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発明の名称 パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−244269(P2007−244269A)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
出願番号 特願2006−71016(P2006−71016)
出願日 平成18年3月15日(2006.3.15)
代理人 【識別番号】100123984
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 晃伸
発明者 安田 定明
要約 課題
パン生地を焼成ケースに投入する際に、パン生地の重なりを解消することができる落下機構およびそれを備えたパンニング装置の提供。

解決手段
一辺が回転支軸と固結された回転板と、回転支軸を正逆回転させる駆動系と、これらを制御する制御部とを具備し、その下方位置に搬送された焼成ケースにパン生地を移し換えるパンニング装置の落下機構であって、前記制御部は、生地搬送コンベアの端部から排出されるパン生地を受取る際には前記回転板を水平姿勢とし、受取ったパン生地を前記焼成ケースに移し換える際には前記回転板を垂直姿勢とすることを特徴とするパンニング装置の落下機構およびそれを備えたパンニング装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
一辺が回転支軸と固結された回転板と、回転支軸を正逆回転させる駆動系と、これらを制御する制御部とを具備し、その下方位置に搬送された焼成ケースにパン生地を移し換えるパンニング装置の落下機構であって、
前記制御部は、生地搬送コンベアの端部から排出されるパン生地を受取る際には前記回転板を水平姿勢とし、受取ったパン生地を前記焼成ケースに移し換える際には前記回転板を垂直姿勢とすることを特徴とするパンニング装置の落下機構。
【請求項2】
前記回転板は2枚であり、焼成ケースを3等分する位置にそれぞれ配設され、該回転板はケースの外側に向かって開閉することを特徴とする請求項1の落下機構。
【請求項3】
前記回転板は6枚であり、3組の一対の回転板が焼成ケースを3等分する位置に隣接して配設され、各組の回転板は互いに内側に向かって開閉することを特徴とする請求項1の落下機構。
【請求項4】
前記制御部が、3組の一対の回転板をそれぞれ異なるタイミングで開閉することを特徴とする請求項3の落下機構。
【請求項5】
前記回転板は、焼成ケースの寸法に応じて交換可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの落下機構。
【請求項6】
前記回転板は、表面がフッ素樹脂加工されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの落下機構。
【請求項7】
生地搬送コンベアと、生地搬送コンベアの端部において落下するパン生地を所定の位置に導く複数の位置決め板を有するカセットと、当該カセットの下方に配された請求項1ないし6のいずれかの落下機構と、その下方にケース搬送コンベアを備えるパンニング装置。



発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パン生地を焼成ケースに投入する際の落下機構に関し、より具体的には、パンニング装置が生地搬送コンベアからN字型やM字型等に折曲成形されたパン生地を受け、それを焼成ケースに移し換える際の落下機構およびそれを備えたパンニング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
食パンの生産は、パン生地材料を混練して用意したパン生地を、小口分割し、丸め、中間発酵させ、整形し、型詰し、最終発酵させ、焼成することにより行われていることが知られている。食パンの生産では、厚めのシート状パン生地片に成形した後、該生地片を棒状に巻き上げ成形し、その棒状のパン生地を、N字型やM字型等に折曲成形し(整形工程)、食型に詰め(型詰工程)、食型に型詰めされたパン生地を最終発酵させた後、焼成する工程が必要となる。
【0003】
