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発明の名称 アプリケータ及びアプリケータを含むパッケージ化及びアプリケータ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21230(P2007−21230A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2006−221701(P2006−221701)
出願日 平成18年7月19日(2006.7.19)
代理人 【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
発明者 ジャン ルイ ゲレー
要約 課題
皮膚、唇、又は爪のような表面に組成物を塗布するためのアプリケータ末端部を一端に設けた柄を含むアプリケータ、及びこのようなアプリケータを含むパッケージ化及びアプリケータ装置を提供する。

解決手段
組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのアプリケータ。アプリケータは、少なくとも部分的にフロック加工で覆われた無孔性材料で作られた少なくとも本体を含む少なくとも1つのアプリケータ末端部(6)を含み、本体は、近位の第1の部分と、第1の部分に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面を含む遠位の第2の部分と、塗布面を表面に押し付けながら第2の部分が第1の部分に対してピボット回転することを可能にする、第1の部分と第2の部分の間の少なくとも1つの蝶番を形成する薄い区域とを含む。
特許請求の範囲
【請求項1】
組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのアプリケータであって、
少なくとも部分的にフロック加工によって覆われた無孔性材料で作られた少なくとも本体(9)を含む少なくとも1つのアプリケータ末端部(6)、
を含み、
前記本体は、
近位の第1の部分(10)と、
前記第1の部分(10)に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面(22)を含む遠位の第2の部分(20)と、
前記塗布面が前記表面に押し付けられる間に前記第2の部分が前記第1の部分に対してピボット回転することを可能にする、該第1の部分と該第2の部分の間の蝶番を形成する少なくとも1つの薄い区域(26)と、
を含む、
ことを特徴とするアプリケータ。
【請求項2】
前記本体は、前記薄い区域(26)を形成する少なくとも1つの凹部(25)を含むことを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項3】
蝶番を形成する単一の薄い区域を一緒に形成する2つの凹部(25)を含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のアプリケータ。
【請求項4】
前記本体(9)は、フロック加工によって完全に覆われていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアプリケータ。
【請求項5】
前記第2の部分(20)は、実質的に前記アプリケータの縦方向軸線(X)に垂直なピボット回転軸の周りに前記第1の部分(10)に対してピボット回転することができることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のアプリケータ。
【請求項6】
前記アプリケータ末端部(6)は、柄に対して該柄(4)上への射出成形、接着剤、ヒートシール、圧力嵌め、スナップ締結、クランプ、又はネジ締め締結によって締結されていることを特徴とする請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項7】
組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのパッケージ化及びアプリケータ装置であって、
組成物を収容する容器と、
請求項1から6のいずれか1項に記載のアプリケータと、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項8】
拭き取り部材(8)の最小内径が、アプリケータ末端部(16)の最大外径と実質的に等しいことを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのパッケージ化及びアプリケータ装置であって、
組成物を収容する容器と、
近位の第1の部分(10)、
