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発明の名称 回転式自動魚釣り機、及び、釣針作動装置。
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82529(P2007−82529A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2006−45977(P2006−45977)
出願日 平成18年1月25日(2006.1.25)
代理人
発明者 岡村 勳
要約 課題
鰹、等の回遊魚を短時間内に竿で数多く釣上げるためには人数が多い程有利であるが、反面不漁が続けばその分経費が嵩んでくるし、釣り動作中は各人横一列の為、隣人に針が刺さったり魚体が直撃したりする危険性が常に伴う。

解決手段
等間隔に繋がれた釣り要具一式、図15を引く主ベルト12を主滑車7及び数個の従滑車8で周回移動させ、搬送器具24の先端ローラー27から落下着水した特殊擬餌針17が道糸取り込み要具29までの遊泳中に喰い付いた魚は、主ベルト12に吊られて道糸案内ローラー33の真下まで運ばれ、回転中の拔針機構の作動によって拔針後船内に取り込まれる。拔針後の特殊擬餌針17は再度、案内要具20誘導要具21に導かれベルトコンベヤ−23で落下位置まで運ばれ落下着水する。本発明の回転式自動魚釣り機はこれらの課題を解決する。
特許請求の範囲
【請求項1】
回転減速装置を備え、その上部にカム駆動モーター用電源回路接続のスリップリング装置、又は、回転軸利用の小容量発電機を設備し、電気または液体等の動力源を応用した、一定方向で速度制御可能方式の主駆動モーターによって、主ベルトを駆動する主滑車、支柱に装備された数個の従滑車、主、従滑車の溝に嵌り、等間隔に装備された取付け器具に繋がった釣り要具一式を周回移動さす主ベルト、主滑車の下方に設置された自動拔針機構の各種機器を搭載した機器装備台、支柱に装着され特殊擬餌針移動装置と距離制御機器を備えた搬送器具、支柱の上下駆動用モーター及びギヤー、支柱側と回転駆動モーター側との重力のバランス調節機構等々から成り、特殊擬餌針の搬送、魚の釣上げ、移動、自動拔針動作、船内取り込み等の作用を連続的に行う事を特徴とした、回転式自動魚釣り機。
【請求項2】
道糸案内溝と魚体の重量を支える取付け方向が相違のローラー2個を備えた道糸保持具、並びに、特殊擬餌針の拔針動作を起動させる装置で、中心部まで道糸を収める溝を設け道糸誘導器具を装備し弾性板と軸で駆動用レバーに保持された形態を成す、キャップ押付け器具、および魚体受け止め器具等その連携機構等々から構成された、自動拔針装置を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の回転式自動魚釣り機。
【請求項3】
道糸案内要具、誘導要具を備え、空洞の容器の上部分に道糸が通る幅の溝を設け、小型モーターで駆動される駆動ローラーと、中間および先端部分に従ローラーを設置し、進行方向は容器の中を、反対方向は容器の外側を循環するベルトコンベア−方式等で、特殊擬餌針を早く確実に移動させる装置、および、容器の先端部近くに、その先端部分と海面との空間距離を許容範囲内に維持する目的で、電気または液体等の動力を応用した制動及び逆回転可能な機能を持つ上下駆動用モーターの発停を制御する目的の、フロート式制御機器等を装備した、搬送器具の装着を特徴とする、請求項1、請求項2に記載の回転式自動魚釣り機。
【請求項4】
