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発明の名称 魚釣用スピニングリール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−75074(P2007−75074A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−271094(P2005−271094)
出願日 平成17年9月16日(2005.9.16)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 堤 わたる
要約 課題
ガイド軸の取付けおよび取外しを容易に行うことができる作業性のよい魚釣用スピニングリールを提供すること

解決手段
リール本体12に装着したハンドル軸24の回転操作運動をスプール軸36の前後往復運動に変換するオシレーティング機構20を備え、このオシレーティング機構20は、リール本体12に形成された支持孔58で一端部を支えられ、スプール軸36と一体的に連結された摺動体46の前後動を案内するガイド軸50を有し、このガイド軸50は、リール本体12に取付けられるカバー部材60の取付ネジ62により、リール本体12に固定される魚釣用スピニングリール10。
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体に装着したハンドル軸の回転操作運動をスプール軸の前後往復運動に変換するオシレーティング機構を備え、このオシレーティング機構は、前記リール本体に形成された支持部で一端部を支えられ、スプール軸と一体的に連結された摺動体の前後動を案内するガイド軸を有し、このガイド軸は、リール本体に取付けられるカバー部材の取付ネジにより、リール本体に固定されることを特徴とする魚釣用スピニングリール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用スピニングリールに関し、特に、リール本体に装着したハンドル軸の回転操作運動をスプールの前後往復運動に変換するオシレーティング機構を備える魚釣用スピニングリールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、魚釣用スピニングリールのリール本体内には、ハンドルの回転運動をスプールの前後動に変換するオシレーティング機構が設けられている。このオシレーティング機構が、ハンドルの回転操作運動で前後動する摺動体を介して、先端にスプールを設けたスプール軸を前後方向に往復動させる間、ハンドルに連動回転するロータの釣糸案内部を介してスプール上に釣糸が巻回される。
【0003】
このようなオシレーティング機構には、トラバースカム軸を用いるもの(例えば特許文献1参照)と、減速ギアを用いるもの(例えば特許文献2参照)とが知られている。いずれのオシレーティング機構も、ハンドルからの動力をスプール軸に伝達する摺動体がスプール軸に一体的に連結され、ガイド軸により、前後方向に沿って直線状に案内される。
【0004】
このように摺動体を案内するガイド軸は、トラバースカム軸と平行になるようにリール本体に挿入され、このリール本体にビス止めされるリテーナにより抜け落ちを阻止されている。また、減速ギアを用いるものでは、ガイド軸の外周面に形成した環状溝にE型止め輪を装着し、この止め輪をリール本体の隔壁に係止させることにより、ガイド軸が抜け止めされている。
【特許文献1】実開平5−34861
【特許文献2】特開2004−81077
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、このような魚釣用スピニングリールでは、ガイド軸のメンテナンスの際あるいはこのガイド軸を交換する場合には、リール本体にねじ止め固定されているカバー等の部材を取外した後、リテーナまたは止め輪を取外してこのガイド軸をリール本体から取出す必要がある。このため、リテーナまたは止め輪を紛失し、あるいは破損してしまう虞があることに加え、部品点数が多く、取付けおよび取外しに極めて面倒な作業を必要とする。
【0006】