前記第1の部分(10)に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面(22)を含む遠位の第2の部分(20)、及び
前記塗布面が前記表面に押し付けられる間に前記第2の部分が前記第1の部分に対してピボット回転することを可能にする、該第1の部分と該第2の部分の間の蝶番を形成する少なくとも1つの薄い区域(26)、
を含む少なくとも本体(9)を含む少なくとも1つのアプリケータ末端部(6)を含むアプリケータと、
前記アプリケータを拭うための拭き取り部材と、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項10】
近位の第1の部分(10)と、該第1の部分に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面(22)を含む遠位の第2の部分(20)と、該第1の部分と該第2の部分の間の蝶番を形成する少なくとも1つの薄い区域(26)とを含み、かつ無孔性材料で作られた本体を含むアプリケータ末端部により、表面に化粧を塗布する方法であって、
表面に作用する圧力が、第2の部分を第1の部分に対してピボット回転させるのに十分である、
ことを特徴とする方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚、唇、又は爪のような表面に組成物を塗布するためのアプリケータ末端部を一端に設けた柄を含むアプリケータに関し、また、このようなアプリケータを含むパッケージ化及びアプリケータ装置にも関する。
【背景技術】
【0002】
米国特許第6070598号は、ほぼ円筒形で面取り端部を含むアプリケータ末端部を開示している。このような末端部により、組成物を比較的正確に表面に塗布することができる。しかし、このような末端部は、それらがその円筒形形状の結果として完全に拭われること、及び塗布に使用される小面積の面取り端部を考えると、比較的少量の組成物のみを塗布することを可能にするものである。更に、このような末端部は、比較的硬質であり、かつ面取り表面上に存在する組成物を組成物が表面上に不均一に広がるような方法で放出する可能性があり、塗布する際の快適性は、完全には満足できるものではない可能性がある。最後に、使用中のアプリケータの傾斜を調整し、かつ塗布を複雑にするのは、面取り部の傾斜である。
【0003】
米国特許第6220254号は、発泡体のブロックから成る拭き取り部材と共に用いられ、化粧を唇に塗布するための末端部を開示している。このような拭き取り部材を用いると、様々な形状のアプリケータ末端部を用いることが可能になるが、それは、結局高価で嵩高になる可能性がある。
欧州特許出願EP−A−1053695は、拭き取り部材を通過する時に変形する末端部を開示している。このようなアプリケータ末端部の欠点は、それらが比較的大量の組成物を保持する傾向があり、それが、組成物を正確に塗布したり又はそれを薄い層に堆積させることを困難にする可能性があることである。
【0004】
米国特許第5881743号は、平面塗布表面を形成するアプリケータ部分を有する変形可能材料で作られた本体を含む化粧アプリケータに関する。アプリケータ部分は、この平面塗布表面とアプリケータのハンドル部分との間に配置された凹部を含む。変形可能本体の第1の端部のアプリケータ部分のみが、塗布に用いられる。
更に、アプリケータの縦方向軸線に垂直に測定したアプリケータ部分の幅は、ハンドル部分の幅よりも長い。
【0005】
【特許文献1】米国特許第6070598号
【特許文献2】米国特許第6220254号
【特許文献3】欧州特許出願EP−A−1053695
【特許文献4】米国特許第5881743号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
使用者の必要に応じて組成物を比較的薄い層に塗布することを可能にし、同時に塗布が快適でありかつ正確であるアプリケータを有する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
例示的な実施形態では、本発明は、組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのアプリケータに関し、アプリケータは、例えば無孔性材料で作られた少なくとも本体を含むアプリケータ末端部を含み、本体は、
・近位の第1の部分と、
・第1の部分に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面を含む遠位の第2の部分と、
・塗布面が表面に押し付けられる間に第2の部分が第1の部分に対してピボット回転することを可能にする、第1の部分と第2の部分の間の少なくとも1つの蝶番を形成する薄い区域と、
