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魚釣用スピニングリール - ダイワ精工株式会社
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発明の名称 魚釣用スピニングリール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−135408(P2007−135408A)
公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
出願番号 特願2005−329733(P2005−329733)
出願日 平成17年11月15日(2005.11.15)
代理人 【識別番号】100097559
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 浩司
発明者 松橋 学
要約 課題
ロータの逆回転時に発生する振動に起因する諸問題を解決することができると共に、スプール往復動装置の耐久性、並びにロータ逆回転時におけるフリー性に優れた魚釣用スピニングリールを提供する。

解決手段
ハンドル軸5の回転操作に応じて回転しスプール4に釣糸を案内する釣糸案内部3dを有するロータ3と、先端にスプール4が取り付けられたスプール軸12と、ハンドル軸5の回転操作運動をスプール軸12の前後往復動に変換するスプール往復動装置13と、を備え、釣糸をスプール4から引き出すロータ3の回転時にスプール軸12が前後往復動しないようにスプール往復動装置13における動力伝達経路を制御可能としたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
ハンドル軸の回転操作に応じて回転しスプールに釣糸を案内する釣糸案内部を有するロータと、先端にスプールが取り付けられたスプール軸と、前記ハンドル軸の回転操作運動を前記スプール軸の前後往復動に変換するスプール往復動機構と、を備え、釣糸をスプールから引き出す前記ロータの回転時に前記スプール軸が前後往復動しないように前記スプール往復動機構における動力伝達経路を制御可能としたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
【請求項2】
釣糸をスプールから引き出す前記ロータの回転時に前記スプール往復動機構における動力伝達経路を切断することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項3】
前記スプール往復動機構は、ハンドル軸の回転操作に応じて回転しその周面に螺旋溝が形成されたウォームシャフトと、前記スプール軸の一端に固定され前記螺旋溝に係合する係合ピンを備える摺動子と、前記ハンドル軸の回転を前記ウォームシャフトに伝達するギヤと、を備え、前記ギヤを前記ウォームシャフトに対して係脱可能としたことを特徴とする請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項4】
前記ギヤを斜歯歯車で構成し、ハンドル軸の回転操作又は釣糸の引き出しに応じて噛合時に生じるスラスト力により前記ギヤと前記ウォームシャフトとの係脱を制御することを特徴とする請求項3に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項5】
前記スプール往復動機構は、ハンドル軸の回転操作に応じて回転する駆動ギヤと、前記駆動ギヤにて駆動される連動ギヤと、前記連動ギヤと対向配置され係合突起を備えた制御体と、前記スプール軸の一端に固定され前記係合突起が係合する係合溝が形成された摺動子と、を備え、前記連動ギヤを前記制御体に対して係脱可能としたことを特徴とする請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項6】
前記連動ギヤを斜歯歯車で構成し、ハンドル軸の回転操作又は釣糸の引き出しに応じて噛合時に生じるスラスト力により前記連動ギヤと前記制御体との係脱を制御することを特徴とする請求項5に記載の魚釣用スピニングリール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用スピニングリールに関し、特に、ハンドルの回転操作運動を、スプールの前後往復動に変換するスプール往復動装置をリール本体内に設けた魚釣用スピニングリールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、魚釣用スピニングリールは、ハンドルの回転操作で釣糸案内部を有するロータを回転させると共に、ハンドルの回転運動をリール本体内部に設けたスプール往復動装置により前後動方向に変換することで前後往復動するスプールに、ロータの釣糸案内部を介して釣糸が巻回される構成を有している。
【0003】
