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発明の名称 二番還元装置の枝梗処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−75006(P2007−75006A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−267464(P2005−267464)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
発明者 加藤 英一
要約 課題
汎用コンバインの二番還元装置において必要とされる枝梗処理能力を確保しつつ、搬送能力を向上させた二番還元装置の枝梗処理装置に関する技術を提供する。

解決手段
脱穀後の二番物を脱穀装置20または選別装置40に還元する二番還元装置43を備えた汎用コンバイン100において、二番還元装置43の縦送り還元コンベア77の終端に枝梗処理装置を構成する横送り還元コンベア78を配置し、該枝梗処理装置のシャフト上の少なくとも一部に搬送羽根を配置した。
特許請求の範囲
【請求項1】
脱穀後の二番物を脱穀装置または選別装置に還元する二番還元装置を備えた汎用コンバインにおいて、二番還元装置の縦送り還元コンベアの終端に枝梗処理装置を配置し、該枝梗処理装置の処理軸上の少なくとも一部にスクリューを配置したこと、
を特徴とする二番還元装置の枝梗処理装置。
【請求項2】
前記枝梗処理装置の軸上に始端側からスクリュー、処理歯、拡散羽根と順に配置したこと、
を特徴とする請求項1に記載の二番還元装置の枝梗処理装置。
【請求項3】
前記スクリューは二番還元装置の縦送り還元コンベアの終端下方に配置したこと、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の二番還元装置の枝梗処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀後の二番物を脱穀装置または選別装置に還元する二番還元装置を備えた汎用コンバインにおける、二番還元装置の枝梗処理装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、脱穀後の二番物を脱穀装置または選別装置に還元する二番還元装置を備えた汎用コンバインにおける、二番還元装置の枝梗処理装置の技術は公知となっている(例えば、特許文献1参照)。従来の二番還元装置の縦送り還元コンベア終端を始端とする横送り還元コンベアにおいて、枝梗処理性能を重視し、処理歯(ツースバー)と送塵弁の構成により確実に枝梗処理を行いつつ、二番物を搬送する技術が提案されている。
【特許文献1】特開2003−092919号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示されている先行技術は、枝梗処理能力を重視したものであり、その結果として、二番物の処理量が増加した場合に搬送能力が追いつかず、横送り還元コンベアの内部で二番物が詰まってしまうという問題が起きている。
そこで本発明は、このような状況を鑑み、二番還元装置において必要とされる枝梗処理能力を確保しつつ、搬送能力を向上させた二番還元装置の枝梗処理装置に関する技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、脱穀後の二番物を脱穀装置または選別装置に還元する二番還元装置を備えた汎用コンバインにおいて、二番還元装置の縦送り還元コンベアの終端に枝梗処理装置を配置し、該枝梗処理装置の処理軸上の少なくとも一部にスクリューを配置したこと、を特徴とするものである。
【0006】
請求項2においては、前記枝梗処理装置の軸上に始端側からスクリュー、処理歯、拡散羽根と順に配置したこと、を特徴とするものである。
【0007】
請求項3においては、前記スクリューは二番還元装置の縦送り還元コンベアの終端下方に配置したこと、を特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0009】
請求項1においては、枝梗処理装置にスクリューを設けることにより、二番還元物の送り作用が発生し搬送が促進されるため、詰まりがなくなり確実に搬送することができる。
【0010】
請求項2においては、横送り還元コンベアの始端側にスクリューが配置されるため、二番還元物が増加しても強制的に下流側へ搬送することができる。また、送り作用が発生することにより、選別装置への拡散作用の増大にも寄与するため選別性能も向上できる。
【0011】
請求項3においては、縦送り還元コンベアと横送り還元コンベアとの受け継ぎ部で、確実に下流側へ還元物を搬送することができるため、受け継ぎ部での詰まりを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る汎用コンバインの全体的な構成を示した側面図、図2は汎用コンバインの部分的な構成を示した一部後面図、図3は二番還元装置の横送り還元コンベアの全体的な構成を示した一部後面図、図4は縦送り還元コンベアと横送り還元コンベアの受け継ぎ部を示した側面図である。
尚、説明の便宜上、図1中に示す矢印Aの方向を前方とする。
また、図3および図4中に示す矢印Bの方向を二番物の搬送流れ方向とする。
【0013】
まず、図1および図2を用いて本発明を適用する汎用コンバイン100の全体構成を説明する。
