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発明の名称 魚釣用リール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−106(P2007−106A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−186170(P2005−186170)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】100110319
【弁理士】
【氏名又は名称】根本 恵司
発明者 宮崎 健夫 / 関本 昭夫
要約 課題
ハンドル長さが短くキャスティング・巻取り操作を頻繁に行う小型リールに適した構成の魚釣用リールを得る。

解決手段
スプール7にハンドル21の回転を伝えるドライブギヤ18に係合するトラグ機構(摩擦板25)を制動する制動力調節体26のハンドル軸20のドラグ操作部27に、リール本体1側に屈曲した屈曲部27fを形成する。また、ハンドルアーム21aにも前記ドラグ操作部27の屈曲部27fに倣って同様の屈曲部21fを形成する。この構成によって、ドラグ操作部27とハンドルアーム21aの回転時における相互の干渉をなくし、ハンドルアーム21aをリール本体1に近づけながらアームの径方向長さを短縮した。
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体と、前記リール本体に回転自在に支持したスプールと、前記リール本体に回転自在に支持したハンドル軸と、前記ハンドル軸の端部に設けたハンドルアームと、制動力が調節可能なドラグ機構を介して前記ハンドル軸の回転を前記スプールに伝える伝動機構と、前記ハンドル軸に回転可能に支持されて前記ドラグ機構に働く制動力を調節する調節部及び該調節部の操作部よりなる制動力調節体を有する魚釣用リールであって、
前記制動力調節体の操作部を前記ハンドル軸の軸心から放射方向に突設するとともに、先端に向かう途中をリール本体側に屈曲形成したことを特徴とする魚釣用リール。
【請求項2】
請求項1に記載された魚釣用リールにおいて、
前記ハンドル軸の軸心から先端に向かうハンドルアームの途中を前記制動力調節体の操作部に倣ってリール本体側に屈曲形成したことを特徴とする魚釣用リール。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された魚釣用リールにおいて、
前記ハンドルアームは、前記ハンドル軸の軸心から両側に延び、両アームの先端部にツマミ部を設けたことを特徴とする魚釣用リール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラグ(制動)機構を介してハンドル軸の回転をスプールに伝える伝動機構を備えた魚釣用リールに関し、特に、ハンドル軸と同軸にドラグ機構の制動力を調節するための操作部を有する魚釣用リールに関する。
【背景技術】
【0002】
ハンドル軸の回転をスプール伝える伝動機構を備えた従来の魚釣用リールでは、通常ドラグ機構を備えており、かつその制動力を調節するための操作部を有している。
このような制動力を調節するための操作部を備えた魚釣用リールとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。図6及び図7は、それぞれ特許文献1に記された魚釣用リールの1種である両軸受リールの外観を示す斜視図と一部を断面とした魚釣用リールの正面図である。
【0003】
この魚釣用リールは両軸受リールであって、図6に示すようにリール本体101(スプール115を有する)と、リール本体101の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体102(クランクアーム106、ハンドル把手107を有する)と、ハンドル組立体102のリール本体101側に配置されたスタードラグ103とを備えている。リール本体101は竿取付脚104を介して釣竿Rに装着されるようになっている。
【0004】
また、この魚釣用リールは、図7に示すように左右1対の側板110,111と、これらを連結する複数の連結部材112とを有するフレーム105と、フレーム105の両側方に装着された第1カバー113及び第2カバー114とを有し、前記の各要素を一体に組み立てて形成されている。
