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ペット用尿漏れ防止ベルト,尿漏れ防止シート及び設備 - 渡辺 正樹
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発明の名称 ペット用尿漏れ防止ベルト,尿漏れ防止シート及び設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−20533(P2007−20533A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−211158(P2005−211158)
出願日 平成17年7月21日(2005.7.21)
代理人 【識別番号】100090413
【弁理士】
【氏名又は名称】梶原 康稔
発明者 渡辺 正樹 / 渡辺 栄里子
要約 課題

ペットのマーキングや排尿による尿漏れを良好に防止し、装着感にも優れたペット用尿漏れ防止ベルトを提供する。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
ペット用の尿漏れ防止ベルトであって、
前記ペットの胴体に巻き付けられるとともに、少なくとも前記ペットの尿道口を覆う幅に形成されており、尿を透過させない素材によって形成された帯状のベルト本体,
該ベルト本体のペットに当てる面に、一方の長辺縁部側にほぼ全長にわたって形成されており、前記ペットの胸部側からの尿漏れを防止する第1の立体ギャザー,
前記ベルト本体のペットに当てる面の他方の長辺縁部側に、前記ペットの後足の付け根間に相当する範囲に形成されており、前記後足側からの尿漏れを防止する第2の立体ギャザー,
前記ベルト本体を、前記ペットの胴体に巻き付けた状態で固定する固定手段,
を備えたことを特徴とするペット用尿漏れ防止ベルト。
【請求項2】
前記ベルト本体に、更に他の立体ギャザーを設けたことを特徴とする請求項1記載のペット用尿漏れ防止ベルト。
【請求項3】
前記第2の立体ギャザーが、前記ペットの後足の付け根間の位置からずれるのを防止するための位置ずれ防止機構,
を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のペット用尿漏れ防止ベルト。
【請求項4】
前記ベルト本体を、前記ペットの後足間に相当する部分と、前記後足の外側に相当する部分とで、異なる幅に設定することによって、前記ベルト本体の回転による位置ずれを防止することを特徴とする請求項3記載のペット用尿漏れ防止ベルト。
【請求項5】
前記固定手段が、前記ペットに装着状態のベルト本体の長さを調節可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のペット用尿漏れ防止ベルト。
【請求項6】
前記ベルト本体が、
尿が透過可能な透過性シート,
前記尿が透過不能な不透過性シート,
前記各シート間に設けられており、前記尿を吸収する吸収体,
により構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のペット用尿漏れ防止ベルト。
【請求項7】
ペットの胴体に巻き付けられるベルトに装着可能な尿漏れ防止シートであって、
少なくとも前記ペットの尿道口を覆う幅に形成されており、尿を透過させない素材によって形成された帯状のシート本体,
該シート本体のペットに当てる側の面の長辺縁部側に形成されており、尿漏れを防止する立体ギャザー,
を備えたことを特徴とするペット用尿漏れ防止シート。
【請求項8】
前記立体ギャザーが、
一方の前記長辺縁部側にほぼ全長にわたって形成されており、前記ペットの胸部側からの尿漏れを防止する第1の立体ギャザー,
他方の前記長辺縁部側に、前記ペットの後足の付け根間に相当する範囲に形成されており、前記後足側からの尿漏れを防止する第2の立体ギャザー,
を含むことを特徴とするペット用尿漏れ防止シート。
【請求項9】
尿を吸収する吸収体とともに前記ベルトに装着して利用することを特徴とする請求項7又は8記載のペット用尿漏れ防止シート。
【請求項10】
ペットの排泄物が、家具・備品類にかかるのを防止する汚れ防止シート,
トイレットペーパーのロールが収納可能な容器本体と、該容器本体に着脱可能に設けられる蓋と、該蓋の略中央部に設けられており前記容器本体内からペーパーを引き出す開口部とを備えたペーパーロール収納容器,
前記ペットに提供するペット用おむつ,
の少なくともいずれかを備えたことを特徴とするペット用施設。
【請求項11】
前記施設は、
請求項1〜6のいずれかに記載のペット用尿漏れ防止ベルト,
