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発明の名称 ボタン用キャップ、止め具およびボタン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−175425(P2007−175425A)
公開日 平成19年7月12日(2007.7.12)
出願番号 特願2005−380079(P2005−380079)
出願日 平成17年12月28日(2005.12.28)
代理人 【識別番号】100079083
【弁理士】
【氏名又は名称】木下 實三
発明者 高村 芳男
要約 課題
歩留まりの向上、加締め時の負荷軽減、液溜まりによる変質防止、キャップの回転防止などを実現できるボタン用キャップ、止め具およびボタンを提供する。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
多角形板(46)を素材として形成され、前記多角形板(46)の略中心部分に形成された主面覆部(42)と、この主面覆部(42)の外周縁から前記多角形板(46)のそれぞれの角部を前記主面覆部(42)の裏面側へ屈曲させて形成された複数の挟持片部(44)とを備えたことを特徴とするボタン用キャップ(41)。
【請求項2】
前記主面覆部(42)と前記挟持片部(44)との間には、前記主面覆部(42)の外周縁に沿って側面覆部(43)が環状に形成されていることを特徴とするボタン用キャップ(41)。
【請求項3】
前記多角形板(46)は、前記主面覆部(42)の外周縁から各角部までの距離が略等しい多角形であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボタン用キャップ(41)。
【請求項4】
前記多角形板(46)は、二等辺三角形、直角三角形、正三角形、正四角形、正六角形のいずれかであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボタン用キャップ(41)。
【請求項5】
前記多角形板(46)は、金属板により構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のボタン用キャップ(41)。
【請求項6】
生地(1)の一表面から他表面に貫通し、前記生地(1)の他表面側にボタン本体(10)を係止する止め具(20)であって、
前記生地(1)の一表面から他表面に貫通し、前記生地(1)の他表面側にボタン本体(10)を係止する止め具本体(21)と、
前記生地(1)の一表面側において前記止め具本体(21)の外表面を覆うキャップとを備え、
前記キャップには、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載のキャップ(41)が用いられていることを特徴とする止め具(20)。
【請求項7】
ボタン本体(10)と、生地(1)の一表面から他表面に貫通し前記生地(1)の他表面側に前記ボタン本体(10)を係止する止め具(20)とを備えたボタンにおいて、
前記止め具(20)は、前記生地(1)の一表面から他表面に貫通し、前記生地(1)の他表面側にボタン本体(10)を係止する止め具本体(21)と、前記生地(1)の一表面側において前記止め具本体(21)の外表面を覆うキャップとを備え、
前記キャップには、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載のキャップ(41)が用いられていることを特徴とするボタン。
【請求項8】
多角形板(46)を素材として形成され、前記多角形板(46)の略中心部分に形成されたボタン本体部(52)と、このボタン本体部(52)の外周縁から前記多角形板(46)のそれぞれの角部を前記ボタン本体部(52)の裏面側へ屈曲させて形成された複数の挟持片部(44)とを備えたことを特徴とするボタン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣服の合わせ部を止めるボタンや、主に飾りとして用いられる飾り用ボタン等において、ボタンの外表面を覆うボタン用キャップ、ボタン本体を生地に固定するための止め具、および、これらを用いたボタンに関する。
【背景技術】
【0002】
ボタンには、衣服の合わせ部を止めるボタンや、主に飾りとして用いられる飾りボタン等があり、互いに嵌り合う雄型ボタンと雌型ボタンとがある。一般に、生地の合わせ部の一方に雄型ボタンを、他方に雌型ボタンを互いに対向して取り付け、これら雄型ボタンと雌型ボタンとを嵌め合わせることにより、生地の合わせ部を留めることができる。
