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発明の名称 釣竿
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−116993(P2007−116993A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−313926(P2005−313926)
出願日 平成17年10月28日(2005.10.28)
代理人 【識別番号】100097559
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 浩司
発明者 清田 義春
要約 課題
ルアーのフックのような釣針を引っ掛けることが可能であり、かつ釣針を外れ難くしたリール脚固定装置を備えた釣竿を提供する。

解決手段
本発明に係る釣竿は、リールのリール脚を受ける本体10と、本体10に設けられ、リール脚の一端を本体10との間で保持する第1のフード13と、第1のフード13と向かい合うと共に、リール脚の他端を本体10との間で保持する第2のフード15と、第1のフード13及び第2のフード15の少なくともいずれか一方に設けられ、本体10に回転可能にねじ込まれる筒状のナット部材20とを備えたリール脚固定装置5が取り付けられている。そして、ナット部材20の外周面に、内部に空隙部Sを有する貫通孔26を形成したことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
魚釣用リールのリール脚を受ける本体と、前記本体に設けられ、前記リール脚の一端を前記本体との間で保持する第1のフードと、前記第1のフードと向かい合うと共に、前記リール脚の他端を前記本体との間で保持する第2のフードと、前記第1のフード及び第2のフードの少なくともいずれか一方に設けられ、前記本体に回転可能にねじ込まれる筒状のナット部材とを備えたリール脚固定装置を取り付けた釣竿において、
前記ナット部材の外周面に、内部に空隙部を有する貫通孔を形成したことを特徴とする釣竿。
【請求項2】
前記空隙部は、前記貫通孔の内部に軸方向に広がりを有することを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
前記貫通孔は、複数形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿。
【請求項4】
前記貫通孔は、周方向に沿って延出する長孔であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣竿。
【請求項5】
前記ナット部材の貫通孔の近傍には、柔軟性のあるカバー部材が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の釣竿。
【請求項6】
前記空隙部は、前記ナット部材と、リール脚を保持するフードと一体化されるフードリングとの間に形成され、
前記フードリングには、凸状の弾発部材が設けられ、前記貫通孔と弾発部材は係合可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の釣竿。
【請求項7】
前記ナット部材とリール脚を保持するフードとは相対回転可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の釣竿。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は釣竿に関し、詳細には、リールシート部分に特徴を有する釣竿に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、釣竿の中には、釣糸を繰り出すリールを装着できるリール脚固定装置(リールシートとも称する)を備えたものがある。一般的なリールシートは、リール脚を載置するリール脚載置面と、このリール脚載置面の両端側に設けられた一対のフード(通常は固定フード及び移動フードとされる)とを備えており、一方のフード(固定フード)にリール脚の一端部を嵌入し、他方のフード(移動フード)を移動させながらリール脚の他端部の外表面に当て付けることでリールを固定することが可能となっている。
【0003】
このようなリールシートとして、例えば、特許文献1に開示されている構成が知られている。この公知文献1に開示されているリールシートは、リール脚を緊締するためのナットリングに、周方向に沿って多数の貫通孔を形成しており、これによって外観の向上、及び軽量化を図ると共に、水滴、コマセ、ヌメリ等が付着しても、滑ることなく回転操作し易い構成としている。
