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発明の名称 玉網
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−110958(P2007−110958A)
公開日 平成19年5月10日(2007.5.10)
出願番号 特願2005−305275(P2005−305275)
出願日 平成17年10月20日(2005.10.20)
代理人 【識別番号】100072718
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺
発明者 尾関 孝文
要約 課題
本発明は玉網に係り、フレームに取り付くフレームカバーに改良を加えて、フレームからのフレームカバーの不用意な脱落防止を図った玉網を提供する。

解決手段
請求項1に係る発明は、柄の一端に取り付くフレームに魚を収容する袋状の網が取り付き、当該フレームの外周に、切り溝を長手方向に入れた断面C字状の柔軟なフレームカバーを嵌め込んだ玉網に於て、上記フレームカバーの切り溝側の自由端部に、抜止め部を切り溝に沿って設けたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
柄の一端に取り付くフレームに魚を収容する袋状の網が取り付き、当該フレームの外周に、切り溝を長手方向に入れた断面C字状の柔軟なフレームカバーを嵌め込んだ玉網に於て、
上記フレームカバーの切り溝側の自由端部に、抜止め部を切り溝に沿って設けたことを特徴とする玉網。
【請求項2】
抜止め部は、切り溝に沿ってフレームカバーの内方へ折曲して形成された返し片であることを特徴とする請求項1に記載の玉網。
【請求項3】
抜止め部は、切り溝に沿って形成された厚肉部であることを特徴とする請求項1に記載の玉網。
【請求項4】
厚肉部は、切り溝側の自由端部に断面円形状に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の玉網。
【請求項5】
厚肉部は、切り溝側の自由端部に向かって順次肉厚に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の玉網。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣りに用いる玉網に係り、詳しくはフレームに装着するフレームカバーに改良を加えた玉網に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1または特許文献2に開示されるように、従来、魚釣りに使用される玉網は、柄の一端に取り付くフレーム(網枠)に、魚を収容する袋状の網を取り付けた構造となっている。
図6は特許文献1に開示された玉網を示し、この玉網1は、網3の上端の網目内に線材からなるフレーム5を通した後、フレーム5と網3の保護を図るため、合成樹脂製のホース等の筒状材に細い切り溝7を長手方向に入れた断面C字状のフレームカバー(保護筒)9を、網3の上からフレーム5の先端側に嵌め込んだ構造となっている。
【0003】
尚、図中、11は柄で、その一端に上記フレーム5が取り付けられている。
また、図8乃至図10は特許文献2に開示された玉網で、この玉網13は、下方側に入口部15が狭まった形の凹溝17を有する平面視円形形状のフレーム19を軽合金で形成し、当該凹溝17内に、網21の上端の網目内に通した弾性部材からなる芯材23を嵌入させてフレーム19に網21を取り付けた構造となっている。
【0004】
そして、この種の玉網は、魚の取り込み以外に例えばフレームを水中に入れ、その先端側で川底を引っ掻いて川虫を捕集する等の用途にも使用され、既述したように図6の玉網1では、フレームカバー9がフレーム5と網3の保護を図ると共に、魚を取り込む際に、釣糸がフレーム5の先端側の網3に引っ掛かって損傷することがないようにフレームカバー9が釣糸を保護している。
【0005】
一方、図8の玉網13は、図10に示すようにフレーム19によって網21の保護や、網21による釣糸の損傷が防止されるが、例えば上述したように川底を引っ掻いて川虫を捕集する際には、フレーム19の傷付きを防止するため、既述したフレームカバー9と同一の断面C字形状からなる合成樹脂製のフレームカバー(図示せず)をフレーム19の先端側外周に着脱自在に嵌め込んで、フレーム19先端の保護を図る必要性が生じる。
【特許文献1】特公昭59−45331号公報
