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発明の名称 ブラシ式塗布具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−136200(P2007−136200A)
公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
出願番号 特願2006−311068(P2006−311068)
出願日 平成18年11月17日(2006.11.17)
代理人 【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
発明者 ジャン−ルイ,アッシュ.ゲレ
要約 課題
毛の房がスティックに良好に保持され、及び/又は様々な特徴の毛の束を有するブラシ式塗布具を、安価に提供する。

解決手段
本発明により、少なくとも一房の毛(8)及び一端に装着用の開口を有するスティック(5)を備えたブラシ式塗布具が提供される。本塗布具では、一房の毛は、少なくとも1つの留め具によりスティックの装着用開口に固定される。装着は少なくとも1つの打抜き部分(20)を有する管状壁によって画定され、打抜き部分によって留め具の保持力が増大され、及び/又は毛の形状が変化する。
特許請求の範囲
【請求項1】
− 少なくとも一房の毛(8)
− 一端に開口する装着部(18)を含むスティック(5)
を備えたブラシ式塗布具であって、少なくとも1つの留め具によってスティックに毛の房が固定され、少なくとも1つの打抜き部分(20)を有する管状壁(17)によって前記装着部が画定されることにより、留め具の保持力が増大され、及び/又は毛の形状が変形する塗布具。
【請求項2】
打抜き部分(20)が装着部(18)の収縮部を形成している、請求項1に記載の塗布具。
【請求項3】
打抜き部分(20)が装着部(18)の一方の側にのみ設けられる、請求項1又は2に記載の塗布具。
【請求項4】
打抜き部分(20)がスティックの向かい合う少なくとも2つの側に設けられる、請求項1又は2に記載の塗布具。
【請求項5】
打抜き部分(20)がスティック(5)の下方端(25)までに亘る、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の塗布具。
【請求項6】
打抜き部分(20)がスティック(5)の下方端(25)から離れた位置までに亘る、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の塗布具。
【請求項7】
スティック(5)がその長さの少なくとも一部に亘って非円形の断面を有する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の塗布具。
【請求項8】
スティック(5)が、装着部(18)の上方で、その長さの少なくとも一部に亘って板状の断面を有する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の塗布具。
【請求項9】
スティック(5)が、打抜き部分(20)の高さに、好ましくは側方で対向する2つの外部突起(200、201)を有する、請求項7に記載の塗布具。
【請求項10】
スティック(5)が、容器(2)を取り囲む形状の把持要素(10)に接続する、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の塗布具。
【請求項11】
打抜く前の装着部(18)が階段状の形状を有しており、遠位部分(31)が近位部分(30)より大きい、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の塗布具。
【請求項12】
− マニキュア又は唇用製品などの塗布される製品(P)を収容する容器(2)、及び
− 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の塗布具(3)
を備えた保存及び適用のための装置(1)
【請求項13】
ブラシ式塗布具の製造方法であって、
− 一端に一房の毛が固定される装着部を含むようにスティック(5)を打抜くことによって、装着部の形状を変えるステップ
