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魚釣用電動リール - ダイワ精工株式会社
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発明の名称 魚釣用電動リール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17(P2007−17A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−180461(P2005−180461)
出願日 平成17年6月21日(2005.6.21)
代理人 【識別番号】100072718
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 史旺
発明者 小野 昌志
要約 課題
本発明は魚釣用電動リールに関し、釣糸の引き出しに伴いドラグ機構が機能する際に、遊星歯車動力伝達機構を構成する歯車や支持部等に大きな負荷が加わる虞のない魚釣用電動リールを提供することを目的とする。

解決手段
リール本体に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、当該スプール駆動モータの駆動力をスプールに伝達させる遊星歯車動力伝達機構と、釣糸の引き出しに伴うスプール回転時に当該スプールに制動力を付与するドラグ機構とを備え、遊星歯車動力伝達機構を構成する遊星歯車支持体に当該ドラグ機構を連結した魚釣用電動リールに於て、前記スプールと当該遊星歯車支持体との間に一方向クラッチを設け、釣糸の引き出しに伴うスプール回転時に、スプールと遊星歯車支持体を当該一方向クラッチを介して一体回転可能としたことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、当該スプール駆動モータの駆動力をスプールに伝達させる遊星歯車動力伝達機構と、釣糸の引き出しに伴うスプール回転時に当該スプールに制動力を付与するドラグ機構とを備え、遊星歯車動力伝達機構を構成する遊星歯車支持体に当該ドラグ機構を連結した魚釣用電動リールに於て、
前記スプールと当該遊星歯車支持体との間に一方向クラッチを設け、釣糸の引き出しに伴うスプール回転時に、スプールと遊星歯車支持体を当該一方向クラッチを介して一体回転可能としたことを特徴とする魚釣用電動リール。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リール本体に回転可能に支持したスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータを備えた魚釣用電動リールに関する。
【背景技術】
【0002】
船釣り等、深場の魚層を対象とした魚釣りを行う場合、魚釣用電動リールが広く使用されている。
従来周知のように魚釣用電動リールは、スプール駆動モータの駆動でスプールを回転させて釣糸の巻取りを行うもので、特許文献1乃至特許文献3に開示されるようにこの種の魚釣用電動リールでは、スプール内部やスプール前方のリール本体に装着したスプール駆動モータの駆動力を、遊星歯車動力伝達機構(遊星減速機構)で減速してスプールに伝達させる構造が広く採用されている。
【0003】
そして、実用性を高めるため、魚釣用電動リールは、スプール駆動モータによる巻取り駆動に加え、ハンドルによる巻取り操作が行えるように、手動巻取り駆動機構を遊星歯車動力伝達機構に連結した手動併用型電動リールが一般的に普及している。
また、魚の急激な引きに対するやり取りを支障(口切れや糸切れ発生等)なく行えるように、手動巻取り駆動機構側の動力伝達経路にドラグ機構が備えられており、釣糸の急な引き出しでスプールが釣糸繰出し方向へ回ろうとすると、その力は、スプールから一方向クラッチで逆転止めされたモータ軸を経て、モータ軸に連結された遊星歯車動力伝達機構の遊星歯車支持体(遊星キャリア)からドラグ機構に伝達され、ハンドル軸の逆転止めによってスプールに制動力が付与されるようになっている。
【特許文献1】実公平7−46150号公報
【特許文献2】実用新案登録第2578538号公報
【特許文献3】特開2003−144023号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし乍ら、斯様にドラグ機構が機能してスプールに制動力が加わる場合、釣糸の引き出し力がスプールからモータ軸を経て遊星歯車動力伝達機構に出力される構造上、ドラグ機構だけではなく、遊星歯車動力伝達機構を構成する歯車の歯面や支持部等にも大きな負荷が加わることとなる。
