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発明の名称 コンパクト容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−175329(P2007−175329A)
公開日 平成19年7月12日(2007.7.12)
出願番号 特願2005−378203(P2005−378203)
出願日 平成17年12月28日(2005.12.28)
代理人 【識別番号】110000224
【氏名又は名称】特許業務法人田治米国際特許事務所
発明者 野口 徳司
要約 課題
蓋体の内面に鏡が貼着されたコンパクト容器の鏡の破損を防止する。

解決手段
化粧料Aを収容する容器本体20、容器本体20と螺着している蓋体30、蓋体30の内面に貼付部材40で貼り付けられた鏡11を備えたコンパクト容器1Aにおいて、蓋体30の内面に貼り付けられた鏡11について、鏡11の縁辺と貼付部材40との距離L1〜L4が6〜12mmとならない位置に貼付部材40を設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
化粧料を収容する容器本体、容器本体と蝶着している蓋体、蓋体の内面に貼付部材で貼り付けられた鏡を備えたコンパクト容器であって、蓋体の内面に貼り付けられた鏡について、鏡の縁辺と貼付部材との距離が6〜12mmとならない位置に貼付部材が設けられているコンパクト容器。
【請求項2】
貼付部材が両面粘着シートである請求項1記載のコンパクト容器。
【請求項3】
貼付部材の厚さが0.1〜0.5mmである請求項1又は2記載のコンパクト容器。
【請求項4】
蓋体の内面に貼り付けられた鏡の裏面に、該鏡の縁辺から内側6〜12mmの領域表示がなされている請求項1〜3のいずれかに記載のコンパクト容器。
【請求項5】
蓋体の内面に貼り付けられた鏡の両側に、三面鏡をなす袖鏡が取り付けられている請求項1〜4のいずれかに記載のコンパクト容器。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のコンパクト容器の製造方法であって、貼付部材を所定の大きさに切り取り、切り取った貼付部材を、蓋体の内面に貼り付ける鏡の裏面において、該鏡の縁辺と貼付部材との距離が6〜12mmとならない位置に貼り付け、貼付部材を貼り付けた鏡を蓋体内側の枠体に貼り付けるコンパクト容器の製造方法。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料を収容する鏡付のコンパクト容器に関する。
【背景技術】
【0002】
ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料を収容するコンパクト容器として、化粧料を収容する容器本体と、容器本体に開閉自在に蝶着された蓋体からなり、蓋体の内側に平面鏡を貼着したものが普及している。また、このようなコンパクト容器であって、中央鏡と袖鏡からなる三面鏡を蓋体の内側に取り付けたものが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】特開2000-175738号公報
【特許文献2】登録実用新案第3020899号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鏡付きのコンパクト容器は、持ち運び時の揺れや、誤って落下させた場合の衝撃により、鏡が破損することがある。特に、三面鏡付のコンパクト容器は、その重さにより、三面鏡のないコンパクト容器に比して、持ち運び時の揺れや誤って落下させた場合の衝撃による鏡の破損がより発生しやすい。
【0005】
これに対して、本発明は蓋体の内面に鏡が貼着されたコンパクト容器の鏡の破損を防止すること、特に蓋体の内面に貼着された中央鏡と一つ以上の袖鏡を備えた多面鏡付のコンパクト容器、とりわけ三面鏡付のコンパクト容器において、中央鏡の破損を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、コンパクト容器の蓋体の内側に両面粘着シート等の貼付部材を用いて鏡を貼り付けるに当たり、鏡の縁辺と貼付部材との距離が特定範囲の場合に鏡が割れやすくなること、したがって、鏡の縁辺と貼付部材との距離が特定範囲とならないように貼付部材の貼付位置を設定することにより鏡が割れにくくなることを見出した。
