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発明の名称 スライドファスナー用スライダーの引手
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−252416(P2007−252416A)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
出願番号 特願2006−76969(P2006−76969)
出願日 平成18年3月20日(2006.3.20)
代理人 【識別番号】100070529
【弁理士】
【氏名又は名称】縣 一郎
発明者 曽 発文 / 松島 秀幸
要約 課題
衣服などに着けたスライダーの引手が振動を感知すると発光するスライダーの引手を提供する。

解決手段
引手6は一端側に取付環8、他端側に引手本体7を設け、引手本体7に筒状のケース13と筒状の蓋体18を係合して収容できる収容部10を設け、蓋体18は頂部19に透明部23を設けて内部が可視でき、蓋体18内に上面板28と下面板29を間隔を空けて配し、この空間に発光ダイオード31、集積回路32、振動センサー33を固定し、ケース13は底部14に電池37を内蔵し、振動センサー33に電池37に接触可能な接点を設け、引手6に振動を与えると振動センサー33が感知して集積回路32と発光ダイオード31に電流が流れ、集積回路32に記憶されたプログラムに基づき発光ダイオード31が発光し透明部23を通じて可視できるスライダーの引手である。
特許請求の範囲
【請求項1】
蓋体18は頂部19に蓋体18の内部を透視可能な透明部23を設け、該蓋体18の内部に電気的に接続された発光ダイオード31と、集積回路32と、振動センサー33とを配し、蓋体18と係脱可能なケース13の内部に電池37を収容し、振動センサー33は電池37と接触可能な接点36を有し、蓋体18とケース13とを係合して引手本体7に設けた収容部10に収容し、蓋体18の頂部19は引手本体7の収容部10から露呈して、発光ダイオード31の発光が透明部23を通じて可視可能に形成してなることを特徴とするスライドファスナー用スライダーの引手。
【請求項2】
蓋体18の内部に上下に間隔を空けて上面板28と下面板29とを対向して配し、上面板28に発光ダイオード31を固定し、下面板29は、上面板28との対向面側に集積回路32と振動センサー33とを固定し、電池37との対向面側に振動センサー33と連結された接点36を配置してなる請求項1記載のスライドファスナー用スライダーの引手。
【請求項3】
引手本体7の表面側に収容部10を凹設し、該収容部10にケース13を抜脱不能に係止し、ケース13は電池37を収容する凹状の底部14を有し、蓋体18を引手本体7の収容部10から抜脱可能に形成してなる請求項1記載のスライドファスナー用スライダーの引手。
【請求項4】
蓋体18は外周面に係合部21を設けた筒部20を有し、ケース13は蓋体18の筒部20が挿入可能な筒部15を有し、該筒部15の内周面に蓋体18の係合部21と係合可能な係合部16を設けてなる請求項1記載のスライドファスナー用スライダーの引手。
【請求項5】
蓋体18の筒部20の基部24に、筒部20の周囲に沿って連続するリング状のパッキング26を装着し、蓋体18とケース13とが係合したときに、パッキング26が蓋体18とケース13および収容部10の縁部11とに圧接してなる請求項4記載のスライドファスナー用スライダーの引手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、スライドファスナーにおけるスライダーに取り付けた引手に発光装置を内装し、引手が振動することにより引手を発光させることができるスライドファスナー用スライダーの引手に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、スライドファスナーのスライダーにおける引手において、発光盤上に集積回路を接続して複数個の発光ダイオードを配し、この発光盤に連結した電池槽に収容した電池をスイッチの作動によって集積回路と接続した発光ダイオードを発光させることができる発光盤をスライドファスナーのスライダーにおける引手に収容して発光させることができる引手が図4に示すように知られている。
【特許文献1】台湾M271443号専利公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前項で述べた図4に示すスライドファスナーのスライダーにおける発光盤を取り付けた引手は、集積回路、発光ダイオード、スイッチを配した発光盤に対し、蓋を螺合して電池を内装する電池槽をこの発光盤に連結しているため、電池を交換するのに引手本体から発光盤自体を取り外して電池を交換しなければならないので、電池の交換が大変面倒である。また発光ダイオードを発光させるためには、スイッチをいちいち操作しなければならないので、発光操作がきわめて面倒であるなど、問題点がある。
