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発明の名称 釣竿
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−117035(P2007−117035A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−315867(P2005−315867)
出願日 平成17年10月31日(2005.10.31)
代理人
発明者 吉田 和範 / 菊池 真也 / 岡本 寿久
要約 課題
中竿管の後端部を安定して保持可能にすると共に傷付の発生を防止した釣竿を提供することである。

解決手段
釣竿は繊維強化樹脂製竿管で形成された元竿管1と第1中竿管2と第2中竿管3が振り出し式に継ぎ合わされている。
特許請求の範囲
【請求項1】
元竿管と、上記元竿管の内側に引き出し可能に収容される第1中竿管と、上記元竿管の手元側の後端部に設けられる元栓と、上記第1中竿管の後端部に設けられる第1尻栓とを具備し、上記元竿管の内側に上記第1中竿管を収容した時に、上記元栓と第1尻栓を吸着させる吸着部材を少なくとも何れか一方に設け、上記元竿管の内側に上記第1中竿管を保持するようにしたことを特徴とする釣竿。
【請求項2】
第1中竿管内の内側に引き出し可能に収容される第2中竿管とを具備し、上記第1尻栓と第2中竿管の後端部に設けられる第2尻栓を吸着させる吸着部材を少なくとも何れか一方に設け、上記第1中竿管の内側に上記第2中竿管を保持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の釣竿。
【請求項3】
前記吸着部材は交換可能な吸盤を備えていることを特徴とする請求項1、2記載の釣竿。
【請求項4】
上記元栓は上記元竿管に螺合によって固定される前栓とその後方に位置し前記前栓と螺合又は摺接された後方栓を具備し、上記後方栓を回動することによって上記吸着部材に空気を供給する空気流入路を設けたことを特徴とする請求項3記載の釣竿。
【請求項5】
上記第1中竿管の上記第1尻栓とは反対側の前端部に上記元竿管の先端の内径よりも外径が大きい大径部を有し、この大径部は、上記第1中竿管を上記元竿管に収容する時に、上記元栓と第1尻栓の吸着に先立って上記元竿管に摺動可能に嵌合することを特徴とする請求項1記載の釣竿。
【請求項6】
上記第2中竿管の上記第2尻栓とは反対側の前端部に上記第1中竿管の先端の内径よりも外径が大きい大径部を有し、この大径部は、上記第2中竿管を上記第1中竿管に収容する時に、上記第1尻栓と第2尻栓の吸着に先立って上記第1中竿管に摺動可能に嵌合することを特徴とする請求項2記載の釣竿。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、元竿管の中に中竿管を収納する時、中竿管の後端部を安定して保持可能にする釣竿の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
振出式釣竿において、元竿管に第1中竿管を収納させた短い状態を保持しつつ釣りを可能にさせる構造が特許文献1に開示されている。
この中で、元竿管後端部の雌ネジ部に竿尻部品(尻栓)とは別の保持部品を螺着させ、この部品で第1中竿管の後端部を保持する構造が例示されている。
しかし、保持部品や第1中竿管の径のバラツキによって保持力にバラツキが生じたり、第1中竿管外面に傷が発生することも有る。
【特許文献1】特開平8−9839号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、保持部品や中竿管の径のバラツキによって保持力にバラツキが生じたり、中竿管の外面に傷が発生することである。