製パン工場においては、作業能率、衛生面、製品品質の観点から、これらの工程は機械化されている。例えば、ホッパーから帯状に成形され搬送されてきた食品生地帯を縦に複数条に分割し、複数の食品生地帯を形成し、該食品生地帯を秤量しながら横方向に裁断し、食品生地片を形成し、次に該食品生地片を秤量し、その秤量値をフィードバックして前記横方向の裁断を制御し又は前記フィードバック制御をせずに前記食品生地片を搬送し、これら複数列の食品生地片を合流して同一列に配列仕直して、前記食品生地片を巻き上げ成形し、その棒状のパン生地を、N字型やM字型等に折曲成形し、食型に詰め、食型に型詰めされたパン生地を最終発酵させた後、焼成する搬送成形装置がある(特許文献1)。
【0004】
また、図3に示すように、棒状パン生地の長さ方向を搬送方向と直交するように搬送して棒状パン生地の長さを検出するフォトセンサーと、搬送される棒状パン生地の調心装置と、検出された長さによって折り曲げ位置を移動可能かつ押し込み量が調節可能な折り曲げ部材によって、棒状パン生地を均等な長さで折り曲げ、食型に搬送する、パンニング装置がある。(特許文献2)。
【特許文献1】特開2003−304799号公報
【特許文献2】特開2002−95403号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
製パン工場における三斤パンの焼成は、図3に示すようなパンニング装置により、焼成ケース5に3本の棒状パン生地をM字型に成形して投入して行うのが一般的である。ここで、成形部4から焼成ケース5にパン生地が投入されるに際しては、パン生地同士が重なり合う場合がある。かかる場合には、重なった部分が、他の部分と比べ生地の密度が高くなり、品質にばらつきが出るという問題が生じる。しかし、焼成ケース5とパン生地に隙間ができては良質のパン焼成することができない。
一方で、焼成ケース5は、コンベア装置により、連続的に搬送されるのが通常である。それゆえ、焼成ケース5内へ降下する仕切を設けると、仕切が完全に上昇するまで焼成ケース5を搬送することができず、処理速度の点で問題がある。そもそも、焼成ケース5の上部には、パンニングカセット3が設置されているため、仕切を昇降するための駆動系を設けることが難しかった(図1参照)。
また、従来は、図2に示すような、パンニングカセット3を焼成ケース5が水平移動してもぶつからない高さに設けることである程度の改善を図っていたが、更に高い精度でパン生地の重なりを無くし、常に良品質のパンを供給する技術が求められていた。
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、パン生地を焼成ケースに投入する際に、パン生地の重なりを解消することができる落下機構およびそれを備えたパンニング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者は、焼成ケースの搬送を妨げない仕切板を焼成ケース内に動的に配置することにより、上記課題を解決できると考えた。ここで、焼成ケースに切り込みを入れ、下方から仕切板を抜き差しすることも考えられるが、コンベア上を搬送される焼成ケースに正確に仕切板を抜き差しするためには、焼成ケースの正確な位置決めが必要となるので現実的ではない。また、焼成ケースに幅広の切り込みを設けるのはパンの風味を損なうので好ましくない。そこで、焼成ケースの上方から焼成ケースの搬送速度を損なうことなく、仕切板を動的に配置すべく、本発明を想到した。
すなわち、本発明は、以下の(1)ないし(7)の落下機構およびそれを備えたパンニング装置を要旨とする。
(1)一辺が回転支軸と固結された回転板と、回転支軸を正逆回転させる駆動系と、これらを制御する制御部とを具備し、その下方位置に搬送された焼成ケースにパン生地を移し換えるパンニング装置の落下機構であって、前記制御部は、生地搬送コンベアの端部から排出されるパン生地を受取る際には前記回転板を水平姿勢とし、受取ったパン生地を前記焼成ケースに移し換える際には前記回転板を垂直姿勢とすることを特徴とするパンニング装置の落下機構。
(2)前記回転板は2枚であり、焼成ケースを3等分する位置にそれぞれ配設され、該回転板はケースの外側に向かって開閉することを特徴とする(1)の落下機構。
(3)前記回転板は6枚であり、3組の一対の回転板が焼成ケースを3等分する位置に隣接して配設され、各組の回転板は互いに内側に向かって開閉することを特徴とする(1)の落下機構。
(4)前記制御部が、3組の一対の回転板をそれぞれ異なるタイミングで開閉することを特徴とする(3)の落下機構。
