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ベルト係止具 - YKK株式会社
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発明の名称 ベルト係止具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37719(P2007−37719A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−224514(P2005−224514)
出願日 平成17年8月2日(2005.8.2)
代理人 【識別番号】100079083
【弁理士】
【氏名又は名称】木下 實三
発明者 川村 良次 / 陳 明輝
要約 課題
着脱可能な取付部材が意に反して外れることがないベルト係止具を提供する。

解決手段
プラグ20と、このプラグ20に着脱可能に取り付けられベルト取付孔32を有する取付部材30とを備える。プラグ20にはレール部26が設けられているとともに、取付部材30にはレール部26に対してスライド可能に係合される溝部31が設けられている。レール部26には係止部(凹部27)が設けられているとともに、溝部31には係止部(凹部27)に係止される被係止部(凸部34)が設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
基体(20,40)と、この基体(20,40)に着脱可能に取り付けられベルト部材(7)を取り付けるベルト取付部(32)を有する取付部材(30)とを備え、
前記基体(20,40)および取付部材(30)のいずれか一方にはレール部(26)が設けられているとともに、いずれか他方には前記レール部(26)に対してスライド可能に係合される溝部(31)が設けられ、
前記レール部(26)には係止部(27,27A)が設けられているとともに、前記溝部(31)には前記係止部(27,27A)に係止される被係止部(34,34A)が設けられている、ことを特徴とするベルト係止具。
【請求項2】
前記係止部(27,27A)および被係止部(34,34A)のうちいずれか一方は凹部(27)に形成され、いずれか他方は前記凹部(27)に係止される凸部(34)に形成され、
前記凹部(27)および凸部(34)のうち片方は、前記スライド方向に沿ってV字状の斜面を有している、ことを特徴とする請求項1に記載のベルト係止具。
【請求項3】
前記凹部(27)および凸部(34)の両方は、前記スライド方向に沿ってV字状の斜面を有している、ことを特徴とする請求項2に記載のベルト係止具。
【請求項4】
前記レール部(26)は、前記基体(20,40)および取付部材(30)のいずれか一方から連続する根本部(26A)と、この根本部(26A)の先端側に形成された先端部(26B)とを有し、前記根本部(26A)の幅寸法より前記先端部(26B)の幅寸法が大きい形状に形成され、
前記溝部(31)は、開口部側の幅寸法より奥部側の幅寸法が大きい形状に形成され、
前記係止部(27,27A)は、前記レール部(26)の先端部外表面に凹部(27)として形成され、
前記被係止部(34,34A)は、前記凹部(27)に係止される凸部(34)として形成されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のベルト係止具。
【請求項5】
前記被係止部(34,34A)は、前記取付部材(30)のスライド方向前後壁を連結する連結部(33)に、かつ、スライド方向前後壁間の中間に配置され、
前記連結部(33)は、前記係止部(27,27A)と被係止部(34,34A)とが係止する方向に弾性変形可能である、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のベルト係止具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルト部材を係止するためのベルト係止具に関する。詳しくは、基体と、この基体に着脱可能に取り付けられベルト部材を取り付けるベルト取付部を有する取付部材とを備えたベルト係止具に関する。
【背景技術】
【0002】
ベルト部材を係止するベルト係止具として、複数本のベルト部材を互いに連結可能、かつ、分離可能とするバックルが知られている。例えば、ベビーカーにおいて、5本のシートベルト(股ベルト、左右の腰ベルト、左右の肩ベルト)を互いに連結可能、かつ、分離可能とするバックルとして、特許文献1および特許文献2に示された5方向バックルが知られている。
【0003】
このバックルは、ソケットと、このソケットの左右開口から係脱可能に挿入される一対のプラグと、この各プラグの上縁にスライド可能に装着された取付部材とから構成されている。ソケットには、股ベルトを取り付ける股ベルト取付部が設けられている。左右の各プラグには、左右の腰ベルトを取り付ける腰ベルト取付孔が形成されている。取付部材には、左右の肩ベルトを取り付ける腰ベルト取付孔が形成されている。各プラグには、各取付部材に形成された溝部が係合するレール部が形成されているとともに、レール部の外端部側にストッパ部が形成されている。