【0004】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、中竿管の後端部を安定して保持可能にすると共に傷付の発生を防止した釣竿を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係わる本発明は、元竿管と、上記元竿管の内側に引き出し可能に収容される第1中竿管と、上記元竿管の手元側の後端部に設けられる元栓と、上記第1中竿管の後端部に設けられる第1尻栓とを具備し、上記元竿管の内側に上記第1中竿管を収容した時に、上記元栓と第1尻栓を吸着させる吸着部材を少なくとも何れか一方に設け、上記元竿管の内側に上記第1中竿管を保持するようにしたことを要旨とするものである。
請求項2に係わる本発明は、第1中竿管内の内側に引き出し可能に収容される第2中竿管とを具備し、上記第1尻栓と第2中竿管の後端部に設けられる第2尻栓を吸着させる吸着部材を少なくとも何れか一方に設け、上記第1中竿管の内側に上記第2中竿管を保持するようにしたことを要旨とするものである。
請求項3に係わる本発明は、前記吸着部材は交換可能な吸盤を備えていることを要旨とするものである。
請求項4に係わる本発明は、上記元栓は上記元竿管に螺合によって固定される前栓とその後方に位置し前記前栓と螺合又は摺接された後方栓を具備し、上記後方栓を回動することによって上記吸着部材に空気を供給する空気流入路を設けたことを要旨とするものである。
請求項5に係わる本発明は、上記第1中竿管の上記第1尻栓とは反対側の前端部に上記元竿管の先端の内径よりも外径が大きい大径部を有し、この大径部は、上記第1中竿管を上記元竿管に収容する時に、上記元栓と第1尻栓の吸着に先立って上記元竿管に摺動可能に嵌合することを要旨とするものである。
請求項6に係わる本発明は、上記第2中竿管の上記第2尻栓とは反対側の前端部に上記第1中竿管の先端の内径よりも外径が大きい大径部を有し、この大径部は、上記第2中竿管を上記第1中竿管に収容する時に、上記第1尻栓と第2尻栓の吸着に先立って上記第1中竿管に摺動可能に嵌合することを要旨とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は請求項1によって、元竿管と第1中竿管の後端部は吸着部材で保持されている為、ガタツキ無く、第1中竿管の後端外径のバラツキや摩耗による嵌合力のバラツキも発生し難く、第1中竿管等の傷付きも発生し難い。
元竿管から第1中竿管を引き出して長さが長い状態で使用出来ると共に、元竿管の中に第1中竿管を収納した短い状態でも、元竿管の前端部の内側に第1中竿管の先端外周の大径部が継合され、第1中竿管の後端の第1尻栓に取り付けた吸着部材が元竿管の元栓の前栓に吸着されるから、安定した釣竿の操作が出来る。
請求項2によって、第1中竿管内から第2中竿管を引き出して長さが長い状態で使用出来ると共に、第1中竿管内に第2中竿管を収納した短い状態でも、第1中竿管の先端内径に第2中竿管の先端外周の大径部が継合され、第2中竿管の後端の第2尻栓に取り付けた吸着部材が第1中竿管の第1尻栓に吸着されるから、安定した釣竿の操作が出来る。
元竿管と第1中竿管、第1中竿管と第2中竿管がそれぞれ長さが長い状態と短い状態に対応出来るので、長さ調整範囲が広がる。
請求項3によって、吸着部材は交換可能に取り付けられているから交換も容易で、経時変化や劣化が発生しても交換して本来の吸着力を得ることが出来る。
請求項4によって、元栓の前栓と第1尻栓の間に設けられた吸着部材の吸着の解除は、元栓の前栓に対して後方栓を回動することできわめて容易に解除することが出来て釣り場の状況に応じて釣竿の長さを敏速に調整できる。
【0007】
請求項5によって、第1中竿管の第1尻栓とは反対側の前端部に元竿管の先端の内径よりも外径が大きい大径部を有し、この大径部を第1中竿管を元竿管に収容する時に、元栓と第1尻栓の吸着に先立って元竿管に摺動可能に嵌合するように構成すると、元竿管と第1中竿管の両者の先側が先に摺動し始めるので、第1中竿管がガタツキ無く元竿管に収納出来、吸着部材の吸盤の円周方向のずれが発生し難い。
