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発明の名称 魚釣用リール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−82506(P2007−82506A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−278213(P2005−278213)
出願日 平成17年9月26日(2005.9.26)
代理人 【識別番号】100072718
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺
発明者 遠間 弘 / 宮崎 健夫 / 野口 雅司 / 岸本 崇史
要約 課題
駆動支持部の保護を図り、円滑な魚釣り操作を可能とした魚釣用リールを提供する。

解決手段
リール本体の一方の側板3に設けた筒状の駆動支持部37に、スプール17を巻取り駆動するハンドル31のハンドル軸35を支持した魚釣用リールに於て、上記駆動支持部37の周囲を取り囲むカバー体67を、当該駆動支持部37の外周から離間させて側板3に取り付ける。また、当該カバー体67に、多数の放熱可能な貫通孔75を設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体の一方の側板に設けた筒状の駆動支持部に、スプールを巻取り駆動するハンドルのハンドル軸を支持した魚釣用リールに於て、
上記駆動支持部の周囲を取り囲むカバー体を、当該駆動支持部の外周から離間させて側板に取り付けたことを特徴とする魚釣用リール。
【請求項2】
リール本体の一方の側板に設けた筒状の駆動支持部に、スプールを巻取り駆動するハンドルのハンドル軸を支持した魚釣用リールに於て、
上記駆動支持部の周囲を取り囲むカバー体を側板に取り付けると共に、当該カバー体に、多数の放熱可能な貫通孔を設けたことを特徴とする魚釣用リール。
【請求項3】
カバー体は、駆動支持部の外周から離間させて側板に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用リール。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リール本体に回転自在に支持したスプールを巻取り駆動するハンドルを、一方の側板に装着した魚釣用リールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スプールを回転自在に支持する魚釣用リールのリール本体は、フレームとこの側部に取り付く側板とで構成されており、これらは一般にアルミニウム材や樹脂材で形成されている。
ところで、従来、この種の魚釣用リールは、一方の側板に、ハンドルのハンドル軸を支持する筒状の駆動支持部が設けられており、当該駆動支持部にハンドル軸を始め、ハンドル軸(ハンドル)の逆転防止機構を構成する転がり式一方向クラッチやドラグ機構のドラグ力調節レバーが装着されている。
【0003】
このため、側板を樹脂材で形成した場合、リール全体の軽量化が図られて操作性が向上するものの、ハンドル軸や転がり式一方向クラッチ,ドラグ力調節レバー等を装着する駆動支持部の構造上、強度の点で必ずしも十分なものとはいえなかった。
そこで、特許文献1には、側板の駆動支持部を取り囲む外側面に環状のカバー体を取り付けて、駆動支持部の補強を図った魚釣用リールが提案されている。
【特許文献1】特開平10−75694号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、この魚釣用リールは、駆動支持部の外側面にカバー体を当接させて固定した構造上、外力がカバー体に加わると、カバー体を介して駆動支持部に外力が伝達されて、駆動支持部内に装着される転がり式一方向クラッチ(逆転防止装置)の楔作用やハンドル軸の回転性能に支障を来してしまう問題があった。
また、実釣時の魚との対応に於て、ドラグ機構で長時間、ドラグスリップ対応を継続すると、ドラグ機構は摩擦で高温となって、この熱がハンドル軸,軸受,転がり式一方向クラッチ等を介して側板の駆動支持部にも伝達されるが、上述の如く環状のカバー体で駆動支持部の外周を覆ってしまうと、放熱性が悪く、ドラグ性能が低下してしまう問題も残されていた。
【0005】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、駆動支持部の保護を図り、円滑な魚釣り操作を可能とした魚釣用リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体の一方の側板に設けた筒状の駆動支持部に、スプールを巻取り駆動するハンドルのハンドル軸を支持した魚釣用リールに於て、上記駆動支持部の周囲を取り囲むカバー体を、当該駆動支持部の外周から離間させて側板に取り付けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、リール本体の一方の側板に設けた筒状の駆動支持部に、スプールを巻取り駆動するハンドルのハンドル軸を支持した魚釣用リールに於て、上記駆動支持部の周囲を取り囲むカバー体を側板に取り付けると共に、当該カバー体に、多数の放熱可能な貫通孔を設けたことを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の魚釣用リールに於て、カバー体は、駆動支持部の外周から離間させて側板に取り付けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に係る発明によれば、カバー体を駆動支持部の外周から離間させて側板に取り付けることで、カバー体に加わる外力がカバー体で吸収されて、直接、駆動支持部に外力が伝達されることがないため、駆動支持部内に装着される逆転防止装置やハンドル軸の回転性能に支障を来すことがなくなって円滑な魚釣り操作が行える。
