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色彩以外の外観的特徴を再現するマッチングチャート - ロレアル
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発明の名称 色彩以外の外観的特徴を再現するマッチングチャート
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−136242(P2007−136242A)
公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
出願番号 特願2007−56252(P2007−56252)
出願日 平成19年3月6日(2007.3.6)
代理人 【識別番号】100064388
【弁理士】
【氏名又は名称】浜野 孝雄
発明者 ド リーガル ジヤン / ドーガ クリストフ
要約 課題
皮膚、唇、爪、毛髪の外観を忠実に再現するチャートを提供する。

解決手段
ケラチン性要素、特に皮膚のようなケラチン性要素を再現する少なくとも1枚の比較サンプルを備えたマッチングチャートであり、各比較サンプルが色及び色以外の外観特性の両方を再現する。
特許請求の範囲
【請求項1】
ケラチン性要素の外観を模造するように構成された少なくとも1枚の比較サンプルを有するマッチングチャートであって、前記少なくとも1枚の比較サンプルが、色と、ケラチン性要素の色以外の少なくとも1つの外観特性とを模造するように構成されていることを特徴とするマッチングチャート。
【請求項2】
さらに複数の比較サンプルを有し、前記比較サンプルの各々が、色と、ケラチン性要素の色以外の少なくとも1つの外観特性とを模造するよう構成されている請求項1に記載のチャート。
【請求項3】
前記色以外の少なくとも1つの外観特性が輝度であり、少なくとも2枚の比較サンプルが異なる輝度を有することが好ましい請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項4】
前記色以外の少なくとも1つの外観特性がレリーフであり、少なくとも2枚の比較サンプルが程度の異なるレリーフを有することが好ましい請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項5】
前記色以外の少なくとも1つの外観特性が色の不定性であり、少なくとも2枚の比較サンプルが、各比較サンプル内に異なる形で分布された色を有することが好ましい請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項6】
背景色とは異なる色のマークを備えた少なくとも2枚の比較サンプルを有し、前記サンプル毎に、前記マークの個数及び/又は分布及び/又はサイズが異なる請求項5に記載のチャート。
【請求項7】
前記色以外の外観特性がレリーフの不定性であり、少なくとも2枚の比較サンプルが異なる分布のレリーフを有する請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項8】
少なくとも3段階、又は当然少なくとも4段階、あるいは少なくとも5段階の前記色以外の外観特性を有する請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項9】
前記少なくとも1枚の比較サンプルが、一定でない輝度を有するように構成されている請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項10】
前記少なくとも1枚の比較サンプルが、少なくとも1つの比較的光沢のある範囲を有し、前記少なくとも1つの比較的光沢のある範囲が光沢ワニスを備える請求項8に記載のマッチングチャート。
【請求項11】
前記少なくとも1つの比較的光沢のある範囲の幅が約300マイクロメートルである請求項10に記載のマッチングチャート。
【請求項12】
前記少なくとも1枚の比較サンプルが比較的光沢のない範囲を有し、前記比較的光沢のない範囲が無光沢ワニスを備える請求項8に記載のマッチングチャート。
【請求項13】
前記少なくとも1つの比較的光沢のない範囲の幅が約100マイクロメートルである請求項12に記載のマッチングチャート。
【請求項14】
前記少なくとも1枚の比較シートがレリーフパターンを有し、前記レリーフパターンが一定でない輝度を提供するように構成されている請求項1又は2に記載のマッチングチャート。
【請求項15】
前記レリーフパターンが、少なくとも1つの溝と少なくとも1つの平坦部分を有し、前記少なくとも1つの平坦部分が光沢ワニスで被覆され、前記少なくとも1つの溝が光沢ワニスで被覆されていない請求項14に記載のマッチングチャート。
【請求項16】
前記比較サンプルが実質的に一定の輝度を呈する請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項17】
前記各比較サンプルは、反射率スペクトルがケラチン性要素のプロフィールに十分に近いプロフィールを呈する方法で選択した色素及び/又は染料の手段により作成され、前記ケラチン性要素の色が、要素及び関連する比較サンプルを少なくとも2つの異なる光源下で同じ色を有するように観察者に示されるように再現されるものである請求項1又は2に記載のチャート。
【請求項18】
前記各比較サンプルが、光源D65、D50、Aの少なくとも2つの下で、前記ケラチン性要素の色を忠実に再現する請求項17に記載のチャート。
【請求項19】