【0004】
この発明は、上述の問題点を考慮して発明されたものであり、この発明のうち請求項1記載の発明は、スライダーの引手が蓋体とケースとこれを収容できる収容部を設けた引手本体とから形成し、頂部に透明部を有する蓋体の内部に発光ダイオード(LED)、振動センサー、集積回路(IC)を装着し、ケースの内部に電池を固定し、蓋体とケースとを係合し、発光ダイオードの発光は内装した振動センサーによって振動を感知して集積回路を作動させ自動的に発光させることができるスライドファスナー用スライダーの引手を提供することが主たる目的である。
【0005】
請求項2,3,4および5記載の発明は、それぞれ請求項1記載の発明の目的に加え、蓋体に発光ダイオード、集積回路、振動センサーとを簡易に配備でき、蓋体とケースとを効率よく嵌脱できるように形成し、蓋体をそのままにして電池の交換が容易にでき、また蓋体とケースとの間にパッキングを容易に装着して水密性を確保するとともに、引手を簡易にスライダーに取り付けることができるスライドファスナー用スライダーの引手を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するため、この発明のうち請求項1記載の発明は、スライダー1の引手6が引手本体7と蓋体18およびケース13から形成され、蓋体18は頂部19に蓋体18の内部を透視できる透明部23を設け、この蓋体18の内部に電気的に接続された発光ダイオード(LED)31と、集積回路(IC)32と、振動センサー33とを配し、蓋体18と係脱できるケース13の内部に電池37を収容し、振動センサー33は電池37と接触できる接点36を設け、蓋体18とケース13とを係合して引手本体7に設けた収容部10に収容し、蓋体18の頂部19は引手本体7の収容部10から露呈して、発光ダイオード31の発光が透明部23を通じて可視できるように形成したスライドファスナー用スライダーの引手を主な構成とするものである。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、蓋体18の内部に上下に間隔を空けて上面板28と下面板29とを対向状に設け、上面板28の下面に発光ダイオード31を固定し、下面板29の上面すなわち上面板28との対向面側に集積回路32と振動センサー33とを固定し、電池37との対向面側に振動センサー33と連結された揺動できる接点36を配置したスライドファスナー用スライダーの引手である。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、引手本体7には表面側に凹状の収容部10を設け、この収容部10にケース13を抜脱できないように係止し、ケース13は電池37を収容することができる凹状の底部14を形成し、蓋体18は引手本体7の収容部10から抜脱できるように形成したスライドファスナー用スライダーの引手である。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、蓋体18は外周面に係合部21を設けた筒部20から形成し、ケース13は蓋体18の筒部20が挿入できる筒部15から形成し、この筒部15の内周面に蓋体18の係合部21と係合できる係合部16を設けたスライドファスナー用スライダーの引手である。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、蓋体18における筒部20の基部24に、筒部20の周囲に沿って配される連続するリング状のパッキング26を装着し、蓋体18とケース13とが係合したとき、パッキング26が蓋体18とケース13および収容部10の縁部11とに圧接することができるように形成したスライドファスナー用スライダーの引手である。
【発明の効果】
【0011】
この出願の発明の効果として、請求項1記載の発明は、蓋体は頂部に蓋体の内部を透視可能な透明部を設け、該蓋体の内部に電気的に接続された発光ダイオードと、集積回路と、振動センサーとを配し、蓋体と係脱可能なケースの内部に電池を収容し、振動センサーは電池と接触可能な接点を有し、蓋体とケースとを係合して引手本体に設けた収容部に収容し、蓋体の頂部は引手本体の収容部から露呈して、発光ダイオードの発光が透明部を通じて可視可能に形成したことによって、蓋体の内部に発光ダイオードと、集積回路と、振動センサーらの部材が配されているので、蓋体とケースとの係合を解除し、蓋体を引手本体から取り外すことで、上記部材らを蓋体と一緒に引手本体から取り外すことができ、ケース内に収容された電池の交換作業に手間がかからず、容易に行うことができる。