そして、請求項2に係る発明によれば、駆動支持部の周囲を取り囲むカバー体を側板に取り付けると共に、当該カバー体に多数の放熱可能な貫通孔を設けることで、駆動支持部の強度的保護が図れると同時に、放熱可能な貫通孔により、内部発生熱を外部に放熱する放熱性が得られる利点を有する。
【0008】
更に、多数の貫通孔を設けたことで、カバー体を装着したことによる重量増を抑えることができる。
また、請求項3に係る発明によれば、請求項2に係る発明の効果に加え、請求項1に係る発明と同様、カバー体に加わる外力がカバー体で吸収されて、直接、駆動支持部に外力が伝達されることがないため、円滑な魚釣り操作が行えると共に、放熱性が更に向上する等の利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1乃至図3は請求項2及び請求項3に係る魚釣用リールの第一実施形態を示し、図に於て、1,3はフレーム5の左右に取り付く側板で、当該側板1,3とフレーム5によって魚釣用リール7のリール本体9が構成されている。そして、側板1,3間に、軸受11,13を介してスプール軸15が回転可能に支持されており、当該スプール軸15にスプール17が一体的に取り付けられている。
【0010】
そして、側板3側に突出したスプール軸15には、スプール軸15の外周に設けたクラッチ部19に係脱可能なピニオン21が回転可能且つその軸方向へスライド可能に取り付けられている。
また、図3に示すようにスプール17後方の側板1,3間には、スプール17をスプールフリー状態(クラッチOFF)と釣糸巻取り状態(クラッチON)とに切り換えるクラッチ機構23のクラッチレバー25が下方へ押圧操作可能に装着されており、クラッチレバー25を下方へ押圧操作すると、ピニオン21の外周に設けた環状溝27に係合するクラッチプレート29が、クラッチ部19とピニオン21とのクラッチ結合を解除してクラッチ機構23をクラッチOFFに切り換え、そして、後述するようにハンドル31の釣糸巻取り方向への回転操作で、クラッチ機構23が図3のクラッチON状態に自動復帰してスプール17が釣糸巻取り状態に切り換わるようになっている。
【0011】
図1に示すようにハンドル31は、挿入先端部が軸受33を介してフレーム5に回転可能に取り付くハンドル軸35の側板3外突出端に固着されており、ハンドル軸35は更に、当該側板3に突設された筒状の駆動支持部37に軸受39を介して回転可能に支持されている。
そして、ハンドル軸35の挿入先端側にはクラッチ復帰ギヤ41が取り付けられており、クラッチOFF状態でハンドル31を釣糸巻取り方向へ回転操作すると、従来と同様、クラッチ復帰ギヤ41に係止していた図3の係止部材43やクラッチ作動プレート(クラッチカム)45等を介してクラッチレバー25がクラッチONの位置に復帰すると共に、図示しないコイルスプリングのバネ力でクラッチプレート29がピニオン21をクラッチ部19にクラッチ結合させて、クラッチ機構23がクラッチON状態に復帰するようになっている。
【0012】
また、図1に示すようにハンドル軸35には、ピニオン21に噛合するドライブギヤ47が回転可能に取り付けられている。
ドライブギヤ47はハンドル31が開口し、反ハンドル側が閉鎖された筒状をなし、この筒状の内部空間に従来周知のドラグ装置49が収容されている。
図2に示すようにドラグ装置49は、ドライブギヤ47と共に一体回転するように配されたワッシャ51と、ハンドル軸35に回り止め固定された複数のワッシャ53と、これらの間に配されたライニング材55とで構成されており、ハンドル軸35に螺合したドラグレバー57の操作でワッシャ51,53とライニング材55を軸方向へ押圧することによって、所望のドラグ力を付与することができるようになっている。
【0013】
このようにドライブギヤ47とハンドル軸35はドラグ装置49によって摩擦結合されており、ハンドル31の回転力がドラグ装置49を介してドライブギヤ47,ピニオン21からスプール軸15に伝達されてスプール17が回転し、そして、クラッチレバー25によるクラッチOFFの操作で、スプール軸15へのハンドル31の回転力が遮断されるようになっている。
【0014】
更に、図1に示すようにハンドル軸35上には、転がり式一方向クラッチ59からなる周知の逆転防止装置が装着されており、この転がり式一方向クラッチ59によって、釣糸繰出し時に於けるハンドル軸35(ハンドル31)の逆転防止が図られている。
また、図1乃至図3に於て、61はフレーム5からのハンドル軸35の抜止めを図るストッパプレートで、図3に示すように本実施形態は、斯かるストッパプレート61に前記クラッチ作動プレート45を抜け止め支持する2本の支持突片63,65を設けて、回転駆動する当該クラッチ作動プレート45の浮き上がりを防止して作動の安定を図っている。
【0015】
そして、本実施形態は、上述の如き構成に加え、前記駆動支持部37の周囲を取り囲むカバー体67を、当該駆動支持部37の外周から間隙Sを形成すべく離間させて側板3に取り付けたことを特徴とする。