【特許文献1】特開2000−189010号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、釣法の一つとしてルアーと称される疑似餌を用いるものが知られている。通常、この釣法では、ルアーロッドと称される釣竿のリール脚固定装置に、両軸受け型リール(スピニングリールの場合もある)を装着し、ルアーを所定のポイントに投擲した後、釣糸を巻取りながらルアーにアクションを与える操作が行なわれる。そして、このような釣法では、釣人は、魚のポイントを求めて釣り場を頻繁に移動する。
【0005】
前記ルアーには、魚を引っ掛けるフックが設けられており、釣人は、釣り場を移動する際、ルアーロッドの先端から釣糸を垂らした状態で、フックを釣竿、又はリールのいずれかの箇所に引っ掛けている。例えば、上記した公知文献1に開示されているような釣竿では、ナットリングに形成された貫通孔にフックを引っ掛けることが可能であることから、このような貫通孔が形成されていることで、ルアーロッドの外周面に、別途、ルアーのフックを引っ掛けるための部材を設ける必要がなくなると考えられる。
【0006】
しかし、上記した公知文献1に開示されている釣竿は、ナットリングがリールシートの筒部本体に対して摺動回転する構成であることから、ナットリングに形成される貫通孔にルアーのフックを引っ掛けても、フックの先端が、単に貫通孔を形成している内側壁に引っ掛かるだけで、容易に外れ易い構造となっている。すなわち、公知文献1に開示されている釣竿に用いられているリール脚固定装置のナットリングは、軽量化、操作性及び装飾性の向上を図ることを目的として形成されているに過ぎず、ルアーのフックを引っ掛けることを主目的として形成されたものではないため、フックの引っ掛け操作が行ない難いと共に、容易に外れ易いという問題がある。
【0007】
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、ルアーのフックのような釣針を引っ掛けることが可能であり、かつ釣針を外れ難くしたリール脚固定装置を備えた釣竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するために、本発明に係る釣竿は、魚釣用リールのリール脚を受ける本体と、前記本体に設けられ、前記リール脚の一端を前記本体との間で保持する第1のフードと、前記第1のフードと向かい合うと共に、前記リール脚の他端を前記本体との間で保持する第2のフードと、前記第1のフード及び第2のフードの少なくともいずれか一方に設けられ、前記本体に回転可能にねじ込まれる筒状のナット部材とを備えたリール脚固定装置を取り付けており、前記ナット部材の外周面に、内部に空隙部を有する貫通孔を形成したことを特徴とする。
【0009】
上記した構成の釣竿では、リールから繰出される釣糸の先端にルアーのような仕掛けを連結した状態において、例えば、釣り場移動する場合等、そのルアーのフックを、リール脚固定装置のナット部材に形成された貫通孔に引っ掛けることが可能となる。従って、釣竿本体に針掛け部を設ける必要も無く、釣竿本体をフックによって傷つけることもない。また、貫通孔にフックを引っ掛ける際には、貫通孔の内部に空隙部が存在していることから、フックを容易に引っ掛けることが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ルアーのフックのような釣針を引っ掛けることが可能であり、かつ釣針を外れ難くしたリール脚固定装置を備えた釣竿が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
図1から図8は、本発明に係る釣竿の一実施形態を示しており、図1は、釣竿のリール脚固定装置に魚釣用リール(ベイトキャスティングリール)を装着した状態を示す側面図、図2は、リール脚固定装置(リールシート)部分の側面図、図3は、リール脚固定装置の移動フード側の構成を示す一部断面図、図4は、フードリングの構成を示す一部断面図、図5は、フード部とナット部が一体となった構成を示す一部断面図、図6は、ナットリングの構成を示す一部断面図、図7は、トリムリングの構成を示す一部断面図、そして、図8は、カバー部材の構成を示す一部断面図である。
【0012】
本実施形態に係る釣竿1は、例えば、繊維強化樹脂によって形成される竿杆2の基端部に、リールを装着するリール脚固定装置5及びグリップ7を取り付けて構成されており、主にルアーフィッシングに用いるのに適した構造となっている。この場合、竿杆2は、1本で構成されていても良いし複数の竿杆を継合する構成であっても良い。また、釣竿を構成する竿杆2は、管状に構成されていても良いし中実に構成されていても良い。
【0013】
