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発明の名称 魚釣用リール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−143475(P2007−143475A)
公開日 平成19年6月14日(2007.6.14)
出願番号 特願2005−342075(P2005−342075)
出願日 平成17年11月28日(2005.11.28)
代理人 【識別番号】100072718
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺
発明者 寺内 孝
要約 課題
魚釣用リールに係り、糸長計測に伴うデータ入力を簡素化した魚釣用リールを提供する。

解決手段
スプールの回転数と回転方向を検出する回転検出手段と、糸長を演算する糸長計算式、並びに釣糸の最大糸巻径以下に設定された規定巻径レベルまで釣糸を巻回した時のスプール回転数を糸種別に予め記憶すると共に、スプールへの釣糸の巻始めから巻糸全長までのスプール総回転数を取り込む記憶手段と、リール本体に装着され、記憶手段に記憶された糸種に関わる規定巻径レベルまでのスプール回転数を選択する操作手段と、当該操作手段で決定されたスプール回転数と巻糸全長までのスプール総回転数とで決定される前記糸長計算式に基づき、回転検出手段で検出される実釣時のスプールの実回転数から糸長を演算する演算手段と、演算手段で演算された糸長を表示する表示器とを備えたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体に回転可能に支持されたスプールと、
当該スプールの回転数と回転方向を検出する回転検出手段と、
糸長を演算する糸長計算式、並びに釣糸の最大糸巻径以下に設定された規定巻径レベルまで釣糸を巻回した時のスプール回転数を糸種別に予め記憶すると共に、スプールへの釣糸の巻始めから巻糸全長までのスプール総回転数を取り込む記憶手段と、
リール本体に装着され、記憶手段に記憶された糸種に関わる規定巻径レベルまでのスプール回転数を選択する操作手段と、
当該操作手段で決定されたスプール回転数と巻糸全長までのスプール総回転数とで決定される前記糸長計算式に基づき、回転検出手段で検出される実釣時のスプールの実回転数から糸長を演算する演算手段と、
当該演算手段で演算された糸長を表示する表示器と、
を備えたことを特徴とする魚釣用リール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプールの回転数から釣糸の繰出し量や巻取り量を計測する糸長計測装置を備えた魚釣用リールに関する。
【背景技術】
【0002】
釣糸の繰出し量や巻取り量を計測して正確な棚取りが行えるように、従来、多くの魚釣用リールには糸長計測装置が備えられており、昨今では、スプールフリー性能向上の面から、スプールに巻回される釣糸の外周面(釣糸巻回面)にローラ型糸長計測器を接触させる方法に代え、スプールの回転数から釣糸の繰出し量や巻取り量を計測する方法が主流となっている。
【0003】
そして、このような糸長計測装置として、特許文献1に開示されたものが知られている。
この糸長計測装置は、スプールにその釣糸最大糸巻径以下に規定巻径レベルを設定し、当該規定巻径レベルまで釣糸が巻き取られた際のスプールの回転数と、スプールへの釣糸の巻始めから巻糸全長までのスプールの総回転数とをアップ・ダウンカウンタで計数して、これらの計数値を基に糸長計算式の定数を決定した後、釣糸の繰出し,巻取りで回転するスプールの実回転数を基に糸長計算式で糸長を演算,計測して、これを表示器に表示するものである。
【0004】
而して、この糸長計測装置によれば、糸種(釣糸の糸径,材質)や長さに関係なく、繰出し量や巻取り量を高精度に計測することが可能となった。
しかし、規定巻径レベルまでのスプールの回転数や巻糸全長に対応するスプールの総回転数は、糸種に応じて異なるため、特許文献1の糸長計測装置では、糸種を変更する度に、規定巻径レベルと巻糸全長まで実際に釣糸をスプールに巻回して、夫々のスプールの回転数や総回転数を再度データ入力しなければならず、非常に手間がかかると共に、規定巻径を認識する部材も必要となる等の不具合が指摘されていた。
【0005】
