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発明の名称 魚釣用スピニングリ−ル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6705(P2007−6705A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−187528(P2005−187528)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人
発明者 藤岡 真嗣
要約 課題
ドラグツマミの先端が外力によって受ける衝撃をツマミ部が弾性変形して衝撃を吸収緩和すると共に、突部に衝撃応力を集中させて変形や折損の防止を図る強度を有するドラグツマミを備えた魚釣用スピニングリ−ルを提供することである。

解決手段
ドラグツマミ9の円板状部9aの表面に操作用のツマミ部9fが円板状部9aの一側から他側に跨るように且つ空洞部9gを有するように形成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
リ−ル本体に支持されたスプ−ル軸にスプ−ルを回転可能に装着し、該スプ−ルの制動力を調節する前記スプ−ル軸の先端に螺合するドラグツマミに空胴部を有するツマミ部を設け、該ツマミ部の前面に突部を形成したことを特徴とする魚釣用スピニングリ−ル。
【請求項2】
前記突部は、ツマミ部の前面両側に形成された傾斜面で構成されていることを特徴とする請求項1記載の魚釣用スピニングリ−ル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リ−ル本体に装着したハンドルの回転操作運動を、スプ−ル軸の前後往復動に変換する往復動装置をリ−ル本体内に備え、スプ−ル軸の前部に釣糸が巻回されるスプ−ルを装着した魚釣用スピニングリ−ルの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
魚釣用スピニングリ−ルは、実際の釣りを行う時、或は移動、携帯時等、誤って他物に当てたり、地面やコンクリ−ト面に落下させてしまうことがある。
魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体の前方に、釣糸が巻回されるスプ−ルが前後往復動可能に配置されている構成であることから、スプ−ルが下方に向かう姿勢で落下して、スプ−ル落下時の衝撃がスプ−ル軸方向に加わる可能性が高い。
このため、落下時の衝撃力がスプ−ル及びスプ−ル軸を介して往復動装置に加わって、回転運動を軸方向運動に変換する変換係合部や軸受部、ギヤの噛合部を変形、折損することがあり、往復動装置の円滑な作動に支障をきたすことがある。
そこで、スプ−ル軸の前部に装着されるドラグツマミを、落下時の衝撃を緩和する緩衝構造として、スプ−ルの往復動性能に影響を及ぼすこと無く、円滑な釣糸巻取り操作が行えるようにしたものが、特許文献1で知られている。
【特許文献1】特開2004−180611号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、特許文献1に見られるように、スプ−ルのドラグツマミを緩衝構造とすることで、落下時に発生する衝撃を緩和することができ、円滑な釣糸巻取り操作が可能となるが、ツマミ部は断面略長方形状なので「スプ−ルのドラグツマミが先端からの衝撃を受けると衝撃を受ける面積が広く、面全体に応力が集中するために弾性変形部が折損し易い」、「ドラグツマミを強度の高い材料にすると、先端からの衝撃が緩和されずに往復動装置に加わって、回転運動を軸方向運動に変換する変換係合部や軸受部、ギヤの噛合部を変形、折損することがあり、往復動装置の円滑な作動に支障をきたす」等の問題がある。
