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発明の名称 コンバイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−75029(P2007−75029A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−268306(P2005−268306)
出願日 平成17年9月15日(2005.9.15)
代理人 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
発明者 島岡 俊行
要約 課題
枝梗除去性能を十分に確保し、収穫効率の良いコンバインを提供する。

解決手段
脱穀後の二番物を二番還元装置43によりスクリューロータ24の前部に還元するコンバイン(100)において、二番還元装置43は縦送り還元コンベア77の終端に横送り還元コンベア78の始端を連通し、該横送り還元コンベア78の終端より脱穀装置20へ還元するとともに、該横送り還元コンベア78の始端側に枝梗処理装置70を配置した。
特許請求の範囲
【請求項1】
脱穀後の二番物を二番還元装置によりロータの前部に還元するコンバインにおいて、
二番還元装置は縦送り還元コンベアの終端に横送り還元コンベアの始端を連通し、該横送りコンベアの終端より脱穀装置へ還元するとともに、該横送りコンベアの始端側に枝梗処理装置を配置したこと、
を特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記枝梗処理装置を脱穀装置の前上部に配置したこと、
を特徴とする、請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記枝梗処理装置を収納するケースの一部を開閉可能に構成したこと、
を特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
【請求項4】
前記枝梗処理装置は、
コンベア軸上に処理歯(ツースバー)を具備し、
ケース内面に送塵弁を具備したこと、
を特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記処理歯と送塵弁を所定間隔ごとに配置したこと、
を特徴とする、請求項4に記載のコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀後の二番物を二番還元装置によりロータの前部に還元するコンバインにおいて、前記二番物の枝梗処理を行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、脱穀後の二番物を二番還元装置によりロータの前部に還元する普通型コンバインにおいて、前記二番物の枝梗処理を行う技術が公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如く、前記二番還元装置の搬送手段として螺旋コンベアを使用し、該螺旋コンベアの横引き部分の一部(処理区間と呼ぶ)に枝梗処理部を設けている。つまり、前記螺旋コンベアのインペラ側には複数の扱歯が突設され、また前記螺旋コンベアのケーシング側には前記扱歯と隙間を保持した受け歯が突設され、前記扱歯および受け歯が抵抗体となり部分的に流通抵抗を増すことによって前記二番物の流通速度を抑えた上で、前記扱歯と受け歯による揉み解しの作用により前記二番物に残留した枝梗付着粒から枝梗を除去するようにしている。
【特許文献1】特開2005−117956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来普通型コンバインは、収穫効率は良いが自脱型コンバインに比べて、収穫した穀粒に枝梗付着粒の残留が多いという問題があるため、前述の先行文献による改良が提案されている。しかしながら、先行技術では枝梗除去性能よりも搬送性能を重視した装置構成となっているため、枝梗除去性能が十分ではない。
そこで本発明では、以上のような状況を鑑み、コンバインの枝梗除去性能向上に関する技術を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、脱穀後の二番物を二番還元装置によりロータの前部に還元するコンバインにおいて、二番還元装置は縦送り還元コンベアの終端に横送り還元コンベアの始端を連通し、該横送りコンベアの終端より脱穀装置へ還元するとともに、該横送りコンベアの始端側に枝梗処理装置を配置したこと、を特徴とするものである。
