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コンバインの立体放出装置 - ヤンマー株式会社
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発明の名称 コンバインの立体放出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−75011(P2007−75011A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−267521(P2005−267521)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
発明者 溝渕 紀夫 / 西村 昭人
要約 課題
排藁の処理量が増加した場合でも排藁の根元部を広げる前に排藁が脱落することを防止し、圃場に放出した排藁を確実に自立させることが可能なコンバインの立体放出装置を提供する。

解決手段
コンバインの結束装置21の後方に設けられ、結束装置21が穂先部を結束した排藁の根元部を広げて該排藁を圃場に放出する立体放出装置100において、結束装置21から排藁を受け取って搬送する搬送チェーン112との間で排藁を挟持する挟持ガイド151を、搬送チェーン112が排藁を搬送する方向である排藁搬送方向の前後に分割した。
特許請求の範囲
【請求項1】
コンバインの結束装置の後方に設けられ、該結束装置が結束した排藁の根元部を広げて該排藁を圃場に放出するコンバインの立体放出装置において、
前記結束装置から排藁を受け取って搬送する搬送チェーンとの間で排藁を挟持する挟持ガイドを、前記搬送チェーンが排藁を搬送する方向である排藁搬送方向の前後に分割したことを特徴とするコンバインの立体放出装置。
【請求項2】
前記挟持ガイドは、
前記搬送チェーンの前半部に対向する前挟持ガイドと、
前記搬送チェーンの後半部に対向する後挟持ガイドと、
を具備し、
前記前挟持ガイドと前記後挟持ガイドとが、前記排藁搬送方向に直交する方向から見て重複する部分を有することを特徴とする請求項1に記載のコンバインの立体放出装置。
【請求項3】
前記前挟持ガイドを前記搬送チェーンの回転面よりも上方に配置するとともに、前記前挟持ガイドを前記搬送チェーンに接近する方向に付勢し、
前記後挟持ガイドを前記搬送チェーンの回転面と重なる位置に配置するとともに、前記後挟持ガイドを前記搬送チェーンに接近する方向に付勢することを特徴とする請求項2に記載のコンバインの立体放出装置。
【請求項4】
前記前挟持ガイドを前記搬送チェーンから離間する方向に摺動可能かつ前挟持ガイドの前端部が前記搬送チェーンから離間する方向に回動可能に支持することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のコンバインの立体放出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの結束装置の後方に設けられ、該結束装置が結束した排藁の根元部を広げて該排藁を圃場に放出するコンバインの立体放出装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、主として自脱型のコンバインに設けられ、脱穀後の稲の穀稈(以下、「排藁」と表記する)を所定量ずつ紐で結束する結束装置の技術は公知となっている。このような結束装置の多くは、排藁の結束位置、すなわち排藁の穂先部から根元部までのどの部分で結束するかを選択することが可能である。
また、コンバインの結束装置の主として後方に設けられ、該結束装置が結束した排藁を、その根元部を広げて自立可能な状態として圃場に放出するコンバインの立体放出装置の技術も公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1に記載の従来の立体放出装置は、搬送チェーンと挟持ガイドとを具備し、搬送チェーンと挟持ガイドとの間で排藁を挟持した状態で搬送する。排藁は搬送チェーンにより搬送される過程で抵抗板等に接触し、根元部が広げられて略円錐形状となった状態で圃場に放出(落下)されることにより、圃場に自立する。
【特許文献1】特公平2−41296号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の立体放出装置は、以下の問題点を有する。