【0004】
使用にあたって、各プラグのレール部に沿って取付部材をスライドさせながら装着したのち、各プラグをソケットの左右開口から挿入、係合させると、各プラグに装着された取付部材は、プラグに設けられたストッパ部とソケットに設けられたストッパとで挟まれた状態で抜け止めされる。
従って、各シートベルト、つまり、股ベルト、左右の腰ベルト、左右の肩ベルトに引っ張り方向の力が加わっても、ソケットに対してプラグが、また、プラグに対して取付部材が外れることがないため、確実にシートベルトを連結できる。
【0005】
【特許文献1】特開平9−308508号公報
【特許文献2】米国特許6543101号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した構造のバックルは、各プラグがソケットに挿入、係合された状態では、プラグに設けられたストッパ部とソケットに設けられたストッパとによって取付部材が外れることはないが、プラグをソケットから外すと、取付部材がプラグから外れてしまう場合がある。つまり、プラグをソケットから外すと、取付部材は、ソケットに設けられたストッパがないため、操作する者の意に反して、取付部材がソケットから外れてしまう場合がある。
【0007】
通常の使用では、各プラグをソケットから外せば、肩ベルトが幼児の肩から外れるので、わざわざプラグから取付部材を外すことなく利用できる。
しかし、プラグをソケットから外した状態において、取付部材がプラグから外れてしまうと、操作が煩雑化するため好ましくはない。つまり、再度結合する際、プラグをソケットに差し込む前に、取付部材をプラグに装着する作業を行わなければならないため、操作が煩雑化するという欠点がある。
【0008】
本発明の目的は、着脱可能な取付部材が、操作する者の意に反して外れることがないベルト係止具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のベルト係止具は、基体と、この基体に着脱可能に取り付けられベルト部材を取り付けるベルト取付部を有する取付部材とを備え、前記基体および取付部材のいずれか一方にはレール部が設けられているとともに、いずれか他方には前記レール部に対してスライド可能に係合される溝部が設けられ、前記レール部には係止部が設けられているとともに、前記溝部には前記係止部に係止される被係止部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明によれば、取付部材が基体に対して着脱可能であるから、取付部材のベルト取付部に取り付けられたベルト部材を基体に対して結合・分離できる。取付部材を基体に装着すると、レール部と溝部とがスライド係合され、かつ、レール部に設けた係止部と溝部に設けた被係止部とが係止されるので、操作者の意に反して、取付部材が基体から外れるのを防止できる。そのため、操作性に優れている。
【0010】
本発明のベルト係止具において、前記係止部および被係止部のうちいずれか一方は凹部に形成され、いずれか他方は前記凹部に係止される凸部に形成され、前記凹部および凸部のうち片方、あるいは、両方は、前記スライド方向に沿ってV字状の斜面を有している、ことが好ましい。
この発明によれば、係止部および被係止部のうちいずれか一方を凹部、他方を凸部としたので、係止部と被係止部とを簡単な構成で確実に係止できる。しかも、凹部および凸部のうち片方、あるいは、両方に、スライド方向に沿ってV字状の斜面を設けたので、レール部と溝部とをスライドさせて係止させる際、V字状の一方の斜面によって係止させやすく、また、レール部と溝部との係止状態を解除する際、他方の斜面によって係止状態を解除しやすい。
【0011】
本発明のベルト係止具において、前記レール部は、前記基体および取付部材のいずれか一方から連続する根本部と、この根本部の先端側に形成された先端部とを有し、前記根本部の幅寸法より前記先端部の幅寸法が大きい形状に形成され、前記溝部は、開口部側の幅寸法より奥部側の幅寸法が大きい形状に形成され、前記係止部は、前記レール部の先端部外表面に凹部として形成され、前被係止部は、前記凹部に係止される凸部として形成されている、ことが好ましい。
この発明によれば、レール部は、根本部の幅寸法より先端部の幅寸法が大きい形状に形成され、溝部は、開口部側の幅寸法より奥部側の幅寸法が大きい形状に形成されているから、レール部と溝部とがスライド方向以外は外れにくい構造にできる。しかも、レール部の先端部外表面に凹部(係止部)が形成され、この凹部に係止される凸部(被係止部)が溝部に形成されているから、レール部と溝部とをガタなく係合させることができる。
【0012】
本発明のベルト係止具において、前記被係止部は、前記取付部材のスライド方向前後壁を連結する連結部に、かつ、スライド方向前後壁間の中間に配置され、前記連結部は、前記係止部と被係止部とが係止する方向に弾性変形可能である、ことが好ましい。