請求項7〜9のいずれかに記載の尿漏れ防止シートを設けたペット用ベルト,
のいずれかを装着するペットが利用することを特徴とする請求項10記載のペット用施設。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、犬や猫などの動物(主にペット)の尿漏れ防止ベルト,尿漏れ防止シート及び設備に関し、特に、マーキングによる汚れの防止に好適なペット用尿漏れ防止ベルト,尿漏れ防止シート及び設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
犬や猫などのペットは、習性の一つとして尿によるマーキングを行うことがある。このような習性は、躾によって完全に制御できるものではなく、ペットを連れて宿泊施設や飲食店などを訪れる場合は、飼い主はマーキング対策を行う必要がある。また、マーキングのみならず、室内で飼っているペットが、病気や老衰などで排泄を制御できなくなった場合にも、尿漏れによって室内が汚れないように何らかの手段を講じなければならない。このようなペットの尿による汚れを防止するために、例えば、以下の特許文献1に示す技術が提案されている。
【0003】
当該特許文献1に記載のペット用尿補足用品は、尻部全体を覆うことなく、ペットの尿道口及びその近傍を覆うようにして取り付けられ、着用状態で前記尿道口に当接可能な領域に尿を捕捉する機能を備えることを特徴としている。また、必要に応じて、ペットの胴部に巻き付けられる基体の長手方向側縁近傍には、該側縁に沿って立体状の防漏ギャザーを設けることが記載されている。
【特許文献1】特開2004−159592公報
【0004】
また、図6(A)に示すように、帯状のマナーベルト100に、使い捨ての尿取りパッド106及び防水シート108を装着する方法も、既に実用化されている。前記マナーベルト100は、布などで形成されており、表面100Aの端部に設けられた面テープ102Aと、裏面100Bの端部に設けられた面テープ102Bの貼り合わせにより、ペットの胴体への巻き付け固定及び長さ調節が可能となっている。そして、裏面100Bの両端側には、前記尿取りパッド106及び防水シート108の両端を差し込むためのポケット104A及び104Bが設けられている。なお、前記尿取りパッド106と防水シート108は、予め一体になっている場合もある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、実際にマーキング(ないし排尿)を行ったとき、ペットの胴部に巻き付けられた帯状体のうち、尿が漏れやすい部分は、尿道口が向く方向(すなわち、胸部寄りの腹部)と、後足の付け根部分である。しかしながら、上述した特許文献1に示す背景技術では、前記防漏ギャザーを両側縁の長手方向ほぼ全域にわたって設けているが、特に漏れやすい部分についての防漏強化がなされていない。言いかえれば、側縁全域に設けたギャザーでは、ペットの体形に合った漏れ防止を良好に行うことができず、後足の付け根部分から尿が伝って漏れる可能性がある。図6(A)に示す背景技術では、腹部側や後足の付け根間からの尿漏れについては、何ら対策が講じられていない。
【0006】
一方、ペットとともに宿泊可能な施設では、ペットの排泄物による汚れを防止するための工夫がなされているが、上述したマーキングに関しては、主に飼い主の躾やペットの性格によるところが多いため、施設側でとれる対応には限りがあった。従って、ペットのマーキングや排泄物による汚れを積極的に防止することができれば、施設の運営側及び利用側の双方にとって好都合であるばかりでなく、ペット自体が、快適に過ごすことができる。
【0007】
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、簡単な構造でありながら、ペットのマーキングないし排泄による尿漏れを良好に防止することができ、装着感にも優れたペット用尿漏れ防止ベルト及び尿漏れ防止シートを提供することである。他の目的は、ペットのマーキングや排泄による汚れを積極的に防止することが可能なペット用施設を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明は、ペット用の尿漏れ防止ベルトであって、前記ペットの胴体に巻き付けられるとともに、少なくとも前記ペットの尿道口を覆う幅に形成されており、尿を透過させない素材によって形成された帯状のベルト本体,該ベルト本体のペットに当てる面に、一方の長辺縁部側にほぼ全長にわたって形成されており、前記ペットの胸部側からの尿漏れを防止する第1の立体ギャザー,前記ベルト本体のペットに当てる面の他方の長辺縁部側に、前記ペットの後足の付け根間に相当する範囲に形成されており、前記後足側からの尿漏れを防止する第2の立体ギャザー,前記ベルト本体を、前記ペットの胴体に巻き付けた状態で固定する固定手段,を備えたことを特徴とする。
