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発明の名称 移動式仕掛け
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−151477(P2007−151477A)
公開日 平成19年6月21日(2007.6.21)
出願番号 特願2005−352449(P2005−352449)
出願日 平成17年12月6日(2005.12.6)
代理人 【識別番号】100072718
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺
発明者 宮澤 幸則
要約 課題
本発明は移動式仕掛けに係り、釣糸への取付位置を容易に変更でき、例えば釣場の状況に応じ、幹糸に対するハリスの取付位置を容易に変更することが可能な移動式仕掛けを提供することを目的とする。

解決手段
請求項1に係る移動式仕掛けは、釣糸が挿通される挿通孔が設けられた仕掛け本体と、当該仕掛け本体に取り付き、上記釣糸に沿って糸を編み込んで形成したストッパとからなり、上記ストッパは、釣糸に沿って引っ張ることで釣糸に係止し、釣糸に沿ってストッパを縮めることで釣糸への係止が解除されることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
釣糸が挿通される挿通孔が設けられた仕掛け本体と、
当該仕掛け本体に取り付き、上記釣糸に沿って糸を編み込んで形成したストッパとからなり、
上記ストッパは、釣糸に沿って引っ張ることで釣糸に係止し、釣糸に沿ってストッパを縮めることで釣糸への係止が解除されることを特徴とする移動式仕掛け。
【請求項2】
ストッパを形成する糸は、仕掛け本体の挿通孔に挿通して仕掛け本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の移動式仕掛け。
【請求項3】
ストッパを形成する糸は、仕掛け本体に設けられた糸挿通孔に挿通して仕掛け本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の移動式仕掛け。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣場の状況に応じ、釣糸への取付位置を容易に変更可能な移動式仕掛けに関する。
【背景技術】
【0002】
カワハギ釣りやイカ釣り,その他の釣りの仕掛けに於て、幹糸に複数のハリスを連結する場合、従来ではハリスを幹糸に直接縛っていたが、ハリスを幹糸に直接縛ってしまうと、幹糸が傷付き易いという不具合があった。
そこで、昨今では、幹糸を挿通して仕掛けを取り付け、この仕掛けにハリスを連結している。そして、この種の仕掛けとして、図15及び図16に示すようにハリス1を止着するハリス止め3が取り付く合成樹脂製のビーズ玉5が広く使用されており、ビーズ玉5は、中央に幹糸7が挿通する挿通孔9が設けられている。
【0003】
そして、幹糸7に複数のビーズ玉5を所定間隔を開けて配し、各ビーズ玉5の両側に幹糸7による結びコブ11を作って、この結びコブ11でビーズ玉5の上下動を阻止し、幹糸7からの脱落防止を図っていた(特許文献1)。
【特許文献1】特開2001−197854号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし乍ら、斯様にビーズ玉5の両側に結びコブ11を作ってしまうと、ハリス(針)を取り付ける位置が固定されてしまうが、ねらう魚の活性やエサトリの状態によって針を取り付ける位置が変更できることが望ましく、魚が広い層にいる時や狭い層に集まっている時とでは、針の間隔を変更したいのが実情である。
また、幹糸7に結びコブ11を作ると、結びコブ11を作った箇所が劣化し易いという問題があると共に、一般に幹糸7は長いため、幹糸7の途中に輪を作ってその輪に幹糸7を通す際に、幹糸7が絡んだりして結びコブ11を作る作業自体が非常に面倒であるといった不具合も指摘されていた。