第2カバー114内には、ハンドル組立体102からのトルクをスプール115に伝える第1回転伝達機構120とクラッチ機構121を備える。第1回転伝達機構120は、スプール115からハンドル組立体102側にトルクが逆に伝達された場合のトルクを規制するための回転制御機構122を含んでいる。
【0005】
スプール115のスプール軸125は、各カバー113,114に軸受126を介して回転自在に支持されている。第1回転伝達機構120は、一端にハンドル組立体102が固定されたハンドル軸130と、ハンドル軸130の他端に回転制御機構122を介して連結されたメインギア131と、メインギア131に噛み合うピニオンギア132とを有している。ハンドル軸30は、一端側が側板111に回転自在に支持されている。
【0006】
クラッチ機構121は、スプール軸125に沿ってピニオンギア132を摺動させて、クラッチオンすれば、スプール軸125とピニオンギア132との間で回転力が伝達され、クラッチオフでは、スプール115は自由に回転する。ピニオンギア132は、常時クラッチオンの状態に付勢されており、第2カバー114に突出するクラッチレバー109(図7)の操作によりクラッチオフになる。
【0007】
回転制御機構122は、ハンドル軸130を糸巻取方向にのみ回転させる(糸繰り出し方向の回転を禁止する)ローラ型のワンウェイクラッチ機構140と、スプール115の糸繰り出し方向の回転に対して設定した制動力を作用させるためのドラグ機構150と、ハンドル軸130を糸巻取方向にのみ回転させる爪式のラチェット機構160とを有する。
【0008】
以上の構成からなる従来の魚釣用リールにおいて、使用時に、繰り出した釣糸を巻取るため、ハンドル組立体102を糸巻取方向に回転すると、その回転がハンドル軸130からワンウェイクラッチ機構140、ドラグ機構150を介してメインギア131、ピニオンギア132を経てスプール115に伝達されて釣り糸が巻き上げられる。このとき、魚の引きが弱ければ、釣糸が引き出される方向にスプール115が回転することはないが、魚の引きが強くなりスプール115の釣糸の巻き上げ方向の回転力が大きくなり、回転力がドラグ機構150の設定回転抵抗力を超えると、ドラグ機構150で滑りが生じてメインギア131を含むスプール115側は釣糸が引き出される方向に回転を始める。このとき、スプール115には、常にドラグ機構150から一定の抵抗力すなわちドラグ力が作用するようにして、釣糸に掛かる張力を一定に維持している。
【0009】
他方、負荷が加わっている釣糸をスプール115に巻回するためにハンドル把手107を回しているときには、その力の一部がリール本体101の竿取付部104を介して釣竿Rに作用することになり、前後及び上下方向に不規則に釣竿Rが振れて巻き上げ操作性が劣り、巻き上げ効率が低下するが、前記両軸リールではこれを抑制するため、竿取付部104とハンドル把手による回転力の作用点の間の距離を短くして釣竿Rの揺れ発生を抑制している。具体的には、クランクアーム106を、その固定部分106aからハンドル把手107の基端部に向う途中の第1位置106bでリール本体1に近づく方向に屈曲させ(なお、第2位置106cで固定部分106aにおける面と平行になるように戻している)、さらに竿取付脚104をハンドル組立体102側に偏倚させて固定している。
【0010】
ところが、前記従来の魚釣用リール(両軸受リール)では、ハンドル組立体102のリール本体101側には、ドラグ機構150に働く制動力を調節するスタードラグ103がクランクアーム106に近接して配置されており、しかも、前記制動力を調節する際にはハンドル軸130に螺合するスタードラグ103をハンドル軸130の回りで回転させる構造となっているので、スタードラグ103を回転させるとき、それがランクアーム106の屈曲部106bに当たらないように、クランクアーム106の屈曲部106bをスタードラグ103が存在する位置を避けて、つまりその長さを越える位置に設けている。そのため、前記従来の魚釣用リールでは、屈曲部から平面部、及びハンドルツマミ部を含めたハンドル全体の径方向の長さが必然的に長くなり、これではハンドル長さが短くキャスティング操作と巻取り操作を頻繁に行う小型リール(ベイトキャスティングリール)には適さないという問題がある。
【0011】