図1に示すように、汎用コンバイン100は、クローラ式走行装置1上に機体フレーム2を配置し、この機体フレーム2前部上にキャビン3を配設している。機体フレーム2の右後上にはエンジン(図示せず)を載置し、その前方にグレンタンク4を配置し、このグレンタンク4より穀粒を排出するための排出オーガ5をキャビン3側部から後方にかけて備えている。
また、前記機体フレーム2の前方には刈取装置10が配置され、機体フレーム2左側上に脱穀装置20が配設され、該刈取装置10の後端と脱穀装置20の前部入口をフィーダハウス30によって連通している。
【0014】
前記フィーダハウス30の前部にプラットホーム12を設けており、該プラットホーム12には進行方向と直角に横送りオーガ13が左右方向に配置され、該横送りオーガ13の前下部に刈刃14が横設されている。
前記プラットホーム12の左右両側の前端に分草板15・15を設け、プラットホーム12の後上部の左右両端にはリール16を横架した支持アーム17の後部が枢支され、昇降可能とし、この支持アーム17の左右一側にはリール回転駆動用のベルトやプーリー等からなる動力伝達機構が設けられている。
【0015】
前記フィーダハウス30内には搬送装置としてフィーダコンベア31を設け、刈り取った穀稈を脱穀装置20へ搬送するようにしている。
【0016】
前記脱穀装置20は、扱室21内に扱胴と受網を有し、その下方に選別装置40を備える。
扱室21内には、前後方向にスクリュー型の羽根23を周面に付設した扱胴となるスクリューロータ24が配され、該スクリューロータ24の下方周囲に受網(またはコンケーブ)22が配され、このスクリューロータ24の回転により、穀稈は、螺旋状に扱室21後方へ搬送されながら脱穀される。
さらに、前記スクリューロータ24の後部下方には、回転軸に複数の切断刃を植設してなるチョッパー(図示せず)を配し、スクリューロータ24により扱室後部へ移送される排稈を細かく切断した後に、機体外部へ排出するようにしている。
また、選別装置40は、チャフシーブ41や流穀板等を有する揺動本体42や、該揺動本体42の下方で前側から順に配される唐箕45、一番コンベア46、二番コンベア47等からなり、前記受網22から漏下する穀粒や藁屑等を揺動選別と風選別を行うようにしている。前記漏下する穀粒や藁屑等のうち二番物は、前記二番コンベア47、二番還元装置43を経て、前記受網22の前端上部から選別装置40に還元するようにしている。
【0017】
以上の構成により、刈取作業は、分草板15によって分草し、リール16の回転によって穀稈を掻き込み、刈刃14によって穀稈の株元側を刈取り、刈り取られた穀稈を横送りオーガ13の回転によって中央側へ横送りし、中央のフィーダハウス30前端からフィーダコンベア31によって後方へ搬送して脱穀装置20へ供給する。
そして、穀稈は、脱穀装置20内のスクリューロータ24によって脱穀され、受網22より漏下した穀粒等は選別装置40によって選別され、そのうちの一番物は前記グレンタンク4内に貯溜され、また、二番物は、二番還元装置43を経た後に受網22の前端部に投入され、再選別にかけられる。また、脱穀された残りの排稈は、チョッパーにより細かく切断された後、機体外部へ排出される。
以上が、汎用コンバイン100の全体構成についての説明である。
【0018】
次に、本発明の要部である、前記二番還元装置43について詳細に説明をする。
【0019】
以下に、脱穀後の二番物を脱穀装置20または選別装置40に還元する二番還元装置43を備えた汎用コンバイン100において、二番還元装置43の縦送り還元コンベア77の終端にその一部が枝梗処理装置70を構成する横送り還元コンベア78を配置し、該横送り還元コンベア78の処理軸(シャフト71)上の少なくとも一部にスクリュー(搬送羽根72)を配置したことについて説明をする。
【0020】
図1および図2に示す如く、前記縦送り還元コンベア77は二番コンベア47の終端から斜め前上方に傾斜して配置し、選別装置40を覆う側板に固定され、該縦送り還元コンベア77の終端に連通した横送り還元コンベア78は縦送り還元コンベア77に対して直角方向の左右方向に横設して、横送り還元コンベア78の右側の一部が側板を貫通して受網22の上方に臨むように配置される。こうして、前述した脱穀後の二番物は二番還元装置43の縦送り還元コンベア77から横送り還元コンベア78に搬送されて、該横送り還元コンベア78の終端より受網22へ二番物を還元されている。該横送り還元コンベア78の一部は枝梗処理装置70で構成されており、横送り還元コンベア78は搬送機能と枝梗処理機能を併せ持つ構成としている。
【0021】
図3および図4に示す如く、横送り還元コンベア78は左右両側に支持フレーム73・73を配置して、該支持フレーム73・73にベアリングを介してシャフト71の両端が回転自在に支持されている。該シャフト71上には、搬送始端側から左右方向に付設されたスクリュー状の搬送羽根72と、前記シャフト71の半径方向に付設される処理歯(ツースバー74)および拡散羽根75が設けられ、これらの部材は支持フレーム73・73間に被装するケース76により覆われる。なお、ケース76の右側下部は開口されて、二番物が排出できるようにしている。