【0009】
主要な形態の一つは、前記ベルト本体に、更に他の立体ギャザーを設けたことを特徴とする。他の形態は、前記第2の立体ギャザーが、前記ペットの後足の付け根間の位置からずれるのを防止するための位置ずれ防止機構,を備えたことを特徴とする。更に他の形態は、前記ベルト本体を、前記ペットの後足間に相当する部分と、前記後足の外側に相当する部分とで、異なる幅に設定することによって、前記ベルト本体の回転による位置ずれを防止することを特徴とする。更に他の形態は、前記固定手段が、前記ペットに装着状態のベルト本体の長さを調節可能であることを特徴とする。更に他の形態は、前記ベルト本体が、尿が透過可能な透過性シート,前記尿が透過不能な不透過性シート,前記各シート間に設けられており、前記尿を吸収する吸収体,により構成されていることを特徴とする。
【0010】
他の発明は、ペットの胴体に巻き付けられるベルトに装着可能な尿漏れ防止シートであって、少なくとも前記ペットの尿道口を覆う幅に形成されており、尿を透過させない素材によって形成された帯状のシート本体,該シート本体のペットに当てる側の面の長辺縁部側に形成されており、尿漏れを防止する立体ギャザー,を備えたことを特徴とする。
【0011】
主要な形態の一つは、前記立体ギャザーが、一方の前記長辺縁部側にほぼ全長にわたって形成されており、前記ペットの胸部側からの尿漏れを防止する第1の立体ギャザー,他方の前記長辺縁部側に、前記ペットの後足の付け根間に相当する範囲に形成されており、前記後足側からの尿漏れを防止する第2の立体ギャザー,を含むことを特徴とする。他の形態は、尿を吸収する吸収体とともに前記尿漏れ防止ベルトに装着して利用することを特徴とする。
【0012】
本発明のペット用施設は、ペットの排泄物が、家具・備品類にかかるのを防止する汚れ防止シート,トイレットペーパーのロールが収納可能な容器本体と、該容器本体に着脱可能に設けられる蓋と、該蓋の略中央部に設けられており前記容器本体内からペーパーを引き出す開口部とを備えたペーパーロール収納容器,前記ペットに提供するペット用おむつ,の少なくともいずれかを備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記施設は、請求項1〜6のいずれかに記載のペット用尿漏れ防止ベルト,請求項7〜9のいずれかに記載の尿漏れ防止シートを設けたペット用ベルト,のいずれかを装着するペットが利用することを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ペットの胴体に尿道口を覆うように巻き付けられる帯状のベルト本体の一方の長辺縁部側に、前記ペットの胸部側からの尿漏れを防止する第1の立体ギャザーをほぼ全長に設けるとともに、他方の長辺縁部側に、前記ペットの後足の付け根間に相当する範囲に後足側からの尿漏れを防止する第2の立体ギャザーを設けることとした。あるいは、ペットの尿漏れを防止する立体ギャザーを備えた尿漏れ防止シートを、ペットの尿道口を覆うように巻き付けられる帯状のベルトに装着することとした。このため、尿漏れしやすい部分を重点的にカバーし、ペットのマーキングや排泄による尿漏れを良好に防止することができる。また、ペット用施設で本発明の尿漏れ防止ベルトや尿漏れ防止シートを利用することにより、ペットのマーキングや排泄によって施設が汚れるのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施例1を説明する。図1(A)は本実施例の使用状態を示す図,図1(B)は本実施例の外観斜視図,図1(C)は前記(B)を#A−#A線に沿って切断し矢印方向に見た断面図,図1(D)はベルトのサイズ調整の様子を示す図である。図1に示すように、本実施例のペット用尿漏れ防止ベルト(以下「尿漏れ防止ベルト」とする)10は、犬30の胴32に巻き付けて使用されるものであり、犬30のマーキングや排尿による尿漏れを防止するものである。なお、本実施例では、犬30を例に挙げて説明しているが、猫など他の動物(ペット)に対して本発明を適用することを妨げるものではない。
【0016】
図1に示すように、尿漏れ防止ベルト10は、犬30の尿道口36を覆うことができる所定幅を有する帯状となっており、ベルト本体12の両端側に設けられた一対の面テープ24及び26によって、前記犬30の胴32に着脱可能となっている。該面テープ24又は26のいずれか(図示の例では面テープ24)を幅広とすることにより、図1(D)に示すように長さ調節が可能となっており、犬30の体形に合わせて装着可能となっている。
