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棒状化粧料製品 - 花王株式会社
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発明の名称 棒状化粧料製品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−175218(P2007−175218A)
公開日 平成19年7月12日(2007.7.12)
出願番号 特願2005−376103(P2005−376103)
出願日 平成17年12月27日(2005.12.27)
代理人 【識別番号】110000224
【氏名又は名称】特許業務法人田治米国際特許事務所
発明者 飯島 恵
要約 課題
棒状化粧料が抜け落ちにくくした棒状化粧料製品を提供する。

解決手段
筒状の中皿21の一端側に棒状化粧料1の下部を収納し、中皿21の他端に蓋部材30を設けた棒状化粧料製品100において、中皿21の内部の棒状化粧料1と蓋部材30との間に密閉空間Rを形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の中皿の一端側に棒状化粧料の下部を収納し、中皿の他端に蓋部材を設けた棒状化粧料製品であって、中皿の内部の棒状化粧料と蓋部材との間に密閉空間が形成されている棒状化粧料製品。
【請求項2】
前記密閉空間を外気圧より減圧した請求項1記載の棒状化粧料製品。
【請求項3】
前記蓋部材の周縁部と中皿の下端部とが嵌合している請求項1又は2記載の棒状化粧料製品。
【請求項4】
前記蓋部材が、中皿の端面に貼り付けた合成樹脂シートからなる請求項1又は2記載の棒状化粧料製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口紅等の棒状化粧料製品に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、棒状化粧料製品において棒状化粧料を収納する容器は、キャップと本体部とからなり、本体部は中皿と該中皿を上下に移動可能とする繰り出し容器を備え、中皿は、棒状化粧料の外径とほぼ等しい内径の筒状部を有しており、その筒状部の一方の端部内に棒状化粧料の下部を収納し、保持している。
【0003】
棒状化粧料は、棒状化粧料製品を運搬または使用する際に、振動や外力により中皿から抜けることがある。そこで、棒状化粧料を確実に保持して抜けを防止する方法として、筒状の中皿の内壁面に係合用リブを設け、棒状化粧料を食い込ませることが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかしながら、係合用リブを設けても、棒状化粧料製品が落下した場合には、係合が不十分となって抜け落ち、棒状化粧料の使用に支障が生じることがある。これに対しては、棒状化粧料全体の抜けを防止するため、係合リブの形状や配置を工夫することがなされているが、十分な改善はされていない。また、棒状化粧料の硬さなどに応じて係合用リブの配置や形状を変更しなければならず、中皿の共通化が困難な状況にある。
【0005】
【特許文献1】実開昭62-67515号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記のような従来技術に鑑み、棒状化粧料が抜け落ちて使用に支障が生じることを少なくした棒状化粧料製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、筒状の中皿の下部、すなわち棒状化粧料が収納されている側と反対側の筒状体の内部に空間が存在することに着目し、この内部空間を密閉すると、棒状化粧料が中皿から抜け落ちようとするときには、内部空間の容積が膨張するため外気圧に比して内部空間内は減圧となり、外気圧との圧力差で棒状化粧料が中皿内部に吸引されることを見出した。
【0008】
即ち、本発明は、筒状の中皿の一端側に棒状化粧料の下部を収納し、中皿の他端に蓋部材を設けた棒状化粧料製品であって、中皿の内部の棒状化粧料と蓋部材との間に密閉空間が形成されている棒状化粧料製品を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の棒状化粧料製品によれば、中皿の内部の棒状化粧料と蓋部材との間に密閉空間が形成されていることにより、棒状化粧料が中皿から抜け落ちにくくなる。そのため、落下等により強い衝撃を受けた場合であっても、棒状化粧料が抜け落ちるおそれを低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。また、以下の本発明の説明にあたっては、長手方向における棒状化粧料の先端方向を「上」、その反対方向を「下」と称することがある。