主ベルトに装備された取付け器具、および、両先端部にワンタッチで着脱でき縒り戻し機能を持つフックを備え、竿の撓み応力に相似した性質を持つ弾性材と、この弾性材の伸張を一定の長さに規制する紐、道糸に連結され自動拔針機能を持つ釣針作動装置に羽毛、ゴム、合成繊維、樹脂等々で装飾された特殊擬餌針等から構成された、釣り要具一式が周回移動する事を特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3に記載の回転式自動魚釣り機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動的に魚を釣り上げ、移動、および自動的に拔針する事を目的とした、回転式自動魚釣り機に関する。
【背景技術】
【0002】
海面を回遊する魚群の釣り操作は、従来からある程度熟練した人間一人一人が竿を操りながら行う、所謂一本釣り漁法が今日でも主流である。自動化の文献開示の例として、
(1)
【特許文献1】特開 平成10年−248437号公報
(2)【特許文献2】特開 平成15年−000102号公報
(3)【非特許文献1】実全 昭和63年−158172号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のように、一本一本の竿で短時間内に釣り上げる魚の数量は、釣り手の人数により左右される為、多人数であればある程漁獲量は大となるが、しかし反面、長い期間不漁が続いた場合等には、それだけ人件費や諸々の費用等で経費が嵩み経営を圧迫する事になる。
【0004】
釣り操作の形態は,各人が横一列に並んで行う為、個々の手法によっては擬餌針が隣人に刺さったり或は撥ね上げた魚体が直撃したり等,常に危険性が伴う。
【0005】
近年は漁業に携る人材の減少で高齢化が進み、鰹一本釣り等の労力には限界を生じたり、燃料費の高騰や餌代等の経費増大で操業が成り立たず撤退する漁業者が増している。
【0006】
文献(1)では、幹糸と擬餌針の付いた枝糸が同時に海中を巡回するため、枝糸が幹糸に絡みつく可能性が考えられる。文献(2)の拔針機構は本発明の拔針動作とは、原理構造が異質であると考える。文献(3)では、機構的には移動軸を外す手段が作動片を引く動作であり、自動化応用には構造上困難である。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、その目的は、安全で、連続的に、少人数で、効率よく漁獲することにあり、小型漁船等に設置すれば釣上げ率向上に極めて有利で、操業の活性化が期待できるし、また、一匹一匹釣り上げる、所謂一本釣り漁の形式であるため資源の乱獲には至らない。
【問題を解決するための手段】
【0008】
上述の目的を達成する本発明の回転式自動魚釣り機は、等間隔に順次着水する特殊擬餌針を、ある一定の距離を引張る、掛かった魚を吊り下げて移動する、抜針装置にて自動的に拔針する、船内に取り込む、特殊擬餌針を搬送器具にて再度着水地点まで主ベルト速度よりも早く確実に移送する、これら一連の動作を連続的に達成するための機器を装備した事を特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように本発明によって、魚を自動的に釣り上げ、移動、および拔針動作を連続的に行うようにした。よって漁獲率が向上し、安全で少人数での操業が可能になり、人件費の節減、設備施設の縮小、労力の減少に伴い高齢者でも対応可能、等々多くの利点が期待でき諸経費節減の対策に極めて有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0011】
図1,図2は本発明の第1の実施の形態に係り、図1はその外観平面図、図2はその運転状態の右側面図、図3、図4、図5は釣針作動装置の構成図で図3は本体部分の正面の断面図、図4は回転釣針器具の側断面図、図5は釣針作動装置の側断面図、図6は道糸保持具の平面の断面図、図7は道糸保持具の側断面図、図8はキャップ押付け器具の斜視図、図9はその平面図、図10は自動拔針に関連する各器具の斜視図、図11は機器装備台上のそれら作動機構の外観平面図、図12は搬送器具の側断面図、図13はその外観平面図、図14は搬送器具とフロート式制御機器の断面図、図15は主ベルトの取付け器具に繋がった、釣り要具一式の斜視図である。