【0017】
前記ベルト本体12は、図1(C)の断面に示すように、尿を透過する透過性シート12Aと、尿を透過しない不透過性シート12Bの間に、尿を吸収する吸収体14が設けられた構造となっている。このような透過性シート12A,不透過性シート12B,吸収体14としては、公知の各種のものが適用可能である。また、犬30に直接当てる側の面には、長手方向の一方の縁部に、ほぼ全長に亘って尿漏れを防止する立体ギャザー16が設けられている。該立体ギャザー16は、ベルト本体12との間に設けられたゴム18によりギャザー寄せされている。更に、長手方向の他方の縁部には、前記犬30の後足34の付け根間の範囲に相当する長さであって、尿漏れを防止する他の立体ギャザー20が設けられている。該立体ギャザー20は、ベルト本体12との間に設けられたゴム22によりギャザー寄せされている。なお、前記立体ギャザー16及び20としては、尿を透過させない素材,例えば、前記不透過性シート12Bと同様の素材が利用される。
【0018】
次に、本実施例の作用を説明する。上述した構成の尿漏れ防止ベルト10を、前記立体ギャザー16が犬30の胸部側になり、他方の立体ギャザー20が後足34側になるように、胴32に巻き付けて面テープ24及び26により適宜位置に固定する。このとき、立体ギャザー16が、必ず犬30の尿道口36よりも前方(すなわち胸部側)に位置し、かつ、もう一方の立体ギャザー20が、後足34の付け根間の位置になるように位置決めを行う。以上のように装着すると、犬30がマーキングや排尿を行ったときに、前方(胸部側)からの漏れが立体ギャザー16により防止される。また、他方の立体ギャザー20により、吸収体14で吸収しきれなかったり、腹部から伝わったりした尿が、後足34の付け根部分を伝って漏れるのを防止することができる。
【0019】
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)犬30の尿道口36を覆うように胴32に装着される帯状のベルト本体12の一方の長辺縁部側に、胸部側からの尿漏れを防止する立体ギャザー16をほぼ全長にわたって設けるとともに、他方の長辺縁部側に、後足34の付け根間に相当する範囲に後足34側からの尿漏れを防止する他の立体ギャザー20を設けることとした。このため、尿漏れしやすい前方と後足34間を重点的にカバーし、犬30のマーキングや排泄による尿漏れを良好に防止することができる。
(2)前記ベルト本体12の両端部に、一対の面テープ24及び26を設けることとしたので、犬30に合わせてサイズ調整することができる。
【0020】
図2には、本実施例の変形例が示されている。図2(A)は、使用状態を示す図,図2(B)は主要断面図である。図2に示す例の尿漏れ防止ベルト10Aは、基本的構造は図1に示す例と同様であるが、胸部側の縁部と、後足34側の縁部に、前記立体ギャザー16及び20に加え、他の立体ギャザー17及び21が、それぞれほぼ全長にわたって設けられている。このように、更に他の立体ギャザー17及び21を設けることにより、更に良好に尿漏れを防止することができる。
【実施例2】
【0021】
次に、図3を参照しながら本発明の実施例2を説明する。なお、上述した実施例と同一ないし対応する構成要素には同一の符号を用いることとする(以下の実施例についても同様)。上述した実施例1では、ベルト本体12は、全長にわたってほぼ同一の幅を有する形状であったが、本実施例は、ベルト本体の幅を部分的にかえることにより、後足34側の立体ギャザー20の位置ずれを防止するものである。まず、図3(A)及び(B)に示す尿漏れ防止ベルト40では、ベルト本体42の略中央部,すなわち、犬30の後足34間に相当する部分の幅が他の部分よりも幅広となっている。そして、幅広部44を後足34間に当てることにより、ベルト本体42が胴32に対して回転するのを防止し、立体ギャザー20の位置ずれを防止する構成となっている。
【0022】
また、図3(C)及び(D)に示す尿漏れ防止ベルト50では、後足34の外側に相当する部分の幅が、後足34間に相当する部分よりも幅広となっている。そして、幅広部56が両方の後足34の外側にくるように装着することにより、前記立体ギャザー20の位置ずれを防止する構成となっている。もちろん、図3(C)及び(D)に示す例において、ベルト本体52の略中央部,すなわち、後足34間に相当する部分を、他の部分よりも幅が狭くなるように形成し、凹部54を形成するようにしても結果的には同様の効果が得られる。以上説明したように、本実施例によれば、上述した実施例1の効果に加え、立体ギャザー20の位置ずれを防止できるという効果がある。