【0011】
図1は、本発明の棒状化粧料製品100の一例の部分縦断面図であり、キャップ10と、口紅等の棒状化粧料1を収納した本体部20とからなる。本体部20は筒状の中皿21を有し、中皿21の上端部側に棒状化粧料1の下部を収納している。また、本体部20は、中皿21の棒状化粧料1が収納された側とは反対側の下端部に嵌め込まれた蓋部材30、及び中皿21を棒状化粧料1の長手方向に移動可能とする繰り出し機構40を有している。
【0012】
蓋部材30は略円盤状で周縁部に溝31が形成され、中皿21の下端部には、この溝31に嵌められるフランジ内壁22が中皿21の内壁から張り出すように形成されており、蓋部材30の溝31と中皿21のフランジ内壁22との嵌合により、中皿21の下端部が蓋部材30で密封されるようにしている。また、中皿21の上部は棒状化粧料1によって密封されている。そのため、中皿21内の棒状化粧料1と蓋部材30との間には、外気と遮断されて密閉状態が保たれる密閉空間Rが形成されており、これにより棒状化粧料1を中皿21から抜け落ちにくくしている。
【0013】
密閉空間Rの密封性を高めるため、蓋部材30としては例えば、ポリアミド(PA)、エチレン−ビニルアルコール(EVOH)、アルミなどのガスバリア性のよい材料で成型したものや、ポリエチレン(PE)、プロプレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、スチレンアクリルニトリル(SAN)、ポリスチレン(PS)、ブタジエンスチレン(BS)、ポリエチレンナフタレート(PAN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネイト(PC)、ポリアセタール(POM)、シリコンゴム等の弾性部材などとの複合品でガスバリア性を高めることが望ましい。
【0014】
また、棒状化粧料1を中皿21からより抜け落ちにくくするために、密閉空間Rを当初から外気圧よりも減圧状態に形成することが好ましい。そのように密閉空間Rを形成する方法としては、(1)棒状化粧料1を中皿21内にセットした後、棒状化粧料が熱いうちに蓋部材30を嵌める方法、(2)棒状化粧料1を中皿21内にセットした後、中皿21の下端部から暖かい空気を送り込み、その後に蓋部材30を嵌める方法、(3)棒状化粧料1を中皿21内にセットし、蓋部材30を嵌めた後、蓋部材30側からエアバキュームして密閉空間Rを減圧にする方法、(4)棒状化粧料1を中皿21内にセットした後、減圧室内で蓋部材30を嵌める方法、(5)製品となった棒状化粧料を容器ごと温め、冷却する方法等がある。
【0015】
なお、棒状化粧料1を中皿21内にセットする方法としては、型枠を使用して別途成形した棒状化粧料1を中皿21の上端部から差し込む方法もあるが、中皿21の底部に棒状化粧料の充填口を設け、更に、中皿21の上部側の開口部を成形カプセルで覆い、充填口から加熱溶融した棒状化粧料を中皿21内に充填し、冷却、固化する方法が、製造工程を簡略化でき、コストを削減できるので好ましい。
【0016】
繰り出し機構40は、受け皿41、ハカマ42、内筒部材43、螺旋部材44及びスリーブ45からなる。
【0017】
受け皿41は、中皿21の外周に挿嵌されるほぼ円筒形の部材であり、その外周に係合ピン46が突設されている。
【0018】
ハカマ42は金属製の円筒形部材である。
【0019】
内筒部材43は、合成樹脂製の略円筒形の部材で、その下部が中具47を介してハカマ42内に挿入され、内筒部材43、中具47及びハカマ42が嵌合固定されている。内筒部材43には上下方向に切り欠き部48が形成されている。また、中具47は中間部が太径に形成されており、太径部の外周面がハカマ42の外周面と面一に揃っている。
【0020】
螺旋部材44は、内筒部材43の上方外周部を回動可能に覆う合成樹脂製部材であり、その内周面には、螺旋溝が形成されており、前述の係合ピン46が、内筒部材43の切り欠き部48を貫通してこの螺旋溝(図示せず)に係合する。
【0021】
