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発明の名称 魚釣用リール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−28916(P2007−28916A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−212702(P2005−212702)
出願日 平成17年7月22日(2005.7.22)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 関本 昭夫
要約 課題
ハンドル軸に螺合された制動力調節体の回転操作性を向上させ、操作性に優れた魚釣用リールを提供すること

解決手段
リール本体12に回転自在に支持したスプール18aを、端部にハンドルアーム22を有するハンドル軸26の回転で巻取り駆動回転すると共に、放射状に複数の操作部68を突設させた制動力調節体42をハンドル軸26に螺合し、この制動力調節体42を回動操作することにより、スプール18aに付与する制動力を調節可能とした魚釣用リール10において、制動力調節体42は、1つの操作部68aが、ハンドル軸を中心とした回転方向一側の外縁部69aを、ハンドルアームの同じ側の外縁部23aに重ねられた状態に配置されたときに、この1つの操作部68aに隣接する操作部68bが、ハンドルアーム22に取付けられる操作用ツマミ22aの軸芯pを中心としかつハンドル軸の軸芯rを通る円Rの半径方向内側に配置される魚釣用リール。
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体に回転自在に支持したスプールを、リール本体に回転自在に支持されて端部にハンドルアームを有するハンドル軸の回転で巻取り駆動回転すると共に、放射状に複数の操作部を突設させた制動力調節体を前記ハンドル軸に螺合し、この制動力調節体をハンドル軸上で回動操作することにより、前記スプールに付与する制動力を調節可能とした魚釣用リールにおいて、
前記制動力調節体は、1つの操作部が前記ハンドル軸を中心とした回転方向一側の外縁部を、前記ハンドルアームの同じ側の外縁部に重ねられた状態に配置されたときに、この1つの操作部に隣接する操作部が、前記ハンドルアームに取付けられる操作用ツマミの軸芯を中心としかつ前記ハンドル軸の軸芯を通る円の半径方向内側に配置されることを特徴とする魚釣用リール。
【請求項2】
前記制動力調節体は、放射状に延びる操作部)の中間部を、前記ハンドル軸の軸方向に沿ってリール本体側に屈曲形成されている請求項1に記載の魚釣用リール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リール本体に回転自在に支持したスプールに制動力を付与する制動力調節体を備えた魚釣用リールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、スプールをリール本体に回転自在に支持する両軸受タイプの魚釣用リールには、リール本体に設けたハンドル軸に対する駆動歯車の摩擦結合力を調節して、この駆動歯車に連動するように連結されるスプールに制動力を付与する制動装置が設けらたものが知られている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
このような制動装置の制動力は、周方向に沿って複数の操作部を放射状に突出させた星形の制動力調節体をハンドル軸に螺合し、通常はハンドル軸から延びるハンドルアームにツマミ部を設けたハンドルを保持しつつ、この制動力調節体を魚釣用リールのハンドルアームを保持した手の指(例えば人差し指、親指)で回転操作することにより、ハンドル軸に沿って移動し、強弱が調節される。このように制動力調節体を手の指で回転操作する際に、隣接する操作部が邪魔にならないように、互いに隣接する操作部間には大きなスペースが確保されている。
【特許文献1】実開昭53−98195号公報