前記各比較サンプルが、好ましくは約60mm×100mmの寸法の、一般的に矩形である媒体上に作成されている請求項1〜18のいずれか1項に記載のチャート。
【請求項20】
前記少なくとも1枚の各比較サンプルが、その長さに沿った1/3の位置に配置されることが好ましい穴を備えた媒体上に作成されており、前記穴が、直径約20mmの円形であることが好ましい請求項1〜19のいずれか1項に記載のチャート。
【請求項21】
前記少なくとも1枚の比較サンプルが、色と、前記サンプルの色以外の少なくとも1つの外観特性、例えば英数字コードとに関連した識別子を備える請求項1〜20のいずれか1項に記載のマッチングチャート。
【請求項22】
前記少なくとも1枚の比較サンプルが、毛髪、皮膚、爪、足指の爪から選択したケラチン性要素の模造するように構成されている請求項1〜21のいずれか1項に記載のマッチングチャート。
【請求項23】
前記少なくとも1枚の比較サンプルが、ケラチン性要素に塗布することを目的とした製品の包装容器上に表示されるように構成されている請求項1〜22のいずれか1項に記載のマッチングチャート。
【請求項24】
ケラチン性要素への塗布を目的とした製品の製造方法であって、
- 請求項1〜23のいずれか1項で定義されたチャートを用意し、
- 少なくとも1枚の比較サンプルを選択し、
- 前記選択した少なくとも1枚の比較サンプルの色と、色以外の外観特性とに従い、ケラチン性要素への塗布を目的とした製品を作ること
を特徴とする方法。
【請求項25】
前記少なくとも1枚の比較サンプルの選択が、どの比較サンプルが、前記製品を塗布する対象である色及び前記ケラチン性要素の色以外の外観特性と実質的に関連するかを決定し、前記ケラチン性要素が、毛髪、皮膚、爪、足指の爪から選択される請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1枚の比較サンプルの選択が、前記比較サンプルのどれが、製品の使用者が望む色及び色以外の外観特性と実質的に関連しているかを決定する請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記製品が、ファンデーションメークアップ製品、コンシーラ製品、リップメークアップ製品、ヘアカラー製品、ヘアケア製品、マニキュア、ほお紅、アイシャドー、スキンカラー製品、スキンケア製品から選択される請求項24〜26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
ケラチン性要素の製品による処置を観察する方法であって、
- 請求項1〜23のいずれか1項で定義されたチャートを用意し、
- 色及び前記ケラチン性要素の色以外の外観特性と実質的に関連する比較サンプルを選択し、
- 前記ケラチン性要素に製品を塗布し、
- 色と、前記製品を塗布したケラチン性要素の色以外の少なくとも1つの外観特性との少なくとも一方が、前記製品の塗布後に変化したかどうかを、前記ケラチン性要素をの前記比較サンプルと比較することで決定すること
を特徴とする方法。
【請求項29】
化粧品又はケア製品、特に、皮膚の輝度に作用する製品の効果を測定する方法であって、
- 請求項1〜23に記載の比較サンプルの内、所与の人物の皮膚の色及び色以外の外観特性に最も近い色及び色以外の外観特性、特に輝度を有するのはどれであるかを決定する段階と、
- 前記人物の皮膚に前記化粧品又はケア製品を投与又は塗布する段階と、
- 前記チャートの比較サンプルと新規に比較することで、前記皮膚の前記色及び/又は色以外の概観特性、特に輝度におけるあらゆる変化を観察する段階とを含むこと
を特徴とする方法。
【請求項30】
化粧品又はケア製品を選択する方法であって、
- 色の異なる化粧品又はケア製品範囲内の各包装容器に、各製品の色及び輝度に特定の英数字コードのような識別子を持たせる段階と、
- 前記同識別子を、請求項2で定義した前記チャートの比較サンプル上に表示させる段階と、
- 前記チャートのどの比較サンプルが、所与の個人の皮膚の色及び輝度に最も近い色及び輝度を有するかを決定する段階と、
- 前記個人の皮膚に塗布するための、事前に決定した比較サンプル上の識別子と同一の識別子を持った包装容器を備える製品を選択する段階とを含むこと
を特徴とする方法。
【請求項31】
ケラチン性要素の処置方法であって、
- 請求項1〜23のいずれか1項で定義されたマッチングチャートを用意する段階と、
- 前記チャートを用いて、色及び前記ケラチン性要素の色以外の外観特性を決定する段階と、
- 前記色及び前記外観特性に基づいて、前記ケラチン性要素を処置する段階とを含むこと
を特徴とする方法。
【請求項32】
ケラチン性要素の分析を可能にする方法であって、
- ケラチン性要素の外観を模造する少なくとも1つの画像を伝送し、前記画造が、色、及び前記ケラチン性要素の色以外の少なくとも1つの外観特性を模造するよう構成されていることを特徴とする方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つの画像が、前記色及び前記ケラチン性要素の色以外の少なくとも1つの外観特性と実質的に関連するかどうかを決定するために、分析する前記ケラチン性要素を前記少なくとも1つの画像と比較する請求項32又は33に記載の方法。
【請求項34】
