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防水性スライドファスナー - YKK株式会社
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発明の名称 防水性スライドファスナー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−167220(P2007−167220A)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
出願番号 特願2005−366873(P2005−366873)
出願日 平成17年12月20日(2005.12.20)
代理人 【識別番号】100070529
【弁理士】
【氏名又は名称】縣 一郎
発明者 草山 昌洋 / 三熊 亮
要約 課題
防水性のファスナーテープに設けた貫通孔を介して射出型ファスナーエレメントを取り付け、このファスナーエレメントによって貫通孔を被覆し、水密性、気密性が保持できる防水性スライドファスナーを提供する。

解決手段
ファスナーテープ2の全面をエラストマーで被覆し、ファスナーテープ2の側縁に貫通孔8を設け、この貫通孔8を被覆する形で噛合頭部10、首部12、係合突片13、脚部14、舌片16からなるファスナーエレメント3を射出成形し、貫通孔8の長手方向であって、少なくとも貫通孔8の一部に掛る形態で、脚部14の側方に補強部18を突設して貫通孔8を抱囲し、ファスナーテープ2を屈曲しても補強部18によって、貫通孔8が露呈するのを防ぎ、水密性、気密性が保持できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
ファスナーテープ2の全面をエラストマーで被覆し、該テープ2に貫通孔8を穿設し、ファスナーエレメント3は先端に噛合凹部11を設けた噛合頭部10、括れた首部12、首部12に拡幅状の係合突片13、広幅状の脚部14、脚部14の後端に突出する舌片16をファスナーテープ2の表裏に熱可塑性樹脂で一体成形し、係合突片13の前面にテープ縁部7が露呈し、貫通孔8を脚部14で被着し、脚部14の側方に突出する補強部18を一体に形成したことを特徴とする防水性スライドファスナー。
【請求項2】
脚部14の側方に突出する補強部18は、ファスナーテープ2に穿設した貫通孔8の長手方向であって、少なくとも貫通孔8の一部に掛る形に形成した請求項1記載の防水性スライドファスナー。
【請求項3】
脚部14の側方に突出する補強部18は、首部12に形成した係合突片13よりも厚く、脚部14よりも薄く形成した請求項1記載の防水性スライドファスナー。
【請求項4】
脚部14の側方に突出する補強部18は、係合突片13および舌片16と同一厚さに形成した請求項1記載の防水性スライドファスナー。
【請求項5】
脚部14の側方に突出する補強部18は、脚部14の厚さと同一に形成した請求項1記載の防水性スライドファスナー。
【請求項6】
脚部14の側方に突出する補強部18は、首部12に形成した係合突片13の幅よりも幅広く形成した請求項1記載の防水性スライドファスナー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、織製または編製されたファスナーテープの表裏全面をエラストマーによって被覆し、防水性を備えたファスナーテープに仕上げ、このファスナーテープの側縁に熱可塑性樹脂を用いてファスナーエレメントを射出成形で形成し、防水性を具備した防水性スライドファスナーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ファスナーテープに射出タイプのファスナーエレメントを取り付けてファスナーチエンを形成し、このファスナーチエンのチエン割れを防ぐ形態に形成したスライドファスナーが図15に示すように知られている。このスライドファスナーはファスナーテープの一側縁に芯紐を取り付け、かつファスナーエレメントを取り付ける位置に表裏に貫通する透孔を設け、この透孔を被覆する形でファスナーエレメントの脚部の一部と脚部の後端に延設した舌片によって被着するとともに、脚部の端部に設けた舌片の側面に、ファスナーチエンを長手方向において屈曲したとき、チエン割れを防ぐために、脚部の幅より広くファスナーテープに接合した状態に屈曲規制片を突設したスライドファスナーである。
【0003】
また、防水性を具備したスライドファスナーが図16に示すように知られている。このスライドファスナーは織製または編製されたファスナーテープの表裏両面を熱可塑性エラストマーによって被覆することにより、防水性を備えたファスナーテープに仕上げ、このファスナーテープの縁部にファスナーエレメントを取り付ける位置に合せて表裏に貫通する透孔を設け、ファスナーテープの側縁へ噛合頭部、首部、脚部、舌片から形成されたファスナーエレメントを熱可塑性樹脂を用いて射出成形して取り付け、前記透孔をファスナーエレメントの脚部で被覆し、透孔を介して表裏の脚部を連結部によって連結した防水性を具備した防水性スライドファスナーである。
【特許文献1】実公昭59−42893号公報