一方、特許文献2には、上述した糸長計算式を用いて糸長を演算,計測するに当たり、糸種に応じた規定巻径レベルまでのスプール回転数と巻糸全長までの総回転数を予めマップ化した表を別途用意し、糸種を変更する度に、この表を基に、操作パネル上のキーの操作でこれらの回転数を入力して糸長計測を実行可能とした糸長計測装置が開示されている。
【特許文献1】特許第2580087号公報
【特許文献2】特許第2601562号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし乍ら、この特許文献2の従来例にあっては、表に基づき、操作パネル上のキーを操作して規定巻径レベルまでのスプール回転数と巻糸全長までのスプールの総回転数の回転数(数値)を入力しなければならないため、操作が煩雑で面倒であると共に、入力の際に表の携帯が必要となり、表の携帯を忘れてしまうと正確なデータ入力が行えない不具合も指摘されていた。
【0007】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上述した糸長計算式による糸長計測方法に改良を加え、糸長計測に伴うデータ入力を簡素化した魚釣用リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る魚釣用リールは、リール本体に回転可能に支持されたスプールと、当該スプールの回転数と回転方向を検出する回転検出手段と、糸長を演算する糸長計算式、並びに釣糸の最大糸巻径以下に設定された規定巻径レベルまで釣糸を巻回した時のスプール回転数を糸種別に予め記憶すると共に、スプールへの釣糸の巻始めから巻糸全長までのスプール総回転数を取り込む記憶手段と、リール本体に装着され、記憶手段に記憶された糸種に関わる規定巻径レベルまでのスプール回転数を選択する操作手段と、当該操作手段で決定されたスプール回転数と巻糸全長までのスプール総回転数とで決定される前記糸長計算式に基づき、回転検出手段で検出される実釣時のスプールの実回転数から糸長を演算する演算手段と、当該演算手段で演算された糸長を表示する表示器とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明によれば、操作手段によって使用する釣糸の糸種の選択を行った後、スプールに釣糸を全て巻き取った時のスプール総回転数の入力操作を行うだけで、糸長計測に伴う糸長計算式の基礎データ入力が簡単に行うことができ、従来に比し入力操作が簡素化できる利点を有する。
また、規定巻径レベルを自動で認識する部材も不要となり、安価に構成することも可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は請求項1の一実施形態に係る魚釣用リールを示し、図中、1はフレーム、3,5は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、フレーム1と両側板3,5とによって魚釣用リール7のリール本体9が形成されている。そして、両側板3,5間に軸受を介してスプール軸が支持され、当該スプール軸にスプール11が回転可能に支持されている。
【0011】
スプール11は、スプール駆動モータ(図2中、符号13)の駆動やハンドル15の巻取り操作で回転して釣糸が巻回されるようになっており、スプール駆動モータ13はスプール11前方のフレーム1に一体成形されたモータケース内に収納されている。
そして、ハンドル15側の側板7の上部前方には、特許第2977978号公報で開示された魚釣用電動リールと同様、スプール駆動モータ13のモータ出力を調節するレバー形状のモータ出力調節体(以下、「パワーレバー」という)17がハンドル15と同方向へ回転操作可能に取り付けられており、当該パワーレバー(操作手段)17の操作で、制御ボックス19内に装着した図2のマイクロコンピュータ21が、モータ駆動回路23を介してスプール駆動モータ13のモータ出力をモータ停止状態から高出力値まで連続的に増減して、スプール11の巻取り速度を制御するようになっている。
【0012】
また、図1に示すようにスプール11後方の側板3,5間には、側板5内に装着したクラッチ機構を操作するクラッチレバー25が下方向へ押圧操作可能に取り付けられており、当該クラッチレバー25の押圧操作で、クラッチ機構がクラッチONからクラッチOFFに切り換わるようになっている。