【0006】
請求項2においては、前記枝梗処理装置を脱穀装置の前上部に配置したこと、を特徴とするものである。
【0007】
請求項3においては、前記枝梗処理装置を収納するケースの一部を開閉可能に構成したこと、を特徴とするものである。
【0008】
請求項4においては、前記枝梗処理装置は、コンベア軸上に処理歯(ツースバー)を具備し、ケース内面に送塵弁を具備したこと、を特徴とするものである。
【0009】
請求項5においては、前記処理歯と送塵弁を所定間隔ごとに配置したこと、を特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0011】
請求項1においては、枝梗処理装置を設けることにより、従来よりも枝梗除去処理量を増大でき、枝梗付着粒を低減できる。そして収穫効率が向上できる。
【0012】
請求項2においては、枝梗処理装置が外部から容易に認識できる位置に配置され、上方及び前方が開かれた位置であり、作業者が容易に到達できる位置に設置されるため、メンテナンスが容易に実施できる。また枝梗処理装置の組立作業が容易に実施できる。
【0013】
請求項3においては、ケース内部に詰まり等が発生した時に、容易に異物を除去することができる。また、枝梗処理装置内部の掃除やメンテナンスが容易に実施できる。
【0014】
請求項4においては、枝梗除去処理を行いながら還元物を下流側へ確実に送ることができる。
【0015】
請求項5においては、効率良く枝梗除去処理ができ、還元物の搬送も確実に行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施例に係る普通型コンバインの全体的な構成を示した側面図、図2は同じく脱穀部及び選別部の側面図、図3は同じく脱穀部の平面図、図4は同じく脱穀部の正面図、図5は本発明の実施例に係る枝梗処理装置の全体的な構成を示した側面図である。
なお、図中では、A方向を前方向としている。
【0017】
まず、本発明を適用する普通型コンバイン100の全体構成を説明する。
図1に示すように、普通型コンバイン100は、クローラ式走行装置1上に機体フレーム2を配置し、この機体フレーム2前部上にキャビン3を配設している。機体フレーム2の右後上には図示せぬエンジンを載置し、その前方にグレンタンク4を配置し、このグレンタンク4より穀粒を排出するための排出オーガ5を機体中央部から後方にかけて備えている。
また、前記機体フレーム2の前方には刈取装置10が配置され、機体フレーム2左側上に脱穀装置20が配設され、該刈取装置10の後端と脱穀装置20の前部入口をフィーダハウス30によって連通している。
【0018】
前記フィーダハウス30の前部にプラットホーム12を設けており、該プラットホーム12には進行方向と直角に横送りオーガ13が左右方向に配置され、該横送りオーガ13の前下部に刈刃14が横設されている。
前記プラットホーム12の左右両側の前端に分草板15・15を設け、プラットホーム12の後部の左右両端にはリール16を横架した支持アーム17の後部が枢支され、この支持アーム17の左右一側にはリール回転駆動用のベルトやプーリー等からなる動力伝達機構が設けられている。このリール16は、支持アーム17とプラットホーム12との間に介装されたアクチュエータとしての油圧シリンダ18によって昇降される。
【0019】
前記フィーダハウス30内には搬送装置としてフィーダコンベア31を設け、刈り取った穀稈を脱穀装置20へ搬送するようにしている。
【0020】
図2に示すように、前記脱穀装置20は、扱室21及び選別装置40から形成される。
扱室21内には、前後方向にスクリュー型の羽根23を周面に付設したスクリューロータ24が配され、このスクリューロータ24の回転により、穀稈は、螺旋状に扱室21後方へ搬送され、脱穀される。
さらに、前記スクリューロータ24の後部下方には、回転軸に複数の切断刃を植設してなるチョッパー(図示せず)を配し、スクリューロータ24により扱室後部へ移送される排稈を細かく切断した後に、機体外部へ排出するようにしている。
また、選別装置40は、スクリューロータ24の下方に受網(またはコンケーブ)22が配され、チャフシーブ41や流穀板等を有する揺動本体42や、該揺動本体42の下方で前側から順に配される唐箕45、一番コンベア46、二番コンベア47等からなり、前記受網22から漏下する穀粒や藁屑等の選別を行うようにしている。前記漏下する穀粒や藁屑等のうち二番物は、前記二番コンベア47、二番還元装置43および枝梗処理装置70を経て、扱室21の前部に還元するようにしている。
