米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 衣類 -> ロレアル

発明の名称 磁性相互作用を含むメイクアップ方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−14788(P2007−14788A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2006−188553(P2006−188553)
出願日 平成18年7月7日(2006.7.7)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 ルドビック・テベネ
要約 課題
例えばメイクアップを容易に除去または改変でき、新規な美的効果を形成できる、新規なメイクアップの可能性の提供について需要が存在する。

解決手段
本発明は、ケラチン物質、特に皮膚、爪、または睫毛をメイクアップ及び/または装飾する方法を提供し、この方法は、
特許請求の範囲
【請求項1】
ケラチン物質、特に皮膚、爪、または睫毛をメイクアップ及び/または装飾する方法であって、
・i)前記ケラチン物質に、磁性特性を有する第一の組成物(P)の第一の層(1;11)または第一の構造体(15)を適用する工程:
・ii)前記第一の層または第一の構造体の少なくとも一部に、前記第一の層または第一の構造体と磁性的に相互作用する第二の組成物の第二の層または第二の構造体(5;9;10)を適用する工程
を含み、前記第一及び第二の構造体の少なくとも一方は、非磁性媒体中に分散した磁性体を含む、方法。
【請求項2】
前記磁性相互作用が、第二の層または第二の構造体が第一の層または第一の構造体に維持されることを確保する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
媒体中に分散した磁性体を含む組成物(13)が工程ii)の間で適用され、前記磁性相互作用が、組成物(13)に存在する磁性体の少なくとも一部を配向及び/または置換するのに寄与する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
磁性特性を有する第一の組成物(P)の第一の層がi)で適用され、組成物(P)の第一の層と磁性的に相互作用する、前記層を少なくとも部分的に被覆する構造体(5;9;10)がii)で適用される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ii)で適用される構造体が、付け爪(5)または付けタトゥー(9)、フィルムまたはパッチであり、またはパウダー、ファイバー、若しくはフレークのような複数の装飾エレメント(10)を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
磁性特性を有する第一の構造体(15)がi)で適用され、組成物の沈着物(13)がその全てまたは一部に形成され、あるいは第二の構造体が適用され、前記沈着物(13)及び第二の構造体が第一の構造体と磁性的に相互作用する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第一の層または第一の構造体との磁性的な相互作用の効果の下で配向して良い磁性体を含む組成物の第二の層がii)で適用され、第一の層または構造体がモチーフを形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
磁性特性を有する少なくとも一つの製品(5)と、磁性引力によって爪に前記製品を固定するのに適した形態を含む、ハンドメイクアップキット。
【請求項9】
・磁性特性を有する組成物(P)を含む少なくとも一つの容器(3);
・前記容器に含まれる組成物の層を沈着している表面に、磁性引力により固定させることができる少なくとも一つの磁性構造体(5;9;10)
を含むメイクアップキット。
【請求項10】
・金属性の鉄を含む物体を含む第一の組成物(P)を含む第一の容器(3);
・第一の組成物によって形成される層の上部または下部の層の形態で適用される際、第一の組成物と磁性的に相互作用するのに適した、磁性体を含む第二の組成物を含む第二の容器
を含み、第一及び第二の組成物の少なくとも一方の磁性体が永久的に磁化されている、メイクアップキット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面、皮膚、爪、毛髪、または唇のような天然物、あるいは付け爪のような人工物のメイクアップ方法、並びに前記方法を実施するための各種のキット、製品、及び組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
二つの組成物を連続的に適用することを含むメイクアップ方法は既知である。第一の組成物に対して適用される第二の組成物は、例えば維持特性または光沢を改良することを目的とする。
【特許文献1】米国特許第5 931 166号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
例えばメイクアップを容易に除去または改変でき、新規な美的効果を形成できる、新規なメイクアップの可能性の提供について需要が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第一の特徴点では、本発明は、ケラチン物質、特に皮膚、爪、または睫毛をメイクアップ及び/または装飾する方法を提供し、この方法は、
・i)前記ケラチン物質に、磁性特性を提供する第一の組成物の第一の層または第一の構造体を適用する工程:
・ii)前記第一の層または第一の構造体の少なくとも一部に、前記第一の層または第一の構造体と磁性的に相互作用する第二の組成物の第二の層または第二の構造体を適用する工程
を含み、前記第一及び第二の構造体の少なくとも一方は、非磁性媒体中に分散した磁性体を含む。
【0005】
用語「メイクアップ」は、広義の意味で解釈されるべきであり、身体または顔に対する装飾の適用または形成を包含する。
【0006】
用語「分散した」は、組成物または構造体が非磁性媒体中に「分配」されていることを意味する。組成物または構造体がケラチン物質への直接的適用を企図されている場合、前記媒体は生理学的に許容可能である。焼結によって生産されるモノリシックな磁石は、磁性粒子が集塊しているため、分散した磁性粒子の例ではない。
【0007】
「磁性特性」は、本発明の方法の実施の間でユーザーによって理解されるように、例えば視覚的及び/または誘因的な磁性相互作用による効果について十分である、ゼロではない磁化率を意味する。
【0008】
「磁性相互作用」は、少なくとも一つの磁性体、即ち磁性を有する及び/または磁化できる物体と、磁場を生成する別の物体との間の相互作用を意味する。そのような相互作用は、誘引力または反発力を生成しても良く、及び/または少なくとも一つの物体の配向を変えさせ及び/または別の物体に対して移動させても良い。
【0009】
例えば、第一の層若しくは第一の構造体、及び/または第二の層若しくは第二の構造体の永久的な磁化による磁性相互作用は、第一の層または構造体に不可逆的に保持される。変形例として、この保持は、磁性相互作用以外の態様で少なくとも部分的に確保されて良く、特に例えば接着剤を使用する接着によリ確保されても良い。前記接着剤は、例えば第二の層または構造体に属しても良い。
【0010】
第一及び第二の層または構造体の少なくとも一つは、永久的に磁化されても良い。
【0011】
第二の層または構造体は、分散した磁性体を含む組成物の第二の層であっても良く、前記磁性相互作用は、例えば新規な美的効果、特にモチーフの出現を作製するために、第二の層に順番に存在する磁性体の少なくともいくつかを配向する及び/または置換するように寄与しても良い。前記モチーフは、第一の層または構造体のモチーフに、及び/または磁場の整列の脱離にリンクしても良い形態を有しても良い。
【0012】
本発明の実施の非制限的な例では、第一の層の組成物を適用し、第二の構造体により、第一の相の組成物の少なくとも一部を被覆させる。第一の層の組成物は揮発性溶媒を含んでも良く、第二の構造体は、第一の層が乾燥した後にそこに沈着させても良い。第二の構造体は、付け爪、付けタトゥー、付け黒子、装飾具、フィルム、またはパッチであっても良く、または特にパウダー、フレーク、若しくはファイバーといったいずれかの他の装飾品であっても良い。第二の構造体は、特に可撓性であっても良く、適切な場合には、所望の形態に、または所定のモチーフに従って切断されても良い。第一の層の組成物と第二の構造体の間の磁性相互作用は、第一の層の上に第二の構造体を維持するのに寄与する一方で、有利には第一の層を損傷することなく、ユーザーが第二の構造体を容易に除去または置換することを可能にする。