を含む。
【0008】
本体は、フロック加工によって完全に覆うことができる。近位の第1の部分は、少なくとも部分的にフロック加工することができる。薄い区域をフロック加工することもできる。
使用者が塗布面を表面に対して押し付ける力に応じて、第2の部分は、第1の部分に対して、より大きいか又は小さい範囲でピボット回転することができる。必要に応じて、使用者は、従って表面に接触する塗布面の範囲を修正することができる。更に、アプリケータ末端部によって表面に及ぼされる圧力を低減することができる。特に、使用者は、バネ効果を感じる場合がある。使用者により及ぼされる圧力が止むと、アプリケータ末端部は、その最初の形状に戻ることができる。
【0009】
近位の第1の部分と遠位の第2の部分との間に薄い区域を位置決めすると、アプリケータ末端部、特にその遠位端に可撓性を付与することができ、それによって組成物の輪郭を描いて塗布する、例えば、唇の輪郭を描くのが容易になる。
本発明は、柄の縦方向軸線に関して斜めに延びる一方、第2の部分が第1の部分に対してピボット回転することができることを考えると、塗布面が傾斜の何らかの特定の角度に従うことなく化粧又は処置される表面と接触することができることを保証するような塗布面を備えてアプリケータを作ることを可能にすることができる。従って、組成物をより迅速に塗布することができ、しかし、それ以上の面倒もなく、又は化粧が塗布される品質を落とすこともない。
更に、組成物は、より正確に塗布することができる。
【0010】
本発明のアプリケータにより、組成物の薄い層を塗布することも可能になり、又は表面上の組成物の耐久性及び/又はその光沢を強化するために複数の層の組成物を重ねることも可能になり、それによって化粧の品質が改善される。
アプリケータ末端部の本体の近位の第1の部分は、少なくとも1つの塗布面を含むことができる。塗布面は、近位の第1の部分にわたって及び遠位の第2の部分にわたって延びることができる。近位の第1の部分は、遠位の第2の部分のように塗布に用いることができる。
【0011】
アプリケータ部分は、少なくとも部分的には、薄い区域と、アプリケータの残りの部分に締結されるか又は固定されたアプリケータ末端部の端部との間に延びることができる。
第2の部分は、実質的にアプリケータの縦方向軸線に垂直なピボット回転軸の周りに第1の部分に対してピボット回転することができる。アプリケータ末端部は、アプリケータ又は柄の縦方向軸線と非ゼロ角度を形成する縦方向軸線にほぼ沿って延びることができる。アプリケータ又は柄の縦方向軸線及びアプリケータ末端部の縦方向軸線は、第1及び第2の部分の間のピボット回転軸に実質的に垂直な平面を形成することができる。
【0012】
末端部の本体は、少なくとも1つの凹部又は2つの凹部さえも含むことができる。2つの凹部は、本体の一方の側部に位置することができる。変形では、2つの凹部は、本体の2つの相対する側部に位置することができる。2つの凹部は、単一の蝶番を形成する薄い区域を一緒に形成することができ、又は、変形では、その各々が、蝶番を形成するそれぞれの薄い区域を形成することができる。
少なくとも1つの凹部は、本体の2つの相対する側面に開口することができる。凹部は、環状であり、本体の全周にわたって延びることができる。本体は、円対称でないことが好ましい。
【0013】
アプリケータの縦方向軸線を収容する平面内の縦方向断面では、凹部は、ほぼ三角形又は刻み目のあるプロフィールを有することができる。
第2の部分は、開口部、例えばスロットを含むことができ、凹部に含まれる組成物が塗布面に更に容易に流れることを可能にする。
薄い区域の断面は、とりわけ、円形、卵形、楕円形、多角形、特に正方形、三角形、矩形、五角形、六角形、及び台形から選択された形状とすることができる。薄い区域の断面は、平坦な形状とすることができる。薄い区域の断面の形状は、アプリケータの縦方向軸線に沿って種々とすることができる。その断面の形状に応じて、薄い区域は、通常の使用条件下で塗布中にその周りを第2の部分がピボット回転しやすい少なくとも1つのピボット回転軸を形成することができる。
【0014】
例示的な実施形態では、アプリケータ末端部は、ピボット回転軸が、使用中に組成物が塗布されている表面に実質的に平行になるように構成することができる。
薄い区域は、形状記憶を有することができる。「形状記憶を有する」という用語は、薄い区域が使用後にその最初の形状に戻ることを意味すると理解すべきである。
薄い区域は、第1の部分及び第2の部分の少なくとも一方の最も大きな断面に内接する断面を呈することができる。ピボット回転域の最も小さい断面は、例えば、2平方ミリメートル(mm2)に等しいか又はそれ未満とすることができる。