【特許文献2】特開2005−237577号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前項で述べた図15に示したスライドファスナーは、水密性、気密性が備えられていない通常タイプのスライドファスナーで、熱可塑性樹脂を用いてファスナーエレメントをファスナーテープの側縁に射出成形して強固に取り付けるため、ファスナーテープの側縁に芯紐を取り付けるとともに、ファスナーテープの側縁に透孔を設け、透孔部分にファスナーエレメントを成形するものであり、かつファスナーチエンのチエン割れ現象を防ぐため、ファスナーエレメントの脚部の後端に形成した舌片に脚部の幅よりも広く側方へ突出する屈曲規制片をファスナーテープに接合させる形で成形し、ファスナーチエンを長手方向において屈曲する際、屈曲規制片同士が密接しているが、ファスナーテープに接合した屈曲規制片に大きな荷重がかかり、その結果ファスナーエレメントがぐらつき不安定になることがある。
【0005】
また、図16に示した防水性スライドファスナーは、ファスナーテープの表裏を熱可塑性エラストマーによって被覆した防水性を備えたファスナーテープに仕上げ、このファスナーテープの側縁に表裏へ貫通する貫通孔を設け、この貫通孔を被覆する形でファスナーエレメントにおける脚部で被覆したものであるが、ファスナーチエンに対し長手方向に荷重がかかると貫通孔がファスナーエレメントから露呈し、水密性が保持することが難しくなることがある。特にファスナーエレメントが小型化されたとき、貫通孔の径を小さくすることが難しくその傾向が大きい。この発明はこの点に改良を加えたものである。
【0006】
この発明は、上記の点を考慮して発明したものであり、この発明のうち請求項1記載の発明は、ファスナーテープに簡単に防水加工を施して防水性を備えたファスナーテープに仕上げ、このファスナーテープの側縁に貫通孔を設け、この貫通孔を設置した位置に熱可塑性樹脂を用いてファスナーエレメントを射出成形し、ファスナーエレメントの脚部によって貫通孔を被覆するとともに、脚部の側面を強化し、かつ補強することにより、ファスナーテープに荷重が加わっても貫通孔がファスナーエレメントから露呈することがなく、長期にわたって水密性、気密性が保持できる防水性スライドファスナーを提供することが主たる目的である。
【0007】
請求項2乃至6記載の発明は、それぞれ請求項1記載の発明の目的に加え、防水性を備えたファスナーテープに設けた貫通孔を被覆するファスナーエレメントにおける脚部の側面に形成する補強部の形態を特定することによって、的確に水密性、気密性が保持できる防水性スライドファスナーを提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するため、この発明のうち請求項1記載の発明は、織製または編製のファスナーテープ2の表裏全面にエラストマーたとえば熱可塑性エラストマーあるいは合成ゴムなどを用いて被覆し、防水性を備えたファスナーテープ2を作製し、このテープ2の側縁に表裏へ貫通する貫通孔8を設け、ファスナーエレメント3は先端に噛合凹部を設けた噛合頭部10、これに連なる括れた首部12、首部12に拡幅状の係合突片13、首部12に連なる広幅状の脚部14、脚部14の後端に突出する薄状の舌片16をファスナーテープ2の表裏に対して熱可塑性樹脂を用いて一体に射出成形し、首部12に形成した係合突片13の前面にテープ縁部7が露呈し、テープ2に穿設した貫通孔8を脚部14で被覆して表裏を連結し、貫通孔8に面した脚部14の側方に突出する補強部18を一体に成形した防水性スライドファスナーを主な構成とするものである。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメント3における脚部14の側方に突出する補強部18は、ファスナーテープ2に穿設した貫通孔8の長手方向であって、少なくとも貫通孔8の一部に掛る形態すなわち抱囲する形態に形成した防水性スライドファスナーである。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメント3における脚部14の側方に突出する補強部18は、ファスナーエレメント3の首部12に形成した係合突片13よりも厚く、また脚部14よりも薄く形成した防水性スライドファスナーである。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメント3における脚部14の側方に突出する補強部18は、ファスナーエレメント3の首部12に形成した係合突片13および脚部14の後端に形成した舌片16と同一厚さに形成した防水性スライドファスナーである。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメント3における脚部14の側方に突出する補強部18は、ファスナーエレメント3の脚部14の厚さと同一で一体に形成した防水性スライドファスナーである。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメント3における脚部14の側方に突出する補強部18は、ファスナーエレメント3の首部12に形成した係合突片13の幅よりも幅広く形成した防水性スライドファスナーである。