【0004】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、ドラグツマミの先端が受ける衝撃を突部に応力集中されて変形や折損を防止した魚釣用スピニングリ−ルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1は、リ−ル本体に支持されたスプ−ル軸にスプ−ルを回転可能に装着し、該スプ−ルの制動力を調節する前記スプ−ル軸の先端に螺合するドラグツマミに空胴部を有するツマミ部を設け、該ツマミ部の前面に突部を形成したことを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、前記突部は、ツマミ部の前面両側に形成された傾斜面で構成されていることを要旨とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の請求項1によれば、ツマミ部の前面に突部を形成することで、前面に衝撃が加わったとき、ツマミ部が弾性変形して衝撃を緩和すると共に、突部に衝撃の応力が集中するため、ツマミ部が折損しない強度が得られる。
本発明の請求項2によれば、ツマミ部は、前面の両側に傾斜面を有する突部に形成されていることで、ツマミ部を指で押さえ付けながらドラグツマミを回転した時に、ツマミ部に指が接触する面積が増えるので、グリップ力が増して操作性能が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
ドラグツマミ9の円板状部9aの表面に操作用のツマミ部9fが円板状部9aの一側から他側に跨るように且つ空洞部9gを有するように形成されている。
ツマミ部9fの前面には長手方向の突部9hが形成され、突部9hの両側は傾斜面α、βに形成されている。
【実施例1】
【0008】
以下、図面を参照しつつ本発明について説明する。
図1から図6は第1実施例で、図1は魚釣用ピニングリ−ルの断面側面図、図2は魚釣用スピニングリ−ルの要部拡大断面側面図、図3はドラグツマミの正面図、図4はドラグツマミと押圧部材と皿状のラチェットリングの他の側面から見た断面側面図、図5は魚釣用ピニングリ−ルの斜視図、図6はツマミ部を指で摘んだドラグツマミと押圧部材と皿状のラチェットリングの断面側面図である。
【0009】
魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1の図示しない軸受と図示しない蓋体の図示しない軸受で駆動歯車2の回動軸2aの両端が軸支され、回動軸2aの中心多角形孔にハンドル10が固定されたハンドル軸11が左右交換自在に挿入嵌合されている。
リ−ル本体1の前部には軸受12で回転軸筒3が回転自在に支持されると共に前側に突出されている。
軸受12より前側の回転軸筒3の外周に逆転防止歯車13が回り止め嵌合されてその前側にロ−タ14の筒部14aが回り止め嵌合されてナット15で固定されている。
回転軸筒3の基端3aは軸受部1aの透孔1bで軸承されている。
回転軸筒3の基端3aの前側に一体的にピニオン3bと連動歯車3cが形成されてピニオン3bに駆動歯車2が噛合されてロ−タ14はハンドル10の回転に連動して回転されるように支持されている。
【0010】
回転軸筒3の中心孔には先端部にスプ−ル4が装着されたスプ−ル軸5が前後往復動可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸5の後方には前後往復動機構の摺動子16が嵌合されて摺動子16に係止板17が重ねられてビス18で取り付けられている。
リ−ル本体1内の下側には案内面1cが形成されて摺動子16から突出された下側部が当接されている。
リ−ル本体1内のスプ−ル軸5と平行に前後往復動機構のトラバ−スカム軸19が支承されている。
トラバ−スカム軸19は軸受部1aの透孔1dとリ−ル本体1の後側の軸受20に軸承されている。
トラバ−スカム軸19の先端には小歯車21が回り止め嵌合されてEリング22で抜け止めされ、小歯車21は連動歯車3cに噛合されている。
トラバ−スカム軸19の外周にカム溝19aが刻設されている。
摺動子16の中には図示しない係合子が設けられて係合子はカム溝19aに係合されて前後往復動機構が構成されている。
【0011】
スプ−ル軸5は太径部5aの先端側に段部で太径部5aより小径の小径部5bが形成され、先端にネジ部5cが形成されている。
小径部5bには軸方向と直交する透孔5dが穿設されている。
小径部5b外周には筒状のスプ−ル支持部材6が嵌合されている。
スプ−ル支持部材6は筒部6aの後端に2段の鍔部6b、6cが形成され、鍔部6cの前側に軸方向と直交する透孔6dが穿設され、その前側に周溝6eが形成されている。
透孔6dと透孔5dには係合ピン23が挿脱自在に挿入される。