【0015】
第1及び第2の部分の少なくとも一方の断面は、円形、卵形、楕円形、多角形、特に正方形、三角形、矩形、五角形、六角形、及び台形から選択された形状とすることができ、それは、任意的に先端を切り取ったものでもよい。
例示的な実施形態では、第1の部分の断面は、その長さの少なくとも一部分にわたって実質的に円形とすることができる。第2の部分の断面は、その長さの少なくとも一部分にわたって円形ではなく、例えば、その断面は、第1及び第2の部分の間でピボット回転軸に平行な平坦なものとすることができる。
【0016】
例示的な実施形態では、アプリケータ末端部の本体は、非圧縮性及び/又は非吸収性とすることができる。
「無孔性」という用語は、本体をフロック加工することができるという事実を除外しない。
アプリケータ末端部の本体は、フロック加工により、及び/又はより剛性の本体上にヒートシールされるか又は結合された多孔性材料、例えば発泡体により、少なくとも部分的に又は場合によっては完全に覆うことができ、又はこれと対照的に、それは、フロック加工又は多孔性材料のいずれによっても覆う必要はない。第1の部分は、フロック加工で覆うことができる。末端部の本体が発泡体で覆われる場合には、発泡体は、凹部を含む必要はない。更に変形では、本体は、塗布面を形成する外面を含むことができる。一例として、本体は、焼結体以外のものとすることができる。
【0017】
アプリケータ末端部の本体は、例えば、熱可塑性材料、エラストマー、熱可塑性エラストマー、例えば「Hytrel(登録商標)」のような熱可塑性エラストマーポリエステル、ニトリルゴム、シリコーン、エチレン−プロピレンターポリマーゴム(EPDM)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)、ポリウレタン(PU)、エチルビニルアセテート(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレン(PET)、及びポリプロピレン(PP)から選択された材料から例えば射出成形により少なくとも部分的に及び好ましくは完全に成形することができる。アプリケータ末端部の本体は、少なくとも部分的には、柄を作る材料よりも更に可撓性の材料から作ることができる。
【0018】
アプリケータ末端部は、磁性を有することができる。一例として、アプリケータ末端部は、磁化率がゼロでない粒子を含有することができる。
アプリケータは、端部を有する柄を含むことができ、アプリケータ末端部の第1の部分は、柄の端部に締結される。
アプリケータは、縦方向軸線に沿って延びる柄を含むことができる。柄の縦方向軸線に垂直に測定したアプリケータ末端部の最大幅は、柄の縦方向軸線に垂直に測定した柄の最大幅未満又は完全にそれ未満とさえすることができる。
【0019】
アプリケータ末端部の本体は、射出成形によって作ることができる。アプリケータ末端部の本体は、例えば柄に挿入するために、締結部分と一体的に成形することができる。アプリケータ末端部は、柄上への射出成形、接着剤、ヒートシール、圧力嵌め、スナップ締結、クランプ、又はネジ締結によって柄に締結することができる。
柄は、可撓性区域を含むことにより変形を容易にすることができ、又はこれと対照的に、このような可撓性区域を含まなくてもよい。
【0020】
アプリケータは、末端部から離れた柄の端部に締結されたハンドルを含むことができる。
ハンドルは、第1及び第2の部分の間のピボット回転軸に実質的に平行に延びることができる、フィンガー部を受け取るための少なくとも1つの受け入れ区域、例えば、空洞又は平坦部を含むことができる。
アプリケータには、アプリケータ末端部を容器内に浸漬することにより組成物を装填することができ、この容器は、有利な態様においては、例えば拭き取りリップ部により形成された実質的に円形オリフィスを呈する拭き取り部材を有する。
【0021】
例示的な実施形態では、第1の部分は、組成物を収容する容器に締結することができる。容器は、アプリケータのためのハンドルとして働くことができる。従って、使用時に、アプリケータ末端部には、アプリケータに固定された容器から組成物を装填することができる。
アプリケータに組成物が装填される方法に関わらず、アプリケータは、組成物のリザーバと、組成物を組成物のリザーバからアプリケータ面まで流すことを可能にするチャンネルとを含むことができ、このチャンネルは、例えば末端部を通過する。
【0022】
上記事項と独立にかつそれと組み合わせて、本発明はまた、組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのアプリケータを提供し、アプリケータは、例えばプラスチック材料から射出成形された少なくとも本体を含むアプリケータ末端部を含み、本体は、