雄型ボタンおよび雌型ボタンは、それぞれ、生地の合わせ面側に取り付けられるボタン本体と、生地の合わせ面とは反対面側からボタン本体を生地に係止固定する止め具とを備えている。
【0003】
図9は、従来の雌型ボタンを構成するボタン本体10および止め具20を示している。
ボタン本体10は、生地1に接触する基筒部11と、この基筒部11から一体的かつ筒状に形成され基筒部11よりも径大な嵌合筒部13とから構成されている。基筒部11には、生地1と接する面の中央に開口12が形成されている。開口12から止め具20が挿入係止され、ボタン本体10が生地1に固定される。嵌合筒部13には、生地1の合わせ面とは反対側面に雄型ボタン挿入口14が形成されているとともに、内部に雄型ボタン係止ばね15が内蔵されている。
【0004】
止め具20は、図10に示すように、止め具本体21と、この止め具本体21の外表面を覆うキャップ31とから構成されている。
止め具本体21は、略円板状のフランジ部22と、このフランジ部22の中央部に連結筒部23を介して一体的に設けられた円筒状の係止軸部24とから構成されている。
キャップ31は、フランジ部22の外表面を覆う円板状の主面覆部32と、この主面覆部32の外周縁から内側に向かって円弧状に屈曲されフランジ部22の外周縁を挟持する挟持部34とから構成されている。
ちなみに、このような止め具の構成としては、例えば、特許文献1に開示された「金属製雌ホック」が知られている。
【0005】
従来、上述したキャップ31を製造するには、図11に示すように、板材をプレスで打ち抜き加工して円板状ブランク36を得たのち、この円板状ブランク36をプレスの絞り加工によって短円筒状のキャップ31に製造していた。つまり、円板状の主面覆部32を底壁とし、円筒状の挟持部34を外周壁とする短円筒形状のキャップ31を製造していた。
このキャップ31内に止め具本体21のフランジ部22を収納し、円筒状の挟持部34の先端縁を内側に巻き込みながら加締めることによって、図10に示す止め具20を製造している。
【0006】
【特許文献1】実開昭63−148205号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のキャップの製造方法では、次のような課題がある。
(a)板材から円板状ブランク36を打ち抜き加工するため、隣接する円板状ブランク36の間に、いわゆる、つなぎさん(隣接する円板状ブランク36間の隙間:約1mm)が必要である。円板状ブランク36の場合、隣接する円板状ブランク36同士を接した状態で打ち抜き加工すると、正確な円板状ブランク36が得られない。そのため、つなぎさんが必要であるため、歩留まりが悪い。
【0008】
(b)円板状ブランク36の絞り加工によって得られた短円筒状のキャップ31をボタンを構成するボタン構成部材、たとえば、止め具本体21に加締める際、主面覆部32の外周に連続する円筒状の挟持部34の先端を内側に巻き込みながら加締めなければならないため、つまり、円筒状周囲壁全周を加締めなければならないため、加締め時の負荷が大きい。このため、これを加締めるためのパンチやダイの破損を招く場合がある。
【0009】
(c)このようなボタンが取り付けられた衣類を洗濯や装飾などのために、各種液体中に浸した場合、キャップ31の中、特に、円筒状の挟持部34が内側に巻き込まれた内部空間内に液が残りやすい。このため、衣類の変色や劣化などを起こす可能性がある。
(d)キャップ31を止め具本体21に加締めた状態では、円筒状の挟持部34の全周、つまり、加締め部全周が内側に巻き込まれ止め具本体21に当接している状態であるため、止め具本体21やキャップ31が円形形状の場合、キャップ31が止め具本体21に対して回転しやすい。すると、キャップ31に絵柄や文字などを付した場合、これらの絵柄や文字の向きが変化してしまうので、意匠性の点で好ましくない。
【0010】