を含む方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はブラシ式塗布具に関し、具体的には、化粧製品の塗布、特にマニキュア、口紅、又はリップグロスなどの、爪、瞼、唇又は髪への塗布に使用される塗布具に関するが、これらに限定されるものではない。
【背景技術】
【0002】
特許文献1ないし10は、ブラシ式塗布具の実施例を開示している。
既知のブラシ式塗布具は、一般に、装着部を画定する管状壁を下部に含む成型されたスティック、及びこの装着部に配置される少なくとも一房の毛を備えている。
【0003】
毛の房は、装着部において2つに分離し、留め具によって固定することができる。
装着部の形状は、毛の房がスティックからどのように伸び、よって塗布の性質に影響するかを決定する。
【0004】
スティックは成型により形成されるので、装着部の形状を変える度に新規の型が必要となり、これには比較的大きな投資を要する。
これに加え、ブラシ式塗布具は、目標とする塗布の特徴に応じて、異なる性質又は様々な数量の毛を用いて製造される。
【0005】
装着部に異なる毛の房を同じ形式で植え込むと、毛の保持力に問題が生じる。
例えば、滑らかな毛の場合、滑らかでない毛と比較してスティックの留め具に保持されにくい。
【0006】
スティックの留め具による保持力は、房に含まれる毛の数が少ないと弱くなる傾向がある。しかしながら、柔軟性が必要な場合、房に含まれる毛の数を減らすことが望ましい。
最後に、毛の房を2つに分け、それを留め具によってスティックの装着部に固定することにより1つの毛の束を得る場合、その毛の束が、十分に均一な状態でスティックの外側に伸びるような塗布具を製造することは、比較的難しいことが分かる。
【特許文献1】欧州特許出願第1462023号
【特許文献2】欧州特許出願第1477083号
【特許文献3】欧州特許出願第1504691号
【特許文献4】欧州特許出願第1563759号
【特許文献5】米国特許第2122980号
【特許文献6】米国特許第4253213号
【特許文献7】米国特許第5588447号
【特許文献8】米国特許第6033143号
【特許文献9】欧州特許第6070595号
【特許文献10】特開平11−244040号
【特許文献11】米国特許出願第2004/0096261号
【特許文献12】米国特許出願第2005/0031401号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、特に毛の房をスティックに良好に固定できるような、上記の不都合を全部又は一部解決するブラシ式塗布具が必要である。
同様に、需要に応じて、比較的薄く、ほぼ均一な毛の束を備えるブラシ式塗布具が必要である。
また、需要に応じて、例えば爪の表面全体を覆うことができるような、比較的大きな毛の束を有し、及び/又は比較的均一であるか、或いは従来の塗布具では実現が困難であるか、場合によっては不可能な形状を有するブラシ式塗布具が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記必要の全て又は一部を満たす。
これら実施形態の1つによれば、本発明の目的は、
− 少なくとも一房の毛、及び
− 一端に装着用の開口を有するスティックであって、この開口に、少なくとも1つの留め具によって毛の房が固定され、装着部は少なくとも1部が打抜き又は屈曲された管状壁によって画定されるスティック
を備えるブラシ式塗布具である。
【発明の効果】
【0009】
打抜き部分は、例えば、留め具の保持力を増大させる、及び/又は装着部内部及び/又は外部の毛の形状を変化させることができる。
従って、打抜き部分を使用して、新しい型を形成する必要無く、毛を収容している装着部の形状を変化させることができる。同じ型を使用して塗布具を形成してから、打抜きにより、毛の房を収容する異なる形状の装着部を設けることができるので、規模の経済性を達成することができる。
これに加えて、打抜き部分により、成型によって得られる形状とは異なる形状の、又は成型では得られない形状の装着部を形成することができ、よって塗布の特徴が異なる塗布具を製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
打抜き部分は、装着部の形状を画定することができる。
打抜き部分は、留め具を超える挿入を許さない形状の開口を有する装着部を形成することができる。
【0011】
