米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 塙庭園株式会社

発明の名称 猫等撃退装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37457(P2007−37457A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−225208(P2005−225208)
出願日 平成17年8月3日(2005.8.3)
代理人 【識別番号】100071113
【弁理士】
【氏名又は名称】菅 隆彦
発明者 松本 選
要約 課題
散液を自動的に行うことで猫等を庭から追い払う撃退装置の提供。

解決手段
赤外線センサー2を用いて検知し、ポンプ3の動作を制御して、猫等の動物の動きを感知した時にのみ、嫌液Lを前記ポンプ3によって猫等に目掛けて散液を行う撃退装置の採用。
特許請求の範囲
【請求項1】
赤外線センサーと、
当該赤外線センサーの赤外線検出によって動作するポンプと、
当該ポンプの取液管で取液される嫌液を容れたタンクと、
前記ポンプの散液管の先端に連結設置されたスプリンクラーヘッドと、
前記赤外線センサー及び前記ポンプを作動させるための電源とで構成され、
前記赤外線センサーの検知により前記ポンプを作動させ、前記嫌液を前記スプリンクラーヘッドを通じて検知した猫等に散布する、
ことを特徴とする猫等撃退装置。
【請求項2】
前記スプリンクラーヘッドは、
フレームの背側に前記嫌液の水平方向散液角度を調節するための羽根と、
回転ノズルの散液口の上部に設置し、仰角への散水を規制し散液範囲を狭めるための羽根と、を設けた、
ことを特徴とする請求項1に記載の猫等撃退装置。
【請求項3】
前記ポンプは、
前記電源と前記嫌液を通して通電接続し、前記タンク内の前記嫌液が散液により一定量以下に減少することで当該電源と前記ポンプが電気的に切断され、前記赤外線センサーの赤外線検出によっても動作しなくなる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の猫等撃退装置。
【請求項4】
前記電源は、
前記嫌液の減少を検知して前記ポンプとの電気的切断が起きた場合にランプを発光させる回路素子と接続してある、
ことを特徴とする、請求項1,2又は3に記載の猫等撃退装置。
【請求項5】
前記嫌液は、
水そのもの又は刺激物や刺激臭を含んでなる、
ことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の猫等撃退装置。
【請求項6】
前記ポンプと前記タンクと前記電源は、
防水性のある容器に一体収容する、
ことを特徴とする猫等撃退装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
赤外線センサーを用いて猫などの小動物の直前通過を検知し、連結したポンプを用いて猫等に嫌液を通過方向周囲に散布し猫等を追い払う猫等撃退装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
猫は毎日同じ場所に、特に乾いた土や砂利、芝の上などに好んでフンをする習性がある。都市部に関しては餌が豊富にある事と相俟ってか、野良猫が急増しており、一戸建て住宅の6〜8割がそのフンの害に悩まされている。殊に住宅密集地域においては、被害程度も甚だしい。公園の砂場などでもフンの害は大きく衛生上も好ましくない。その為、囲い柵を設置して入れない工夫が施されているが犬には効果があっても猫は易く乗り越えるので始末に悪い。又猫の発情期には猫の泣き声に夜も眠れない被害に悩まされている。
【0003】
さらに、猫等には濡れた毛を舐めて乾かそうとしたり、体を舐めて害虫や細菌から身を守り常に体を清潔に保つ習性がある。
【0004】
現在一般に、猫を寄せ付けないために様々な方法が行われており、出涸らしのコーヒー、米の研汁または市販の忌避剤を置くなどされている。しかしこれらの方法は雨によって殆ど効果がなくなってしまい、又音波による忌避装置も初めは有効であるが、時が経つにつれ学習し、慣れて殆んど効果はなく、これといった確実な方法はないようである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主要な目的は以下の通りである。