鍔部6c外周にクリック係合子ホルダ−24の中心透孔が回り止め嵌合されると共に、摩擦板25が嵌合されている。
筒部6aの外周には透孔6dを塞ぐように軸受26が嵌合され、軸受26の前側の周溝6eにOリングからなる弾性シ−ル部材27が嵌合されている。
【0012】
スプ−ル4の外側は前側鍔部4aと釣糸巻回胴部4bと後側の大径の円筒部4cを備えた後側鍔部4dが形成されている。
スプ−ル4の内側の前部にドラグ機構の金属板の制動板28とフェルトや皮革等からなる摩擦板29と皿状のラチェットリング7が収容される収容凹部4eと収容凹部4eの前側の開口部4fと後側の軸筒部4gと軸筒部4gの中心に軸受26と軸受30を介してスプ−ル支持部材6が装着される段付透孔4hが形成されている。
収容凹部4eの内周面には制動板28が回り止めされる複数条の軸方向の縦溝4iが形成されている。
スプ−ル4の収容凹部4eの前側の開口部4f内と前側の鍔部4bにはカバ−部材31、32が取り付けられている。
皿状のラチェットリング7は底面中心に中心透孔7aが、外周壁7bの内周にクリック凹凸歯7cが形成されて内側底面を7dとする。
皿状のラチェットリング7の中心透孔7aはスプ−ル支持部材6の筒部6a外周に回り止め嵌合されている。
皿状のラチェットリング7より前側の筒部6a外周に椀状のクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材8が嵌合されている。
【0013】
スプ−ル軸5のネジ部5cにはドラグツマミ9のナット33が螺合される。
ドラグツマミ9は円板状部9aの裏面に筒部9bと数条の腕部9cが形成されて腕部9cの先端に鈎部9dが形成されている。
筒部9bの内面には回り止め面9eが形成されてナット33に形成された回り止め面33aが係合される。
円板状部9aの表面に操作用のツマミ部9fが円板状部9aの一側から他側に跨るように且つ空洞部9gを有するように形成されている。
ツマミ部9fの前面には長手方向の突部9hが形成され、突部9hの両側は傾斜面α、βに形成されている。
ドラグツマミ9には制動板28と摩擦板29と皿状のラチェットリング7を押圧する椀状のクリック係合子ホルダ−からなる押圧部材8が組み合わされている。
【0014】
押圧部材8は底面8aと、底面8aの外側の押圧面8bと、底面8aの中心透孔8cと、外周壁8dと、外周壁8dに穿設された2組の透孔8e、8fとで形成されている。
ドラグツマミ9の鈎部9dは押圧部材8の透孔8e、8fに係止されてドラグツマミ9と押圧部材8が一体化されている。
ナット33と押圧部材8の底面8aの間にはコイル状の発条34が挿入されている。
押圧部材8の透孔8e、8fにクリックバネ35が挿入されてクリックバネ35の一端は皿状のラチェットリング7のクリック凹凸歯7cに係合される。
皿状のラチェットリング7の内側底面7dに押圧部材8の押圧面8bが当接される。
【0015】
ロ−タ14は筒部14aで回転軸筒3に取り付けられ、筒部14aと前壁14bと大径の筒部14cと大径の筒部14cの基部の外周から前方に向けて図示しない突出された一対の支持腕が形成されている。
一対のベ−ル支持腕には夫々図示しない一方のベ−ル支持部材と他方のベ−ル支持部材が釣糸巻回位置と釣糸放出位置に反転自在に設けられている。
一方のベ−ル支持部材と他方のベ−ル支持部材の間には釣糸案内ロ−ラの取付部とベ−ルが取り付けられている。
【0016】
魚釣用スピニングリ−ルの動作は、釣糸がスプ−ル4に巻回される方向にハンドル11が回転されると、駆動歯車2が回転されてピニオン3bを介して回転軸筒3とロ−タ14が正回転される。
更に連動歯車3cと小歯車21を介してトラバ−スカム軸19が連動回転されて摺動子16とスプ−ル軸5とスプ−ル4が前後に往復動される。
制動力が調節される時は、ドラグツマミ9の突設された操作用のツマミ部9fが図6のように指で摘んで回動され、ドラグツマミ9が回動されると、ナット33がスプ−ル軸5のネジ部5cに螺合されて押圧部材8が皿状のラチェットリング7と摩擦板29と制動板28を押圧したり緩められて制動力が調節される。
仕掛が投擲されて釣糸が遠方へ放出される際は、一対のベ−ル支持部材が釣糸放出位置に反転されて釣竿が勢いよく振り下ろされる。
この時釣糸巻回胴部4bに巻回されている釣糸はスパイラル状に解かれて前側鍔部4bとカバ−部材32より前方へ放出される。
【0017】
