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農業作業機 - ヤンマー株式会社
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発明の名称 農業作業機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−75036(P2007−75036A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−268842(P2005−268842)
出願日 平成17年9月15日(2005.9.15)
代理人 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
発明者 生宗 丈治 / 桐畑 俊紀
要約 課題
第1信号線とギボシ端子で接続する場合でも、第2信号線に損傷が生じる虞がなく、接続部分の見栄えを良好にすることができる農業作業機を提供する。

解決手段
第1信号線71と、刈取位置検出センサ61,61及び穀稈量検出センサ62に連結した第2信号線82とをギボシ端子90によって接続する。ハーネス70は可撓性を有するコルゲートチューブ72内に挿通しており、コルゲートチューブ72の端部は、各ギボシ端子90を経て第2信号線82の適宜位置まで延設し、コルゲートチューブ72の延設部73の周壁を貫通するスリット74を当該延設部73の全長に亘って設け、このスリット74から延設部73の内部に、各ギボシ端子90及び各第2信号82のギボシ端子を取付けた端部を装入した。
特許請求の範囲
【請求項1】
ハーネスに内蔵された複数の第1信号線と、適宜位置に配設された複数のセンサにそれぞれ連結した複数の第2信号線とを複数対のギボシ端子によって接続し、前記各センサが出力する信号に基づいて、その運転を制御する農業作業機において、
可撓性を有する第1管状部材内に前記ハーネスを挿入し、第1管状部材の端部は、各ギボシ端子を経て第2信号線の適宜位置まで延設し、この第1管状部材の延設部の周壁を貫通するスリットを当該延設部の全長に亘って設け、このスリットから延設部の内部に、前記各ギボシ端子及び各第2信号のギボシ端子を取付けた端部を装入したことを特徴とする農業作業機。
【請求項2】
前記各第2信号線は硬性を有する第2管状部材内を挿通させ、各第2信号のギボシ端子を取付けた端部は第2管状部材の開口から延出させた請求項1記載の農業作業機。
【請求項3】
前記第1管状部材は、防鼠性を有するコルゲートチューブを用いた請求項1又は2記載の農業作業機。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハーネスを構成する複数の第1信号線と、適宜位置に配設された複数のセンサにそれぞれ連結した複数の第2信号線とを複数対のギボシ端子によって接続し、各センサが出力する信号に基づいて運転を制御する農業作業機に関する。
【背景技術】
【0002】
コンバイン又はトラクタ等の農業作業機にあっては、機体の駆動装置の動作を制御する制御装置に接続したハーネス内の第1信号線と、機体の適宜位置に配設したセンサから延設した第2信号とは、一対のギボシ端子で接続されている。
【0003】
一方、前記第1信号線と第2信号線とをカプラによって接続した農業作業機も開示されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開平11−225507号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
第1信号線と第2信号線とをカプラによって接続する場合、第1信号線及び第2信号線が複数であっても接続部分の見栄えが良好であり、また、カプラを機体に固定しても、第2信号線に損傷が生じる虞がないとうい利点がある。
【0006】
しかし、センサにあっては、第2信号線への取付の容易さからカプラよりギボシ端子を用いることが多い。特に、管状のフレームを備える農業作業機にあっては、当該フレーム内に第2信号線を配する場合が多いが、管状のフレーム内にカプラを挿入することができないため、ギボシ端子を用いる必要があった。かかる場合、複数の第1信号線及び第2信号線の接続部分の見栄えが悪く、また、バンドを用いて第2信号線を機体に固定するが、このとき機体の振動によるバンドと第2信号線との摩擦によって第2信号線に損傷が生じる虞があった。