本発明の第1の目的は嫌液の散液を自動的に行うことで猫等の獣道近隣に設置して猫等を庭から追い払う猫等撃退装置を提供することにある。
【0006】
本発明の第2の目的は、コンパクト設計で設置場所を問わない猫等撃退装置を提供することである。
【0007】
本発明の第3の目的は、猫等の嫌液が殆んどなくなった時には作動しなくなる猫等撃退装置を提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に、特許請求の範囲の各請求項の記載から、自ずと明らかになろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一般に猫等が水等を嫌うことから、猫等が糞をする場所に設置し、猫等の接近を検知し自動的に散水等を行う装置で、これを実現するために次を採用した。赤外線センサーを用いてポンプの動作を制御し、猫等の動物の動きを感知した時にのみ、前記ポンプによって散液を行い、これら装置を一体として防水可能な容器に収納する、という特徴的構成手段を講じた。
【0010】
さらに、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が上位概念から下位概念に亙る次に例挙する新規な特徴的構成手段を採用することにより、上記目的を達成するようになされる。
【0011】
即ち、本発明の第1の特徴は、赤外線センサーと、当該赤外線センサーの赤外線検出によって動作するポンプと、当該ポンプの取液管で取液される嫌液を容れたタンクと、前記ポンプの散液管の先端に連結設置されたスプリンクラーヘッドと、前記赤外線センサー及び前記ポンプを作動させるための電源とで構成され、前記赤外線センサーの検知により前記ポンプを作動させ、前記嫌液を前記スプリンクラーヘッドを通じて検知した猫等に散布してなる、猫等撃退装置の構成採用にある。
【0012】
本発明の第2の特徴は、上記本発明の第1の特徴における前記スプリンクラーヘッドは、フレーム背側に前記嫌液の水平方向散液角度を調節するための羽根と、回転ノズルの散液口の上部に設置し、仰角への散水を規制し散液範囲を狭めるための羽根と、を設けてなる、猫等撃退装置の構成採用にある。
【0013】
本発明の第3の特徴は、上記本発明の第1の特徴における前記ポンプは、前記電源と前記嫌液を通して通電接続し、前記タンク内の前記嫌液が散液により一定量以下に減少することで当該電源と前記ポンプが電気的に切断され、前記赤外線センサーの赤外線検出によっても動作しなくなる、猫等撃退装置の構成採用にある。
【0014】
本発明の第4の特徴は、上記本発明の第3の特徴における前記電源は、前記嫌液の減少を検知して前記ポンプとの電気的切断が起きた場合にランプを発光させる回路素子と接続してなる、猫等撃退装置の構成採用にある。
【0015】
本発明の第5の特徴は、上記本発明の第1又は2の特徴における前記嫌液は、水そのもの又は刺激物や刺激臭を含んでなる、猫等撃退装置の構成採用にある。
【0016】
本発明の第6の特徴は、上記本発明の第1、第2又は3の特徴における前記ポンプと前記タンクと前記電源は、防水性のある容器に一体収容してなる、猫等撃退装置の構成採用にある。
【発明の効果】
【0017】
かくして、本発明装置を電池や蓄電池等の可搬電源を利用するので市販電源との接続とは関係なく庭等に侵入する猫等の獣道の近隣に仕掛けておけば、赤外線センサーは昼夜の区別なく監視を続行し、直前の通過に間髪を入れずポンプを作動してスプリンクラーへッドの回転ノズルからタンク内の嫌液を猫等に目掛けて噴散することが出来るので、素早く走り抜けない限り確実に嫌液を被着されるので、猫等の習性として身体に付いた嫌液を舐めたり、臭いを嗅いだ際、味覚、臭覚に嫌悪する刺激を受け、この体験の学習効果として本発明装置の設置された場所に近付かなくなる為、猫等を排除することが出来る。
【0018】