本発明は、このような事情に基いてなされたもので、ガイド軸の取付けおよび取外しを容易に行うことができる作業性のよい魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明は、リール本体に装着したハンドル軸の回転操作運動をスプール軸の前後往復運動に変換するオシレーティング機構を備え、このオシレーティング機構は、前記リール本体に形成された支持部で一端部を支えられ、スプール軸と一体的に連結された摺動体の前後動を案内するガイド軸を有し、このガイド軸は、リール本体に取付けられるカバー部材の取付ネジにより、リール本体に固定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の魚釣用スピニングリールによると、ガイド軸が、カバー部材の取付ネジでリール本体に固定されることにより、このガイド軸をリール本体に固定するための専用の部材を設ける必要がなく、部品点数および組立て工程の減少により、製造コストが低減されると共に、魚釣用スピニングリールが軽量化され、更に、ガイド軸の取付けおよび取外し作業を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1および図2は本発明の好ましい実施形態による魚釣用スピニングリール10を示す。この魚釣用スピニングリール10は、剛性構造のボディ部12aの一側に例えば図示しない複数の止めネジで着脱可能に蓋体(図示しない)が固定されるリール本体12を有し、ボディ部12aから延出する脚部12bの端部に形成された竿取付部12cを介して釣竿に取付けることができる。このリール本体12の内部空間内には、ロータ14を回転駆動してスプール16に釣糸を巻回するための巻取駆動機構18と、スプール16を前後に往復動させるオシレーティング機構20とが設けられている。
【0010】
本実施形態の巻取駆動機構18は、リール本体12内に回転可能に支持されてハンドル22で回転されるハンドル軸24に固定された駆動歯車26と、この駆動歯車26に噛合するピニオンギヤ28とを備える。このピニオンギヤ28は、ハンドル軸24に対して直交する前後方向に延びかつリール本体12に対して前後の2つの軸受30,32を介して回転自在に支持された筒軸28aの後端側外周部に設けられている。この筒軸28aの先端部には、ベール34および釣糸案内部(図示しない)を備えたロータ14が一体的に取り付けられている。
【0011】
このピニオンギヤ28および筒軸28a内を、スプール軸36が貫通し、ハンドル軸24と直交する方向に延在している。このスプール軸36は、筒軸28aと同心的に配されており、筒軸28aおよびリール本体12に対してハンドル軸24と直交する方向に沿って前後動することができる。このスプール軸36の先端部に、釣糸が巻回されるスプール16が取り付けられる。
【0012】
スプール16を前後方向に往復動するオシレーティング機構20は、本実施形態ではいわゆる減速ギヤタイプとして形成してある。このオシレーティング機構20は、ハンドル軸24と一体回転する小歯車38に噛合して連動する大歯車40を有し、この大歯車40に突設され且つ大歯車40の回転中心軸から偏心して位置する係合突起42を、スプール軸36の後端部に、本実施形態ではネジ44で一体的に連結された摺動体46のカム溝48に係合させ、大歯車40が回転したときに、摺動体46をガイド軸50に沿って前後方向に駆動することができる。このようなオシレーティング機構20は、駆動軸18がハンドル22の回転操作によって回転されると、駆動軸18上の歯車38と噛み合う大歯車40が減速されて回転し、それに伴って、大歯車40の係合突起42が回転すると共に、この係合突起42に係合するカム溝48の案内によって摺動体46が前後に往復動する。したがって、摺動体46に取り付けられたスプール軸36が筒軸28a内を軸方向に沿って往復駆動(前後動)する。このスプール軸36の前後方向移動距離であるスプールストロークは、連動歯車の回転中心軸からの係合突起42の偏心量と、カム溝48の前後方向距離とで定まる。
【0013】
このように形成された魚釣用スピニングリール10は、ハンドル22を回転操作してハンドル軸24を回転させると、オシレーティング機構20の摺動体46に取付けられたスプール軸36を介してスプール16が前後に往復動し、一方、巻取駆動機構の駆動歯車26とピニオンギヤ28と筒軸28aとを介してロータ14が回転駆動される。したがって、スプール16には、釣糸案内部32で案内されつつ、スプール16上に釣糸がほぼ均等に巻回される。
【0014】