【実施例3】
【0023】
次に、図4及び図5を参照して、本発明の実施例3について説明する。図4は、本実施例の施設内の部屋の様子を示す図である。図5(A)は、本実施例のペーパーロール容器を示す外観斜視図,(B)は使用例を示す図である。図4に示すように、犬30とともに利用可能な宿泊施設の部屋60には、通常、ベッド62のほか、サイドテーブル等の各種の家具・備品類が備え付けられている。本実施例の部屋60では、犬30のマーキングや排泄による汚れを防止するために、ベッド62に汚れ防止シート64が掛けられている。また、犬30の排泄物を処理するためのトイレットペーパーのロールが収納されたペーパーロール容器70が設けられている。更に、部屋60自体の汚れ防止対策に加え、犬30にも、上述した実施例1と同様の尿漏れ防止ベルト10が装着されている。なお、尿漏れ防止ベルト10は、施設側で用意するようにしてもよいし、犬30の飼い主が予め用意しておくようにしてもよい。更に、前尿漏れ防止ベルト10は、雄用のため、雌のペットのために、ペット用おむつ66を施設側に常備しておき、必要に応じて提供するようにしてもよい。
【0024】
前記汚れ防止シート64は、犬30の排泄物(糞尿)が家具・備品類にかかるのを防止できるものであればよく、公知の各種の素材のものが利用可能である。一方、ペーパーロール容器70は、トイレットペーパーのロール78を収納可能な略円筒状の本体72と、該本体72の開放部に着脱可能に設けられる蓋74により構成されている。前記蓋74の略中央部には、前記ロール78からトイレットペーパー80を一枚ずつ引き出すことができる開口部76が形成されている。このようなペーパーロール容器70に、中央の芯を抜いて中空部からペーパー80の端部を引き出したロール78を収納し、蓋74を取り付ける。収納されたロール78からは、前記開口部76を介してペーパー80が引き出されるため、犬30の排泄物を処理したのち、そのままトイレ82に流して簡便に処理を行うことができる。なお、市販のウェットティッシュでは、トイレ82に流すことができないため、ロール容器78の中には、必ずトイレットペーパーのロール78を収納するようにする。
【0025】
このように、本実施例によれば、上述した尿漏れ防止ベルト10を犬30に装着させるとともに、該犬30が利用する施設側には、排泄物の汚れを防止する汚れ防止シート64や、排泄物の処理に適したペーパーロール容器70,ペット用おむつ66などを備えることとしたので、犬30のマーキングや排泄物による汚れを防止し、部屋60の提供側及び利用者側のみならず、犬30自体も快適に利用することができる。
【実施例4】
【0026】
次に、図6を参照して、本発明の実施例4を説明する。上述した実施例1〜3に示す尿漏れ防止ベルトは、ベルト自体に尿漏れ防止機能を設けた例であるが、本実施例は、マナーベルトないしマナーバンド等といわれる既存のペット用尿漏れ防止ベルトを利用した例である。上述したように、従来は、図6(A)に示すマナーベルト100の内側(ペットに当てる側)に設けられたポケット104A及び104Bに、尿取りパッド106及び防水シート108を重ねて装着して利用されている。図6(B)に示す本実施例の尿漏れ防止シート110は、前記防水シート108の代わりに利用されるものであり、前記マナーベルト100に装着可能な長さで、かつ、防水機能を有する素材によって形成されており、長辺側縁部に立体ギャザー112及び114が形成されている。そして、裏面に設けられた両面テープや接着剤シート(図示せず)により、マナーベルト100に固定して利用される。このとき、必要に応じて、前記尿取りパッド106などを一緒に装着するようにしてもよい。なお、本実施例においても、上述した実施例1及び2と同様に、立体ギャザー112,114のいずれか一方を、後足の付け根間に相当する範囲にのみ形成するようにしてもよいし、更に他の立体ギャザーを設けるようにしてよい。
【0027】
更に、図6(C)に示す尿漏れ防止パッド120のように、内側に尿取り用の吸収体126を設けて、尿漏れ防止シートと一体に形成するようにしてもよい。この場合は、吸収体126の裏側に相当する部分と長辺縁部に設ける立体ギャザー122及び124を防水素材とし、表側(すなわち、ペットに当てる側)を透水性素材とすればよい。このように、本実施例によれば、尿漏れ防止シートに立体ギャザーを設けることとしたので、既存のマナーベルトを活用することができるとともに、ファッション性にも優れているため、市街地内などでの利用にも適している。
【0028】