【特許文献2】実開昭56−21972号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実釣時においては、制動力の調節と釣糸の巻取り操作とを交互に実行しながら、魚との対応をタイムリーに行うため、ハンドルアームに設けたツマミ部を掌に保持した状態で、制動力調節体を人差し指で時計方向(制動力増大方向)に回転させ、あるいは、親指で反時計方向(制動力減少方向)に回転させることにより、釣場の状況に適合した制動力に設定する。
【0005】
このように指で回転操作する制動力調節体は、ハンドルアームと共にハンドル軸の軸芯を中心として回転するため、制動力調節体の放射状に突出する操作部の1つがハンドルアームに重なると、このハンドルアームに重なった操作部を指で操作することはできなくなる。このとき、回転方向に沿って隣接配置された操作部は、間に形成される比較的大きなスペースのために、ハンドルアームのツマミ部から離隔した位置、特に、このツマミ部を中心としかつハンドル軸の軸芯を通る円よりも半径方向外側位置に配置される。
【0006】
このように隣接配置された操作部を指に掛けて回転しようとすると、ツマミ部から離隔するために指が掛け難いだけでなく、掛かった指がハンドル軸の軸芯に向けて滑りやすい。指が操作部上をハンドル軸の軸芯側に移動した状態で制動力調節体を回転しようとすると、極めて大きな力を必要とする。一方、指が滑らない位置まで手を移動しようとすると、手の移動距離が大きくなり、操作性が損なわれる。
【0007】
このため、操作部上をハンドル軸の軸芯方向に移動するのを防止しつつ、操作する必要があり、制動力調節体を滑らかに回転操作することのできる魚釣用リールの開発が望まれている。
本発明は、このような事情に基いてなされたもので、ハンドル軸に螺合された制動力調節体の回転操作性を向上させ、操作性に優れた魚釣用リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成する本発明の魚釣用リールは、リール本体に回転自在に支持したスプールを、リール本体に回転自在に支持されて端部にハンドルアームを有するハンドル軸の回転で巻取り駆動回転すると共に、放射状に複数の操作部を突設させた制動力調節体を前記ハンドル軸に螺合し、この制動力調節体をハンドル軸上で回動操作することにより、前記スプールに付与する制動力を調節可能とした魚釣用リールにおいて、前記制動力調節体は、1つの操作部が、前記ハンドル軸を中心とした回転方向一側の外縁部を、前記ハンドルアームの同じ側の外縁部に重ねられた状態に配置されたときに、この1つの操作部に隣接する操作部が、前記ハンドルアームに取付けられる操作用ツマミの軸芯を中心としかつ前記ハンドル軸の軸芯を通る円の半径方向内側に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この魚釣用リールは、制動力調節体の1つの操作部が、ハンドル軸を中心とした回転方向一側の外縁部を、ハンドルアームの同じ側の外縁部に重ねられた状態に配置されたときに、これに隣接する操作部に指が掛けやすく、しかも、この操作部を通じて制動力調節体の回転操作を滑らかに行うことができ、極めて優れた操作性が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、本発明の好ましい実施形態による魚釣用リール10を示す。
本実施形態の魚釣用リール10は、両軸受型手巻きリールとして形成してある。この魚釣用リール10のリール本体12は、概略的に示す連結部材11等で一体化される左右一対のフレーム14a,14bのそれぞれの外側に、例えばビス、螺合あるいは嵌合等の手段により、側板16a,16bを取付けて、全体的に剛性構造のハウジングとして形成され、取付脚部17を介して図示しない釣竿に固定される。
【0011】
このリール本体12のフレーム14a,14b間には、スプール18aを装着してこのスプール18aと共に回転するスプール軸18の両端部が、例えば図示のようなボール軸受20a,20bを介して回転自在に支持されている。このスプール軸18の一端側には、ハンドルアーム22で回転駆動されるピニオン24がこのスプール軸18と同軸状に配置されている。
【0012】