前記画造の伝送が、ネットワークを介した画像の伝送を有する請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記ネットワークが、インターネット、イントラネット、急送便システム、メールシステム、小売商店の少なくとも1つから選択される請求項33に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各々が、皮膚、唇、爪、毛髪のようなケラチン性要素の再現を目的とした複数の比較サンプルをグループ分けするマッチングチャートに関するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
皮膚、唇、爪、毛髪の外観を忠実に再現するチャートが必要である。本発明は、この必要性を満たす具体的な方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、ケラチン性要素の外観を模造するように構成された少なくとも1枚の比較サンプルを備え、また、少なくとも1枚の比較サンプルが、ケラチン性要素の色、色以外の少なくとも1つの外観特性を模造するように構成されている新規のマッチングチャートの手段によりこれを達成する。
【0004】
このマッチングチャートは、複数の比較サンプルを備えることができ、比較サンプルの各々が、ケラチン性要素の色、色以外の少なくとも1つの外観特性を模造するよう構成されている。
【0005】
少なくとも2枚のサンプルシートが、この色以外の外形特性を異なる度合いに再現することが好ましい。
【0006】
従って、本発明のチャートは、色の違いだけでなく、色以外の少なくとも1つの外観特性を異なる度合いに再現することができ、これにより、様々なタイプのケラチン性要素を、色以外を考慮してさらに細かく区分することが可能になる。
【0007】
本発明のある特定の実施の形態では、上述した外観特性は輝度又は光沢である。
【0008】
チャートは、輝度の異なる少なくとも2枚の比較サンプルを備えることが好ましい。
【0009】
従って、このチャートにより、例えば、色が同じであっても、光沢のない皮膚と光沢のある皮膚を区別することが可能になる。
【0010】
チャートは、少なくとも3段階、又は当然少なくとも4段階、あるいは少なくとも5段階の色以外の外観特性を備えることができる。
【0011】
色以外の外観特性は輝度に限定されるものではなく、また、例えば各比較サンプル中に色を異なる形で分布した少なくとも2枚の比較サンプルによる、例えば、色の不定性によって構成することができる。
【0012】
例として、少なくとも2枚の比較サンプルは、背景色とは異なる色のマークを備えることができ、マークの数及び/又は分布及び/又はサイズはサンプル毎に異なる。
【0013】
例として、このようなマークは、特に日光の影響下で、加齢する皮膚に現れる肝斑を示すことができる。
【0014】
色以外の外観特性は、例えば、異なるレリーフの分布を施した少なくとも2枚の比較サンプルによる、レリーフの不定性であってもよい。
【0015】
比較サンプルは、特に皮膚の外観を模造する際の輝度の不定性、特にその局所的に多少光沢のある特性を呈することができる。
【0016】
このような一定でない輝度を得るためには、比較サンプルが、輝度の異なる表面上の各範囲に並置されることが好ましい。
【0017】
より光沢のある範囲の輝度は光沢ワニスによるものであってよく、また、光沢の少ない範囲の無光沢特性は無光沢ワニスによるものであってよい。
【0018】
比較サンプルに皮膚の外観を模造させようとする場合、より光沢のある範囲の幅は300マイクロメートル(μm)付近であってよく、光沢の少ない範囲の幅は100μm付近であってよい。
【0019】
本発明の特定の実施の形態において、比較サンプルは、一定でない輝度を呈するべく決められたレリーフを設けている。
【0020】
このレリーフは、溝と平坦部分を画定することが有益であり、平坦部分は光沢ワニスで被覆され、溝は被覆されない。
【0021】
応用として、各比較サンプルが一定の輝度を呈することができる。
【0022】
各比較サンプルは、反射率スペクトルがケラチン性要素のプロフィールに十分に近いプロフィールを呈する方法で選択した色素及び/又は染料の手段により作成され、ケラチン性要素の色が、要素及び関連する比較サンプルを少なくとも2つの異なる光源下で同じ色を有するよう観察者に示されるように再現される。
【0023】
従って、例えば美容師、臨床家、皮膚科医、あるいは美容分野の資格を何も持っていない人物のようなチャートの使用者も、所与の光源下で評価する皮膚の色と関連する比較サンプルを、その選択の結果が別の光源下でも有効であることを確信しながら選択することが可能である。
【0024】
各比較サンプルは、D65(日光)、D50、A(白熱灯)の内の少なくとも2つの光源下で、ケラチン性要素の色を忠実に再現することが好ましい。
【0025】
本発明のある面によれば、光源の変更による色の差異は4未満であり、好ましくは2未満である。
【0026】
これにより、比較を行う際に、特定の発光スペクトルを有するランプを用いる必要がないため、皮膚の色、又は皮膚以外のケラチン性要素の色の評価が容易になる。
【0027】
本発明の好ましい実施の形態では、各比較サンプルの反射率スペクトルは、好ましくは400〜800ナノメートル(nm)のスペクトル範囲内の関連するケラチン性要素の反射率スペクトルと近い。
【0028】
この容量は次式の通りであることが好ましい。


ここで、IMOD(λ)は、比較サンプルの波長λで反射された光の強度であり、IREF(λ)は、ケラチン性要素の波長λで反射された光の強度であり、0.1よりも小さいか、又はこれと等しく、0.05よりも小さいことが好ましく、<0.01であることがさらに好ましい。