図2に示すようにカバー体67は、側板3の外方に突出する駆動支持部37の外形形状に沿って形成された略筒状に形成されており、その基部69側は、側板3に設けた係止孔71に挿入されてカシメ係止されている。そして、図示するようにカバー体67は駆動支持部37から一定の間隙Sを空けて離間し、カバー体67の先端側に設けた貫通孔73を、ハンドル軸35とこれを支持する軸受39が貫挿した構造となっている。
【0016】
そして、カバー体67の周壁には、更に多数の放熱可能な貫通孔75が周方向に設けられている。
本実施形態はこのように構成されているから、図3のクラッチON状態でクラッチレバー25を下方へ押圧操作すれば、ピニオン21の環状溝27に係合するクラッチプレート29が、クラッチ部19とピニオン21とのクラッチ結合を解除してクラッチ機構23をクラッチOFFに切り換える。
【0017】
また、このクラッチOFF状態でハンドル31を巻き取り操作すれば、ハンドル軸35に取り付くクラッチ復帰ギヤ41に係止していた係止部材43やクラッチ作動プレート45等を介してクラッチレバー25がクラッチONの位置に復帰すると共に、コイルスプリングの復元力で、クラッチプレート29がピニオン21をクラッチ部19に結合させて、クラッチ機構23をクラッチON状態に自動復帰させる。
【0018】
そして、このクラッチON状態でハンドル31を巻取り操作すると、ハンドル31の回転力がドラグ装置49を介してドライブギヤ47,ピニオン21からスプール軸15に伝達されてスプール17が回転し、また、上述したようにクラッチレバー25によるクラッチOFFの操作で、スプール軸15へのハンドル31の回転力が遮断される。
一方、実釣時や釣場での移動時に魚釣用リール7を岩等にぶつけることがあるが、外力がカバー体67に加わっても、既述したようにカバー体67は基部69側が側板3に固着されているものの、駆動支持部37から一定の間隙Sを空けて離間し、カバー体67の先端側に設けた貫通孔73をハンドル軸35とこれを支持する軸受39が貫挿した構造であるため、カバー体67が外力を吸収して、直接、駆動支持部37に外力が伝達されることがない。
【0019】
また、実釣時にドラグ機構49で長時間、ドラグスリップ対応を継続すると、ドラグ機構49が摩擦で高温となって、この熱がハンドル軸35,軸受39,転がり式一方向クラッチ59等を介して駆動支持部37に伝達されるが、カバー体67に設けた貫通孔73と貫通孔75から内部に発生した熱が外部に放熱される。
このように、本実施形態によれば、外力がカバー体67に加わっても、カバー体67が外力を吸収して駆動支持部37に外力が伝達されることがないため、駆動支持部37の保護が図られると共に、転がり式一方向クラッチ59の楔作用やハンドル軸35の回転性能に支障を来すことがなくなって、円滑な魚釣り操作が行える利点を有する。
【0020】
また、ドラグ機構49によって駆動支持部37の内部に発生する熱を外部に放熱できるため、継続使用によるドラグ性能の低下を防止できると共に、多数の貫通孔75を設けたことで、カバー体67を装着したことによる重量増を抑えることができる。
図4は請求項2及び請求項3に係る発明の第二実施形態を示し、本実施形態は、上述した第一実施形態の構成に加え、駆動支持部37の周壁に多数の貫通孔77を設けると共に、放熱可能な貫通孔75の一つまたは図示しないが数個にV字状の係止溝79を連通形成したものである。
【0021】
而して、本実施形態によれば、駆動支持部37の周壁に多数の貫通孔77を設けることで、駆動支持部37の内部に収容される転がり式一方向クラッチ59や軸受39への注油を外部から容易に行うことができる。
また、貫通孔75にV字状の係止溝79を連通形成すると、釣糸の端部に形成した結びコブを係止溝79に係止して糸止めとしても使用できる利点を有する。
【0022】
尚、請求項1に係る発明の如く、カバー体を駆動支持部の外周から離間させて側板に取り付けることで、図1の実施形態と同様、カバー体が外力を吸収して駆動支持部に外力が伝達されることがないため、転がり式一方向クラッチの楔作用やハンドル軸の回転性能に支障を来すことがなくなって円滑な魚釣り操作が行える利点を有する。
そして、請求項2に係る発明の如く、駆動支持部の周囲を取り囲むカバー体を側板に取り付けると共に、当該カバー体に多数の放熱可能な貫通孔を設けることで、駆動支持部の強度的保護が図れると同時に、貫通孔による放熱性が得られる利点を有する。
【0023】
また、請求項3に係る発明の如く、カバー体の貫通孔構造に、更に離間構造を結合することにより、放熱性が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】請求項2及び請求項3の第一実施形態に係る魚釣用リールの断面図である。
【図2】図1に示す魚釣用リールの要部拡大断面図である。
【図3】側板を取り除いた図1に示す魚釣用リールの側面図である。
【図4】請求項2及び請求項3の第二実施形態に係る魚釣用リールの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0025】
1,3 側板
5 フレーム
7 魚釣用リール
9 リール本体
15 スプール軸
17 スプール
19 クラッチ部
21 ピニオン
23 クラッチ機構
25 クラッチレバー
29 クラッチプレート
31 ハンドル
35 ハンドル軸
37 駆動支持部
47 ドライブ
49 ドラグ装置
57 ドラグレバー
59 転がり式一方向クラッチ
61 ストッパプレート
67 カバー体
73,75,77 貫通孔
79 係止溝





 

 


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