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発明の名称 コンバイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−75007(P2007−75007A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−267487(P2005−267487)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
発明者 上田 康文
要約 課題
掻込み体の掻込み終端部から、各掻込み体の一部を構成する掻込みベルトに穀稈の切れ端や雑草等が巻き込まれたり、巻付いたりするのを防止すること。

解決手段
穀稈を複数条に分草する分草体と、同分草体により分草された複数条の穀稈を引き起こす穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置により引き起こされた複数条の穀稈の株元部を掻き込む株元部掻込み装置とを装備し、株元部掻込み装置は、左右に隣接する二条分の穀稈の株元部を掻き込む左右一対の掻込み体を一ユニットとして、同ユニットを左右方向に複数並設して形成したコンバインにおいて、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を、一つのカバー体により一体的に被覆すると共に、同カバー体は、前低後高の傾斜状態に配設した。
特許請求の範囲
【請求項1】
穀稈を複数条に分草する分草体と、同分草体により分草された複数条の穀稈を引き起こす穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置により引き起こされた複数条の穀稈の株元部を掻き込む株元部掻込み装置とを装備し、
株元部掻込み装置は、左右に隣接する二条分の穀稈の株元部を掻き込む左右一対の掻込み体を一ユニットとして、同ユニットを左右方向に複数並設して形成したコンバインにおいて、
異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を、一つのカバー体により一体的に被覆すると共に、同カバー体は、前低後高の傾斜状態に配設したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
カバー体は、両掻込み体の上方を被覆する天井壁形成片と、同天井壁形成片の周縁部より垂設して両掻込み体の上部周縁部の側方を被覆する周壁形成片とを具備すると共に、
カバー体の周壁形成片の左右側部には、各掻込み体により掻き込まれる穀稈の株元部を案内する掻込み案内部を形成したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
カバー体は、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を一体的に連結すると共に、少なくとも各掻込み体の掻込み始端部同士を補強していることを特徴とする請求項1又は2記載のコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンバインの一形態として、機体フレームの左側前端部に刈取部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、刈取部は、植立する六条の穀稈を分草する分草体と、各分草体により分草された六条の穀稈を引起す穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置により引起された六条の穀稈の株元部を掻込む株元部掻込み装置と、同株元部掻込み装置により掻込まれた穀稈の株元部を刈取る刈刃装置と、同刈刃装置により刈取られた六条の穀稈の下部を脱穀部側へ搬送する下部搬送装置と、同穀稈の上部を脱穀部側へ搬送する上部搬送装置と、同穀稈の穂先部を搬送する穂先搬送装置と、上・下部搬送装置から脱穀部のフィードチェンへ穀稈を受渡す補助をする補助搬送装置とを具備している。
【0004】
しかも、株元部掻込み装置は、左右に隣接する二条分の穀稈の株元部を掻き込む左右一対の掻込み体を一ユニットとして、同ユニットを左右方向に複数並設して形成している。
【0005】
この際、一ユニットを形成する左右一対の掻込み体は、穀稈を掻き込み易いように掻込み始端部(前端部)同士の間隔を広くする一方、掻き込んだ穀稈を収束させ易いように掻込み終端部(後端部)同士の間隔を狭くしている。
