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発明の名称 魚釣用スピニングリール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6808(P2007−6808A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−192961(P2005−192961)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 藤岡 真嗣
要約 課題
釣糸案内装置のラインローラの円滑な回転性能を確保し、釣糸の案内性を向上させた魚釣用スピニングリールを提供すること

解決手段
リール本体12に設けたハンドル20の回転操作で連動回転するロータ16と、このロータに、支持部材24を介して支持された釣糸案内装置26とを有し、この釣糸案内装置は、スプール18に釣糸を案内するラインローラ32を、軸受36a,36bを介して支持部材24上に回転可能に支持した魚釣用スピニングリールであって、軸受36a,36bの外周部とラインローラ32の内周部との間に装着され、ラインローラ32との間で軸方向に摩擦力が作用するのを防止するカラー部材48を有する魚釣用スピニングリール。
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体に設けたハンドルの回転操作で連動回転するロータと、このロータに、支持部材を介して支持された釣糸案内装置とを有し、この釣糸案内装置は、スプールに釣糸を案内するラインローラを、軸受を介して支持部材上に回転可能に支持した魚釣用スピニングリールであって、
前記軸受の外周部と前記ラインローラの内周部との間に装着され、ラインローラとの間で軸方向に摩擦力が作用するのを防止するカラー部材を有することを特徴とする魚釣用スピニングリール。
【請求項2】
前記軸受の側部と前記カラー部材との間に防水用シール材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項3】
前記カラー部材は、一対の半片部を有し、これらの半片部間の接合部にシール部材が配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用スピニングリール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドルに連動回転するロータと共に回転しながらスプールに釣糸を案内する釣糸案内装置を備えた魚釣用スピニングリールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、魚釣用スピニングリールは、リール本体に設けたハンドルの回転操作で連動回転するロータと、このロータに、支持部材を介して支持された釣糸案内装置とが設けられている。この釣糸案内装置は、スプールに釣糸を案内するラインローラを、軸受を介して支持部材上に回転可能に支持する。このようなラインローラは、軸受を介して支持されているため、釣糸の案内性を向上されているが、水中から引上げられたばかりで水やゴミ等が多量に付着した釣糸に直接接触するため、ラインローラの外周部だけでなく、このラインローラを支える支持部材の内部へも水やゴミ等が侵入し易い。
【0003】
このため、ラインローラの回転性の安定性を維持しつつ、ラインローラの軸受機能と防水機能とを共に向上させるため、ラインローラと支持部材との間にシール材を設け、ラインローラとシール材とを直接接触させて軸受内に異物の侵入を防止した釣糸案内装置や、ラインローラと軸受との間にそれぞれ断面クランク状のカラーを介挿し、これらのカラーとのそれぞれと支持部材との間にシール材を設け、これらのカラーとシール材とを直接接触させることでラインローラを絶えずフリー回転状態に保つ釣糸案内装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−191269
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ラインローラと支持部材との間にシール材を設け、ラインローラとシール材とを直接接触させて軸受内に異物の侵入を防止した釣糸案内装置にあっては、ラインローラとシール材との間の接触抵抗を超える強い張力が釣糸に作用している場合にラインローラが回転するとしても、この接触抵抗よりも弱い張力が釣糸に作用するときはラインローラが回転しない状態となる虞がある。ラインローラが回転しない場合には、釣糸がラインローラの外周面の一定位置で摺動接触しながらスプール上まで案内されるため、ラインローラの外周面に傷が付き易くなり、釣糸も傷付き易くなる。また、釣糸巻取り時のハンドル回転の抵抗となるだけでなく、釣糸にヨレが発生し易く、釣糸案内装置で糸絡みが発生し易くなる。
【0005】
また、ラインローラと2つの軸受との間にそれぞれ断面クランク状に形成したカラーを介挿した場合には、カラーとラインローラとの接触部から水やゴミ等が内部の軸受まで侵入し易く、また、シール材が支持部材から過度に締付けられると、ラインローラが2つのカラーで挟持された状態となり、上述と同様に、釣糸に作用する張力の大きさによってラインローラが回転しない状態が発生する虞がある。