【0012】
図1、図2、に示すように、本回転式自動魚釣り機は、耐腐蝕性で軽く強靭な強度を有した材質の支柱(左側9、先端側10、右側11)に固定した数個の従滑車8と主ベルト12を駆動する主滑車7の溝に、緊張調節装置28により一定の張りを維持した主ベルト12がしっかりと嵌っている。この主ベルト12には等間隔に装備した取付け器具13に弾性材14弾性材の伸張を規制する紐15道糸16及び特殊擬餌針17が繋がっている。また、この主ベルト12は支柱9,10,11に懸る負荷を支える補助的な役目も有する。
【0013】
回転減速装置2の上部には、電源とカム駆動用モーター49との電気回路を連結するスリップリング装置、又は小容量発電機3を装備した、主駆動モーター1が回転を始めると、回転駆動軸4に直結の主滑車7と機器装備台19が回転し主ベルト12が移動を開始、それに繋がれた特殊擬餌針17等釣り要具一式、図15も一定の速度で追従し始める。
【0014】
今、ある一箇所の取付け器具13に繋がれた釣り要具一式、図15が道糸案内要具20及び誘導要具21まで船内側を周回してくると、道糸16は搬送器具24の上部の溝22に案内され溝内を移動し始め、特殊擬餌針17は誘導要具21によってベルトコンベア−23の上に誘導される。
【0015】
釣針作動装置、図5に羽毛、或はゴム、又は合成樹脂,繊維等で形成の擬似で装飾された特殊擬餌針17が、搬送器具内のベルトコンベア−23に乗って主ベルト12の移動速度よりも早く運搬されると、搬送器具24先端部の従ローラー27には特殊擬餌針17が先行し、主ベルト12の取付け器具13が支柱9の先端近くに達すると道糸16の緩みにより特殊擬餌針17は落下、取付け器具13が先端の滑車8を通過すると同時に着水する。
【0016】
搬送器具24は図12、図13に示すように、内部は空洞で上面には道糸16が通過する幅の溝22を設けた容器に、小型の駆動モーター25に連結の駆動ローラー26と先端部の従ローラー27によって、容器内部では進行方向の、外部は逆方向に循環するベルトコンベヤー23を装着した機構の器具であり、常に早く確実に特殊擬餌針17を落下地点まで運び、主ベルトの取付け器具13が支柱9の先端部滑車に達すると同時に着水させる。また、搬送器具24は回転式自動魚釣り機、図1の休止中に於ける特殊擬餌針17を収納する役目も共有している。他方、先端部近くには常に垂直な姿勢を維持する機能を成した、フロート式制御機器62を装着し、その作動によって上下駆動用モーター63の発停を制御し、搬送器具24と海面Sとの空間距離を許容範囲内に保持する機能も併設している。
【0017】
上下駆動用モーター63の運転回路は、切替えスイッチの手動側では制動機能は作動可で逆回転可能方式とするが、自動運転回路では一方向のみの回転で制動機能は不作動方式であるため、船体Tの横揺れ、或は波浪の変化等により海面Sが、自動運転中のフロート式制御機器、図14の浮き球83に接し浮き上げると、押し棒82を介してリミットスイッチ86を接にして上下駆動用モーター63が始動、支柱9に固定保持された搬送器具24は支柱と共に上昇し海面から離れる。
【0018】
海面Sが浮き球83から離れ押し棒82が自重で下がると、リミットスイッチ86は断となり上下駆動モーター63は停止、自由となるが、支柱側全重力と機構支持軸67の支点から下方部分の主駆動モーター1の支柱側とは反対方向の重力との、平衡度合から支柱及び搬送器具24は、上下駆動用モーター63を逆回転させながら、自然的且つ穏かな速度で降下し、設定位置近くで両側が平衡を保つよう、弾性体等での調節機能を装備して支柱側の急激な降下を防御している。
【0019】