このハンドルアーム22をその外側端部に回り止め固定したハンドル軸26は、図の右側に示す右側板16bに形成した円筒突部15内に配置され、ハンドルアーム22に近接した先端側を軸受28bを介してこの円筒突部15で回転自在に支えられている。また、ハンドル軸26の基部に設けた支持端部27は、右側板16bと右フレーム14bとの間に形成された一定の空間領域を貫通し、右フレーム14bに設けられた軸受28aを介してこのフレーム14bに回転自在に支持されている。
【0013】
このハンドル軸26が貫通する空間領域には、操作用ツマミ22aを介してハンドルアーム22で形成される回転力を、スプール軸18の右端部側に伝達し、これによりスプール18aを回転させる駆動機構30が収容され、一方、このスプール18aの左端部側には、スプール18aの過回転を防止することによって釣糸繰出時のバックラッシュを防止するため、例えば磁界内で回転する導電体内の渦電流によりスプール18aを制動する磁気制動式のバックラッシュ防止機構32が設けられている。
【0014】
右フレーム14bと右側板16bとの間の空間領域内に収容した駆動機構30は、本実施形態では、スプール軸18と同軸状でかつ軸方向に沿って移動可能なピニオンギヤ24と、ハンドル軸26に回転可能に設けられた駆動歯車34と、この駆動歯車34とハンドル軸26との間に設けられたドラグ機構36とで形成されている。
【0015】
ピニオンギア24は、スプール軸18と同軸上に配置されたピニオン軸19の外周に嵌挿され、右フレーム14bと右側板16bに設けた軸受20c,20dにより回転可能に支持されており、後述するクラッチ機構38をON/OFF操作することによって、スプール軸18に係合してスプール軸18と一体的に回転する係合位置と、スプール軸18との係合状態が解除された非係合位置との間を移動させることができる。具体的には、ピニオンギア24に形成された周方向溝24aに係合しているクラッチプレート40が、クラッチ機構38のON/OFF操作に連動して、ピニオン軸19に沿って移動することにより、ピニオンギヤ24を係合位置(釣糸巻取可能状態;クラッチON)と非係合位置(スプールフリー回転状態;クラッチOFF)とに移動させることができる。
【0016】
ピニオンギヤ24を駆動する駆動歯車34は、ハンドルアーム22に近接した表側が開口端を形成しかつ離隔した裏側が閉鎖端を形成する軸方向に短い筒状形状を有し、この内側に、上述のドラグ機構36が収容されている。
【0017】
このドラグ機構36は、駆動歯車34と一体回転するように配された金属ワッシャと、ハンドル軸26に回り止めされた複数の金属ワッシャとを軸方向に沿って交互に配置し、これらの金属ワッシャ間に、ライニング材を介挿してある。ハンドル軸26の外周部に螺合した制動力調節体42を回転操作して、駆動歯車34の閉鎖端側の底壁に向け、これらの金属ワッシャおよびライニング材を軸方向に押圧することによって、所望のドラグ力を付与することができる。
【0018】
この魚釣用リール10では、クラッチON状態で、ハンドルアーム22を回転操作すると、このハンドル軸26の回転運動がドラグ機構36を介して駆動歯車34に伝達され、この駆動歯車34に噛合うピニオンギヤ24が回転される。これにより、クラッチ機構38を介してピニオンギヤ24に係合しているスプール軸18が連動して回転し、スプール18aを釣糸巻取方向に回転する。駆動歯車34とハンドル軸26との間に介挿されたドラグ機構36は、制動力調節体42の回転操作量に応じたドラグ力すなわち制動力を超える力が釣糸に作用したときに、スプール18aを空転させる。
【0019】
本実施形態では、ハンドル軸26と右側板16bの円筒突部15と間に、一方向クラッチ44が設けられており、この一方向クラッチ44によって、ハンドル軸26は、釣糸巻取方向にのみ回転するように、その回転方向が規制されている。このような一方向クラッチ44に代えて例えば逆転防止用のラチェット等の他の手段を設けることも可能である。
【0020】
ハンドル軸26の基部には、支持端部27に近接した位置に、駆動歯車34と後述するレベルワインド機構46の駆動ギヤ48とを連動させる連動ギヤ50が回転可能に設けられており、この連動ギヤ50には、上述した駆動歯車34の閉鎖端(ハンドルアーム22の反対側)に形成された複数(本実施の形態では、180度間隔で2個形成されている)の穴に嵌合可能な複数の突起が設けられている。これらの突起と穴とを介して連動ギヤ50を駆動歯車34に連結することにより、連動ギヤ50は、常に、駆動歯車34と共に一体回転する。また、これらの突起を設けられた側の反対側で、連動ギヤ50は平坦状面に形成されており、ハンドル軸26に回り止め固定されたクラッチ復帰用ギヤ52の平坦状の側面とこの連動ギヤ50の平坦状面とが互いに面接している。