この発明によれば、被係止部が、取付部材のスライド方向前後壁を連結する弾性変形可能な連結部の中間に配置されているから、弾性変形しやすい。従って、係止部と被係止部との係止も比較的軽い力で行うことができる。とくに、連結部は、係止部と被係止部とが係止する方向に弾性変形可能な構造であるから、係止部と被係止部とが変位する機構などを特別に設ける必要がなく、簡単な構造にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態を図1〜図7に示す。図1は本発明のベルト係止具をベビーカーのシートベルトに適用した全体斜視図、図2はベルト係止具の正面図、図3はベルト係止具の分解斜視図、図4はソケットとプラグとの係合状態を示す断面図、図5はプラグと取付部材との係止状態を示す断面図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7はプラグをソケットに係合させた状態を示す部分拡大図である。
【0014】
ベビーカーのシートベルトは、図1に示すように、一端が座部2に固定されかつ他端が上方へ延びる股ベルト5と、一端が背もたれ部3の左右側部に固定されかつ他端が前方に向かって延びる左右一対の腰ベルト6と、一端が背もたれ部3の上部に固定されかつ他端が下方に向かって延びる左右一対の肩ベルト7とを含んで構成されている。これら各ベルト5,6,7の他端が交差する箇所には、本実施形態のベルト係止具9が設けられている。なお、このベルト係止具9において、以下の文章では、肩ベルト7側を上方向、股ベルト5側を下方向という。
【0015】
本実施形態のベルト係止具9は、図2および図3に示すように、股ベルト5の他端に連結されるソケット10と、腰ベルト6の他端に連結されソケット10の左右開口から係脱可能に挿入される基体としての一対のプラグ20と、肩ベルト7の他端に連結され各プラグ20の上縁にスライド可能に装着された取付部材30とから構成されている。なお、これらの構成要素(ソケット10、一対のプラグ20および一対の取付部材30)は、樹脂の射出成形によって成形されている。
【0016】
ソケット10は、内部に左右端面に開口する挿通孔11を有する扁平筒状に形成されているとともに、下縁部(図3において上側)に股ベルト5を取り付ける股ベルト取付部としてのベルト取付孔12を、上縁部中央部分に鍔状に突出するストッパ部13をそれぞれ備える。挿通孔11内において、正面側壁11Aの内面には内部に突出する被係合部(図4参照)14が4箇所形成されているとともに、裏面側壁11Bの中央部には挿通孔11方向と平行な弾性脚片15が内部に突出するように切り起こし形成されている。弾性脚片15には連結部16を介して楕円形状の操作部17が一体形成され、この操作部17が正面側壁11Aの中央に形成された開口18内に臨ませられている。
【0017】
プラグ20は、扁平台形形状の基部21と、この基部21の一端から一体的に突出形成されソケット10の挿通孔11に挿入される平面視略U字形状の支持部22および舌片23とを備える。舌片23の先端上下縁には、挿通孔11内において、正面側壁11Aに設けた被係合部14に係合する係合部24が一体形成されている。基部21には、左右の腰ベルト6を取り付ける腰ベルト取付部としてのベルト取付孔25が形成されているとともに、上縁にレール部26が一体的に形成されている。
レール部26は、基部21から連続する根本部26Aと、この根本部26Aの先端側に形成された先端部26Bとを有し、根本部26Aの幅寸法より先端部26Bの幅寸法(図6中左右方向の寸法)が大きい形状、つまり、断面T字形状に形成されている。また、レール部26は、基部21よりプラグ20の挿入方向へ向かって突出して形成されている。つまり、基部21より突出して延びる延出部28を備えている。先端部26Bの外表面略中央位置には、係止部としての凹部27が設けられている。凹部27は、レール部26の長手方向(スライド方向)に沿ってV字状の斜面を有するV溝に形成されている。
【0018】
取付部材30は、レール部26に対してスライド可能に係合される溝部31を備えているとともに、左右の肩ベルト7を挿通させる腰ベルト取付部としてのベルト取付孔32を備えている。溝部31は、開口部側(根本部26Aに対面する側)の幅寸法より奥部側(先端部26Bに対面する側)の幅寸法が大きい形状、つまり、断面T字溝状に形成され、一端から途中までに渡って形成されている(ソケット10側の端面には開口されていない)。従って、レール部26と溝部31とがそれぞれ同様の断面形状を備えているので、スライドによってレール部26と溝部31とを係合させることができる。
溝部31とベルト取付孔32との間には、取付部材30のスライド方向前後壁を連結する弾性変形可能な連結部33が設けられ、この連結部33の中間、つまり、スライド方向前後壁間の中間に凹部27に係止される被係止部としての凸部34が設けられている。連結部33は、凹部27と凸部34とが係止する方向(凹部27がへこむ方向、凸部34が突出する方向)に弾性変形できる構造である。凸部34は、レール部26の長手方向(スライド方向)に沿ってV字状の斜面を有するV字突起に形成されている。