近年、コンバインの作業効率向上のためにコンバインの作業時の走行速度は高速化する傾向にあり、これに伴って立体放出装置の単位時間あたりの排藁の処理量も増加している。
しかし、立体放出装置の単位時間あたりの排藁の処理量が増加すると、搬送チェーンと挟持ガイドとで挟まれる排藁の量も多くなるため、搬送チェーンと挟持ガイドとの隙間が大きく開いてしまい、排藁の根元部が広げられる前に排藁が立体放出装置から脱落して圃場に排藁を自立させることができない場合がある。
本発明は以上の如き状況に鑑み、排藁の処理量が増加した場合でも排藁の根元部を広げる前に排藁が脱落することを防止し、圃場に放出した排藁を確実に自立させることが可能なコンバインの立体放出装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、
コンバインの結束装置の後方に設けられ、該結束装置が結束した排藁の根元部を広げて該排藁を圃場に放出するコンバインの立体放出装置において、
前記結束装置から排藁を受け取って搬送する搬送チェーンとの間で排藁を挟持する挟持ガイドを、前記搬送チェーンが排藁を搬送する方向である排藁搬送方向の前後に分割したものである。
【0007】
請求項2においては、
前記挟持ガイドは、
前記搬送チェーンの前半部に対向する前挟持ガイドと、
前記搬送チェーンの後半部に対向する後挟持ガイドと、
を具備し、
前記前挟持ガイドと前記後挟持ガイドとが、前記排藁搬送方向に直交する方向から見て重複する部分を有するものである。
【0008】
請求項3においては、
前記前挟持ガイドを前記搬送チェーンの回転面よりも上方に配置するとともに、前記前挟持ガイドを前記搬送チェーンに接近する方向に付勢し、
前記後挟持ガイドを前記搬送チェーンの回転面と重なる位置に配置するとともに、前記後挟持ガイドを前記搬送チェーンに接近する方向に付勢するものである。
【0009】
請求項4においては、
前記前挟持ガイドを前記搬送チェーンから離間する方向に摺動可能かつ前挟持ガイドの前端部が前記搬送チェーンから離間する方向に回動可能に支持するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0011】
請求項1においては、排藁の処理量が増加した場合でも、排藁の根元部を広げる前に排藁が脱落したり、排藁の根元部を十分に広げるとともに排藁の姿勢を安定させることができないまま排藁が放出されたりすることを防止することが可能である。
【0012】
請求項2においては、搬送チェーンと前挟持ガイドとの間で排藁が挟持される状態から搬送チェーンと後挟持ガイドとの間で挟持される状態への移行がスムーズとなり、移行の途中で排藁が脱落することを防止することが可能である。
【0013】
請求項3においては、結束装置から立体放出装置に受け渡されたときの排藁の姿勢が寝た状態であっても、搬送チェーンと前挟持ガイドとの間に排藁を確実に供給することが可能である。
【0014】
請求項4においては、搬送チェーンと前挟持ガイドとの間に同時に大量の排藁が供給された場合でも立体放出装置の損傷を回避することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下では図1乃至図4を用いて本発明に係るコンバインの立体放出装置の実施の一形態である立体放出装置100を具備するコンバイン1の概略構成について説明する。
コンバイン1は稲の収穫作業、より詳細には圃場(田圃)を走行しつつ圃場から稲の穀稈を刈り取り、穀粒(稲籾)を脱穀するものである。本実施例のコンバイン1は、刈り取られた穀稈のうち、稲籾の付いた穂先部のみを脱穀にかける自脱型のコンバインである。
コンバイン1の最下部の構造体を成すトラックフレーム2の左右には走行クローラ3L・3Rが設けられ、トラックフレーム2の上に機台4が設けられる。機台4上には脱穀部5が設けられる。脱穀部5は扱胴6、フィードチェーン7等を具備する。機台4上における脱穀部5の前方には刈り取り部8が設けられ、機台4上における脱穀部5の後方には排藁処理部9が設けられる。排藁チェーン10はその始端がフィードチェーン7に臨み、かつ終端が排藁処理部9に臨む位置に配置され、フィードチェーン7から排藁(稲籾が脱穀された後の穀稈)を受け取り、排藁処理部9に搬送する。