【0007】
即ち、本発明は、化粧料を収容する容器本体、容器本体と蝶着している蓋体、蓋体の内面に貼付部材で貼り付けられた鏡を備えたコンパクト容器であって、蓋体の内面に貼り付けられた鏡について、鏡の縁辺と貼付部材との距離が6〜12mmとならない位置に貼付部材が設けられているコンパクト容器を提供する。
【0008】
また、本発明は、上述のコンパクト容器の製造方法であって、貼付部材を所定の大きさに切り取り、切り取った貼付部材を、蓋体の内面に貼り付ける鏡の裏面において、該鏡の縁辺と貼付部材との距離が6〜12mmとならない位置に貼り付け、貼付部材を貼り付けた鏡を蓋体内側の枠体に貼り付けるコンパクト容器の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコンパクト容器によれば、蓋体の内面に貼り付けられた鏡について、鏡の縁辺と貼付部材との距離が6〜12mmとならない位置に貼付部材が設けられているので、落下等の衝撃に対して、蓋体の内面の鏡の破損を防止することができる。
【0010】
また、本発明のコンパクト容器の製造方法によれば、上述の本発明のコンパクト容器を簡便に製造することができ、特に、蓋体の内面に貼り付ける鏡として、鏡の裏面に鏡の縁辺から内側6〜12mmの領域表示がなされている鏡を使用すると、その領域表示を目安にして容易に所定の位置に貼付部材を貼り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0012】
図1Aは、三面鏡を備えた本発明の一実施例のコンパクト容器1Aであって、三面鏡10を開いた状態の斜視図であり、図1BはそのX-X断面図、図1CはX-X断面の部分拡大図、図1Dは三面鏡をたたみ、蓋体を閉じた状態の断面図である。
【0013】
このコンパクト容器1Aは、三面鏡10、ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料Aを収容する容器本体20、及び容器本体20の開口面を開閉自在に覆う蓋体30からなり、三面鏡10は中央鏡11と左右一対の第1袖鏡14aと第2袖鏡14bからなる。これらの鏡11、14a、14bとしては、それぞれ厚さ0.5〜2mmのガラス鏡を使用することが好ましい。この厚さが薄すぎると鏡に歪みが生じ易く、反対に厚すぎるとコンパクト容器1Aの小型化、軽量化の要請に応えることが難しくなる。
【0014】
容器本体20には、化粧料Aとスポンジ21が収容されている。容器本体20には、この他必要に応じて、はけ、ブラシ等の化粧用具が収容されるようにしてもよい(図示せず)。
【0015】
蓋体30は、蓋外側部材31に中央鏡用枠体12を接合したものからなり、この中央鏡用枠体12に中央鏡11が貼付部材である両面粘着シート40により貼着されている。また、一対の袖鏡14a、14bは、袖鏡用枠体15a、15bに両面粘着シート41により貼着されている。これら両面粘着シート40、41としては、厚さ0.1〜0.5mmのものが好ましい。両面粘着シート40、41の厚さが薄すぎると粘着力が不十分になりやすく、反対に厚すぎるとコンパクト容器1Aの小型化の要請に応えることが難しくなる。
【0016】
蓋体30は、中央鏡11の下端側で容器本体20と蝶着している。
【0017】
また、袖鏡用枠体15a、15bは、中央鏡用枠体12の両端部の蝶番部材18a、18bに、袖鏡用枠体の蝶番部材19a、19bをピンで掛合することにより蝶着されている。
【0018】
このコンパクト容器1Aでは、蓋体30の内面の鏡、即ち、中央鏡11について、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離L1、L2、L3、L4が、それぞれ6〜12mmとならない位置に両面粘着シート40が設けられていることを特徴としている。図2は、両面粘着シート40を貼り付けた中央鏡11の裏面の平面図で、図中、ドットで塗りつぶした領域Bは、中央鏡11の縁辺から内側6〜12mmの領域であり、この領域B内に両面粘着シート40の縁辺が位置した場合に、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離が6〜12mmとなる領域である。
【0019】