・近位の第1の部分と、
・第1の部分に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面を含む遠位の第2の部分と、
・塗布面を表面に押し付けながら第2の部分が第1の部分に対してピボット回転することを可能にする、第1の部分と第2の部分の間の少なくとも1つの蝶番を形成する薄い区域と、
を含む。
【0023】
本発明はまた、組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのパッケージ化及びアプリケータ装置を提供し、装置は、
・塗布するための組成物を収容する容器と、
・上記で規定したようなアプリケータと、
を含む。
装置は、特に、容器内に浸漬することによりアプリケータに組成物が装填される時に、アプリケータを拭うための拭き取り部材を更に含むことができる。拭き取り部材は、可撓性リップ部を含むことができる。可撓性リップ部は、気泡を持たない材料で作ることができる。従って、この拭き取り部材は、発泡体で作られる拭き取り部材と異なるものとすることができる。拭き取り部材は、拭き取りオリフィス、例えば円形オリフィスを呈することができ、拭き取り部材の最小内径は、アプリケータ末端部、特に第1の部分の最大外径と実質的に等しくすることができる。
【0024】
容器は、有利な態様においては、非使用時には、漏れないように閉鎖することができる。
組成物は、化粧品、スキンケア製品、メークアップ、又はケア製品とすることができる。組成物はまた、唇のための組成物、例えば、棒口紅又は唇のためのケア製品とすることができる。組成物はまた、唇用ではない化粧又はケア製品、例えば、アイシャドウ、マニキュア液、又はアイライナとすることができる。
【0025】
上記事項と独立に又はそれと組み合わせて、本発明はまた、組成物を皮膚、唇、又は爪のような表面に塗布するためのパッケージ化及びアプリケータ装置を提供し、装置は、
・組成物を収容する容器と、
・近位の第1の部分、
・第1の部分に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面を含む遠位の第2の部分、及び
・塗布面を表面に押し付けながら第2の部分が第1の部分に対してピボット回転することを可能にする、第1の部分と第2の部分の間の少なくとも1つの蝶番を形成する薄い区域、
を含む少なくとも本体を含む少なくとも1つのアプリケータ末端部を含むアプリケータと、
・アプリケータを拭うための拭き取り部材と、
を含む。
【0026】
本発明はまた、化粧を表面、特に唇に塗布する方法を提供し、本方法では、
・近位の第1の部分と、
・第1の部分に結合され、かつ少なくとも1つの塗布面を含む遠位の第2の部分と、
・第1の部分と第2の部分の間の少なくとも1つの蝶番を形成する薄い区域と、
を含み、例えば無孔性材料で作られた本体を含むアプリケータ末端部により、組成物の層が表面上に堆積され、本方法ではまた、表面に作用する圧力は、第2の部分を第1の部分に対してピボット回転させるのに十分なものである。
化粧される表面は、使用者の少なくとも1つの唇を含むことができる。
本発明は、以下の本発明の非制限的な実施形態の詳細説明を読み、添付図面を検査するとより良く理解することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
図1は、容器2及びアプリケータ3を含むパッケージ化及びアプリケータ装置1を示している。容器2は、組成物を収容し、それは、ここに説明する実施形態では棒口紅であるが、組成物Pが別のもの、例えば、唇のためのケア製品、アイシャドウ、アイライナ、又はマニキュア液であっても本発明の範囲を超えない。
アプリケータ3は、図2により詳細に示すように、近位端にハンドル5、及び遠位端にアプリケータ末端部6を担持する柄4を含む。
ハンドル5は、容器2を閉鎖するための閉鎖キャップを構成し、それ自体が対応する外側ネジ山を含む容器2のネック部7にネジ締めされるように内側にネジ山を有するスカートを含む。
【0028】
装置1は、容器2のネック部7に担持されて漏れないように容器を閉鎖するのに役立つ拭き取り部材8を更に含む。
ここに説明した実施形態では、柄4は、円形断面を示すが、他の形状であっても、特に、柄4の断面が卵形、楕円形、又は多角形、例えば、正方形、矩形、又は三角形であっても本発明の範囲を超えることにはならない。柄は、中実とすることも中空とすることもできる。柄の最大外径は、例えば、約5ミリメートル(mm)とすることができる。柄の断面が円形でない場合には、キャップ5は、容器に対して回転することなく、恐らくスナップ締結により締結することができ、拭き取り部材8は、柄の断面と相補的な断面のオリフィスとすることができる。