【0029】
詳細には、チャートが皮膚の色を再現する比較サンプルを備える場合に、比較サンプルは異なる色調を、CIEL**h 1976 色スペースにおける40°〜70°の範囲内、好ましくは46°〜64°の範囲内に入る色調角度で呈することが有益である。
【0030】
例として、チャートは、各々が、別のカテゴリの色調とは異なる特定の色調を呈する、少なくとも10個の比較サンプルのカテゴリを備えることが可能である。
【0031】
比較サンプルはさらに、異なる明度を、34〜75の範囲内に入る明度レベル(CIEL**h 1976 色スペース内のL*)で有益に呈することができる。
【0032】
例として、チャートは、各々が別のカテゴリとは異なる特定の明度レベルを呈する、少なくとも5つの比較サンプルのカテゴリを備えることができる。
【0033】
本発明の好ましい実施の形態では、チャートは、10の色調と5つの明度レベルの組合わせに関連した50色を備えている。
【0034】
隣接する皮膚の色に関連した2枚の比較サンプル間の、CIEL**h 1976 色スペースで測定した全体の色差異△E**h.94は均一であることが好ましく、該差異は、1〜40の範囲内、より好ましくは1〜20の範囲内、またさらに好ましくは4に近いことが好ましい。
【0035】
所与の比較サンプルにおいて、皮膚の質感を模造するべく、色はその比較サンプルの前面にかけて一定でかつ均一であっても、又は一定でなくてもよい。
【0036】
これにより、比較サンプルに異なる色の2つの色コーティングを施すことができ、人間の目には、この2つが一緒になり中間色として認識される。
【0037】
さらに、滑らかでなく、皮膚の粒子を模造する方法で選択したレリーフを施した比較サンプルの媒体上に色コーティングを施すことができる。
【0038】
各比較サンプルは、例えば約60ミリメートル(mm)×100mmの寸法の、一般に矩形の媒体上に作成することが可能である。
【0039】
チャートは、扇を形成するように接続した複数の比較サンプルを備えることができる。
【0040】
チャートはさらに、好ましくは細片の形状をした共通媒体上に複数の比較サンプルを備えることができる。
【0041】
チャートはさらに、包装容器上に嵌め込むか印刷された1つの比較サンプルを備えることができる。
【0042】
比較サンプルの各々を、例えば長さの1/3の位置に穴を備えた媒体の形状に作成することが有益であり、該穴が、例えば直径約20mmの円形である。
【0043】
各比較サンプルは、英数字コードのような独自の識別子を備えることができ、これにより、使用者が異なる比較サンプルを容易に識別することができるようになる。
【0044】
さらに本発明は複数の比較サンプルを備えることができ、各比較サンプルが、ケラチン性要素の外観を模造するように構成されており、各比較サンプルが、ケラチン性要素の色と、色以外の少なくとも1つの外観特性とを模造するように構成され、この色以外の少なくとも1つの外観特性が輝度を備え、少なくとも2枚の比較サンプルが、異なる輝度を備えるように構成される。
【0045】
さらに本発明はチャートの作成方法を提供し、この方法において、複数の比較サンプルがグループ分けされ、各サンプルがケラチン性要素、特に皮膚のようなケラチン性要素の色と、色以外の外観の特性、特に輝度を再現する。
【0046】
媒体とコーティングの少なくとも1つに、例えば皮膚の質感の模造を可能にする処理を施すことができる。
【0047】
このような処理は、媒体のエンボス加工、また当然、コーティングを備えることが可能である。
【0048】
さらにこの処理は、着色した背景上にパターンを印刷することで構成することができ、このパターンは、背景色とは異なる色から成る。
【0049】
さらにこの処理は、比較サンプルに一定でない輝度を与えるべく、無光沢又は光沢ワニスを印刷することで構成することができる。
【0050】
比較サンプルは、必要に応じて、無光沢ワニスと光沢ワニスの両方のインプリントを設けることができる。
【0051】
全ての場合において、コーティングの作成に使用する色素及び/染料の選択は、実行する処理の最終色への入射の関数として行うことができる。
【0052】
本発明はさらに、化粧品又はケア製品、特にファンデーションメークアップを製造する方法を提供し、該方法は、
- 上述のように定義されたチャートを用意する段階と、
- どの比較サンプルが、ある人物の肌の色及び色以外の外観特性に関連するか、また、所望の色及び色以外の外観特性に関連するかを決定する段階と、
- 該人物の肌に塗布する化粧品又はケア製品、特にファンデーションメークアップを製造する段階とを有し、該化粧品又はケア製品が、この方法で決定した比較サンプルの色及び色以外の外観特性を備える。
【0053】
上述の方法で、このチャートは、物理形態で提供したり、適切なプリンタを用いて、ダウンロードしたファイルから印刷することができる。
【0054】
本発明はさらに、化粧品又はケア製品、特に、皮膚の輝度に作用する製品の効果を測定する方法を提供し、この方法は、
- 上記で定義した比較サンプルの内、所与の人物の皮膚の色及び色以外の外観特性に最も近い色及び色以外の外観特性、特に輝度を有するのはどれであるかを決定する段階と、
- 人物の皮膚に化粧品又はケア製品を投与又は塗布する段階と、
- チャートの比較サンプルと新規に比較することで、皮膚の色及び/又は色以外の概観特性、特に輝度におけるあらゆる変化を観察する段階とを有する。
【0055】