【0005】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣糸への取付位置を容易に変更でき、例えば釣場の状況に応じ、幹糸に対するハリスの取付位置を容易に変更することが可能な移動式仕掛けを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る移動式仕掛けは、釣糸が挿通される挿通孔が設けられた仕掛け本体と、当該仕掛け本体に取り付き、上記釣糸に沿って糸を編み込んで形成したストッパとからなり、上記ストッパは、釣糸に沿って引っ張ることで釣糸に係止し、釣糸に沿ってストッパを縮めることで釣糸への係止が解除されることを特徴とする。
【0007】
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の移動式仕掛けに於て、ストッパを形成する糸は、仕掛け本体の挿通孔に挿通して仕掛け本体に取り付けられていることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の移動式仕掛けに於て、ストッパを形成する糸は、仕掛け本体に設けられた糸挿通孔に挿通して仕掛け本体に取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
各請求項に係る移動式仕掛けによれば、釣糸への取付位置を容易に変更することが可能で、例えば釣場の状況に応じ、幹糸に対するハリスの取付位置を容易に変更することができるため、従来例に比し釣果の向上を図ることが可能となった。
また、釣糸に仕掛けの上下動を阻止する結びコブを作る必要がないため、結びコブを作ることによる釣糸の劣化を防止することができる利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図4は請求項1及び請求項2に係る発明をカワハギ釣りやイカ釣り,その他の釣りで幹糸にハリスを取り付けた仕掛けに用いるビーズ玉に適用した第一実施形態を示し、図1中、15はナイロン等、合成樹脂製のモノフィラメント等の幹糸(釣糸)、17は幹糸15の先端に接続した重りで、幹糸15に、所定間隔を開けてハリス19を当該幹糸15に接続する4個の同一構造のビーズ玉(仕掛け本体)21が取り付けられている。
【0010】
図2に示すようにビーズ玉21は合成樹脂で形成された断面楕円形状をなし、長径(上下)方向の中央に幹糸15が挿通可能な挿通孔23が設けられている。
また、図2及び図3に示すように、挿通孔23に直交して従来周知の金属製のハリス止め25の二股端部25a,25bが、挿通孔23を挟んでビーズ玉21の側部中央にインサートされて止着されており、当該ハリス止め25にハリス19が止着されている。そして、ハリス19の先端に釣針27が取り付き、ハリス19の他端側には脱落防止用の結びコブ29が設けられている。
【0011】
そして、本実施形態は、上述した従来と同様の構成に加え、ビーズ玉21の両側(上方側と下方側)に、釣場の状況に応じ、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置を容易に変更可能なストッパ31,33を、ポリエチレン,ポリエステル,ケプラー等の幹糸15と異なる材料で成形した1本の糸35を幹糸15に編み込んで設けたことを特徴としており、ストッパ31,33は、ビーズ玉21の挿通孔23の開口部から幹糸15に沿って、上下方向に遠ざかるように延設されている。そして、ストッパ31,33の糸35は幹糸15よりも柔らかく、容易に曲がるように形成してある。
【0012】
以下、ストッパ31,33の構造を説明すると、図2に示すようにビーズ玉21の下側に設けられたストッパ31は、ビーズ玉21の下方に於て、1本の糸35の中央から幹糸15に沿ってその周囲にクロスさせ乍らビーズ玉21方向へ順次螺旋状に編み込んだもので、糸35は挿通孔23の入口37で幹糸15に軽く一度締結されている。そして、図2に示すようにストッパ31は、幹糸15に沿って全体を引っ張ることで幹糸15に沿って移動し、編み目の形状が変化して糸35が幹糸15に密着するように係止し、また、図4の如く幹糸15に沿ってストッパ31全体を矢印方向へ縮めることで、編み目が緩んで幹糸15への係止が解除されるようになっている。尚、糸35は幹糸15より径が小さく、幹糸15に沿って移動し易くなっている。