そして、このクラッチOFF状態でハンドル15を巻取り方向へ回転させると、周知の復帰機構を介してクラッチ機構がクラッチONに復帰するように構成されており、このクラッチ機構のクラッチON/OFFの切換えでスプール11が巻取り可能状態とスプールフリー状態とに切り換わって、スプール11へのスプール駆動モータ13やハンドル15の動力が伝達/遮断されるようになっている。
【0013】
また、図1中、27はスプール11の回転数とその回転方向を検出する回転検出手段で、当該回転検出手段27は、フレーム1に装着された一対のホール素子29と、これらに対向してスプール11の一端側に固着されたマグネット31とで構成されており、図2に示すようにホール素子29はマイクロコンピュータ21の入力インターフェース33に接続されている。そして、マイクロコンピュータ21は、ホール素子29から出力される回転パルス信号をCPU35(演算手段)に取り込むことで、内蔵のアップ・ダウンカウンタ37をアップカウントまたはダウンカウント状態にセットして、取り込まれるスプール11の回転パルス信号をカウントするようになっている。
【0014】
そして、CPU35は、斯かる計数値を基に、以下に記述する糸長計測プログラムで釣糸39の糸長(繰出し量や巻取り量)を演算して、その演算結果を、制御ボックス19の操作パネル41上に設けた表示器43に表示駆動回路45を介して表示させるようになっている。
図1に示すように制御ボックス19は、リール本体9の上部に水密性を以って取り付けられている。そして、その上面の操作パネル41上に、前記表示器43に隣接してリセットスイッチ(操作手段)45,モード切換えスイッチ(操作手段)47,選択入力スイッチ(操作手段)49が設けられており、図2に示すようにこれらはマイクロコンピュータ21に接続されている。
【0015】
而して、図2は糸長計測装置の構成図を示し、マイクロコンピュータ21は、プログラムメモリ,データメモリ及び入出力装置を制御管理して、与えられたジョブを処理すべく必要な演算,転送処理を実行するCPU35と、演算処理プログラムと後述する糸長計算式[1]〜[3]を格納したROM(記憶手段)51と、CPU35での演算結果等のデータを記憶するRAM(記憶手段)53と、入力インターフェース33及び出力インターフェース55を備え、これらはバス57を介してCPU35に接続されている。
【0016】
そして、既述したように入力インターフェース33に、パワーレバー17やホール素子29,リセットスイッチ45,モード切換えスイッチ47,選択入力スイッチ49等が接続されている。また、出力インターフェース55に、モータ駆動回路23や表示駆動回路45を介してスプール駆動モータ13や表示器43等が接続されている。
而して、特許文献1の従来例では、図3に示すようにスプールaの回転数と、このスプールaに巻かれた釣糸bの糸巻径及び糸長の関係が設定されており、図中、
D:釣糸bが規定巻径レベルcまで巻き取られた際の糸巻径(mm)
Do:スプールaの底径(mm)
D1:釣糸bが最後まで巻き取られた際の巻糸全長径(mm)
H:底径から規定巻径レベルcまでの高さ(mm)
を示している。
【0017】
そして、この従来例では、先ず、釣人が釣糸bを規定巻径レベルcまで巻回して、回転検出手段で検出した巻径レベルcまでのスプールaの回転数NをCPUに入力操作し、次に、釣糸bをスプールaに最後まで巻回して、回転検出手段で検出された巻糸全長径D1までのスプールaの総回転数Neを入力操作すると、CPUは、マイクロコンピュータのROMに格納された糸長計算式
L=dNa2 +eNa・・・[1]
L:糸長(mm)
Na:実釣時のスプールaの実回転数
d=−πH/N:定数 ・・・[2]
e=π(Do+2HNe/N):定数 ・・・[3]
Ne:巻糸全長に対するスプールaの総回転数
N:規定巻径レベルcまで釣糸bを巻回したときのスプールaの回転数
の定数d,eを糸長計算式[2],[3]で決定し、以後、回転検出手段で検出する実釣時のスプールaの実回転数Naから、糸長Lを糸長計算式[1]で演算,計測するものである。
【0018】
しかし、既述したようにこの従来例は、糸種を変更する度に、釣人が規定巻径レベルと巻糸全長まで実際に釣糸をスプールに巻回して、夫々のスプールの回転数や総回転数を再度データ入力しなければならず、非常に手間がかかる煩わしさがあった。
また、引用文献2の従来例では、糸種に応じた規定巻径レベルまでのスプール回転数と巻糸全長までの総回転数が表に予めマップ化されていたが、糸種を変更する度に、この表を基にキー操作でこれらの回転数を入力しなければならないため、操作が煩雑で面倒であると共に、入力の際に表の携帯が必要となり、表の携帯を忘れてしまうと正確なデータ入力が行えない不具合があった。
