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発明の名称 光源装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−54(P2007−54A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−182547(P2005−182547)
出願日 平成17年6月22日(2005.6.22)
代理人 【識別番号】100078765
【弁理士】
【氏名又は名称】波多野 久
発明者 林田 裕美子 / 鎌田 博士 / 渡邊 美保
要約 課題
揮発成分により得られる効果の長寿命を図ることができる光源装置を提供する。

解決手段
蛍光ランプ2と;この光源の点灯時の熱または光により揮発するように蛍光ランプ2の口金3に設けられた防虫物質と;を具備している。
特許請求の範囲
【請求項1】
光源と;
この光源の点灯時の熱または光により揮発するように光源に設けられた揮発成分と;
を具備していることを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記揮発成分は、バインダーが混合されて光源に層状に成形されていることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
【請求項3】
前記揮発成分は、マイクロカプセル化されていることを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。
【請求項4】
前記揮発成分が防虫物質であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の光源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は光源に揮発成分を設けた光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、防虫効果の向上を図った照明器具の一例としては、光源の一例である蛍光ランプを収容する照明器具の密閉性を高めることにより、照明器具内への蛾等の虫の侵入の防止を図ったものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10−12027号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような従来の照明器具では、照明器具の構造を、虫の侵入を防止するようにパッキン等により完全密閉形に形成しているので、必要以上にパッキン等を強化する工程が必要となる上、密閉構造が不可欠であるために、デザイン的な選択の幅が非常に狭くなるという課題がある。
【0004】
また、蛍光ランプを覆う照明カバーとして、元来熱を発散しにくいメタクリル系樹脂からなる成形物を使用する場合には、照明器具全体を密閉構造に構成することで、最近の蛍光ランプ等の光源の高出力化も相俟って、より照明器具内に発生した熱が蓄積して熱くなる傾向がある。照明器具が熱くなると、蛍光ランプの点灯装置として搭載されているインバータ等の電子部品が故障したり、寿命が短くなるという虞がある。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、揮発成分により得られる効果の長寿命を図ることができる光源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明は、光源と;この光源の点灯時の熱または光により揮発するように光源に設けられた揮発成分と;を具備していることを特徴とする光源装置である。
【0007】
請求項2に係る発明は、前記揮発成分は、バインダーが混合されて光源に層状に成形されていることを特徴とする請求項1記載の光源装置である。
【0008】
請求項3に係る発明は、前記揮発成分は、マイクロカプセル化されていることを特徴とする請求項1または2記載の光源装置である。
【0009】
請求項4に係る発明は、前記揮発成分が防虫物質であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の光源装置である。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によれば、揮発成分は、光源の点灯時の熱やUV等光により揮発するので、光源の点灯時のみ主に揮発して消耗し、点灯時以外は消耗しにくいので、揮発成分により得られる効果の長寿命を図ることができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、揮発成分にバインダーを混合して光源に塗布して層状に形成することにより、揮発成分を光源に簡単に設けることができ、揮発成分を支持する部材等を別途設ける必要がない。
【0012】
請求項3の発明によれば、揮発成分を多数のマイクロカプセル内に収容してマイクロカプセル化しているので、このマイクロカプセルの被膜が光源点灯時の熱または紫外線等の光により破壊されたときに、揮発成分が揮発し、これ以外は揮発成分がの被膜により被覆されているので揮発が抑えられる。このために、揮発成分の効果の長寿命化を図ることができる。
【0013】
請求項4の発明によれば、揮発成分が防虫物質であるので、防虫効果の長寿命を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
【0015】
図1は本発明の第1実施形態に係る光源装置1の要部を平断面で示す正面図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0016】