【0013】
そして、挿通孔23の入口37で幹糸15に一度締結された糸35は、幹糸15と共に挿通孔23に挿通した後、挿通孔23の出口39からビーズ玉21の外周に1度巻回されて、再び挿通孔23の入口37から当該挿通孔23内に挿通して出口39で幹糸15に軽く締結されて糸35の移動が規制されているが、図2及び図3に示すように糸35は、ビーズ玉21の外周に巻回される際に、前記ハリス止め25の基部に締結されている。
【0014】
而して、斯様に糸35をハリス止め25の基部に締結する等、糸35を仕掛け本体21やこれに取り付けた部材に止着することで、糸35とビーズ玉21とが確実に一体となって、糸35に対するビーズ玉21(仕掛け本体21)のズレが防止されると共に、ストッパ31,33の移動が規制されて、ストッパ31,33が不用意に緩んで係止が解除されてしまうことが防止される。
【0015】
そして、図2に示すように挿通孔23の出口39で幹糸15に締結された糸35を、更に幹糸15に沿ってその周囲にクロスさせ乍ら上方へ螺旋状に順次編み込んで前記ストッパ33が形成されており、糸35の両端部は結びコブ41で連結されている。而して、斯様に形成されたストッパ33も、図2に示すように幹糸15に沿ってストッパ33全体を引っ張ることで編み目が幹糸15に密着するように係止し、図4の如く幹糸15に沿ってストッパ33全体を矢印方向へ縮めることで編み目が緩んで幹糸15への係止が解除されるようになっている。
【0016】
従って、図4に示すように両ストッパ31,33を、夫々、幹糸15に沿って矢印方向へ縮めて編み目を緩めれば、幹糸15に対する密着係止が解除されてビーズ玉21を幹糸15に沿って矢印方向へ上下動でき、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置が変更できることとなる。
尚、一般に幹糸15はナイロンのモノフィラメントを用いることが多く、この場合、ストッパ31,33の糸35に同種材料のナイロンを用いると、滑りがあまりよくないため、ストッパが移動し難い。このため、既述したように幹糸15と異種の材料(ポリエチレン,ポリエステル,ケプラー等)を用いるとよい。
【0017】
そして、ビーズ玉21を幹糸15に沿って所定の位置に移動させた後、図2に示すようにストッパ31,33全体を夫々幹糸15に沿って引っ張れば、編み目が締まって幹糸15に密着係止するため、幹糸15に沿った移動が規制された状態でビーズ玉21が幹糸15に保持される。
本実施形態に係る移動式ビーズ玉(移動式仕掛け)43はこのように構成されており、当該移動式ビーズ玉43は、一例として図1に示すように予め幹糸15に4個取り付けられた状態で店頭等で販売される。
【0018】
而して、釣人は実釣に当たり、移動式ビーズ玉43が取り付く幹糸15を道糸に接続し、幹糸15の先端に重り17を取り付け、そして、夫々のビーズ玉21のハリス止め25にハリス19を取り付けて釣針27に餌を付ければよい。
また、魚の活性やエサトリの状態によってハリス19(釣針27)を取り付ける位置を変更するには、既述したようにビーズ玉21の両側に設けたストッパ31,33を、夫々、図4の如く幹糸15に沿って矢印方向へ縮めれば、編み目が緩んで幹糸15に対する密着係止が解除されるため、ビーズ玉21を幹糸15に沿って矢印方向へ上下動でき、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置が変更できることとなる。
【0019】
このとき、糸35は挿通孔23の入口37と出口39で幹糸15に軽く締結されているため、ビーズ玉21の移動にストッパ31,33が支障を来すことはなく、また、糸35がハリス止め25の基部に締結されているため、既述したように糸35とビーズ玉21とが確実に一体となってビーズ玉21のズレが規制される。
そして、ビーズ玉21を幹糸15に沿って所定の位置に移動させた後、図2に示すようにストッパ31,33全体を夫々幹糸15に沿って引っ張れば、編み目が締まって幹糸15に密着係止するため、ビーズ玉21が幹糸15に保持されることとなる。
【0020】
