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発明の名称 魚釣用両軸受型リ−ル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29015(P2007−29015A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−218139(P2005−218139)
出願日 平成17年7月28日(2005.7.28)
代理人
発明者 関本 昭夫
要約 課題
ピニオン内周面に潤滑油が流入することを防止してスプ−ルフリ−回転をスム−ズにした魚釣用両軸受型リ−ルを提供することである。

解決手段
ピニオン5は大径の筒部5aと外周に歯部5bが形成された筒部5cが一体に形成されて筒部5cの中心に透孔5dが形成され、筒部5a内にクラッチ機構の係合凹部5eが形成され、筒部5cの外周に周溝5fが形成され、歯部5bの端部の筒部5cの外周に周溝からなる潤滑油流入阻止部5gが形成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
リ−ル本体にスプ−ル軸を介して回転自在に支持されハンドルの回転操作によって回転駆動されるスプ−ルを、ハンドルとスプ−ルと連結して回転力を伝達するクラッチオン状態と連結を遮断するクラッチオフ状態の夫々に切り換えるクラッチ機構を備えた魚釣用両軸受型リ−ルにおいて、前記クラッチ機構は、前記スプ−ル軸の一側部に形成された係合部と、前記ハンドルによって駆動される駆動歯車に噛合し前記係合部に係合離脱するピニオンとを具備しており、前記ピニオンは、前記駆動歯車と噛合する歯部の軸方向端部に潤滑油流入阻止部を形成し、該阻止部で前記スプ−ル軸が嵌装するピニオン内周面への潤滑油の流入を防止したことを特徴とする魚釣用両軸受型リ−ル。
【請求項2】
前記潤滑油流入阻止部は、前記ピニオンと別体で形成されていることを特徴とする請求項1記載の魚釣用両軸受型リ−ル。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件発明は、リ−ル本体にスプ−ル軸を介して回転自在に支持されハンドルの回転操作によって回転駆動されるスプ−ルを、ハンドルとスプ−ルと連結して回転力を伝達するクラッチオン状態(釣糸巻取状態)と連結を遮断するクラッチオフ状態(釣糸放出状態)の夫々に切り換えるクラッチ機構を備えた魚釣用両軸受型リ−ルの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
魚釣用両軸受型リ−ルは、リ−ル本体にスプ−ル軸を介して回転自在に支持されハンドルの回転操作によって回転駆動されるスプ−ルを、ハンドルとスプ−ルと連結して回転力を伝達するクラッチオン状態(釣糸巻取状態)と連結を遮断するクラッチオフ状態(釣糸放出状態)の夫々に切り換えるクラッチ機構を備え、前記クラッチ機構は、前記スプ−ル軸の一側部に形成された係合部と、前記ハンドルによって駆動される駆動歯車に噛合し前記係合部に係合離脱するピニオンとを具備している。
一般にこの種魚釣用両軸受型リ−ルにおいて、スプ−ルに巻装された釣糸を投擲により繰り出す場合、前記ピニオンをスプ−ル軸の軸方向一側に摺動させて、ピニオンのスプ−ル軸に対するクラッチ係合を解き、これによりスプ−ル軸及びスプ−ルをフリ−回転可能となして行う。
ピニオンをスプ−ルフリ−回転状態に摺動操作した際、ピニオンがねじれてスプ−ル軸と接触し、スム−ズな釣糸放出性能が得られなくなる、という問題があった。
そこで、ピニオンがねじれた際にスプ−ル軸がピニオンに接触しないようにスプ−ル軸に環状凹所を形成し、スプ−ルフリ−回転性能を向上させたものが特許文献1等で知られている。
【特許文献1】実公昭60−13359号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、特許文献1に見られる構成の魚釣用両軸受型リ−ルや一般的な魚釣用両軸受型リ−ルは、「ハンドルの回転操作性の向上」や「ギヤが回転した時に発生する異音の抑制」や「サビ付き防止」等の目的で、従来から駆動歯車とピニオンに潤滑油を塗布している。