このような方法により、色及び/又は輝度における変化、又は処置後における皮膚の色以外の外観特性の変化の量化が容易になり、これによって、処置の効果の評価が容易になる。
【0056】
本発明はさらに、個人の肌の色又は色以外の外観特性におけるあらゆる異常な変化、例えば特に輝度における変化、また不健康状態の特性を検出するべくチャートを用いて個人の健康状態を決定するための、上記で定義したとおりのチャートの使用を提供する。
【0057】
本発明はさらに、化粧品又はケア製品を選択する方法を提供し、この方法は、
- 色の異なる化粧品又はケア製品範囲内の各包装容器に、各製品の色及び輝度に特定の英数字コードのような識別子を持たせる段階と、
- 同識別子を、請求項2で定義したチャートの比較サンプル上に表示させる段階と、
- チャートのどの比較サンプルが、所与の個人の皮膚の色及び輝度に最も近い色及び輝度を有するかを決定する段階と、
- 個人の皮膚に塗布するための、事前に決定した比較サンプル上の識別子と同一の識別子を持った包装容器を備える製品を選択する段階とを有する。
【0058】
本発明はさらに、ケラチン性要素の処置方法を提供し、該方法は、
- 上記のように定義されたマッチングチャートを提供する段階と、
- チャートを用いて、ケラチン性要素の色及び色以外の外観特性を決定する段階と、
- 色及び外観特性に基づいて、ケラチン性要素を処置する段階とを有する。本発明はさらに、ケラチン性要素への塗布を目的とした製品の製造方法を提供し、この方法は、
- 上記のように定義されたチャートを用意し、
- 少なくとも1枚の比較サンプルを選択し、
- 選択した少なくとも1枚の比較サンプルの色と、色以外の外観特性とに従い、ケラチン性要素への塗布を目的とした製品を作る。
【0059】
少なくとも1枚の比較サンプルの選択は、複数の比較サンプルのどれが、製品を塗布するケラチン性要素の色及び色以外の外観特性と実質的に関連するかを決定することができる。
【0060】
少なくとも1枚の比較サンプルの選択は、どの比較サンプルが、製品の使用者が所望する色及び色以外の外観特性と実質的に関連するかを決定することができる。
【0061】
製品は、化粧品製品及びケア製品の少なくとも1つから選択できる。この製品は、ファンデーションメークアップ製品、コンシーラ製品、リップメークアップ製品、ヘアカラー製品、ヘアケア製品、マニキュア、ほお紅、アイシャドー、スキンカラーリング製品、スキンケア製品の中から選択できる。
【0062】
色以外の少なくとも1つの外観特性は輝度を備えていてよい。少なくとも2枚の比較サンプルは、異なる輝度を備えるように構成することができる。色以外の少なくとも1つの外観特性はレリーフを備えていてよい。少なくとも2枚の比較サンプルは、度合いの異なるレリーフを備えるように構成することができる。色以外の少なくとも1つの外観特性は、色の不定性を備えていてよい。少なくとも2枚の比較サンプルは、各サンプル内に各々異なる形で分布した色の不定性を備えるように構成することができる。少なくとも2枚の比較サンプルは、背景色と、背景職上に分布したマークとを備えていてよく、このマークの色は背景色とは異なる。少なくとも2枚の比較サンプルの一方は、少なくとも2枚の比較サンプルの他方とは異なる数のマーク、異なる分布のマーク、異なるサイズのマークの内の少なくとも1つを備えることができる。色以外の少なくとも1つの外観特徴は、レリーフの不定性を備えていてよい。少なくとも2枚の比較サンプルは、異なる分布のレリーフを備えることができる。各々の比較サンプルは、一定でない輝度を備えるように構成することができる。各々の比較サンプルは、少なくとも1つの比較的光沢のある範囲を設けていてよく、この少なくとも1つの比較的光沢のある範囲は光沢ワニスを備えている。各々の比較サンプルは、少なくとも1つの比較的光沢のない範囲を設けていてよく、この少なくとも1つの比較的光沢のない範囲は無光沢ワニスを備えている。各々の比較サンプルはレリーフパターンを備えていてよく、このレリーフパターンは一定でない輝度を提供するように構成されている。レリーフパターンは、少なくとも1つの溝と少なくとも1つの平坦部分を備えていてよい。少なくとも1つの平坦部分は光沢ワニスで被覆されていてよい。少なくとも1つの溝は、光沢ワニスで被覆されていなくてよい。各々の比較サンプルは、実質的に一定な輝度を備えるように構成することができる。
【0063】
どの比較サンプルがケラチン性要素の色以外の少なくとも1つの外観特性と実質的に関連するかの決定は、ケラチン性要素をその比較サンプルと比較できるようにするために、ケラチン性要素をその比較サンプルの少なくとも1部分の付近に配置する。
【0064】
各々の比較サンプルは、サンプルの少なくとも1つの色、色以外の少なくとも1つの外観特性と関連した識別子を備えていてよく、製品の製造は、選択した比較サンプルの識別子に基づいた製品の製造をさらに備えていてよい。
【0065】
識別子は英数字コードであってよい。
【0066】
ケラチン性要素の製品による処置を観察する方法を提供し、該方法は、
- ケラチン性要素の色及び色以外の外観特性と実質的に関連する比較サンプルを選択し、
- ケラチン性要素に製品を塗布し、
- 製品を塗布したケラチン性要素の少なくとも1つの色と、色以外の少なくとも1つの外観特性が、製品の塗布後に変化したかどうかを、ケラチン性要素をシステムの比較サンプルと比較することで決定する。
【0067】
色以外の少なくとも1つの外観特性は輝度を備えていてよい。製品は、ケラチン性要素の輝度に影響することができる。少なくとも2枚の比較サンプルは、異なる輝度を備えるように構成することができる。