【0006】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、釣糸案内装置のラインローラの円滑な回転性能を確保し、釣糸の案内性を向上させた魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する本発明の魚釣用スピニングリールは、リール本体に設けたハンドルの回転操作で連動回転するロータと、このロータに、支持部材を介して支持された釣糸案内装置とを有し、この釣糸案内装置は、スプールに釣糸を案内するラインローラを、軸受を介して支持部材上に回転可能に支持した魚釣用スピニングリールであって、前記軸受の外周部と前記ラインローラの内周部との間に装着され、ラインローラとの間で軸方向に摩擦力が作用するのを防止するカラー部材を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この魚釣用スピニングリールによると、ラインローラとカラー部材との間に摩擦力が作用しないため、これらのラインローラとカラー部材との間に軸方向の力による摩擦力による抵抗が発生せず、ラインローラの円滑な回転性能が確保され、釣糸の案内性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、本発明の好ましい実施形態による魚釣用スピニングリール10の全体を概略的に示す。
図1に示すように、本実施形態の魚釣用スピニングリール10は、内部に種々の部材を収容する収容空間を形成したリール本体12を備え、このリール本体12から上方に延びる脚部14の端部に形成された竿取付部14aを介して釣竿のリール脚取付装置8に取付けられる。このリール本体12の前方には、回転可能なロータ16と、ロータ16の回転運動と同期して前後動可能なスプール18とが設けられ、このスプール18に釣糸が巻回される。
【0010】
リール本体12には、ハンドル20が回転可能に支持されており、このハンドル20の回転操作で駆動される駆動ギヤ(図示しない)が、ロータ16に先端外周部を連結された円筒状構造のピニオン(図示しない)と収容空間内で噛合する。このピニオン内には、先端にスプール18が取付けられと共に、後端にオシレート機構(図示しない)が連結されるスピンドル軸(図示しない)が前後動可能に挿通される。
【0011】
ロータ16には一対の支持アーム16aが径方向に対向して設けられており、各支持アーム16aの前端部には、ベール28の端部を先端部に固定した支持部材24の基端部が回動自在に支持されている。これらの支持アーム16aは、その一方に、通常の振り分け機構を配置しており、これらの一対の支持部材24を、ベール22がスプール18から先方に繰出された釣糸に係合可能な釣糸巻取位置(図1に示す位置)と、ベール22がスプール18からの釣糸の放出を阻害しない位置(図示しない)との一方に保持し、他方に向けて反転可能に支持する。このベール22の一方の端部と支持部材24との間には、釣糸案内装置26が取り付けられている。
【0012】
この魚釣用スピニングリール10は、ハンドル20を巻き取り操作すること、ロータ16がリール本体12内の駆動ギヤおよびピニオンを介して回転駆動され、これに同期して、オシレート機構およびスプール軸を介してスプール18が前後動される。釣糸は、釣糸案内装置26を介して滑らかに案内されつつ、スプール18の巻回胴部18aに均等に巻回される。また、釣糸の放出(仕掛けの投擲)は、支持部材24およびベール22を、図1に示す釣糸巻取位置から、釣糸放出位置に反転操作して、釣糸を釣糸案内装置26から外した状態とし、釣竿を振り下ろすことで行うことができる。
【0013】
図2は、このように釣糸をスプール18の巻回胴部18a上に滑らかに案内する釣糸案内装置26を示す。
本実施形態の釣糸案内装置26は、一方の支持部材24の先端部にネジ部材28で螺合されたラインスライダ30と、このラインスライダ30を介して支持部材24上に回転自在に支持されたラインローラ32とを有する。ラインスライダ30は、ネジ部材28が螺合されるネジ孔を軸方向に沿って形成した短軸状の支持部34を一端側から突出し、他端側をベール22に連結すると共に、その外周面はベール22からラインローラ32まで釣糸を滑らかに案内する曲面状の案内面30aとして滑らかな曲面に形成してある。
【0014】
このラインスライダ30の一端側から突出する支持部34は、基端側に形成した大径部と先端側に形成した小径部との間に段部34aを形成した段付き構造を有し、この小径部上に、後述するカラー部材48を介してラインローラ32を回転自在に支える2つの軸受36a,36bがその間にスペーサ38を介挿して装着される。また、支持部34の大径部と外周壁33とで囲まれた環状凹部35には、一対の軸受36a,36bで回転自在に支えられるラインローラ32の端部が収容される。一方、支持部材24の先端部には、支持部34の先端外周部に嵌合する内側環状部40と、環状凹部35に対向して形成されてラインローラ32の端部を収容する凹部42と、ラインローラ32の端部の外周部を囲む外側環状部44とが形成されており、ネジ部材28を締付けたときに、この内側環状部40が2つの軸受36a,36bおよびスペーサ38を支持部34の段部34aに押圧し、これらの軸受36a,36bを軸方向のガタツキを生じさせることなく、確実に支えることができる。
【0015】
これらの2つの軸受36a,36bの軸方向外側の側部には、それぞれシール材46a,46bを配置してある。これらのシール材46a,46bは、内周側を支持部34の段部34aおよび支持部材24の内側環状部40と、軸受36a,36bとの間に挟持され、支持部34の外周面にシール係合する。また、シール材46a,46bの外周側は、軸受36a,36bを介して支持部34に回転自在に装着されたカラー部材48の内周面にシール係合する。これらのシール材は、例えばニトリルゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、シリコンゴム、エチレンプロピレンゴム等の柔軟な防水材料で形成するのが好ましい。
【0016】