塗布具のスティックは、一般に板状の水平な断面を有する少なくとも1つの部分を有することができる。これにより、スティックに対して所定の方向で毛の束と留め具とをスティックに挿入することが容易に行える。
同様に、これによってスティックに対して所定の方向でスティックを打抜くことが容易になる。
【0012】
塗布具のスティックはまた、房及び留め具を配置する際、及び/又は打抜きの際に、所定の方向で配置可能な位置決めピンを有することができる。
留め具は、例えば、スティックの水平面の大きな軸に基本的に平行な方向又は垂直な方向に向けることができるか、或いはまた別の方法で方向付けることができる。
【0013】
打抜き部分は、装着部の一方の側、又は少なくともスティックの向かい合う2つの側に設けることができる。
装着部は、打抜きにより、円形又は非円形の横断面の開口を有することができる。スティックは、好ましくは側方で対向する2つの外部突起を、打抜き部分の高さに有することができる。これらの突起は、スティックの管状壁から外側に突出することができる。
【0014】
打抜き部分は、スティックの端まで、又は端の手前までに亘って設けることができる。
毛の房は、スティックの遠位部分の縦軸に基本的に平行な縦軸を有する毛の束を形成することにより、又はスティックの遠位部分の縦軸とゼロでない角度を形成する縦軸を有する毛の束を形成することにより、スティックから伸ばすことができる。
【0015】
スティックは、近位部分からずれた位置に遠位部分を有することができ、この遠位部分が装着部を画定することができる。ずれた遠位部分は、スナップ係合又は他の手段、例えば接着、はんだ付け、又は打抜きにより、近位部分に固定することができる。
装着部は、スティックの端部に位置する開口を介してだけでなく、少なくとも1つの側方開口によっても、外部に開口することができる。この側方開口は、適切であれば、打抜きを行う際に形成することができる。
【0016】
側方開口によって、例えば、スティック端部の柔軟性が増大する。
毛の房は、装着部をスティックに挿入する前に、110未満、場合によっては100以下の毛を含むことができ、塗布具は220未満、場合によっては200以下の目に見える毛を含むことができる。スティックを打抜くことにより、通常より少ない数である場合も、毛の房と留め具とを良好に保持することができる。
【0017】
本発明の一実施形態による塗布具は、少なくとも部分的にスティックを取り囲み、製品のリザーバを形成できるスリーブを有することができる。
スリーブは、装着部の外部へ伸びる毛の部分を少なくとも部分的に覆ってもよく、又は覆わなくともよい。
【0018】
スティックは把持要素に接続することができ、把持要素は、塗布される物質の収容容器を取り囲むように作ることができる。
スティックはまた、塗布される物質の収容容器と一体式とすることができる。スティックは、毛の房に容器から導かれる物質を供給できる少なくとも1つの流路を含むことができる。
【0019】
また、別の実施形態では、本発明の目的は、スティック、少なくとも一房の毛、及び一房の毛をスティックの装着部に固定するための留め具を備えたブラシ式塗布具の製造方法であって、本方法では:
− 装着部の形状を変えて留め具の締まりを改善する、及び/又は毛の形状を変えるようにスティックを打抜く。
打抜きは、高温でも低温でも行うことができる。
毛の束は、スティックと位置合わせして固定できる。
【0020】
打抜きは、材料の除去によって行ってもよく、又は材料の除去によらなくてもよい。
打抜きは、スティックの自由端から一定の距離をおいた位置で行ってもよく、又は一変形例としてスティックの自由端から得てもよい。
【0021】
打抜きは、スティックの2箇所以上で、軸方向に距離をおいて行うことができる。
前記位置の少なくとも1つは、装着部の上方に位置し、よってスティック上にヒンジを形成することができる。
【0022】
打抜きは、スティックの長さ方向に沿った一定の距離、例えば0.5mm〜10mmに亘って行うことができる。
適当であれば、スティックは、物質の移動が容易となるように滑らかにすることができる。
【0023】
本発明の目的はまた、ブラシ式塗布具の製造機械を含み、本機械は:
− スティックの端部又は端部近傍を打抜きし、留め具の保持を向上させる、及び/又は毛の形状を変化させるように構成された打抜き装置