【0007】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、第1信号線と第2信号線とをギボシ端子にて接続する場合であっても、第2信号線に損傷が生じる虞がなく、また、両信号線の接続部分の見栄えを良好にすることができる農業作業機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の本発明は、ハーネスに内蔵された複数の第1信号線と、適宜位置に配設された複数のセンサにそれぞれ連結した複数の第2信号線とを複数対のギボシ端子によって接続し、前記各センサが出力する信号に基づいて、その運転を制御する農業作業機において、可撓性を有する第1管状部材内に前記ハーネスを挿入し、第1管状部材の端部は、各ギボシ端子を経て第2信号線の適宜位置まで延設し、この第1管状部材の延設部の周壁を貫通するスリットを当該延設部の全長に亘って設け、このスリットから延設部の内部に、前記各ギボシ端子及び各第2信号のギボシ端子を取付けた端部を装入したことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の本発明は、前記各第2信号線は硬性を有する第2管状部材内を挿通させ、各第2信号のギボシ端子を取付けた端部は第2管状部材の開口から延出させたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の本発明は、前記第1管状部材は、防鼠性を有するコルゲートチューブを用いたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載の本発明では、ハーネスに内蔵された複数の第1信号線と、適宜位置に配設された複数のセンサにそれぞれ連結した複数の第2信号線とを複数対のギボシ端子によって接続し、前記各センサが出力する信号に基づいて、その運転を制御する農業作業機において、可撓性を有する第1管状部材内に前記ハーネスを挿入し、第1管状部材の端部は、各ギボシ端子を経て第2信号線の適宜位置まで延設し、この第1管状部材の延設部の周壁を貫通するスリットを当該延設部の全長に亘って設け、このスリットから延設部の内部に、前記各ギボシ端子及び各第2信号のギボシ端子を取付けた端部を装入したため、第1信号線と第2信号線とをギボシ端子にて接続する場合であっても、延設部によって第2信号線が被覆され、バンドを用いて延設部を機体に固定しても第2信号線に損傷が生じる虞がない。また、ギボシ端子が延設部によって被覆されるため、第1信号線と第2信号線の接続部分の見栄えを良好にすることができる。
【0012】
請求項2記載の本発明では、各第2信号線は硬性を有する第2管状部材内を挿通させ、各第2信号のギボシ端子を取付けた端部は第2管状部材の開口から延出させたため、第2管状部材の開口から延出させた第2信号線の端部は前述した第1管状部材の延設部によって被覆され、これによって、第2信号線の略全長が第1管状部材及び第2管状部材にて被覆保護される。また、延設部の長さを調整することによって、第1管状部材及び第2管状部材が連続するようにすることができ、これによって、第2管状部材内への埃等の浸入を防止することができると共に、第1信号線と第2信号線との接続部分の見栄えを更に向上させることができる。
【0013】
請求項3記載の本発明では、第1管状部材は、防鼠性を有するコルゲートチューブを用いたため、農作業機を使用しない農閑期にあって、鼠によるコルゲートチューブの破損が防止され、農作業機の保守管理に要する手間が軽減される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明に係る農業作業機の一例であるコンバインについて、図面に基づいて詳述する。
【0015】
図1は、本発明の実施の一形態であるコンバインの左側面図であり、図2は、図1に示したコンバインの模式的部分拡大図である。クローラ式走行装置1上には機体フレーム2L・2Rが載置され、機体フレーム2L・2R前端には引起し・刈取部3が昇降可能に配設されている。引起し・刈取部3は、前端に分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース5を立設して該引起しケース5より突出したタイン6の回転により穀稈を引き起こし、前記分草板4後部に配設した刈刃7にて株元を刈り取るようにしている。
【0016】
刈り取られた穀稈は、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置にて後部へ搬送され、縦搬送装置の上端から株元がフィードチェーンに受け継がれ、脱穀部12内に穀稈が搬送される。そして、該フィードチェーン後端には排藁チェーン18が配設され、この排藁チェーン18の後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベアなどからなる排藁処理部19が形成され、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出するようにしている。
【0017】