上記搬送器具24の機能により、特殊擬餌針17の海中での遊泳距離が長くなる事によって魚群と交わる機会が増大し、魚が喰い付く確率の向上を計ったものである。また、搬送器具24を支柱9に装着する事によって、支柱9,10,11の長さを縮小でき強度の増大及び重量の軽減等の利点も有している。
【0020】
海中に落下した特殊擬餌針17は、調節速度の主ベルト12に引かれ海中を遊泳しながら片方の支柱11に設置の弾性機能を持った道糸取り込み要具29に達する。
【0021】
特殊擬餌針17が、着水した地点から道糸取り込み要具29に至るまでの遊泳中に魚が掛からなかった場合の道糸16は、道糸取り込み要具29に導かれ同位置に設けた誘導要具30に案内され特殊擬餌針17を真上の方向に案内しながら、道糸16は溝31に特殊擬餌針17は収納容器32の中に入り、主ベルト12に引かれて内部を滑りながら船内に導入される。尚、この収納容器32は回転式自動魚釣り機、図1が休止中は、特殊擬餌針17の収納の役目も併せ持つ。
【0022】
特殊擬餌針17の遊泳中に魚が喰い付いた場合、魚体Fは従来使用の釣り竿の撓りの弾性力に相似した弾性材14の作用と弾性材の伸びを規制する紐15で魚体Fを引張り、緊張した道糸16が道糸取り込み要具29を撓ませ、魚体Fは主ベルト12に吊られた状態で移動し、道糸案内ローラー33の真下に到る。回転式自動魚釣り機 図1の通常の運転形態は、図2に示すように支柱9、10、11の先端部分は道糸16の長さの関係上、常に或る一定の高さまで海面に近づける必要があり、ある角度の傾斜を成している。従って魚体Fには常に吊り上げ作用が働き、自身の重力と慣性力で針が刺さった部分には力が加勢されるため、魚体Fが釣針から外れる可能性は少ない。
【0023】
道糸案内ローラー33に道糸16が乗ると、魚体Fは道糸案内ローラー33とのある一定の間隔の距離まで垂直に引上げられ、その調整された間隔に達した時点で、道糸保持具34、キャップ押付け器具35、および、魚体受け止め器具36等々機器装備台19上に設置された各機器が回転してくる。
【0024】
道糸案内ローラー33と魚体Fとの間隔に、道糸保持具34とキャップ押付け器具35が入り込むと、緊張した道糸16は両器具34,35に設けられた溝に嵌る。
【0025】
図6、図7で表示する、道糸保持具34は常に垂直の姿勢を保ち、左右には自在に振れるが前後の振れは不動で、道糸案内の形状を成した溝と道糸の緊張方向に対応し摩擦による道糸の損傷を防ぐ目的で、取付け方向の違う2個のローラーを装備した器具で、支点軸37を中心に滑り台39上を移動する、道糸保持具用レバー38の先端部分に取り付けられている。
【0026】
キャップ押付け器具 図8、図9は道糸保持具34の真下に位置し、上部は道糸案内形状の溝を有し道糸保持具34から道糸16を受け入れ、下部先端部分は付随の道糸誘導要具40によって溝内へ自動的に導かれる。この道糸誘導要具40は魚体Fに接触すると軸41を支点に自由に上下移動が可能のため、キャップ押付け動作の妨げにならない構造となっている。又、この道糸誘導要具40は魚体Fが針から外れた場合の特殊擬餌針17の跳ね上がりを防止する役目も有している。尚、道糸保持具34の誘導ローラー93中心部とキャップ押付け器具35の中心部は常に一直線上にある。
【0027】
キャップ押付け器具35は、これも常時垂直な姿勢を維持し弾性板42を介して回転軸43に連結し、駆動用レバー44の軸受け部に取り付けられ、左右には自由に回転するが前後の動作は機器装備台19の傾斜から生じる道糸との中心線の狂いを修正する必要上、ある程度の移動が可能な構造としている。弾性板42はキャップ押付け器具35が駆動用レバー44により下降する際の円弧によって生ずる道糸保持具34との中心線の狂いを修正する役目を有するものである。
【0028】
キャップ押付け器具35を先端部に取り付けた駆動用レバー44は、道糸保持具用レバー38に設けた軸45を支点にして機器装備台19に設置したカム駆動用モーター49に連結のカム46の動作によりキャップ押付け器具35の上下運動を行う機構である。