コンパクト容器1Aの中央鏡11は、それを正立状態で落下させた場合に比して、倒立状態(即ち、蓋体30が下側、容器本体20が上側)で落下させた方が割れやすいところ、上述のように、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離を規制することにより、コンパクト容器1Aを倒立状態で落下させた場合の中央鏡11の割れ易さを著しく低減させることができる。
【0020】
この理由は次のように考えられる。即ち、図3Aに示すように、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lが小さい場合には、落下等の衝撃により両面粘着シート40の縁と中央鏡11との接点P1を中心にして、中央鏡11を矢印のように撓ませる力は中央鏡11が割れる程には大きくならないが、図3Bに示すように、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lが大きくなると、この距離Lに相当する鏡の重さの分だけ、接点P1を中心にして中央鏡11を矢印のように撓ませる力が大きくなり、中央鏡11が割れ易くなる。すなわち、距離Lと粘着剤シート40の厚さTとの比率L/Tが20を超えると割れ易くなるので、20以下にするのが好ましい。図3Cに示すように、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lがさらに大きくなり、この距離Lと粘着剤シート40の厚さTとの比率L/Tが好ましくは40以上、より好ましくは50以上となると、接点P1を中心にして撓んだ中央鏡11は、接点P2で中央鏡11の縁辺が中央鏡用枠体12に当たり、そこで支持されるため、接点P1にかかる衝撃力は著しく低減する。したがって、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lがゼロの状態から大きくなるのに伴い、中央鏡11は端部が割れやすくなり、さらに距離Lが大きくなって中央鏡11の端部が2つの接点P1、P2で支持されるようになると、中央鏡11は割れにくくなる。
【0021】
図4は、図1のコンパクト容器1A(中央鏡の厚さ1.0mm、両面粘着剤シート40の厚さ0.3mm)を種々の高さから倒立状態でコンクリート製の床へ落下させた場合の、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lと、中央鏡11が破損する最低の高さ(破損高さ)Hとの関係をプロットしたものである。同図から、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lが6〜12mmとならないように両面粘着テープ40を貼り付けることにより、破損高さHを80cm程度以上にできること、したがって、通常の机の高さやコンパクト容器を手で持ったときの高さからコンパクト容器を落としても、中央鏡11が割れにくくなることがわかる。さらに同図から中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lを4mm以下若しくは13mm以上にすると、破損高さHを120cm以上とでき、立っている人がコンパクト容器を顔に近づけた状態からコンパクト容器を落としても、中央鏡11がさらに割れにくくなることがわかる。
【0022】
このような距離Lの規制を満足する両面粘着シート40の貼り付け態様としては、図2に示したように一枚の矩形シートを使用する場合、中央鏡11をより割れにくくするために、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離Lを6mmよりもゼロに近づけるのに伴い、両面粘着シート40の全周について中央鏡11の縁からはみ出ないように貼り付けることが難しくなり、貼り付けの作業性が低下する。また、貼り付けに要する両面粘着シート40の面積が増え、製品のコストアップがもたらされる。そのため、両面粘着シート40を中央鏡11の縁辺から内側12mm以上の領域(即ち、図2の領域Bの内側)に貼り付けることが好ましい。
【0023】
上述の距離Lの規制を満足する両面粘着シート40の貼り付け態様としては、短冊形の両面粘着シート40を使用する場合、図5に示すように、両面粘着シート40が、中央鏡11の縁辺から内側6〜12mmの領域Bを跨ぐようにしてもよく、図6に示すように、そのような短冊状の両面粘着シート40を中央鏡11の左右両側に設けてもよい。また、図7に示すように、4本の短冊状の両面粘着シート40を組み合わせ、中央鏡11の周縁部近傍全周に設けてもよい。