【特許文献1】特開平11−253078号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、従来の魚釣用リールにおける前記の問題に鑑み、これを解決するためになされたものであって、その第1の目的は、ハンドル長さが短くキャスティング操作と巻取り操作を頻繁に行う小型リールに適した魚釣用リールを提供することである。
また、第2の目的は、ドラグ機構の制動力の調節操作を行うための操作部(スタードラグ)の操作性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1の発明は、リール本体と、前記リール本体に回転自在に支持したスプールと、前記リール本体に回転自在に支持したハンドル軸と、前記ハンドル軸の端部に設けたハンドルアームと、制動力が調節可能なドラグ機構を介して前記ハンドル軸の回転を前記スプールに伝える伝動機構と、前記ハンドル軸に回転可能に支持されて前記ドラグ機構に働く制動力を調節する調節部及び該調節部の操作部よりなる制動力調節体を有する魚釣用リールであって、前記制動力調節体の操作部を前記ハンドル軸の軸心から放射方向に突設するとともに、先端に向かう途中をリール本体側に屈曲形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された魚釣用リールにおいて、前記ハンドル軸の軸心から先端に向かうハンドルアームの途中を前記制動力調節体の操作部に倣ってリール本体側に屈曲形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された魚釣用リールにおいて、前記ハンドルアームは、前記ハンドル軸の軸心から両側に延び、両アームの先端部にツマミ部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、ハンドル及びリール本体を保持した手の無理のない自然な動作で、制動力調節体の回転操作を行うことが可能になり、操作性が向上する。
請求項2の発明によれば、ハンドルアームをリール本体に近づけながらハンドルアームの径方向長さの短縮化が可能となり、ハンドルの巻取り回転操作性が一段と向上するとともに、制動力調節体の回転操作(制動力調節)も容易に行え、ハンドル長さが短くキャスティング操作と巻取り操作を頻繁に行う小型リールに適した構成を得ることができる。
請求項3の発明によれば、ハンドルアームおよびツマミ部が一対のバランスの取れた状態となるので、回転バランスが良好になり、最適な回転操作性が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態に係る魚釣用リールについて、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、魚釣用リールとして、丸形の両軸受型リールを例に採って説明する。
図1は、本実施形態に係る丸形の両軸受型リールの一部を断面で示した正面図である。図1に示すように、リール本体1は、左右フレーム2a,2bと、これら左右フレーム2a,2bの側部に配置される円形の左右側板3a,3bとを備えている。これら左右側板3a,3bは、左右フレーム2a,2bの側部に取り付けられ、本実施形態では、左側板3aは着脱自在に、右側板3bはビス4によって止められている。
【0016】
左右フレーム2a,2bは、これらの間に架設される複数の支柱と共に例えば金属材料や樹脂材料で一体成形されている。また、左右フレーム2a,2bと左右側板3a,3bとの間には、一定のスペースが形成されており、このスペース内には、駆動力伝達系やドラグ系等の各種機構が収容されている。
左右側板3a,3b間(左右フレーム2a,2b間)には、スプール軸5が軸受6を介して回転可能に支持されており、このスプール軸5には、その中央部にスプール7が設けられている。
【0017】
また、スプール軸5の左側板3a側には、スプール7の過回転を防止して釣糸放出時のバックラッシュを防止するためのバックラッシュ防止機構8が設けられており、スプール軸5の右側板3b側には、軸方向にスライドしてスプール軸5と係脱するピニオン10がピニオン軸10aに回転可能に支持されている。ピニオン10にはクラッチプレート12が係合する円周溝が形成されており、クラッチプレート12をピニオン軸10aに沿って軸方向に移動させることによって、ピニオン10をスプール軸5に係合(クラッチON)させたり、スプール軸5に非係合(クラッチOFF)にしたりすることができる。