尚、このとき、幹糸15よりストッパ31,33の糸35の方が柔らかいため、ストッパ31,33が幹糸15に係止されることで幹糸15を屈曲させてもヨレを発生させることが防止され、また、ストッパ31,33の幹糸15に沿った移動も容易になる。
このように、本実施形態に係る移動式ビーズ玉43によれば、釣場の状況に応じ、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置を容易に変更することができるため、図15の従来例に比し、釣果の向上を図ることが可能となった。
【0021】
また、本実施形態によれば、幹糸15にビーズ玉21の上下動を阻止する結びコブを作る必要がないため、結びコブを作ることによる幹糸15の劣化を防止することができる利点を有する。
尚、上記実施形態は、ビーズ玉に請求項1及び請求項2に係る発明を適用したが、図5に示すように本発明は、釣糸15-1に取り付ける錘にも適用可能である。
【0022】
即ち、図中、45は前記ビーズ玉21と同一の外形形状からなる鉛製の錘本体(仕掛け本体)で、その長径方向の中央に、釣糸15-1が挿通可能な挿通孔23が設けられている。
そして、本実施形態に係る移動式錘(移動式仕掛け)47は、1本の糸35を釣糸15-1に編み込んで、図2の移動式ビーズ玉43と同一構造のストッパ31,33を錘本体45の両側に設けたものである。
【0023】
その他、図1の実施形態と同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態にあっても、錘本体45の取付位置を変更するには、錘本体45の両側に設けたストッパ31,33を同じく釣糸15-1に沿って縮めれば、編み目が緩んで釣糸15-1に対する密着係止が解除されるため、錘本体45を釣糸15-1に沿って上下動でき、釣糸15-1に対する錘本体45の取付位置が変更できることとなる。
【0024】
そして、釣糸15-1に沿って所定の位置に錘本体45を移動させた後、ストッパ31,33全体を夫々釣糸15-1に沿って引っ張れば、編み目が締まって釣糸15-1に密着係止するため、錘本体45が釣糸15-1に固定される。
このように、本実施形態に係る移動式錘47によっても、釣場の状況に応じ、釣糸152-1に対する錘本体45の取付位置を容易に変更することができると共に、釣糸15-1に錘本体45の上下動を阻止する結びコブを作る必要がないため、結びコブを作ることによる釣糸15-1の劣化を防止することができる。
【0025】
図6は請求項1及び請求項2の第三実施形態に係る移動式ビーズ玉を示し、既述したように図1乃至図4の実施形態は、図1に示すように予め幹糸15に同一種類の移動式ビーズ玉43を4個取り付けた状態で販売するものであるが、例えば釣場の状況に応じ、釣人はウエイト,色,形,大きさ等の異なるビーズ玉を個々に用意して、これらを適宜取り付けたい場合等がある。
【0026】
そこで、本実施形態は、移動式ビーズ玉(移動式仕掛け)43-1単品を幹糸15に後付け可能としたもので、図中、49はビーズ玉21の挿通孔23に挿通した幹糸挿通具を示し、当該幹糸挿通具49は、幹糸15よりも小径な1本の紐51をループ状にして形成されている。
そして、本実施形態は、幹糸挿通具53に沿って糸35を螺旋状に編み込んでビーズ玉21の両側に既述したストッパ31,33を設けたもので、矢印方向に幹糸挿通具49(紐51)を引っ張ると、簡単に幹糸挿通具49がストッパ31,33から引き抜けるようになっている。
【0027】
本実施形態に係る移動式ビーズ玉43-1はこのように構成されているから、当該移動式ビーズ玉43-1を幹糸15に取り付けるには、図6に示すように幹糸挿通具49のループ状の紐51内に幹糸15を通した後、幹糸15が抜け落ちないように注意し乍ら、幹糸挿通具49を矢印方向へ引っ張ってストッパ31,33から引き抜けば、幹糸15がストッパ31,33内に挿通する。
【0028】
而して、この後、図2の移動式ビーズ玉43と同一操作で、幹糸15に対するビーズ玉21の取付位置を変更することが可能で、図2の移動式ビーズ玉43と同様、所期の目的を達成することが可能である