このため、長期に亘る使用で、遊星歯車動力伝達機構の歯車や支持部等に折損,変形,摩耗等が発生する虞があった。
【0005】
また、遊星歯車動力伝達機構に十分な強度をもたせようとすると、遊星歯車動力伝達機構が大型化したり、高価な素材を使用することにもなって製造コストが高くなってしまう不具合がある。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣糸の引き出しに伴いドラグ機構が機能する際に、遊星歯車動力伝達機構を構成する歯車や支持部等に大きな負荷が加わる虞のない魚釣用電動リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、当該スプール駆動モータの駆動力をスプールに伝達させる遊星歯車動力伝達機構と、釣糸の引き出しに伴うスプール回転時に当該スプールに制動力を付与するドラグ機構とを備え、遊星歯車動力伝達機構を構成する遊星歯車支持体に当該ドラグ機構を連結した魚釣用電動リールに於て、前記スプールと当該遊星歯車支持体との間に一方向クラッチを設け、釣糸の引き出しに伴うスプール回転時に、スプールと遊星歯車支持体を当該一方向クラッチを介して一体回転可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に係る発明によれば、ドラグ機構が機能してスプールに制動力が加わる場合、釣糸の引き出し力がスプールからモータ軸を経て遊星歯車動力伝達機構に出力される従来構造に代え、スプールと遊星歯車支持体との間に一方向クラッチを設けて、釣糸の引き出しに伴うスプールの回転時に、スプールと遊星歯車支持体を当該一方向クラッチを介して一体回転可能としたので、従来と異なり遊星歯車動力伝達機構を構成する歯車の歯面や支持部等に負荷が加わることがなくなり、この結果、各歯車や支持部等を補強することなく十分な強度,耐久性が得られ、リール全体の小型化も可能となる利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図3は請求項1に係る魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)の一実施形態を示し、図1に於て、1はフレーム3の左右の側枠5,7に側板9,11が着脱自在に装着されたリール本体、13は当該リール本体1に回転自在に取り付くスプールで、フレーム3の左側の側枠5に、後述する円筒状のモータケース15が取り付くセットプレート17がビス止めされ、右側の側板11の下方に、手動巻取り駆動機構19のハンドル21が回転可能に取り付けられている。
【0009】
そして、スプール13の内部に、当該スプール13と軸心を同じくして左右の端面23,25に開口する断面円形形状の収容部27が設けられており、スプール13の左側のスプールフランジ29側は、当該収容部27内に収容されたモータケース15の外周に軸受31を介して回転可能に支持されている。
また、図2に示すようにスプール13の右側のスプールフランジ33側は、前記収容部27を覆って端面25にビス止めされたブラケット35と、側枠7に一体成形されたセットプレート37との間に装着した軸受39によって、リール本体1に回転可能に支持されている。
【0010】
そして、モータケース15内に、これと軸心を同じくしてスプール駆動モータ(以下、「スプールモータ」という)41が収容されており、その左モータ軸43は、セットプレート17に突設した筒状の軸受支持部45内に軸受47で支持されている。
図1に示すようにモータケース15はセットプレート17と別体構造で、前記収容部27内に若干の間隙を空けて収容可能な円筒状に形成されている。そして、セットプレート17側に開口するモータ出入口49の外周に、径方向外方へ突出するフランジ部51が設けられており、当該フランジ部51をセットプレート17にビス止めして、モータケース15の一端側がセットプレート17に取り付けられている。
【0011】
また、図1中、53はモータケース15内に収容したスプールモータ41の回転を規制する回止め機構で、当該回止め機構53は、セットプレート17から収容部27内に突出する支持体55と、当該支持体55が係合するスプールモータ41の端面57に設けた凹部59とで構成されている。