を備える。このような機械は、スティックを収容できる基部を備えることができ、打抜き機を基部の方へと下げることによりスティックを打抜くことができる。
【実施例】
【0024】
後述の非限定的実施形態の詳細な説明を一読し、添付図面を参照することにより、本発明に対する理解を深めることができる。
図1に示す保存及び適用のための装置1は、製品Pを収容する容器2、及び爪などのケラチン物質に製品Pを適用するためのブラシ式塗布具3を備える。製品Pは、例えば、マニキュア液又はネイルケア製品である。
【0025】
装置1は、適切であれば、少なくとも1つのビード4を含むことができ、これによって適用前に製品Pを均一にすることができる。
図示の実施例において、塗布具3は、例えばプラスチック材料から作られたスティック5を備え、このスティックの一端には一束の毛8が、他端には把持要素10が設けられており、把持要素は容器2の閉鎖要素としても機能している。
【0026】
把持装置10は、例えば容器2のねじ山付きのカラー部12に螺合するように設計されるが、塗布具3が異なる方法で容器に固定される場合も、或いは塗布具が容器に固定されるように設計されない場合も、本発明の範囲に含まれ、塗布具が容器に固定されない場合、容器は例えば塗布具から独立した栓手段により閉鎖される。
図示の実施例では、スティック5は、その一端に把持要素10と係合するプレート部13を備えており、把持要素10をねじ込むと、このプレート部に対してカラー部12の上端14が接触して保持されることにより、容器2が密封される。
【0027】
図に示すように、上端14にねじ切リップを設けることにより、密封効果を得やすくすることができる。
図示しない実施形態では、カラー部12の内周に接するようにスティック5を配置することにより、容器2を密封することができる。このために、スティック5は、先端を切り取った円錐又はシール用リップの形状の部分を有することができる。
【0028】
スティック5は、例えばスナップ留め、摩擦、接着剤、又ははんだ付けなど、様々な方法で把持要素10に固定することができる。
図1に示すスティックは、プレート部13の上方に、把持要素10にスティックを固定するように機能する管状スカート部16を備えている。
【0029】
図33に示す変形例では、スティック5は、プラスチック材料を成型することにより、スティックを容器2のカラー部に固定するように機能するねじ切スリーブ120と一体形成される。このスカート部120は把持要素10として機能することができ、適当であれば、被覆要素で覆うことができる。
【0030】
図3に示すように、スティック5は、少なくともその下側端部に管状壁17を備え、この管状壁によって毛の束8を収容する装着部18が画定されている。
装着部18より上方のスティック5は、少なくともその長さの一部に亘って、例えばその長さの半分を超える長さ、場合によってはその全長に亘って、完全な横断面を有することができる。
【0031】
ここに考慮する実施例では、毛の束8は装着部18で2つに分離され、スティック5の材料に装着部18の上方で挿入された留め具19によってその形状に維持される。
管状壁17は、少なくとも1つの打抜き部分20を備え、この打抜き部分は、例えば図3の実施例ではスティックの一方の側に位置しており、図4の変形例ではスティックの向かい合う2つの側に位置している。
【0032】
打抜き部分20は、例えばスティックの下方端25から0でない距離dに亘る。
このような打抜き部の配置を有効に使用して、特に、装着部18の開口40の形状を変える必要なく、スティック5による毛の束8の保持を改善することができる。
【0033】
スティック5は、装着部18に毛の束8を固定した後で、実行する打抜きと一致する形状の少なくとも1つの打抜き要素を有する適切な機械に通すことにより打抜きされる。
この機械は、打抜き要素に対して所定の位置にスティックを受けるのに適した形状の基部を備えることができる。この基部により、スティックは、打抜き要素に対して所定の角度位置に配置され、よって毛の房及び/又は留め具19に対して適切に打抜きが行われる。
【0034】
必要な結果に応じて様々な形状の打抜き要素が使用可能である。
打抜きは、例えば1又は複数の打抜き部分に所望の形状に応じて、並びにスティックの性質及び/又は毛の性質に応じて、適切であれば高温又は低温で行うことができる。
【0035】