図7及び図8は請求項1及び請求項2に係る移動式仕掛けの第四実施形態を示し、本実施形態に係る移動式ビーズ玉(移動式仕掛け)43-2は、挿通孔23の入口37から出口39に亘ってビーズ玉21の外周に糸35の巻回溝53を一筋設けて、当該巻回溝53にハリス止め25を挿着したもので、巻回溝53に巻回された糸35は巻回溝53内に収まって、ビーズ玉21の外周から外方へ突出しないようになっている。
【0029】
尚、その他の構成は図2の移動式ビーズ玉43と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態によれば、既述した移動式ビーズ玉43と同様、所期の目的を達成することができると共に、巻回溝53に巻回された糸35が巻回溝53内に収まってビーズ玉21の外周から外方へ突出しないため、実釣時等に糸35が擦れて切れることがなくなり、また、糸35の収まりがよく、ビーズ玉21の周方向への移動や釣針27による絡みが防止されるといった利点を有する。
【0030】
図9乃至図12は請求項1及び請求項3に係る発明を、同じくビーズ玉に適用した一実施形態を示す。
尚、図1乃至図4の実施形態と同一のものは同一符号を以って表示する。
図9に於て、55は幹糸15に所定間隔を開けて取り付けられた4個の同一構造のビーズ玉(仕掛け本体)で、図10に示すようにビーズ玉55は合成樹脂で形成された断面楕円形状をなし、長径方向の中央に幹糸15が挿通可能な挿通孔57が設けられている。
【0031】
また、図10及び図11に示すように、挿通孔57に直交してハリス止め25の二股端部25a,25bが、挿通孔57を挟んでビーズ玉55の側部中央にインサートされており、当該ハリス止め25にハリス19が止着され、そして、ハリス19の先端に釣針27が取り付き、ハリス19の他端側に結びコブ29が設けられている。
更に、図10及び図11に示すようにビーズ玉55には、挿通孔57に沿って当該挿通孔57とは別に設けた2本の糸挿通孔59,61が、当該挿通孔57を挟んでハリス止め25の二股端部25a,25b間に設けられている。
【0032】
そして、本実施形態は、ビーズ玉55の上側に1本の糸35を幹糸15に編み込んで、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置を容易に変更可能なストッパ63を設けたことを特徴とする。
図10に示すように糸35は、挿通孔57を挟んでビーズ玉55に挿通孔57と並設した2つの前記糸挿通孔59,61に挿通して、ビーズ玉55の下部外周にU字状に掛け渡されている。そして、糸挿通孔59,61からビーズ玉55の上方へ引き出された糸35を、幹糸15に沿ってその周囲にクロスさせ乍ら上方へ順次螺旋状に編み込んで、既述したストッパ33と同様な機能を奏するストッパ63が、挿通孔57に挿通した幹糸15に沿ってビーズ玉55の一方側(上方側)に形成されており、糸35の端部は結びコブ41で連結されている。
【0033】
そして、図10に示すようにストッパ63は、幹糸15に沿って全体を引っ張ることで編み目が幹糸15に密着係止し、また、図12の如く幹糸15に沿ってストッパ63全体を矢印方向へ縮めることで編み目が緩むようになっている。
従って、斯様にストッパ63を幹糸15に沿って縮めて編み目を緩めることで、幹糸15に対する密着係止が解除されるため、ビーズ玉55を幹糸15に沿って矢印方向へ上下動でき、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置が変更できることとなる。
【0034】
そして、ビーズ玉55を幹糸15に沿って所定の位置に移動させた後、図10に示すようにストッパ63全体を幹糸15に沿って引っ張れば、編み目が締まって幹糸15に密着係止するため、幹糸15にビーズ玉55が固定される。
本実施形態に係る移動式ビーズ玉(移動式仕掛け)65はこのように構成されており、当該移動式ビーズ玉65も、図9に示すように予め幹糸15に4個取り付けられて店頭等で販売される。
【0035】
而して、釣人は実釣に当たり、移動式ビーズ玉65が取り付く幹糸15を道糸に接続し、図9の如く幹糸15の先端に重り17を取り付けると共に、夫々のビーズ玉55のハリス止め25にハリス19を接続して、釣針27に餌を付けて使用すればよい。
