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発明の名称 飾りボタン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−244667(P2007−244667A)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
出願番号 特願2006−72925(P2006−72925)
出願日 平成18年3月16日(2006.3.16)
代理人 【識別番号】100067817
【弁理士】
【氏名又は名称】倉内 基弘
発明者 久保田 就子 / 大森 浩二
要約 課題
キャップを変形しにくくした飾りボタンを提供する。

解決手段
飾りボタン1を、固定用部材2の爪部21を受け入れる爪収容部11を有する基部材10と、基部材10に離脱不能に被せられて飾りボタン1の外表面をなすキャップ部材14とから構成し、基部材10に、キャップ部材14の裏面中央部に接触してキャップ部材14を支持するキャップ支持部13を設け、これによってキャップ部材14の変形を防止する。キャップ支持部13の頂部13’を、キャップ部材14の裏面に沿って湾曲するように面接触させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
生地(3)に固定される飾りボタン(1)であって、基部材(10)と、基部材(10)に離脱不能に被せられて該飾りボタン(1)の外表面をなすキャップ部材(14)とからなり、基部材(10)は、キャップ部材(14)の裏面中央部に接触してキャップ部材(14)を支持し、キャップ部材(14)の変形を防止する支持部(13)を含むことを特徴とする飾りボタン。
【請求項2】
前記飾りボタン(1)を生地(3)に固定する固定用部材(2)は生地(3)を貫通させる爪部(21)を有し、前記基部材(10)は、固定用部材(2)の爪部(21)を変形させつつ受け入れる爪収容部(11)を規定するフランジ部(12)を有し、前記キャップ部材(14)は、基部材(10)のフランジ部(12)を保持させる下端部(15)を有する請求項1に記載の飾りボタン。
【請求項3】
前記基部材(10)の支持部(13)の頂部(13’)は、キャップ部材(14)の裏面に沿って湾曲して面接触する請求項1又は2に記載の飾りボタン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飾りボタン、特にドーム形状の飾りボタンに関する。
【背景技術】
【0002】
ドーム形状の飾りボタンは、生地に固定すると、ヘッドがドーム状に盛り上がったピンもしくはリベットを打ち込んだような外観を呈するため、衣類、靴、鞄等、特に皮革製品やデニム製品等の装飾に多用されている。
【0003】
ドーム状のボタンとしては、例えば実開昭48−97104号が開示するものが知られている。しかしながら、このようなボタンでは、生地への取付け時あるいはその後の使用時にドーム表面に荷重がかかると、金属板からなるドームが比較的容易に変形するおそれがある。
【0004】
なお、ドーム状の飾りボタンを中実のダイキャスト製品とした場合、個々のボタンが比較的重くなるため、特に多数のボタンを使う場合、製品全体の軽量化の妨げとなったり、ダイキャスト成形後に固定用部材の爪部(プロング)を受け入れるための爪収容部を、成形品下端部をカーリング等して設ける必要があり、面倒な二次加工が必要となったり、更に空隙欠陥が生じやすいといった欠点がある。
【0005】
【特許文献1】実開昭48−97104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的は、キャップを変形しにくくした飾りボタンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、生地に固定される飾りボタンであって、基部材と、基部材に離脱不能に被せられて該飾りボタンの外表面をなすキャップ部材とからなり、基部材は、キャップ部材の裏面中央部に接触してキャップ部材を支持し、キャップ部材の変形を防止する支持部を含むことを特徴とする飾りボタンが提供される。
【0008】
本発明では、ドーム状に突出するキャップ部材の中央部を、基部材の支持部が裏側から支持する。これにより、ボタンの生地への取付け時やその後の使用時において、キャップに荷重や衝撃が加えられても、キャップのドーム形がへこんだりする可能性を低減することができる。
【0009】
本発明において、前記飾りボタンを生地に固定する固定用部材は生地を貫通させる爪部を有し、前記基部材は、固定用部材の爪部を変形させつつ受け入れる爪収容部を規定するフランジ部を有し、前記キャップ部材は、基部材のフランジ部を保持させる下端部を有するものとすることができる。この場合、飾りボタンの生地への取付け及び飾りボタンと固定用部材の係合は、飾りボタンの基部材爪収容部に、生地を貫通させた固定用部材の爪部を加締めつつ受け入れることによって行われる(図3参照)。他の態様としては、飾りボタン側の軸方向に沿う突起を、生地を貫通させて固定用部材側で加締めるもの等を挙げることができる。
【0010】