また請求項6によって、第2中竿管の場合も、第2尻栓とは反対側の前端部に第1中竿管の先端の内径よりも外径が大きい大径部を有し、この大径部を第2中竿管を第1中竿管に収容する時に、第1尻栓と第2尻栓の吸着に先立って第1中竿管に摺動可能に嵌合するように構成すると、第1中竿管と第2中竿管の両者の先側が先に摺動し始めるので、第2中竿管がガタツキ無く第1中竿管に収納出来、吸着部材の円周方向のずれが発生し難くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
釣竿は繊維強化樹脂製竿管で形成された元竿管1と第1中竿管2と第2中竿管3が振り出し式に継ぎ合わされている。
元竿管1の後端に元栓4が螺合されて取り付けられ、第1中竿管2の後端に第1尻栓5が螺合されて取り付けられ、第2中竿管3の後端に第2尻栓6が螺合されて取り付けられている。
第1尻栓5には吸着部材8が取り付けられて吸盤8dは元栓4の前栓4′の前端部に吸着され、前栓4′に対して後方栓4″を回動して後退することで空気流入路αが出来て吸着が解除されて元竿管1の中から第1中竿管2が引出し可能になる。
【実施例1】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明すると、図1から図4は第1実施例で図1は元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図、図2は釣竿の手元側の要部拡大断面側面図、図3は元栓の分解要部断面側面図、図4は元栓の中の後方栓を下降させた要部断面側面図である。
【0010】
釣竿は繊維強化樹脂製竿管で形成された元竿管1と第1中竿管2と第2中竿管3が振り出し式に継ぎ合わされている。
元竿管1の後端に元栓4が螺合されて取り付けられ、第1中竿管2の後端に第1尻栓5が螺合されて取り付けられ、第2中竿管3の後端に第2尻栓6が螺合されて取り付けられている。
元竿管1は先から元に向って緩やかなテ−パ−状に形成されて後端内周にネジ部1aが形成されて元栓4の前栓4′外周に形成されたネジ部4aが螺合されてOリング10を挾んで取り付けられている。
元竿管1の先端内径1bは内側継合部に形成されている。
【0011】
元栓4は前栓4′と後方栓4″で構成されて前栓4′の下側に後方栓4″が螺合されている。
元栓4の前栓4′と後方栓4″は金属や合成樹脂で形成されている。
前栓4′は前側筒部4bの外側にネジ部4aが形成されて内側に凹部4cが形成され、凹部4cの底部4d中心に下方に広がる円錐の透孔4eが形成されている。
前栓4′の後側筒部4fの内部に凹部4gが形成されると共に筒部4fの内周にネジ部4hが形成され、筒部4fの外周にロ−レット処理がなされ、回動する際、手が滑り難い。
後方栓4″は凸部4iと鍔部4jで形成されて凸部4iの外周にネジ部4kが形成され、凸部4iの内側に浅い凹部4mが形成され、鍔部4jの外周にロ−レット処理がなされている。
ネジ部4hにネジ部4kが螺合されている。
ネジ部1a、4aに対してネジ部4h、4kは逆ネジに形成されている。
凹部4mの中には弾性を有する天然ゴムや合成ゴムや合成樹脂からなる栓部材7の鍔部7aが落し込まれて固定されている。
栓部材7の鍔部7aの前側に円錐台7bが一体に形成されている。
栓部材7と円錐台7bは異なる材料で形成しても良いし、同一材料による一体形成で形成しても良い。
円錐台7bに前栓4′の円錐の透孔4eに嵌合され、前栓4′に対して後方栓4″がネジ部4hに対してネジ部4kの回動で、円錐台7bが円錐の透孔4eから離間された時に出来る隙間が空気流入路αとなる。
【0012】
第1中竿管2は、先から元に向って緩やかなテ−パ−状に形成されて後端内周にネジ部2aが形成され、後端外周に継合部2bが、先端外周に肉盛りした大径部2cが、先端内周に内側継合部2dが形成されている。
大径部2cは元竿管1の先端内径1bより大径に形成されている。
第1中竿管2の後端に螺合された第1尻栓5は弾性を有する天然ゴムや合成ゴムや合成樹脂や金属で形成され、先端筒部5aと円柱部5bと、円柱部5b外周にネジ部5cとロ−レット処理部5dが形成されている。
ネジ部5cはネジ部2aに螺合されている。
筒部5aの内側に凹部5eが、円柱部5bの中心に透孔5fと凹部5gが形成されて凹部5eと透孔5fと凹部5gは連通されている。