【0029】
拭き取り部材8は、アプリケータを拭うように配置されて好ましくは気泡を持たない材料で作られたリップ部を含む。
アプリケータ末端部6は、無孔性材料、例えば、射出プラスチック材料で作られてフロック加工で覆われた本体9を含む。本体9は、柄4に締結された近位の第1の部分10と、第1の部分10に接続され、例えば、図22に見られるように実質的に平面の少なくとも1つの塗布面22を形成する遠位の第2の部分20とを含む。
【0030】
図2の実施形態では、アプリケータ末端部6の本体には、塗布面22から遠い側に開口し、第1の部分10と第2の部分20の間に蝶番を形成する薄い区域26を形成する少なくとも1つの凹部25が更に含まれ、第2の部分20は、組成物が塗布されることになる表面に塗布面22が押し付けられる間に第1の部分10に対してピボット回転することを可能にする。
リップ部11の縁部により形成される拭き取り部材8の最小内径は、考察中の実施形態では、第1の部分10の最大外径に実質的に等しい。
【0031】
図2の実施形態では、アプリケータ末端部6は、柄4の縦方向軸線Xに対して非ゼロ角度αで傾斜する縦方向軸線Yにほぼ沿って延びている。
使用時には、第2の部分20は、第1の部分10に対して実質的にアプリケータの縦方向軸線Xに垂直なピボット回転軸の周りをピボット回転することができる。軸線X及び軸線Yは、第1及び第2の部分10及び20の間で実質的にピボット回転軸に垂直な平面を形成する。
角度αがゼロで静止状態の時には、図10〜図17に示すように、縦方向軸線X及びYは一致する。
【0032】
ハンドル5は、フィンガー部を受け取るための少なくとも1つの受け入れ区域、例えば、図1に破線で示され、かつ第1及び第2の部分10及び20の間のピボット回転軸に実質的に平行に延びる底部壁を有する空洞17を含むことができる。ここに示していない変形では、空洞は、平坦部で置換される。
アプリケータ末端部6の本体は、柄4の遠位端に設けられたハウジング19内に締結するための端部部分18を含む。アプリケータ末端部の本体が柄に対して別の手段により、例えば、柄上に射出成形されるか又は場合によっては接着剤、ヒートシール、スナップ締結、クランプ、又はネジ締め締結によって締結されても本発明の範囲を超えない。
【0033】
上述の装置は、次のように用いることができる。
使用者は、図4に示すように、アプリケータ末端部6を容器2内に浸漬してから取り出し、拭き取り部材8を通過させることによりアプリケータ末端部6に組成物を装填する。一部の組成物Pは、凹部25内及び塗布面22上に残る。
アプリケータ末端部は、任意的に、拭き取り部材を通過する間に変形することができる。特に、第2の部分20は、任意的に、その性質及びそのアプリケータの縦方向軸線に対する傾斜角度に応じて変形することができる。
【0034】
使用者は、図3に示すように、第2の部分20が第1の部分10に対してピボット回転するように、塗布面22を化粧される表面例えば唇に押し付けることができる。一例として、ピボット回転の程度は、15°よりも大きく、又は20°よりも大きくさえすることができる。
塗布中には、第1の部分10は、ほとんど又は実質的に全く変形しないことが好ましい。第2の部分20は、第1の部分10の方向を有意に変えることなくその最初の位置に対してピボット回転することができる。
従って、塗布は、単一の薄い層又は複数の通過で均等で正確に行うことができる。
塗布面22のみを表面に押し付ける必要があるが、変形では、使用者は、アプリケータ末端部の表面の残りを用いて組成物を塗布することができ、例えば、塗布面22から離れた第2の部分の面を用いることができる。
【0035】
考察中の実施形態では、アプリケータ末端部6の本体9の第1の部分10は、図5に示すように、少なくともその長さの一部にわたって円形の断面であるが、これが別の形状であっても又は少なくともその長さの一部にわたって第1の部分10の断面が例えば、卵形、楕円形、又は場合によっては多角形、例えば、図6に示すような正方形、図7に示すような矩形、図8に示すような三角形、又は場合によっては図9に示すような六角形であっても本発明の範囲を超えるものではなく、これらの例は制限的なものではない。
【0036】
第1の部分の断面が長円形で、主軸、すなわち長軸に沿って細長い場合には、薄い区域のアプリケータ末端部は、例えば、同じ主軸に沿って細長く、それによって主軸に垂直な平面内に留まりながら第2の部分がピボット回転することができるようになり、従って、塗布がより正確になる。
本発明の特定的な実施形態では、薄い区域の断面は、アプリケータの縦方向軸線に対して偏心した非円形である。