前記リール脚固定装置5は、内部に竿杆2が装着されるように、略筒状のリールシート本体(以下、本体とする)10を備えており、この本体10は、竿杆2とは別体で、ナイロン、ABS等、比較的硬質な合成樹脂等で一体形成されている。本体10の裏面側には、キャスティング操作が行ない易いように、指を引っ掛けるトリガー11が形成されており、その反対側となる表面には、魚釣用リール70の脚部(リール脚)71が載置される平坦状で軸方向に延出するリール脚載置面12が形成されている。そして、このように一体形成された本体10は、グリップ7を接続した状態で竿杆2に対して接着剤等によって固定される。
【0014】
前記本体10には、リール脚載置面12の長手方向両端側に対向配置され、リール脚71の前部及び後部を受け入れるように一対のフード13,15が設けられている。本実施形態では、基端側のフード13が本体10と共に一体形成される固定フード、竿杆側のフード15が軸方向に沿ってスライド可能な移動フードとして構成されている(以下、フード13を「固定フード」、フード15を「移動フード」と称する)。
【0015】
前記移動フード15は、回転しながらリール脚71の前部を受け入れるように、固定フード13側に向けて次第に拡径する当て付け部15aを具備したフード本体16を有している。このフード本体16は、図3及び図5に示すように、大径部16a、中径部16b及び小径部16cを有しており、ABS、ポリアミド、ポリスチロール、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの樹脂等によって一体形成される。
【0016】
そして、移動フード15を構成するフード本体16には、本体10に対して軸方向に移動可能に装着されるナット部材20が設けられており、ナット部材20を回転操作することで、移動フード15は回転しながら軸方向に移動される。この場合、フード本体16は、ナット部材20を構成するものであっても良い。
【0017】
また、フード本体16には、図3及び図4に示すように、前記フード本体16の大径部16aを覆う露出円筒部18aと、前記フード本体16の中径部16bを覆う視認円筒部18bとを有するフードリング18が固着される。このフードリング18は、アルミ、真鍮、SUS、チタン等の金属、或いはABS、ポリアミド、ポリスチロール、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの樹脂等によって一体形成される。
【0018】
なお、フードリング18の外面には、塗装、印刷、ドライプレーティング等によって被膜を形成しても良い。この場合、視認円筒部18bの外周面に装飾を施すことにより、後述するナットリング25に形成される貫通孔26を介して、そのような装飾を視認することが可能となる。また、フードリング18の露出円筒部18aは、ナット部材20を回転操作する際に、指が当たる部分でもあることから、抵抗を付与するように凹凸18cを形成しておいても良い。
【0019】
前記ナット部材20は、本体10の外周面に形成される雄ネジ部(図示せず)に螺合される筒状の雌ネジ部(ナット部)21を有している。この雌ネジ部21は、図5に示すように、フード本体16の小径部16cの内面に一体形成される。
【0020】
また、前記ナット部材20は、図3及び図6に示すように、外部に露出する円筒状の大径部25aと、前記フード本体16の小径部16cの外周に固着される小径部25bが一体形成されたナットリング25を有している。このナットリング25は、アルミ、真鍮、SUS、チタン等の金属、或いはABS、ポリアミド、ポリスチロール、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの樹脂等によって一体形成されている。なお、ナットリング25の表面には、塗装、印刷、ドライプレーティング等によって被膜を形成しても良い。
【0021】
上記した構成のナットリング25は、小径部25bがフード本体16の小径部16cの外周に固着された際、大径部25aが、前記フードリング18の視認円筒部18b上に位置して、大径部25aと視認円筒部18bとの間に所定の空隙部Sが形成されるようになっている。また、この状態で大径部25aは、フードリング18の露出円筒部18aと略面一になるように構成されている。
【0022】
そして、前記ナットリング25の露出部分となる大径部25aには、ルアーのフックを引っ掛けることが可能な貫通孔26が形成されており、この貫通孔26の内部に、前記空隙部Sが位置するようになっている。すなわち、貫通孔26は、その内部に、円周方向に沿って広がる空隙部Sを備えた構成となっており、これにより、ルアーのフックを貫通孔26の内部に差し込んで、容易に引っ掛けることができるようになっている。
【0023】
貫通孔26の形状については、特に限定されることはないが、図3及び図6に示すように、周方向に沿った長孔形状としておくことが好ましい。すなわち、このように長孔形状にしておくことで、例えば、円形の貫通孔と比較した場合、長手方向にフックを移動させながら係止したり、取り外すことが容易となって、着脱操作性に優れた構成となる。