【0013】
第一の層が爪に適用される場合、次いで爪は有利には、ニスを塗られた爪の外観を有する。第一の層の磁性特性は、ユーザーに装飾品、例えば付け爪を爪に容易に装着させ、次いで例えば服装にマッチするように爪を変えさせることを可能にする。
【0014】
付け爪または他の製品の除去可能な性質はまた、特定の仕事をするためにユーザーがそれらを一次的にはずし、次いで接着の損失のリスクなくそれらを再装着することを可能にする。
【0015】
本発明の他の非制限的な実施態様では、第一の構造体が適用され、第二の層の組成物または構造体により、第一の構造体の少なくとも一部を被覆させる。かくして第一の構造体は例えば接着性であっても良い。第一の構造体は、特に接着性であって良く、及び/又は形状または所望のモチーフにしたがって切断されても良い可撓性のフィルムを含んでも良い。第一の構造体は、写しにより沈着されても良い。第二の層の組成物が前記構造体に適用される場合、前記磁性相互作用は例えば、美的効果を作製するために、第二の層に含まれる磁性顔料の配向を変更しても良い。磁場の整列が分配して、別の方法で出現を生じさせるのが困難であるモチーフの出現に寄与しても良い。
【0016】
本発明の実施態様の非制限的な例は、磁性特性を有する第一の層の組成物を適用し、並びに磁場の効果の下で第一の層の組成物と配向しても良い磁性体を含む第二の層の組成物を適用することである。
【0017】
第一の層の組成物は、例えば手で、またはインクジェットプリンターを使用して、若しくは異なる態様で、例えば写しによってモチーフに従って適用されて良い。
【0018】
全ての上記実施態様では、第一の層または構造体は、例えば第二の層または構造体の少なくとも一つの磁性体と相互作用するために、永久的に磁化されていても良く、第二の層または磁性体は、永久的に磁化される必要はないが、ゼロではない磁化率を有して良い。更に第二の層または構造体が永久的に磁化されていても良く、それにより磁性相互作用を増大しても良い。
【0019】
永久的に磁化された層または構造体は、他方の層に含まれるゼロではない磁化率を有する少なくとも一つの顔料と磁力により相互作用しても良い。前記磁性相互作用は、磁性顔料を含む層に形成されるモチーフを生じて良く、顔料が磁力線に沿って整列するように、顔料の粒子の配向の変化を生じても良い。
【0020】
更なる特徴点では、本発明は、磁性特性を有する少なくとも一つ、好ましくは少なくとも五つの製品を含むハンドメイクアップキットを提供し、磁性誘引力により爪に固定するのに適した形態を提供する。前記製品類は、例えば付け爪である。
【0021】
本発明はまた、磁性の付け爪を提供する。前記付け爪は、磁石及び/または永久的に磁化され多分散した磁性を有する粒子を含んでも良い。
【0022】
また更なる特徴点では、本発明は、
・磁性特性を有する組成物を含む少なくとも一つの容器;
・前記容器に含まれる組成物の層が沈着した表面に、磁性引力によって固定することが可能な少なくとも一つの磁性構造体
を含むメイクアップキットを提供する。
【0023】
磁性特性を有する組成物は、例えばゼロではない磁化率を有する粒子、例えば特に顔料のような磁性体の分散物を含む。
【0024】
前記磁性構造体は、付け爪、装飾具、パウダー、付け黒子、フレーク、または付けタトゥーであって良く、それらは本質的に永久磁石、または永久的に磁化された物体、特に磁性粒子及び/またはファイバーの分散物を含む。
【0025】
本発明はまた、
・遊離鉄、特に軟鉄を含む物体を含む第一の組成物を含む第一の容器;
・磁性体を含み、第一の組成物によって形成される層の上下で層の形態で適用された際に、第一の組成物と磁性により相互作用できる第二の組成物を含む第二の容器;
・永久的に磁化された、第一及び第二の組成物の少なくとも一方の磁性体
を含むメイクアップキットを提供する。
【0026】
本発明は、その非制限的な実施例である以下の詳細な記載と、以下に説明される添付の図面とからより好適に理解できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
図1は、爪に適用される分散した磁性体を含む組成物Pの第一の層1を示す。
【0028】
組成物Pの第一の層1は、例えばブラシのようなアプリケーター2を使用して爪に適用され、当該ブラシは、パッケージの一部を形成し、図3に示されたキット4のアプリケーター器具3を形成しても良い。
【0029】
第一の層1が乾いたら、図2に示されるように、ユーザーは付け爪5のような、爪に対する磁性構造体を適用できる。前記構造体は、第一の層1と磁力により相互作用して整列し、たとえば図4に示されるように、永久磁石8を含む。前記磁石8は例えば、付け爪5の対応する凹部7に確保され、付け爪の物体は、例えば熱可塑性材料といった合成材料から成形される。磁石8は例えば、凹部7に結合される。
【0030】
変形例(示さず)では、熱可塑性材料は、磁石の上に成形される。
【0031】
磁石8によって生成した磁場は、例えば100mT(ミリトール)以上である。
【0032】
図5に示されているように、永久的に磁化していることが可能な磁性粒子のフィラーは、生産された熱可塑生合成材料内に取り込められるため、付け爪5は磁性特性を有しても良い。
【0033】
例えば一方の手の全ての指に適用することが企図される複数の付け爪5は、図3に示されるようにキット4においてユーザーに提供されても良い。
【0034】
組成物P中の分散した磁性体は、ゼロではない磁化率を有するいずれかの磁性物質を含んで良く、前記物質はたとえば、ニッケル、コバルト、鉄、それらの合金および酸化物、特にFe、更にはガドリニウム、テルビウム、ジズプロシウム、エルビウム、CuMnAl、MnBi、並びにそれらの合金及び酸化物から選択される。磁性物質は、「軟」タイプまたは「硬」タイプであって良い。
【0035】
組成物Pは鉄液を含んで良い。組成物Pは、付け爪のような、それに結合する磁性構造体との磁性相互作用が可能なように単独で機能してよい。
【0036】
組成物Pは、適切であれば、会合した磁性構造体なしで、それを使用可能な外観を有しても良い。
【0037】
かくして組成物Pは有利には、磁性であってもなくても良い少なくとも一つの着色剤を含んで良い。適切であれば、前記着色剤は、それ自体で組成物の磁性特性を生産して良い。
【0038】
組成物中の分散した磁性体は、鉄、ニッケル、コバルト、それらの合金及び酸化物、特にFeといった磁性材料の少なくとも一つの層を含む、複層化構造を有しても有さなくても良い。磁性体は被覆されていても良く、コアのみが磁性であっても良く、例えばシェルが構成されても良く、酸化を防ぐために、及び/または安全性を得るために、及び/または着色するために、バリアが企図されても良い。
【0039】
コーティングは例えば、無機材料または有機材料、特にポリマー状材料である。
【0040】
磁性体の性質は、所望の磁性相互作用を得るのに十分である。組成物P中の磁性体の濃度は、例えば約0.05重量%から約97重量%の範囲、特に約0.1重量%から約95重量%の範囲、または好ましくは約0.1重量%から約90重量%の範囲、例えば3重量%のオーダーである。
【0041】
組成物Pに含まれる磁性体の寸法は、例えば1nm(ナノメーター)から700μm(マイクロメーター)の範囲、好ましくは1μmから500μmの範囲、より好ましくは10μmから150μmの範囲である。用語「寸法」は、D50と称される集団の半分での統計的な粒径分布によって与えられる寸法を意味する。比較的小さい寸法だと、適用の容易性が可能となってよい。
【0042】
組成物Pに含まれる磁性体は、上述のような磁性顔料を含んで良い。
【0043】