図5及び6に示す変形実施形態では、打抜き部分20によってスティックの外側の毛の形状が変化している。
打抜き部分20は、スティックの下方端25から上方に向かって一定の距離、例えば装着部18の深さより小さい距離に亘っている。
【0036】
図5及び6に示す実施形態では、打抜き部分20の存在により、装着部18の下部が開口に向かって縮小しており、これにより、例えばスティックの外側に厚みが比較的小さく、及び/又は更に均一な一束の毛が得られる。スティック5は、好ましくは側方で向かい合う2つの外部突起部200、201を打抜き部分20の高さに備えることができる。これらの突起部は、スティック5の管状壁17から外側に向かって突出する。このような塗布具は、比較的正確な塗布を行えることが証明されている。
1以上の打抜き部分20の存在により、同様に、例えば正中面Mに沿って図6に示す断面にほぼ垂直に、一束の毛を広げることができる。
【0037】
これは、例えば塗布具の各流路の表面積を大きくすることによって、メークアップに必要な時間を短縮することに寄与する。
本技術分野の当業者であれば、1又は複数の打抜き部分20の形状に応じて、スティックの新規の型を製造する必要無く、毛の束の形状を変更することが容易であることが分かるであろう。
【0038】
これに加えて、スティック5の打抜きによって装着部18が変形することにより、スティックによる毛の房の保持が改善され、これにより毛の束に関して、例えば毛の選択及び/又は毛の数に関して、スティックによる毛の房の保持が不十分になることなく、選択の幅が広がる。
毛の房は、例えば、110未満、例えば100以下の毛を備えることができ、これを折り畳んで装着部18に固定する。
適切であれば、スティックを研磨して外側表面を滑らかにすることができる。
【0039】
図7に示す実施例では、スティック5は一方の側からのみ打抜きされる。
装着部18の形状は、本発明の範囲を逸脱せずに様々に変形させることができる。
【0040】
図3及び4に示す実施例では、装着部18に、基本的に平坦で、スティックの縦軸に垂直な底部を設けることができるが、装着部は他の形状を有してもよい。
図8に単独で示すのは、毛の束を配置して打抜く前の、図7に示す塗布具のスティックの下方端である。
【0041】
装着部18は、例えば、一定の円筒状部分と、例えば基本的に先端を切り取った円錐の形状を有する底部28とを有することができる。
同等に、装着部18は、図9に示すような階段状とすることもでき、この場合、装着部の底部28に隣接する近位部分30と、近位部分30よりも幅の広い遠位部分31を有する。
【0042】
図10に示すように、スティック5は、装着部18の周辺で材料の厚みが増大するように製造することができる。
図10では、スティック5の遠位部分の幅は広く、これにより管状壁17の厚みを大きくすることができる。厚みを増すことで、打抜きに対するスティックの耐性が向上する。
【0043】
1又は複数の打抜き部分20は、例えば図11に示すように装着部の遠位部分31にのみ形成することができる。
変形例として、1又は複数の打抜き部分20は、例えば装着部18の近位部分30にのみ、又は近位部分30と遠位部分31とに亘って、形成することができる。
【0044】
スティック5は、毛の束8がスティックから伸びる方向を変更するように打抜くことができ、例えば、図12に示すように、スティックを打抜くことにより、スティックから伸びる毛の束を方向Yに向けて、スティック5の縦軸との間にゼロでない角度αを形成することができる。角度αは、例えば1〜10°である。
スティック5の打抜きは、図13に示すように、結果として材料が盛り上がるように行うことができる。この図では、打抜き部分は側方開口部29を備え、この開口部によって塗布具の柔軟性が向上している。
【0045】
図13に示すように、スティック5はまた、毛の束8を収容する装着部の上方で打抜くことにより、ヒンジ50を形成することができる。
図14に示すスティック5は、留め具の保持力を増大させ、毛8の形状を変更することができる複数の打抜き部分20を備える。これらの打抜き部分20は、例えば、同時に又は連続的に製造される。
打抜き部分の存在はまた、スティック5の柔軟性を増大させることができる。
【0046】
図15に示すように、装着部18の開口40の打抜き前の形状は、例えば円形とすることができるが、本発明はこの形状に限定されない。