【特許文献2】実開平6−34457号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし乍ら、既述したフレームカバー9を始め、従来、この種のフレームカバーは肉厚が均一な断面C字状の柔軟構造であるため、例えば図1の玉網1を用いて川虫を捕集している際にフレームカバー9に様々な方向から外力が加わると、フレームカバー9が長手方向へ容易に折れ曲がって(立ち上がって)、フレーム5から不用意に外れてしまう虞があった。
【0007】
そして、水中でフレームカバー9が外れても、釣人が外れたことを瞬時に判断するのは難しく、この結果、フレームカバー9が外れたフレーム5を川底に擦ってフレーム5が損傷したり網が破れ、また、フレームカバー9が流されて紛失してしまう虞もある。
同様に、図8の玉網13に於ても、肉厚が均一な断面C字状の柔軟なフレームカバーに様々な方向から外力が加わると、フレームカバー9が長手方向へ容易に折れ曲がってフレームから不用意に外れてしまう虞があった。
【0008】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、フレームに取り付くフレームカバーに改良を加えて、フレームからのフレームカバーの不用意な脱落防止を図った玉網を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、柄の一端に取り付くフレームに魚を収容する袋状の網が取り付き、当該フレームの外周に、切り溝を長手方向に入れた断面C字状の柔軟なフレームカバーを嵌め込んだ玉網に於て、上記フレームカバーの切り溝側の自由端部に、抜止め部を切り溝に沿って設けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の玉網に於て、抜止め部は、切り溝に沿ってフレームカバーの内方へ折曲して形成された返し片であることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の玉網に於て、抜止め部は、切り溝に沿って形成された厚肉部であることを特徴とする。
【0010】
そして、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の玉網に於て、厚肉部は、切り溝側の自由端部に断面円形状に設けられていることを特徴とし、請求項5に係る発明は、請求項3に記載の玉網に於て、厚肉部は、切り溝側の自由端部に向かって順次肉厚に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
各請求項に係る発明によれば、例えば川虫を捕集する際に、フレームカバーをフレームの外周に嵌め込むことでフレームカバーがフレームを保護する。
そして、川底を引っ掻くことでフレームカバーに外力が加わるが、抜止め部を切り溝に沿って設けたことで、フレームカバーの剛性が上がって長手方向へ折れ曲がり(立ち上がり)難くなり、また、フレームカバーに外力が加わっても、抜止め部がフレームカバーの抜け止めを図るため、フレームカバーが不用意に外れることがなくなってフレームの確実な保護が図れることとなった。
【0012】
更に、請求項4及び請求項5に係る発明によれば、魚の取り込みの際に、釣糸が網に擦れることがないように厚肉部が釣糸と網との接触を防ぐため、釣糸の損傷を軽減できる利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は請求項1及び請求項2に係る玉網の第一実施形態を示し、図1に於て、25は柄27の一端に取り付く平面視円形形状のフレームで、図8の玉網13と同様、本実施形態に係る玉網29は、フレーム25が金属(ステンレスやチタン合金等)で形成されて、図2に示すようにその内部に、下方側に入口部31が狭まった形で開口する凹溝33が形成されている。そして、当該凹溝33内に、袋状に形成された網35の上端の網目内に通した弾性部材からなる芯材37を嵌入させて、フレーム25に網35が取り付いた構造となっている。
【0014】
そして、フレーム25の保護を図るため、合成樹脂製のホース等の筒状材に細い切り溝39を長手方向に入れた断面C字状のフレームカバー41が、フレーム25の外周に着脱自在に嵌め込まれている。
図2に示すようにフレームカバー41は、切り溝39側の自由端部を除き、肉厚が均一な断面C字状に形成され、切り溝39に網35が挿通している。そして、切り溝39側の自由端部には、フレームカバー41の不用意な抜止めを図るため、フレームカバー41の内方へ折曲した返し片(抜止め部)43,45が、切り溝39に沿ってフレームカバー41の長手方向に延長されて連続的または断続的に設けられている。