光源装置1は、光源の一例である環形蛍光ランプ2の一部である口金3に、図示しない揮発成分の一例である防虫物質を設けている。
【0017】
環形蛍光ランプ2は、一平面上にて所要大の円環形に形成されたガラスバルブ2aのほぼ全内面に、蛍光体膜を形成し、ガラスバルブ2aの両端部内には、一対のフィラメント電極4,4が封装されている。ガラスバルブ2a内には水銀とアルゴンガス等の希ガスが放電媒体として封入されている。
【0018】
ガラスバルブ2aは、ソーダライムガラスやバリウムシリケートガラスなどの軟質ガラスで形成されるが、ほうケイ酸ガラスや石英ガラスなどの硬質ガラス製であってもよい。蛍光体膜を構成する蛍光体は、三波長発光形蛍光体、ハロ燐酸塩蛍光体など周知の蛍光体により構成可能であるが、発光効率の観点から三波長発光形蛍光体の使用が好ましい。
【0019】
なお、ガラスバルブ2aの内面と蛍光体層との間に保護膜を介在させてもよい。保護膜としては金属酸化物微粒子から構成したものが好適であり、金属酸化物微粒子には、アルミナ(Al)やリン酸ストロンチウム(Sr)などの微粒子を用いることが可能である。
【0020】
一対のフィラメント電極4,4は、フレア形等のガラスステム5,5上に立設された一対のリード線7,7によりそれぞれ支持され、これらガラスステム5,5はガラスバルブ2aの両端部に封着されている。これら、ガラスステム5,5の少なくとも一方には、排気用の細管6が備えられている。
【0021】
各フィラメント電極4の両端を支持する一対のリード線7,7は、ガラスステム5とピンチシール端部を貫通してガラスバルブ2aの外部に気密に延伸するアウタリード7aそれぞれに接続されている。
【0022】
ガラスバルブ2aの一対の電極封止端部間には、合成樹脂製の円弧状円筒体の口金3が跨って取り付けられており、口金3の内部における一対の電極封止端部の外面同士間には空隙gaが形成されている。
【0023】
口金3は、その円弧状円筒体の口金本体3aの外面に、4本の接続ピン78を外方に突出するように突設している。これら接続ピン8は、その口金本体3aの内方に若干突出する内端部に、4本のアウタリード線7aをそれぞれ接続している。
【0024】
そして、口金3は、その口金本体3aを、揮発成分の一例である防虫物質を収容した多数のマイクロカプセルを練り込んだ成形樹脂により形成されている。防虫物質としては、例えば蛾に対して防虫忌避効果を有する、人体に無害でかつ芳香性を有するラベンダー精油や植物油、またはこれら精油から主成分として抽出されるテルペン系等の化合物とその合成物がある。防虫物質としては、これらに限定されるものではなく、防虫、忌避、殺虫効果があればよく、揮発性を有する芳香剤でもよい。
【0025】
マイクロカプセルは、その外被が蛍光ランプ2の点灯時の点灯温度と同程度の例えば40〜60℃程度で溶解して破壊され、または点灯時のUV(紫外線)等の光により外被が破壊されるように形成されている。マイクロカプセル化の方法としては、防虫物質を芯材とし、その外面を外被として被覆する被膜材として、例えばポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂等の電気絶縁性を有する高分子化合物を使用して界面重合法、相分離析出法、オリフィス法等によりマイクロカプセル化する方法がある。
【0026】
さらに、他のマイクロカプセル化の方法としては、無機の多孔質体からなるマイクロカプセルを、防虫物質の芯物質中に浸漬させることにより、この防虫物質をマイクロカプセルの内部に侵入させてもよい。しかし、この場合は、多孔質体が導電性を有するので、アウタリード線7aと接触しないように設ける必要がある。これらマイクロカプセルの粒径は例えば3〜3000μmであり、10〜40μmの微粒子状でもよく、さらに100〜3000μmの大粒径でもよい。
【0027】
また、マイクロカプセル化された防虫物質を合成樹脂に練り込んで口金本体3aを形成する場合には、2重カプセル化方法を使用してもよい。すなわち、マイクロカプセルを合成樹脂に練り込み、口金本体3aに成形する際に、高温での加熱処理工程がある場合には、例えば一旦上記したように高分子材料によりマイクロカプセル化した後に、再度別の高分子材料、または水分散性のシリコンオイル等により被覆する被膜を構成して多重膜化してもよい。
【0028】
したがって、この光源装置1によれば、蛍光ランプ2が点灯されて、UVを含む光が発光し、40〜60℃の点灯温度に昇温すると、口金本体3a内に練り込まれた所要数のマイクロカプセルの外被がその点灯温度とUV等の光により破壊される。
【0029】
このために、マイクロカプセル内の揮発性物質の防虫物質が外部に露出して揮発する。このために、防虫用の照明器具を使用しなくても、防虫効果を奏することができ、蛾等の虫に蛍光ランプ2およびこの蛍光ランプ2を具備した照明器具を忌避させることができる。このために、蛍光ランプ2への接近と、照射器具内への虫の侵入を防止することができる。また、蛍光ランプ2の照明器具等を密閉構造に構成する必要がないので、照明器具が高温に昇温して蛍光ランプの寿命が短命化するのを防止することができる。
【0030】
また、口金本体3a内に練り込んだ防虫物質のマイクロカプセルが電気絶縁性を有する場合には、口金本体3a内でのアウタリード7aの配線の自由度を制限されることがない。
【0031】