【発明の効果】
【0014】
この出願の発明の効果として、請求項1記載の発明は、ファスナーテープの全面をエラストマーで被覆し、該テープに貫通孔を穿設し、ファスナーエレメントは先端に噛合凹部を設けた噛合頭部、括れた首部、首部に拡幅状の係合突片、広幅状の脚部、脚部の後端に突出する舌片をファスナーテープの表裏に熱可塑性樹脂で一体成形し、係合突片の前面にテープ縁部が露呈し、貫通孔を脚部で被着し、脚部の側方に突出する補強部を一体に形成したことによって、下記の効果を奏する。
【0015】
防水性を備えたファスナーテープに樹脂製のファスナーエレメントをテープに設けた貫通孔を介して強固に取り付けることができ、しかもファスナーテープに荷重が加わってもファスナーエレメントの側方に形成した補強部によって貫通孔が露呈することがなく、水密性、気密性を損なうことがなく、長期にわたって水密性、気密性が保持でき、優れた止水効果のある防水性スライドファスナーが得られる効果がある。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、脚部の側方に突出する補強部は、ファスナーテープに穿設した貫通孔の長手方向であって、少なくとも貫通孔の一部に掛る形に形成したことによって、ファスナーテープに穿った貫通孔は、補強部によって抱囲され、ファスナーエレメントから露呈することがなく、確実に水密性、気密性を保持できる効果がある。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、脚部の側方に突出する補強部が、首部に形成した係合突片よりも厚く、脚部よりも薄く形成したことによって、それぞれのファスナーエレメントのサイズの大きさに関係なく水密性、気密性を保持できるファスナーエレメントに採用することができる効果がある。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、脚部の側方に突出する補強部が、係合突片および舌片と同一厚さに形成したことによって、それぞれのファスナーエレメントの周縁部分を保護し補強して水密性、気密性が保持できる効果がある。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、脚部の側方に突出する補強部が、脚部の厚さと同一に形成したことによって、それぞれのファスナーエレメントのサイズが小さいものに適した形態であり、より水密性、気密性を小形のファスナーチエンでも達成できる効果がある。
【0020】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、脚部の側方に突出する補強部が、首部に形成した係合突片の幅よりも幅広く形成したことによって、それぞれのファスナーエレメントが確実に噛合動作を行った上で水密性、気密性を的確に保持できる効果があるなど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
この発明の防水性スライドファスナーは、図1〜5に示したとおり織製または編製された基布5の表面をエラストマーたとえば熱可塑性エラストマーあるいは合成ゴムなどで被覆した被覆層6を形成したファスナーテープ2に対し、一定間隔たとえばファスナーエレメント3を取り付ける位置に表裏へ貫通する貫通孔8を設け、この貫通孔8を被覆する形でファスナーエレメント3を熱可塑性樹脂を用いて射出成形して取り付ける。
【0022】
ファスナーエレメント3は、先端に噛合凹部11を凹設して噛合相手の噛合突片13と係合できる噛合頭部10を設け、この噛合頭部10の内方に括れた首部12を形成し、首部12には噛合凹部11と係合するための係合突片13を設け、この首部12に続いて内方に係合突片13と幅が一致する脚部14をファスナーテープ2に設けた貫通孔8を被覆する形で成形し、脚部14の表裏を連結する連結部15を設け、この脚部14の後端に係合突片13と同じ厚さの舌片16を設け、舌片16上をスライダーのフランジが摺接できる形に形成する。
【0023】
脚部14の側方に係合突片13よりも突出し、かつ係合突片13より厚く、脚部14よりも薄く形成した補強部18をファスナーテープ2に設けた貫通孔8に面した脚部14と一体に突設したものであり、ファスナーチエン1におけるファスナーテープ2に荷重が加わっても、ファスナーテープ2に形成した貫通孔8がファスナーエレメント3から露呈し、水密性、気密性を阻害することがないように形成した防水性を備えた防水性スライドファスナーである。
【0024】
また、補強部18の形態については、図6〜14に示す形態がある。図6〜8に示した補強部18は、首部12に形成した係合突片13と脚部14の後端に形成した舌片16と同一の厚さに形成し、係合突片13の幅よりも突出する形に形成した補強部18である。図9〜11に示した補強部18は、脚部14と同一の厚さに形成し、係合突片13の幅よりも突出する形に形成した補強部18である。図12〜14に示した補強部18は、下方が係合突片13および舌片16と同一の厚さに形成し、上方が脚部14とともに斜面状に切欠して斜面部19を形成した補強部18であり、各形態の補強部18はファスナーチエン1におけるファスナーテープ2に対し荷重が加わっても貫通孔8が露呈するのを防ぎ、水密性、気密性を損なうことがない。