また、前記脱穀部12側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク13が配設され、該グレンタンク13前部には運転席14が配設される一方、グレンタンク13後部には排出オーガ15の縦オーガ15aが立設され、該縦オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とし、本機内部側に配置した駆動系や油圧系のメンテナンスを容易にしている。
【0018】
そして、該グレンタンク13の底部には排出コンベアが前後方向へ配設され、排出コンベアから前記排出オーガ15に動力が伝達されて、排出オーガ15先端よりトラック等へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。更に、脱穀部12下方には、選別部17が配設され、脱穀部12から流下する穀粒や藁屑等(以後、「処理物」という)から穀粒を選別し、前記グレンタンク13に搬送するようにしている。
【0019】
前述した脱穀部12に形成された扱室28には、機体の前後方向に軸架された略円柱形状の扱胴21が設けられ、該扱胴21の外周面には扱歯21a・21a・・・が植設される。一方、フィードチェーンにより、穀稈の株元部は拘束され、かつ穀稈の先端部は扱胴21の下方に挿入されつつ機体後方に搬送される。扱胴21の回転により、扱歯21a・21a・・・が籾(処理物)に接触して脱粒が行われるとともに、受網20は扱胴21が格納される扱室28の下半部を覆うように設けられ、被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)のみを下方へ落下するようにしている。
【0020】
扱胴21後部には、略円柱形状の送塵口処理胴を内蔵する処理室が設けられており、扱胴21で処理できなかった枝梗付着粒等の未処理物は処理室内へ搬送され、送塵口処理胴の回転駆動によって機体後方へ搬送されながら籾と枝梗とに分離され、被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)のみ、前記処理室の下半部を覆うように設けられた処理胴網に設けられた孔(網目)を通過して下方へ落下するようにしている。このようにして落下した被処理物は、送塵搬送コンベアにより機体前方(すなわち、送塵口処理胴の搬送方向とは逆の方向)へ向かって搬送され、送塵搬送コンベアの前端に設けられた排塵口より選別部17へ再投入される。より具体的には、被処理物は、後述するチャフシーブ33上において流穀板の上方(すなわち、一番コンベアの上方)となる位置に落下する。
【0021】
一方、前述した選別部17においては、揺動選別装置27による揺動選別と唐箕26による風選別とが行われ、一番物と二番物と藁屑等に分別される。揺動選別装置27の前端部は扱胴21の前端部の下方まで延出され、揺動選別装置27の後端部は前述した送塵口処理胴の後端部下方まで延出されるように揺動選別装置27の前後長さが定められている。そして、揺動選別装置27前下部には図示せぬ揺動軸が設けられるとともに、後部には揺動駆動機構が設けられ、揺動駆動機構によって揺動選別装置27が支持機枠に対して揺動するように構成されている。
【0022】
揺動選別装置27の前部には前流穀板が設けられるとともに、該前流穀板の後下方に後流穀板が設けられる。前後の流穀板は板状の部材を波形に成形したものであり、受網20を通過した処理物(穀粒および藁屑等との混合物)は前後の流穀板上に落下し、揺動選別装置27の揺動により機体後方に搬送される。前記後流穀板の後部には、第二選別部である網状のグレンシーブ32が連設されるとともに、該グレンシーブ32と後流穀板の上方、かつ前流穀板の後方には、第一選別部であるチャフシーブ33が被装されている。チャフシーブ33の後方には、ストローラック129が配設される。
【0023】
チャフシーブ33は揺動選別装置27に投入される処理物の量に応じてその開度を調節することが可能であり、穀粒および細かい藁屑はチャフシーブ33を通過して下方に落下し、チャフシーブ33の開口よりも大きい藁屑等は後方に搬送される。このとき、チャフシーブ33とグレンシーブ32との間には唐箕26により選別部17の前方から後方への気流が発生しており、細かい藁屑の一部は後方に吹き飛ばされて穀粒と分離される。
【0024】
唐箕26は前流穀板の後部下方かつ後流穀板の前部下方に配置され、チャフシーブ33やグレンシーブ32に選別風を送風する。揺動選別装置27の下方の前後途中位置には、左右方向に一番コンベアと二番コンベアとが横設される。一番コンベアと二番コンベアとの位置関係は、一番コンベアが唐箕26に近い側、二番コンベアが唐箕26から遠い側となる。一番コンベアの右端部にはその長手方向(搬送方向)が略上下方向となるように設けられた揚穀コンベアが連結され、この揚穀コンベアの上端はグレンタンク13内と連通している。
【0025】