磁性顔料は、酸化鉄Feを含む真珠母を含む。磁性特性を有する顔料は、例えばMERCK社により商標名COLORONA BLACKSTAR BLUE、COLORONA BLACKSTAR、COLORONA BLACKSTAR GOLD、COLORONA BLACKSTAR RED、CLOISONNE NUANTIQUE SUPER GREEN、MICRONA MATTE BLACK (17437)、MICABLACK (17260)、COLORONA PATINA SILVER (17289)、及びCOLORONA PATINA GOLD (117288)、またはENGELHARD社製のFLAMENCO TWILIGHT RED、FLAMENCO TWILIGHT GREEN、FLAMENCO TWILIGHT GOLD、FLAMENCO TWILIGHT BLUE、TIMICA NU ANTIQUE SILVER 110 AB、TIMICA NU ANTIQUE GOLD 212 GB、TIMICA NU ANTIQUE COPPER 340 AB、TIMICA NU ANTIQUE BRONZE 240 AB、CLOISONNE NU ANTIQUE GREEN 828 CB、CLONISONNE NU ANTIQUE BLUE 626 CB、GEMTONE MONNSTONE G 004、CLOISONNE NU ANTIQUE ROUGE FLAMBE (コード440 XB)、CLOISONNE NU ANTIQUE BRONZE (240 XB)、CLOISONNE NU ANTIQUE GOLD (222 CB)、及びCLOISONNE NU ANTIQUE COPPER (340 XN)で市販されている製品である。
【0044】
例えばBASF社により商標名SICOVIT black E172の名称で市販されている製品、または針状軟鉄といった、黒色酸化鉄粒子も挙げられる。
【0045】
組成物Pは、少なくとも一つの特別な効果の着色剤、例えば面角発色性着色剤、及び/または少なくとも一つの回折顔料を含んでも良い。
【0046】
爪への適用のための一つの例では、組成物Pは以下の処方を有して良い;割合は重量%として記載される。
【0047】
【表1】


【0048】
爪に適用される構造体は、付け爪以外であっても良く、例えば図6に示されたような装飾品9の形態であっても良く、前記製品は可撓性でも剛性でも良い。
【0049】
製品9は、例えばフィルム、パッチ、または付けタトゥーである。
【0050】
製品9は例えば、永久的に磁化された分散した磁性粒子のフィラーを含むフィルムから切断される。変形例では、製品9は、プラスチック材料を成形することにより生産され、永久磁石を収納している凹部を含む。
【0051】
製品9は、天然石または合成石を含んでも良く、装飾具を形成しても良い。
【0052】
製品9はまた、例えば着色ワニスのようなプリンティングまたは装飾コーティングを含んでも良い。
【0053】
図7は、ファイバー、フレーク、またはパウダーのような複数の装飾エレメント10を組成物Pの第一の層に適用する可能性を示す。前記装飾エレメント10は永久的に磁化されていても良い。変形例では、永久的な磁化は、組成物Pの第一の層から由来しても良い。適切であれば、保護ワニスを装飾した表面に適用しても良い。そのような環境下では、保護ワニスは、爪に沈着したエレメント(類)10の保持を改良して良い。第一の層と装飾エレメントの間の磁性相互作用は、ワニスの適用の間と最中でそれらが移動することを防ぐのに寄与し、ワニスの層の適用の間でそれらが置換する危険を避けながら、保護ワニスの適用の前に所望の形状にそれらをユーザーが配置することを可能にする。
【0054】
分散した磁性体を含む組成物の第一の層は、適用であれば、図8に示されるように、作製される表面上のモチーフ11を形成するように適用されても良い。前記適用は、例えば恐らくステンシルを通じてブラシを使用して、または例えば米国特許第5 931 166号(参考としてここに取り込まれる)に記載されているもののようなインクジェットプリンターといった機械を使用して、または示されるような写しによって、手動的になされても良い。モチーフ11は、フィルムの形態で写されても良い。モチーフ11は、写す前にバッキングストリップ25に存在しても良い。
【0055】
次に、第一の層のものと磁力により相互作用できる、分散した磁性体をも含む組成物の第二の層13が表面に適用され、モチーフ11を被覆し、それと磁力により相互作用する。第二の層13を形成する組成物は、例えば前述の組成物Pと同じ処方を有し、例えばゼロではない磁化率を有する顔料を含み、その配向は、永久的に磁化されても良いモチーフ11に存在する分散した磁性体との磁性的な相互作用により変更される。
【0056】
第二の層13は、例えば細長い形状を有する非球状の磁性体を含んでも良い。第一の層または構造体により生成される磁場に供せられた場合、前記磁性体はかくして、磁力線と並んだその長軸と配向する傾向を有し、外観の変化を生ずる配向の変化を受ける。
【0057】
磁性体はまた、外観が不均一であっても良く、配向の変化が外観の変化を誘導しても良い。
【0058】
第二の層13は、前述のもの及び/または磁性ファイバーから選択される磁性顔料を含んでも良い。
【0059】
第二の層を形成することが企図される組成物は、写されるモチーフを有する少なくとも一つのバッキングストリップ25を有するキットの形態で提供されても良い。変形例では、バッキングストリップ25は単独で、ユーザーに提供されても良い。
【0060】
図10は、メイクアップされる表面に適用される磁性特性を有する少なくとも一つの第一の構造体15、及び第一の構造体を被覆し、そこで磁力により相互作用することを企図される付け爪5または装飾エレメント9または10のような少なくとも一つの第二の構造体を含む、更なるメイクアップキットを示す。
【0061】
第一の構造体15は例えば、図13に示されるような、分散した磁性体を含むポリマー材料17の層と、メイクアップされる表面に固定するための接着剤18の層とを含む可撓性のフィルムの形態で存在する。
【0062】
変形例では、前記フィルムは、複層化構造を有さずに、単層化構造を有し、例えば溶媒の部分的な蒸発により接着特性を有する。
【0063】
第一の構造体15は例えば、表面にそれを固定する前後で、メイクアップする表面に対応する形状に切断されることが企図される。第一の構造体15が表面に固定された際に、図12に示されるように第二の構造体がそこに適用されて良く、そこで磁性相互作用により保持される。
【0064】
第一の構造体15は、ポリマー層17中の永久的に磁化された磁性体の存在により、永久的に磁化されて良い。
【0065】
図19のキットは例えば、メイクアップされる指の存在と同数の第一の構造体15を含み、第一の構造体15は例えば、メイクアップされる表面への固定のためにそれらを容易に取り出せるように、粘着性ではない表面シート20に固定化されている。
【0066】
図14は、第一の構造体15がモチーフを形成するように事前に切断されているキットの更なる例を示す。前記キットは、図8及び9を参考にして記載されたものと同じ態様で、表面に第一の構造体を適用した後に、メイクアップされる表面を被覆することが企図される磁性組成物Pを含む。
【0067】
本発明は、上述の例に制限されるものではない。特に本発明は、爪のためのメイクアップのみではなく、皮膚、唇、またはケラチン繊維のためのメイクアップに応用可能である。
【0068】
被覆するまたはされることが企図される組成物Pは、メイクアップされる表面の性質に依存して、以下の化合物の少なくともひとつを含んで良い。
【0069】
面角発色性着色剤
用語「面角発色性着色剤」は、組成物を表面に広げた際に、CIE 1976カラースペースのa平面でカラープロットを生産できる着色剤を意味し、前記カラースペースは、観察角度を正常に対して0°から80°の間で変えた際に、45°の入射照明の角度について、少なくとも20°の色相角度h°の変数Dh°に対応する。
【0070】
カラープロットは、ERICHSENコントラストカード(参照名Typ 24/5)に自動スプレッダーを使用して、300μmの厚みに組成物を流動状態で広げた後、例えばINSTRUMENT SYSTEMS社により市販される分光面角反射測定計(参照名GON 360 GONIOMETER)を使用して測定されて良く、測定は前記カードの黒色背景で実施される。
【0071】
面角発色性着色剤は例えば、界面複層化構造体及び液晶着色剤から選択されて良い。
【0072】
複層化構造体の場合、これは例えば、少なくとも二つの層を含んで良く、各層は例えば、以下の材料:MgF、CeF、ZnS、ZnSe、Si、SiO、Ge、Te、Fe、Pt、Va、Al、MgO、Y、S、SiO、HfO、ZrO、CeO、Nb、Ta、TiO、Ag、Al、Au、Cu、Rb、Ti、Ta、W、Zn、MoS、クリオライト、並びにそれらの合金、ポリマー、及び組み合わせによって構成される群から選択される少なくとも一つの材料から実施される。
【0073】
複層化構造体は、重ねた層の化学的性質に関して、中央の層に対して対称的であってもなくても良い。各種の層の厚みと性質に依存して、各種の効果が得られる。
【0074】