従来、このような魚釣用スピニングリールにおいて、リール本体に上方に向けて牽引可能に取り付けられた操作レバーの牽引操作や、リール本体の後部に設けた操作具の回転操作により、魚のヒットに伴う釣糸の繰り出しによって逆回転するロータに制動力を付与するロータ制動装置を備え、ロータの逆回転をフリーに行わせる一方、操作者の回転操作等により魚とのやり取りを可能とするものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【特許文献1】実公平1−20858号公報
【特許文献2】実公平1−39194号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような魚釣用スピニングリールにおいては、ロータの逆回転に連動してスプールが高速で前後往復動することとなる。このため、この前後往復動に応じて発生する振動が、操作者に不快感を与えると共に、釣糸を介して魚に違和感を与えて魚を暴れさせ、魚を取り逃がしたり釣糸を切断したりする原因となり、また、リール本体のネジ締結部に伝わってネジの緩みの原因となるという問題がある。
【0005】
また、ロータの逆回転に連動してスプールが高速で前後往復動するので、スプール往復動装置における変換係合部(例えば、ウォームシャフトとピン係合部や、係合突起と係合溝)の磨耗や、前後往復動の方向転換時の抵抗発生によるロータ逆回転時のフリー性の劣化を引き起こす原因となるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記した問題に鑑みて為されたものであり、ロータの逆回転時に発生する振動に起因する諸問題を解決することができると共に、スプール往復動装置の耐久性、並びにロータ逆回転時におけるフリー性に優れた魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用スピニングリールは、ハンドル軸の回転操作に応じて回転しスプールに釣糸を案内する釣糸案内部を有するロータと、先端にスプールが取り付けられたスプール軸と、前記ハンドル軸の回転操作運動を前記スプール軸の前後往復動に変換するスプール往復動機構と、を備え、釣糸をスプールから引き出す前記ロータの回転時に前記スプール軸が前後往復動しないように前記スプール往復動機構における動力伝達経路を制御可能としたことを特徴とする。
【0008】
上記した構成の魚釣用スピニングリールによれば、釣糸をスプールから引き出すロータの回転時にスプール軸が前後往復動しないようにスプール往復動機構における動力伝達経路を制御可能としたことから、スプールの前後往復動に応じて発生していた振動を防止することができるので、振動に伴う操作者における不快感を除去すると共に、魚へ与える影響を低減することを通じて釣果を向上させることが可能となる。
【0009】
また、釣糸をスプールから引き出すロータの回転時にスプール軸の前後往復動が防止されることから、スプール往復動機構の前後往復動に変換する部材の磨耗を回避することができるので、スプール往復動装置の耐久性に優れたリールを提供することができる。また、スプールの前後往復動の方向転換時の抵抗発生によりロータの逆回転時におけるフリー性が劣化する事態を回避することができるので、ロータ逆回転時におけるフリー性に優れたリールを提供することができる。
【0010】
上述の魚釣用スピニングリールにおいては、例えば、釣糸をスプールから引き出すロータの回転時にスプール往復動機構における動力伝達経路を切断することが考えられる。このように釣糸をスプールから引き出すロータの回転時にスプール往復動機構における動力伝達経路を切断することで、上述の効果を得ることが可能である。
【0011】
スプール往復動機構における動力伝達経路の切断には、例えば、スプール往復動機構に、ハンドル軸の回転操作に応じて回転しその周面に螺旋溝が形成されたウォームシャフトと、スプール軸の一端に固定され螺旋溝に係合する係合ピンを備える摺動子と、ハンドル軸の回転をウォームシャフトに伝達するギヤと、を設け、上記ギヤをウォームシャフトに対して係脱可能とすることが考えられる。この場合には、ギヤがウォームシャフトに対して係脱可能とされるので、確実にスプール往復動機構における動力伝達経路を切断することが可能となる。
【0012】
特に、ギヤを斜歯歯車で構成し、ハンドル軸の回転操作又は釣糸の引き出しに応じて噛合時に生じるスラスト力により当該ギヤとウォームシャフトとの係脱を制御することが好ましい。この場合には、ギヤとウォームシャフトとの係脱を制御するための部材を用意することなく、簡単な構成でこれらの係脱を制御することが可能となる。
【0013】
また、釣糸をスプールから引き出すロータ逆回転時にギヤに当接して当該ギヤをウォームシャフトから退避させる係脱切替部材を具備するようにしても良い。この場合には、スプール往復動機構における動力伝達経路を平歯車で構成することが可能となるため、これらの係脱を制御するための斜歯歯車等を用いることなく、これらの係脱を制御することが可能となる。
【0014】
一方、スプール往復動機構における動力伝達経路の切断には、例えば、ハンドル軸の回転操作に応じて回転する駆動ギヤと、前記駆動ギヤにて駆動される連動ギヤと、前記連動ギヤと対向配置され係合突起を備えた制御体と、前記スプール軸の一端に固定され前記係合突起が係合する係合溝が形成された摺動子と、を備え、前記連動ギヤを前記制御体に対して係脱可能にしても良い。この場合においても、連動ギヤが制御体に対して係脱可能とされるので、確実にスプール往復動機構における動力伝達経路を切断することが可能となる。