【0016】
刈り取り部8は圃場から稲の穀稈を刈り取り、脱穀部5に搬送するものである。
脱穀部5は刈り取り部7から搬送されてきた穀稈から稲籾を脱穀するものであり、フィードチェーン7で穀稈の根元部を把持しつつ後方に搬送する間に穀稈の穂先部を扱胴6に接触させて稲籾を穀稈から分離(脱穀)する。
【0017】
脱穀部5にて脱穀された稲籾は、脱穀部5の下方に設けられた選別部にて風力選別や揺動選別により籾と藁屑や塵埃等と分離された後、精粒は揚穀筒11を経て脱穀部5の右側方に設けられたグレンタンク12に搬入され、貯溜される。また、グレンタンク12には排出オーガ13が連通接続されており、排出オーガ13を作動することによりグレンタンク12に貯溜された精粒をグレンタンク12の外部に搬出することが可能である。
【0018】
グレンタンク12の前方には運転キャビン14が設けられ、運転キャビン14の内部には操向ハンドル等からなる運転操作部15や運転席16が設けられる。運転キャビン14の下方にはコンバイン1の駆動源たるエンジン17が設けられる。
【0019】
脱穀部5にて稲籾が脱穀された後の穀稈である排藁は、排藁処理部9に搬送される。
【0020】
以下では、図1乃至図5を用いて排藁処理部9の構成について説明する。
図5に示す如く、排藁処理部9は脱穀部5にて稲籾が脱穀された後の穀稈である排藁に所定の処理を施すものであり、排藁カッター18・19、拡散装置20、結束装置21、立体放出装置100等を具備する。
排藁処理部9に排藁を搬送する排藁チェーン10の下方には切替カバーが配置され、該切替カバーを回動して切り替えることにより、排藁を排藁カッター18・19に搬送するか結束装置21に搬送するかを選択することが可能である。
【0021】
排藁カッター18・19は排藁を所定の長さに切断するものである。排藁カッター18・19は、いずれも回転軸の中途部に複数の円盤状の切断刃を所定の間隔を開けて設けたものであり、排藁カッター18・19は回転軸の長手方向が互いに平行、かつ所定の間隔を開けて配置される。
【0022】
拡散装置20は排藁カッター18・19の下方に配置され、排藁カッター18・19により所定の長さに切断された排藁を圃場に均等にばらまく(拡散する)ものである。拡散装置20は回転軸の中途部に複数の円盤を互いに所定の間隔を開けて設けたものであり、該複数の円盤の盤面は、回転軸の軸線に対して傾斜している。
【0023】
結束装置21は排藁を所定量ずつ紐で結束する装置である。結束装置21は主として搬送されてきた排藁を一時的に収容する収容空間に掻き込むパッカー22、当該収容空間に収容された排藁の根元部の位置を揃える株元揃え板23、当該収容空間に収容された排藁が所定量を超えた時点で排藁の束の周囲に紐を巻き付けて結束する結束部24、当該収容空間に収容された排藁が所定量を超えない間は収容空間の出口を閉塞するとともに結束部24により排藁が結束された後は収容空間の出口を開放するドア25、結束部24により結束された排藁の束を収容空間の出口から掻き出して放出する(後述する立体放出装置100に受け渡す)放出アーム26等を具備する。
結束装置21は株元揃え板23と結束部24との相対的な位置(距離)を変更することにより、排藁の結束位置、すなわち排藁の穂先部から根元部までのどの部分で結束するかを選択することが可能である。
なお、本発明は、コンバインに設けられて排藁を所定量ずつ紐で結束する結束装置に広く適用可能であって、本実施例の結束装置21の構成に限定されない。
【0024】
以下では、図5乃至図7を用いて立体放出装置100の構成について説明する。
立体放出装置100は本発明に係るコンバインの立体放出装置の実施の一形態であり、コンバイン1の結束装置21の後方に設けられ、結束装置21が穂先部を結束した排藁の根元部を広げて該排藁を圃場に放出するものである。
図6および図7に示す如く、立体放出装置100は、主として搬送部110、駆動力伝達部120、支持部140、挟持部150等を具備する。
【0025】
以下では、搬送部110の構成について説明する。
搬送部110は主として本体111、搬送チェーン112、駆動スプロケット113、従動スプロケット114等を具備する。
【0026】
本体111は搬送部110の主たる構造体である。本体111には駆動スプロケット113および従動スプロケット114が回転可能に軸支される。