【0021】
以上の構成により、刈取作業は、分草板15によって分草し、リール16の回転によって穀稈を掻き込み、刈刃14によって穀稈の株元側を刈取り、刈り取られた穀稈を横送りオーガ13の回転によって中央側へ横送りし、中央のフィーダハウス30前端からフィーダコンベア31によって後方へ搬送して脱穀装置20へ供給する。
そして、穀稈は、脱穀装置20内のスクリューロータ24によって脱穀され、受網22より漏下した穀粒等は選別装置40によって選別され、そのうちの一番物は前記グレンタンク4内に貯溜され、また、二番物は、二番還元装置43および枝梗処理装置70を経た後に脱穀装置20の前端部に投入され、再選別にかけられる。また、脱穀された残りの排稈は、チョッパーにより細かく切断された後、機体外部へ排出される。
以上が、普通型コンバイン100の全体構成についての説明である。
【0022】
次に、本発明の要旨である、前記枝梗処理装置70について、詳細に説明をする。
【0023】
前述した脱穀後の二番物は二番還元装置43によりスクリューロータ24の前部に還元される。該二番還元装置43は縦送り還元コンベア77の終端に横送り還元コンベア78の始端を連通し、該横送りコンベア78の終端より脱穀装置20へ還元するとともに、該横送りコンベア78の始端側に枝梗処理装置70が配置されている。
【0024】
即ち、図1および図2に示す如く、前記受網22から漏下する穀粒や藁屑等のうち二番物は、二番コンベア47上に集められる。二番還元装置43は、縦送り還元コンベア77と横送り還元コンベア78により構成されている。縦送り還元コンベア77は搬送手段をスクリューコンベアで構成し、その始端が前記二番コンベア47の左右一側に連通され、縦送り還元コンベア77の終端は前上方へ延設されて、横送り還元コンベア78に接続される。枝梗処理装置70は前記横送り還元コンベア78の始端から始まる一部区間を構成している。該横送り還元コンベア78は脱穀装置20の前上部、つまり、スクリューロータ24を収納した扱室の前上部に横設され、始端部(進行方向左側)で縦送り還元コンベア77の終端(前端上部)と連通され、横送り還元コンベア78の右端部が扱室21の前面上右側に開口した投入口と連通して二番物を還元するようにしている。
そして、枝梗処理装置70を設けることにより、従来よりも枝梗処理量を増大でき、枝梗付着粒を低減でき、収穫効率を向上できるのである。
【0025】
前述の通り、図3および図4に示す如く、枝梗処理装置70は、脱穀装置20の前上部に横設される横送り還元コンベア78の始端側の一部を構成している。枝梗処理装置70の始端側は縦送り還元コンベア77と連通し、終端側は横送り還元コンベア78と連通し、横送り還元コンベア78の終端は扱室21と連通している。この位置はフィーダハウス30の上方にあり、フィーダハウス30上に乗れば、当該枝梗処理装置70に到達できるため、枝梗処理装置70の組立・点検等を容易に行うことが出来る。
【0026】
即ち、枝梗処理装置70が外部から容易に認識できる位置に配置され、上方及び前方が開かれた位置であり、作業者が容易に到達できる位置に設置されるため、メンテナンスが容易に実施できるのである。また枝梗処理装置70の組立作業が容易に実施できるのである。
【0027】
次に、前記枝梗処理装置70を収納するケース72の一部を開閉可能とした構成について説明する。
【0028】
図4、図5に示す如く、枝梗処理装置70は、二番物の流通経路を形成するケース72と、該ケース72の内面に配設された送塵弁71と、ツースバー74を具備するシャフト73により構成される。前記ケース72の一部に点検口72aを開口して点検蓋75で閉じられており、パッチン錠等のワンタッチ係止具76を解除すれば容易にケース72を開放することが可能な構成としている。
また、前記ケース72は、上部ケース80および下部ケース81で構成されており、上下方向に略二分割可能な構造としている。下部ケース81は外板に固設されており、上部ケース80は下部ケース81とボルト・ナットで結合されることにより固設されている。横送り還元コンベア78全体のメンテナンスを行うときには、前記ボルト・ナットを外すことにより、上部ケース80のみを取り外すことが可能である。上部ケース80を取り外すことにより、横送り還元コンベア78内部の本格的なメンテナンスについても容易に行うことができるようにしている。
【0029】