【0015】
特に、連動ギヤを斜歯歯車で構成し、ハンドル軸の回転操作又は釣糸の引き出しに応じて噛合時に生じるスラスト力により連動ギヤと制御体との係脱を制御することが好ましい。この場合には、連動ギヤと制御体との係脱を制御するための部材を用意することなく、簡単な構成でこれらの係脱を制御することが可能となる。
【0016】
また、釣糸をスプールから引き出すロータ逆回転時に連動ギヤに当接して当該連動ギヤを制御体から退避させる係脱切替部材を具備するようにしても良い。この場合には、スプール往復動機構における動力伝達経路を平歯車で構成することが可能となるため、これらの係脱を制御するための斜歯歯車等を用いることなく、これらの係脱を制御することが可能となる。
【0017】
さらに、上述の構成に加えて、釣糸をスプールから引き出すロータの回転に制動力を付与するロータ制動機構を備える場合には、ロータの逆回転時に発生していた振動が除去されるので、ロータ制動機構に対する操作に集中することが可能となり、魚とのやり取りをより一層楽しみながら魚釣りを行うことが可能となる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ロータの逆回転時に発生する振動に起因する諸問題を解決することができると共に、スプール往復動装置の耐久性、並びにロータ逆回転時におけるフリー性に優れた魚釣用スピニングリールが得られるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの全体的な構成を示している。なお、以下においては、適宜、図1に示す左方側を装置の前方側と呼び、図1に示す右方側を装置の後方側と呼ぶものとする。
【0021】
図1に示すように、本発明に係る魚釣用スピニングリールのリール本体1には、釣竿に装着されるリール脚2が一体形成されており、その前方には回転可能に支持されたロータ3と、ロータ3の回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプール4が配設されている。
【0022】
ロータ3は、スプール4の周囲を回転する一対の腕部3aを備えており、各腕部3aの夫々の前端部には、ベール3bの基端部を取り付けたベール支持部材3cが釣糸巻取り位置と釣糸放出位置との間で回動自在に支持されている。なお、ベール3bの一方の基端部は、ベール支持部材3cに一体的に設けられた釣糸案内部3dに取り付けられている。
【0023】
リール本体1内には、ハンドル軸5が回転可能に支持されており、その突出端部には、ハンドル6が取り付けられている。また、ハンドル軸5には、巻取り駆動機構が係合しており、この巻取り駆動機構は、ハンドル軸5に一体回転可能に装着された駆動ギヤ(フェースギヤ)7と、この駆動ギヤ7に噛合すると共にハンドル軸5と直交する方向に延出し、内部に軸方向に延出する空洞部が形成されたピニオン8とを備えている。なお、これらの駆動ギヤ7及びピニオン8は、それぞれ斜歯歯車で構成されている。
【0024】
ピニオン8は、一対の前後に配置した軸受け9を介してリール本体1内に回転可能に支持されている。また、スプール4側に向けて延出しており、その先端部において、ロータ3が取り付けられている。ピニオン8には、その中間部分に一方向クラッチ10が取り付けられており、リール本体1の外部に設けられたレバー11を回動操作することで一方向クラッチ10を作動させ、ハンドル6(ロータ3)の釣糸繰出し方向の逆回転を防止する公知の逆転防止装置を構成するようになっている。
【0025】
ピニオン8の内部に形成された空洞部には、ハンドル軸5と直交する方向に延出し、先端側にスプール4を装着したスプール軸(メインシャフト)12が軸方向に移動可能に挿通されている。また、ピニオン8には、スプール4(スプール軸12)を前後往復動させるためのスプール往復動装置13が係合している。
【0026】
スプール往復動装置13は、リール本体1内に回転可能に支持され、スプール軸12と平行に延出するウォームシャフト14と、スプール軸12の基端部に抜け止め固定された摺動子15と、ウォームシャフト14の端部に係脱可能に取り付けられ、ピニオン8と噛合するギヤ16とを備えている。なお、ギヤ16は、斜歯歯車で構成されている。また、ギヤ16は、ピニオン8の回転方向に応じて噛合時に生じる斜歯歯車のはすじねじれ角度で作用するスラスト力によりウォームシャフト14の軸方向に移動し、ウォームシャフト14から係脱するように構成されている。
【0027】
摺動子15は、スプール軸12に対して、ビス等によって回り止め固定される本体15aを備えており、この本体15aにはウォームシャフト14の外周面に形成された螺旋溝14aと係合する係合ピン15bが保持されている。ウォームシャフト14が回転駆動されると、摺動子15は、係合ピン15bを介して前後方向に往復駆動される。
【0028】