【0006】
さらには、各掻込み体の上面にはカバー体を設けて、同カバー体により、各掻込み体の上に落下した穀稈の切れ端や雑草等が、各掻込み体の一部を構成する掻込みベルトに巻き込まれたり、巻付いたりするのを防止している。
【特許文献1】特開平10−14359号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、上記したコンバインの株元部掻込み装置では、一ユニットを形成する左右一対の掻込み体を、掻込み始端部(前端部)同士の間隔は広くする一方、掻込み終端部(後端部)同士の間隔は狭くしているために、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士では、掻込み始端部(前端部)同士の間隔は狭くなっている一方、掻込み終端部(後端部)同士の間隔は広くなっている。
【0008】
そのために、掻込み終端部(後端部)同士の間隔は広くなっている掻込み体同士の上に穀稈の切れ端や雑草等が落下して、各掻込み体の一部を構成する掻込みベルトに穀稈の切れ端や雑草等が巻き込まれたり、巻付いたりするという不具合がある。
【0009】
その結果、株元部掻込み装置の穀稈掻込み機能に支障とならないように清掃やメンテナンス作業等を頻繁に行う必要性がある。
【0010】
また、左右一対の掻込み体間に、二条分の穀稈の株元部が大量に掻き込まれた際には、左右一対の掻込み体を左右幅方向に押し広げるように荷重が作用するために、特に、両掻込み体の掻込み始端部側を補強する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そこで、本発明では、穀稈を複数条に分草する分草体と、同分草体により分草された複数条の穀稈を引き起こす穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置により引き起こされた複数条の穀稈の株元部を掻き込む株元部掻込み装置とを装備し、株元部掻込み装置は、左右に隣接する二条分の穀稈の株元部を掻き込む左右一対の掻込み体を一ユニットとして、同ユニットを左右方向に複数並設して形成したコンバインにおいて、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を、一つのカバー体により一体的に被覆すると共に、同カバー体は、前低後高の傾斜状態に配設したことを特徴とするコンバインを提供するものである。
【0012】
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
【0013】
(1)カバー体は、両掻込み体の上方を被覆する天井壁形成片と、同天井壁形成片の周縁部より垂設して両掻込み体の上部周縁部の側方を被覆する周壁形成片とを具備すると共に、カバー体の周壁形成片の左右側部には、各掻込み体により掻き込まれる穀稈の株元部を案内する掻込み案内部を形成したこと。
【0014】
(2)カバー体は、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を一体的に連結すると共に、少なくとも各掻込み体の掻込み始端部同士を補強していること。
【発明の効果】
【0015】
(1)請求項1記載の本発明では、穀稈を複数条に分草する分草体と、同分草体により分草された複数条の穀稈を引き起こす穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置により引き起こされた複数条の穀稈の株元部を掻き込む株元部掻込み装置とを装備し、株元部掻込み装置は、左右に隣接する二条分の穀稈の株元部を掻き込む左右一対の掻込み体を一ユニットとして、同ユニットを左右方向に複数並設して形成したコンバインにおいて、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を、一つのカバー体により一体的に被覆すると共に、同カバー体は、前低後高の傾斜状態に配設している。
【0016】
このようにして、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を、前低後高の傾斜状態に配設した一つのカバー体により一体的に被覆しているため、両掻込み体の掻込み終端部から、各掻込み体の一部を構成する掻込みベルトに穀稈の切れ端や雑草等が巻き込まれたり、巻付いたりするのを防止することができる。
【0017】
しかも、両掻込み体の上に穀稈の切れ端や雑草等が落下しても、これらの切れ端や雑草等をカバー体の傾斜面上にて滑落させることができて、これらの切れ端や雑草等がカバー体上に堆積するのを防止することができる。