選別部17内に投入され、揺動選別装置27の前流穀板上に漏下された穀粒、枝梗付着粒、未熟穀粒および細かい藁屑等の混合物は、チャフシーブ33上に漏下される過程で唐箕26により発生する選別部17の前方から後方への気流により、細かい藁屑の一部が後方へ吹き飛ばされる。チャフシーブ33上に漏下した穀粒、枝梗付着粒、未熟穀粒および細かい藁屑等の混合物は、揺動選別装置27の揺動により、後方に搬送される、このとき、穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等はチャフシーブの開口部より下方に落下し、大きい藁屑はチャフシーブの後方まで搬送され、ストローラック129を経て機外に排出される。
【0026】
チャフシーブ33の開口部より下方に落下した穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等は後流穀板およびグレンシーブ32上に漏下される。このときにも唐箕26からの選別風により、細かい藁屑の一部は後方に吹き飛ばされて分離される。
【0027】
グレンシーブ32上に漏下された穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等のうち、穀粒、未熟穀粒、細かい藁屑等はグレンシーブ32を通過して下方に落下する。このとき、重量が大きい穀粒(一番)は一番回収部(流穀板の後方に設けられた選別部17底面の窪みであり、一番コンベアが収容されている)109に回収され、一番コンベアから揚穀コンベアを経て、グレンタンク13に搬送される。
【0028】
一方、重量が小さい未熟穀粒や細かい藁屑の一部や穂切り粒や穀粒等が混じった未処理粒は、唐箕26からの選別風により後方に吹き飛ばされ、前述した二番回収部(一番回収部109の後方に設けられた選別部17底面の窪みであり、二番コンベアが収容されている)110に回収され、二番コンベアから二番還元コンベアを経て、図示しない枝梗処理装置に搬送され、そこに内蔵される枝梗処理胴により枝梗が除去された後、前述した揺動選別装置の前流穀板上(またはチャフシーブ33上)に再投入される。
【0029】
ところで、図2に示したように、引起し・刈取部3には上部搬送装置40を設けており、上部搬送装置40の一側方(図2では機体の右側方)には、穀稈の当接の有無によって刈取位置が適切であるか否かを検出する2本の棒状の刈取位置検出センサ61,61を、上部搬送装置40から離隔する方向へ互いに距離を隔てて垂下している。刈取位置検出センサ61,61には、第2信号線82,82の一端がそれぞれ接続してあり、両第2信号線82,82の他端は、倒立U字管状の支持フレーム(第2管状部材)51内を挿通させて当該支持フレーム51の一端から外へ延出させている。
【0030】
また、上部搬送装置40は、上部搬送チェーン41及びこの上部搬送チェーン41との間に穀稈を挟持するための棒状の挟持部材42を備えており、挟持部材42と上部搬送チェーン41との間隙は拡縮自在になっている。挟持部材42は、図示しないバネによって上部搬送チェーン41側へ付勢されており、挟持部材42には上部搬送チェーン41で搬送される穀稈量を検出する穀稈量検出センサ62を設けている。この穀稈量検出センサ62には他の第2信号線82の一端が接続してあり、当該第2信号線82の他端は、前記支持フレーム51の一端近傍であって、当該支持フレーム51を固定させた横フレーム52まで延設している。
【0031】
横フレーム52には、引起し・刈取部3の動作を制御する制御装置(図示せず)に連接するハーネスを沿設させており、ハーネスはコルゲートチューブ(第1管状部材)72内を挿通させている。このコルゲートチューブ72は、シクロヘキシミド、クレオソート又は参加第2鉄等の防鼠剤を、ポリ塩化ビニル(PVC)といった基材に混合させた樹脂を蛇腹状に成形して構成されており、コルゲートチューブ72は複数のバンド55,55,…によって横フレーム52に固定されている。一方、コルゲートチューブ72内のハーネスには後述するように、前記制御装置に連接する複数の第1信号線が備えられている。
【0032】
各第1信号線の端には、後述するように雌雄一対のギボシ端子の内の一方、例えばオス端子をそれぞれ取付けている。これに対応して、前記各第2信号線82,82,…の他端には、例えばギボシ端子のメス端子をそれぞれ取付けており、各第2信号線82,82,…と対応する第1信号線とは、対をなすギボシ端子のメス端子をオス端子に嵌入させることによって互いに接続さている。
【0033】
これら接続部、即ち各第1信号線の端部、対をなす各ギボシ端子及び各第2信号線82,82,…の端部は、後述するようにコルゲートチューブ72の内部に装入させており、このコルゲートチューブ72の端部もバンド55によって横フレーム52に固定されている。
【0034】