【0012】
蓋体の内部に発光ダイオードと、集積回路と、振動センサーらの部材が配されているので、上記各部材らは、電池交換時に引手本体の収容部内から取り出されても、蓋体によって他の物品との衝突することから保護され、破損することがない。
【0013】
蓋体の内部に発光手段となる発光ダイオードと、集積回路と、振動センサーらの部材が配され、これら部材が蓋体により周囲を被覆されていても、蓋体に設けた透明部を通じて蓋体内部での発光を可視することができる効果がある。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、蓋体の内部に上下に間隔を空けて上面板と下面板とを対向して配し、上面板に発光ダイオードを固定し、下面板は、上面板との対向面側に集積回路と振動センサーとを固定し、電池との対向面側に振動センサーと連結された接点を配置したことによって、蓋体の内部に発光ダイオードと、集積回路と、振動センサーおよび振動センサーに接続された接点が蓋体において安定して固定され、透明部からの発光ダイオードの発光の可視と、接点が電池へ接触することを確実に行うことができる効果がある。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、引手本体の表面側に収容部を凹設し、該収容部にケースを抜脱不能に係止し、ケースは電池を収容する凹状の底部を有し、蓋体を引手本体の収容部から抜脱可能に形成したことによって、ケースが引手本体に固定されているので、蓋体をケースとの係合から解除し、蓋体を引手本体から取り外したときに、ケースは引手本体に残り、ケースの凹部から電池が露呈するので、電池の交換を容易に行うことができる効果がある。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、蓋体は外周面に係合部を設けた筒部を有し、ケースは蓋体の筒部が挿入可能な筒部を有し、該筒部の内周面に蓋体の係合部と係合可能な係合部を設けたことによって、蓋体とケースとの係合および係合解除が容易に行える。また、蓋体とケースとの係合姿勢が安定し、係合状態において、接点と電池との接触が確実に行われるように、蓋体を安定して保持することができる効果がある。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、蓋体の筒部の基部に、筒部の周囲に沿って連続するリング状のパッキングを装着し、蓋体とケースとが係合したときに、パッキングが蓋体とケースおよび収容部の縁部とに圧接したことによって、引手を装着した物品が洗濯される場合、引手本体から蓋体とケースを取り外さなくても、蓋体とケースとの内部に水が浸入することを確実に防止することができる効果があるなど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
この発明のスライドファスナー用スライダーの引手は、図1〜3に示したとおり、一端側にスライダー1の胴体3の取付部4に取り付けるための取付環8を設け、他端側に指で摘んで操作ができる引手本体7を設ける。引手本体7は表面が開口する収容部10を凹設し、この収容部10にケース13またはケース13に蓋体18を係合して収容する。ケース13および蓋体18は共に金属製であり、蓋体18は頂部19と、この頂部19と一体に成形して円筒状の筒部20を形成し、頂部19に透明な透明部23を配設し、透明部23を通じて蓋体18の内部、すなわち筒部20の内部を透視することができるようにする。筒部20の外周面におねじを螺刻した係合部21を形成し、ケース13の係合部16と係合する。頂部19の外周面を凹凸状の粗面に形成し、蓋体18を指で摘んで操作するときの操作部分とする。この粗面とおねじの係合部21との間に筒部20の基部24を配設し、基部24の外周面を平坦な平坦面25に形成し、この平坦面25上にリング状のパッキング26を装着できるように形成する。
【0019】
蓋体18の内部には頂部19に面した部分に上面板28を挿入し、筒部20の下端には下面板29を挿入して固定する。上面板28と下面板29は上下方向に間隔を空けて平行に配設し、上面板28と下面板29との間の空間に発光ダイオード31、集積回路32、振動センサー33を収容する収容空間を作製する。上方の上面板28の下面中央に発光ダイオード31を固定し、下方の下面板29の上面、すなわち上面板28の下面と対向する面に集積回路32と振動センサー33を固定する。集積回路32と振動センサー33とをコード34などで結線するとともに、集積回路32と発行ダイオード31とをコードで結線し、各々に電流が流れるように電気的に接続する。また振動センサー33の下面に振動または揺動できる振動線35を連結して下面板29の外側へ現出させ、この振動線35の先端に接点36を設ける。