【0037】
図2の実施形態では、図18及び図22に見られるように、第1の部分がその長さの一部にわたって及び第2の部分がその全長にわたって先端を切り取られた円形の断面になるように、アプリケータ末端部6の本体9は、先端が実質的にY軸に平行な面取り部に沿って切り取られる。
第2の部分20の断面は、円形又は図18及び図22に見られるように何らかの他の形状、例えばピボット回転軸Zに平行な主軸の平坦部とすることができる。
【0038】
図2の実施形態では、薄い区域26でのアプリケータ末端部6の本体9の断面は、図18に示すように第1の部分の最大断面に内接する。
凹部25は、アプリケータ末端部の本体9の2つの相対する側面6a及び6bに開口している。一例として、薄い区域26でのアプリケータ末端部の本体9の厚さeaは、第1の部分の最大厚さemの半分未満とすることができ、この厚さは、図2の平面、すなわち、凹部プロフィールがその最大になる平面内で測定される。
【0039】
一例として、末端部の本体の断面の最大寸法は、7mm未満とすることができる。
一例として、柄から又は組成物のリザーバから突出するアプリケータ末端部の本体の目に見える長さは、5mm〜20mmの範囲とすることができる。一例として、第2の部分の長さは、第1の部分の長さの1/4〜3/4の範囲とすることができる。
一例として、第1及び第2の部分と薄い区域は、締結末端部と共に、全て単一の部分で作ることができ、例えば、単体として成形することができる。
薄い区域26は、図19〜図21に示すように、様々な形状の断面とすることができる。
【0040】
図18では、薄い区域26が、塗布面22に隣接して延びることができることを見ることができる。
図19では、薄い区域26が、2つの凹部の間に位置し、実質的にアプリケータ末端部の本体の全幅にわたって延びている。
図20でも、薄い区域26は、2つの凹部の間に位置するが、アプリケータ末端部の本体の側面から後退して延びている。
図18〜図20の実施形態では、薄い区域26のピボット回転軸Zに平行な主軸の断面は、ほぼ平坦な形状である。
図21の変形は、薄い区域の断面の形状が実質的に円形であり、それによって第2の部分20が全方向性にピボット回転することができることによって図20の例と異なっている。
【0041】
図2を参照して説明した実施形態では、アプリケータ末端部6は、柄の縦方向軸線Xと非ゼロ角度を成す縦方向軸線Yに沿って延びているが、図10に示すように角度αがゼロであっても本発明の範囲外ではない。この図では、第2の部分20の厚さは、末端部の本体の自由端に向けて増大し、その後減少することができることを見ることができる。これは、そうでなくてもよく、厚さは、図11に示すように自由端に向けて減少することができ、又は図12に示すように、実質的に一定とし、その後減少することができる。
【0042】
図10〜図12では、凹部25の縦方向断面は、ほぼ三角形のプロフィールを有する。
勿論、これがそうでなく、図16に示すように凹部が面取りプロフィールを示しても本発明の範囲を超えることにはならないと考えられる。
塗布面22は、図14に示すように凹部25と同じ側に配置することができる、
アプリケータ末端部の本体は、単一の凹部25か、又は図15に示すように蝶番を形成するそれぞれの薄い区域26を各々が形成するか又は図16に示すように一緒に単一の薄い区域26を形成する2つの凹部を含むことができる。変形では、凹部は、例えば、図20及び図21に示すように単一の環状凹部とすることができる。
【0043】
上述の実施形態では、凹部25の底面壁は、かなり角度が付けられているが、例えば図13に示すように、これがその上に堆積した組成物を更に容易に塗布することができるように丸くても本発明の範囲を超えない。
図17に示す変形では、第2の部分20bは、組成物が凹部25と塗布面22の間を流れることを可能にするスロット28のような開口部を含む。このような構成により、より多くの量の組成物を塗布することができるようになる。一例として、スロット28は、アプリケータ末端部の縦方向軸線に実質的に平行な向きにすることができる。
【0044】
アプリケータ末端部の本体は、フロック加工によって完全に覆うことができ、又はフロック加工によって一部のみを覆うことができ、又はフロック加工に覆われる必要がないこともある。変形では、少なくとも部分的に発泡体により覆うことができ、又は図24に示すように発泡体によって完全に覆うことができ、又は変形では、いずれの発泡体によっても覆われる必要はない。
図示していない変形では、本体は、塗布面を形成する外面を含むことができる。