【0019】
そこで、本実施形態は斯かる実情に鑑み、図2に示すように釣糸39の最大糸巻径以下に規定巻径レベル59を設定し、ROM51に、例えば、
6号のナイロン糸
下巻きなし(H=15.0、Do=20.0) N=3000
下巻きあり(H1=8.0、Ds=30.0) N1=1200
の如く、
[1] 下巻きなしの場合に、底径(Do)から規定巻径レベル59まで釣糸39を巻回した時のスプール回転数(N)と、
[2] 底径(Ds)まで下巻きをした場合に、底径(Ds)から規定巻径レベル59まで釣糸39を巻回した時のスプール回転数(N1)が、
[3] 巻く糸の糸種(種類:ナイロン糸「L」と単色糸「PE」、号数:4号,6号,8号)に応じて、予め工場出荷段階で設定,記憶されている。
【0020】
また、ROM51には、既述した糸長計算式[1]〜[3]が設定,記憶されている。
そして、図4に示すようにCPU35は、モード切換えスイッチ47の押圧操作で、「実釣モード」,「糸種選択モード」,「総回転数入力モード」に順次切り換わるように構成されており、「実釣モード」に於て、マイクロコンピュータ21は、ホール素子29から取り込むスプール11の回転パルス信号をカウントし、この計数値を基に糸長計算式[1]を演算実行して糸長を表示器43に表示させるが、斯かる糸長計測の前提として、本実施形態に於ても、糸長計算式[2],[3]から糸長計算式[1]の定数d,eを決定する必要がある。
【0021】
そこで、本実施形態は、「糸種選択モード」に切り換わると、図5に示すようにCPU35は、
・表示器43の下巻き表示部61に「通常(下巻きなし)」と「下巻き(下巻きあり)」を上下二段に表示させ、
・種類表示部63にナイロン糸の「L」を表示させ、
・号数表示部65に号数「6」を表示させると共に、
・下巻き表示部61のカーソル67を点滅させるようになっている。
【0022】
而して、斯かる表示状態で、釣人がパワーレバー17を前後方法に操作すると、カーソル67が「通常」と「下巻き」とに交互に切り換わるようになっており、例えばカーソル67を「通常」に移動させて選択入力スイッチ49を短く押圧操作すると、「通常」が選択,決定されて、次に種類表示部63の「L」が点滅するようになっている。
そして、この状態で釣人がパワーレバー17を操作すると、種類表示部63の表示が「L」と「PE」とに交互に切り換わるようになっており、「L」が点滅している状態で選択入力スイッチ49を短く押圧操作すると、図5に示すように種類表示部63に「L」が表示されて、使用するナイロン糸が選択,決定され、また、「PE」が点滅している状態で選択入力スイッチ49を短く押圧操作すると、図6に示すように種類表示部63に「PE」が表示されて、使用する単色糸が選択,決定されるようになっている。
【0023】
而して、斯様に釣糸の種類が決定されると、次に号数表示部65の号数「6」が点滅するようになっており、この状態で釣人がパワーレバー17を操作すると、号数表示部65の表示が「6」→「8」→「4」と交互に切り換わるようになっており、例えば「6」が点滅している状態で選択入力スイッチ49を短く押圧操作すると、図5に示すように号数表示部65に「6」が表示されて、使用する釣糸の号数が選択,決定されるようになっている。
【0024】
尚、これらの選択,決定に於て、リセットする場合にはリセットスイッチ45を操作すればよい。
そして、上述の操作を終えてモード切換えスイッチ47が操作されると、CPU35は、「総回転数入力モード」に移行すると共に、ROM51に記憶させた基礎データから、
「下巻きなしで、ナイロン糸6号を底径(Do)から規定巻径レベル59まで巻回した時のスプール回転数(N)」と「H=15.0、Do=20.0」を糸長計算式[2]に取り込んで、糸長計算式[1]の定数dを決定する。
【0025】
この後、「総回転数入力モード」で、釣人が釣糸39を総て巻き取って選択入力スイッチ49を操作すると、CPU35は、回転検出手段27で検出された総回転数Neを糸長計算式[3]に取り込んで糸長計算式[1]の定数eを決定した後、決定した糸長計算式[1]をRAM53に記憶させるようになっている。
そして、斯様に決定した糸長計算式[1]をRAM53に取り込むと、CPU35は自動的に「実釣モード」に移行し、以後、「実釣モード」に於て、回転検出手段27で検出する実釣時のスプール11の実回転数Naから糸長計算式[1]を演算実行して、糸長を表示器43に表示させるようになっている。