【0015】
返し片43,45は、フレームカバー41の切り溝39の開口に当たる自由端部にて、フレームカバー41の断面形状がフレーム25の外周に沿った形状から変移し、折曲したり厚肉になる等、切り溝39が開き難くなるように他の部分より剛性が大きくなっている。
そして、返し片43,45は、斯様に切り溝39の自由端部の方向をフレーム25の外周に沿って周回する方向からフレーム25に向かう方向に折曲しているため、切り溝39の開口(自由端部)に他物が引っ掛かり難く、更に返し片43,45がその先端に向かって先細りとなっていることも相俟って、他物が引っ掛かり難くなっている。
【0016】
この返し片43,45の形状によって切り溝39の広がりを防止し、返し片43,45の先端は入口部31内に挿入されて、切り溝39に挿通する網35を両返し片43,45で挟持した構造となっている。
そして、入口部31内に挿入された返し片43,45の先端は、フレームカバー41がフレーム25から抜けそうになると、入口部31に係止してフレームカバー41の脱落防止を図るようになっている。
【0017】
本実施形態はこのように構成されているから、既述したように例えば川虫を捕集する際に、上記フレームカバー41をフレーム25の外周に嵌め込むことで、フレームカバー41がフレーム25を保護する。
そして、川底を引っ掻くことでフレームカバー41に外力が加わるが、返し片43,45を切り溝39に沿って設けたことで、フレームカバー41の剛性が上がって切り溝39が開き難く長手方向へ折れ曲がり(立ち上がり)難くなり、また、フレームカバー41に外力が加わっても、返し片43,45がフレーム25の入口部31に当接してフレームカバー41の折れ曲がりを積極的に防止する。
【0018】
このため、本実施形態によれば、従来に比しフレームカバー41が不用意に外れることがなくなり、フレーム25の確実な保護が図れる利点を有する。
尚、フレームカバー41が不要なときは、その可撓性を利用して手で切り溝39を開いて取り外せばよい。
図3は請求項1及び請求項2に係る玉網の第二実施形態を示し、本実施形態に係る玉網47は、図6の玉網1と同様、網35の上端の網目内に線材からなる断面が円または楕円形状のフレーム49を通した後、フレーム49と網35の保護を図るため、前記フレームカバー41を網35の上からフレーム49の外周に嵌め込んだもので、切り溝39を挿通する網35を両返し片43,45で挟持した構造となっている。
【0019】
而して、本実施形態によれば、魚を取り込む際に、釣糸が網35に引っ掛かって損傷することがないようにフレームカバー41が釣糸を保護し、また、例えば玉網47を水中に入れ、その先端側で川底を引っ掻いて川虫を捕集する際には、フレームカバー41がフレーム49と網35を保護する。
そして、川虫を捕集する際にフレームカバー41に外力が加わるが、既述したように返し片43,45を切り溝39に沿って設けたことで、フレームカバー41の剛性が上がって長手方向へ折れ曲がり(立ち上がり)難くなり、また、フレームカバー41に外力が加わっても、返し片43,45がフレーム49の外周に当接してフレームカバー41の折れ曲がりを積極的に防止する。
【0020】
尚、フレーム49は第一実施形態のような返し片43,45が係止される入口部31を有しないが、返し片43,45によって切り溝39が広がり難くなる。
このため、本実施形態によっても、図6の従来例に比しフレームカバー41が不用意に外れることがなくなり、フレーム49や網35の確実な保護が図れる利点を有する。
図4は請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態に係る玉網を示し、図中、51は既述したフレームカバー41と同様、合成樹脂製のホース等の筒状材に細い切り溝53を長手方向に入れた断面C字状のフレームカバーで、切り溝53側の自由端部を除き、肉厚が均一な断面C字状に形成されている。
【0021】
そして、本実施形態は、図2の返し片43,45に代え、フレームカバー51の自由端部に、断面円形状の厚肉部(抜止め部)55,57を切り溝53に沿って設けもので、厚肉部55,57はフレームカバー51のその他の部位の肉厚に比し4倍程度の厚みを以って、フレームカバー51の外方及び内方に膨出するように肉盛りがなされており、両厚肉部55,57間の切り溝53の間隙は、凹溝33の入口部31よりも幅狭に設定されている。