この潤滑油を過度に塗布すると、ギヤの回転時に潤滑油が飛び散ったり、ピニオンの歯からこぼれてピニオン内周面に流入してしまう。
そして、ピニオン内周面に潤滑油が流入すると、粘度の高い潤滑油に至っては、釣糸繰出方向のスプ−ルフリ−回転性能に支障をきたすという問題がある。
【0004】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、ピニオン内周面に潤滑油が流入することを防止してスプ−ルフリ−回転をスム−ズにした魚釣用両軸受型リ−ルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1は、リ−ル本体にスプ−ル軸を介して回転自在に支持されハンドルの回転操作によって回転駆動されるスプ−ルを、ハンドルとスプ−ルと連結して回転力を伝達するクラッチオン状態と連結を遮断するクラッチオフ状態の夫々に切り換えるクラッチ機構を備えた魚釣用両軸受型リ−ルにおいて、前記クラッチ機構は、前記スプ−ル軸の一側部に形成された係合部と、前記ハンドルによって駆動される駆動歯車に噛合し前記係合部に係合離脱するピニオンとを具備しており、前記ピニオンは、前記駆動歯車と噛合する歯部の軸方向端部に潤滑油流入阻止部を形成し、該阻止部で前記スプ−ル軸が嵌装するピニオン内周面への潤滑油の流入を防止したことを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、前記潤滑油流入阻止部は、前記ピニオンと別体で形成されていることを要旨とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の請求項1によれば、ピニオンの歯部と駆動歯車の歯部に塗布されたグリス等の潤滑油が潤滑油流入阻止部で阻止されてピニオンの透孔の内周面に回り込むことが防止されるので、釣糸放出性能が良好になる。
本発明の請求項2によれば、ピニオンの小径部に円板からなる潤滑油流入阻止部が嵌合されていると、ピニオンの軸方向端部全体を覆い隠すことができるので、ピニオンの歯部と駆動歯車の歯部に塗布されたグリス等の潤滑油が潤滑油流入阻止部で阻止されてピニオンの透孔の内周面に回り込むことが防止され、釣糸放出性能が良好になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
スプ−ル軸4の太径部4bにスプ−ル11が固定され、スプ−ル軸4の軸部4eにピニオン5が嵌合されて太径部4bのピニオン5側に係合部4dが設けられている。
ピニオン5は大径の筒部5aと外周に歯部5bが形成された筒部5cが一体に形成されて筒部5cの中心に透孔5dが形成され、筒部5a内にクラッチ機構の係合凹部5eが形成され、筒部5cの外周に周溝5fが形成され、歯部5bの端部の筒部5cの外周に周溝からなる潤滑油流入阻止部5gが形成されている。
透孔5dの内周面aはスプ−ル軸4の軸部4e外周に摺動自在に嵌合されている。
スプ−ル軸4の係合部4dとピニオン5の係合凹部5eは、クラッチ機構のクラッチ操作レバ−18で作動板19とクラッチ板20が操作され、周溝5fにクラッチ板20が係合されて係合離脱される。
ピニオン5の歯部5bにはハンドル軸24に嵌合された駆動歯車7が噛合されて巻取り駆動機構が構成されている。
ピニオン5の歯部5bと駆動歯車7の歯部7aにはグリス等の潤滑油が塗布されている。
【実施例1】
【0008】
以下、図面を参照しつつ本発明について説明する。
図1から図3は第1実施例で、図1は魚釣用両軸受型リ−ルの断面背面図、図2は魚釣用両軸受型リ−ルのハンドル側の要部拡大断面背面図、図3はピニオン回りの要部拡大断面背面図である。
【0009】
魚釣用両軸受型リ−ルは、リ−ル本体Aが側枠1と側枠1の左右両側枠1a、1bに取り付けられた左側側板2と右側側板3で構成されている。