(5)前記回転板は、焼成ケースの寸法に応じて交換可能であることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかの落下機構。
(6)前記回転板は、表面がフッ素樹脂加工されていることを特徴とする(1)ないし(5)のいずれかの落下機構。
(7)生地搬送コンベアと、生地搬送コンベアの端部において落下するパン生地を所定の位置に導く複数の位置決め板を有するカセットと、当該カセットの下方に配された(1)ないし(6)のいずれかの落下機構と、その下方にケース搬送コンベアを備えるパンニング装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、パン生地の重なりを解消することができるパンニング装置を実現することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明を実施するための最良の形態を、図面に沿って説明する。以下では,コンベア11の搬送方向を前方向と、それと直交する方向を左右方向と言う場合がある。
従来のパンニング装置における落下機構は、図6のごとくであり、閉状態にあるシャッター81,82とカセット3により区切られた区画A〜Cから構成される。まず、コンベア11から搬送されるパン生地が、コンベア11の搬送方向に直交して水平動するシュートゲート91が区画A〜Cの対向位置においてパン生地を排出すると、パン生地は慣性力の作用を受けながら、カセット3の位置決め板31〜34および背面板35に導かれて、区画A〜Cに順次投入される。続いて、全ての区画A〜Cにパン生地が載置されると,シャッター81,82が前後方向に開き、焼成ケース5内にパン生地が自重により落下する。ここで、落下するパン生地は、シャッター81,82の高さから仕切板が無い状態で自然落下するため、構造上、重なりの発生を防止することは難しかった。そこで、発明者は次の2つの態様の落下機構を発明した。
【0010】
(イ)第1の態様(外開き構成)
本発明の第1の態様の落下機構は、図4に示すごとく、2枚の回転板62,65により構成され、回転板62,65は、シャッター81,82と焼成ケース5の間に配設される。回転支軸72,75は、一端が図示しない指示柱により回動自在に固定され、他端は駆動伝達部22内の駆動ギヤに連結される。第1の態様では、構造上、駆動伝達部22を回転保持板62,65に隣接して設けるのは難しいため、支軸72,75の一端を後述する第2の態様よりも長く構成し、伝達ギヤを介して、スペースに余裕のある場所に設けたモータの駆動を伝達している。
回転板62,65の短手方向の長さは、開閉時に焼成ケース5内に載置されたパン生地と衝突しないよう、最適な長さのものを採用している。すなわち、焼成するパンの種類によって、焼成ケース5の寸法は異なるが、これに対応するために、回転板も交換可能に構成されている。なお、回転保持板の表面は、フッ素樹脂加工等により摩擦が最小となるよう構成するのが好ましい。
【0011】
第1の態様の落下機構の作動を説明する。回転板62,65は、間欠動するケース搬送コンベアによる焼成ケース5の搬送時は焼成ケース5の搬送を妨げないよう実線の位置にあり、パン生地落下時は一点鎖線の位置にある。より詳細には、焼成ケース5が落下機構の直下に搬送されると、回転支軸72,75を固定する駆動ギヤが図示しないモータにより正回転し、回転板62,65は一点鎖線の位置まで回動される。続いて、シャッター81,82が前後に開放され、M字型パン生地が焼成ケース5内に自然落下しながら投入されるが、この際、回転板62,65がパン生地の重なりを防ぐ仕切板として機能する。パン生地が焼成ケース5内に載置されると、駆動ギヤが逆回転し、回転板62,65が再び水平位置に配され、続いてそれと共に焼成ケース5は図示しないケース搬送コンベアにより排出される。
【0012】
第1の態様では、回転板の枚数が2枚であるため、隣接する回転板と干渉のおそれが無く、より適切にパン生地を載置することができる。すなわち、仕切板一枚の厚さで隣接するパン生地を仕切ることができるため、特別な回転板の制御をすることなく、パン生地同士の間隙を最小とすることができる。
なお、以上では、3斤パンの焼成ケースにおける構成を説明したが、回転板の枚数は焼成ケースの形状と載置されるパン生地の個数によって、適宜設計可能である。例えば、2つのパン生地を焼成ケースに投入する製造工程においては、一枚の回転板により落下機構を構成してもよい。
【0013】
(ロ)第2の態様(内開き構成)