つまり、枝梗処理装置70の始端側のケース72の前面には、点検口72aが開口され、該点検口72aは点検蓋75で閉じられるようになっており、該点検蓋75は上部が蝶番77で枢支され、下部がワンタッチ係止具76・76で係止されている。これにより、枝梗処理装置70内部の清掃や異物の除去が容易に可能となっている。
【0030】
即ち、ケース72内部に詰まり等が発生した時に、ワンタッチ係止具76・76を解除して点検蓋75を開けて容易に異物を除去することができるのである。また、枝梗処理装置内部の掃除やメンテナンスが容易に実施できるのである。
【0031】
次に、前記シャフト73軸上に設けた処理歯(ツースバー74)と、ケース72内面に送塵弁71を設ける構成について説明する。
図4、図5に示す如く、横送り還元コンベア78の始端側が枝梗処理装置70を構成し、コンベア軸となるシャフト73の始端側上に複数のツースバー74が設けられ、その他の部分にスクリューが配置されている。該ツースバー74はシャフト73の軸方向に対して垂直方向に突設されている。
また、前記ケースの内面には複数の送塵弁71が付設されている。送塵弁71は鋼板を側面視三日月状に構成した部材で、ケースに付設される面はケースの内面に沿う局面に仕上げられている。略への字型を形成する短辺はシャフト73の軸方向に平行であり、一方の長辺はシャフト73に対して一定の角度を保持しており、各長辺は互いに平行となっている。
【0032】
前記ツースバー74はシャフト73と共に回転し、枝梗処理装置70に導入された二番物と接触することにより、二番物に含まれる枝梗付着粒から枝梗を除去する役目を果たしている。また同時にツースバー74は、二番物に対してシャフト73の軸周りの回転力を二番物に付与する。回転力を付与された二番物は、遠心力の作用によりケース72の内周に沿って回転しようとするが、ケース72に付設された送塵弁71により堰きとめられる形となり、二番物に付与された回転力が、軸周りの回転力と、傾斜した送塵弁71の辺方向に働く力へと分力される。送塵弁71は枝梗処理装置70の終端側に二番物が送られるように傾きが設けられているため、二番物が枝梗処理装置70の終端側へ搬送される。
【0033】
つまり、枝梗処理装置70のケース72の内面には側面視三日月状に構成した送塵弁71が複数平行に配置され、シャフト73に対して斜めに取り付けられている。こうしてシャフト73とツースバー74を回転させることにより、二番物の送り作用を発生することができるのである。
【0034】
即ち、枝梗処理を行いながら還元物を下流側へ確実に送ることができるのである。
【0035】
次に、前記処理歯(ツースバー74)と送塵弁71を所定間隔ごとに配置する構成について説明する。
【0036】
図5に示す如く、前記シャフト73には、シャフト73の軸方向に対して垂直方向に複数のツースバー74が突設されている。
ツースバー74は軸方向に対しては一定の間隔を保持しており、また隣り合うツースバー74はシャフト73の軸心を中心として互いに対峙する角度に突設されている。つまり、180度毎に所定の間隔を開けてツースバー74が配設されている。
ツースバー74の構成を前記のようにすることにより、二番物が絡まりあうことなく適度に解れるため、効率良く枝梗が除去されるのである。
【0037】
また、送塵弁71と送塵弁71の間隔は軸方向に二つ一組としたツースバー74の間隔と等しく構成し、送塵弁71は二つのツースバー74・74に跨がるように配設することで、確実に搬送できるようにしている。そして、送塵弁71の角度を調整可能に構成することにより、容易に搬送速度を調整することが可能であり、二番物の量に応じた搬送速度を設定することにより、枝梗処理装置70内で二番物が詰まってしまうようなトラブルを避けることが出来る。
【0038】
即ち、効率良く枝梗除去処理を行うことができ、二番物の搬送も確実に行えるのである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施例に係る普通型コンバインの全体的な構成を示した側面図。
【図2】同じく脱穀部及び選別部の側面図。
【図3】同じく脱穀部の平面図。
【図4】同じく脱穀部の正面図。
【図5】本発明の実施例に係る枝梗処理装置の全体的な構成を示した側面図。
【符号の説明】
【0040】
20 脱穀装置
24 スクリューロータ
43 二番還元装置
70 枝梗処理装置
77 縦送り還元コンベア
78 横送り還元コンベア
100 普通型コンバイン




 

 


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