側枠1は左右両側枠1a、1bと図示しない支柱とリ−ル脚10の固定板1cと図示しない指載せ杆が一体的に、かつ左右両側枠1a、1bが平行に保持されている。
両側枠1a、1b間にはスプ−ル11が回転可能に支持され、スプ−ル11が固定されたスプ−ル軸4は側枠1aの外側に取り付けられた左側側板2の内側の筒部2a内に取り付けられた一方の軸受12と側枠1bに取り付けられた他方の軸受13で回転可能に軸承されている。
【0010】
スプ−ル軸4は軸受12に軸承される小径部4aと、スプ−ル11が固定される太径部4bと、軸受13に軸承される太径部4cと、ピニオン5側に突出された係合部4dと、ピニオン5が嵌合される軸部4eと、軸受14に嵌合軸承される小径部4fとで形成されている。
スプ−ル軸4の小径部4fが嵌合軸承された軸受14に対応する右側側板3に筒部6が固定されて筒部6内に軸受14が保持されている。
筒部6の右端外周にはネジ部6aが形成されて調節ツマミ16が螺合されている。
調節ツマミ16の内側には当て板17が取り付けられて当て板17に小径部4fが当接されている。
【0011】
ピニオン5は大径の筒部5aと外周に歯部5bが形成された筒部5cが一体に形成されて筒部5cの中心に透孔5dが形成され、筒部5a内にクラッチ機構の係合凹部5eが形成され、筒部5cの外周に周溝5fが形成され、歯部5bの端部の筒部5cの外周に周溝からなる潤滑油流入阻止部5gが形成されている。
透孔5dの内周面aはスプ−ル軸4の軸部4e外周に摺動自在に嵌合されている。
スプ−ル軸4の係合部4dとピニオン5の係合凹部5eは、クラッチ機構のクラッチ操作レバ−18で作動板19とクラッチ板20が操作され、周溝5fにクラッチ板20が係合されて係合離脱される。
クラッチ操作レバ−18は右側側板3に回動自在に支持された軸部21に取り付けられている。
更に軸部21には回動部材22が回り止め嵌合されて回動部材22に偏芯係合部23が設けられ、偏芯係合部23は作動板19の横向き長孔に挿入されている。
ピニオン5の歯部5bにはハンドル軸24に嵌合された駆動歯車7が噛合されて巻取り駆動機構が構成されている。
ピニオン5の歯部5bと駆動歯車7の歯部7aにはグリス等の潤滑油が塗布されている。
【0012】
ハンドル軸24は右側枠1bに設けられた軸受25と右側側板3に取り付けられた軸受26にカラ−27を介して軸承され、軸受25側のハンドル軸24の一端鍔部24aは止め板28で抜け止めされている。
カラ−27はハンドル軸24の外周に回り止め嵌合されている。
ハンドル軸24の鍔部24bの右側外周には爪車29と摩擦板30と駆動歯車7が嵌合され、駆動歯車7の凹部内に摩擦板31と制動板32と摩擦板31と制動板33が交互に挿入されて爪車29と制動板32はハンドル軸24に回り止め嵌合されている。
駆動歯車7と制動板32はハンドル軸24に回動自在に嵌合されている。
駆動歯車7の凹部内には軸方向の溝7bが形成され、制動板33の外周に形成された凸部が溝に挿入されて制動板33は駆動歯車7に回り止めされている。
駆動歯車7の開口側の制動板33には摩擦板31を介してカラ−27に回り止め嵌合された押圧盤34が当接され、カラ−27に他のカラ−35を介してハンドル軸24に回り止め嵌合されたバネ板36、36が当接されている。
【0013】
バネ板36、36には図示しないカラ−が当接され、図示しないカラ−にハンドル軸24の螺子部に螺合された図示しないナットが当接されている。
図示しないカラ−とナットの外周にはドラグ調整摘み37の円筒部が嵌合されると共にナットが回り止めされ、ドラグ調整摘み37の回動で、図示しないカラ−とバネ板36、36と他のカラ−35とカラ−27と押圧盤34と制動板33と摩擦板31と制動板32と駆動歯車7と爪車29と摩擦板30が押圧されて駆動歯車7の回動に掛けられる制動力が調整される。
ハンドル軸24の他端にはハンドル38が回り止め嵌合されてナット39が螺合固定されている。
【0014】
魚釣用両軸受型リ−ルの動作は、ピニオン5の係合凹部5eとスプ−ル軸4の係合部4dが係合されたクラッチオンの釣糸巻取り状態でハンドル38が回転されると、駆動歯車7でピニオン5とスプ−ル軸4が回転されてスプ−ル11に釣糸が巻き取られる。
