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発明の名称 サプリメント
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−14319(P2007−14319A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−227217(P2005−227217)
出願日 平成17年7月7日(2005.7.7)
代理人
発明者 猪股 智夫 / 山崎 英利
要約 課題
太り過ぎの動物の体重を減少させ、体質を改善するための家畜用及びペット用サプリメント、並びに上記家畜用サプリメントを混合してなる家畜用飼料及び上記ペット用サプリメントを混合してなるペット用飼料を提供することを目的とする。

解決手段
(1)茶葉粉末にビオチンを添加してなることを特徴とする家畜用サプリメント、(2)茶葉粉末にビオチンを添加してなることを特徴とするペット用サプリメント、(3)茶葉粉末にビオチンを添加してなるサプリメントを家畜用飼料に混合してなることを特徴とするサプリメントを含有する家畜用飼料、(4)茶葉粉末にビオチンを添加してなるサプリメントをペット用飼料に混合してなることを特徴とするサプリメントを含有するペット用飼料である。
特許請求の範囲
【請求項1】
茶葉粉末にビオチンを添加してなることを特徴とする家畜用サプリメント。
【請求項2】
茶葉粉末にビオチンを添加してなることを特徴とするペット用サプリメント。
【請求項3】
茶葉粉末にビオチンを添加してなるサプリメントを家畜用飼料に混合してなることを特徴とするサプリメントを含有する家畜用飼料。
【請求項4】
茶葉粉末にビオチンを添加してなるサプリメントをペット用飼料に混合してなることを特徴とするサプリメントを含有するペット用飼料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
本発明は、茶葉粉末にビオチンを添加した家畜用サプリメント及びペット用サプリメント、並びに茶葉粉末にビオチンを添加した家畜用サプリメントを含有する家畜用飼料及び茶葉粉末にペット用サプリメントを含有するペット用飼料に関する。
【発明が解決しようとする課題】
【0001】
愛がん犬では、その20〜30%が、太り過ぎあるいは肥満であると推定されており、ヒトと同様に生活習慣病が増加している。肥満、あるいは、太り過ぎでは、血中トリグリセリド値、血中コレステロール値が上昇するので脂肪肝、糖尿病、心筋梗塞などの発症に関連する。また、肥満、あるいは、太り過ぎでは、骨格および関節を圧迫し、運動障害につながる。従って、これらの状態の治療を助ける方法が必要とされている。現在、イヌにおける肥満治療の一般的な方法は、食餌からのカロリー摂取量を減少させるために多量の食物性繊維質を含む食餌を与えるものである。
多量の食物性繊維を含む食餌は、体重を増加させない点では有効となり得るが、健康上の副作用とともに飼育上の不都合な点もあることが認識されている。例えば、糞の排泄量が多くなり、排便の頻度が上昇し、栄養分の消化吸収が減少し、病的な皮膚及び被毛を引き起こし、嗜好性の減少等を招く。そのために、家畜の異常な肥満及びペットの太り過ぎあるいは肥満をに基づくこれらの不都合な状態と不健康な状態を引き起こさせないために、食物性繊維に代わる代替手段が必要となる。