【0018】
その結果、両掻込み体の清掃やメンテナンス作業等を行う頻度を大幅に軽減することができる。
【0019】
(2)請求項2記載の本発明では、カバー体は、両掻込み体の上方を被覆する天井壁形成片と、同天井壁形成片の周縁部より垂設して両掻込み体の上部周縁部の側方を被覆する周壁形成片とを具備すると共に、カバー体の周壁形成片の左右側部には、各掻込み体により掻き込まれる穀稈の株元部を案内する掻込み案内部を形成している。
【0020】
このようにして、カバー体に、両掻込み体の上方を被覆する天井壁形成片と、同天井壁形成片の周縁部より垂設して両掻込み体の上部周縁部の側方を被覆する周壁形成片とを具備させているため、穀稈の切れ端や雑草等が両掻込み体の上方や上部周縁部から侵入するのを確実に防止することができる。
【0021】
この際、カバー体の周壁形成片の左右側部には、各掻込み体により掻き込まれる穀稈の株元部を案内する掻込み案内部を形成しているため、穀稈の株元部を掻込み案内部に沿わせて案内することができて、同穀稈の株元部を円滑に掻き込むことができる。その結果、穀稈の株元部の掻込み効率を向上させることができる。
【0022】
(3)請求項3記載の本発明では、カバー体は、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を一体的に連結すると共に、少なくとも各掻込み体の掻込み始端部同士を補強している。
【0023】
このようにして、カバー体により、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体同士を一体的に連結すると共に、少なくとも各掻込み体の掻込み始端部同士を補強しているため、両掻込み体の株元部掻込み機能を良好に確保することができると共に、別途に掻込み体同士を補強するための部材を設ける必要性がないことから、部品点数の削減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1に示すAは、本発明に係る四条刈り用のコンバインであり、同コンバインAは、機体フレーム1の下方に左右一対の走行部2,2を設け、機体フレーム1の前端部に刈取部3を取り付け、機体フレーム1上の左側前部に脱穀部4を配設すると共に、同脱穀部4の下方に選別部5を配設する一方、後方に排藁処理部6を配設し、機体フレーム1上の右側前部に運転部7を配設すると共に、同運転部7の後方に穀粒貯留部8を配設している。
【0025】
図1中、10は、脱穀部4に設けた扱室、11は、同扱室10内に配置した扱胴、12は、上記扱室10内に穀稈の穂先部を挿入した状態にて、同穀稈を前方から後方へ移送させるフィードチェン、13は、選別部5に設けた揺動選別体、14は、同選別部5に設けた唐箕、15は、同選別部5に設けた一番コンベア、16は、同選別部5に設けた二番コンベア、17は、排藁処理部6に設けた排藁搬送体、18は、同排藁処理部6に設けた排塵ファンである。
【0026】
刈取部3は、図1及び図2に示すように、機体フレーム1の左側前端部に立設した左右一対の支柱20,20の上端部間に、刈取フレーム21の基端部を枢支して、同刈取フレーム21を上下方向に回動させて昇降自在となしている。
【0027】
そして、刈取フレーム21には、穀稈を複数条(本実施の形態では四条)に分草する分草体22と、同分草体により分草された四条の穀稈を引き起こす穀稈引起し装置23と、同穀稈引起し装置23により引き起こされた四条の穀稈の株元部を掻き込む株元部掻込み装置24と、同掻込み装置24により掻き込まれた穀稈の株元部を刈り取る刈刃装置25と、同刈刃装置25により刈り取られた四条の穀稈の下部を脱穀部4側へ搬送する下部搬送装置26と、同穀稈の上部を脱穀部4側へ搬送する上部搬送装置27と、同穀稈の穂先部を脱穀部4側へ搬送する穂先部搬送装置28と、上・下部搬送装置27,26から前記フィードチェン12に穀稈を受け渡す際の補助をする補助搬送装置29とを設けている。
【0028】
株元部掻込み装置24は、図3に示すように、左右に隣接する二条分の穀稈の株元部を掻き込む左右一対の掻込み体30,30を一ユニットとして、同ユニットを左右方向に複数(本実施の形態では二組)並設して形成している。
【0029】
すなわち、株元部掻込み装置24は、図2〜図5に示すように、左側の掻込み体30を、刈取フレーム21に設けた左側掻込み支持体31に支持させる一方、右側の掻込み体30を刈取フレーム21に設けた右側掻込み支持体32に支持させ、中央部の二つの掻込み体30,30を刈取フレーム21に設けた中央掻込み支持体33に支持させている。