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)上述した実施例で示した形状,寸法は一例であり、同様の効果を奏するように適宜変更してよい。また、大型犬用,中型犬用,小型犬用というように、予め数種類の大きさの尿漏れ防止ベルトを用意するようにしてもよい。
(2)材質についても同様に、必要に応じて適宜変更可能であり、ベルト本体12や立体ギャザーとして、抗菌,殺菌,除菌,防臭機能を有する素材を用いるようにしてもよい。また、色彩や模様についても同様に、適宜変更してよい。
(3)前記実施例で示した面テープ24及び26による着脱機構及びサイズ調節機構も一例であり、同様の効果を奏するように適宜設計変更可能である。
(4)前記実施例では、本発明を主に犬のマーキング防止用に利用することとしたが、病気や老衰などにより排泄を制御できない場合の尿漏れに利用するようにしてもよい。また、ペットとしては、犬に限定されるものではなく、猫などの他の動物用の尿漏れ防止ベルトとして適用することを妨げるものではない。
(5)前記実施例4で示したマナーベルト100も一例であり、公知の各種のマナーベルトないしマナーバンドなどに本発明は適用可能である。
(6)前記実施例3では、宿泊施設などで本発明の尿漏れ防止ベルトを利用することとしたが、ペット利用が可能な他の公知の各種の施設や、一般家庭で利用するようにしてもよい。また、前記実施例3では、汚れ防止シート64及びペーパーロール容器70を部屋60に備え付けることとしたが、これも一例であり、いずれか一方のみを設けるようにしてもよいし、更に他の汚れ防止具や排泄物処理具などを用意するようにしてもよい。また、施設側による雌のペット用おむつ66の提供も任意であり、犬30の飼い主が用意するようにしてもよい。もちろん、前記実施例4で示した尿漏れ防止シート110ないし尿漏れ防止パッド120を利用するマナーバンド100を装着したペットが利用することを妨げるものではなく、前記施設側で、尿漏れ防止シート100や尿漏れ防止パッド120を用意するようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明によれば、ペットの胴体に尿道口を覆うように巻き付けられる帯状のベルト本体の一方の長辺縁部側に、前記ペットの胸部側からの尿漏れを防止する第1の立体ギャザーをほぼ全長に設けるとともに、他方の長辺縁部側に、後足の付け根間に相当する範囲に後足側からの尿漏れを防止する第2の立体ギャザーを設けて、尿漏れしやすい部分を重点的にカバーすることとした。あるいは、ペットの尿漏れを防止する立体ギャザーを備えた尿漏れ防止シートを、ペットの尿道口を覆うように巻き付けられる帯状のベルトに装着することとした。このため、ペットのマーキングや排泄による尿漏れ防止用のベルトやシートの用途に適用できる。特に、ペット用施設で利用する尿漏れ防止ベルトないしシートの用途に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施例1を示す図であり、(A)は使用状態を示す図,(B)は本実施例の外観を示す斜視図,(C)は前記(B)を#A−#A線に沿って切断し矢印方向に見た断面図,(D)は胴囲の調節状態を示す図である。
【図2】前記実施例1の変形例を示す図であり、(A)は使用状態を示す図,(B)は主要断面図である。
【図3】本発明の実施例2と変形例を示す図である。
【図4】本発明の実施例3を示す図である。
【図5】前記実施例3を示す図であり、(A)はペーパーロール容器の外観斜視図,(B)は使用例を示す図である。
【図6】本発明の実施例4及び背景技術の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0031】
10,10A:尿漏れ防止ベルト
12:ベルト本体
12A:透過性シート
12B:不透過性シート
14:吸収体
16,17,20,21:立体ギャザー
18,22:ゴム
24,26:面テープ
30:犬
32:胴
34:後足
36:尿道口
40,50:尿漏れ防止ベルト
42,52:ベルト本体
44:幅広部
54:凹部
56:幅広部
60:部屋
62:ベッド
64:汚れ防止シート
66:ペット用おむつ
70:ペーパーロール容器
72:容器本体
74:蓋
76:開口部
78:ペーパーロール
80:トイレットペーパー
82:トイレ
100:マナーベルト
100A:表面
100B:裏面
102A,102B:面テープ
104A,104B:ポケット
106:尿取りパッド
108:防水シート
110:尿漏れ防止シート
112,114:立体ギャザー
120:尿漏れ防止パッド
122,124:立体ギャザー
126:吸収体





 

 


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