一方、図1及び図2に示すように前記収容部27は、その中央よりハンドル21側の内周に、スプールモータ41の軸受部61を、スプールモータ41の他端側に取り付くシール部材63を介して保持するプレート状の保持部65が固着されている。そして、収容部27の内部は当該保持部65によって、スプール13の端面23側に開口するスプールモータ収容部67と、スプール13の端面25側に開口する減速機構装着部(以下、「装着部」という)69が区画形成されており、当該装着部69内にスプールモータ13の右モータ軸71が突出し、当該右モータ軸71とスプール13との間に、3つの遊星歯車機構73,75,77からなる遊星歯車動力伝達機構(遊星減速機構)79が収容,装着されている。
【0012】
そして、図1に示すように右モータ軸71と側板11の間に、手動巻取り駆動機構19からの巻取り動力を遊星歯車動力伝達機構79に伝達する回転駆動軸81が右モータ軸71と同軸上に配置されており、当該回転駆動軸81は軸受83,85を介してブラケット35と側板11に回動自在に支持されている。
上述したように遊星歯車動力伝達機構79は、3つの遊星歯車機構73,75,77で構成されており、スプールモータ41の駆動時にその駆動力を第1の遊星歯車機構73で減速させ、更に第2,第3の遊星歯車機構75,77で駆動力を減速させてスプール13に伝達するもので、図2に示すように第1の遊星歯車機構73は、外周が非円形(断面D字形状)に形成された右モータ軸71に回止め嵌合してこれと一体に回転する第1の太陽歯車87と、当該太陽歯車87に噛合する複数の遊星歯車89と、各遊星歯車89が常時噛合するように装着部69(スプール13)の内周に形成された内歯歯車91とで構成されている。
【0013】
また、第2の遊星歯車機構75は、メタル軸受93を介して右モータ軸71に回転可能に支持された第2の太陽歯車95と、当該太陽歯車95に噛合する複数の遊星歯車97とからなり、メタル軸受93は、右モータ軸71に対する太陽歯車95の軸受部分に形成された凹部99内に着脱自在に装着されている。そして、各遊星歯車97は前記内歯歯車91に噛合している。
【0014】
同様に第3の遊星歯車機構77は、メタル軸受101を介して右モータ軸71の端部に回転可能に支持された第3の太陽歯車103と、当該太陽歯車103に噛合する複数の遊星歯車105とからなり、メタル軸受101は、右モータ軸71に対する太陽歯車103の軸受部分に形成された凹部107内に着脱自在に装着されている。そして、各遊星歯車105は前記内歯歯車91に噛合した構造となっている。
【0015】
そして、前記遊星歯車89は第1の遊星歯車支持体(以下、「遊星キャリア」という)109に支持され、当該遊星キャリア109は既述した太陽歯車95と一体回転可能に連結されている。
また、前記遊星歯車97は第2の遊星キャリア111に支持され、当該遊星キャリア111は既述した太陽歯車103と一体回転可能に連結されている。
【0016】
更に、前記遊星歯車105は第3の遊星キャリア113に支持され、図2に示すように当該遊星キャリア113は、係止ピン115を介して回転駆動軸81に連結されている。
そして、図1乃至図3に示すように本実施形態は、前記スプール13と遊星キャリア113との間に一方向クラッチ117を設けて、釣糸の引き出しに伴うスプール回転時に、スプール13と遊星キャリア113を当該一方向クラッチ117を介して一体回転可能としたことを特徴とする。
【0017】
図3に示すように一方向クラッチ117は、断面正方形状に形成された遊星キャリア113のボス部119の外周に回止め嵌合したラチェット121と、当該ラチェット121に常時摺接する係止部材123とからなり、係止部材123は、スプール13の端面25にピン125で軸着されたストッパ(ストッパ片)127と、当該ストッパ127の先端側に取り付く断面略コ字状の板バネ129とで構成され、板バネ129の両端部131が、ラチェット121の外周を跨いでその両側面を挟持する状態で常時摩擦摺接している。
【0018】
そして、後述するハンドル21による巻取り操作に伴い、回転駆動軸81が矢印A方向へ回転して、これに係止ピン115で連結された遊星キャリア113と共にラチェット121が同方向へ回転すると、ラチェット121の両側面に摺接する係止部材123の一方向係止作用(板バネ129の摩擦作用)で、スプール13がラチェット121と一体となって釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ回転するようになっている。
【0019】
一方、既述したようにスプールモータ41の駆動力は、遊星歯車機構73,75,77で順次減速されるが、このスプールモータ41による巻取り駆動時に前記遊星キャリア113は矢印B方向へ回転しようとするが、後述する周知の逆転防止装置133によって矢印B方向への回転が規制され、この結果、遊星反力で遊星キャリア113固定,太陽歯車103入力,内歯歯車91出力によりスプール13が釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ回転するようになっている。