従来のこの種のものが雨に弱かったが、本発明装置は防水性容器に収容されているので装置自体の耐久性やタンク内に封入された嫌液の劣化に悪影響を及ぼされることなく、しかもタンク内の嫌液の減少に対しても節電効果を発揮し、ランプを点灯して嫌液の補充を催促するため、常時警戒を怠ることなく万全を期することが出来る等優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の最良の形態を、図を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施最良形態例の側面透視図である。αは底部を切除したペットボトル、1はポンプ及び赤外線センサーを動作させるための電源であり、2は赤外線センサー、3は嫌液Lを散布するためのポンプ、4は散布される嫌液Lを容れるプラスチックタンク、5はスプリンクラーヘッド、6はタンク4天井4aを貫通して取液口端を底部4b近くまで垂下臨ませた取液管、7は噴液管、8はランプ、9はNOT論理回路素子、10はポンプアース電極端子、11は電源アース電極端子である。これらはペットボトルαの中に収容されている。図中矢印Aは赤外線センサー2の赤外線感知方向を示している。
【0020】
スプリンクラーヘッド5は散液管7先端に設置され、散水角度と距離を調節するための羽根がそれぞれ取り付けられており、これについては図2、3を用いて後に説明する。
【0021】
電源1、赤外線センサー2、ポンプ3を結ぶ線は導線を表している。電源1の陰極又は陽極の一方は赤外線センサー2を介してポンプ3と接続される。電源1の他方の極は直接ポンプ3と接続されることはなく、タンク4天井4aを貫通して底部4b近くまで嫌液Lの中にポンプアース電極端子10と電源アース電極端子11として互いに隔離して浸されている。これについては図1を用いて後に説明する。導線については後に図4を用いて説明する。
【0022】
嫌液Lとして水に唐辛子を含むものを採用する。猫は体に付着した嫌液Lを舐めるため、本発明で飛散する嫌液L中に刺激物を含ませることで、本能的に猫の警戒心、恐怖心を一層高めることができる。
【0023】
また、ペットボトルαの内部に前記部品群を収容する事で、雨風をしのぎやすくし装置の故障発生率を減少させることができるとともに赤外線センサー2の赤外線放出部に対応臨む部位を除き内側が透視不能に外側全体に亙りペンキ等をスプレイ塗装しても良い。
【0024】
図2はスプリンクラーヘッドの側面図である。21は飛散距離調節羽根、22は飛散角度調節羽根、23は側面略コ形フレーム、24は嫌液Lの放液圧で自転する回転ノズル25に設けた散液口を表している。
【0025】
飛散距離調節羽根21は、折曲角を工夫して散液口24の上部を覆っており仰角への散液を抑制する事により嫌液Lの飛散距離を調節する機能を果たす。本発明装置に接近した猫に嫌液Lが掛かるようにする為のものである。
【0026】
飛散角度調節羽根22は、スプリンクラーヘッド5のコ形フレーム23背部内側に設ける事により、後方への嫌液Lの飛散を抑制する働きをする。赤外線センサー2の検知は一方向のみなので、後方への飛散を抑え、背後にある物に対し汚れなどを防止する効果がある。飛散角度調節羽根22は図1のように、前記コ形フレーム23が赤外線センサー2の検知方向に向いてスプリンクラーヘッド5をペットボトルα細口に取付部材α1で設置固定することで効果を発揮する。
【0027】
なお、図3は前記スプリンクラーヘッド5の正面図で、図2と同等のものである。図中26はコ形フレーム23の下部に貫着する連結管、27はコ形フレーム23の上部に垂着した枢支軸である。
【0028】
図4は本発明の回路図を概略的に表した模式図である。電源1、赤外線センサー2、モーターの記号によるポンプ3、タンク4内の嫌液Lとを直列に結線して主回路を形成するとともに、主回路の一部に電源1、ランプ8、NOT論理回路素子9を直列に結線して付属回路を形成する。赤外線センサー2はスイッチの役割を果たしていて、猫等の動きを検知するとオンになりそれ以外の時はオフの状態である。嫌液Lも同様にスイッチの役割を果たしていて、散液により嫌液Lが減少し、嫌液Lに浸されたポンプアース電極端子10と電源アース電極端子11が嫌液Lから完全に露出するとオフの状態になる。
【0029】