【0026】
尚、下糸をスプール11に下巻きをする場合には、図示しないゲージやローラをリール本体9に装着して、予め設定,記憶させた所定の底径(Ds)になるまで下糸を巻いた後、上述の如き手順で同様にデータ入力すればよい。
また、上述したように本実施形態では、「下巻きあり」の場合の底径(Ds)を予めROM51に一つ設定,記憶させて、「糸種選択モード」で「下巻き」を選択すると、図2に示す底径(Ds)から規定巻径レベル59まで釣糸39を巻回した時のスプール回転数(N1)と、「H1」,「Ds」が糸長計算式[2],[3]に取り込まれるように構成したが、例えば「下巻きあり」の場合の複数の底径(Ds1),(Ds2),(Ds3)と、これらに応じた規定巻径レベル59までのスプール回転数(N2),(N3),(N4)を予めROM51に設定,記憶させると共に、リール本体に複数の底径(Ds1),(Ds2),(Ds3)の選択,指定手段を設けておき、「下巻きあり」の場合に、この選択,指定手段の選択,指定に応じて、底径(Ds1),(Ds2),(Ds3)のいずれかと、これに応じたスプール回転数(N2),(N3),(N4)のいずれかが糸長計算式に取り込まれるように構成してもよい。
【0027】
本実施形態に係る魚釣用リール7はこのように構成されているから、例えば、下巻きなしで釣糸39に6号のナイロン糸を用いて釣りを行う場合、上述した「糸種選択モード」での手順を踏むことで、規定巻径レベル59までのスプールの回転数(N)が自動的に糸長計算式[2]に取り込まれて、糸長計算式[1]の定数dが決定される。
この後、上述したように「総回転数入力モード」で、釣人が釣糸39を総て巻き取って選択入力スイッチ49を操作すれば、CPU35は、巻糸全長までの総回転数Neを糸長計算式[3]に取り込んで糸長計算式[1]の定数eを決定した後、決定した糸長計算式[1]をRAM53に取り込む。
【0028】
そして、斯様に糸長計算式[1]をRAM53に取り込むと、CPU35は自動的に「実釣モード」に移行し、以後、CPU35は、この「実釣モード」に於て、回転検出手段27で検出する実釣時のスプール11の実回転数Naから糸長計算式[1]を演算実行して、糸長を表示器43に表示させることとなる。
また、説明を省略するが、例えば下巻きなしで釣糸39に8号の単色糸を用いて釣りを行う場合や、下巻きありで釣糸39に4号のナイロン糸を用いて釣りを行う場合等にも、既述した「糸種選択モード」での手順を踏むことで、規定巻径レベル59までの糸種別のスプールの回転数(N)が自動的に糸長計算式[2]に取り込まれて、糸長計算式[1]の定数dが決定されることとなる。
【0029】
このように本実施形態は、リール本体9に設けたパワーレバー17とリセットスイッチ45,モード切換えスイッチ47,選択入力スイッチ49等の操作手段によって、使用する糸種の選択とスプール11に釣糸39を全て巻き取った時の総回転数Neの入力操作を行うだけで、糸長計測に伴う糸長計算式[1]の基礎データ入力が簡単に行うことができ、引用文献1,2の従来例に比し入力操作が簡素化できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】請求項1の一実施形態に係る魚釣用リールの平面図である。
【図2】糸長計測装置の全体構成図である。
【図3】従来のスプール回転数とこのスプールに巻かれた釣糸の糸巻径及び糸長の関係の説明図である。
【図4】モード切換えスイッチの操作によるマイクロコンピュータのモード変化を示す説明図である。
【図5】データ入力時の表示器の表示状態の説明図である。
【図6】データ入力時の表示器の表示状態の説明図である。
【符号の説明】
【0031】
7 魚釣用リール
9 リール本体
11 スプール
13 スプール駆動モータ
15 ハンドル
17 パワーレバー
19 制御ボックス
21 マイクロコンピュータ
27 回転検出手段
29 ホール素子
35 CPU
39 釣糸
43 表示器
45 リセットスイッチ
47 モード切換えスイッチ
49 選択入力スイッチ
51 ROM
53 RAM
59 規定巻径レベル
61 下巻き表示部
63 種類表示部
65 号数表示部
67 カーソル




 

 


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