このようなシール材46a,46bで内周側をシールされる中空円筒状のカラー部材48は、ラインローラ32の内周および軸受36a,36bの外周に軸方向に移動可能かつ周方向に回転自在に装着することができ、ラインスライダ30側の端部の外周部から一体構造のフランジ部50を突出させ、支持部材24側端部の外周部に止め輪52が取付けられ、これらのフランジ部50と止め輪52とで外周部に装着したラインローラ32の軸方向移動を規制する。このカラー部材48は、例えばPOM、ABS等の樹脂材料で形成するのが好ましい。
【0017】
本実施形態では、カラー部材48のフランジ部50と止め輪52との間の寸法は、ラインローラ32の軸方向長さよりも大きく形成し、外周部に装着したラインローラ32との間で軸方向に摩擦力が作用するのを防止するようになっている。このカラー部材48のフランジ部50と止め輪52との間の寸法と、ラインローラ32の軸方向寸法との寸法差は、例えば0.5mm程度に形成するのが好ましい。
【0018】
このように形成された釣糸案内装置26は、ネジ部材28を締付け、支持部34の段部34aと支持部材24の内側環状部40との間で軸受36a,36bを強固に締付けても、ラインローラ32がカラー部材48を介してこれらの軸受36a,36bに装着されているため、ラインローラ32にはこのようなネジ部材28の締付力による摩擦力が作用することはない。一方、釣糸の巻取中に、ラインローラ32が釣糸から軸方向の弱い力を受けても、カラー部材48上に軸方向に隙間を有して移動可能に装着されるだけでなく、シール材46a,46bとも接触しないため、ラインローラ32とカラー部材48との間に軸方向の力による摩擦力による抵抗が発生しない。これにより、ラインローラ32の円滑な回転性能が確保され、釣糸の案内性が向上する。
【0019】
また、カラー部材48を介してラインローラ32を回転自在に支える軸受36a,36bを防水するシール材46a,46bを、カラー部材48と支持部34との間に設けることで、ラインローラ32をこれらのシール材46a,46bと干渉することなく、カラー部材48の外周に軸方向移動を規制された状態で回転可能に支持するため、軸受36a,36bの防水機能の維持を図りながら長期間にわたって円滑なラインローラ32の回転性能が安定して得られ、釣糸の案内性能も向上する。
【0020】
図3は第2の実施形態による釣糸案内装置26Aを示す。なお、以下に示す種々の実施形態あるいは変形例は上述の実施形態と基本的には同様であるため、同様な部位には同様な符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0021】
図3に示す釣糸案内装置26Aは、カラー部材48が、着脱可能な止め輪52に代えて、カラー部材48の先端部の外周から突出する一体構造の爪部54を有する。この爪部54はラインローラ32を装着する際にその弾力で撓み、装着を完了した後、元の位置に復帰してラインローラ32の抜け止め作用をなす。ラインローラ32の挿入を容易とするため、カラー部材48の先端にテーパ面56を形成することが好ましい。
【0022】
この場合には、止め輪52およびこれを装着する溝が不要なため、製造および組立て工程が簡略化され、釣糸案内装置26Aおよび魚釣用スピニングリール10を軽量化することができる。
【0023】
図4は第3の実施形態による釣糸案内装置26Bを示す。
この釣糸案内装置26Bは、カラー部材が一対の半片部58a,58bで形成され、これらの半片部58a,58b間の互いに対向する端面が、断面円形のシール部材60を介挿した接合部62を形成する。この接合部62は、各半片部58a,58bの内周側から突条部64a,64bを突出させ、これらの突条部64a,64bにより、軸受36a,36b間のスペーサを形成している。これにより、各半片部58a,58bのそれぞれに軸受36a,36bを装着した後、これらの半片部58a,58bを接合部62で一体化することにより、組立てが容易となる。更に、カラー部材の半片部58a,58b間の接合部62の防水機能も確実に維持される。
【0024】
図5は第4の実施形態による釣糸案内装置26Cを示す。
この実施形態は、第3の実施形態とほぼ同様であるが、軸受36a,36bの側部に設けた防水用シール材66a,66bの外周部が、カラー部材の半片部58a,58bのフランジ部50を外周側から乗越えた状態で、このフランジ部50で係止されている。また、支持部材24の内側環状部40に代え、薄肉構造の筒状体68が設けられている。この筒状体68は支持部材24と別体に形成してある。
【0025】
以上、本発明の種々の実施形態について個々に説明してきたが、本発明はいずれか1つの実施形態に特定されるものではなく、様々に変更可能であり、各実施形態を適宜に組合わせることも可能である。例えば図5に示す実施形態の筒状体68を図2あるいは図3に示す実施形態に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の好ましい実施形態による魚釣用スピニングリールの側面図。
【図2】図1の魚釣用スピニングリールの釣糸案内装置を示す断面図。
【図3】第2の実施形態による釣糸案内装置の断面図。
【図4】第3の実施形態による釣糸案内装置の断面図。
【図5】第4の実施形態による釣糸案内装置の断面図。
【符号の説明】
【0027】
10魚釣用スピニングリール、12…リール本体、16…ロータ、18…スプール、20…ハンドル、24…支持部材、26,26A,26B,26C…釣糸案内装置、32…ラインローラ、36a,36b…軸受、48…カラー部材。




 

 


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