【0018】
一方、右側板3bには、ピニオン10と噛合するドライブギヤ18を支持したハンドル軸20が、基端部側の軸受35と軸方向に移動自在な先端部側の軸受36(後述するドラグ動作と関連)で回転可能に支持されている。ハンドル軸20の先端部には、ハンドル21のハンドルアーム21aが取り付けられており、ハンドルアーム21aの先端部には、アーム21aに回転自在にツマミ部21gが設けられている。
【0019】
ハンドル軸20の中間部には、一方向クラッチ23が取り付けられている。ハンドル軸20の基端部には、ドライブギヤ18と係合するドラグ機構の摩擦板25が設けられており、かつドラグ機構の摩擦板25に働く制動力を調節するためドラグ操作部27を備えた制動力調節体26が設けられている。制動力調節体26は、ハンドル軸20に例えば螺合により支持され、ドラグ操作部27の回転操作により軸方向に移動する。制動力調節体26には、軸方向に移動自在な軸受36が発条板24の付勢により当接し、発条板24を介してドライブギヤ18と係合するドラグ機構の摩擦板25にこの付勢力を与えるので、制動力調節体26の軸方向の移動により、摩擦板25に作用する力を調節し、摩擦係合するドライブギヤ18に所定のドラグ力を作用させることができる。
【0020】
また、ドラグ操作部27は、ハンドル軸20の先端部に取り付けられたハンドル21に近接してハンドル軸20の軸心から放射方向に延びた複数の突部として形成されている(後述する図2,3,5、参照)。
また、ハンドル軸20には、ドライブギヤ18と一体回転するギヤ28が設けられており、このギヤ28は、レベルワインド機構30を駆動する駆動ギヤ33に噛合している。
【0021】
以上の構成において、ハンドル21を回転操作すると、この回転運動がドライブギヤ18からギヤ28並びにピニオン10を介して駆動ギヤ33並びにスプール7に伝達され、スプール7を回転させるとともに、レベルワインド機構30を駆動し、スプール7には、釣糸が均等に巻回される。
【0022】
次に、前記魚釣用リールのハンドル軸20にそれぞれ取り付けられ、且つ手動操作されるハンドル21及び制動力調節体26について説明する。
従来の魚釣用リールでは、既に述べたように、巻上げハンドルの操作性を高めるためにハンドルアームをリール本体側に屈曲させているが、その屈曲位置は、ハンドルアームに近接させて設けるドラグ操作部(従来例におけるスタードラグ)の制限を受け、屈曲位置をドラグ操作部が存在する部分に設けることができないために、アーム長が長くなってしまい、小型リールには適さない。
【0023】
そこで、本発明では、ハンドル軸の軸心から放射方向に突設する制動力調節体の操作部(ドラグ操作部)の先端側をリール本体側に屈曲して屈曲部とするとともに、他方、前記ハンドル軸の軸心から先端に向かうハンドルアームのドラグ操作部の前記屈曲部に対向する部分を、ドラグ操作部の屈曲部に倣ってつまりこれと略平行にリール本体側に屈曲することで、ハンドルアームの回転時にドラグ操作部に当たらないようにしている。この構成によって、平坦な(即ち屈曲形成しない)ドラグ操作部を備える前記従来の両軸リールに比べハンドルアームの径方向長さを短縮できる。そのため、本発明の魚釣用リールは、ハンドル長さが短くキャスティング操作と巻取り操作を頻繁に行う小型リールに適したものとなる。
【0024】
図1において符号27fで示すドラグ操作部の屈曲部は、またドラグ操作時にリールを保持しながらドラグ操作部27を指で操作する際に、自然な指の動作で、制動力調節体26の回転操作を行うことを可能にする。即ち、ドラグ操作時に、釣人が手で保持したリールの制動力調節体26のドラグ操作部27を回転操作する人指し指や親指は、通常、ハンドル軸20に対して斜めに位置した状態でドラグ操作部27の操作面に当接するのが自然な指の動作であるから、屈曲部27fを設けることで、指と操作部の回転押圧操作時のフィット性が向上できるので、従来の平坦な(即ち屈曲形成しない)操作部のものよりも操作性を向上させることができる。特に、ハンドルツマミ部21gを掌で保持しながらドラグ調節を行う場合には、人指し指で締める方向に又親指で緩める方向にそれぞれドラグ操作部27を回転操作するが、この回転操作を無理のない自然な指の動作で行うことができる。