また、本実施形態では、リール本体12内に、ロータ14の逆回転(釣糸をスプールから繰出す方向の回転)を防止する周知の一方向クラッチ52を備えた逆転防止機構が配置されており、この逆転防止機構を、リール本体12の後端壁部に設けた切換レバー54を通じて切換操作し、ロータ14が正逆転可能な状態と、正転可能でかつ逆転不能の状態とに切換えることができる。ロータ14がいずれの状態にあっても、ハンドル22を正転方向(釣糸をスプールに巻き取る方向の回転)に回転すると、図示しない公知の復帰機構を介して、釣糸放出位置にあるベール34は、図1に示す釣糸巻取位置に復帰することができる。
【0015】
図2に拡大して示すように、下方すなわちスプール軸36から離隔する方向に延出した脚部46aを介してこの摺動体46を案内するガイド軸50は、リール本体12のボディ部12a内にスプール軸36と平行に配置されている。このガイド軸50は、円形あるいは非円形の断面形状を有する細長いロッド状に形成してあり、一端部である先端側がリール本体に形成した有底構造の固定孔56(支持部)で支えられ、後端側は固定孔56と同軸状でかつボディ部12aのボス部あるいは突部12dに貫通形成した支持孔58で支えられている。
【0016】
この支持孔58は、スプール軸36と平行に軸方向に沿って比較的長く形成してあり、後端側の外部に開口する開口端からガイド軸50を受入れたときに、このガイド軸50をスプール軸36との平行状態を維持しつつ前方に向けて案内することができる。すなわち、支持孔58は、開口端から挿入したガイド軸50の先端の振れを抑制しつつこのガイド軸50をスプール軸36と平行に移動することができる軸方向長さに形成してあり、その断面形状はガイド軸50との間に、摺動可能とする僅かな間隙を形成する形状および大きさに形成してある。なお、ガイド軸50の先端側を支える固定孔56の断面形状も、この支持孔58の断面形状と同様に形成することが好ましい。
【0017】
このように形成された固定孔56および支持孔58に挿通されたガイド軸50は、先端側が固定孔56の底壁で前方移動を阻止され、後端側は、リール本体12に取付けられるカバー部材60の取付ネジ62の杆部62aにより、後方への移動を阻止され、リール本体12に固定される。このガイド軸50が、固定孔56と支持孔58との間で、リール本体12の内部空間内に露出する長さすなわち案内部を形成する軸方向長さは、上述のスプールストロークとほぼ等しく形成してあるが、摺動体46の脚部46aとの干渉が防止されるものであれば、スプールストロークよりも長くてもよい。また、このガイド軸50は、脚部46aを介して摺動体46を案内できるものであれば、この脚部46aに形成した貫通孔あるいは溝に挿通するものであってもよく、あるいは、脚部46aの側部に摺接するものであってもよい。脚部46aの側部に摺接させる場合には、例えばリール本体12の壁部等の適宜の部位との間に脚部46aを挟んだ状態で案内し、あるいは、2本のガイド軸50の間に脚部46aを挟んだ状態で案内することができる。
【0018】
本実施形態では、リール本体12の後部から底部を覆って滑らかな外形形状を形成すると共に、外部からの衝撃から保護するカバー部材60の取付ネジ62を螺合するネジ孔64が、支持孔58の中心軸に交差あるいは直交する方向に形成してある。このネジ孔64は、ガイド軸50の先端を固定孔56の底壁に当接させたときに、ガイド軸50の後端が配置される位置でボス部12dに形成され、下方に開口する。このネジ孔64にカバー部材60の取付ネジ62を締付けると、この取付ネジ62が支持孔58の開口端を閉じると共にガイド軸50の後端を係止してガイド軸50が支持孔58から抜出るのが防止される。カバー部材60は、ボス部12dに押圧され、強固に取付けられる。この支持孔58の開口端はカバー部材60で覆われることにより、異物の侵入および外力による変形が防止される。
【0019】
このようにリール本体12のボス部12dに、ガイド軸50を支える支持孔58と、カバー部材60の取付ネジ62を螺合するネジ孔64とが形成されることにより、ガイド軸50はカバー部材60の取付ネジ62でリール本体12に固定することができ、このガイド軸50をリール本体12に固定するための専用の部材を設ける必要がなく、部品点数および組立て工程の減少により、製造コストが低減されると共に、魚釣用スピニングリール10が軽量化され、更に、ガイド軸50の取付けおよび取外し作業を容易に行うことができる。
【0020】
図3および図4はオシレーティング機構20にトラバースカム軸66を用いた実施形態を示す。なお、以下に説明する種々の実施形態あるいは変形例は、基本的には上述の実施形態と同様であるため、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0021】