対照的な複層化界面構造体の例は以下の構造体である:Fe/SiO/Fe/SiO/Fe、当該構造を有する顔料は、BASF社により商標名SICOPEARLで市販されている;MoS/SiO/マイカオキシド/SiO/MoS;Fe/SiO/マイカオキシド/SiO/Fe;TiO/SiO/TiO、及びTiO/Al/TiO;当該構造を有する顔料は、MERCK (Darmstadt)社により商標名XIRONAの下で市販されている。
【0075】
液晶着色剤は例えば、中間発達基がグラフトしているシリコーンまたはセルロースエーテルを含む。使用されて良い特定の面角発色性液晶の例は、CHENIX社により市販されているもの、及びWACKER社によりHELICONE(登録商標)HCの下で市販されているものである。
【0076】
面角発色性着色剤はまた、合成基体、特にアルミナ、シリカ、ボロシリケート、酸化鉄、またはアルミニウムタイプ、あるいはポリテレフタラートフィルムから形成される干渉ホログラフィーフレークの基体上の特別な効果の顔料である真珠母であって良い。
【0077】
組成物Pはまた、分散した面角発色性ファイバーを含んでも良い。そのようなファイバーは、例えば80μm未満の長さを有して良い。
【0078】
組成物Pはまた、少なくとも一つの回折顔料を含んでも良く、それは適用であれば磁性特性を有して良い。
【0079】
回折顔料
本発明で使用される用語「回折顔料」は、光を回折する構造体の存在のため、白色工で照射された際に、観察角度に依存して、色の変化を生ずることができる顔料を意味する。
【0080】
回折顔料は、例えば所定の方向で単色光の入射光線を回折できる回折マトリックスを含んでも良い。
【0081】
回折マトリックスは、周期的なモチーフ、特にラインを含んでも良く、二つの隣接したモチーフの間の距離は、入射光の波長と同じオーダーのものである。
【0082】
入射光が多色性である際には、回折マトリックスは光の各種のスペクトル成分を分離し、レインボー効果を生ずる。
【0083】
回折顔料の構造に関しては、Alberto Argoitia及びMatt Witzmanによる文献"Pigments Exhibiting Diffractive Effects", 2002, Society of Vacuum Coaters, 45th Annual Technical Conference Proceedings, 2002が参照されるべきである。
【0084】
回折顔料は、各種のプロファイルを有するモチーフ、特に三角形、対称形、非対称形、鋸壁形、一定の幅または一定でない幅、または正弦波形で生産されて良い。
【0085】
マトリックス及びモチーフの逆さの空間的頻度は、各種のオーダーの所望の分離度の関数として選択されるであろう。例として前記頻度は、500から3000ライン/mm(ミリメーター)の範囲で存在して良い。
【0086】
好ましくは、回折顔料の粒子はそれぞれ、平坦形態、特に小板の形態を有する。
【0087】
同じ顔料粒子が、垂直であってもなくても良い二つの交わる回折マトリックスを含んでも良い。
【0088】
回折顔料は、誘電性材料の層によって少なくとも一方の側で被覆された反射性材料の層を含む複層化構造を有して良い。この層は、より良好な硬性と継続性を有する回折顔料を提供して良い。かくして誘電性材料は例えば、以下の材料:MgF、SiO、Al、AlF、CeF、LaF、NdF、SmF、BaF、CaF、LiF、及びそれらの組み合わせから選択されて良い。反射性材料は例えば、金属及びそれらの合金から、並びに非金属性反射性材料から選択されて良い。金属としては、Al、Ag、Cu、Au、Pt、Sn、Ti、Pd、Ni、Co、Rd、Nb、Cr、及びそれらの材料、組み合わせ、または合金が挙げられる。そのような反射性材料は、単独で回折顔料を構成しても良く、それは単層である。
【0089】
変形例では、回折顔料は、反射層により少なくとも一夫の側で被覆された誘電性材料のコアを含む、または前記コアを完全にカプセル化している複層化構造体を含んでも良い。誘電性材料の層はまた、反射性層(類)を被覆しても良い。かくして使用される誘電性材料は好ましくは無機性であり、例えばフルオリド、金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物、金属炭化物、及びそれらの組合せから選択されて良い。誘電性材料は、結晶質、非結晶質、または非晶質の状態で存在しても良い。この形状の誘電製材料は、例えば以下の材料:MgF、SiO、SiO、Al、TiO、WO、AlN、BN、BC、WC、TiC、TiN、NSi、ZnS、ガラス粒子、ダイアモンドタイプの炭素、及びそれらの組み合わせから選択されて良い。
【0090】
変形例では、回折顔料は、誘電性または事前に形成されたセラミック材料、例えば天然ラメラの材料、例えばマイカペロスコバイトまたはタルク、あるいはガラス、アルミナ、SiO、カーボン、酸化鉄/マイカ、及びBN、BC、グラファイト、オキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、並びにそれらの組み合わせから形成された合成ラメラからなっても良い。
【0091】
誘電性材料の層の変わりに、機械的特性を改良する他の材料が適していても良い。そのような材料は、シリコーン、金属シリシド、III族、IV族、及びV族由来の元素から形成される半導体材料、物体中心性立方晶構造を有する金属、サーメット複合体または材料、半導体ガラス、及びそれらの各種の組み合わせを含んで良い。
【0092】
使用される回折顔料は特に、2003年2月13日に印刷された米国特許出願第2003/0031870号に記載されたものから選択されて良い。
【0093】
回折顔料は、例えば以下の構造:MgF/Al/MgFを含んで良く、当該構造を有する回折顔料は、FLEX PRODUCTS社により商標名SPECTRAFLAIR 1400 Pigment Silver、またはSPECTRAFLAIR 1400 Pigment Silver FGの下で市販されている。MgFの重量比は、前記含量の総重量の80%から95%の範囲に存在して良い。
【0094】
回折顔料の量は、組成物Pの総重量に対する重量で、例えば0.1%から5%まで変化して良い。
【0095】
回折顔料の寸法は、例えば5μmから200μmの範囲、好ましくは5μmから30μmの範囲に存在して良い。
【0096】
回折顔料の粒子の厚みは、3μm以下、好ましくは2μm、例えば1μmのオーダーであって良い。
【0097】
反射性粒子
前記組成物は例えば、反射性粒子、特に本質的に磁性であってもなくても良いフレークを含んで良い。
【0098】
用語「反射性粒子」は、層(類)のサイズ、構造、特に厚みを構成し、それらの物理的または化学的性質、及び表面の性質を入射光反射性とする粒子を意味する。前記反射は、適切であれば、メイクアップされる表面に適用された際に、組成物または混合物の表面上に、肉眼で資格可能なハイライト、即ちその環境とコントラストを形成し、輝いて見えるより輝いた点を形成するように十分に強烈であって良い。
【0099】
反射性粒子は、そこで会合する着色剤により生成される発色効果を有意に改変しないように、とりわけ色調収率に関してこの効果を最適化するために選択されて良い。とりわけそれらは、黄色、桃色、赤色、青銅色、橙色、褐色、金色、及び/または銅色、または閃光色を有して良い。
【0100】
反射性粒子は、組成物Pの総重量に対して0.5から60重量%の量で、特に1から30重量%の量で、とりわけ3から10重量%の量で、組成物中に存在して良い。
【0101】
前記粒子は各種の形態、特に小板状の形態を有して良く、またはそれらは球状、特に小球状であっても良い。
【0102】
それらの形態に関わらず、反射性粒子は複層化構造を有しても有さなくても良く、複層化構造を有する場合、例えばそれらは、特に反射性材料の均一な厚みの少なくとも一つの層を有して良い。
【0103】
反射性材料が複層化構造を有さない場合、それらは例えば、金属酸化物、特に合成によって得られるチタンまたは鉄の酸化物からなっても良い。
【0104】
反射性材料が複層化構造を有する場合、これらは例えば、天然または合成の基体、特に反射性材料の少なくとも一つの層、特に少なくとも一つの金属または金属性材料で少なくとも部分的に被覆された合成の基体を含んで良い。前記基体は、有機及び/または無機の単一材料または複合材料であって良い。とりわけそれは、ガラス、セラミック、グラファイト、金属酸化物、アルミナ、シリカ、シリカート、特にアルミノイシリカート及びボロシリカート、合成マイカ、及びこれらの混合物から選択されて良いが、このリストに制限されない。
【0105】