【0025】
なお、以上の説明では、屈曲部27fを備えたドラグ操作部27と、屈曲部21fを備えたハンドルアーム21aを組み合わせた実施形態について説明したが、本願発明はこの構成に限定されず、ドラグ操作部27のみに屈曲部27fを備えた構成であってもよい。
【0026】
図2は、図1に示した魚釣用リールの右側面を示す図である。同図に示すように、ハンドル軸20の先端部に取り付けたハンドル21のハンドルアーム21aは、軸心を通る直線を中心線として延びるアームの先端部にそれぞれ回転自在にツマミ部21gが設けられている。この一対のツマミ部21gは、回転バランスが良く、最適な操作性が得られるようハンドル軸20の軸心から等距離、即ち軸心に対称に設けられている。
また、ツマミ部21gは、図1に示すように、屈曲部21fに続くアームの先端部21eを平行面(ハンドル軸20への取り付け部と平行な面)にし、その面に設けられている。
【0027】
制動力調節体26は、ハンドル21と同軸に回転可能に(図2中に矢印にて示す)設けられ、ハンドル軸20の軸心から放射方向で周方向に複数延びたドラグ操作部27を有する。ドラグ操作部27は、ハンドル21がどの回転位置にあってもハンドル21に邪魔されずに、締める(制動力増加)方向/緩める(制動力減少)方向の両方向への回転操作が行える操作面を備えている。ドラグ操作部27は、図2に示すように、複数の突部によってスター(星)形を有し、かつ操作面の傾きを回転方向によって変える、即ち締める(制動力増加)方向の人差し指が当たる面と緩める(制動力減少)方向の親指が当たる面の傾きを変えるようにしてもよい(図2では、時計回り方向に締め付ける方向にドラグ操作部27が傾斜している)。
また、このドラグ操作部27の突部形状を、図3(図1に示した魚釣用リールの右側面を図2と同様の図である)におけるように、図2に比べて先端を先細状にして、小型のリールに適した形状にしてもよい。
【0028】
図4及び図5は、ドラグ操作部27にドラグ機構150の制動力を緩和或いは強化する回動方向を示す指示手段である指標部を付加した実施形態を示す。図4は、図1と同様の図面でその要部を示し、図5は、図2と同様の側面図でその要部を示す。
ドラグ操作部27に付加する指標部は、ドラグ(制動力)調節を行う際に、使用者にドラグ操作部27の回転方向が、締める(制動力増加)方向であるか、或いは緩める(制動力減少)方向であるかを示すものである。
具体的には、図5に示すように、ドラグ操作部27の突部の一つを基準(図中、突部の先端に「O」の指標を示したもの)として、右回り(時計回り)が締める(制動力増加)方向であれば、基準の右側にある突部に「+」の指標を示し、左回りが緩める(制動力減少)方向であれば、基準の左側にある突部に「−」の指標を示し、行おうとするドラグ(制動力)調節の方向を知らせることができるようにする。
【0029】
ドラグ操作部27の突部において指標を設ける位置は、屈曲部27fにすると見難いので、屈曲部27fに続く先端部27eを平行面(ハンドル軸20への取り付け部と平行な面)にし、その面に設けるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】一部を断面で表した本発明の実施形態に係る丸形の両軸受型リールの正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るリールの右側図である。
【図3】図2に示したリールのドラグ操作部の突部形状を変形した例を示す。
【図4】本発明の実施形態に係るリールのドラグ操作部に指標部を付加した実施形態を示す。
【図5】本発明の他の実施形態に係るリールの要部右側面図である。
【図6】従来の両軸受リールの外観を示す斜視図である。
【図7】一部を断面で表した従来の両軸受リールの構成を示す正面図である。
【符号の説明】
【0031】
1・・・リール本体、 5・・・スプール軸、
7・・・スプール、 10・・・ピニオン、
12・・・クラッチプレート、 18・・・ドライブギヤ、
20・・・ハンドル軸、 21・・・ハンドル、
21a・・・ハンドルアーム、 21g・・・ツマミ部、
25・・・摩擦板、 26・・・制動力調節体、
27・・・ドラグ操作部。




 

 


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