スリーブ45は、螺旋部材44の外周を覆う金属製の略円筒形部材で、その下端部には摺動リング49が嵌められおり、ハカマ42や内筒部材43に対して螺旋部材44やスリーブ45が独立的に回動できるようにしている。
【0022】
一方、キャップ10は上端部が閉じた円筒形部材で、本体部20の中具47の太径部上に着脱自在に嵌めることができる。
【0023】
棒状化粧料製品100の使用時には、キャップ10をはずした状態で、スリーブ45を持ち、ハカマ42又は中具47を回転させる。これにより内筒部材43に対して螺旋部材44が回転し、受け皿41の係合ピン46が螺旋部材44の螺旋溝を摺動すると共に内筒部材43の切り欠き部48を上下方向に摺動し、中皿21が上下方向に移動し、棒状化粧料1を突出又は退避させて使用することが可能となる。
【0024】
この棒状化粧料製品100に落下その他何らかの理由で衝撃が加わり、棒状化粧料1が中皿21から抜け出る方向に力がかかっても、中皿21の下部には、前述のように密閉空間Rが形成されているため、棒状化粧料1が中皿21から抜け出ることにより密閉空間Rの容積が増大し、減圧になることに対しては、外気圧が、密閉空間Rとの圧力差により棒状化粧料1を押し戻すように作用する。したがって、本発明によれば、棒状化粧料1が中皿21から抜け落ちにくくなる。
【0025】
中皿21の下端部と蓋部材30は種々の形態の密封態様をとることができる。
【0026】
例えば、図2Aに示した態様では、中皿21の下端部全周に内側に向う係止突部23を設けている。一方、蓋部材30の周縁部には蓋周壁32を係止突部23の内周に接するように立設し、更に、蓋周壁32の上端には係止突部23の上端と接するように外側に突出するフランジ33を設け、フランジ33と蓋部材30の周縁部とで中皿の係止突部23を上下から挟む嵌合構造としている。
【0027】
図2Bに示した態様では、中皿21の下端部全周に内側に向う係止突部23を設けるとともに、係止突部23の外壁全周に溝24を設けている。一方、蓋部材30には内周壁34と外周壁35とを設け、その間に中皿21の係止突部23を挟み込む嵌合構造とすると同時に、内周壁34の外側上端に第1の係止突部34aを、外周壁35の内側上端に第2の係止突部35aを設けて、中皿21と蓋部材30との係止、密封を確実なものとしている。
【0028】
図3に示した態様は、蓋部材30としてアルミ等の金属材料をラミネートした合成樹脂製の薄いシート36を使用し、中皿21の下端縁を平面状にし、中皿21の下端部をシート36で覆ったものである。シート36は中皿21に熱融着で取り付けるか、接着剤で貼り付ける。
【0029】
このようにシート36を用いて密閉空間Rを形成すると、中皿21の形状を単純にできるので、型の設計が簡単になるとともに、蓋部材30はシートを打ち抜くという簡単な工程で作成することが可能となる。
【0030】
この他、本発明は、繰り出し機構を持たない棒状化粧料製品とすることができる。
【0031】
また、上述したいずれの態様においても、密閉空間Rは、当初より大気圧以下とすることで、棒状化粧料1の抜け防止を一層確実なものにできる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明の棒状化粧料製品は、口紅、リップクリーム、スティックアイシャドウ、スティックファンデーション等の棒状化粧料に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の棒状化粧料製品の一例の部分縦断面図である。
【図2A】樹脂成型品からなる蓋部材で密封した中皿の一態様の断面図である。
【図2B】樹脂成型品からなる蓋部材で密封した中皿の異なる態様の断面図である。
【図3】シートからなる蓋部材で密封した中皿の一態様の断面図である。
【符号の説明】
【0034】
1 棒状化粧料
10 キャップ
20 本体部
21 中皿
22 フランジ内壁
23 係止突部
24 溝
30 蓋部材
31 溝
32 蓋周壁
33 フランジ
34 内周壁
34a 係止突部
35 外周壁
35a 係止突部
36 シート
40 繰り出し機構
41 受け皿
42 ハカマ
43 内筒部材
44 螺旋部材
45 スリーブ
46 係合ピン
47 中具
48 切り欠き部
49 摺動リング
100 棒状化粧料製品




 

 


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