【実施例1】
【0025】
図1〜5に示した実施例1の防水性スライドファスナーは、織製または編製の基布5の表裏全面をエラストマー、たとえば熱可塑性エラストマーあるいは合成ゴムで被覆して被覆層6を形成した防水性を備えたファスナーテープ2に対し、ファスナーテープ2の側縁すなわちファスナーエレメント3を取り付ける位置に表裏へ貫通する貫通孔8を設け、この貫通孔8を被覆する形でファスナーエレメント3を熱可塑性樹脂たとえばポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレートなどを用いて射出成形して取り付け、貫通孔8に被着する。
【0026】
ファスナーエレメント3は、先端部分に凹状を呈する噛合凹部11を設けて噛合相手の係合突片13と係合できるように形成した噛合頭部10を設け、この噛合頭部10に続いて内方に括れた首部12を形成し、この首部12には噛合相手の噛合凹部11と係合することができる脚部14の幅と略一致し、首部12よりも広幅で平板状の係合突片13を設け、係合突片13の前面すなわち噛合頭部10側には図1〜3に示すようにファスナーテープ2のテープ縁部7が露呈するように形成し、左右のファスナーエレメント3が噛合したとき、係合突片13より露呈するテープ縁部7は係合凹部11の内面へ押圧され、図4に示すように一直線状に衝合して、テープ縁部7における水密性、気密性を確実に保持できるように形成する。
【0027】
この首部12に続いて内方に係合突片13と幅が略一致する脚部14は首部12および貫通孔8より広幅でファスナーテープ2に設けた貫通孔8を被覆する形で成形して被着し、脚部14の表裏を貫通孔8を介して連結部15によって連結し、この脚部14の後端に係合突片13と同じ厚さの舌片16を設け、舌片16上を摺動するスライダーに設置した両側のフランジが摺接できるように形成する。舌片16は脚部14の後端側に薄板状に突出し、舌片16は脚部14の後端中央で窪み二つの舌片16の幅は脚部14の側方へ突出する前後の補強部18の幅よりも小さく形成する。
【0028】
ファスナーテープ2に取り付けしたファスナーエレメント3には、脚部14の側方に係合突片13よりも突出し、かつ係合突片13より厚く、脚部14よりも薄く形成した補強部18を脚部14と一体に設け、補強部18はファスナーテープ2に設けた貫通孔8の長手方向すなわちファスナーチエン1の長手方向であって、少なくとも貫通孔8の一部に掛る形態すなわち貫通孔8の形成される範囲に掛かっており、たとえば貫通孔8を抱囲する形態に形成することによって、ファスナーチエン1におけるファスナーテープ2に対し、荷重が加わってもファスナーテープ2に形成した貫通孔8がファスナーテープ2に被着したファスナーエレメント3から露呈して、水密性、気密性を阻害することがないように形成した防水性を備えた防水性スライドファスナーである。
【0029】
また補強部18の厚さは図5に示すように、ファスナーチエン1におけるファスナーテープ2を屈曲したときに、隣り合うファスナーエレメント3の脚部14が接触するが、補強部18は接触しないように形成し、これによって補強部18がファスナーチエン1の屈曲を妨げることがない。この補強部18は脚部14の側方であって、貫通孔8に対応するように形成することが好ましい。貫通孔8に対応するとは、ファスナーテープ2に形成した貫通孔8の範囲であって、ファスナーエレメント3の側方に延びる延長線上で脚部14の側方に面する範囲である。
【0030】
なお、脚部14に補強部18を一体に設ける条件は、ファスナーテープ2に対するファスナーエレメント3の付着強度を考慮して、脚部14の両側に設置した補強部18の幅をWとし、貫通孔8の孔径をDとしたとき、次の式が成り立つことが好ましい。
W÷D=1.77〜2.13
【0031】
この範囲がファスナーテープ2に設けた貫通孔8がファスナーテープ3から露呈しない条件である。また補強部18の幅は、係合突片13の幅よりも広いので隣り合うファスナーエレメント3との間隔は係合突片13の方が補強部18よりも広い。
【実施例2】
【0032】
図6〜8に示した実施例2の防水性スライドファスナーは、防水性を備えたファスナーテープ2の形態は実施例1と同一であり、このファスナーテープ2に対し表裏に貫通する貫通孔8を設け、この貫通孔8を被覆するファスナーエレメント3を前例と同様な形態、たとえば噛合凹部11を備えた噛合頭部10、係合突片13を備えた首部12、後端に舌片16を突設した脚部14を前例と同様の熱可塑性樹脂を用いて貫通孔8上へ射出成形して連結部15によって表裏を連結する。
【0033】
このファスナーエレメント3は脚部14の両側すなわちファスナーチエン1の長手方向に、係合突片13および後端に設けた舌片16と同じ厚さの補強部18を貫通孔8に面した脚部14に一体に成形することによって、ファスナーテープ2に対し、脚部14の周辺を均一に強固に付着させるとともに、水密性、気密性を保持できる防水性スライドファスナーを完成させることができる。