【0021】
連動ギヤ50は、スプール18aの前方側に配置されたレベルワインド機構46の駆動ギヤ48に噛合している。このレベルワインド機構46は、外周面にトラバース溝が形成されかつ端部に駆動ギア48が取り付けられたウォームシャフト54と、このウォームシャフト54を収容する筒体56と、ウォームシャフト54の回転に連動して、筒体56に沿って左右に摺動する摺動体58とを有しており、この摺動体58に設けられた釣糸案内部材(図示しない)を介してスプール18aに釣糸を平行に巻回案内する。即ち、ハンドルアーム22を回転操作すると、そのときの回転運動は、駆動歯車34と一体回転する連動ギヤ50を介して駆動ギヤ48に伝達され、ウォームシャフト54を回転させる。このとき、ウォームシャフト54の回転に連動して、摺動体58と共に釣糸案内部材が左右に摺動することによって、釣糸は、スプール18a上に均等に巻回される。
【0022】
スプール18a上に巻回される釣糸に、例えば魚の引き等による一定限度以上の力が作用したときに、スプール18aを空転させて釣糸が切れるのを防止するドラグ機構36は、ハンドル軸26の外周部に螺合した制動力調節体42を回動操作することで、そのドラグ力すなわちスプール18aに作用する制動力が調整される。この制動力調節体42は、リール本体12の円筒突部15とハンドルアーム22との間に配置してあり、ハンドル軸26に螺合される中央ネジ孔60を形成したボス部62が、円筒突部15側に形成された平坦状の環状面64を、軸受28bの内輪部材に当接させることができる。このハンドル軸26上には、軸受28bと一方向クラッチ44の内輪部材との間に一対の皿バネ25が介挿されており、制動力調節体42が円筒突部15側に移動されたときに、ボス部62の環状面64が、軸受28bの内輪部材と一対ばねの皿バネ25と一方向クラッチ44の内輪部材とを介して、ドラグ機構36の金属ワッシャおよびライニング材を駆動歯車34に弾力的に押圧する。したがって、ハンドル軸26上における制動力調節体42の軸方向位置によって、ハンドル軸26と駆動歯車34との間に形成される摩擦力の大きさ、すなわちスプール18aが釣糸繰出し方向に逆転するときのドラグ力が定まる。
【0023】
本実施形態の制動力調節体42は、ボス部62の円筒突部15側から、円筒突部15の外周部を覆うに環状壁66が突出しており、その軸方向の全移動行程を通じて、円筒突部15と制動力調節体42との間から異物が侵入するのを防止している。また、制動力調節体42の抜け止め部材としても機能するハンドルアーム22は、ハンドル軸26の先端に形成した断面非円形の段部26aに回り止めされて装着され、この段部26aの外周部に螺合したキャップ部材21と、ハンドルアーム22にネジ止めされてキャップ部材21の回動を防止する固定プレート23とにより、このハンドル軸26から抜出るのを防止されている。これにより、ハンドルアーム22は、段部26a上での軸方向および周方向の移動を防止され、制動力調節体42の軸方向移動距離は、このハンドルアーム22と円筒突部15とで制限される。
【0024】
図2から図4に示すように、本実施形態の制動力調節体42は、ボス部62から放射状に6つの操作部68を突出させた星形構造を有する。図2および図3に示すようにハンドルアーム22側から見た状態で、ハンドル軸26の軸芯rを中心に時計方向に回動するとドラグ機構36の金属ワッシャおよびライニング材を駆動歯車34側に締付けられてドラグ力が増大され、逆に、反時計方向に回動すると、ドラグ力が減少される。すなわち、各操作部68を外縁部69a側から押圧すると、制動力調節体42がハンドル軸26上を時計方向に回動して円筒突部15側に移動してドラグ力を増大し、逆に、外縁部69b側から押圧すると、、制動力調節体42がハンドル軸26上を反時計方向に回動してハンドルアーム22側に移動してドラグ力を減少する。
【0025】