【0027】
搬送チェーン112は結束装置21から排藁を受け取って搬送するためのものであり、駆動スプロケット113および従動スプロケット114に巻回される。
搬送チェーン112は複数のコマからなり、これらのコマを回動可能に連結してリング状としたものである。また、搬送チェーン112を構成するコマの外周部にはそれぞれ山型の突起が形成されており、当該突起が排藁の側部に係合する。
本実施例の場合、搬送チェーン112の回転面102、すなわちリング状の搬送チェーン112を構成する複数のコマを通る平面は略水平である。言い換えれば、回転面102は水平面に平行または水平面に対してやや傾斜している。
なお、回転面の水平面に対する傾斜角の許容範囲は、圃場に放出する際の排藁の姿勢が安定する範囲、すなわち排藁の根元部が極力鉛直下向きに近い姿勢で排藁を放出可能な範囲であり、立体放出装置の構成に応じて適宜選択することが可能である。
【0028】
駆動スプロケット113は搬送部110の供給側端部、すなわち搬送チェーン112が排藁を搬送する方向である排藁搬送方向における前方の端部に設けられ、搬送チェーン112を回転駆動するためのスプロケットである。駆動スプロケット113はコンバイン1のエンジン17が発生した駆動力により回転駆動される。コンバイン1のエンジン17が発生した駆動力は、後述する駆動力伝達部120により駆動スプロケット113に伝達される。
【0029】
従動スプロケット114は搬送部110の放出側端部、すなわち排藁搬送方向における後方の端部に設けられ、搬送チェーン112に所定の張力を付与するものである。従動スプロケット114は摺動軸115の一端に設けられたブラケット115aに軸支される。摺動軸115はその長手方向に摺動可能となるように本体111に支持され、バネ116により従動スプロケット114が駆動スプロケット113から離れる方向(排藁搬送方向における後方)に付勢される。
【0030】
以下では、駆動力伝達部120の構成について説明する。
駆動力伝達部120はコンバイン1のエンジン17が発生した駆動力を駆動スプロケット113、ひいては搬送チェーン112に伝達するものである。図7に示す如く、駆動力伝達部120は主として第一ケース121、第二ケース122、第三ケース123、第一伝達軸124、ベベルギア125、ベベルギア126、第二伝達軸127、ベベルギア128、ベベルギア129、第三伝達軸131、ベベルギア132等を具備する。
【0031】
第一ケース121、第二ケース122および第三ケース123は駆動力伝達部120の主たる構造体を成す中空の部材である。
第一ケース121の一端は結束装置21のパッカー22、結束部24、ドア25、放出アーム26等に駆動力を伝達する歯車や伝達軸等を収容するケース28の側面に固定され、第一ケース121の他端は第二ケース122の側端に固定される。第二ケース122の上端には第三ケース123の下端が固定され、第三ケース123の上端は搬送部110の本体111の下面に固定される。
【0032】
第一伝達軸124は第一ケース121に収容され、軸受を介して第一ケース121に回転可能に軸支される。第一伝達軸124の一端にはベベルギア125が外嵌され、ベベルギア125は伝達軸27に外嵌されたベベルギア29に噛合する。第一伝達軸124の他端にはベベルギア126が外嵌される。
第二伝達軸127は第二ケース122に収容され、軸受を介して第二ケース122に回転可能に軸支される。第二伝達軸127の一端にはベベルギア128が外嵌され、ベベルギア126に噛合する。第二伝達軸127の他端にはベベルギア129が外嵌される。
第三伝達軸131は第三ケース123に収容され、軸受を介して第三ケース123に回転可能に軸支される。第三伝達軸131の一端にはベベルギア132が外嵌され、ベベルギア132はベベルギア129に噛合する。第三伝達軸131の他端には駆動スプロケット113が外嵌される。
【0033】
図4、図5および図7に示す如く、エンジン17にて発生した駆動力が結束装置21に伝達されると伝達軸27が回転駆動される。その結果、当該駆動力が駆動力伝達部120を経て搬送チェーン112に伝達され、搬送チェーン112は回転駆動される。すなわち、本実施例の立体放出装置100は、エンジン17から結束装置21に伝達された駆動力の一部が伝達されることにより駆動される。