【0020】
ケース13は凹状の底部14を有し、底部14から上方へ向けて円筒状の筒部15を形成し、この筒部15は蓋体18の筒部20よりも大径に形成し、その内周面にめねじを螺刻して係合部16を形成し、蓋体18の係合部21と係合できるように形成する。ケース13の底部14には扁平状の電池37を内在させ、蓋体18と係合したとき、上方から現出している振動によって振動する振動線35の接点36と接触できるように形成する。またケース13は引手本体7の表面側に凹設した収容部10に収容され、収容部10から抜脱不可能に係止できるように形成する。
【0021】
引手本体7に係止したケース13に対し、蓋体18を上方から螺合させ、収容部10の内周面の縁部11と、ケース13の筒部15の上端と、蓋体18の筒部20の基部24に形成した平坦面25とでパッキング26を圧接挟持して蓋体18とケース13とが係合した内部の水密性を保持する。ケース13の底部14に配した電池37を交換したいときは、蓋体18の粗面を把持して回転させることによって、ケース13から離脱させ、電池37をケース13から取り出して交換する。
【0022】
振動センサー33は、振動を感知して電気信号に変換するセンサーであり、検出した振動を電荷として出力するタイプと、電圧として出力するタイプとがある。この発明で実施する振動センサー33は、振動を検出して電圧を出力するタイプであり、これにより電池37が振動センサー33に電流を供給し、振動センサー33と電気的に接続した集積回路32および発光ダイオード31に電流が流れ、集積回路32は記憶したプログラムに基づき発光ダイオード31を発光させる。
【0023】
蓋体18とケース13が係合した状態においては、電池37と振動センサー33の接点36とは通常は離間しており、引手6に振動が加わると電池37が振動センサー33の接点36に接触し、このとき電池37から振動センサー33に供給電流が供給され、この電流が振動センサー33内のコンデンサに蓄電される。電池37と接点36が再び離間しても、蓄電された電流が集積回路32と発光ダイオード31に流れて、発光ダイオード31を発光させる。
【0024】
引手の使用形態は、蓋体18とケース13とを螺合して引手本体7の収容部10に収容した引手6をスライダー1の胴体3に設けた取付部4に対し、引手6の取付環8を取り付けて衣服等に用いてジョギングなどを行うと、引手6が振動して振動センサー33の下面に配した振動線35の接点36が電池37に接触し、その結果集積回路32によって発光ダイオード31を点滅し、この点滅を蓋体18の透明部23を通じて外側から可視することができる。また衣服を洗濯しても蓋体18とケース13の間にパッキング26を配しているので、筒部15,20内への水の浸入を防ぐことができる。
【実施例1】
【0025】
図1〜3に示す実施例1のスライドファスナー用スライダーの引手は、前項で説明したとおりであり、スライダー1の引手6は引手本体7,蓋体18,ケース13から形成し、蓋体18およびケース13は共に金属製で各々が係合したときに通電可能に形成する。引手本体7は図1に示すように一方側にスライダー1の胴体3に設けた取付部4に取り付けるための取付環8を熱可塑性樹脂によって、引手本体7と一体成形で設け、引手本体7の他方側にケース13を収容することができる平面円形の凹窩状の収容部10を成形し、この収容部10は引手本体7の表面側に開口している。蓋体18は円板状の頂部19と、この頂部19の下面に一体成形された円筒状の筒部20から形成し、頂部19が筒部20の天井となっている。
【0026】
蓋体18には熱可塑性樹脂によって成形した透明板を金属製の蓋体18の頂部19に配設して透明部23を形成し、頂部19から筒部20の内部を透明部23を通じて可視できるようにする。透明部23は蓋体18の頂部19を上下方向に貫通する貫通孔を設け、この貫通孔へ透明板を嵌め込んで形成し、透明板は貫通孔の内周面に接着剤によって接着する。または、貫通孔の開口を塞ぐように、蓋体18の頂部19にエポキシ樹脂を添着して透明部23を形成してもよい。また筒部20の外周面におねじを螺刻して係合部21を形成し、頂部19の外周面を指で摘んだときの滑り止め用に凹凸状の粗面に形成し、蓋体18の回動操作を容易に行えるように形成する。この粗面とおねじの係合部21の上縁との間に、図2に示すように平坦な平坦面25を形成し、この平坦面25に環状のパッキング26を装着できるように形成する。なお引手本体7を金属製にしてもよい。
【0027】