【0068】
該方法は、ケラチン性要素に塗布する複数の異なる製品からの選択を備えていてよく、該製品の選択は、選択した比較サンプルに基づくもとである。
【0069】
各々の比較サンプルは、サンプルの色と、色以外の少なくとも1つの外観特性とに関連した識別子を備えていてよく、複数の異なる製品の各々は、比較サンプルの識別子の内の1つと一致する識別子を備えていてよく、製品の選択は、選択した比較サンプルの識別子と一致する識別子を備えていてよい。製品は、ケラチン性要素のレリーフ又は色に影響することができる。
【0070】
ケラチン性要素と比較サンプルの比較は、ケラチン性要素のその比較サンプルの少なくとも1部分の付近への配置を備えることができる。
【0071】
本発明はさらに、ケラチン性要素に塗布する製品の選択方法を提供し、該方法は、
- 製品を塗布するケラチン性要素と一致する色と、色以外の少なくとも1つの外観特性とを有する比較サンプルを選択し、
- 選択した比較サンプルに基づいて、ケラチン性要素に塗布する複数の異なる製品から1つの製品を選択する。
【0072】
各比較サンプルは、サンプルの色と、色以外の少なくとも1つの外観特性とに関連した識別子を備えることができ、製品の選択は、選択した比較サンプルの識別子に基づいて行うことができる。
【0073】
複数の製品の各々は、比較サンプルの識別子と一致する識別子を備えていてよく、製品の選択は、選択した比較サンプルの識別子と一致する識別子を備えた製品の選択を有することができる。
【0074】
複数の製品の各々について、色と輝度は異なっていてよい。
【0075】
本発明はさらに、ケラチン性要素の処置方法を提供し、この方法は、
- ケラチン性要素に、所望の色と、色以外の少なくとも1つの外観特性とに関連する比較サンプルを選択し、
- 選択した比較サンプルに基づいて、ケラチン性要素を処置する。
【0076】
この処置は、ケラチン性要素への製品の塗布を備えることができる。
【0077】
この方法は、複数の異なる製品からの、ケラチン性要素を処置する製品の選択を備えていてよく、この選択は、選択した比較サンプルに基づいて行われる。
【0078】
各比較サンプルは、サンプルの色と、色以外の少なくとも1つの外観特性とに関連した識別子を備えていてよく、製品の選択は、選択した比較サンプルの識別子に基づいて行うことができる。
【0079】
複数の製品の各々は、比較サンプルの識別子の1つと一致する識別子を備えていてよく、製品の選択は、選択した比較サンプルの識別子と一致する識別子を有する製品の選択を備えていてよい。
【0080】
ケラチン性要素の分析を可能にする方法であって、この方法は、
- ケラチン性要素の外観を模造する少なくとも1つの画像を伝送し、画造が、ケラチン性要素の色、及び色以外の少なくとも1つの外観特性を模造するよう構成されている。
【0081】
この方法はさらに、該少なくとも1つの画像が、ケラチン性要素の色及び色以外の少なくとも1つの外観特性と実質的に関連するかどうかを決定するために、分析するケラチン性要素を少なくとも1つの画像と比較する。該画造の伝送は、ネットワークを介した画像の伝送を備えることができる。該ネットワークは、インターネット、イントラネット、急送便システム、メールシステム、小売商店の少なくとも1つから選択することができる。
【0082】
本発明のこれ以外の特徴及び利点は、以下の非限定的な実施の形態の詳細な説明を読解し、添付の図面を検討することで明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0083】
図1は本発明によるマッチングチャート1を示し、このマッチングチャート1は、各々が皮膚の色1色を再現する複数の比較サンプル4を備えている。
【0084】
説明した例における比較サンプル4の各々は、着色したコーティングで被覆された媒体を備えている。
【0085】
各比較サンプルは、説明した例では60mm×100mmに近い寸法の、実質的に矩形の形状をしている。
【0086】
各比較サンプル4は該サンプルを貫通した穴8を備え、説明した例において、この穴は直径約20mmの円形であり、サンプルの長さの約1/3の位置に配設されている。
【0087】
比較サンプル4を身体又は顔の1部分上、例えば図4に示すように前腕Aの上に置くと、このような穴8によって、皮膚と比較サンプル4の両方の状態を同時に観察することができるため、比較が容易になる。
【0088】
正方形や円形の形状と比較して、使用時に、必要に応じて比較サンプル4を特定の方向に向けることができるのは矩形の比較サンプル4であり、このことは、皮膚の質感(texture)が異方性であることから、比較サンプルを皮膚の質感を模造するべく使用する場合に好ましいことがわかった。
【0089】
各比較サンプル4は、例えば1つ又はそれ以上の英数字で構成された識別子15を備えている。
【0090】
説明した例において、チャート1は、50色の皮膚の色と、光沢のない皮膚と光沢のある皮膚の区別を行うべく、この50色の各色毎に設けた2つの輝度とに関連した100枚の比較サンプル4から構成されている。
【0091】
この場合、全ての比較サンプル4の質感は同一である。
【0092】
この例では、50色は、5つの色調を10レベルの明度と組合わせてできたものである。
【0093】
CIEL**h 1976 色スペースで測定した色調角度(h)は40°〜70°の範囲内、好ましくは46°〜64°の範囲内に入る。
【0094】