反射性材料は、金属または金属性材料の層を含んでも良い。
【0106】
反射性粒子は、特に日本国特許文献JP-A-09188830、JP-A-10158450、JP-A-10158541、JP-A-07258460、及びJP-A-05017710に記載されている。
【0107】
金属の層で被覆された鉱物基体を含む反射性粒子の更なる例としては、銀で被覆されたボロシリカート基体を含む粒子が挙げられる。
【0108】
小板状の形態の銀で被覆されたガラス基体を有する粒子は、TOYAL社により商標名MICROGLASS METASHINE REFSX 2025 PSの下で市販されている。ニッケル/クロム/モリブデン合金で被覆されたガラス基体を有する粒子は、同じ供給者により商標名CRYSTAL STAR GF 550、GF 2525の下で市販されている。
【0109】
それらの形態に関わらず、反射性粒子はまた、少なくとも一つの金属性材料、特に例えばチタンの酸化物、特にTiO、鉄の酸化物、特にFe、スズの酸化物、クロムの酸化物、硫酸バリウムの酸化物から選択される金属酸化物、並びに以下の材料:MgF、CrF、ZnS、ZnSe、SiO、Al、MgO、Y、SeO、SiO、HfO、ZrO、CeO、Nb、Te、MoS、及びそれらの混合物と合金の少なくとも一つの層で少なくとも部分的に被覆された合成基体を有する粒子から選択されて良い。
【0110】
そのような粒子の例としては、二酸化チタンで被覆された合成マイカ基体を含む粒子、または褐色酸化鉄、酸化チタン、酸化スズ、またはそれらの混合物のいずれかで被覆されたガラスの粒子が挙げられ、例えばENGELHARD社により商標名REFLECKSで市販されているものが挙げられる。
【0111】
本発明の組成物は、磁性であってもなくても良い、少なくとも一つの真珠母を含んでも良い。
【0112】
真珠母
用語「真珠母」は、虹色またはそれ以外のいずれかの形態の着色粒子、特に特定の軟体動物の殻内で生産されるもの、または合成されるもので、光学的な干渉により生産される着色効果を有するものを意味する。
【0113】
真珠母は、真珠光沢顔料、例えば酸化鉄で被覆されたマイカチタン、オキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、酸化クロムで被覆されたマイカチタン、特に上述のタイプの有機着色剤で被覆されたマイカチタン、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠母顔料から選択されて良い。それらはまた、金属酸化物及び/または有機着色材料の少なくとも二つの連続層で積層された表面を有するマイカ粒子であっても良い。
【0114】
とりわけ真珠母は、黄色、桃色、赤色、青銅色、橙色、褐色、金色、及び/または銅閃光色を有して良い。
【0115】
組成物に導入されて良い真珠母の説明的な例として、商標名Brillant gold 212G (Timica)、Gold 222C (Cloisonne)、Sparkle gold (Timica)、gold 4504 (Chromalite)、及びMonarch gold 233X (Cloisonne)の下でENGELHARD社により市販されている金着色真珠母;商標名Bronze fine (17384) (Colorana)及びBronze (17353) (Colorana)の下でMERCK社により、及び商標名Super bronze (Cloisonne)の下でENGELHARD社により市販されている青銅色真珠母;商標名Orange 363C (Cloisonne)及びOrange MCR 101 (Cosmica)の下でENGELHARD社により、及び商標名Passion orange (Colorana)及びMatte orange (17449) (Microna)の下でMERCK社により市販されている橙色真珠母;特に商標名Nu-antique copper 340XB (Cloisonne)及びBrown CL4509 (Chromalite)の下でENGELHARD社により市販されている、褐色の色相を有する真珠母;特に商標名Copper 340A (Timica)の下でENGELHARD社により市販されている、銅閃光色を有する真珠母;特に商標名Sienna fine (17386) (Colorana)の下でMERCK社により市販されている、赤閃光色を有する真珠母;特に商標名Yellow (4502) (Chromalite)の下でENGELHARD社により市販されている、黄閃光色を有する真珠母;商標名Sunstone G012 (Gemtone)の下でENGELHARD社により市販されている、赤色の色相と金閃光色を有する真珠母;特に商標名Tan opale G005 (Gemtone)の下でENGELHARD社により市販されている桃色真珠母;特に商標名Nu antique bronze 240 AB (Timica)の下でENGELHARD社により市販されている、金閃光色を有する黒色真珠母、特に商標名Matte blue (17433) (Microna)の下でMERCK社により市販されている青色真珠母、特に商標名Xirona Silverの下でMERCK者により市販されている、銀閃光色を有する白色真珠母、及び特に商標名Indian summer (Xirona)の下でMERCK者により市販されている橙桃金-緑真珠母、並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0116】
組成物Pは例えば、磁性であってもなくても良い少なくとも一つのフィラーを含んでも良い。
【0117】
フィラー
用語「フィラー」は、組成物が製造される温度に関わらず、組成物の媒体中に不溶性であるいずれかの形態の粒子を意味する。フィラーは特に、組成物のレオロジーまたはきめを改変するように機能して良い。粒子の性質及び量は、所望される機械的特性及びきめに依存して良い。
【0118】
フィラーの例として、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、セリサイト、及びポリアミド、ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリメチルメタクリラート、ポリウレタンのパウダー、デンプンパウダー、及びシリコーン樹脂ビーズが挙げられる。
【0119】
組成物Pはまた、染料、有機顔料、またはレーキを含んでも良い。
【0120】
染料、有機顔料、及びレーキ
染料は、脂溶性でも水溶性でも良い。
【0121】
脂溶性染料の例は、Sudan red、DC Red 17、DC Green 6、βカロチン、ダイズ油、Sudan brown、DC Yellow 11、DC Violet 2、DC orange 5、キノリンイエローである。
【0122】
水溶性染料の例は、ビートルートジュース及びメチレンブルーである。
【0123】
例として前記染料が存在する場合、それらは組成物Pの0.1から20重量%、更には0.1から6重量%を占めても良い。
【0124】
有機レーキまたは顔料は、以下の物質及びそれらの混合物から選択されて良い:
・コチニールレッド;
・アゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン染料、トリフェニルメタン、及びフルオランの有機顔料;
・有機レーキ、またはナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ストロンチウム、チタンの不溶性塩、アゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン染料、トリフェニルメタン、及びフルオラン染料のような酸性染料で、前記染料は少なくとも一つのカルボン酸またはスルホン酸基を含んでも良い。
【0125】
有機顔料としては、以下の名称によって既知のものが挙げられる:D&C Blue No 4、D&C Brown No 1、D&C Green No 5、D&C Green No 6、D&C Orange No 4、D&C Orange No 5、D&C Orange No 10、D&C Orange No 11、D&C Red No 6、D&C Red No 7、D&C Red No 17、D&C Red No 21、D&C Red No 22、D&C Red No 27、D&C Red No 28、D&C Red No 30、D&C Red No 31、D&C Red No 33、D&C Red No 34、D&C Red No 36、D&C Violet No 2、D&C Yellow No 7、D&C Yellow No 8、D&C Yellow No 10、D&C Yellow No 11、FD&C Blue No 1、FD&C Green No 3、FD&C Red No 40、FD&C Yellow No 5、FD&C Yellow No 6。