このような構成を有する魚釣用スピニングリールにおいて、ハンドル6により巻取り操作を行うと、ロータ3が巻取り駆動機構を介して回転駆動される共に、スプール4がスプール往復動装置13を介して前後往復動されるので、釣糸は、釣糸案内部3dを介してスプール4の巻回胴部4aに均等に巻回されるようになっている。
【0029】
次に、上記したスプール往復動装置13のギヤ16周辺の構成及び作用について説明する。図2は、スプール往復動装置13のギヤ16周辺の拡大図であり、図3は、ギヤ16とウォームシャフト14との係合部を説明するための断面図である。また、図4及び図5は、ギヤ16とウォームシャフト14との係脱状態を説明するための図である。なお、以下の説明では、図2の左方側からみた状態で時計回り方向の回転を正転と呼び、反時計回り方向の回転を逆転と呼ぶものとする。また、図2においては、ピニオン8とギヤ16との噛合部分のみを示している。
【0030】
図2に示すように、ウォームシャフト14の同図に示す左方側端部は、軸受け21を介してリール本体1に回転可能に支持されている。また、ウォームシャフト14には、軸受け21の近傍であってギヤ16寄りの位置にストッパ(止め輪)22が取り付けられている。このストッパ22とギヤ16との間に付勢バネ(圧縮コイルスプリング)23が配設されている。この付勢バネ23は、同図に示す左方側の一端をストッパ22により規制され、ギヤ16をウォームシャフト14側に付勢している。
【0031】
なお、図2においては、ストッパ22とギヤ16との間に付勢バネ23を配設し、ギヤ16をウォームシャフト14側に付勢する場合について示しているが、後述のように、本実施の形態においては、ギヤ16を斜歯歯車で構成することにより、ピニオン8の回転方向に応じて噛合時に生じる斜歯歯車のはすじねじれ角度で作用するスラスト力によりギヤ16をウォームシャフト14から係脱するものである。このため、このギヤ16をウォームシャフト14側に付勢する付勢バネ23及びこれを規制するストッパ22は必ずしも必要ではない。
【0032】
また、図2に示すように、ギヤ16のウォームシャフト14側の側面には、ウォームシャフト14のギヤ16側の側面に形成された凹部24と係合する凸部25が形成されている。凹部24及び凸部25の個数は任意であるが、本実施の形態においては、図3に示すように、それぞれ上下、左右に2個ずつ4個形成されている。なお、凹部24と凸部25とは、互いに対応する位置に形成されている。凸部25が凹部24に入り込んだ状態において、ギヤ16の回転がウォームシャフト14に伝達される一方、凸部25と凹部24とが離間した状態において、ギヤ16の回転がウォームシャフト14に伝達されないように構成されている。
【0033】
このような構成を有する魚釣用スピニングリールにおいて、操作者がハンドル6を釣糸巻取り方向に回転させると、これに応じて駆動ギヤ7が図4に示す矢印A方向に回転駆動する。駆動ギヤ7の回転駆動に応じてピニオン8が正転駆動すると、これに応じてギヤ16が逆転駆動される。一方、魚による釣糸の繰り出しによりロータ3が逆転駆動されると、図5に示すように、これに応じてピニオン8が逆転駆動される。ピニオン8が逆転駆動すると、これに応じてギヤ16が正転駆動される。
【0034】
ここで、ピニオン8を構成する斜歯歯車と、ギヤ16を構成する斜歯歯車との関係を図4及び図5を用いて説明する。なお、図4及び図5においては、ピニオン8及びギヤ16における斜歯を簡易的に示している。具体的には、ピニオン8には、図4及び図5に示す左方下側(右方上側)を向いた斜歯が形成されている一方、ギヤ16には、図4及び図5に示す右方下側(左方上側)を向いた斜歯が形成されている。
【0035】
ピニオン8及びギヤ16を、このような斜歯歯車で構成することで、図4に示すように、ピニオン8が正転駆動する一方、ギヤ16が逆転駆動すると、ウォームシャフト14の軸方向であって装置の後方側に斜歯歯車のはすじのねじれ角度によってスラスト力が生じることとなる。このスラスト力によりギヤ16が装置の後方側に移動し、凸部25が凹部24に入り込む。これにより、ギヤ16の回転駆動力がウォームシャフト14に伝達される。この結果、摺動子15が係合ピン15bを介して前後方向に往復駆動し、これに応じてスプール4が前後方向に往復動することとなる。
【0036】
一方、図5に示すように、ピニオン8が逆転駆動する一方、ギヤ16が正転駆動すると、ウォームシャフト14の軸方向であって装置の前方側に斜歯歯車のはすじのねじれ角度によってスラスト力が生じることとなる。このスラスト力によりギヤ16が装置の前方側に移動し、凸部25が凹部24から離間する。これにより、ギヤ16の回転駆動力がウォームシャフト14に伝達されなくなる。この結果、ウォームシャフト14が回転しないので、スプール4が前後方向に往復動することもない。
【0037】
このように、本実施形態に係る魚釣用スピニングリールにおいては、釣糸をスプールから引き出す前記ロータの回転時に前記スプール軸が前後往復動しないように動力伝達経路を切断することで、前記スプール往復動機構における動力伝達経路を制御可能とする。具体的には、ピニオン8と噛合するギヤ16を斜歯歯車で構成し、ピニオン8の回転方向に応じてギヤ16をウォームシャフト14に対して係脱可能としている。