本発明は、家畜においては異常な太り過ぎを抑え、ペットにおいては太り過ぎあるいは肥満を引き起こさせず、体質を改善し、また、脂肪酸代謝とアミノ酸代謝を増強するとともにTCAサイクルを活性化するために、茶葉粉末にビオチンを添加した家畜用サプリメント及びペット用サプリメント並びに上記家畜用サプリメントを含有する家畜用飼料及び上記ペット用サプリメントを含有するペット用飼料を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明は、上記目的を達成するものであって、(1)茶葉粉末にビオチンを添加してなることを特徴とする家畜用サプリメント、(2)茶葉粉末にビオチンを添加してなることを特徴とするペット用サプリメント、(3)茶葉粉末にビオチンを添加してなるサプリメントを家畜用飼料に混合してなることを特徴とするサプリメントを含有する家畜用飼料、(4)茶葉粉末にビオチンを添加してなるサプリメントをペット用飼料に混合してなることを特徴とするサプリメントを含有するペット用飼料である。
本発明において使用する茶葉粉末としては、緑茶葉、半発酵茶葉、発酵茶葉の各茶葉粉末があげられるが、緑茶葉粉末が最も望ましく、半発酵茶葉粉末でも発酵茶葉粉末でもよい。
茶葉に含まれるカテキンは、脂肪酸の吸収を抑制、ガン予防、痴呆予防効果があり、適量に含まれるカフェインは、血栓形成を抑制し、テアニンは、カフェインの持つ興奮作用を抑える効果がある。
茶葉にはクロロフィルが含まれており、便臭の軽減、口臭の軽減が期待できる。また、茶葉には柔軟で消化しやすい食物繊維質が豊富に含まれており、便秘、下痢の予防につながる。さらに、茶葉には、水溶性ビタミン類(ビタミンB群、ビタミンC)、脂溶性ビタミン類(ビタミンA、ビタミンE)が豊富に含まれており、茶葉の抽出物を投与させるよりも茶葉をそのまま投与させるために茶葉粉末を直接的に動物又は犬、猫などのペット類に食べさせることにより生体になじみやすい適量の食物性繊維とともに各種ビタミン類その他の成分を効果的に補うことができる。
【0003】
ビタミンB群複合体の一つであるビオチン(ビタミンH)は、カルボキシル化反応の補酵素として、脂肪酸代謝、糖新生、アミノ酸代謝に重要な役割を果たしている。
ビオチンは、ヒトでは抗皮膚炎因子となり、ウシやブタなどでは皮膚や爪を頑強にする。また、家畜用飼料中にビオチンを添加することにより、例えば、産卵養鶏においては産卵数を増加、安定化させることができる。
ビオチンは水溶性であるので、ビオチンを過剰投与しても、動物体内に吸収されない過剰投与分は体外に排泄される。したがって、家畜用及びペット用サプリメント並びに上記各サプリメントを添加した家畜用及びペット用飼料に対するビオチンの含有量は、特に限定されない。本発明の態様において、例えば、マウスに、茶葉粉末にビオチンを添加したサプリメントを投与する場合、ビオチンの投与量は、一日当たり、約0.1μg以上、好ましくは、約1μg乃至から2μgが望ましいが、この範囲に限定されるものではない。
【0004】
1.茶葉による肥満防止効果について
(1) 成熟したマウス(12週齢)に高脂肪の飼料を与えると、一ヶ月後には体脂肪や肝臓に脂肪が蓄積した。しかし、茶葉粉末を高脂肪の飼料に対し2重量%添加した飼料を与えたマウス群は、繊維粉末を高脂肪の飼料に対し2重量%添加した飼料を与えたマウス群とを比べると、体重が著しく低い値を示した。
茶葉粉末2重量%添加群 平均412.6グラム
繊維質粉末2重量%添加群 平均432.8グラム
(2)加熱水で緑茶葉より抽出した緑茶抽出物を凍結乾燥したインスタント緑茶粉末を高脂肪の飼料に添加した飼料を与えた群と、抽出に用いた緑茶葉と同一重量の量茶葉を微細に粉砕した緑茶葉粉末を同一の高脂肪の飼料に添加した飼料を与えた群と、繊維粉末を高脂肪の飼料に添加した飼料を与えたマウス群との肥満防止効果について比較実験を行った結果、その結果は、以下のとおりである。
上記高脂肪の飼料に対して、上記インスタント緑茶と上記インスタント緑茶粉末の製造に用いたものと同一重量の緑茶葉を微細に粉砕した緑茶葉粉末を、それぞれ、4重量%、2重量%混合した。
また、上記高脂肪の飼料に対して、繊維粉末を2重量%添加、混合した。
先の実験と同様に一ヶ月間、マウスをインスタント緑茶4重量%添加群、インスタント緑茶2重量添加群、緑茶葉粉末4重量%添加群、緑茶葉粉末2重量%添加群、繊維粉末2重量%添加群として餌の投与量を同じくし同一の飼育環境下で飼育した。