【0030】
そして、各掻込み体30は、掻込みベルト機構34の上方を掻込みカバー体35により被覆すると共に、同掻込みベルト機構34の下方に掻込みホイール36を配置して構成しており、掻込みベルト機構34は、掻込み始端部側(前端部側)に配置した入力プーリ37と、掻込み終端側(後端部側)に配置した出力プーリ38との間に掻込みベルト39を巻回して形成している。39aは、無端帯状に形成した掻込みベルト本体、39bは、掻込みベルト本体39aに突設した掻込み用突片である。
【0031】
ここで、図3〜図5を参照しながら、中央部の二つの掻込み体30,30の構成と、これらの掻込み体30,30を支持する中央掻込み支持体33の構成を、具体的に説明する。
【0032】
まず、中央掻込み支持体33は、図3に示すように、基端部支持片40と、中途部支持片41と、先端部支持片42とから形成しており、先端部支持片42は、左右方向に伸延する支持板片43の左右側部に、上下方向に軸線を向けた筒状支持片44,44を取り付けると共に、支持板片43の前端中央部に前後方向に伸延する前後伸延支持片45の基端部(後端部)を取り付け、同前後伸延支持片45の中途部に背面視略U字状に形成した支持アーム片46を取り付けている。
【0033】
そして、支持アーム片46は、左右方向に伸延する左右伸延片46aと、同左右伸延片46aの左右側端部より上方へ立ち上がり状に伸延する上方伸延片46b,46bと、各上方伸延片46b,46bの上端部に取り付けた板状の受け片46c,46cとから形成している。
【0034】
また、掻込み体30,30は、上記筒状支持片44,44中に挿通して支持される支軸47,47の上端部に出力プーリ38,38を取り付ける一方、同支軸47,47の下端部にホイールフランジ48,48を介して掻込みホイール36,36を取り付けている。49は、掻込みホイール36の下面に取り付けたスクレーパ、50,51,52は取付用ビスである。
【0035】
そして、支持アーム片46の受け片46c,46cに、掻込みカバー体35,35の中途部を取り付け、各掻込みカバー体35,35の先端部(前端部)に、入力プーリ支軸55,55を介して入力プーリ37,37を下方から軸支している。56,57は左・右側穀稈巻き込み防止片、58は取付用ビスである。
【0036】
このようにして、掻込みカバー体35は、入・出力プーリ37,38間と、両プーリ37,38間に巻介した掻込みベルト本体39aの上方を被覆すると共に、入力プーリ37を支持している。
【0037】
ここで、入力プーリ37,37は、図5及び図6に示すように、出力プーリ38,38よりも小径に形成して、両出力プーリ38,38同士よりも左右方向に近接させ、かつ、下方にて配置すると共に、左側方の入・出力プーリ37,38よりも右側方の入・出力プーリ37,38を下方に配置して、入・出力プーリ37,37,38,38間に巻回した掻込みベルト39,39の掻込み用突片39b,39b同士が、掻込み作動時に干渉しないようにしている。
【0038】
すなわち、左右に隣接する掻込み体30,30は、前低後高の下り傾斜状に配置し、掻込み始端部側を近接させて配置すると共に、掻込み終端部側を離隔させて配置し、かつ、左側方の掻込み体30よりも右側方の掻込み体30を低位置に配置して、両者の掻込みベルト39,39の掻込み用突片39b,39b同士が、特に、掻込み始端部側において、掻込み作動時に干渉しないようにしている。
【0039】
上記のように構成した中央部の二つの掻き込み体30,30は、図2〜図5に示すように、一つのカバー体60により一体的に被覆すると共に、同カバー体60は、前低後高の傾斜状態に配設している。
【0040】
すなわち、前記した掻込みカバー体35,35の上面には、図3に示すように、板状の補強片61,61を重合状態に取り付け、各補強片61,61の上面に、筒状に形成した前後一対の雌ネジ部62,62,62,62を上下方向に軸線を向けて突設して、これら雌ネジ部62,62,62,62を介してカバー体60を取付用ビス63により着脱自在に取り付けている。
【0041】
そして、カバー体60は、図7にも示すように、両掻込み体30,30の上方を被覆する天井壁形成片64と、同天井壁形成片64の周縁部より垂設して両掻込み体30,30の上部周縁部の側方を被覆する周壁形成片65とから形成している。
【0042】