ドラグツマミ9の操作用のツマミ部9fが円板状部9aの一側から他側に跨るように且つ空洞部9gを有するように形成され、ツマミ部9fの前面には長手方向の突部9hが形成されていると、リ−ルの落下等で前面に衝撃を受けた時、ツマミ部9fが弾性変形して衝撃を緩和すると共に、突部9hに衝撃の応力が集中するため、ツマミ部9fが折損しない強度が得られる。
特許文献1では、ツマミ部は断面略長方形状なのでスプ−ルのドラグツマミが先端からの衝撃を受けると衝撃を受ける面積が広く、面全体に応力が集中するために弾性変形部が折損し易いが、本発明のツマミ部9fは、前面に突部9hが形成されて尖っているので、衝撃を受ける面積が狭く、衝撃を受ける突部9hに応力が集中するために突部9hは変形するがツマミ部9fが折損し難くなる。
また、ツマミ部9fは、前面の両側が傾斜面α、βを有する突部9hに形成されていることで、ツマミ部9fを指で押さえ付けながらドラグツマミ9を回転した時に、ツマミ部9fに指が接触する面積が増えるので、グリップ力が増して操作性能が向上する。
【0018】
前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構成されると、ツマミ部9fの前面に突部9hを形成することで、前面に衝撃が加わったとき、ツマミ部9fが弾性変形して衝撃を緩和すると共に、突部9hに衝撃の応力が集中するため、ツマミ部9fが折損しない強度が得られる。
また、ツマミ部9fは、前面の両側に傾斜面α、βを有する突部9hに形成されていることで、ツマミ部9fを指で押さえ付けながらドラグツマミ9を回転した時に、ツマミ部9fに指が接触する面積が増えるので、グリップ力が増して操作性能が向上する。
【実施例2】
【0019】
図7、図8は第2実施例で、図7はドラグツマミと押圧部材の側面図、図8はドラグツマミの正面図である。
【0020】
第2実施例では、ドラグツマミ9は円板状部9aの表面に操作用のツマミ部9fが円板状部9aの一側から他側に跨るように且つ空洞部9gを有するように形成され、ツマミ部9fの前面には長手方向に凸堤状の突部9iが形成されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
突部9iは金属コ−テングしてもよいし、金属材で形成してツマミ部9fの前面に埋設固定してもよい。
【0021】
突部9iを金属コ−テングしたり金属材で形成すると、ドラグツマミ9の傷つき易い部分に金属コ−テングや金属材が配置されるので、強度が補強されると共にドラグツマミ9全体を金属コ−テングしていないので、重量が軽くなる。
コストダウンする。
ドラグツマミを指で摘んで回転操作した時に滑りにくくなる等の問題が解消される。
【実施例3】
【0022】
図9、図10は第3実施例で、図9はドラグツマミと押圧部材の側面図、図10はドラグツマミの正面図である。
【0023】
第3実施例では、ドラグツマミ9は円板状部9aの表面に操作用のツマミ部9fが円板状部9aの一側から他側に跨るように且つ空洞部9gを有するように形成され、ツマミ部9fの前面には長手方向に複数個の半球状の突部9jが形成されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】第1実施例で、魚釣用ピニングリ−ルの断面側面図である。
【図2】同魚釣用スピニングリ−ルの要部拡大断面側面図である。
【図3】同ドラグツマミの正面図である。
【図4】同ドラグツマミと押圧部材と皿状のラチェットリングの他の側面から見た断面側面図である。
【図5】同魚釣用ピニングリ−ルの斜視図である。
【図6】同ツマミ部を指で摘んだドラグツマミと押圧部材と皿状のラチェットリングの断面側面図である。
【図7】第2実施例で、ドラグツマミと押圧部材の側面図である。
【図8】同ドラグツマミの正面図である。
【図9】第3実施例で、ドラグツマミと押圧部材の側面図である。
【図10】同ドラグツマミの正面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 リ−ル本体
4 スプ−ル
5 スプ−ル軸
9 ドラグツマミ
9f ツマミ部
9g 空洞部
9h、9i、9j 突部
α、β 傾斜面




 

 


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