本実施形態のオシレーティング機構20は、スプール軸36に平行に配置されたトラバースカム軸66を有する。このトラバースカム軸66は摺動体68に固定した突起68aが噛合う螺旋状のカム溝66aを有し、先端側の小歯車67を介してピニオンギヤ28で回転駆動される。これにより、ハンドル22を回転すると、トラバースカム軸66が回転し、このカム溝66aで案内される摺動体68によりスプール軸36が前後方向に往復動する。このトラバースカム軸66の後方部位の外側に、カバー部材70が取付けられる。
【0022】
図4に拡大して示すように、本実施形態では、カバー部材70の取付ネジ62を螺合するネジ孔64が、支持孔58と同軸状に形成されており、この開口端が、取付ネジ62で密閉される。一端部である先端部が前記実施形態と同様にリール本体の支持部に支持されたガイド軸50の後端部は、この取付ネジ62の先端で係止され、支持孔58から抜出るのを防止されている。
【0023】
この実施形態では、カバー部材70の取付ネジ62が螺合するネジ孔64を支持孔58と同軸状に形成したことにより、支持孔58とネジ孔64とを簡単に形成することができる。
【0024】
図5は、図1および図2に示す実施形態とほぼ同様であるが、ガイド軸50の支持孔58をリール本体12のスプール側すなわち前方側に開口させた実施形態を示す。この実施形態でも、図3および図4に示す実施形態と同様に、カバー部材60の取付ネジ62が支持孔58と同軸状に形成されたネジ孔64に前方から螺合される。この場合には、カバー部材60の前部がロータ14の胴部の内側に屈曲され、取付ネジ64のロータ14の内部に配置されるため、カバー部材60の全体が滑らかな外面を形成する。
【0025】
図6は、支持孔58に対して交差する方向にネジ孔64を形成した実施形態を示す。
この実施形態では、魚釣用スピニングリール10の後部に上部カバー部材72と下部カバー部材74とが設けられており、上部カバー部材72は取付ネジ74により脚部12bに固定され、下部カバー部材76が、取付ネジ62によりリール本体12に固定される。この取付ネジ62が螺合されるネジ孔64は支持孔58に対して非直交状態で交差する方向に沿って形成してある。このように、ネジ孔64を支持孔58に対して直交あるいは同軸以外の態様で交差する状態に形成することにより、キャップあるいはカバー部材74の外形形状を適宜の形状に形成することができ、設計の自由度を向上させることができる。
【0026】
さらに、一つのリール本体の底部から脚部にかけて形成した複数の取付部(取付ネジ62,74の螺合部)に異なる形態や部品数の異なるカバー部材72,76を選択的に着脱可能とすることで、外観の異なるリール本体を効率よく実現できる。尚、カバー部材は、2つに限らず、3つ装着できるように、リール本体に取付部を設けてもよく、カバー部材の装着数は限定されない。
【0027】
図7は、図6に示す実施形態と同様であるが、図6に示す2つのカバー部材72,76に代えて1つの大きなカバー部材78で後部を覆ってある。中間部に空隙80が形成されることにより、カバー部材78に衝撃が作用しても、この空隙80により、リール本体12に衝撃が作用するのを防止することができる。
【0028】
以上、本発明の種々の実施形態および変形例について個々に説明してきたが、本発明はいずれかの実施形態あるいは変形例に限定されるものではなく、様々な用途に応じて適宜に組合せあるいは変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の好ましい実施形態による魚釣用スピニングリールの部分断面図。
【図2】図1の魚釣用スピニングリールの部分拡大図。
【図3】他の実施形態による魚釣用スピニングリールの部分断面図。
【図4】図3の魚釣用スピニングリールの部分拡大図。
【図5】更に他の実施形態による魚釣用スピニングリールの一部を図2と同様に拡大して示す断面図。
【図6】更に他の実施形態による魚釣用スピニングリールの部分断面図。
【図7】更に他の実施形態による魚釣用スピニングリールの部分断面図。
【符号の説明】
【0030】
10…魚釣用スピニングリール、12…リール本体、20…オシレーティング機構、24…ハンドル軸、36…スプール軸、46…摺動体、50…ガイド軸、58…支持孔、60…カバー部材、62…取付ネジ。




 

 


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