を含む」という表現及びそれと同じ意味の表現は、「少なくとも1つの〜を含む」という表現と同義であると理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0118】
【図1】本発明の一実施例によって作成された器具の正面図である。
【図2】図1の器具の概略的な縦断面図である。
【図3】塗布具の別の実施形態を独立して示す。
【図4】別の実施形態による器具の正面図である。
【図5】図4の塗布具の独立正面図である。
【図6】本器具の別の実施形態の斜視図である。
【図7】図6の器具の縦断面図である。
【図8】本発明の別の実施形態による器具の概略的部分縦断面図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態による器具の概略的部分縦断面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施形態による器具の概略的部分縦断面図である。
【図11】本発明のさらに別の実施形態による器具の概略的部分縦断面図である。
【図12】本発明のさらに別の実施形態による器具の概略的部分縦断面図である。
【図13】本発明を実施するための例示的なキットの概略的な斜視図である。
【図14】本発明を実施するための別の例示的なキットの概略的な斜視図である。
【図15】図14に示すキットの使用法を示す。
【図16】本発明を実施するための別の例示的なキットの概略図である。
【図17】使用中の図16の塗布具を示す。
【図18】塗布具の別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図19】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図20】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図21】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図22】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図23】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図24】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図25】塗布具の別の実施形態を示す。
【図26】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図27】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図28】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な縦断面図である。
【図29】塗布具の別の実施形態の概略的な斜視図である。
【図30】図29の塗布具の部分的縦断面図である。
【図31】塗布具の別の実施形態の正面図である。
【図32】塗布具のさらに別の実施形態の正面図である。
【図33】塗布具のさらに別の実施形態の正面図である。
【図34】塗布具のさらに別の実施形態の正面図である。
【図35】塗布具の別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図36】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図37】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図38】塗布具のさらに別の実施形態の正面図である。
【図39】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な斜視図である。
【図40】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図41】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図42】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図43】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図44】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図45】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図46】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図47】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図48】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図49】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図50】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図51】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図52】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図53】塗布具のさらに別の実施形態の概略的な部分縦断面図である。
【図54】収容及び塗布用器具の別の実施例の斜視図である。
【図55】塗布具の概略的な部分断面図である。
【図56】図54とは別の実施形態による収容及び塗布用器具の斜視図である。
【図57】塗布具の安全カプセルの概略図である。
【符号の説明】
【0119】
1 収容及び塗布具器具
2 容器
3 塗布具
4 本体
5 ネック
6 カバー
7 凹部
8 上壁
9 塗布表面
10 把持表面
12 空洞
13 底面
14 第2の部分
16 第1の部分
18 シールリップ
29 上壁部
30 中央凹部
32 閉鎖キャップ
33 凹部
34 本体
35 接触表面
36 第1の区画
37 第2の区画
38 カバー
39 シールスカート
40 拡張部
41 凹部
45 ホルダ
50 ボックス
52 基材
53 個々のパッケージ
54 パッケージ
60 凹部
62 基材
64 個々のパック
70 シールリップ
71 スカート
72 シール
76 本体
78 プラグ
79 シールリップ
80 底部
85 突起
86 着脱可能な要素
88 プラグ
90 ヘッド
91 幅狭の部分
95 嵌合された部分
96 拡張部
98 本体
99 上部
100 窪み
101 スロット
103 塊状部分
104 凹部
105 第1の部分
106 把持部分
110 部分
111 本体
112 プラグ
118 絶縁リング
120 壁部
130 ホルダ
135 リップ
140 ローラ
141 分配器具
145 ボール
146 ホルダ
148 スカート
150 直立部
155 取上げ要素
156 凹部
157 スペース
158 壁部
160 閉鎖要素
165 ワイパエレメント
170 突起
175 分配器具
176 ステム
177 内部チャネル
179 カバースカート
180 浸水管
183 アパーチャ
184 本体
186 インサート
190 バイブレータ
191 モータ
192 偏心重量体
193 電池
195 塗布表面9を有する部分
200 電極
202 電池
220 本体
240 ローラ
241 ロッド
242 ベース
243 ねじ山
244 カバー
245 分配アパーチャ
248 分配器具
249 保護キャップ
280 溝
281 シール
300 被覆材、安全カプセル
301 壁部、温度計
305 温度計
310 カバー
min 厚み
L 化合物
P 組成物
S 平坦な表面
X 軸
Y 回転軸




 

 


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