【0034】
以下では、支持部140の構成について説明する。
支持部140は搬送部110および後で詳述する挟持部150を結束装置21の後方に支持するものである。
図5乃至図7に示す如く、支持部140は主として第一支持部材141、第二支持部材142、第三支持部材143等を具備する。
第一支持部材141は略円筒形状の構造体であり、その一端はコンバイン1の結束装置21のフレーム30に回動可能に枢着される。
第二支持部材142は中途部で屈曲された略円筒形状の構造体であり、その一端はブラケット144を介して第一支持部材の他端に回動可能に枢着される。
第三支持部材143は中途部で屈曲された略円筒形状の構造体であり、その一端は搬送部110の本体111の上面に固定され、中途部はブラケット145を介して第二支持部材142の他端に回動可能に枢着される。
立体放出装置100は、ブラケット144・145の位置で第一支持部材141・第二支持部材142・第三支持部材143がそれぞれ回動することにより、(1)使用姿勢、すなわち搬送部110の供給側の端部を結束装置21の収容空間の出口付近に配置するとともに搬送部110の放出側の端部をコンバイン1の後方に向けた姿勢と、(2)収納姿勢、すなわち搬送部110の供給側の端部をコンバイン1の右側方に向けるとともに搬送部110の放出側の端部をコンバイン1の左側方に向けてコンバイン1の最後部のカバーに収納可能な姿勢、のいずれかの姿勢を選択することが可能である。
【0035】
以下では、挟持部150の構成について説明する。
挟持部150は搬送部110、より厳密には搬送チェーン112との間で排藁を挟持するものである。
図6および図7に示す如く、挟持部150は主として挟持ガイド151、前第一支持アーム154、前第二支持アーム155、後第一支持アーム156、後第二支持アーム157、バネ158a・158b・158c・158d、前第一支持ブラケット161、前第二支持ブラケット162、後第一支持ブラケット163、後第二支持ブラケット164、センサ165等を具備する。
【0036】
挟持ガイド151は搬送チェーン112に対向する位置に配置されて搬送チェーン112との間で排藁を挟持する棒状の部材であり、排藁搬送方向の前後に二分割されている。すなわち、挟持ガイド151は前挟持ガイド152と後挟持ガイド153とを具備する。
前挟持ガイド152は搬送チェーン112の排藁搬送方向における前半部、すなわち排藁の供給側半部に対向する棒状の部材であり、前挟持ガイド152の前端部は排藁の供給を容易とすべく搬送チェーン112から離間する方向に屈曲される。
後挟持ガイド153は搬送チェーン112の排藁搬送方向における後半部、すなわち排藁の放出側半部に対向する棒状の部材であり、後挟持ガイド153の前端部は排藁の供給を容易とすべく搬送チェーン112から離間する方向に屈曲される。
また、図6に示す如く、前挟持ガイド152と後挟持ガイド153とは、排藁搬送方向に直交する方向から見ると重複する部分(前挟持ガイド152の前端部を除く部分および後挟持ガイド153の前半部)を有する。
【0037】
前第一支持アーム154は棒状の部材であり、その一端は前挟持ガイド152の中途部に回動可能に枢着される。また、前第一支持アーム154の他端は前第一支持ブラケット161に摺動可能に支持され、前第一支持ブラケット161は第三支持部材143の中途部に固定される。
前第二支持アーム155は棒状の部材であり、その一端は前挟持ガイド152の後端部に回動可能に枢着される。また、前第二支持アーム155の他端は前第二支持ブラケット162に摺動可能に支持され、前第二支持ブラケット162は第三支持部材143の中途部に固定される。
【0038】
図7に示す如く、前挟持ガイド152は、搬送チェーン112の回転面102(リング状の搬送チェーン112を構成する複数のコマを通る平面)よりも上方に配置される。
【0039】
前第一支持アーム154および前第二支持アーム155の摺動方向(前第一支持アーム154および前第二支持アーム155の長手方向)は、互いに略平行かつ搬送チェーン112の回転面102に対して傾斜しており、かつ、前第一支持アーム154および前第二支持アーム155の一端に回動可能に枢着された前挟持ガイド152が搬送チェーン112に接近または離間する方向である。そして、前第一支持アーム154および前第二支持アーム155は、それぞれバネ158aおよびバネ158bにより前挟持ガイド152が搬送チェーン112に接近する方向に付勢されている。