天井壁形成片64は、左右方向に伸延する前端縁部64aと、同前端縁部64aの左右側端部より後外側方へ伸延する左・右側縁部64b,64cと、各側縁部64b,64cの後端縁部より後内側方へ伸延する左右側後縁部64d,64eと、両左・右側後縁部64d,64eの後端部間にて左右方向に伸延する後端縁部64fとから、平面視六角形に形成しており、同天井壁形成片64には、雌ネジ部62,62,62,62と符合するビス孔66,66,66,66を形成している。
【0043】
周壁形成片65は、左側の掻込み体30よりも右側の掻込み体30が下方に位置している分だけ、左側半部67の上下幅よりも右側半部68の上下幅を大きく形成している。
【0044】
そして、周壁形成片65において、天井壁形成片64の左・右側縁部64b,64cに沿わせて形成している部分は、各掻込み体30,30により掻き込まれる穀稈の株元部を案内する掻込み案内部67a,68aとなしている。
【0045】
また、上記したカバー体60は、左右に隣接する掻込み体30,30同士を一体的に連結すると共に、少なくとも各掻込み体30,30の掻込み始端部同士を補強している。
【0046】
このようにして、異なるユニットでかつ左右に隣接する掻込み体30,30同士を、前低後高の傾斜状態に配設した一つのカバー体60により一体的に被覆しているため、相互に離隔させて配置した掻込み体30,30の掻込み終端部側から、各掻込み体30,30の一部を構成する掻込みベルト39,39に穀稈の切れ端や雑草等が巻き込まれたり、巻付いたりするのを防止することができる。
【0047】
しかも、両掻込み体30,30の上に穀稈の切れ端や雑草等が落下しても、これらの切れ端や雑草等を前低後高に配置したカバー体60の下り傾斜面上にて滑落させることができて、これらの切れ端や雑草等がカバー体60上に堆積するのを防止することができる。
【0048】
その結果、両掻込み体30,30の清掃やメンテナンス作業等を行う頻度を大幅に軽減することができる。
【0049】
しかも、カバー体60に、両掻込み体30,30の上方を被覆する天井壁形成片64と、同天井壁形成片64の周縁部より垂設して両掻込み体30,30の上部周縁部の側方を被覆する周壁形成片65とを具備させているため、穀稈の切れ端や雑草等が両掻込み体30,30の上方や上部周縁部から侵入するのを確実に防止することができる。
【0050】
この際、カバー体60の周壁形成片65の左右側部には、各掻込み体30,30により掻き込まれる穀稈の株元部を案内する掻込み案内部67a,68aを形成しているため、穀稈の株元部を掻込み案内部67a,68aに沿わせて案内することができて、同穀稈の株元部を円滑に掻き込むことができる。その結果、穀稈の株元部の掻込み効率を向上させることができる。
【0051】
さらには、カバー体60により、左右に隣接する掻込み体30,30同士を一体的に連結すると共に、少なくとも各掻込み体30,30の掻込み始端部同士を補強することができるため、両掻込み体30,30の株元部掻込み機能を良好に確保することができると共に、別途に掻込み体30,30同士を補強するための部材を設ける必要性がないことから、部品点数の削減を図ることができる。
【0052】
なお、本実施の形態では、掻込みカバー体35,35にカバー体60を取り付けているが、掻込みカバー体35,35を設けることなく、カバー体60により左右に隣接する掻込み体30,30を一体的に被覆すると共に、各掻込み体30,30の入力プーリ37,37を支持するように構成することもできる。
【0053】
この際、カバー体60は、掻込みカバー体35,35を取り付けている受け片46c,46cに着脱自在に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明に係るコンバインの側面図。
【図2】同コンバインの刈取部の平面説明図。
【図3】同刈取部の株元部掻込み装置の分解斜視説明図。
【図4】同株元部掻込み装置の側面説明図。
【図5】同株元部掻込み装置の平面説明図。
【図6】図5のI-I線断面説明図。
【図7】カバー体の正面図(a)と平面図(b)と底面図(c)と左側面図(d)と右側面図(e)とからなる説明図。
【符号の説明】
【0055】
A コンバイン、
1 機体フレーム
2 走行部
3 刈取部
4 脱穀部
5 選別部
6 排藁処理部
7 運転部
8 穀粒貯留部
22 分草体
23 穀稈引起し装置
24 株元部掻込み装置
30 掻込み体
60 カバー体




 

 


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