本発明の目的は、このような課題を解決すべくなされたもので、歩留まりの向上、加締め時の負荷軽減、液溜まりによる変質防止、キャップの回転防止などを実現できるボタン用キャップ、止め具およびボタンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明のボタン用キャップは、多角形板を素材として形成され、前記多角形板の略中心部分に形成された主面覆部と、この主面覆部の外周縁から前記多角形板のそれぞれの角部を前記主面覆部の裏面側へ屈曲させて形成された複数の挟持片部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、多角形板を素材として形成されているから、板材から複数の多角形板を打ち抜き加工したとき、多角形板の辺同士を離間し対面させた状態で打ち抜き加工できる。従って、材料費の節減、つまり、歩留まりの向上が図れる。
【0012】
また、キャップをボタン構成部材、たとえば、ボタン本体や止め具に装着するには、これらのボタン構成部材の主面をキャップの主面覆部が覆うようにボタン構成部材にキャップを装着したのち、複数の挟持片部を主面覆部の裏面側に加締める。このとき、複数の挟持片部は略三角形状であるから、従来の円筒部を内側に加締める場合に比べ、加締め時の負荷を軽減できる。そのため、これを加締めるためのパンチやダイの破損を少なくできる。
【0013】
また、キャップがボタン構成部材に装着された状態では、隣接する挟持片部の間に隙間が生じている。従って、これらが取り付けられた衣類が洗濯液の中に浸された場合でも、隣接する挟持片部の間の隙間から洗濯液が排出されるから、つまり、洗濯時などの液抜け性を向上させることができるから、液溜まりによる変色、劣化などの品質低下を防止できる。
更に、キャップがボタン構成部材に装着された状態では、挟持片部の先端角部がボタン構成部材に食い込んだ状態となるため、キャップの回転も防止できる。従って、キャップに絵柄や文字などを付した場合でも、意匠性を損なうことがない。
【0014】
本発明のボタン用キャップにおいて、前記主面覆部と前記挟持片部との間には、前記主面覆部の外周縁に沿って側面覆部が環状に形成されていることが好ましい。
この発明によれば、主面覆部の外周縁に沿って側面覆部が環状に形成されているから、キャップをボタン構成部材に装着すると、キャップの側面覆部によってボタン構成部材の側面も覆われるから、つまり、ボタン構成部材の主面および側面がキャップの周面覆部および側面覆部によって覆われるから、外観意匠性をより向上させることができる。もとより、側面部に孔や切り欠きなどが現れないから、衣類などが引っ掛かることもない。
【0015】
本発明のボタン用キャップにおいて、前記多角形板は、前記主面覆部の外周縁から各角部までの距離が略等しい多角形であることが好ましい。
たとえば、主面覆部の形状が円形の場合、多角形板の形状は、正三角形、正四角形、正六角形である。
この発明によれば、主面覆部の外周縁から各角部を、主面覆部の裏面側へ屈曲させると、主面覆部の外周縁から各角部までの距離が略等しいから、つまり、複数の挟持片部の長さが等しいから、各挟持片部がボタン構成部材を同じ力で均等に挟持できる。従って、キャップとボタン構成部材とが外れにくく、回転などもしにくい構造にできる。
【0016】
本発明のボタン用キャップにおいて、前記多角形板は、二等辺三角形、直角三角形、正三角形、正四角形、正六角形のいずれかであることが好ましい。
この発明によれば、板材から複数の多角形板を打ち抜き加工する際、複数の多角形板を前後左右に配置させて打ち抜き加工できるから、歩留まりを更に向上させることができる。
【0017】
本発明のボタン用キャップにおいて、前記多角形板は、金属板により構成されていることが好ましい。
この発明によれば、キャップがボタン構成部材に装着された状態において、挟持片部の先端角部がボタン構成部材に食い込む際、多角形板が金属板であれば、より食い込みを深くできる。そのため、キャップの回転防止効果をより向上させることができる。
【0018】
本発明の止め具は、生地の一表面から他表面に貫通し、前記生地の他表面側にボタン本体を係止する止め具であって、前記生地の一表面から他表面に貫通し、前記生地の他表面側にボタン本体を係止する止め具本体と、前記生地の一表面側において前記止め具本体の外表面を覆うキャップとを備え、前記キャップには、前記いずれかのキャップが用いられていることを特徴とする。
本発明のボタンは、ボタン本体と、生地の一表面から他表面に貫通し前記生地の他表面側に前記ボタン本体を係止する止め具とを備えたボタンにおいて、前記止め具は、前記生地の一表面から他表面に貫通し、前記生地の他表面側にボタン本体を係止する止め具本体と、前記生地の一表面側において前記止め具本体の外表面を覆うキャップとを備え、前記キャップには、前記いずれかのキャップが用いられていることを特徴とする。