本体は、完全に発泡体では作られないことが好ましい。一例として、それは、発泡体のブロックとは異なっている。一例として、アプリケータ末端部の本体は、吸収性である必要はなく、それは、全くではないとしてもほとんど圧縮することができないものである。
【0045】
アプリケータ末端部は、例えば、エラストマー、熱可塑性材料、熱可塑性エラストマー、特に「Hytrel(登録商標)」のような熱可塑性エラストマーポリエステル、ニトリルゴム、シリコーン、EPDM、SEBS、STS、PU、EVA、PVC、PE、PET、及びPPから選択されたプラスチック材料から成形されることが好ましい。
アプリケータ末端部6の本体9を作る材料は、使用者がアプリケータを化粧される表面に優しく押し付ける時にアプリケータ末端部の本体が塗布中に変形することを可能にするように、柄4を作る材料よりも可撓性が大きいことが好ましい。変形では、柄は、塗布部、例えば薄い区域に更に大きな可撓性をもたらすことを可能にする可撓性区域を含むことができると考えられる。
【0046】
アプリケータ末端部は、任意的に磁性を有することができる。一例として、アプリケータ末端部の本体は、磁性粒子を装填したプラスチック材料で作ることができる。
上述の実施形態では、アプリケータ3は、組成物を収容する容器2に浸漬されるが、図23に示すように、アプリケータ末端部が、塗布するための組成物を収容する容器に締結されてハンドルの役割を果たしていても本発明の範囲を超えるものではない。
【0047】
アプリケータ末端部6は、容器のネック部に締結される。チャンネル29は、アプリケータ末端部の本体6を通過し、組成物が容器から塗布面22に流れることを可能にする。
アプリケータ末端部には、何らかの他の方法で組成物を供給することができ、例えば、チャンネル29がなければ、組成物は、アプリケータ末端部の外側を回って流れる。
【0048】
本発明は、上述の実施形態に限定されない。
様々な実施形態の特徴は、ここに示していない変形と互いに組み合わせることができる。
図23のアプリケータ末端部は、組成物を内部又は外部からのいずれかで供給するようにして、図10〜図16又は図24のアプリケータ末端部のいずれか1つと交換することができると考えられる。
「含む」という表現は、特に断らない限り「少なくとも1つを含む」と同義であると理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の装置の部分縦方向断面図である。
【図2】図1のアプリケータの部分縦方向断面図である。
【図3】図1及び図2のアプリケータの使用法である。
【図4】容器から除去された図1の装置のアプリケータを示す図である。
【図5】図2のアプリケータ末端部のV−Vの断面図である。
【図6】変形実施形態の図5と同様の図である。
【図7】変形実施形態の図5と同様の図である。
【図8】変形実施形態の図5と同様の図である。
【図9】変形実施形態の図5と同様の図である。
【図10】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図11】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図12】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図13】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図14】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図15】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図16】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図17】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図18】アプリケータ末端部の変形実施形態の凹部での断面図である。
【図19】アプリケータ末端部の変形実施形態の凹部での断面図である。
【図20】アプリケータ末端部の変形実施形態の凹部での断面図である。
【図21】アプリケータ末端部の変形実施形態の凹部での断面図である。
【図22】図2のアプリケータ末端部の第2の部分でのXXII−XXIIの断面図である。
【図23】本発明の装置の変形実施形態の縦方向断面図である。
【図24】アプリケータ末端部の変形実施形態の縦方向断面図である。
【符号の説明】
【0050】
1 パッケージ化及びアプリケータ装置
2 容器
3 アプリケータ
4 柄
6 アプリケータ末端部
P 組成物




 

 


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