【0029】
緊張した道糸16が道糸保持具34とキャップ押付け器具35の溝に嵌ると、両器具34、35は魚体Fの慣性力によって滑り台39上を回転方向とは逆の向きに滑り始め、後方に装備された、左右には回転自在で前後不動の魚体受け止め器具36に魚体が受け止められるまで移動する。魚体が受け止められると、受け止め器具保持用レバー47の僅かな移動によってリミットスイッチ48が作動し、カム駆動用モーター49が始動、ギヤー56を介して連結のカム46が回転を始めキャップ押付け器具35が道糸16に沿って下降を開始する。又、魚体が受け止め器具36に受け止められると同時に道糸16に働く後方への慣性力が無くなる為、道糸保持具34とキヤップ押付け器具35は回転を始め、道糸案内ローラー33をかわすと同時に全重量が道糸保持ローラー94にかかる。
【0030】
道糸保持具34とキャップ押付け器具35が回転中も、キャップ押付け器具35は下降を続け、キャップ押付け器具35の先端部が特殊擬餌針17のキャップ50を叩くように接触し押付ける。尚、特殊擬餌針17とキャップ押し付け器具35の両接触面は、滑り防止策として多数の凹凸を施した粗面形状に仕上ている。
【0031】
特殊擬餌針17のキャップ50が調整された僅か1.0ミリメートル前後の移動によって、キャップ50と直結の突き棒51が釣針作動装置、図5の止めピン52を押し下げると、回転釣針器具6は、支えを失い軸73を支点に魚体自身の重力で回転し拔針脱落する。魚体Fが落下すると回転釣針器具6は、回転復帰用弾性体53によって止めピン52が本体の突き棒51の作動用穴に嵌り込む位置まで反転し元の状態に復帰する。
【0032】
また、魚体Fが脱落すると、魚体受け止め器具36に働いていた魚体の後方への慣性力は零となるため、受け止め器具保持用レバー47が復帰用弾性体54により止めピン55まで軸57を支点にして僅かの距離引き戻され、作動中のリミットスイッチ48は断となりカム駆動のモーター49は停止する。
【0033】
制動機能なしのカム駆動モーター49が停止してフリーになると、カム46はキャップ押付け器具駆動レバー44の復帰用弾性体58の力でローラー59に押付けられるため、逆回転し元の位置に戻る。と同時にキャップ押付け器具35も作動前の位置に復帰するが、また同時に、道糸保持具34のレバーに取り付けた引き戻し弾性体60の引張力で両器具34,35は滑り台39上を瞬時に止めピン61まで移動し作動前の状態に復帰する。
【0034】
魚体F脱落後の道糸保持具34とキャップ押付け器具35の溝に嵌っていた道糸16は回転によって両器具34,35の溝が反対方向の位置に達すると主ベルト12に引かれながら溝から離れ、再度道糸案内要具20に到り搬送器具24上に誘導される。
【0035】
自動拔針動作の失敗、或は拔針動作不可能な軽量の魚体、または浮流物が掛った場合等不測の事態には、安全面及び機器保護の重要上、魚体や浮游物が船内側の周縁を道糸保持具34に吊られた状態で周回中に検知器機、例えば物体の重量等を検知して電気回路等を緊急遮断停止の機能を設け、事故発生を未然に防止する機構を成している。
【0036】
回転式自動魚釣り機、図1の休止中の格納は、自動作動回路から手動回路に切り替える事によって機構支持台65上の機構全体が船内の方向に上下駆動用モーター63、およびギヤー64によって機構支持軸67を支点に反転操作され支柱9,10,11の格納固定位置まで回転移動される。又、組立、分解修理等の必要性から甲板上を横方向に旋回可能な機能の機構支持台65と据付台66の構造とする。一例として、図2のように機構支持台65の底辺中心部分と据付台66とにそれどれ凹凸用の円筒67を設け機構支持台65の凹部円筒を据付台66の凸部円筒で支え、運転中は止めピン68にて固定、修理等の必要時は止めピン68を弛緩し、手動にて横方向の旋回が可能な構造とする。