【0038】
これにより、釣糸をスプール4から引き出す方向のロータ3の逆転時における回転駆動力をウォームシャフト14に伝達しないようにしているので、魚により釣糸が繰り出された場合でもウォームシャフト14が回転することはない。このため、スプール4が前後往復動することもないので、従来、このスプール4の前後往復動に応じて発生していた振動を防止することが可能となる。この結果、この振動に起因して発生していた諸問題を全て解決することが可能となる。
【0039】
すなわち、スプール4の前後往復動に応じて発生していた振動による操作者における不快感を除去することができるので、快適なロータ3の逆転による釣糸の繰り出し操作を行うことが可能となる。また、当該振動により釣糸を介して魚に違和感を与えるのを防止することができるので、この違和感により魚を暴れさせ、魚を取り逃がしたり釣糸を切断したりする事態を回避することができる。この結果、魚への影響を極力小さくすることができるので、釣果を向上させることが可能となる。さらに、当該振動によりリール本体1に締結されたネジが緩む事態を回避することができるので、リール本体1のメンテナンス等に要するコストや時間を低減することが可能となる。
【0040】
また、ロータ3が逆回転した場合でもウォームシャフト14が回転しないため、スプール往復動装置13における螺旋溝14aと係合ピン15bとが、従来のようにスプール4の前後往復動に応じて磨耗する事態を回避することができるので、当該スプール往復動装置13の耐久性を向上させることが可能となる。さらに、ロータ3が逆回転した場合でもウォームシャフト14が回転しないため、スプール4の前後往復動の方向転換時の抵抗発生によりロータ3の逆回転時におけるフリー性が劣化する事態を回避することができるので、快適に釣糸の繰り出し操作を行うことが可能となる。
【0041】
さらに、上記実施形態においては、ギヤ16をウォームシャフト14に対して係脱可能としているので、確実にスプール往復動装置13における動力伝達経路を切断することが可能となる。さらに、ギヤ16を斜歯歯車で構成しているので、ギヤ16とウォームシャフト14との係脱を制御するための部材を用意することなく、簡単な構成でこれらの係脱を制御することが可能となる。
【0042】
ところで、上記実施形態のように、釣糸をスプール4から引き出す方向のロータ3の逆転時における回転駆動力をウォームシャフト14に伝達しないようにするためには、ピニオン8と噛合するギヤ16とウォームシャフト14との間に一方向クラッチを介在させることで実現することも可能である。しかし、このように、一方向クラッチを介在させた場合には、ロータ3の正転時の回転方向(一方向クラッチの回転許容方向)へのウォームシャフト14の回転は規制されることがないため、例えば、釣竿を水平状態から引き起こした場合にスプール4の自重によりウォームシャフト14が当該回転方向に空回りし、スプール4が操作者の意図と無関係に前方側から後方側に移動する事態が発生し得る。
【0043】
このように操作者の意図と無関係にスプール4が移動する場合には、スプール4の巻回胴部4aにおける糸巻き状態が悪化するなど、魚釣用スピニングリールにおける操作面に悪影響を及ぼし得るため、可能な限り除去することが望ましい。この点、上記実施の形態に係る魚釣用スピニングリールによれば、実際にロータ3が逆転した場合にのみギヤ16の回転駆動力をウォームシャフト14に伝達しないようにするため、上述のようにウォームシャフト14がギヤ16に対して空回りすることはない。この結果、かかるスプール4の自重による下方移動を規制する部材を用意することなく、当該自重によるスプール4の下方移動を確実に防止することが可能となる。
【0044】
なお、上記実施形態では、一般的なオープンフェース型の魚釣用スピニングリールについて説明しているが、本発明は、ロータ3の逆転時にスプール4を前後往復動させないようにする必要があるリールであれば、クローズドフェース型のリールにも適用することが可能であり、上述した優れた効果を得ることが可能となる。
【0045】
特に、魚による釣糸の繰り出しに応じて逆回転するロータ3に制動力を付与するロータ制動装置を備え、意図的にロータ3の逆回転をフリーに行わせる一方、操作者のロータ制動装置に対する操作により魚とのやり取りを可能とする、上述した従来技術の特許文献1(実公平1−20858号公報)に開示された所謂レバーブレーキリールに適用する場合においては、上述した優れた効果に加え、更に顕著な効果を得ることが可能となる。
【0046】
すなわち、レバーブレーキリールにおいては、釣糸を繰り出す量は操作者のロータ制動装置に対する操作に依存することとなるが、本発明を適用することでロータ3の逆転時に発生していた振動が除去されるので、ロータ制動装置に対する操作に集中することが可能となり、魚とのやり取りをより一層楽しみながら魚釣りを行うことが可能となる。
【0047】