【実施例3】
【0034】
図9〜11に示した実施例3の防水性スライドファスナーは、防水性を備えたファスナーテープ2の形態は実施例1と同一であり、このファスナーテープ2の側縁沿いに表裏へ貫通する貫通孔8を設け、この貫通孔8を被覆する形でファスナーエレメント3を前例と同様な形態、たとえば噛合凹部11を備えた噛合頭部10、係合突片13を備えた首部12、後端に舌片16を突設した脚部14とを前例と同様の熱可塑性樹脂を用いて、貫通孔8上へ射出成形して連結部15によって表裏を連結する。
【0035】
ファスナーテープ2に設けた貫通孔8をファスナーエレメント3の脚部14によって被覆する形で成形し、貫通孔8に面した脚部14の両側に脚部14と同じ厚さの補強部18を係合突片13よりも側方へ突出する形で成形し、ファスナーエレメント3のサイズが小さくとも、貫通孔8がファスナーエレメント3から露呈することを阻止するとともに、水密性、気密性を保持できる防水性スライドファスナーを完成させることができる。
【実施例4】
【0036】
図12〜14に示した実施例4の防水性スライドファスナーは、防水性を備えたファスナーテープ2の形態は実施例1と同一であり、このファスナーテープ2の側縁沿いに表裏へ貫通する貫通孔8を設け、この貫通孔8を被覆する形でファスナーエレメント3を前例と同様な形態、たとえば噛合凹部11を備えた噛合頭部10、係合突片13を備えた首部12、後端に舌片16を突設した脚部14とを前例と同様の熱可塑性樹脂を用いて、貫通孔8上へ射出成形して連結部15によってファスナーエレメント3の表裏を連結する。
【0037】
ファスナーテープ2に設けた貫通孔8をファスナーエレメント3の脚部14によって被覆する形で成形し、貫通孔8に面した脚部14の両側に下方が係合突片13および舌片16と同一の厚さに形成し、上方が脚部14とともに斜面状に切欠して斜面部19を形成した補強部18を脚部14と一体に設置し、ファスナーエレメント3の外観の体裁を良好なものに形成するとともに、デザインの優れた水密性、気密性を保持できる防水性スライドファスナーを完成させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
この発明の防水性スライドファスナーは、大きな防水性スライドファスナーは、テント、オイルフェンスなどの大きな荷重が加わる製品、また小さなものは防水用の被服、靴および包装用製品に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】第1実施例に基づく防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの斜視図である。
【図2】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの正面図である。
【図3】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの側面図である。
【図4】同上防水性スライドファスナーのファスナーチエンの正面図である。
【図5】同上防水性スライドファスナーの屈曲時のファスナーエレメントの断面図である。
【図6】第2実施例に基づく防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの斜視図である。
【図7】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの正面図である。
【図8】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの側面図である。
【図9】第3実施例に基づく防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの斜視図である。
【図10】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの正面図である。
【図11】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの側面図である。
【図12】第4実施例に基づく防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの斜視図である。
【図13】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの正面図である。
【図14】同上防水性スライドファスナーのファスナーエレメントの側面図である。
【図15】公知のスライドファスナーの正面図である。
【図16】公知の防水性スライドファスナーの正面図である。
【符号の説明】
【0040】
2 ファスナーテープ
3 ファスナーエレメント
7 テープ縁部
8 貫通孔
10 噛合頭部
11 噛合凹部
12 首部
13 係合突片
14 脚部
16 舌片
18 補強部




 

 


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