【0022】
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施形態に係る玉網59はこのように構成されているから、例えば川虫を捕集する際に、図4に示すようにフレームカバー51をフレーム25の外周に嵌め込むことで、フレームカバー51がフレーム25を保護する。
【0023】
そして、川底を引っ掻くことでフレームカバー51に外力が加わるが、切り溝53に沿ってフレームカバー51の自由端部に厚肉部55,57を設けたことで、フレームカバー51の剛性が上がって長手方向へ折れ曲がり(立ち上がり)難くなり、フレームカバー51に外力が加わっても、厚肉部55,57がフレーム25の外周に当接してフレームカバー51の折れ曲がりを積極的に防止する。
【0024】
従って、本実施形態によっても、従来に比しフレームカバー51が不用意に外れることがなくなり、フレーム25の確実な保護が図れる利点を有する。
また、本実施形態によれば、魚の取り込みの際に、釣糸が網35に擦れることがないように厚肉部55,57がフレームカバー51の外方に突出するため、釣糸と網35との接触が防止できて釣糸の損傷を軽減できる利点を有する。
【0025】
図5は請求項1,請求項3及び請求項5の一実施形態に係る玉網を示し、図中、61は図2のフレームカバー41と同様、合成樹脂製のホース等の筒状材に細い切り溝63を長手方向に入れた断面C字状のフレームカバーで、本実施形態は、切り溝63側の自由端部に向かってフレームカバー61を順次肉厚に設けることで、フレームカバー61の切り溝63側の自由端部に厚肉部(抜止め部)65,67を切り溝63に沿って設けたことを特徴とする。
【0026】
而して、両厚肉部65,67は、自由端部の先端に向かって徐々に厚肉になり、自由端部の内側側はフレームカバー61の内方に向けて僅かに突出した形状となっている。そして、両厚肉部65,67間の切り溝63の間隙は、凹溝33の入口部31よりもやや幅狭に設定されている。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0027】
本実施形態に係る玉網69はこのように構成されているから、図示するようにフレームカバー61をフレーム25の外周に嵌め込むことで、フレームカバー61がフレーム25を保護する。
そして、川底を引っ掻いて川虫を捕集する際にフレームカバー61に外力が加わっても、切り溝63に沿ってフレームカバー61の自由端部に厚肉部65,67を設けたことで、フレームカバー61の剛性が上がって長手方向へ折れ曲がり(立ち上がり)難くなり、また、フレームカバー61に外力が加わっても、厚肉部65,67がフレーム25の外周に当接してフレームカバー61の折れ曲がりを積極的に防止する。
【0028】
従って、本実施形態によっても、従来に比しフレームカバー61が不用意に外れることがなく、フレーム25の確実な保護が図れる利点を有する。
また、本実施形態に於ても、魚の取り込みの際に、釣糸が網35に擦れることがないように厚肉部65,67が釣糸と網35との接触を防いで、釣糸を保護することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係る玉網の全体斜視図である。
【図2】図1に示す玉網の要部拡大断面図である。
【図3】請求項1及び請求項2の第二実施形態に係る玉網の要部拡大断面図である。
【図4】請求項1,請求項3及び請求項4の一実施形態に係る玉網の要部拡大断面図である。
【図5】請求項1,請求項3及び請求項5の一実施形態に係る玉網の要部拡大断面図である。
【図6】従来の玉網の平面図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】従来の他の玉網の全体斜視図である。
【図9】図8に示す玉網の分解斜視図である。
【図10】図8に示す玉網の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0030】
25,49 フレーム
27 柄
29,47,59,69 玉網
31 入口部
33 凹溝
35 網
37 芯材
39,53,63 切り溝
41,51,61 フレームカバー
43,45 返し片
55,57,65,67 厚肉部





 

 


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