【0024】
また、前記貫通孔26は、複数形成しておくことが好ましい。すなわち、貫通孔26を複数形成しておくことにより、釣人の利き腕に関係なく、フックの引っ掛け操作が行ない易くなる。なお、本実施形態では、長孔形状の貫通孔26を、周方向に沿って略60°間隔で6箇所形成している。
【0025】
また、前記貫通孔26と空隙部Sの関係については、図3に示すように、空隙部Sが、貫通孔26を規定する垂直端面に対して、軸方向Xに対しても広がりを有するように形成されていることが好ましい。すなわち、空間部Sは、ナットリング25の大径部25aとフードリング18の視認円筒部18bとの間の隙間によって形成されることから、各貫通孔26には、周方向に対して広がりがあり、周方向に沿ってフックを引っ掛けることが可能となっているが、図3に示すように、軸方向Xに対しても広がりを有するように形成しておくことで、フックを、より容易に引っ掛けることが可能となる。
【0026】
さらに、上記した構成では、ナット部材20の貫通孔26の近傍(貫通孔26の前側)に、柔軟性のあるカバー部材30を設けておくことが好ましい。このカバー部材30は、図8に示すように、EVA、コルク、エラストマー等の柔軟性のある材料によって筒状に形成されており、これを図3及び図7に示すように、トリムリング33の外周面に取着することによって貫通孔26の近傍に設けておくことが可能である。
【0027】
前記トリムリング33は、アルミ、真鍮、SUS、チタン等の金属、或いはABS、ポリアミド、ポリスチロール、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの樹脂等によって略円筒状に一体形成されており、その円筒部33aの外周面に、前記カバー部材30が固着され、その内周面は、前記フード本体16の小径部16cの外周面に固着される。この場合、トリムリング33には、段部33bが形成されており、この段部33bにカバー部材30に形成された凹所の段部30aを当て付けることで、両者は位置決めされる。なお、前記トリムリング33の外面に、塗装、印刷、ドライプレーティング等によって被膜を形成しておいても良い。
【0028】
上記した構成の釣竿によれば、図9に示すように、魚釣用リール70から繰出される釣糸の先端にルアー80を連結した状態において、例えば、釣り場移動する場合等、そのルアー80のフック81を、前記ナット部材20のナットリング25の外周面に形成された貫通孔26に引っ掛けることが可能となる。従って、釣竿本体(竿杆2)に、ルアーのフック81を引っ掛ける針掛け部を設けておく必要が無く、釣竿本体をフック81によって傷つけることもない。また、このような針掛け部を設ける必要性が無いことから、釣竿を作成する上で、工数が削減され、コストダウンを図ることが可能となる。
【0029】
また、上記した構成では、貫通孔26にフック81を引っ掛ける際、貫通孔26の内部に空隙部Sが存在していることから、フック81を容易に引っ掛けることが可能になると共に、貫通孔26は、周方向に延出する長孔状に形成されていることから、フック81の着脱操作性が良好となる。この場合、空隙部Sは、さらに軸方向Xに広がりがあり、かつ貫通孔26も複数形成されていることから、引っ掛け操作がより容易に行なえるようになる。
【0030】
さらに、上記したように、貫通孔26の近傍には、柔軟性のあるカバー部材30が設けられていることから、例えば、フック81が複数形成されているようなルアー(トリプルフック)の場合、貫通孔26に1つのフックを引っ掛けておき、それ以外のフックについてはカバー部材30に当て付けたり、引っ掛けておくことが可能になるため、針先を痛めることを防止することができる。
【0031】
図10から図13は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図10は、リール脚固定装置の移動フード側の構成を示す一部断面図、図11は、フードリングの構成を示す図、図12は、弾発部材の構成を示す図、そして、図13は、フードリングに弾発部材を取付けた状態の、弾発部材の幅方向中央部における断面図である。
【0032】
なお、以下の実施形態では、上記した実施形態と異なる部分について説明し、同一の部分については、同一の参照符号を付して、その詳細な説明については、省略する。
【0033】
本実施形態の構成では、前記フードリング18の視認円筒部18bの外周面に凹溝18dを形成しておき、この部分に、図12に示すような略半円形状の弾発部材40を係止させている。この弾発部材40の一部には、径方向外方に突出する係止凸部41が形成されており、この係止凸部41が、前記貫通孔26に係合可能となっている。すなわち、この係止凸部41は、図13に示すように、バネ性を有した状態で貫通孔26内に入り込むようになっており、ナット部材20を回転操作することで、弾性変形しながら貫通孔26に対して係合/離脱するようになっている(節度を持った回転操作が行なえる)。