透孔5fと凹部5gの中には吸着部材8の軸部8aが挿入されて軸部8aの外周に形成した周溝8bに嵌めたCリング11で抜け止めされている。
吸着部材8は弾性を有する天然ゴムや合成ゴムやPVC、塩化ビニ−ル樹脂、エチレンプロピレン、スチレンブロックポリマ−、スチレン系エラストマ−等で、図で軸部8aの下側には太径の保持部8cと吸盤8dが一体に形成されている。
吸盤8dは元栓4の前栓4′の前側筒部4bの内側の凹部4cの底部4d上に載せられている。
【0013】
第2中竿管3は先から元に向って緩やかなテ−パ−状に形成されて後端内周にネジ部3aが形成され、後端外周に継合部3bが、先端外周に肉盛りした大径部3cが形成されている。
大径部3cは第1中竿管2の先端内径2dより大径に形成されている。
第2中竿管3の後端に螺合された第2尻栓6は弾性を有する天然ゴムや合成ゴムや合成樹脂や金属で形成され、円柱部6aと、円柱部6a外周にネジ部6bとロ−レット処理部6cが形成されている。
ネジ部6bはネジ部3aに螺合されている。
円柱部6aの中心に透孔6dと凹部6eが形成されて透孔6dと凹部6eは連通されている。
透孔6dと凹部6eの中には前記吸着部材8と同形の吸着部材8′の軸部8aが挿入されて軸部8aの外周に形成した周溝8bに嵌めたCリング11で抜け止めされている。
吸着部材8′は弾性を有する天然ゴムや合成ゴムや合成樹脂で、図で軸部8aの下側には太径の保持部8cと吸盤8dが一体に形成されている。
吸盤8dは第1尻栓5の先端筒部5aの端面上に載せられている。
【0014】
第1中竿管2の中に第2中竿管3が収納される時は、第1中竿管2の先端内径2dに第2中竿管3の先端外周の大径部3cが継合される。
第2中竿管3の後端に取り付けられた第2尻栓6には吸着部材8′が取り付けられ、第1中竿管2の中に第2中竿管3が収納される時は吸盤8dは第1尻栓5の先端筒部5aの端面上に載せられて吸着されている。
これによって第2中竿管3の後端の第2尻栓6は第1中竿管2の中で移動することがない。
第1中竿管2の中から第2中竿管3が引き出される時は、まず吸盤8dの吸着を解除することになるが、第1中竿管2の先端と第2中竿管3の先端を夫々握って引き出すように回動して吸着を解除するが、元栓4と第1尻栓5を離脱して第1尻栓5から吸着部材8′の吸着を解除する。
第2尻栓6に取り付けられた吸着部材8′は省略してもよい。
【0015】
元竿管1の中に第1中竿管2が収納される時は、元竿管1の先端内径1bの内側継合部に第1中竿管2の先端外周の大径部2cが継合される。
第1中竿管2の後端に取り付けられた第1尻栓5には吸着部材8が取り付けられ、元竿管1の中に第1中竿管2が収納される時は吸盤8dは元栓4の前栓4′の前側筒部4bの内側の凹部4cの底部4d上に載せられて吸着されている。
これによって第1中竿管2の後端の第1尻栓5は元竿管1の中で移動することがない。
元竿管1の中から第1中竿管2が引き出される時は、まず吸盤8dの吸着が解除されて後、元竿管1の先端と第1中竿管2の先端が夫々握られて引き出されて元竿管1の先端内径1bの内側継合部に第1中竿管2の後端外周継合部2bが継合される。
吸盤8dの吸着を解除する時は図4のように、元栓4の前栓4′に対して後方栓4″を回動することで、後方栓4″と栓部材7が前栓4′から後退して円錐台7bが円錐の透孔4eから離間され隙間ができて空気流入路αとなり、吸盤8dの内側に空気が流入して吸着が解除され、第1中竿管2の上方への引き出しが可能になる。
【0016】
前記のように釣竿が構成されると、元竿管1と第1中竿管2の後端部は吸着部材8の吸盤8dで保持されている為、ガタツキ無く、第1中竿管の後端外径のバラツキや摩耗による嵌合力のバラツキも発生し難く、第1中竿管2等の傷付きも発生し難い。
元竿管1から第1中竿管2を引き出して長さが長い状態で使用出来ると共に、元竿管1の中に第1中竿管2を収納した短い状態でも、元竿管1の前端部の内側に第1中竿管2の先端外周の大径部2cが継合され、第1中竿管2の後端の第1尻栓5に取り付けた吸着部材8の吸盤8dが元竿管1の元栓4の前栓4′に吸着されるから、安定した釣竿の操作が出来る。