従って、溝部31は、開口部側と奥部側の異なる幅寸法を有する側壁と、連結部33とで囲まれた空間が略T字形状に形成され、連結部33に設けられた被係止部としての凸部34が溝部31の開口部側に向かって突出されている。
【0019】
以上の構成において、各プラグ20に対して取付部材30を装着する。つまり、プラグ20のレール部26に対して取付部材30の溝部31を嵌合し、スライドさせる。すると、図5(A)に示すように、取付部材30の連結部33が弾性変形される。やがて、取付部材30の凸部34がレール部26の凹部27に到達すると、図5(B)に示すように、取付部材30の凸部34がレール部26の凹部27に落ち込む(嵌り込む)とともに、連結部33が基の状態に復元される。これにより、取付部材30がプラグ20に装着され、かつ、係止される。
この状態では、プラグ20のベルト取付孔25に挿通して取り付けた腰ベルト6と、取付部材30のベルト取付孔32に挿通して取り付けた肩ベルト7が略直交しているので、これらのベルト6,7が直交する方向に引っ張られても、取付部材30はレール部26の先端部26Bにより引っ張り方向へ外れることがない。
【0020】
各プラグ20に対して取付部材30が装着された状態において、各プラグ20をソケット10に挿入する。すると、図2に示すように、取付部材30の内端がソケット10のストッパ部13に当接した状態となるため、取付部材30がソケット10から外れることはない。
このとき、図7に示すように、プラグ20がソケット10に挿入、係合された状態では、レール部26の延出部28がソケット10の上縁に重なりあっている。このため、ストッパ部13と延出部28との隙間を小さくできるから、取付部材30を抜けにくくすることができる。なお、レール部26の延出部28は、基部21からプラグ20の挿入方向に突出しているため、取付部材30をレール部26に嵌合させる際、取付部材30の溝部31をレール部26に嵌合させやすいという利点がある。
【0021】
プラグ20をソケット10に挿入すると、プラグ20の舌片23に設けた係合部24がソケット10の内部の被係合部14に係合されるため、プラグ20がソケット10に結合される。
プラグ20をソケット10から外すには、操作部17を裏面側壁11Bへ向かって押す。すると、舌片23が挿通孔11内で裏面側壁11Bへ弾性変形されるから、これによって、係合部24が被係合部14から外れ、係合が解除される。つまり、プラグ20をソケット10から外すことができる。
【0022】
プラグ20をソケット10から外すと、腰ベルト6および肩ベルト7をそれぞれ左右側に開くことができるから、この状態において、ベビーカーから幼児を降ろすことができる。つまり、取付部材30はプラグ20に対して係脱可能であるが、特に必要としなければ、取付部材30をプラグ20から外すことなく、幼児をベビーカーから降ろすことができる。
【0023】
従来、取付部材はプラグにスライド式に挿入されただけの構造であったため、ソケットからプラグを外すと、外し操作に伴って、操作する人の意に反して、取付部材もプラグから外れることがある。この場合、再度連結するには、プラグに取付部材を装着し、その後、プラグをソケットを挿入する作業が必要となるため、複雑な操作となる。
これに対し、本実施形態のベルト係止具9では、取付部材30とプラグ20とが、凹部27と凸部34とで係止された状態にあるから、操作する人の意に反して、取付部材30がプラグ20から外れることがなく、従って、操作性に優れている。
【0024】
従って、上述した実施形態によれば、次の効果が期待できる。
(1)取付部材30をプラグ20に装着すると、レール部26と溝部31とがスライド係合され、かつ、レール部26に設けた凹部27と取付部材30に設けた凸部34とが係止されるので、取付部材30がプラグ20から意に反して外れるのを防止できる。そのため、操作性に優れている。
【0025】
(2)プラグ20と取付部材30とは、凹部27と凸部34との嵌合で係止さているから、簡単な構成で確実に係止できる。凹部27および凸部34の両方に、スライド方向に沿ってV字状の斜面を設けたので、レール部26に対して溝部31をスライドさせて係合させる際、V字状の一方の斜面によって、凸部34がレール部26の上面にのりやすく、係止がスムーズに行え、また、レール部26と溝部31との係止状態を解除する際、他方の斜面によって係止状態を解除しやすい。
【0026】
(3)取付部材30をプラグ20に対して着脱させる際、取付部材30の連結部33が弾性変形しながら、凹部27と凸部34とが係止されるので、着脱を比較的軽い力で容易に行うことができる。とくに、連結部33が弾性変形する構造であるから、凹部27と凸部34とが変位する機構などを特別に設ける必要がなく、簡単な構造にできる。
【0027】
(4)レール部26は、根本部26Aの幅寸法より先端部26Bの幅寸法が大きい形状に形成され、溝部31も、開口部側の幅寸法より奥部側の幅寸法が大きい形状に形成されているから、レール部26と溝部31とがスライド方向以外は外れにくい構造にできる。しかも、レール部26の先端部26Bの外表面に凹部27が形成され、この凹部27に係止される凸部34が取付部材30に形成されているから、レール部26と溝部31とをガタなく係合させることができる。