このようにドラグ力を調整する際に操作するこれらの操作部68は、半径方向に直線状に突出し、ハンドルアーム22と略平行に延設されると共に、周方向に沿って互いに等間隔に配置されている。各操作部68は比較的幅狭の板状構造を有し、隣接する操作部68間には、操作するときに指を移動するのに十分な空間が形成される。また、これらの操作部68は、先端部70が半円状に丸められ、この先端部70はその板厚の1/2程度の軸方向寸法だけ右側板16bの円筒突部15側に屈曲する屈曲部71の先端にハンドルアーム22と平行に形成されており(図4参照)、屈曲部71を形成することにより、ツマミ22aを掌に保持した状態で指の自然な動きを維持しながら、操作部68を容易に操作することができる。また、先端部70の表面には、ハンドルアーム22に対する回転方向の配置位置により、制動力の目安となる指標部を形成することが可能となる。また、先端部70が屈曲部71の先端に連続して設けられることにより、回動操作される指の接触抵抗の変化を感得しつつ、節度ある回転操作を行うことが可能となる。
【0026】
特に図3に示すように、符号68aで示す1つの操作部がハンドルアーム22に重なった状態、より具体的にはハンドル軸26の軸芯rを中心としてドラグ力を増大する方向に回転するときの回転方向後方の外縁部69aを、少なくともハンドルアーム22の同じ側の外縁部23aに重ねられた状態に回転配置されたときに、外縁部69a側でこの1つの操作部68aに隣接する他の操作部68bの特にその回転方向後方の外縁部69aが、ハンドルアーム22に取付けられる操作用ツマミ22aの軸芯pを中心としかつハンドル軸26の軸芯rを通る円Rの半径方向内側に配置される。このときに、ハンドルアーム22に重ねられた状態の1つの操作部68aの回転方向後方の外縁部69aはハンドルアーム22内に配置され、ハンドルアーム22の外縁部23aと、これに対向する操作部68bの外縁部69bとの間には、操作する指と干渉しない程度の十分な大きさのスペースが確保される。
【0027】
このように、1つの操作部68aがハンドルアーム22に重なる状態に配置されたときに、これに隣接する操作部68bすなわち回動方向後方にあって次に操作する操作部68bが、上述の円Rの半径方向内方に配置されることにより、ツマミ22aを操作する手の掌に保持しつつ指をこの操作部68bに掛けたときに、ハンドル軸26の軸芯rに向く力の成分が作用しない。これとは、逆に、操作部68bが円Rの半径方向外側に配置された場合には、操作部68bに掛けた指がハンドル軸26の軸芯r方向に滑り易く、軸芯r側に移動すると、この軸芯rとの距離が短くなり、制動力調節体42を回動させるために必要な力が大きくなる。また、軸芯r方向に滑らない場合でも、操作部68bは、ツマミ22aを固定してみると、円Rに到達するまでは周方向に沿って軸芯rから離隔する方向に移動し、円Rを超えた後に、周方向に沿って軸芯rに近接する方向に移動し、したがって、その動きが不規則となり、滑らかに移動させることはできない。
【0028】
本実施形態の制動力調節体42は、この操作部68が上述の円Rの半径方向内方に配置されることにより、ツマミ22aを固定してみたときに、常に周方向において軸芯rに近接する方向に移動し、したがってツマミ22aを操作する手の掌に保持しつつ指で滑らかに移動することができ、操作性に極めて優れる。
【0029】
なお、本発明は上述の実施形態に特定されるものではなく、様々に変更可能である。例えば操作部68の先端部70に着色等の指標を設けることも可能であり、更に、操作部68を回動方向の前方あるいは後方に湾曲させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の好ましい実施形態による魚釣用リールの断面図。
【図2】図1の魚釣用リールの側面図。
【図3】図1の魚釣用リールのハンドルアームと制動力調節体との配置状態の説明図。
【図4】図1の魚釣用リールのハンドルアームと制動力調節体との配置状態を説明する断面図。
【符号の説明】
【0031】
10…魚釣用リール、12…リール本体、18a…スプール、22…ハンドルアーム、22a…ツマミ、26…ハンドル軸、42…制動力調節体、68…操作部、r,p…軸芯、R…円。




 

 


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