蓋体18の内部は図2に示すように、筒部20の内部において、筒部20の上端すなわち頂部19に面した部分に透明な熱可塑性樹脂から成形された上面板28を挿入し、筒部20の下端には熱可塑性樹脂から成形された下面板29を挿入して接着剤等で固定する。上方の上面板28の下面中央に発光ダイオード31を接着剤で接着固定し、下方の下面板29は金属製でその上面に集積回路32と振動センサー33とを接着剤で固定するとともに、集積回路32と振動センサー33とをコード等で接続し、集積回路32と発光ダイオード31とをコード34で結線する。発光ダイオード31はその発光が蓋体18の外部から可視できるように、蓋体18の頂部19に設けた透明部23と対向する位置において、上面板28に固定されている。振動センサー33の下面の下面板29に透孔を穿設して振動によって振動する振動線35を連結して下面板29の透孔を通じて外側へ現出させ、または下面板29の側面を切欠して振動線35を下面へ現出させてもよく、この振動線35の先端に接点36を配設する。なお上面板28,下面板29を金属板から形成し、発光ダイオード31,集積回路32,振動センサー33を接着剤で固定する他、ハンダ付けで固定してもよい。
【0028】
ケース13は図2に示すように、凹状の底部14と、底部14の上端に一体成形された円筒状の筒部15から形成し、この筒部15の内周面にめねじを螺刻して係合部16を形成し、蓋体18の筒部20がケース13の筒部15内へ挿入されたとき、筒部20の外周面に設けた係合部21と係合できるように形成する。ケース13の底部14には扁平状の電池37を配置できるように形成し、蓋体18を螺合したとき、下面板29の下側に現出している振動線35の接点36と接触できるように形成する。また蓋体18とケース13との係合を解除し、蓋体18を引手本体7の収容部10から抜脱させた際、電池37を底部14から筒部15を通して取り出すことができる。このケース13は引手本体7の一側に設けた凹窩状の収容部10に収容して接着剤等で引手本体7とケース13とを固定する。また両者の固定は接着剤でなくとも他の固定手段によって固定してもよい。
【0029】
引手本体7の収容部10に収容し固定されたケース13に電池37を配置し、上方から蓋体18を螺合させ、収容部10の縁部11とケース13に設けた係合部16の上側とで、蓋体18の筒部20の平坦面25に配したパッキング26を圧接挟持して、蓋体18とケース13とが係合した内部への水の浸入を防ぎ水密性を保持する。ケース13の底部14に配した電池37を交換したいときは、蓋体18の粗面を把持して回転させることによって、ケース13から蓋体18を離脱させることができ、容易に電池37を交換することができる。
【0030】
この発明の発光動作を示せば、スライダー1の引手6に振動を与えることによって、振動センサー33の接点36が電池37に接触し、その結果電流が電池37→接点36→振動センサー33→集積回路32と流れ、集積回路32がONとなり、振動センサー33の接点36が電池37から離れるとOFFとなる。他方金属製の蓋体18およびケース13に電流が流れる結果、集積回路32がONとなると集積回路32から発光ダイオード31へ電流が流れ発光ダイオード31が発光し透明部23を通じて発光が可視できる。
【0031】
集積回路32がONになることにより、発光ダイオード31を約0.5秒間隔で点滅を8回繰り返すようにセットされ、その後自動的に消燈する。従って引手6に振動を連続的に与えることによって、引手6を継続して発光させることができる。なお発光ダイオード31の点滅を所望の回数にセットするには、集積回路32のプログラムを変更することにより所望の回数に変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
この発明のスライドファスナー用スライダーの引手は、ジャンパーなどの衣服のスライダーに用い、振動を与えることによって発光するので、特に夜間のジョギング等において使用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】実施例に基づくスライドファスナー用スライダーの引手の正面図である。
【図2】同上スライダーの引手における蓋体とケースとを分離した状態を示す断面図である。
【図3】同上スライダーの引手における蓋体とケースとを係合した状態を示す断面図である。
【図4】公知の発光装置を備えたスライダーの引手の分解斜視図である。
【符号の説明】
【0034】
1 スライダー
6 引手
7 引手本体
8 取付環
10 収容部
13 ケース
15 筒部(ケース)
16 係合部(ケース)
18 蓋体
19 頂部
20 筒部(蓋部)
21 係合部(蓋部)
23 透明部
24 基部
25 平坦面
26 パッキング
28 上面板
29 下面板
31 発光ダイオード
32 集積回路
33 振動センサー
35 振動線
36 接点
37 電池




 

 


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