説明した例では、CIEL**h 1976 色スペース中の明度レベルL*は、20〜80の範囲内、好ましくは30〜70の範囲内に入る。
【0095】
彩度レベルは、範囲12〜30の範囲内に入ることが好ましく、22周辺にあることがより好ましい。
【0096】
比較サンプル4は、図1に示すように、ピン9で蝶番止めした扇状に接続するか、又は、図2、図3に示すようにループ15の手段でまとめることができる。
【0097】
チャートの比較サンプル4は、様々な方法でまとめることができる。
【0098】
図1に示すように、全ての比較サンプル4を1つの束3として接続することができる。
【0099】
また、比較サンプルを扱い易くするために、複数の独立したグループを作ることも可能である。
【0100】
図2に示すチャート1’は10個の束3’を備えており、この束3’の各々は、別の束とは異なる決められた色調に関連し、また、5枚の比較サンプルの2セットで構成されている。
【0101】
各セットにおいて、比較サンプル4の明度レベルは異なるが、色調は同じである。
【0102】
2セットの内、一方のセットの比較サンプルの輝度は、他方のセットの比較サンプルの輝度とは異なる。
【0103】
図3に示すチャート1は5個の束3’’を備えており、各束3’’は、別の束の明度レベルとは異なる決められた明度レベルに関連し、また、色調は異なるが、同じ明度の20枚の比較サンプル4で構成されている。
【0104】
所与の束は、色調は同じであるが、輝度が異なる比較サンプルを備えている。
【0105】
本発明の範囲を超えない限り、別のグルーピングを実現することもできる。
【0106】
隣接した2枚の色比較サンプル4の、CIEL**h 1976 色スペースで測定した視覚的な色の差は好ましくは一定であり、例えば4と等しく、また、この値のために、トレーニングを受けていない人物でも容易に2枚の比較サンプル4間の色の変化を認識することができる。
【0107】
比較サンプル4により、皮膚の色を、光源の種類、特に、日中の光、人工の白熱灯の光又は蛍光灯の光であるかに関わらず忠実に再現することが可能になる。
【0108】
一般に、関連する400〜800nmの波長範囲の皮膚の反射率スペクトルと可能な限り近く関連した比較サンプルの反射率スペクトルを作成することが望ましい。
【0109】
そのため、比較サンプル4は、特に白色人種、黒人種、アジア人的な皮膚の全種類の反射率スペクトルに関する知識に基づいて作成される。
【0110】
例として、図5中の連続線は、関連する比較サンプルの波長(インチ nm)の関数としての反射された相対強度IMOD(インチ%)を示す。
【0111】
好ましくは、△、すなわち容量は、


ここで、0.01、好ましくは0.05であり、より好ましくは0.01である。
【0112】
比較サンプル4と関連する皮膚の反射率が非常に近い、すなわち、△が非常に小さいスペクトルサブレンジを優先させることが可能である。
【0113】
例えば、赤、及びその様々な陰影に関連したスペクトル範囲(600nm;750nm)に特定の優先を与えることができる。
【0114】
例として、△は、このスペクトル範囲内の0.01よりも小さいか、あるいはこれと等しくあってよい。
【0115】
各々の比較サンプル4について望ましい反射率スペクトルを得るために、所与の反射率スペクトルに関連した色素の構成を決定する従来のソフトウェアを使用することができる。
【0116】
例えば、Datacolor International社製のDatamatchソフトウェアを使用することができる。
【0117】
比較サンプル4の色を一定にすることができる。
【0118】
ある応用形では、比較サンプル4を、各々が一定でない色を呈するように、つまり、局所的に色調又は明度が異なるように作成することが可能である。
【0119】
次に、比較サンプル4のスペクトル反射率を、例えば直径1センチメートル(cm)のある範囲の平均値と関連させることができる。
【0120】
比較サンプル4上にパターンを作成し、皮膚の質感を模造することができる。
【0121】
このようにして各比較サンプル4に、より濃い、又はより薄い色の範囲を設けることができる。色の濃い範囲は、例えば背景とは違う暗褐色のような色のパターンを印刷することで得られる。
【0122】
さらに、レリーフを呈する媒体、例えば皮膚の粒子を模造するべくエンボス加工を施した媒体を使用して、皮膚の外観を模造することができる。
【0123】
エンボス加工は、例えばカラーコーティングの前後いずれかに、カレンダ法によって施すことができる。
【0124】
皮膚の形状をより良好に模造するために、また特に、その局所的に多少光沢を持つ特性を模造するために、比較サンプル4に一定でない輝度を与えることが好ましい。
【0125】
一定でない輝度を得るための様々な方法がある。
【0126】
特に、図6に示すように、平坦部分10又は溝11を設けることが可能である。
【0127】
溝11の形状と一致したカラーコーティングの範囲は、平坦部分10を覆うカラーコーティング範囲よりも光沢が少ない。
【0128】
応用として、又は追加的に、光沢ワニスを平坦部分10に塗布することができるが、溝11に塗布してはいけない。
【0129】
図7に示すように、平坦な媒体の、比較サンプル部分のみの上に、例えば約100μmの距離で離間した幅約300μmの範囲の形状に、光沢ワニス12を塗布することで一定でない輝度を得ることが可能である。
【0130】