以上、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々変形することが可能である。上記した実施形態においては、ウォームシャフト14を使用したスプール往復動装置13について示しているが、例えば、組み付けられるスピニングリールの構成に応じて、スプール往復動装置13の構成については、適宜変形することが可能である。例えば、所謂ギヤオシレート方式のスプール往復動装置に適用することが可能である。
【0048】
以下、図6及び図7を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。なお、これらの図において、図6は、第2の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの主要な構成を示す図であり、図7は、図6に示す連動ギヤ周辺の拡大断面図である。また、以下に説明する実施形態では、上記した第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明については省略する。また、以下の説明では、図7の左方側からみた状態で時計回り方向の回転を正転と呼び、反時計回り方向の回転を逆転と呼ぶものとする。
【0049】
第2の実施形態において、リール本体1には、図6に示すように、スプール4(スプール軸12)を前後動するスプール往復動装置30が組み込まれている。このスプール往復動装置30は、ハンドル軸5に一体回転可能に設けられた駆動ギヤ31(ハンドル軸5に一体形成されているのが好ましい)と、リール本体1に回転可能に支持され、駆動ギヤ31に噛合する連動ギヤ32とを有している。なお、これらの駆動ギヤ31及び連動ギヤ32は、それぞれ斜歯歯車で構成されている。連動ギヤ32は、駆動ギヤ31の回転方向に応じて噛合時に生じるスラスト力によりハンドル軸5の軸方向に移動し、後述する制御体33から係脱するように構成されている。
【0050】
この連動ギヤ32に対向する位置に、リール本体1に回転可能に支持される制御体33が取り付けられている。制御体33には、中心より偏芯した端部表面に係合突起33aが形成されており、この係合突起33aは、スプール軸12の後端部にビス止めされた摺動子34に形成された係合溝35内に係合されている。この結果、ハンドル6の巻取り操作によって駆動ギヤ31を介して連動ギヤ32及び制御体33が回転駆動されると、係合突起33aは、所定の回転軌跡を移動しながら係合溝35内を案内される。これに伴って摺動子35が前後往復動し、これに応じてスプール軸12(スプール4)が前後往復動する。
【0051】
図7に示すように、制御体33は、リール本体1に取り付けられた軸部1aに対して回転自在に取り付けられ、軸部1aが取り付けられたリール本体1の部分との間に連動ギヤ32を配設した状態で取り付けられている。第2の実施形態においては、上述のように、駆動ギヤ31の回転方向に応じて噛合時に生じる斜歯歯車のはすじのねじれ角度によって作用するスラスト力により連動ギヤ32をハンドル軸5の軸方向に移動可能とし、この連動ギヤ32の制御体33側の所定位置に形成された凸部32aと、制御体33の連動ギヤ32側の所定位置に形成された凹部33bとの係合状態を切り替える。これにより、釣糸をスプール4から引き出す方向のロータ3の逆転時における回転駆動力を制御体33に伝達しないようにする。
【0052】
このような構成を有する魚釣用スピニングリールにおいて、操作者がハンドル6を釣糸巻取り方向に回転させると、これに応じて駆動ギヤ31が逆転駆動する。駆動ギヤ31が逆転駆動されると、これに応じて連動ギヤ32が正転駆動する。一方、魚による釣糸の繰り出しによりロータ3が釣糸繰出し方向に回転すると、ピニオン8を介して駆動ギヤ7及び駆動ギヤ31が正転駆動する。駆動ギヤ31が正転駆動すると、これに応じて従動ギヤ32が逆転駆動する。
【0053】
図7に示すように、第2の実施形態に係る魚釣用スピニングリールにおいても、第1の実施形態に示すピニオン8及びギヤ16と同様に、駆動ギヤ31には、図7に示す左方下側(右方上側)を向いた斜歯が形成されている一方、連動ギヤ32には、図7に示す右方下側(左方上側)を向いた斜歯が形成されている。
【0054】
駆動ギヤ31及び連動ギヤ32を、このような斜歯歯車で構成することで、駆動ギヤ31が逆転駆動する一方、連動ギヤ32が正転駆動すると、ハンドル軸5の軸方向であって図7に示す装置の左方側にスラスト力が生じることとなる。このスラスト力により連動ギヤ16が装置の左方側に移動し、凸部32aが制御体33の凹部33bに入り込む。これにより、駆動ギヤ31の回転駆動力が制御体33に伝達される。この結果、係合突起33aが係合溝35内を所定の回転軌跡を移動しながら案内され、これに応じてスプール4が前後方向に往復動することとなる。
【0055】
一方、駆動ギヤ31が正転駆動する一方、連動ギヤ32が逆転駆動すると(図6及び図7に示す矢印参照)、ハンドル軸5の軸方向であって図7に示す装置の右方側にスラスト力が生じることとなる。このスラスト力により連動ギヤ32が装置の右方側に移動し、凸部32aが制御体33の凹部33bから離間する。これにより、駆動ギヤ31の回転駆動力が制御体33に伝達されなくなる。この結果、係合突起33aが係合溝35内を所定の回転軌跡を移動しなくなるので、スプール4が前後方向に往復動することもない。