【0040】
後第一支持アーム156は棒状の部材であり、その一端は後挟持ガイド153の中途部に回動可能に枢着される。また、後第一支持アーム156の他端は後第一支持ブラケット163に摺動可能に支持され、後第一支持ブラケット163は第三支持部材143の中途部に固定される。
後第二支持アーム157は棒状の部材であり、その一端は後挟持ガイド153の後端部に回動可能に枢着される。また、後第二支持アーム157の他端は後第二支持ブラケット164に摺動可能に支持され、後第二支持ブラケット164は第三支持部材143の中途部に固定される。
【0041】
図7に示す如く、後挟持ガイド153は、搬送チェーン112の回転面102と重なる位置に配置される。
【0042】
また、後第一支持アーム156および後第二支持アーム157の摺動方向(後第一支持アーム156および後第二支持アーム157の長手方向)は、互いに略平行かつ搬送チェーン112の回転面102に対しても平行であり、かつ、後第一支持アーム156および後第二支持アーム157の一端に回動可能に枢着された後挟持ガイド153が搬送チェーン112に接近または離間する方向である。そして、後第一支持アーム156および後第二支持アーム157は、それぞれバネ158cおよびバネ158dにより後挟持ガイド153が搬送チェーン112に接近する方向に付勢されている。
【0043】
センサ165は接触式のセンサで構成して第三支持部材143の中途部に固定され、大量の排藁が搬送チェーン112と前挟持ガイド152との間に供給された場合に前挟持ガイド152の前端部が搬送チェーン112から離間する方向に大きく回動したり、前挟持ガイド152が全体的に搬送チェーン112から離間する方向に大きく摺動した場合に前挟持ガイド152に接触したときにONして警報(ブザーを鳴動させる等)するようにしたものであるが、設定時間以上ONしたままとなると、立体放出装置100(本実施例の場合、結束装置21も合わせて)動作を停止するように構成することもできる。
なお、本実施例のセンサ165は接触式のセンサであるが、前挟持ガイド152の回動量や摺動量を検出可能であれば別の構成としても良い。例えば、前挟持ガイド152の位置を光センサで検出する構成としても良い。
【0044】
結束装置21から搬送されてきた排藁(より厳密には、穂先部が結束された排藁の束)は、まず、搬送チェーン112と前挟持ガイド152との間で挟持された状態で後方に搬送される。このとき、排藁の結束部(結束装置21により紐で結束されている位置)は搬送チェーン112の回転面102よりも上方となる位置に配置され、排藁の穂先部は上方に向くとともに排藁の根元部は下方に向く。
続いて、排藁は搬送チェーン112と後挟持ガイド153との間で挟持された状態で更に後方に搬送される。このとき、排藁は後挟持ガイド153の後半部に設けられた山型の突起153a・153a・・・に引っかかり、排藁は捻られるように回転しつつ後方に搬送される。その結果、搬送チェーン112の後端部(放出側の端部)に到達したときには排藁の根元部が広がり、排藁は略円錐形状となる。
搬送チェーン112の後端部(放出側の端部)に到達した排藁は、搬送部110の本体から延設された規制バー117・118および第三支持部材143から延設された規制板146に接触して位置決めされつつ下方に放出(落下)される。
立体放出装置100から放出された排藁は、根元部が広がっているために倒れることなく圃場に自立する。
【0045】
以上の如く、立体放出装置100は、
コンバイン1の結束装置21の後方に設けられ、結束装置21が穂先部を結束した排藁の根元部を広げて該排藁を圃場に放出するコンバインの立体放出装置において、
結束装置21から排藁を受け取って搬送する搬送チェーン112との間で排藁を挟持する挟持ガイド151を、搬送チェーン112が排藁を搬送する方向である排藁搬送方向の前後に分割したものである。
このように構成することは以下の効果を奏する。