そして、魚の活性等によってハリス19(釣針27)を取り付ける位置を変更する場合、既述したようにビーズ玉55の上側に設けたストッパ63を、図12の如く幹糸15に沿って矢印方向へ縮めれば、編み目が緩んで幹糸15に対する密着係止が解除されるため、ビーズ玉55を幹糸15に沿って矢印方向へ上下動でき、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置が変更できる。
【0036】
而して、斯様にビーズ玉55を幹糸15に沿って所定の位置に移動させた後、図9に示すようにストッパ63全体を夫々幹糸15に沿って引っ張れば、編み目が締まって幹糸15に密着係止するため、ビーズ玉55が幹糸15に固定されることとなる。
このように、本実施形態に係る移動式ビーズ玉65によっても、釣場の状況に応じ、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置を容易に変更することができるため、図15の従来例に比し、釣果の向上を図ることが可能となった。
【0037】
また、本実施形態も幹糸15にビーズ玉55の上下動を阻止する結びコブを作る必要がないため、結びコブを作ることによる幹糸15の劣化を防止することができる利点を有する。
尚、本実施形態では、2つの糸挿通孔59,61を設けたが、糸挿通孔は1つでもよく、糸挿通孔59,61のいずれかと挿通孔57とに糸35を挿通してU字状に掛け渡されるようにしてもよく、また、糸35を糸挿通孔59,61のいずれかに挿通し、ビーズ玉55の外周に沿わせてU字状に掛け渡して取り付けてもよい。更にまた、糸挿通孔59,61のようにビーズ玉55の上下方向ではなく、ビーズ玉55の横方向(挿通孔57と交差する方向)の糸挿通孔を設け、これに糸35を挿通してストッパ63を取り付けてもよい。
【0038】
そして、図示しないが本実施形態に係る移動式ビーズ玉65も、図6の幹糸挿通具49を予めストッパ63と挿通孔57とに挿通させて、移動式ビーズ玉43を単品で販売することも可能である。
図13は請求項1に係る発明を同じくビーズ玉に適用した第一実施形態を示し、本実施形態は、図2のストッパ31,33に代え、挿通孔23を挿通する幹糸15に沿ってビーズ玉21の上側から下側に亘り、2本の同一材料からなる糸35,67を編み込んで、ストッパ31,33に比し長尺な1つのストッパ69を設けたものである。
【0039】
即ち、ストッパ69は、2本の糸35,67をビーズ玉21の上方で結びコブ71で連結した後、糸35,67を幹糸15に沿ってその周囲にクロスさせ乍ら、ビーズ玉21方向へ所定長に亘って螺旋状に編み込んで形成されたもので、挿通孔23を挿通した後、2本の糸35,67はビーズ玉21の下方で結びコブ73で連結されており、両結びコブ71,73によってビーズ玉21の脱落防止が図られている。
【0040】
本実施形態に係る移動式ビーズ玉(移動式仕掛け)75はこのように構成されているから、ハリス19(釣針27)を取り付ける位置を変更する場合、ストッパ69の両端側を矢印方向へ移動して全体を縮めれば、編み目が緩んで幹糸15に対する密着係止が解除されるため、ビーズ玉21を幹糸15に沿って上下動でき、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置が変更できることとなる。
【0041】
そして、斯様にビーズ玉21を幹糸15に沿って所定の位置に移動させた後、ストッパ69の両端側を幹糸15に沿って引っ張れば、編み目が締まって幹糸15に密着係止するため、ビーズ玉21が幹糸15に固定される。
このように、本実施形態に係る移動式ビーズ玉75によっても、釣場の状況に応じ、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置を容易に変更することができるため、上述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能となった。
【0042】