また、前記シャフト71の一端(左端)は、支持フレーム73を貫通して、該シャフト71上に第一プーリー83が挿嵌されて固設されている。一方、前記縦送り還元コンベア77のコンベア軸の前端はギヤボックス85に挿入され、該ギヤボックス85内のベベルギヤを介して伝動軸86に動力が伝達され、該伝動軸86の先端に第二プーリー84が固設されている。該第二プーリー84と前記第一プーリー83の間にVベルトを巻回して、縦送り還元コンベア77から横送り還元コンベア78のシャフト71に動力が伝達される構成としている。
【0022】
縦送り還元コンベア77により搬送されてきた二番物は、横送り還元コンベア78の始端上部に開口された開口部79より、横送り還元コンベア78の搬送羽根72が設けられている区間(搬送部80と呼ぶ)に投入される。シャフト71が回転することにより、スクリュー状の搬送羽根72が回転し、その回転により二番物がケース76内をB方向に搬送される。
つまり、搬送羽根72を設けることにより、投入された二番物が横送り還元コンベア78の始端部に滞留することなく、確実に搬送される。
【0023】
即ち、枝梗処理装置70にスクリュー(搬送羽根72)を設けることにより、二番還元物の送り作用が発生し搬送が促進されるため、詰まりがなくなり確実に搬送することができるのである。
【0024】
次に、前記搬送部80以降の横送り還元コンベア78の構成を、詳細に説明する。
【0025】
以下に、前記枝梗処理装置70の軸(シャフト71)上に始端側からスクリュー(搬送羽根72)、ツースバー74、拡散羽根75と順に配置したこと、について説明する。
【0026】
図3に示す如く、前述の通り、横送り還元コンベア78の始端部(搬送部80)には搬送羽根72が付設されている。二番物は搬送部80を経て枝梗処理部81に搬送される。また、枝梗処理部81にはシャフト71の半径方向に前記ツースバー74が複数突設されている。ツースバー74は、鋼板を略S字上に折り曲げた部材を対称形に組み合わせて略コ字状に構成した部品である。ツースバー74は開放側を半径方向に突出し、消耗品であるため交換可能なように、閉塞側がシャフト71にボルトにより固設されている。ツースバー74が回転することにより、ツースバー74と穀粒が接触し、穀粒が揉み解されることにより、二番物に含まれる枝梗付着粒から枝梗を除去している。
尚、本実施例では、ツースバー74の個数について、図2乃至図4において計8個図示しているが、この個数に限定されるものではなく、二番還元物の量に応じて選択されるものである。
【0027】
次に、枝梗処理部81を経た二番物は、拡散部82に搬送される。拡散部82にはシャフト71の半径方向に前記拡散羽根75が複数突設されている。拡散羽根75は略台形状鋼板の上底側の一部を折り曲げた部品である。拡散羽根75の基部は消耗品であるため交換可能なように、シャフト71にボルトにより固設されている。拡散部82では枝梗処理が施された二番物を選別装置40へ戻しており、この際に、拡散羽根75の回転により二番物が左右方向に拡散されながら選別装置40へ戻される。これにより、二番物が選別部上の左右一側に偏ったり、塊状となったりせず再選別がうまく行なわれるようにしている。
尚、本実施例では、拡散羽根75の枚数について、図2乃至図4において計4枚図示しているが、この個数に限定されるものではなく、二番還元物の量に応じて選択されるものである。
【0028】
また、搬送部80を設けた効果により、拡散部82には二番物が圧送されてくるため、拡散作用が助長され、二番物を確実に拡散させて選別装置40に戻すことができる。
【0029】
即ち、横送り還元コンベア78の始端側にスクリュー(搬送羽根72)が配置されるため、二番還元物が増加しても強制的に下流側へ搬送することができる。また、送り作用が発生することにより、選別装置40への拡散作用の増大にも寄与するため選別性能も向上することができるのである。
【0030】
次に、縦送り還元コンベア77から横送り還元コンベア78への二番物の受け継ぎ部について詳細に説明をする。
【0031】
以下に、前記スクリュー(搬送羽根72)は二番還元装置43の縦送り還元コンベア77の終端下方に配置していることについて説明をする。
【0032】
つまり、図4に示す如く、汎用コンバイン100の後方下部から前方上部へ傾斜して延設された縦送り還元コンベア77の終端部は、横送り還元コンベア78始端部(即ち搬送部80)の上方に連通されている。搬送部80の上部には開口部79が設けられており、縦送り還元コンベア77により圧送されてきた二番物は、縦送り還元コンベア77の終端部までくると自由落下し、前記開口部79から自然に搬送部80に投入されるようにしている。
【0033】
即ち、縦送り還元コンベア77と横送り還元コンベア78との受け継ぎ部で、確実に下流側へ還元物を搬送することができるため、受け継ぎ部での詰まりを防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施例に係る汎用コンバインの全体的な構成を示した側面図。
【図2】汎用コンバインの部分的な構成を示した一部後面図。
【図3】二番還元装置の横送り還元コンベアの全体的な構成を示した一部後面図。
【図4】縦送り還元コンベアと横送り還元コンベアの受け継ぎ部を示した側面図。
【符号の説明】
【0035】
20 脱穀装置
40 選別装置
43 二番還元装置
70 枝梗処理装置
71 シャフト
72 搬送羽根
77 縦送り還元コンベア
100 汎用コンバイン




 

 


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