【0126】
有機染料は、例えばコロファンまたは安息香酸アルミニウムのような有機支持体によって支持された有機レーキを含んでも良い。
【0127】
有機レーキの特定の例としては、以下の名称によって既知であるものが挙げられる:D&C Red No 2アルミニウムレーキ、D&C Red No 3アルミニウムレーキ、D&C Red No 4アルミニウムレーキ、D&C Red No 6アルミニウムレーキ、D&C Red No 6バリウムレーキ、D&C Red No 6バリウム/ストロンチウムレーキ、D&C Red No 6ストロンチウムレーキ、D&C Red No 6カリウムレーキ、D&C Red No 7アルミニウムレーキ、D&C Red No 7バリウムレーキ、D&C Red No 7カルシウムレーキ、D&C Red No 7カルシウム/ストロンチウムレーキ、D&C Red No 7ジルコニウムレーキ、D&C Red No 8ナトリウムレーキ、D&C Red No 9アルミニウムレーキ、D&C Red No 9バリウムレーキ、D&C Red No 9バリウム/ストロンチウムレーキ、D&C Red No 9ジルコニウムレーキ、D&C Red No 10ナトリウムレーキ、D&C Red No 19アルミニウムレーキ、D&C Red No 19バリウムレーキ、D&C Red No 19ジルコニウムレーキ、D&C Red No 21アルミニウムレーキ、D&C Red No 21ジルコニウムレーキ、D&C Red No 22アルミニウムレーキ、D&C Red No 27アルミニウムレーキ、D&C Red No 27アルミニウム/チタン/ジルコニウムレーキ、D&C Red No 27バリウムレーキ、D&C Red No27カルシウムレーキ、D&C Red No 27ジルコニウムレーキ、D&C Red No 28アルミニウムレーキ、D&C Red No 30レーキ、D&C Red No 31カルシウムレーキ、D&C Red No 33アルミニウムレーキ、D&C Red No 34カルシウムレーキ、D&C Red No 36レーキ、D&C Red No 40アルミニウムレーキ、D&C Blue No 1アルミニウムレーキ、D&C Green No 3アルミニウムレーキ、D&C Orange No 4アルミニウムレーキ、D&C Orange No 5アルミニウムレーキ、D&C Orange No 5ジルコニウムレーキ、D&C Orange No 10アルミニウムレーキ、D&C Orange No 17バリウムレーキ、D&C Yellow No 5アルミニウムレーキ、D&C Yellow No 5ジルコニウムレーキ、D&C Yellow No 6アルミニウムレーキ、D&C Yellow No 7ジルコニウムレーキ、D&C Yellow No 10アルミニウムレーキ、FD&C Blue No 1アルミニウムレーキ、FD&C Red No 4アルミニウムレーキ、FD&C Red No 40アルミニウムレーキ、FD&C Yellow No 5アルミニウムレーキ、FD&C Yellow No 6アルミニウムレーキ。
【0128】
上述の有機染料のそれぞれに対応する化学物質は、"The Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association"によって出版された"International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook", 1997年編, 第371-386頁及び第524-528頁の研究で挙げられており、この文献は参考としてここに取り込まれる。
【0129】
組成物Pは複合顔料を含んでも良い。
【0130】
複合顔料
複合顔料は、
・磁性または非磁性の無機コア;
・少なくとも一つの有機着色材料の少なくとも一つの少なくとも部分的なコーティング
を含む粒子からなって良い。
【0131】
有利には少なくとも一つのバインダーが、無機コアへの有機着色材料の固定に寄与しても良い。
【0132】
複合顔料粒子は、各種の形態を有して良い。前記粒子は、特に小板の形態で存在しても良く、またはそれらは球状、特に小球状であっても良く、中空または固体であっても良い。用語「小板の形態」は、厚みに対する最大寸法の比が5以上である粒子を指す。
【0133】
複合顔料は例えば、1m/g(平方メートル/グラム)から1000m/gの範囲、特に約10m/gから600m/gの範囲、とりわけ約20m/gから400m/gの範囲の比表面積を有して良い。比表面積は、BET法によって測定される値である。
【0134】
複合顔料の無機コアは、有機着色物質の粒子を結合するのに適したいずれかの形態、例えば小球状、小板状、粒状、多面体状、針状、錐体状、フレークの形態への平板状、米粒状、鱗状、これらの形態の組み合わせを有して良く、このリストに制限されない。
【0135】
コアの最小寸法に対する最大寸法の比は、1から50の範囲であって良い。
【0136】
無機コアは、約1nm(ナノメートル)から約100nmの範囲、更には約5nmから約75nmの範囲、例えば約10nmから約50nmの範囲の寸法を有して良い。
【0137】
無機コアは、金属塩及び金属酸化物、特にチタン、ジルコニウム、セリウム、亜鉛、鉄、フリックブルー、アルミニウムの酸化物、アルミナ、ガラス、セラミック、グラファイト、シリカ、シリカート、特にアルミノシリカート及びボロシリカート、合成マイカ、並びにこれらの混合物を含む非制限的なリストから選択される材料から生産されて良い。
【0138】
チタンの酸化物、特にTiO、鉄の酸化物、特にFe、セリウム、亜鉛、及びアルミニウムの酸化物、シリカート、特にアルミのシリカート及びボロシリカートが特に適している。
【0139】
無機コアは、例えば約1m/gから約1000m/gの範囲、好ましくは約10m/gから約600m/gの範囲、例えば約20m/gから約400m/gの範囲に含まれる、BET法により測定される比表面積を有して良い。
【0140】
無機コアは、適切であれば着色されていても良い。
【0141】
有機着色物質は、上述のものであって良い。
【0142】
複合顔料のためのバインダーは、有機着色物質を無機コアの表面に接着できることを条件に、いずれの形態であっても良い。
【0143】
バインダーは、シリコーン材料、ポリマー状、オリゴマー状等の材料、を含む非制限的なリストから特に選択されて良く、とりわけオルガノシラン、フルオロアルキルオルガノシラン、及びポリシロキサン、例えばポリメチル-ハイドロゲン-シロキサン、並びに各種のカップリング剤、例えばシラン、チタナート、アルミナート、ジルコナート、及びそれらの混合物に基づくカップリング剤から選択されて良い。
【0144】
組成物は、光発色性着色物質、または光発色剤を含んでも良い。
【0145】
光発色剤
一般的に、光発色性着色剤は、紫外線に照射されると色相を変化し、紫外線に照射されなくなると初期の色を確立する特性を有する着色剤、または非着色状態から着色状態へ(逆も然り)変化する特性を有する着色剤である。言い換えるとそのような試薬は、日光または人工光のような特定量のUV放射線を含む光に照射されるか否かに依存して、異なる色相を有する。
【0146】
欧州特許出願EP-A-1 410 786に記載された光発色剤が例として挙げられる。
【0147】
熱発色剤
例えば、KROMACHEM LTD者によりKROMAFAST YELLOW 5GX 02-の参考名で市販されている熱発色剤を使用することが可能である。
【0148】
他の着色剤
組成物Pはまた、圧力発色性化合物、特に摩擦発色性化合物または溶媒発色性化合物を含んでも良い。
【0149】
他の成分
組成物Pは、生理学的に許容可能な媒体を含む。用語「生理学的に許容可能な媒体」は、ヒトの皮膚、毛髪、及び爪、または唇に適用可能な非毒性媒体を意味する。生理学的に許容可能な媒体は、組成物が適用される表面の性質、及び組成物が実装される形態に一般的に適合される。
【0150】
組成物Pは、特に形態の関数として、上述のもの以外の成分、特に少なくとも一つの溶媒、脂肪相、皮膜形成性ポリマー、及び/または皮膚科学的若しくは化粧品的な活性成分を含んでも良い。
【0151】
溶媒