スプ−ル11の回転に制動力を付与するために調節ツマミ16が回動される時は、スプ−ル軸4の小径部4fの端部に調節ツマミ16内の当て板17が当接されて押圧力が加減調整される。
スプ−ル11とスプ−ル軸4の回転をスプ−ルフリ−回転状態にする時は当て板17の当接は解除される。
駆動歯車7の回動に制動力が掛けられる時は、ドラグ調整摘み37が回動されて調整される。
【0015】
クラッチオン状態からスプ−ルフリ−状態のクラッチオフ状態に切り換えられる時はクラッチ操作レバ−18で操作されてピニオン5がハンドル38側の右側に移動されてピニオン5の係合凹部5eとスプ−ル軸4の係合部4dの係合が離脱される。
ピニオン5の歯部5bと駆動歯車7の歯部7aにはグリス等の潤滑油が塗布されているが、ピニオン5の歯部5bの端部の筒部5cの外周に周溝からなる潤滑油流入阻止部5gが形成されているので、潤滑油がスプ−ル軸4の軸部4e外周に流出してピニオン5の透孔5dの内周面aに回り込むことがない。
【0016】
前記のように魚釣用両軸受型リ−ルが構成されると、ピニオン5の歯部5bと駆動歯車7の歯部7aに塗布されたグリス等の潤滑油が潤滑油流入阻止部5gで阻止されてピニオン5の透孔5dの内周面aに回り込むことが防止されるので、釣糸放出性能が良好になる。
【実施例2】
【0017】
図4は第2実施例で、図4は魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面背面図である。
【0018】
第2実施例では、ピニオン5の歯部5bの端部の筒部5cの外周に小径部5hと小さい周溝5iが形成され、小径部5hに円板からなる潤滑油流入阻止部39が嵌合されて周溝5iに嵌めたリング40で抜け止めされている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0019】
ピニオン5の小径部5hに円板からなる潤滑油流入阻止部39が嵌合されていると、ピニオン5の軸方向端部全体を覆い隠すことができるので、ピニオン5の歯部5bと駆動歯車7の歯部7aに塗布されたグリス等の潤滑油が潤滑油流入阻止部39で阻止されてピニオン5の透孔5dの内周面aに回り込むことが防止され、釣糸放出性能が良好になる。
【実施例3】
【0020】
図5は第3実施例で、図5は魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面背面図である。
【0021】
第3実施例では、ピニオン5の歯部5bの端部に歯部5bの外径と同径の筒部5Jが形成され、歯部5bの端の突堤で潤滑油流入阻止部αとしている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【産業上の利用可能性】
【0022】
前記説明では、魚釣用両軸受型リ−ルで述べたが、他の形式の魚釣用リ−ルに実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】第1実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの断面背面図である。
【図2】同魚釣用両軸受型リ−ルのハンドル側の要部拡大断面背面図である。
【図3】同ピニオン回りの要部拡大断面背面図である。
【図4】第2実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面背面図である。
【図5】第3実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部拡大断面背面図である。
【符号の説明】
【0024】
A リ−ル本体
4 スプ−ル軸
4d 係合部
5 ピニオン
5b 歯部
5e 係合凹部
α、5g、39 潤滑油流入阻止部
7 駆動歯車
11 スプ−ル
38 ハンドル
a 内周面





 

 


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