つまり、赤外線センサー2で猫等の動きが感知され且つタンク4に嫌液Lが十分に残っていればポンプ3が作動し、嫌液Lが散布される事となる。これによって無駄な電力の消費を抑えることができる。さらに、嫌液Lの量を感知する付属回路を用い、前記嫌液Lが所定の量より減少した場合にランプ8を発光する装置を取り付ける。この場合、利用者はひと目で嫌液Lの減少を知ることができるのでペットボトルαの底辺寄り側面に設けた開閉扉α2を開けてタンク4天井4aの補充口4cから別途用意した補充嫌液Lを充填する。又嫌液Lを充填した新たなタンク4と交換する場合は取液管6、ポンプアース電極端子10、電源アース電極端子11はタンク4の天井4aを貫通してセットし直すことは当然である。
【0030】
即ち、タンク4に嫌液Lがあってポンプアース電極端子10と電源アース電極端子11間に電流が導通可能状態において赤外線センサー2が検知動作すれば主回路に電流が流れポンプ3を作動してスプリンクラーヘッド5の散液口24から勢い良く嫌液Lが噴出する放液圧で回転ノズル25自体が自転しその際飛距離は調節羽根21に規制された距離範囲を飛散すると同時に飛散角度調節羽根22にて背後には散液不能とする。嫌液Lが一定レベル以下となれば主回路には電流が流れなくなると付属回路のNOT論理回路素子9が動作し付属回路に電流が流れランプ8を点灯して嫌液Lの補充の必要性を知らせる。
【0031】
ここでペットボトルαを採用したのは、スプリンクラーヘッド5の取付高さが30cm以下で一回の噴射量はごく少量で細かい水滴であるから人への害は殆んどなく、庭の人の通らない所に置くことも出来、さらに一般に水を入れて猫除けに使われているので、猫は本能的に本実施最良形態例のペットボトルαを見ると回避しようとするとともに一度嫌液Lを掛けられた猫は単なるペットボトルに対しても近付こうとしなくなるためである。
【実施例】
【0032】
上記最良の実施形態例を用いた実施例を説明する。
ただし、1.5V乾電池4個又は8個で動作するポンプ3と園芸用の小型のスプリンクラーヘッド5を用い、スプリンクラーヘッド5の飛散距離調節羽根21は約1.5メートル程度の飛散距離となるように調節した。前記したポンプ3、スプリンクラーヘッド5、飛散距離調節羽根21は代表例の一つであり、目的を達しうる実施形態がこれらに限定されないことは言うまでもない。
また、図4に概略的に表した構成回路も、同様の動作をするものであれば電源1、赤外線センサー2、ポンプ3、嫌液Lとの配線が任意のものであって良いこともあえて言及することを要しない。
【0033】
又スプリンクラーヘッド5は、園芸用で軽量小型のプラスチック製が好適であるとともにタンク4は充填する嫌液Lに対する耐腐食性を有する素材が好適である。
なお、嫌液Lとしては、塩素系洗剤液や酢酸液を用いても良いし、単なる水そのものでも体に突然噴射被着されれば触覚的に強い冷感刺激を受ける為驚愕慌てさせるには有効であるとともに、ペットボトルαに限定されず、他の容器内に収容しても良い。
【0034】
上記の装置を用いて実験を行ったところ、猫は普段ゆっくり歩いているので赤外線センサー2での感知は容易であり、また、散液による追い払い撃退効果も優れたものであることが判明した。猫は散液のみでなくポンプ3の動作音にも警戒心を抱くようで、家に寄り付かなくなった。またペットボトルαを用いており、場所を取らず、雨にも強く、廃物リサイクル利用により省資源化を果す。なお、猫に限らず犬、ネズミ、イタチ、ニワトリ、カラス等の小動物等撃退防除に適用可能なことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施最良形態例の概略的な透視側面図である。
【図2】同上に使用するスプリンクラーヘッドの拡大側面図である。
【図3】同上に使用するスプリンクラーヘッドの拡大正面図である。
【図4】同上の概略的な回路模式図である。
【符号の説明】
【0036】
1…電源
2…赤外線センサー
3…ポンプ
4…タンク
4a…天井
4b…底部
4c…補充口
5…スプリンクラーヘッド
6…取液管
7…噴液管
8…ランプ
9…NOT論理回路素子
10…ポンプアース電極端子
11…電源アース電極端子
21…飛散距離調節羽根
22…飛散角度調節羽根
23…側面略コ形フレーム
24…散液口
25…回転ノズル
26…連結管
27…枢支軸
α…ペットボトル
α1…取付部材
α2…開閉扉
A…赤外線センサーの検知方向を表す矢印
L…嫌液






 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013