【0056】
このように、本実施形態に係る魚釣用スピニングリールによれば、駆動ギヤ31と噛合する連動ギヤ32を斜歯歯車で構成し、駆動ギヤ31の回転方向に応じて噛合時に生じるスラスト力で連動ギヤ32を制御体33に対して係脱可能とし、釣糸をスプール4から引き出す方向のロータ3の逆転時における回転駆動力を制御体33に伝達しないようにしているので、魚により釣糸が繰り出された場合でも制御体33が回転することはない。このため、スプール4が前後往復動することもないので、従来、このスプール4の前後往復動に応じて発生していた振動を防止することが可能となる。この結果、従来、この振動に起因して発生していた諸問題を全て解決することができ、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0057】
さらに、上記実施形態においては、連動ギヤ32を制御体33に対して係脱可能としているので、確実にスプール往復動装置13における動力伝達経路を切断することが可能となる。さらに、連動ギヤ32を斜歯歯車で構成しているので、連動ギヤ32と制御体33との係脱を制御するための部材を用意することなく、簡単な構成でこれらの係脱を制御することが可能となる。
【0058】
なお、斜歯歯車のねじれ角度や付勢バネ23のバネ力を変更することで、スプール4が前後動しないロータ3の逆回転速度や巻取り負荷等の条件設定が可能となるので、多種多様な釣法に幅広く適用することができる。
【0059】
また、上記した第1及び第2の実施形態においては、装置における駆動力の伝達経路上に斜歯歯車を配設し、この斜歯歯車の噛合により生じるスラスト力を利用して当該伝達経路上の部材を移動させ、駆動力の伝達の有無を切り替える実施形態について示しているが、駆動力の伝達経路上の部材を移動させる構成については、適宜変更が可能である。例えば、釣糸をスプールから引き出す方向のロータの回転時に、駆動力の伝達経路上の部材(第1の実施形態におけるギヤ16や、第2の実施形態における制御体33)と当接する当接部材を配設し、当該伝達経路上の部材を移動させるようにしても良い。
【0060】
以下、図8及び図9を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。なお、これらの図において、図8は、第3の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの主要な構成を示す要部断面図であり、図9は、図8に示すA−A線に沿った断面図である。なお、以下に説明する実施形態では、上記した第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明については省略する。また、以下の説明では、図8の左方側からみた状態で時計回り方向の回転を正転と呼び、反時計回り方向の回転を逆転と呼ぶものとする。ここでは、第1の実施形態の構成要素を用いて説明するが、第2の実施形態の構成要素に適用することも可能である。
【0061】
図8に示すように、第3の実施形態に係る魚釣用スピニングリールにおいては、ピニオン8の筒軸(以下、「ピニオン筒軸」という)に取り付けられたフリクションプレート41を有する点、ギヤ16がフリクションプレート41に形成された突出片42と係合する係合壁面16aを有する点、並びに、リール本体1にフリクションプレート41の回転を規制する回転規制部材43が設けられている点で第1の実施形態に係る魚釣用スピニングリールと相違する。
【0062】
図8に示すように、フリクションプレート41は、ピニオン8よりも装置の前方側のピニオン筒軸の外周に回り止め嵌合された歯車8aの前方側に取り付けられている。フリクションプレート41は、その回転が規制されていない状態においてピニオン筒軸に伴って回転するが、その回転が規制されるとピニオン筒軸の回転に関わらず停止するようにピニオン筒軸に緩く回転方向に摩擦力が作用する程度に圧入されている。なお、図9に示すように、フリクションプレート41の周面には、一定位置に切欠き部41aが形成されている。回転規制部材43は、この切欠き部41aに対応するようにリール本体1に設けられている。回転規制部材43は、フリクションプレート41が一定位置まで回転すると、切欠き分41aの端部に当接し、その回転を規制するように構成されている。
【0063】
突出片42は、フリクションプレート41の所定位置において装置の前方側に突出するように形成されている。図9に示すように、突出片42は、フリクションプレート41の側面からせり上がるように傾斜した傾斜面部42aと、この傾斜面42aに連設された平面部42bとを有する。傾斜面部42aは、ギヤ16が有する環状の係合壁面16aに摺接して前後方向に移動案内する役割を果たす。この突出片42とフリクションプレート41とが係脱切替部材として機能する。
【0064】