これらの発明によっても、上述したキャップが奏する効果を同様に享受できる。
【0019】
本発明の他のボタンは、多角形板を素材として形成され、前記多角形板の略中心部分に形成されたボタン本体部と、このボタン本体部の外周縁から前記多角形板のそれぞれの角部を前記ボタン本体部の裏面側へ屈曲させて形成された複数の挟持片部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、複数の挟持片部を、生地の一表面から他表面に貫通させたのち、ボタン本体部の裏面側に屈曲させると、生地がボタン本体部と挟持片部とで挟持される。つまり、生地にボタンが取り付けられる。これによっても、キャップと同様な効果が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態は、前述した雌型ボタンの止め具20に適用した例である。図1は本実施形態の止め具20の断面図および底面図で、図1(A)は図1(B)のA−A線断面図である。図2はこれらの分解斜視図である。
【0021】
本実施形態の止め具20は、図1および図2に示すように、生地1の一表面から他表面に貫通し、生地1の他表面側にボタン本体(図9のボタン本体10参照)を係止する止め具本体21と、生地1の一表面側において止め具本体21の外表面を覆うキャップ41とを備えている。止め具本体21は、図9の止め具本体21と同じである。キャップ41のみが、図9のキャップ31とは異なる。
キャップ41は、多角形板を素材として形成され、多角形板の略中心部分に形成された主面覆部42と、主面覆部42の外周縁から多角形板のそれぞれの角部を主面覆部42の裏面側へ屈曲させて形成された環状の側面覆部43および複数の挟持片部44とを備えている。
【0022】
具体的には、次にようにして、製造される。図3に示すように、まず、1枚の金属板(真鍮など)から複数の正六角形板46Aを打ち抜き加工する。この際、複数の正六角形板46Aの各辺を離間し対面させて打ち抜き加工を行う。これにより複数の正六角形板46Aが上下、左右に配置されるから、材料費を節減できる。
【0023】
次に、正六角形板46Aをブランク素材として、プレスの絞り加工により、キャップ41を製造する。つまり、プレスのダイに正六角形板のブランクを配置し、この上からパンチで絞り加工を行う。
すると、正六角形板46Aの略中心部分に主面覆部42が、主面覆部42の外周縁に沿って環状の側面覆部43が、更に、その先端縁に複数の挟持片部44を有するキャップ41が得られる。
【0024】
このようにして得られたキャップ41を止め具本体21に取り付ける。まず、プレスのダイにキャップ41の主面覆部42を下にして配置したのち、このキャップ41の中に止め具本体21を収納する。こののち、キャップ41の挟持片部44を内側に加締めて、つまり、複数の挟持片部44を主面覆部42の裏面側に折り返して、止め具本体21のフランジ部22の外周縁を挟持させる。
【0025】
すると、図4(A)に示すように、挟持片部44の先端角部が止め具本体21のフランジ部22に食い込む。従って、キャップ41と止め具本体21との結合力が向上するから、キャップ41の回転を防止できる。更に、図4(B)に示すように、挟持片部44の先端角部が止め具本体21のフランジ部22に食い込むと、フランジ部22の肉部が盛り上がるため、より一体化できる。従って、キャップ41に絵柄や文字などを付した場合でも、意匠性を損なうことがない。
【0026】
この状態では、主面覆部42の外周縁から各角部までの距離が略等しいから、つまり、複数の挟持片部44の長さが等しいから、各挟持片部44が止め具本体21を同じ力で均等に挟持できる。従って、キャップ41と止め具本体21とが外れにくい、回転などもしにくい構造にできる。
しかも、複数の挟持片部44は略三角形状であるから、従来の円筒状の挟持部34を内側に加締める場合に比べ、加締め時の負荷を軽減できる。そのため、これを加締めるためのパンチやダイの破損を少なくできる。
【0027】
キャップ41が止め具本体21に取り付けられた状態では、止め具本体21の主面および側面がキャップ41の主面覆部42および側面覆部43によって覆われるから、外観意匠性をより向上させることができる。このことは、側面部に孔や切り欠きなどが現れないから、衣類がなど引っ掛かることもない。
この状態では、隣接する挟持片部44の間に隙間が生じている(図1(A)の左側参照)。従って、これらが取り付けられた衣類が洗濯液の中に浸された場合でも、隣接する挟持片部44の間の隙間から洗濯液が排出されるから、つまり、洗濯時などの液抜け性を向上させることができるから、液溜まりによる変色、劣化などの品質低下を防止できる。