【0020】
そして、図1に示すように回転駆動軸81上には、釣糸の繰り出しで回転するスプール13に制動力を付与し乍ら、スプール13の釣糸繰出し方向への回転を許容する制動作用を与えると共に、この制動作用を利用してスプール13をスプールフリー状態と釣糸巻取り状態とに切り換える周知のドラグ機構135が装着されており、回転駆動軸81上の側板11に、ドラグ機構135のドラグ力を調節するドラグレバー137が取り付けられている。そして、ドラグ機構135を構成する押圧体139にピニオン141が一体回転可能に嵌合し、このピニオン141に手動巻取り駆動機構19のドライブギヤ143が噛合している。
【0021】
従来周知のように手動巻取り駆動機構19は、図1に示すようにハンドル21と、当該ハンドル21が取り付くハンドル軸145と、これに回止め嵌合されたドライブギヤ143とで構成されており、ハンドル軸145の挿入先端側には、スプール13をスプールモータ41で巻取り駆動した際に、これに連動してハンドル軸145が回転しないようにその逆転防止を図る逆転防止装置133が設けられている。
【0022】
この逆転防止装置133は、ドライブギヤ143にビス止めされてハンドル軸145に回止め嵌合されたラチェット147と、当該ラチェット147に対し一定の付勢力で常時係止する係止爪149とからなり、スプールモータ41でスプール13を巻取り駆動した際に、その駆動力が遊星キャリア113から回転駆動軸81,ドラグ機構135,ピニオン141を経てドライブギヤ143に伝達されるが、その回転方向ではドライブギヤ143に取り付くラチェット147に係止爪149が係止方向で噛み合ってラチェット147の回転、即ち、ハンドル軸145の回転が阻止されるようになっている。
【0023】
この結果、既述したようにスプールモータ41の駆動力は、遊星反力で遊星キャリア113固定,太陽歯車103入力,内歯歯車91出力によりスプール13が釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ回転する。
また、これに対し、ハンドル21の操作でスプール13を釣糸巻取り方向に回転させた場合、その回転方向では係止爪149がラチェット143の回転を許容するように構成されているため、ハンドル21の回転操作に連動してハンドル軸145を回転させることができ、この結果、既述したようにハンドル21による巻取り操作に伴い、回転駆動軸81が矢印A方向へ回転して、これに係止ピン115を介して連結された遊星キャリア113と共にラチェット121が同方向へ回転することにより、係止部材123の係止作用で、スプール13がラチェット121と一体となって釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ回転する。
【0024】
そして、上述した一方向クラッチ117の構成により、実釣時に釣糸の急な引き出しでスプール13が釣糸繰出し方向(図3中、矢印C方向)へ回転すると、スプール13に取り付く係止部材123の係止作用でラチェット121が同方向(図3中、矢印B方向)へ回転するため、ラチェット121が取り付く遊星キャリア113が直接回転駆動軸81を回転させてその力がドラグ機構135に伝達され、この結果、逆転防止装置133によるハンドル軸145の逆転止めによって、ドラグ機構135で摩擦結合される回転駆動軸81を介して釣糸の繰り出しで回転するスプール13に制動力を付与し乍ら、スプール13の釣糸繰出し方向への回転を許容するようになっている。
【0025】
その他、図1中、151は電動リール153のコネクタ155に接続した給電コードである。また、図示しないがリール本体1には、スプールモータ41のON/OFFスイッチを装着した制御ボックスが装着されており、当該ON/OFFスイッチの操作でスプールモータ41が駆動/停止するようになっている。
本実施形態はこのように構成されているから、給電コード151を介して電動リール153を外部電源に接続すれば、スプールモータ41が駆動可能となる。
【0026】
そして、ドラグレバー137を前後方向に回転操作すると、ドラグ機構135によってスプール13に所定のドラグ力が発生し、この状態でスプールモータ41を駆動させたりハンドル21を巻取り操作すれば、これらの駆動力が遊星歯車動力伝達機構79や手動巻取り駆動機構19によりスプール13に伝達されてスプール13が回転し釣糸が巻き取られるが、スプールモータ41による巻取り操作時に、スプールモータ41の駆動力は遊星歯車機構73,75,77で順次減速される。そして、図3に示すように遊星キャリア113とラチェット121は矢印B方向へ回転しようとするが、逆転防止装置133によってハンドル軸145の回転が阻止されているため、ハンドル軸145にドライブギヤ143を介して連結したピニオン141の回転が規制される。