図3は、第1信号線と第2信号線82,82,…との接続部をコルゲートチューブ72内へ装入する方法を説明する説明図であり、図中、図2に示した部分に対応する部分には同じ番号を付している。
【0035】
図3に示したように、横フレーム52に沿設したコルゲートチューブ72の端から適宜領域の部分に、当該全領域に亘って管状部材72の外周面から内周面まで切り込んだスリット74を設ける一方、当該スリット74から各第1信号線71,71,…を引き出し、各第1信号線71,71,…の端部を適宜長だけ切除することによって、当該各第1信号線71,71,…の端から先へ延設した延設部73を形成する。
【0036】
次に、各第1信号線71,71,…の端に、ギボシ端子90,90,…を構成するオス端子91,91,…を取付けると共に、各第2信号線82,82,…の端にギボシ端子90,90,…を構成するメス端子92,92,…を取付け、オス端子91,91,…を対応するメス端子92,92,…内に嵌入させる。
【0037】
そして、各第1信号線71,71,…の端部、ギボシ端子90,90,…及び第2信号線82,82,…の端部を、スリット74から前記延設部73内へ装入させて、第1信号線71,71,…と第2信号線82,82,…との接続部80を延設部73で被覆した後、図2に示したように、ベルト55を延設部73の先端部に掛け回し、このベルト55によって延設部73を横フレーム52に固定する。
【0038】
このように第1信号線71,71,…と第2信号線82,82,…とをギボシ端子90,90,…にて接続する場合であっても、第2信号線82,82,…の端部が延設部73によって被覆され、バンド55を用いて延設部73を横フレーム52に固定しても第2信号線82,82,…に損傷が生じる虞がない。また、ギボシ端子90,90,…が延設部73によって被覆されるため、第1信号線71,71,…と第2信号線82,82,…との接続部80の見栄えを良好にすることができる。
【0039】
また、第1信号線71,71,…は、可撓性を有するコルゲートチューブ72内に装入しているので、第1信号線71,71,…及びコルゲートチューブ72をフレームの形状に応じて容易に配設することができる。
【0040】
一方、各第2信号線82,82,…は硬性を有する第2管状部材たる支持フレーム51内を挿通させ、各第2信号線82,82,…のメス端子92,92,…を取付けた端部は支持フレーム51の開口から延出させたため、第2信号線の支持フレーム51から延出させた端部を前述した管状部材72の延設部73によって被覆することができ、これによって、第2信号線82,82,…の略全長を管状部材72及び支持フレーム51にて被覆保護することができる。
【0041】
また、延設部73の長さを調整することによって、管状部材72及び支持フレーム51が連続するようにすることができ、これによって、支持フレーム51内への埃等の浸入を防止することができると共に、第1信号線71,71,…と第2信号線82,82,…との接続部分の見栄えを更に向上させることができる。
【0042】
更に、防鼠性を有するコルゲートチューブ72を用いたため、農作業機を使用しない農閑期にあって、鼠によるコルゲートチューブ72の破損が防止され、コンバインの保守管理に要する手間が軽減される。
【0043】
なお、本実施の形態では、コルゲートチューブ72に内蔵した第1信号線71,71,…の端部を切除することによって延設部73を形成したが、本発明はこれに限らず、当初から延設部73を設けたコルゲートチューブ72を用いてもよい。また、コルゲートチューブ72の端に、短寸の他の管状部材を接着剤、接着テープ等によって固着させることによって、延設部73を形成してもよい。
【0044】
ところで、本実施の形態では、刈取位置検出センサ61,61及び穀稈量検出センサ62に接続した第2信号線82,82,82に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、コンバインに備えられた他のセンサに接続した第2信号線にも適用し得ることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施の一形態であるコンバインの左側面図。
【図2】図1に示したコンバインの模式的部分拡大図である。
【図3】第1信号線と第2信号線との接続部をコルゲートチューブ内へ装入する方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0046】
51 支持フレーム
52 横フレーム
40 上部搬送装置
61 刈取位置検出センサ
62 穀稈量検出センサ
70 ハーネス
71 第1信号線
72 コルゲートチューブ
73 延設部
74 スリット
80 連結部
82 第2信号線




 

 


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