第1中竿管2内から第2中竿管3を引き出して長さが長い状態で使用出来ると共に、第1中竿管2内に第2中竿管3を収納した短い状態でも、第1中竿管2の先端内径2dに第2中竿管3の先端外周の大径部3cが継合され、第2中竿管3の後端の第2尻栓6に取り付けた吸着部材8′の吸盤8dが第1中竿管2の第1尻栓5に吸着されるから、安定した釣竿の操作が出来る。
元竿管1と第1中竿管2、第1中竿管2と第2中竿管3がそれぞれ長さが長い状態と短い状態に対応出来るので、長さ調整範囲が広がる。
吸着部材8は交換可能に取り付けられているから交換も容易で、経時変化や劣化が発生しても交換して本来の吸着力を得ることが出来る。
元栓4の前栓4′と第1尻栓5の間に設けられた吸盤8dの吸着の解除は、元栓4の前栓4′に対して後方栓4″を回動することできわめて容易に解除することが出来て釣り場の状況に応じて釣竿の長さを敏速に調整できる。
【0017】
第1中竿管2の第1尻栓5とは反対側の前端部に元竿管1の先端の内径1bよりも外径が大きい大径部2cを有し、この大径部2cを第1中竿管2を元竿管1に収容する時に、元栓4と第1尻栓5の吸着に先立って元竿管1に摺動可能に嵌合するように構成すると、元竿管1と第1中竿管2の両者の先側が先に摺動し始めるので、第1中竿管2がガタツキ無く元竿管1に収納出来、吸着部材8の吸盤8dの円周方向のずれが発生し難い。
また第2中竿管3の場合も、第2尻栓6とは反対側の前端部に第1中竿管2の先端の内径2dよりも外径が大きい大径部3cを有し、この大径部3cを第2中竿管3を第1中竿管2に収容する時に、第1尻栓5と第2尻栓6の吸着に先立って第1中竿管2に摺動可能に嵌合するように構成すると、第1中竿管2と第2中竿管3の両者の先側が先に摺動し始めるので、第2中竿管3がガタツキ無く第1中竿管2に収納出来、吸着部材8′の吸盤8dの円周方向のずれが発生し難くなる。
【実施例2】
【0018】
図5は第2実施例で、図5は元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図である。
【0019】
第2実施例では、第1実施例で第1中竿管2に螺合された第1尻栓5に取り付けられた吸着部材8が、吸着部材8″として元栓4の前栓4′に向きを逆向きにして取り付けられている。
元栓4の前栓4′は前側筒部4bの外側にネジ部4aが形成されて内側に凹部4cが形成され、凹部4cの下側に凹部4cより内径の小さい凹部4nと透孔4oが形成されている。
吸着部材8″は軸部8aの上側には太径の保持部8cと吸盤8dが一体に形成され、軸部8aと保持部8cには貫通孔8eが形成されて吸盤8dの中に連接されている。
吸盤8dは第1尻栓5の円柱部5bの下端面5hに当接されている。
前栓4′の下側に螺合されている後方栓4″の浅い凹部4mには板状の栓部材7′が落し込まれて固定されている。
第2尻栓6に取り付けた吸着部材8′の吸盤8dは第1尻栓5の円柱部5bの上端面5iに当接されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0020】
吸着部材8″の吸盤8dが第1尻栓5の円柱部5bの下端面に吸着している時には、吸着部材8″の貫通孔8eの下端が栓部材7′で閉塞されている。
元竿管1の中から第1中竿管2が引き出される時は、まず吸盤8dの吸着が解除されて後、元竿管1の先端と第1中竿管2の先端が夫々握られて引き出される。
吸盤8dの吸着が解除される時は、元栓4の前栓4′に対して後方栓4″がネジ部4hに対してネジ部4kの回動で、後方栓4″と栓部材7′が後退して栓部材7′と軸部8aの下端の間に隙間からなる空気流入路ができて貫通孔8eに空気が流入することで吸着が解除され、第1中竿管2の上方への引き出しが可能になる。
【実施例3】
【0021】
図6は第3実施例で、図6は元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図である。
【0022】
第3実施例では、吸着部材8の配置が第1実施例と同一であるが、元栓4の前栓4′の偏芯位置に透孔4pが形成されている。