【0027】
この結果、回転駆動軸81及び遊星キャリア113は回転せず、太陽歯車103がメタル軸受101を介して時計回りに回転することで、遊星キャリア113に支持された遊星歯車105は、太陽歯車103の周りを公転することなく一定位置で反時計回りに自転する。そして、この状態で遊星歯車105の反時計回りの回転運動は内歯歯車91に減速されて伝達されるため、スプール13が釣糸巻取り方向に回転して釣糸が巻き取られ、この巻取り操作時に、逆転防止装置133の作用でハンドル21が連動回転することがない。
【0028】
一方、ハンドル21による巻取り操作に伴い、図3に示すように回転駆動軸81が矢印A方向へ回転して、これに係止ピン115で連結された遊星キャリア113と共にラチェット121が同方向へ回転すると、ラチェット121の両側面に摺接する係止部材123の係止作用(板バネ129の摩擦作用)で、スプール13がラチェット121と一体となって釣糸巻取り方向(矢印A方向)へ回転する。
【0029】
そして、斯様にハンドル21の操作でスプール13を釣糸巻取り方向に回転させた場合、その回転方向では係止爪149がラチェット143の回転を許容するため、ハンドル21の回転操作に連動してハンドル軸145を回転させることができる。
また、魚の当たりがあって、釣糸が急な引き出しで引っ張られてスプール13が釣糸繰出し方向(図3中、矢印C方向)へ回転すると、既述したようにスプール13に取り付く係止部材123の係止作用でラチェット121が同方向(図3中、矢印B方向)へ回転するため、ラチェット121が取り付く遊星キャリア113が直接回転駆動軸81を回転させてその力がドラグ機構135に伝達されるが、逆転防止装置133によるハンドル軸145の逆転止めにより、ドラグ機構135で摩擦結合される回転駆動軸81を介して釣糸の繰り出しで回転するスプール13に制動力を付与し乍ら、スプール13の釣糸繰出し方向への回転を許容することとなる。
【0030】
このように本実施形態は、ドラグ機構が機能してスプールに制動力が加わる場合、釣糸の引き出し力がスプールからモータ軸を経て遊星歯車動力伝達機構に出力される従来構造に代え、スプール13と遊星キャリア113との間に一方向クラッチ117を設けて、釣糸の引き出しに伴うスプール13の回転時に、スプール13と遊星キャリア113を当該一方向クラッチ117を介して一体回転可能としたので、従来と異なり遊星歯車動力伝達機構79(遊星歯車機構73,75,77)を構成する太陽歯車87,95,103や遊星歯車89,97,105等の歯面や支持部等に負荷が加わることがなくなり、この結果、これらの各歯車や支持部等を補強することなく十分な強度,耐久性が得られ、リール全体の小型化も可能となる利点を有する。
【0031】
尚、上記実施形態では、一方向クラッチ117をラチェット121と係止部材123とで構成したが、斯かる一方向クラッチ117に代え、周知の転がり式一方向クラッチ等を使用してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】請求項1の一実施形態に係る電動リールの要部断面図である。
【図2】遊星歯車動力伝達機構の拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 リール本体
3 フレーム
5,7 側枠
9,11 側板
13 スプール
15 モータケース
17,37 セットプレート
19 手動巻取り駆動機構
21 ハンドル
27 収容部
35 ブラケット
41 スプールモータ
43 左モータ軸
53 回止め機構
65 保持部
71 右モータ軸
73,75,77 遊星歯車機構
79 遊星歯車動力伝達機構
81 回転駆動軸
87,95,103 太陽歯車
89,97,105 遊星歯車
91 内歯歯車
109,111,113 遊星キャリア
115 係止ピン
117 一方向クラッチ
121,147 ラチェット
123 係止部材
125 ピン
127 ストッパ
129 板バネ
133 逆転防止装置
135 ドラグ機構
141 ピニオン
143 ドライブギヤ
145 ハンドル軸
149 係止爪
153 電動リール





 

 


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