すなわち、立体放出装置100の単位時間あたりの排藁の処理量が増加して搬送チェーン112と挟持ガイド151との間で挟まれる排藁の束が多くなっても、挟持ガイド151は前後に配置された前挟持ガイド152および後挟持ガイド153の二つの部材に分割されているため、前挟持ガイド152および後挟持ガイド153は互いに独立して搬送チェーン112との間で排藁を挟持することが可能である。
従って、前挟持ガイド152が大量の排藁を挟持している場合でも後挟持ガイド153と搬送チェーン112との間の距離を小さく保持することが可能であり、後挟持ガイド153が大量の排藁を挟持している場合でも後挟持ガイド152と搬送チェーン112との間の距離を小さく保持することが可能である。
よって、排藁の処理量が増加した場合でも、排藁の根元部を広げる前に排藁が脱落したり、排藁の根元部を十分に広げるとともに排藁の姿勢を安定させる(放出時の排藁の根元部が極力鉛直下向きに近い状態とする)ことができないまま排藁が放出されたりすることを防止することが可能であり、ひいては圃場に放出した排藁を確実に自立させることが可能である。
【0046】
また、立体放出装置100の挟持ガイド151は、
搬送チェーン112の前半部に対向する前挟持ガイド152と、
搬送チェーン112の後半部に対向する後挟持ガイド153と、
を具備し、
前挟持ガイド152と後挟持ガイド153とが、排藁搬送方向に直交する方向から見て重複する部分(具体的には、前挟持ガイド152の前端部を除く部分および後挟持ガイド153の前半部)を有するものである。
このように構成することにより、搬送チェーン112と前挟持ガイド152との間で排藁が挟持される状態から搬送チェーン112と後挟持ガイド153との間で挟持される状態への移行がスムーズとなり、移行の途中で排藁が脱落することを防止することが可能である。
【0047】
また、立体放出装置100は、
前挟持ガイド152を搬送チェーン112の回転面102よりも上方に配置するとともに、前挟持ガイド152を搬送チェーン112に接近する方向に付勢し、
後挟持ガイド153を搬送チェーン112の回転面102と重なる位置に配置するとともに、後挟持ガイド153を搬送チェーン112に接近する方向に付勢するものである。
このように構成することにより、搬送チェーン112と前挟持ガイド152との間の隙間が水平方向だけでなく鉛直方向にも広がるので、本実施例の結束装置21の如く結束装置21から立体放出装置100に受け渡されたときの排藁の姿勢が寝た状態(穂先部と根元部が略同じ高さとなる姿勢)であっても、搬送チェーン112と前挟持ガイド152との間に排藁を確実に供給することが可能であり、結束装置21から立体放出装置100への排藁の受け渡し時に排藁が脱落することを防止することが可能である。
また、搬送チェーン112と前挟持ガイド153との間の隙間は略水平方向に広がるので、搬送チェーン112と前挟持ガイド152との間で排藁が挟持される状態から搬送チェーン112と後挟持ガイド153との間で挟持される状態へ移行するのに伴って排藁の姿勢が安定する(排藁の根元部が鉛直下向きに近い状態となる)。
【0048】
また、立体放出装置100は、
前第一支持アーム154および前第二支持アーム155により、前挟持ガイド152を搬送チェーン112から離間する方向に摺動可能かつ前挟持ガイド152の前端部が搬送チェーン112から離間する方向に回動可能に支持するものである。
このように構成することにより、搬送チェーン112と前挟持ガイド152との間に同時に大量の排藁が供給された場合でも立体放出装置100の損傷を回避することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係るコンバインの左側面図。
【図2】本発明に係るコンバインの平面図。
【図3】本発明に係るコンバインの右側面図。
【図4】本発明に係るコンバインの駆動力伝達経路を示す図。
【図5】本発明に係るコンバインの結束装置および立体放出装置を示す平面模式図。
【図6】本発明に係るコンバインの立体放出装置の平面図。
【図7】本発明に係るコンバインの立体放出装置の側面要部断面図。
【符号の説明】
【0050】
1 コンバイン
21 結束装置
100 立体放出装置
112 搬送チェーン
151 挟持ガイド
152 前挟持ガイド
153 後挟持ガイド




 

 


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