一方、ギヤ16が有する係合壁面16aは、ギヤ16における歯車8aとの噛合部分から装置の前方側に一定距離だけ離間した位置に形成されている。ギヤ16の突出部24がウォームシャフト14の凹部25に入り込んだ状態において、フリクションプレート41が回転し、突出片42が係合壁面16a側に進入した場合に当該突出片42と当接する位置に形成されている。
【0065】
このような構成を有する魚釣用スピニングリールにおいて、操作者がハンドル6を釣糸巻取り方向に回転させると、これに応じてピニオン8が正転駆動され、フリクションプレート41は図9に示す矢印A方向に回転駆動する。図9に示す矢印A方向に回転し、切欠き部41aの端部(図9に示す上端部)が回転規制部材43に当接すると、フリクションプレート41は、その回転を停止する(図9に示す状態)。このとき、突出片42は、ギヤ16の係合壁面16aから離間した位置に配置されているため、ギヤ16の配置に影響を与えることはない。このため、ギヤ16は、付勢バネ23の付勢力により装置の後方側に移動し、凸部25が凹部24に入り込む。これにより、歯車8aを介してギヤ16の回転駆動力がウォームシャフト14に伝達される。この結果、スプール4が前後方向に往復動することとなる。
【0066】
一方、魚による釣糸の繰り出しによりロータ3が逆転駆動されると、これに応じてピニオン8が逆転駆動され、フリクションプレート41は図9に示す矢印B方向に回転駆動する。図9に示す矢印B方向に回転し、切欠き部41aの端部(図9に示す下端部)が回転規制部材43に当接すると、フリクションプレート41は、その回転を停止する。このとき、突出片42は、ギヤ16の係合壁面16aに進入して摺接係合し、ギヤ16を装置の前方側に退避させる(図8に2点鎖線で示す状態)。このため、ギヤ16は、付勢バネ23の付勢力に抗して装置の前方側に移動し、凸部25が凹部24から離間する。これにより、ギヤ16の回転駆動力がウォームシャフト14に伝達されなくなる。この結果、ウォームシャフト14が回転しないので、スプール4が前後方向に往復動することもない。
【0067】
このように、本実施形態に係る魚釣用スピニングリールによれば、ギヤ16の係合壁面16aと当接する突出片42を有するフリクションプレート41を配設し、ギヤ16を移動させる。これにより、ピニオン8の回転方向に応じてギヤ16をウォームシャフト14に対して係脱可能とし、釣糸をスプール4から引き出す方向のロータ3の逆転時における回転駆動力をウォームシャフト14に伝達しないようにしているので、魚により釣糸が繰り出された場合でもウォームシャフト14が回転することはない。このため、スプール4が前後往復動することもないので、従来、このスプール4の前後往復動に応じて発生していた振動を防止することが可能となる。この結果、従来、この振動に起因して発生していた諸問題を全て解決することができ、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0068】
特に、上記実施の形態においては、釣糸をスプール4から引き出すロータ逆回転時にギヤ16に当接して当該ギヤ16をウォームシャフト14から退避させる係脱切替部材としてのフリクションプレート41等を具備したので、スプール往復動装置13における動力伝達経路を平歯車で構成することが可能となる。このため、これらの係脱を制御するための斜歯歯車等を用いることなく、これらの係脱を制御することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明は、ロータの逆回転時に発生する振動に起因する諸問題を解決することができると共に、スプール往復動装置の耐久性、並びにロータ逆回転時におけるフリー性に優れた魚釣用スピニングリールを提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの全体的な構成を示す図。
【図2】スプール往復動装置のギヤ周辺の拡大図。
【図3】ギヤとウォームシャフトとの係合部を説明するための断面図。
【図4】ギヤとウォームシャフトとの係脱状態を説明するための図。
【図5】ギヤとウォームシャフトとの係脱状態を説明するための図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの主要な構成を示す図。
【図7】図6に示す連動ギヤ周辺の拡大断面図。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る魚釣用スピニングリールの主要な構成を示す要部断面図。
【図9】図8に示すA−A線に沿った断面図。
【符号の説明】
【0071】
1 リール本体
3 ロータ
4 スプール
5 ハンドル軸
7 駆動ギヤ
12 スプール軸
13 スプール往復動装置
14 ウォームシャフト
15 摺動子
16 ギヤ
16a 係合壁面
24 凹部
25 凸部
30 スプール往復動装置
31 駆動ギヤ
32 従動ギヤ
32a 凸部
33 制御体
33a 係合突起
33b 凹部
34 摺動子
35 係合溝
41 フリクションプレート
42 突出片
43 回転規制部材




 

 


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