【0028】
(5)凸部34が、取付部材30のスライド方向前後壁を連結する弾性変形可能な連結部33の中間に配置されているから、弾性変形しやすい。従って、凹部27と凸部34との係止も比較的軽い力で行うことができる。
【0029】
<変形例>
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、プラグ20を取付部材30との係止構造については、前記実施形態の構造に限らず、図8および図9に示す構造でもよい。
【0030】
図8は、プラグ20および取付部材30を示しているが、図1に示すベルト係止具9に用いられる。この例で示された係止部27Aは、前記実施形態と同様に、プラグ20のレール部26に設けられているが、プラグ20の正面側に突出する半球形状に形成されている。被係止部34Aは、前記実施形態と同様に、取付部材30に設けられているが、円柱状に貫通する孔に形成されている。
なお、半球形状の係止部27Aをレール部26の両面側に設けてもよい。この場合、被係止部34Aも取付部材30の溝部31の両側に、係止部27Aに対応して設ける。
【0031】
図9は、基体40と取付部材30とからなるベルト係止具9Aを示している。
基体40は、四角枠状に形成され、両側壁41,42を連結する連結桟43によって、2つに分かれたベルト挿通孔44が形成されている。片方の側壁41には、溝部31および連結部33が形成されている。連結部33には、被係止部としての凸部34が設けられている。
取付部材30は、前記実施形態の取付部材30に対して、溝部31と、被係止部(凸部)34を有する連結部33とが省略され、これに代わって、係止部としての凹部27を有するレール部26が一体形成されている。
【0032】
以上のことから整理すると、上記実施形態では、プラグ20にレール部26を、取付部材30に溝部31を設けていたが、これらは逆でもよい。つまり、プラグ20に溝部31を、取付部材30にレール部26を設けてもよい。
また、上記実施形態では、プラグ20のレール部26に係止部(凹部27)を、取付部材30に被係止部(凸部34)を設けていたが、プラグ20に溝部31を、取付部材30にレール部26を設けた構造の場合、取付部材30のレール部26に係止部(凹部27)を、プラグ20に被係止部(凸部34)を設けてもよい。要するに、係止部はレール部26に設けられていればよく、被係止部は溝部31が設けられた側の部材に設けられていればよい。
【0033】
また、上記実施形態では、係止部および被係止部のうち、係止部を凹部27、被係止部を凸部34としたが、これらは逆でもよい。つまり、係止部を凸部34、被係止部を凹部27としてもよい。
係止部および被係止部の形状は、共に、スライド方向に沿ってV字状の斜面を有するV溝やV字突起に形成したが、係止部および被係止部の片方のみ、V溝やV字突起であってもよい。さらに、係止部および被係止部の形状は、V溝やV字突起でなくてもよく、互いに係止可能な構造であれば、他の構造でもよい。
【0034】
また、上記実施形態では、被係止部(凸部34)を、取付部材30に設けられた弾性変形可能な連結部33に設けたが、係止部(凹部27)を弾性変形可能な連結部に設けてもよい。
また、上記実施形態では、レール部26や溝部31を、断面T字形状としたが、この形状に限らず、互いに係合可能で外れにくい形状であれば、他の形状でもよい。例えば、レール部や溝部を断面逆台形形状としても、上記と同様な効果が期待できる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、ベビーカー用のベルト係止具として利用できるほか、1または複数本のベルトを連結、分離可能なバックルとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態にかかる全体斜視図。
【図2】同上実施形態において、ベルト係止具を正面から見た正面図。
【図3】同上実施形態において、ベルト係止具の分解斜視図。
【図4】図2のIV-IV線断面図(部分断面図)。
【図5】同上実施形態において、プラグと取付部材との係合状態を示す断面図。
【図6】図5のVI-VI線断面図。
【図7】同上実施形態において、プラグがソケットに係合された状態を示す図。
【図8】本発明の変形例を示す分解斜視図。
【図9】本発明の更に他の変形例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
【0037】
7…肩ベルト(ベルト部材)、9.9A…ベルト係止具、20…プラグ(基体)、26…レール部、26A…根本部、26B…先端部、27…凹部(係止部)、27A…係止部、30…取付部材、31…溝部、32…ベルト取付孔(ベルト取付部)、33…連結部、34…凹部(被係止部)、34A…被係止部、40…基体。




 

 


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