組成物Pは、少なくとも一つの水性溶媒または有機溶媒、特に少なくとも一つの揮発性有機溶媒、特に揮発性有機オイルを含んでも良い。
【0152】
本発明の文脈内で、用語「揮発性溶媒」は、環境温度且つ大気圧下でゼロではない蒸気圧を有する、環境温度で液体である溶媒、特に0.13Pa(パスカル)から40000Pa(10-3mmHgから300mmHg)、好ましくは1.3Paから13000Pa(0.01mmHgから100mmHg)、好ましくは1.3Paから1300Pa(0.01mmHgから10mmHg)の蒸気圧を有する溶媒を意味する。
【0153】
組成物Pが一つ以上の有機溶媒を含む場合、前記溶媒は、問題となる組成物の総重量に対して0.1から99%の量で存在して良い。
【0154】
一般的に、溶媒(類)の量、特に有機溶媒の量は、組成物が応用を企図される表面の性質に依存する。
【0155】
組成物Pは、揮発性オイルによって構成される少なくとも一つの揮発性溶媒を含んで良い。
【0156】
前記オイルはシリコーンオイルまたは炭化水素オイルであって良く、またはそれは前記オイルの混合物を含んで良い。
【0157】
本発明の文脈内で、用語「シリコーンオイル」は、少なくとも一つのケイ素原子、特に少なくとも一つのSi−O基を含むオイルを意味する。
【0158】
用語「炭化水素オイル」は、水素及び炭素原子、及び任意に、酸素、窒素、硫黄、及び/またはリン原子を本質的に含むオイルを意味する。
【0159】
揮発性炭化水素オイルは、8から16の炭素原子を含む炭化水素オイル、特にC8−C16分枝状アルカン(イソパラフィンとも称する、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとも称する)、イソデカン、イソヘキサデカン、及び例えばISOPARS(登録商標)またはPERMETHYLS(登録商標)の商標名で市販されているオイルから選択されて良い。
【0160】
使用されても良い揮発性オイルは、揮発性シリコーン、例えば揮発性直鎖状または環状シリコーンオイル、特に8センチストローク(8×10-6/s)の粘度を有するもの、特に2あから10のケイ素原子、特に2から7のケイ素原子を含むものであり、前記シリコーンは任意に、1から10の炭素原子を含むアルキルまたはアルコキシ基を含む。本発明で使用されても良い揮発性シリコーンオイルとしては、5cSt(センチストローク)から6cStの粘度を有するジメチコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0161】
フッ素化揮発性オイル、例えばノナフルオロメトキシブタン、またはパーフルオロメチルシクロペンタン、及びこれらの混合物を使用することも可能である。
【0162】
前記組成物は、組成物の総重量に対して0.01から95重量%の範囲、好ましくは1から75重量%の範囲の揮発性オイルを含んでも良い。
【0163】
組成物Pは、以下のリストから選択される少なくとも一つの有機溶媒を含んでも良い:
・環境温度で液体であるケトン、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、アセトン;
・環境温度で液体であるアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、ジアセトンアルコール、2-ブトキシエタノール、シクロヘキサノール;
・環境温度で液体であるグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ペンチレングリコール、グリセロール;
・環境温度で液体であるプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、ジプロピレングリコールモノn-ブチルエーテル;
・短鎖エステル(全部で3から8の炭素原子を含む)、例えばエチルアセタート、メチルアセタート、プロピルアセタート、n-ブチルアセタート、イソペンチルアセタート;
・環境温度で液体であるアルカン、例えばデカン、ヘプタン、ドデカン、シクロヘキサン。
【0164】
組成物Pは、水、または水と化粧品で通常使用される親水性有機溶媒との混合物、例えばアルコール、特に2から5の炭素原子を含む直鎖状または分枝状の低級モノアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、またはn-プロパノール、ポリオール、例えばグリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、ペンチレングリコール、ポリエチレングリコールを含んでも良い。組成物Pはまた、Cエーテル、及び親水性C−Cアルデヒドを含んでも良い。水、または水と親水性有機溶媒の混合物は、例えば組成物の総重量に対して0から90重量%、特に0.1から90重量%、好ましくは0から60重量%、特に0.1から60重量%である量で、組成物中に存在しても良い。
【0165】
脂肪相
組成物Pは、例えば唇への適用を企図される場合、脂肪相、特に環境温度(25℃)で液体である少なくとも一つの脂肪、及び/または環境温度で固体である脂肪、例えばワックス、ペースト状脂肪、ゴム、及びそれらの混合物を含んで良い。更に、前記脂肪相は、脂溶性有機溶媒を含んで良い。
【0166】
組成物Pは例えば、その総重量に対して5%未満の水、特に1%未満の水を含んで良い連続脂肪相を有して良く、特にそれは無水形態であっても良い。
【0167】
しばしば「オイル」とも称される、環境温度で液体である脂肪として以下のものが挙げられる:4から10の炭素原子を含む脂肪酸の液体トリグリセリドのような植物性炭化水素オイル、例えばヘプタン酸またはオクタン酸トリグリセリド、またはヒマワリ種油、コーン油、ダイズ油、グレープシード油、ゴマ油、アンズ油、マカダミア油、ヒマシ油、またはアボカド油、カプリル酸/カプリン酸のトリグリセリド、ホホバ油、シェアバター油、ラノリン、アセチル化ラノリン、パラフィン油及びそれらの誘導体のような鉱物または合成期限の直鎖状または分枝状炭化水素、ワセリン、ポリデセン、パーリームのような水素化ポリイソブテン;脂肪酸由来のもののような合成エステル及びエーテル、例えばペーセリン油、イソプロピルミリスタート、2-エチルヘキシルパルミタート、2-オクチルドデシルステアラート、2-オクチルドデシルエルカート、イソステアリルイソステアラート;水素化エステル、例えばイソステアリルラクタート、オクチルヒドロキシステアラート、オクチルドデシルヒドロキシステアラート、ジイソステアリルマラート、トリイソセチルシトラート、脂肪アルコールのヘプタノアート、オクタノアート、デカノアート;イソノニルイソノナノアート、イソプロピルラノラート、トリデシルトリメリラート、ジイソステアリルマラート;ポリオールエステル、例えばプロピレングリコールジオクタノアート、ネオペンチルグリコールジヘプタノアート、ジエチレングリコールジイソノナノアート;ペンタエリスリトールエステル;12から26の炭素原子を含む脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコール、部分的にフッ素化した炭化水素及び/またはシリコーンオイル;シリコーンオイル、例えば揮発性またはそうではない、直鎖状または環状の、環境温度で液体またはペースト状のポリメチルシロキサン(PDMS)、例えば任意にフェニル基を含むシクロメチコーン、ジメチコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルメチルジメチルトリシロキサン、ジフェニルジメチコーン、フェニルジメチコーン、ポリメチルフェニルシロキサン;及びそれらの混合物。前記オイルは、組成物の全重量に対して0.01から90重量%、好ましくは0.1から85重量%の量で存在して良い。
【0168】
油性相の存在は光沢を提供し、例えば1.47から1.51の範囲、好ましくは1.48から1.50の範囲の屈折率を提供して良い。屈折率は、屈折計を使用して環境温度(25℃)で測定される。
【0169】
組成物Pは、ペースト状脂肪、ワックス、またはゴムを含んでも良い。
【0170】
ペースト状脂肪は一般的に、25℃から60℃の範囲、好ましくは30℃から45℃の範囲の融点を有し、0.001Mpaから0.5MPaの範囲、好ましくは0.005MPaから0.4MPaの範囲の硬度を有する炭化水素化合物、例えばラノリン及びその誘導体である。
【0171】