【0024】
両面粘着シート40の形状は矩形あるいは短冊状に限らず、中央鏡11の縁辺と両面粘着シート40との距離L1、L2、L3、L4がそれぞれ6〜12mmの範囲外である限り、例えば図8に示すような形状でもよい。
【0025】
以上のいずれの態様においても、中央鏡11の裏面における両面粘着シート40の合計の面積は、両面粘着シート40の粘着力にもよるが、通常、中央鏡11の面積の15%以上とすることが好ましい。
【0026】
また、貼付部材としては、両面粘着シート40の他、ゲル状接着剤等も使用することができる。ただし、図3Cに示したように、貼付部材の厚みTが中央鏡11の破損し易さに影響することから、厚みのばらつきの少ないものが好ましく、取り扱いの容易性の点からも両面粘着シートが好ましい。中でも、所定幅の両面粘着テープが好ましい。
【0027】
本発明のコンパクト容器は、中央鏡11とその両側の袖鏡14a、14bからなる三面鏡付のコンパクト容器1Aに限らず、蓋体の内面の鏡と一つの袖鏡からなる二面鏡付のコンパクト容器や、袖鏡をもたず、蓋体の内面にのみ鏡を備えた一面鏡付のコンパクト容器に構成することもできる。三面鏡付のコンパクト容器に構成した場合には、一面鏡や二面鏡に比して鏡全体の重量が重くなり、落下等の衝撃で蓋内面の鏡が割れやすくなるから、本発明の構成は特に有効である。
【0028】
本発明のコンパクト容器は、貼付部材を所定の大きさに切り取り、切り取った貼付部材を、蓋体の内面の鏡の縁辺と貼付部材との距離が6〜12mmとならない位置に貼り付け、貼付部材を貼り付けた鏡を蓋体内側の枠体に貼り付けることにより製造することができる。この場合、中央鏡11裏面に、予め中央鏡11の縁辺から内側6〜12mmの領域Bを印刷、凹凸等により領域表示しておくこと、この領域表示を目安にして容易に貼付部材を所期の位置に貼り付けることができるので作業効率が高まり、好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明のコンパクト容器は、ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料を収
容する容器として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1A】本発明のコンパクト容器において、三面鏡を開いた状態の斜視図である。
【図1B】図1Aのコンパクト容器のX-X断面図である。
【図1C】図1Aのコンパクト容器のX-X断面図の部分拡大図である。
【図1D】図1Aのコンパクト容器において、三面鏡をたたみ、蓋体を閉じた状態の断面図である。
【図2】中央鏡の裏面に両面粘着シートを貼り付けた状態を裏面より見た平面図である。
【図3A】中央鏡の縁辺と両面粘着シートとの距離Lと、中央鏡の割れやすさとの関係を示す断面図である。
【図3B】中央鏡の縁辺と両面粘着シートとの距離Lと、中央鏡の割れやすさとの関係を示す断面図である。
【図3C】中央鏡の縁辺と両面粘着シートとの距離Lと、中央鏡の割れやすさとの関係を示す断面図である。
【図4】中央鏡の縁辺と両面粘着シートとの距離Lと、中央鏡が破損する最低の高さ(破損高さ)Hとの関係図である。
【図5】中央鏡の裏面に両面粘着シートを貼り付けた状態を裏面より見た平面図である。
【図6】中央鏡の裏面に両面粘着シートを貼り付けた状態を裏面より見た平面図である。
【図7】中央鏡の裏面に両面粘着シートを貼り付けた状態を裏面より見た平面図である。
【図8】中央鏡の裏面に両面粘着シートを貼り付けた状態を裏面より見た平面図である。
【符号の説明】
【0031】
1A コンパクト容器
10 三面鏡
11 中央鏡
12 中央鏡用枠体
14a、14b 袖鏡
15a、15b 袖鏡用枠体
18a、18b 蝶番部材
19a、19b 蝶番部材
20 容器本体
21 スポンジ
30 蓋体
31 蓋外側部材
40 両面粘着シート
41 両面粘着シート
A 化粧料
B 中央鏡の縁辺から内側6〜12mmの領域
P1,P2 接点





 

 


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