前栓4′の後側筒部4fの内部の凹部4gに板状の栓部材7′が当接されている。
前栓4′に螺合された後方栓4″と板状の栓部材7′の偏芯位置にそれぞれ透孔4qと透孔7cが形成され、前栓4′の透孔4pと後方栓4″と板状の栓部材7′の透孔4qと透孔7cは不一致の位置に形成されている。
他の構成は前記第1・2実施例と略同一である。
【0023】
第3実施例では元竿管1の中から第1中竿管2が引き出される時、まず吸盤8dの吸着が解除されて後、元竿管1の先端と第1中竿管2の先端が夫々握られて引き出される。
吸盤8dの吸着が解除される時は、元栓4の前栓4′に対して後方栓4″がネジ部4hに対してネジ部4kの回動で、後方栓4″と栓部材7′が後退して栓部材7′と凹部4gの下面が離間するとその隙間からなる空気流入路ができて透孔4pに空気が流入することで吸着が解除され、第1中竿管2の上方への引き出しが可能になる。
【実施例4】
【0024】
図7、図8は第4実施例で、図7は元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図、図8は図7の底面図である。
【0025】
第4実施例では、吸着部材8の配置が第1実施例と同一であるが、元栓4の前栓4′の略中心位置に透孔4rが形成されている。
元栓4の後方栓4″には横梁部4sとその上下に凹部4t、4uとその前後に透孔4v、4wが形成されて横梁部4sが後方栓4″の厚さの中心に形成され、後方栓4″の中心の横梁部4sに透孔4xが形成されている。
横梁部4sには上下で2分割して一体的に合体した摺動体9が左右にスライド自在に取り付けられている。
摺動体9には透孔9aが形成されると共に下側に突起9bが形成されている。
摺動体9の上面には栓用の弾性体9′が固定され、弾性体9′に透孔9aと連通する透孔9cが形成されている。
他の構成は前記第3実施例と略同一である。
【0026】
第4実施例では元竿管1の中から第1中竿管2が引き出される時、まず吸盤8dの吸着が解除されて後、元竿管1の先端と第1中竿管2の先端が夫々握られて引き出される。
吸盤8dの吸着が解除される時は、元栓4の後方栓4″の摺動体9をスライドすることで透孔4rと透孔9bと透孔9aと透孔4xが連通するので空気流入路ができて透孔4rに空気が流入して吸着が解除され、第1中竿管2の上方への引き出しが可能になる。
【0027】
前記説明では吸着する部材は吸盤8dを備えているが、棒磁石を対向して設け、回動操作で異極の時磁気吸着し、同極の時反発して離間するように構成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
釣竿の後端部の保持に広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】第1実施例で、元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図である。
【図2】同釣竿の手元側の要部拡大断面側面図である。
【図3】同元栓の分解要部断面側面図である。
【図4】同元栓の中の後方栓を下降させた要部断面側面図である。
【図5】第2実施例で、元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図である。
【図6】第3実施例で、元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図である。
【図7】第4実施例で、元竿管の中に第1中竿管と第2中竿管が収納された釣竿の断面側面図である。
【図8】図7の底面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 元竿管
1b、2d 内径
2 第1中竿管
2c、3c 大径部
3 第2中竿管
4 元栓
4′ 前栓
4″ 後方栓
5 第1尻栓
6 第2尻栓
8、8′、8″ 吸着部材
8d 吸盤
α 空気流入路




 

 


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