【0034】
通常、上記したように、ルアー80のフック81を貫通孔26に引っ掛けると、その引っ掛け位置によっては、ナット部材20が緩むことが有り得る。すなわち、通常、釣り場を移動するに当たっては、ルアーのフック81を貫通孔26に引っ掛けた状態で、釣糸が他物に引っ掛からないように、釣糸を張った状態にしておくため、ルアーの引っ掛け方向や振動によっては、釣糸の張力によってナット部材20が緩むことが有り得る。
【0035】
上記したように、弾発部材40を設置してナットリング25の回転に節度を持たせたことによって、ナット部材20の緩みを効果的に防止することが可能となる。
【0036】
なお、上記した弾発部材40については、図12に示すような板バネ形状に限られず、フードリング18の視認円筒部18bの外周面から突出して貫通孔26に係合できれば、その形状については、適宜変形することが可能である。この場合、ナット部材20の回転抵抗が、係止していない状態よりも、係止している状態の方が大きく設定されていれば良い。なお、上記したような弾発部材40の形状によれば、変形によって弾発部材及びナットリング25の双方が破損し難く、スムーズにナットが回転でき、緩み難くなる。
【0037】
また、本実施形態の構成では、前記ナット部材とフードが相対回転可能に構成されている。具体的には、前記フードリング18が固着されるフード本体16の竿先側端部に凹凸部16dを形成しておくと共に、雌ネジ部(ナット部)21の元側端部に凹凸部21dを形成しておき、両者を圧入することで、相互に外れることなく、ナット部材20とフードリング18を相対回転可能に連結している。この場合、両者を連結するに際しては、フード本体16を樹脂で形成しておくことにより、圧入時に変形して両者を容易に圧入連結することが可能となる。
【0038】
このように、ナット部材とフードを相対回転可能に構成しておくことで、貫通孔26を介して視認されるフードリング18の視認円筒部18bの表面位置が変わることから、例えば、図14に示すように、視認円筒部18bの外周面に色分けした模様やマーキングC等を塗布しておくことで、視認される位置によってナット部材20の回動状態が判別できるようになる。すなわち、ナット部材20の締め込み状態、或いは、緩み具合を目視によって判断することが可能となる。
【0039】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態以外にも、例えば、以下のように構成することが可能である。
【0040】
上記した実施形態では、竿先側を移動フードとして構成したが、基端側を移動フードにしても良いし、両者を移動フードによって構成しても良い。また、回転操作されるナット部材20の構成については、上記したような釣り針(フック)が引っ掛けられるように、内部に空隙部Sを有する貫通孔が形成されたものであれば良く、その構成、形状等については適宜変形することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る釣竿のリール脚固定装置に魚釣用リール(ベイトキャスティングリール)を装着した状態を示す側面図。
【図2】リール脚固定装置(リールシート)部分の側面図。
【図3】リール脚固定装置の移動フード側の構成を示す一部断面図。
【図4】フードリングの構成を示す一部断面図。
【図5】フード部とナット部が一体となった構成を示す一部断面図。
【図6】ナットリングの構成を示す一部断面図。
【図7】トリムリングの構成を示す一部断面図。
【図8】カバー部材の構成を示す一部断面図。
【図9】ルアーのフックをリール脚固定装置の貫通孔に引っ掛けた状態を示す図。
【図10】本発明の第2の実施形態を示す図であり、リール脚固定装置の移動フード側の構成を示す一部断面図。
【図11】フードリングの構成を示す図。
【図12】弾発部材の構成を示す図。
【図13】フードリングに弾発部材を取付けた状態の、弾発部材の幅方向中央部における断面図。
【図14】フードリングの変形例を示す図。
【符号の説明】
【0042】
1 釣竿
2 竿杆
5 リール脚固定装置
10 リールシート本体(本体)
13 フード(固定フード)
15 フード(移動フード)
20 ナット部材
21 雌ネジ部
26 貫通孔
30 カバー部材
40 弾発部材
70 魚釣用リール
71 リール脚
80 ルアー
81 フック
S 空隙部




 

 


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