開口部に特に可能な他の断面の例を図16〜19に示す。
【0047】
スティック5は特に多角形の開口を有することができ、例えば図16及び17にそれぞれ示すような菱形又は長方形の開口を有することができる。
図18及び19に示すように、装着部18の周囲の管状壁17の厚みeは一定でなくともよい。変形例として、この厚みは一定とすることもできる。
【0048】
スティック5は、例えば特許文献11に記載されている種類の少なくとも1つの縦方向のスロート部42を有することができる。
横断面を非円形で例えば平坦にすることにより、スティックに対して所定の方向を向くように毛の房を移植することが容易になり、同様に、毛の房に対して特定の方法でスティックを打抜くことができる。一変形例として、スティック5はこのために位置決めピンを備えることができる。
【0049】
本発明の一実施例では、スティック5の横断面は平坦で、例えば角を丸めた概ね長方形であり、主要面上に2つの縦方向のスロート部を有する。このようなスロート部は、毛の束8の正中領域に向かってスティック上を流れる製品の流路となることができる。
打抜きにより、スティックに様々な形状、例えば図6に示すような概ね平坦な形状、又は図20に示すような、一般にレンズ型の形状、即ち中央部で膨らみ、側方で平になっている形状を与えることができる。
【0050】
同様に、打抜きによってスティックの断面に波形を付けることができ、例えば図21に示すように両側に波形を付けるか、図22に示すように一方の側にのみ波形を付けることができる。
装着部の開口40の長さ方向の軸Zが、図23に示すように内側に湾曲するように、スティックを打抜くことが可能であり、この場合、スティックの端部は、例えば瓦の一般的形状を有する。これにより、爪の湾曲形状に近い、内側に湾曲した毛の束を形成することができる。
【0051】
装着部18の開口はまた、図24に示すように、端部より中央部が狭い形状とすることができる。
図25に示すように、スティックは、装着部の開口がスティックの縦軸を中心にして非対称となるような形状にすることができる。この図において、装着部18の開口40の幅は、横に行くに従って増大し、装着部18は、例えばほぼ三角形の横断面を有する。
【0052】
打抜き方法に関係なく、スティック5は、様々に異なる方法で、例えば長さの一部が平坦になるように製造可能である。
スティック5は、例えば、図26に示すように少なくとも1つの関節部分50を有することができる。関節部分は、例えば図13に示す実施例と同様の打抜きを行うか、又は成型により製造可能である。
少なくとも1つの関節領域を有するスティックは、特に特許文献12に記載されている。
【0053】
スティックは、図27に示すような細い部分を有することができる。細い部分を有するスティックの実施例の幾つかは、特許文献8に開示されている。
スティックはまた、図28に示すような平坦な部分を有することができる。そのような平坦部分を有するスティックの一実施例は、前記米国特許に開示されている。スティックの打抜きにより、一般にスティックの表面に平行な平面に沿って、毛を収容する装着部を平坦に作ることができる。
【0054】
図29に示すように、装着部18は、スティック5の近位部分61に追加される遠位部分60内に製造することができる。
遠位部分60は、例えばスナップ留めにより近位部分61に固定される。変形例では、遠位部分60の固定は、接着剤、はんだ付け、ネジ止め、又はクランプ留めなどの別の方法で行うことができる。
【0055】
本発明は、本明細書で説明した実施例に限定されない。
留め具19は、図6及び26に示すように、正中面Mにほぼ平行な方向に向けることができるが、変形例として、留め具19の方向は異なる方法で決めることができ、例えば図30に示すように、中央部分26を正中面Mと装着部18の開口40の主軸とにほぼ垂直な方向に向けることができる。
【0056】
図31に示す塗布具3のスティック5はスリーブ70によって取り囲まれており、このスリーブは、スティックと共に、製品Pが蓄積できる空間71を形成している。これにより、塗布具の独立機能が増大する。スティックを取り囲むスリーブを備えた塗布具の実施例は、特許文献4に開示されている。
塗布される製品を収容する容器は、使用時には塗布具と一体化させることができる。
【0057】
スティック5は、例えば、図32に示すように容器2に固定される。