【0028】
<変形例>
本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
前記実施形態では、正六角形板46Aのブランク素材を絞り加工してキャップ41を構成したが、ブランクの形状としては、多角形(三角形以上)であれば、何角形であってもよい。
【0029】
特に、多角形板46として、主面覆部42の外周縁から各角部までの距離が略等しい多角形であれば、正六角形板46Aでなくてもよい。具体的には、主面覆部42の形状が円形の場合、多角形板の形状は、正三角形、正四角形、正六角形のいずれかが採用できる。
たとえば、図5および図6に示すように、多角形板46が正三角形板46Bや正四角形板46Cの場合、各挟持片部44の長さが正六角形板46Aの挟持片部44より長く、しかも、先端の角度が鋭角になるため、止め具本体21のフランジ部22に対する食い込みを大きくできる。よって、止め具本体21との結合力をより大きくできる。
【0030】
なお、主面覆部42の形状としては、円形に限られない。たとえば、楕円や長円、あるいは、三角形や四角形などの多角形、更には、これ以外の任意の形状であってもよい。
【0031】
また、多角形板46としては、正六角形板46Aのほかに、二等辺三角形、直角三角形、正三角形、正四角形のいずれかを採用すれば、板材から複数の多角形板を打ち抜き加工する際、複数の多角形板を前後左右に配置させて打ち抜き加工できるから、つまり、多角形板の辺同士を前後左右に対面させ、一枚の金属板に余分なつなぎさんを持たせる必要がないため、歩留まりを更に向上させることができる。
【0032】
前記実施形態では、雌型ボタンの止め具20に用いられるキャップ41について説明したが、雄型ボタンの止め具に用いられるキャップとしても用いることができる。
また、本発明のキャップ41は、雌型ボタンや雄型ボタンからなるスナップボタンに限らず、一般的ボタンの頭部を覆うキャップとして用いることもできる。
【0033】
また、本発明は、止め具20やボタンのキャップ41に限らず、ボタンとしても利用できる。つまり、前記実施形態の形状を備えたキャップ41をボタンとして利用する場合、主面覆部42をボタン本体部として利用すればよい。
これを生地に取り付けるには、例えば、図7に示すように、複数の挟持片部44を、生地1の一表面から他表面に貫通させたのち、ボタン本体部52の裏面側に屈曲させると、生地1がボタン本体部52と挟持片部44とで挟持される。これにより、生地1にボタンが取り付けられる。
更に、図8に示すように、ボタン本体部52と生地1との間に厚みを持たせる介在物(スペーサ)53を挿入すれば、より立体感がでる飾りボタンとして利用することができる。
【0034】
上述したいずれの実施形態でも、多角形板を金属製としたが、ある程度の剛性があるものであれば、金属製に限られない。他の材料であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、ボタンの止め具として利用できるほか、キャップのみでもよく、あるいは、ボタンにも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施形態の止め具を示す断面図および底面図。
【図2】前記実施形態の分解斜視図。
【図3】前記実施形態のキャップの製造工程を示す図。
【図4】前記実施形態のキャップと止め具本体との食い込み状態を示す断面図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す図。
【図6】本発明の更に他の実施形態を示す図。
【図7】本発明のボタンの実施形態を示す断面図。
【図8】本発明のボタンの他の実施形態を示す断面図。
【図9】ボタン(雌型ボタン)の断面図。
【図10】図9のボタン(雌型ボタン)において、止め具を示す断面図。
【図11】図10の止め具の製造工程を示す図。
【符号の説明】
【0037】
1…生地、10…ボタン本体、20…止め具、21…止め具本体、41…キャップ、42…主面覆部、43…側面覆部、44…挟持片部、46…多角形板、46A…正六角形、46B…正三角形、46C…正四角形、52…ボタン本体部。




 

 


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