ワックスは、環境温度(25℃)で固体であって良く、可逆的な固体/液体状態変化を有し、30℃より高温で200℃までであって良い溶融温度を有し、0.5MPaより高い硬度を有し、固体状態で異方的な結晶配置を有する。特に前記ワックスは、25℃より高温、好ましくは45℃より高温の融点を有して良い。前記ワックスは、炭化水素ワックス、フッ素化ワックス、及び/またはシリコーンワックスであって良く、植物、鉱物、動物、及び/または合成起源を有して良い。使用されて良いワックスとしては、ビーズワックス、カルナウバワックス、またはカンデリラワックス、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、またはオゾケライト;合成ワックス、例えばポリエチレンワックス、またはフィッシャートロプシュワックス、シリコーンワックス、例えば16から45の炭素原子を含むアルキルまたはアルコキシジメチコーンワックスが挙げられる。前記組成物は、組成物の全重量に対して0から50重量%、更には1から30重量%のワックスを含んで良い。
【0172】
使用されて良いゴムは一般的に、高分子量を有するポリジメチルシロキサン(PDMS)、セルロースゴム、またはポリサッカリドである。
【0173】
皮膜形成性ポリマー
組成物Pはまた、例えば特にマスカラまたはネイルワニスの場合、皮膜形成性ポリマーを含んでも良い。用語「皮膜形成性ポリマー」は、それ自体でまたは皮膜形成助剤の存在下で、表面、特にケラチン物質に接着する連続皮膜を形成して良いポリマーを指す。
【0174】
組成物Pにおいて使用されて良い皮膜形成性ポリマーの例としては、ラジカルまたは重縮合タイプの合成ポリマー、天然起源のポリマー、例えばニトロセルロースまたはセルロースエステル、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0175】
ラジカルタイプの皮膜形成性ポリマーは、ビニルポリマーまたはコポリマー、特にアクリルポリマーであって良い。
【0176】
ビニル皮膜形成性ポリマーは、少なくとも一つの酸基、および/または前記酸モノマーのエステル、および/または前記酸モノマーのアミドを含むエチレン性不飽和結合を有するモノマーの重合から生成して良く、前記酸基は例えば、α,β-エチレン性カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、またはイタコン酸であって良い。
【0177】
ビニル皮膜形成性ポリマーはまた、ビニルアセタート、ビニルネオデカノアート、ビニルピバラート、ビニルベンゾアート、またはビニルt-ブチルベンゾアートのようなビニルエステル、並びにスチレン及びアルファ-メチルスチレンのようなスチレンモノマーから選択されるモノマーの単独重合または共重合の結果物であっても良い。
【0178】
皮膜形成性重縮合物としては、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリアミド、及びポリウレアが挙げられるが、このリストに制限されない。
【0179】
変性されても良い天然起源のポリマーは、シェラック樹脂、サンダラックゴム、ダンマル樹脂、エレミゴム、コパールゴム、セルロースポリマー、例えばニトロセルロース、エチルセルロース、または例えばセルロースアセタート、セルロースアセトブチラート、及びセルロースアセトプロピオナートから選択されるニトロセルロースエステル、並びにそれらの混合物から選択されて良い。
【0180】
皮膜形成性ポリマーは、一般的にラテックスまたはシュードラテックスとして既知である水性または油性分散物中の固体粒子の形態で存在しても良い。皮膜形成性ポリマーは、生理的に許容可能な液体脂肪相中の一つ以上のポリマーの一般的に球状ポリマーの粒子の一つ以上の適切な分散物を含んでも良い。前記分散物は一般的に、ポリマーの水性分散物であるラテックスに対して、ポリマーのNAD(非水性分散物)と称される。前記分散物は、前記脂肪相中の安定な分散物中のポリマーのナノ粒子の形態で存在しても良い。ナノ粒子は好ましくは、5nmから600nmの範囲のサイズを有する。そのような分散物の調製方法は、当業者に周知である。
【0181】
使用されて良い水性皮膜形成性ポリマー分散物の例として、AVECIA-NEORESINS社によりNEOCRYL(登録商標)XK-90、NEOCRYL(登録商標)A-1070、NEOCRYL(登録商標)A-1090、NEOCRYL(登録商標)BT-62、NEOCRYL(登録商標)A-1079、NEOCRYL(登録商標)A-523の名称で、DOW CHEMICAL社によりDOW LATEX(登録商標)432の名称で、DAITO LASEI KOGYO社によりDAITOSOL(登録商標)5000 ADの名称で市販されているアクリル分散物;またはAVECIA-NEORESINS社によりNEOREZ(登録商標)R-981、NEOREZ(登録商標)R-974の名称で、GOODRICH社によりAVALURE(登録商標)UR-405、AVALURE(登録商標)UR-410、AVALURE(登録商標)UR-425、AVALURE(登録商標)UR-450、SANCURE(登録商標)875、SANCURE(登録商標)861、SANCURE(登録商標)878、SANCURE(登録商標)2060の名称で、BAYER社によりIMPRANIL(登録商標)85の名称で、HYDROMER社によりAQUAMERE(登録商標)H-1511の名称で市販されているポリウレタンの水性分散物;Eastman Chemical Products社によりEastman AQの商標名で市販されているスルホポリエステルが挙げられる。
【0182】
組成物Pはまた、皮膜形成性ポリマーを有するフィルムの形態を導く皮膜形成助剤を含んでも良い。
【0183】
活性成分
組成物Pは、少なくとも一つの化粧品的または皮膚科学的な活性成分を含んで良い。本発明の組成物で使用されて良い化粧品的、皮膚科学的、衛生的、または製薬的な活性成分は、保湿剤(グリセリンのようなポリオール)、ビタミン(C,A,E,F,B,またはPP)、必須脂肪酸、精油、セラミド、スフィンゴリピド、脂溶性サンスクリーン剤、またはナノ粒子の形態のサンスクリーン剤、皮膚のトリートメントのための特定の活性成分(保護剤、抗菌剤、抗シワ剤等)、自己日焼け剤が挙げられる。前記活性成分は、組成物の総重量に対して0から20%、特に0.001から15%の濃度で使用されて良い。
【0184】
組成物Pはまた、化粧品で通常使用される成分、例えば増粘剤、界面活性剤、微量元素、保湿剤、軟化剤、金属イオン封鎖剤、香料、アルカリ化剤または酸性化剤、防腐剤、抗酸化剤、UVスクリーニング剤、着色剤、またはそれらの混合物を含んでも良い。
【0185】
考慮される応用のタイプに依存して、組成物Pは、所望の形態について適切な量で存在する、考慮される分野で従来使用される構成成分を含んで良い。
【0186】
各種の例の特徴は、変形例と共に組み合わされても良い(示さず)。
【0187】
必要であれば、モチーフは、メイクアップされる表面に沈着した第一の層に磁場を適用することによって形成されて良い。乾燥後、前記第一の層は、第一の層に存在する磁性相互作用により第一の層に保持される第二の層または構造体によって除去可能に被覆されて良い。
【0188】
変形例(示さず)では、磁性マスカラが睫毛に適用される。磁性パウダーが睫毛に振りかけられる。磁性的な引力が睫毛に粒子を保持する。
【0189】
他に特定がなされていなければ、用語「含む」は、「少なくとも一つを含む」と同義語として理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0190】
【図1】図1は、爪に対する第一の層の組成物の適用を説明する図である。
【図2】図2は、沈着した層の組成物に対する磁性の付け爪の装着を説明する図である。
【図3】図3は、図1及び2に示された方法を実施するためのキットの模式図である。
【図4】図4は、本発明の各種の実施態様に従った付け爪の断面図である。
【図5】図5は、本発明の各種の実施態様に従った付け爪の断面図である。
【図6】図6は、本発明の別の実施態様を示す図である。
【図7】図7は、本発明の別の実施態様を示す図である。
【図8】図8は、本発明の別の実施態様を示す図である。
【図9】図9は、本発明の別の実施態様を示す図である。
【図10】図10は、別の例のキットを示す図である。
【図11】図11は、図10のキットの使用を示す図である。
【図12】図12は、図10のキットの使用を示す図である。
【図13】図13は、図11のXIII−XIIIのラインの断面図である。
【図14】図14は、別の例のキットを示す図である。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013