図3は本発明の第2の実施形態に係る光源装置1Aの要部拡大平断面図、図4は図3のIV−IV線断面図である。この光源装置1Aは、図1,2で示す光源装置1において、その防虫物質を練り込んだ口金本体3aを、これに防虫物質のマイクロカプセルを練り込んでいない単なる合成樹脂により形成した第2の口金本体3bに置換し、さらに、この第2の口金本体3b内に、その軸方向に並設される左右一対の接続ピン8,8同士の間隙にて、円柱状の第1の防虫物質9を固着した点に特徴があり、これ以外は光源装置1と同様の構成である。
【0032】
第1の防虫物質9はマイクロカプセルの微粒子集合粉体をバインダー等により固着して口金本体3aの内径とほぼ同径の中実円柱状に形成して、口金本体3aの軸方向中間部内面に固着している。
【0033】
したがって、この光源装置1Aによっても、蛍光ランプ2の点灯時の発熱とUVを含む光の少なくとも一方により、第1の防虫物質9のマイクロカプセルの被膜を溶解等により破壊し、第1の防虫物質9を揮発させることができる。このために、蛍光ランプ2は防虫忌避効果を奏することができる。
【0034】
また、第1の防虫物質9は、アウタリード線7a…が殆ど配線されない軸方向一対の接続ピン8,8同士間の間隙にて固着されるので、アウタリード線7a…が第1の防虫物質9に接触して電気的障害が発生するのを防止または低減することができる。
【0035】
さらに、多数のマイクロカプセル化された第1の防虫物質9を中実の円柱状に形成しているので、第1の防虫物質9の物量を増大させることができる。このために、第1の防虫物質9の防虫効果の長寿命化を図ることができる。
【0036】
図5は本発明の第3の実施形態に係る光源装置1Bの要部拡大平面図、図6は図5のVI−VI線断面図である。この光源装置1Bは、図3,4で示す前記第1の防虫物質9を、第2の防虫物質10に置換した点に特徴がある。
【0037】
第2の防虫物質10は、前記第1の防虫物質9と同様にマイクロカプセル化されて中実円柱状に形成されているが、図5に示すように接続ピン8側の内方に間隙gbを形成するように縮径されている点で相違し、これ以外は前記第1の防虫物質9とほぼ同様に形成されている。すなわち、第2の口金本体3bが4本の接続ピン8…を突設した半円筒体と、これら接続ピン8…を突設していない半円筒体とを接合させることにより構成されている場合に、接続ピン8…を突設していない半円筒体の内側に第2の防虫物10を固着した点に特徴がある。
【0038】
したがって、この光源装置1Bによっても、蛍光ランプ2の点灯時の発熱とUVを含む光の少なくとも一方により、第2の防虫物質10のマイクロカプセルの被膜を溶解等により破壊し、第2の防虫物質10を揮発させることができる。このために、蛍光ランプ2は防虫忌避効果を奏することができる。
【0039】
また、第2の防虫物質10は、口金本体3a内の接続ピン8側に図6中三日月状の間隙gbを形成しているので、この間隙gbにアウタリード7a…を配線することができる。このために、アウタリード線7a…が第2の防虫物質10に接触するのを防止することができるので、第2の防虫物質10を電気絶縁物により構成する必要がない。または、より低い電気絶縁性付与で済む。
【0040】
なお、前記実施形態では、防虫物質9,10をマイクロカプセル化して円柱状に形成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば中空の円柱状や角柱状、角筒状でもよく、その形状には限定されない。
【0041】
さらに、防虫物質9,10をマイクロカプセル化する場合でも、そのマイクロカプセルの被膜を、破壊温度が相違する多重膜に形成してもよく、これによれば、防虫物質9,10のさらなる長寿命化を図ることができる。
【0042】
さらにまた、防虫物質9,10をマイクロカプセル化しなくてもよく、これら防虫物質9,10にバインダーを混合し、合成樹脂製の口金本体3bの内面に塗布することにより層状に形成してもよい。これによれば、防虫物質9,10の塗布により、口金本体3bに防虫物質9,10を簡単迅速に形成することができるうえに、多層に塗布することにより防虫物質9,10の充填量を簡単に増大させ、防虫物質9,10のさらなる長寿命化を図ることができる。また、この塗布方法によれば、防虫物質9,10を支持固定する支持手段を別途設ける必要がない。
【0043】
そして、上記実施形態では、光源として環形蛍光ランプ2を使用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、直管形やコンパクト形、電球形の蛍光ランプでもよい。但し、これら蛍光ランプの場合、口金の密閉度が高いので、口金内部に防虫物質を設ける場合には、口金に、外気に連通する通気孔を穿設する必要がある。または、口金やガラスバルブの外面に防虫物質を配設してもよい。さらに、光源としては、LED(発光ダイオード)ランプ、EL(エレクトロルミネセンス)ランプ、HID(高輝度放電)ランプ、白熱電球でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光源装置の要部を平断面で示す正面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る光源装置の要部拡大平断面図。
【図4】図3のIV−IV線断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る光源装置の要部拡大平断面図。
【図6】図5のVI−VI線断面図。
【符号の説明】
【0045】
1,1A,1B…光源装置、2…環形蛍光ランプ、2a…ガラスバルブ、3…口金、3a…口金本体、4…フィラメント電極、5…ガラスステム、6…細管、7a…アウタリード、8…接続ピン、9,10…第1,第2防虫物質。




 

 


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