図14は請求項1に係る発明をビーズ玉に適用した第二実施形態を示し、本実施形態は、ビーズ玉に幹糸を挿通させる縦方向の挿通孔と、ハリスを挿通させる横向き挿通孔を設けた形態のビーズに本発明を適用したもので、図中、77は合成樹脂で形成された断面楕円形状のビーズ玉(仕掛け本体)を示し、その長径方向の中央に幹糸15が挿通する挿通孔79が形成され、また、これと直交するようにハリス19を挿通させる横向きのハリス挿通孔81が設けられている。そして、ハリス挿通孔81を挿通するハリス19の先端に釣針27が取り付き、ハリス19の他端側には脱落防止用の結びコブ29が設けられている。
【0043】
そして、本実施形態は、幹糸15に沿ってビーズ玉77の上側に2本の糸35,67を幹糸15に螺旋状に編み込んで、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置を容易に変更可能なストッパ83を設けたものである。
図示するように2本の糸35,67は、夫々、その一端側がビーズ玉77の上部にインサートされて取り付けられている。そして、糸35,67を幹糸15に沿ってその周囲にクロスさせ乍ら上方へ螺旋状に編み込んで図10のストッパ63と同様なストッパ83が形成されており、糸35,67の他端側は、ビーズ玉21の上方で結びコブ85で連結されている。
【0044】
そして、図10のストッパ63と同様、本実施形態のストッパ83も、幹糸15に沿って全体を引っ張ることで編み目が幹糸15に密着係止し、また、幹糸15に沿ってストッパ83全体を矢印方向に縮めることで編み目が緩むようになっている。
本実施形態に係る移動式ビーズ玉(移動式仕掛け)87はこのように構成されているから、既述した各実施形態と同様、ハリス19(釣針27)を取り付ける位置を変更する場合、ストッパ83を幹糸15に沿って矢印方向へ縮めれば、編み目が緩んで幹糸15に対する密着係止が解除されるため、ビーズ玉77を幹糸15に沿って矢印方向へ上下動でき、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置が変更できることとなる。
【0045】
そして、斯様にビーズ玉77を幹糸15に沿って所定の位置に移動させた後、ストッパ83全体を幹糸15に沿って引っ張れば、編み目が締まって幹糸15に密着係止するため、ビーズ玉77が幹糸15に固定されることとなる。
このように、本実施形態に係る移動式ビーズ玉87によっても、釣場の状況に応じ、幹糸15に対するハリス19(釣針27)の取付位置を容易に変更することができるため、既述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係る移動式ビーズ玉が複数取り付く幹糸の正面図である。
【図2】図1に示す移動式ビーズ玉の縦断面図である。
【図3】図1に示す移動式ビーズ玉の横断面図である。
【図4】移動式ビーズ玉の移動方法の説明図である。
【図5】請求項1及び請求項2の第二実施形態に係る移動式錘の縦断面図である。
【図6】請求項1及び請求項2の第三実施形態に係る移動式ビーズ玉の縦断面図である。
【図7】請求項1及び請求項2の第四実施形態に係る移動式ビーズ玉の縦断面図である。
【図8】図7に示す移動式ビーズ玉の横断面図である。
【図9】請求項1及び請求項3の一実施形態に係る移動式ビーズ玉を複数取り付けた幹糸の正面図である。
【図10】図9に示す移動式ビーズ玉の縦断面図である。
【図11】図9に示す移動式ビーズ玉の横断面図である。
【図12】移動式ビーズ玉の移動方法の説明図である。
【図13】請求項1の第一実施形態に係る移動式ビーズ玉の縦断面図である。
【図14】請求項1の第二実施形態に係る移動式ビーズ玉の縦断面図である。
【図15】幹糸に取り付く従来のビーズ玉の全体斜視図である。
【図16】図15に示すビーズ玉の横断面図である。
【符号の説明】
【0047】
15 幹糸
15-1 釣糸
19 ハリス
21,55,77 ビーズ玉(仕掛け本体)
23,57,79 挿通孔
25 ハリス止め
27 釣針
31,33,63,69,83 ストッパ
35,67 糸
43,43-1,43-2,65,75,87 移動式ビーズ玉(移動式仕掛け)
45 錘本体(仕掛け本体)
47 移動式錘(移動式仕掛け)
49 幹糸挿通具
51 紐
53 巻回溝
59,61 糸挿通孔
81 ハリス挿通孔




 

 


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