図8に示すような応用形では、例えば、約300μmの距離で相互に離間した幅100μmの範囲の形状に、無光沢ワニス13を塗布することもできる。
【0131】
光沢ワニスと無光沢ワニスを並置又は重ねることも可能であり、例えば、図9に示すように、光沢ワニスの約300μmの範囲12と、無光沢ワニスの約100μmの範囲を並置することができる。
【0132】
チャートの使用者は、皮膚の色だけでなく、これに関連する輝度も決定することができる。
【0133】
このチャートは、特に化粧品の分野において様々な方法で使用することが可能である。
【0134】
まず、このチャートは、例えば、類型特性を抽出するべく人口の統計学的研究を実施する際に有益である。
【0135】
さらに、このチャートを使用することで、個人が自分の皮膚の色及び輝度を正確に知ることができるようになり、それにより、化粧品、特にファンデーションの購入が容易になる。これは、比較サンプル上のものと同じ識別子を備えたファンデーションを選べばよいためである。また、適切な色及び輝度を選択したことを確認できる。
【0136】
さらに本発明によるチャートは、何らかの物質による処置後、又は単に太陽あるいは紫外線の人工光源への露出後の皮膚の色及び/又は輝度のバリエーションを決定する上でも有益である。
【0137】
このチャートによって、ある人物が所望の度合いに日焼けしたか否かを決定することが可能になる。
【0138】
所望の度合いに日焼けした場合には、同人物は日光へのそれ以上の露出が不要であることを知ることができ、また、過度な露出を避けたり、日光からの特別な保護を採用することができる。
【0139】
さらに、例えばセルフタニングローションのような、化粧品あるいはケア商品の、皮膚の色及び/又は輝度への影響を決定するために使用できる。
【0140】
このような状況下で使用者は、処置前の皮膚の色及び輝度と一致する基準の比較サンプルと比較することにより、処置の効果を確認できる。
【0141】
チャートは、図1〜図3に示すような物理形状に作成することが可能である。
【0142】
しかし、チャートを、例えば、比較サンプルを適切な媒体上に印刷又は表示するのに必要な全ての情報を含んだコンピュータデータファイルのように、非物理形状で使用者に提供しても、本発明の範囲を超えることはない。
【0143】
例として、図10は、第1コンピュータ20から第2コンピュータ21へ伝送されているコンピュータデータファイルを示す。このデータファイルは、適切なプリンタ22で様々な比較サンプルを印刷するために必要な情報を含んでいる。
【0144】
データは、コンピュータ20、21の間で、例えばインターネットのようなコンピュータネットワークの手段により伝送される。
【0145】
当然ながら、本発明は上述の説明に限定されるものではない。
【0146】
特に、決定したタイプの唇、爪、毛髪の色と、色以外の外観特性、特に輝度を忠実に再現するチャートを使用することができる。
【0147】
色以外の外観特性は、レリーフ、色の不定性、又はレリーフの不定性に存在していてよい。
【0148】
外観特性がレリーフにある場合、比較サンプルは、例えば異なるタイプの皮膚粒子を表す目的で、複数タイプのレリーフを呈することができる。
【0149】
このような比較サンプルは、特に、ピーリング効果のある物質のように、皮膚の粒子に影響を与えることを目的とした物質の作用を測定する場合にも有益である。
【0150】
色以外の外観特性がレリーフの不定性である場合、比較サンプルは、例えば皮膚が変化する状態を示すために、一定のレリーフから加齢中の非常に不規則なレリーフまで度合いの大きく異なるレリーフを呈することができる。
【0151】
色以外の外観特性が色の不定性である場合には、少なくとも2枚の比較サンプルを用いて、一方の比較サンプルと他方の比較サンプルに異なる個数の肝斑を設けることで、加齢に従って、特に太陽光線の影響により肝斑が現れる様子を示すことができる。
【0152】
ケラチン性要素の色及び外観特性を忠実に再現できるため、医療分野、美容分野、人口統計調査において有用である。
【図面の簡単な説明】
【0153】
【図1】本発明の第1実施の形態を構成するマッチングチャートの線図である。
【図2】本発明の2つの応用実施の形態を示す線図である。
【図3】本発明の2つの応用実施の形態を示す線図である。
【図4】比較サンプルを使用している様子を示す。
【図5】特定の皮膚の反射率スペクトルと、関連する比較サンプルの反射率スペクトルを示すグラフである。
【図6】一定でない輝度を提供する様々なコーティング又は媒体構造を示す線図である。
【図7】一定でない輝度を提供する様々なコーティング又は媒体構造を示す線図である。
【図8】一定でない輝度を提供する様々なコーティング又は媒体構造を示す線図である。
【図9】一定でない輝度を提供する様々なコーティング又は媒体構造を示す線図である。
【図10】比較サンプルの遠隔印刷を可能にするシステムの高度な線図である。
【図11】英数字で構成された識別子15を備えた、比較サンプル4を示す説明図である。
【図12】光沢ワニス12と、光沢ワニスで被覆されていない溝とを備えた、比較サンプルを示す説明図である。
【符号の説明】
【0154】
1、1’ マッチングチャート
3、3’、3’’ 束
4 比較サンプル
8 穴
9 ピン
10 平坦部分
11 溝
12 光沢ワニス
13 無光沢ワニス
15 ループ
20 第1コンピュータ
21 第2コンピュータ
22 プリンタ




 

 


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