【0037】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、搬送器具ではベルトコンベアー方式以外に、道糸16の長さ分だけ支柱9より短い、溝を設けた空洞容器の先端部にバッチングマシンのような簡単な投げ飛ばし装置を設置して、特殊擬餌針17を道糸16の長さの2倍の距離タイミング良く飛ばす方法も考えられるが、この方法等も本発明の搬送器具目的の範囲に含まれるものである。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、海面近くを浮遊する魚群を目的に、連続した一本釣り方式で漁獲する回転式自動魚釣り機を製造、販売する産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る回転式自動魚釣り機の外観平面図。
【図2】 図1の回転式自動魚釣り機の運転状態時の右側から見た側面図。
【図3】 釣針作動装置の本体部分の正面断面図。
【図4】 回転釣針器具の側断面図。
【図5】 釣針作動装置の側断面図。
【図6】 道糸保持具の平面断面図。
【図7】 道糸保持具の側断面図。
【図8】 キャップ押付け器具の斜視図。
【図9】 キャップ押付け器具の平面図。
【図10】 拔針に関連する各機器の斜視図。
【図11】 機器装備台上の作動機構の外観平面図。
【図12】 搬送器具の側断面図。
【図13】 搬送器具の外観平面図。
【図14】 搬送器具及びフロート式制御機器の断面図。
【図15】 主ベルトの取付け器具に繋がった、釣り要具一式の斜視図。
【符号の説明】
【0040】
1 主駆動モーター
2 回転減速装置
3 カム駆動モーター電源接続用スリップリング装置、又は、発電機
4 回転駆動軸
5 釣針作動装置の本体部
6 釣針作動装置の回転釣針器具
7 主滑車
8 従滑車
9 左側支柱
10 先端側支柱
11 右側支柱
12 主ベルト
13 取付け器具
14 弾性材
15 伸張を規制する紐
16 道糸
17 特殊擬餌針
18 ワンタッチ式フック
19 機器装備台
20 道糸案内要具
21 誘導要具
22、31 溝
23 ベルトコンベア−
24 搬送器具
25 ローラー駆動モーター
26 駆動ローラー
27 先端ローラー
28 緊張調節装置
29 道糸取り込み要具
30 誘導要具
32 収納容器
33 道糸案内ローラー
34 道糸保持具
35 キャップ押付け器具
36 魚体受け止め器具
37 支点軸
38 道糸保持具用レバー
39 滑り台
40 道糸誘導要具
41、45、57、73、77、78、 軸
42、53、54、58、60、71、72、 弾性体
43 回転軸
44 駆動用レバー
46 カム
47 魚体受け止め用レバー
48 リミットスイッチ
49 カム駆動用モーター
50 キャップ
51 突き棒
52、55、61、68、70、76、 止めピン
56、64、 ギヤ−
59 ローラー
62 フロート式制御機器
63 上下駆動用モーター
65 機構支持台
66 据付台
67 機構支持軸
69 隔壁板
74 止めピン飛び出し止め具
75 道糸取付け具
79 保護筒キャップ
80 保護筒
81 押し棒ガイド管
82 押し棒
83 浮き球
84 浮き球受け具
85 浮き球用枠
86 リミットスイッチ
87 電線
88 先端ローラー軸
89 先端ローラー軸保持具
90 フロート式制御機器保持具
91 フロート式制御機器保持具固定用止め具
92 支持軸
93 誘導ローラー
94 道糸保持ローラー
95 軸受
96 軸
97 保持軸
T 船体
S 海面
F 魚体
A=B=C 移動寸法




 

 


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