本発明において、記基部材の支持部の頂部を、キャップ部材の裏面に沿って湾曲して面接触させることが好ましい。すなわち、基部材の支持部の頂部を、キャップ部材の裏面に対して点接触ではなく面接触させると共に、該頂部の接触面を水平面ではなく、湾曲するキャップ裏面に沿って湾曲させるようにする。これにより、キャップ支持部のキャップ支持力を高めることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、基部材の支持部でキャップ部材を支持することにより、キャップ部材のへこみ等の変形を有効に防ぐことができる。そのため、飾りボタンの生地への取付け時の加工や取扱いが容易になったり、キャップ部材として使用可能な材料の種類が増えたり、キャップ部材の厚さを薄くしたり、更には、飾りボタンの適用範囲が拡大するといった利点が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係る飾りボタンの好適な実施形態を添付図面を参照しつつ詳述する。図1は、固定対象の生地3を挟んで上下に対向する飾りボタン1と固定用部材(キャッププロング)2の断面説明図であり、図2は飾りボタン1の平面図であり、図3は、飾りボタン1の生地3への取付け時を示す断面説明図である。
【0013】
飾りボタン1は、いずれも真鍮、ステンレス、アルミニウム板等を絞り加工してなる基部材10と基部材10に被せたドーム形状のキャップ部材14とからなり、キャップ部材14は、飾りボタン1のドーム状すなわち凸球面状の外表面を呈する。基部材10は、固定用部材2の爪部21を生地取付け時に図3に示すように加締めつつ受け入れるための爪収容部11を有する環状のフランジ部12と、フランジ部12の内側中央で最低部から上方に突出してキャップ部材14の裏面中央に接するキャップ支持部13とを有する。本実施形態において、飾りボタン1の底部直径は約10mm、高さは約4mmであり、キャップ支持部13の頂部13’の外径は約3mmである。
【0014】
飾りボタン1において、キャップ支持部13の直径は、その基端部から頂部13’へとほぼ一定となるように可能な限り大きく設定され、キャップ部材14の内側面と接する頂部13’は、点ではなく面的に広がると共に、水平面ではなく、キャップ部材14の湾曲する内側面に沿って微妙に湾曲している。これにより、キャップ支持部13によるキャップ支持力を高めることができる。
【0015】
固定用部材2は、従来からあるキャッププロングであり、爪部21を有するプロング20にキャップ22を被せてなる。この生地裏側のキャップ22と上述した表側のドーム状キャップ部材14とにより、飾りボタン1の表裏両面の外観が煩雑な印象を与えることなくすっきりし、両面共見栄えがよくなる。
【0016】
図4及び図5は、基部材10にキャップ部材14を被せる工程を示す説明図である。キャップ部材14は、基部材10への取付け前において、ドーム形の下端部(図4及び5において上方)が円筒状(15)に形成されており、この円筒下端部15が基部材10のフランジ部12を保持するように次のようなプレス機で塑性変形される。すなわち、このプレス機は、キャップ部材14のドーム形状に合致する凹部41を上面に有する下方のキャップ部材載せ台40と、基部材10をキャップ支持部13から保持させる突起43を中心部に有する上方の昇降可能な基部材保持体42と、基部材保持体42の周囲で基部材保持体42に案内されて上下に移動可能で、キャップ部材14の円筒下端部15を曲げるための湾曲ダイ部45を有する円筒状のプレスダイ44とを備える。
【0017】
キャップ部材14の基部材10への取付けにあたり、キャップ部材14は、キャップ部材載せ台40の凹部41に逆さまに配置され、他方、基部材10は、キャップ部材載せ台40に対し上方に十分に離れている基部材保持体42の突起43にキャップ支持部13を嵌めて保持される。その後、まず、基部材保持体42を降下させて、基部材10をキャップ部材14内に入れ、キャップ支持部13の頂部13’をキャップ部材14の裏面にやんわりとかつ確実に接触させる(図4参照)。次いで、基部材保持体42をそのままにしてプレスダイ44を降下させる(図5参照)。これにより、キャップ部材14の円筒下端部15が湾曲ダイ部45によって半径方向内側に曲げられ、基部材10のフランジ部12に離脱不能に被せられる。
【0018】
以上の飾りボタン1では、キャップ支持部13がキャップ部材14を裏側から支持するため、キャップ部材14が外側から衝撃等を受けてもキャップ部材14が容易に変形するようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】生地を挟んで上下に対向する飾りボタンと固定用部材を示す断面説明図である。
【図2】飾りボタンの平面図である。
【図3】図1の状態から飾りボタンと固定用部材とを突き合わせて生地に固定する状態を示す断面説明図である。
【図4】基部材にキャップ部材を被せる直前を示す工程説明図である。
【図5】基部材にキャップ部材を被せた状態を示す工程説明図である
【符号の説明】
【0020】
1 飾りボタン
2 固定用部材
3 生地
11 爪収容部
12 フランジ部
13 キャップ支持部
13’ 頂部
14 キャップ部材




 

 


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