一ヶ月後、各マウス群の血液検査と平均体重を求めた。求められた各マウス群の平均体重の結果は、下記のとおりであった。これらの結果によれば、肥満防止効果について、緑茶葉粉末を添加した飼料を食べたマウス群が最も優れ、ついでインスタント緑茶を添加した高脂肪の飼料を食べたマウス群が優れ、繊維粉末を添加した高脂肪質の飼料を食べたマウス群は劣っていたことが判明した。
インスタント緑茶4重量%添加群 平均412.0グラム
インスタント緑茶2重量%添加群 平均431.3グラム
緑茶葉粉末4重量%添加群 平均399.8グラム
緑茶葉粉末2重量%添加群 平均420.5グラム
繊維粉末2重量%添加群 平均442.8グラム
上記各マウス群について血液中の脂質量を測定したところ、各マウス群の脂質量は、繊維粉末を高脂肪質の飼料に与えられたマウス群が最も多く、ついで、インスタント緑茶を添加した高脂肪の飼料を食べたマウス群、緑茶葉粉末を添加した高脂肪の飼料を食べたマウス群であり、これらの結果によれば、緑茶葉粉末を添加した高脂肪の飼料を食べたマウス群が、最も肥満防止効果において優れていることが推定される。
【0005】
2.ビオチン欠乏に伴うマウス胎子の催奇形性・遺伝子突然変異誘発性について
ビオチン欠乏が引き起こす胎子奇形が、代謝障害により発現するものなのが、遺伝子突然変異により発現するものなのかを調べた。妊娠させたミュータマウスにビオチン欠乏食を与え、妊娠18日目に母体を剖検した。胎子の死亡率は、子宮内吸収を含めビオチン欠乏群では66.7%(12/18)で、対照群では7.7%(1/13)であった。また、胎子には、口蓋裂、小顎症などの外表奇形が観察され、ほとんどの胎子に、これらの奇形が重複して認められた。ついで、外表奇形が認められた胎子からDNAを抽出し、このDNAの遺伝子突然変異の有無について調べた。ビオチン欠乏群における遺伝子突然変異頻度は、70.4×10−6であり、対照群では45.7×10−6であった。ビオチン欠乏群においては7.0×10−5であり、対照群の4.6×10−5と同程度で、ビオチン欠乏に伴う催奇形性は遺伝子突然変異によるものではないと考えられた。
3.ビオチン欠乏が及ぼすラット精巣への影響について
ビオチン欠乏ラットの精巣を組織学的に観察するとともに、血中のゴナドトロピン量、テストステロン量を測定し、生殖機能にビオチンがどのように影響しているのかを調べた。欠乏食給与後6週目におけるビオチン欠乏群の精巣は萎縮しており、精細管は細く、精子発生不全が観察された。また、血中のテストステロン、LH量は有為に減少していた。ビオチン欠乏ラットにビオチンを7週間投与すると対照群と同程度まで復帰した。以上のことからビオチンは雄生殖腺の発育や機能を維持するために重要であるとともに、ゴナドトロピンやテストステロンの合成や分泌にも関係していることが推察された。
4.血中ビオチン量と各種疾病との関連性について
神奈川、東京圏のイヌ約1,000例について血中ビオチン量と各種疾病との関連性をモニターしたところ、血中ビオチン濃度が1.3ng/ml以下になると、被毛の艶が薄れ、湿疹、皮膚炎、糖尿病、白内障、腎疾患等が高頻度に観察されることが判明した。
5.モニター結果
ポジティブ所見
体臭及び便の臭気低下、心電図の異常(心疾患・狭心症)改善、歩行良好、食欲増進。元気回復。活動性増加(1.5倍)。毛づやが良くなり、続発した膿皮症の軽減、完治。掻痒と落屑の軽減。
【作用効果】
【0006】
本発明の家畜用又はペット用サプリメントによれば、上記家畜用又はペット用サプリメントを添加した飼料を家畜又は犬、猫などのペット類に投与することにより、例えば、肥満抑制効果、抗皮膚炎効果、皮膚の健康維持が期待でき、毛並みの艶を向上させ、体臭、口臭及び便の悪臭を低減させることができるなど、本発明は、優れた作用効果を奏する。




 

 


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