本発明の第2の態様の落下機構は、図7のごとくであり、コンベア11から搬送されるパン生地がカセット3(図中では省略)と回転板61〜66により区切られた区画A〜Cから構成される。第2の態様の落下機構は、前後に開閉するシャッター81,82に代わり、3組の一対の回転板61〜66を有している。回転板61〜66は、その一端が回転可能に支持された回転支軸71〜76に固定されており、これらの回転支軸を回転させることにより、一対の保持板を同時に開閉させることができる。回転支軸71〜76は、一端が図示しない指示柱により回動自在に固定され、他端は駆動伝達部22内の駆動ギヤに連結される。駆動伝達部22内において、駆動ギヤは伝達ギヤに連結されており、伝達ギヤ群を介して駆動モータを正逆回転させることにより回転支軸71〜76が回転し、回転板61〜66の開閉が行われる。
【0014】
なお、同一区画を構成する一対の回転板は同時に開閉作動する必要があるが、他の区画を構成する回転板とは別個に作動させてもよいし、同時に作動させてもよい。全ての回転板を同時に作動させる場合には、駆動伝達部を前後に2つ設け、第1の駆動系で回転板61,63,65を駆動し、第2の駆動系で回転板62,64,66を駆動させるように構成してもよい。
また、各組の回転板を同時に開閉する場合には、隣接する回転支軸の左右方向の幅によりパン生地に間隙が生じないよう気をつける必要がある。すなわち、隣接する2枚の回転板を、90度ないしは90度を数度超える角度まで回転させ、隣接する2枚の回転板が鋭角な三角形を構成するようにすることで、パン生地の間隙が生じないようにするのが好ましい。
【0015】
図5は、本発明の回転板63B,および64Bを説明するための斜視図である。実際には、左右に回転板61A,62Aおよび65C,66Cが配置されるが、本図では説明の便宜上省略している。回転板63B,64Bの短手方向の長さは、第1の態様と同様に、最適な長さのものを採用している。
本発明の回転板63B,64Bは、シューター9からM字型またはN字型のパン生地が投入される際は、実線の位置に配される。すなわち、回転支軸73Bおよび74Bが水平位置の状態で、図示しない駆動ギヤにより固定され、パン生地は回転板63B、64B上に載置されることとなる。
【0016】
全てのパン生地が回転板61〜66上に載置されると、回転支軸71〜76を固定する駆動ギヤが正回転し、一点鎖線の位置まで回動され、パン生地が落下する。この際、回転板63Bおよび64Bが仕切板としての効果を奏するため、焼成ケース5内のパン生地の重なりを防ぐことができる。すなわち、本発明の回転板によれば、パン生地の自然落下距離を、焼成ケース5の高さ以下に抑えることができるため、パン生地の重なりを最小限とすることが可能となる。
パン生地が焼成ケース5内に載置されると、駆動ギヤが逆回転し、回転板61〜66が再び水平位置に配され、続いて焼成ケース5は図示しないケース搬送コンベアにより排出される。
【0017】
本発明の回転板により、シャッター81,82は不要となるが、回転板61〜66が水平位置に配された際のシュートゲート91との距離は、従前のシャッター81,82とシュートゲート91との距離以下となるように構成するのが好ましい。シュートゲート91との距離が広くなると、回転板上に落下する際にパン生地の形状が崩れるおそれがあるからである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】従来のパンニング装置の一態様を示した斜視図である。
【図2】パンニングカセットの斜視図である。
【図3】従来のパンニング装置の一態様を示した平面図である。
【図4】本発明の第1の態様の落下機構を説明するための概略斜視図である。
【図5】本発明の第一の態様の落下機構を説明するための概略斜視図である。
【図6】従来のパンニング装置の落下機構を示した平面図である。
【図7】本発明の第2の態様の落下機構を示した平面図である。
【符号の説明】
【0019】
3 パンニングカセット
4 成形部
5 焼成ケース
6 仕切板
7 回転支軸
9 シューター
11 コンベア
13 シャッター操作板
15 支持枠
42 成形部コンベア
31〜34 位置決め板
35 背面板
61〜66 回転板
71〜76 回転支軸
81〜86 シャッター
91 シュートゲート





 

 


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