スティック5には、製品Pを導く少なくとも1つの流路83を貫通させることができる。
【0058】
適切であれば、図示するように、スリーブ70でスティック5を取り囲むことができる。
使用されない間、塗布具は別の容器85に固定することができる。
【0059】
適切であれば、打抜きにより、図34に示すように、スティックから伸びる毛の束を2つの別個の小束に分離することができる。
使用する毛は様々に変更可能である。
【0060】
例えば、混合毛、波状の毛、及びうねり方が異なる毛を使用することができる。
折り畳んでスティックに移植する前に、毛の房は、6.5/100mm以下の比較的大きな横断面を有する毛など、様々な直径の毛を含むことができ、数は例えば250を超える数とすることができる。
【0061】
異なる複数の実施形態の特徴を組み合わせて、ここに説明しない変形例とすることができる。
「備える」という表現又はそれと同義の表現は、特に断らない限り「少なくとも1つの〜を備える」という意味を表わす。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の一実施形態によって製造されたブラシ式塗布具を備える保存及び適用のための装置の、部分縦断面を示す線図である。
【図2】図1の塗布具のスティックの部分拡大図である。
【図3】図2のIII−IIIに沿った軸方向部分断面の線図である。
【図4】本発明の一実施形態の図3と同様の図である。
【図5】塗布具の一変形実施形態の部分立面図である。
【図6】図5のVIに沿った部分縦断面図である。
【図7】塗布具の一実施形態の部分縦断面図である。
【図8】毛の房を配置する前の、スティックの一実施形態の下部を示す部分縦断面である。
【図9】スティックの一変形実施形態の、図8と同様の図である。
【図10】スティックの一変形実施形態の、図8と同様の図である。
【図11】毛の房を固定し、打抜きを終えた後の、図9のスティックを示す。
【図12】塗布具の一変形実施形態の部分縦断面図である。
【図13】塗布具の別の実施形態の部分立面図である。
【図14】塗布具のまた別の実施形態の部分立面図である。
【図15】図8のXV−XVに沿った横断面図である。
【図16】スティックの一変形実施形態の、図15と同様の図である。
【図17】スティックの一変形実施形態の、図15と同様の図である。
【図18】スティックの一変形実施形態の、図15と同様の図である。
【図19】スティックの一変形実施形態の、図15と同様の図である。
【図20】打抜き後のスティックと毛の房の一実施例の拡大横断面図である。
【図21】打抜き後のスティックと毛の房の別の実施例の拡大横断面図である。
【図22】打抜き後のスティックと毛の房のまた別の実施例の拡大横断面図である。
【図23】打抜き後のスティックと毛の房のまた別の実施例の拡大横断面図である。
【図24】打抜き後のスティックと毛の房のまた別の実施例の拡大横断面図である。
【図25】打抜き後のスティックと毛の房のまた別の実施例の拡大横断面図である。
【図26】塗布具の一変形実施形態の部分従断面の線図である。
【図27】スティックの別の実施例の概略斜視図である。
【図28】スティックのまた別の実施例の概略斜視図である。
【図29】塗布具の一変形実施形態を示す、図2と同様の図である。
【図30】一変形実施例の図26と同様の図である。
【図31】塗布具の一変形実施形態の縦断面の線図である。
【図32】塗布具の別の変形実施形態の縦断面の線図である。
【図33】スティックの一変形実施形態の縦断面を示す。
【図34】塗布具の一変形実施形態の部分立面図を示す。
【符号の説明】
【0063】
1 保存及び適用のための装置
2 容器
3 塗布具
4 ビード
5 スティック
8 毛の房
10 把持要素
12 カラー部
13 プレート部
14 カラー部上端
16 管状スカート部
17 管状壁
18 装着部
19 留め具
20 打抜き部分
25 スティックの下方端
28 装着部の底部
30 装着部の近位部分
31 装着部の遠位部分
40 装着部の開口
50 関節領域
60 スティックの遠位部分
61 スティックの近位部分
70 スリーブ
71 空間
83 流路
85 別の容器




 

 


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