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コンバイン - ヤンマー株式会社
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発明の名称 コンバイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−74935(P2007−74935A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−264356(P2005−264356)
出願日 平成17年9月12日(2005.9.12)
代理人 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
発明者 山中 俊雄 / 上久保 宏治
要約 課題
選別風量の供給能が高い唐箕であっても、大型化を防止しつつ選別風量を十分調整することができるコンバインを提供する。

解決手段
唐箕26に、周囲壁260に開設した風量調整用開口264を開閉する風量調整用カバー151と、唐箕26の外気導入口262の開度を調整すべく開閉する唐箕シャッタ141とを設け、風量調整用カバー151及び唐箕シャッタ141を、風量調整用カバー151が開の場合は唐箕シャッタ141を閉になし、風量調整用カバー151が閉の場合は唐箕シャッタ141を開になす連動機構90で連動連結し、この連動機構90と脱穀量検出機構70とを連結機構80で連結し、連動機構90による風量調整用カバー151及び唐箕シャッタ141の開閉動作を、脱穀量検出機構70が検出した脱穀量に応じて行なわせる。
特許請求の範囲
【請求項1】
ファンの周囲を周囲壁で囲繞した唐箕から供給される選別風の量を、脱穀量検出機構が検出した脱穀量に応じて調整するコンバインにおいて、
前記唐箕に、周囲壁に開設した風量調整用開口を開閉する風量調整用カバーと、唐箕の外気導入口の開度を調整すべく開閉する唐箕シャッタとを設け、
前記風量調整用カバー及び唐箕シャッタを、風量調整用カバーが開の場合は唐箕シャッタを閉になし、風量調整用カバーが閉の場合は唐箕シャッタを開になす連動機構で連動連結し、
この連動機構と前記脱穀量検出機構とを連結機構で連結し、連動機構による風量調整用カバー及び唐箕シャッタの開閉動作を、脱穀量検出機構が検出した脱穀量に応じて行なわせることを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記連動機構は、風量調整用カバーを開方向へ付勢すると共に唐箕シャッタを閉方向へ付勢する弾性部材を具備し、
前記連結機構は、前記連動機構と脱穀量検出機構との間を連結するワイヤを具備し、このワイヤによって前記連動機構に、脱穀量検出機構が検出した脱穀量が増大するにつれて、風量調整用カバーを閉させると共に唐箕シャッタを開させる力を付勢する請求項1記載のコンバイン。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀部と選別部とを備え、排藁チェーンなどで搬送される穀稈等の脱穀量に応じて、選別部に設けた唐箕内の風量を調節するコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインの機体後方に設けられた排藁チェーンにより搬送される穀稈量に応じて選別部の揺動選別装置に設けられたチャフシーブの開度を調整するとともに、選別風を発生する唐箕の周壁に開設した開口の開度を変更して選別風の量を調整する風量調整用カバーの開度を制御するコンバインの技術は公知となっている。このようなコンバインにおいては、チャフシーブのチャフ板の開閉開度を検出するセンサを設け、このセンサが検出したチャフ板の開閉開度に基づいて、風量調整用カバーの開度を調節する調節手段を設けていた(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−112338号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載のコンバインにおいては、唐箕における選別風量の調整を風量調整用カバーで行なっているため、選別風量を調整できる範囲が限られており、より多量の穀稈を処理すべく選別風量の供給能を高くした唐箕に対応することが困難であった。これに対し、唐箕の周壁に開設した開口を大きくすることが考えられるが、その場合、所要の唐箕周壁強度を得ることができない。
【0005】
一方、唐箕の外気導入口に臨ませて、当該外気導入口の開度を調整する複数の唐箕シャッタを開閉可能に設けることも考えられるが、その場合、唐箕シャッタの開動時に、全ての唐箕シャッタを収容するためのスペースを唐箕の周囲に確保する必要があり、コンバインが大型化するという問題があった。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、選別風量の供給能が高い唐箕であっても、大型化を防止しつつ選別風量を十分調整することができるコンバインを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の本発明は、ファンの周囲を周囲壁で囲繞した唐箕から供給される選別風の量を、脱穀量検出機構が検出した脱穀量に応じて調整するコンバインにおいて、前記唐箕に、周囲壁に開設した風量調整用開口を開閉する風量調整用カバーと、唐箕の外気導入口の開度を調整すべく開閉する唐箕シャッタとを設け、前記風量調整用カバー及び唐箕シャッタを、風量調整用カバーが開の場合は唐箕シャッタを閉になし、風量調整用カバーが閉の場合は唐箕シャッタを開になす連動機構で連動連結し、この連動機構と前記脱穀量検出機構とを連結機構で連結し、連動機構による風量調整用カバー及び唐箕シャッタの開閉動作を、脱穀量検出機構が検出した脱穀量に応じて行なわせることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の本発明は、前記連動機構は、風量調整用カバーを開方向へ付勢すると共に唐箕シャッタを閉方向へ付勢する弾性部材を具備し、前記連結機構は、前記連動機構と脱穀量検出機構との間を連結するワイヤを具備し、このワイヤによって前記連動機構に、脱穀量検出機構が検出した脱穀量が増大するにつれて、風量調整用カバーを閉させると共に唐箕シャッタを開させる力を付勢することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の本発明では、唐箕に、周囲壁に開設した風量調整用開口を開閉する風量調整用カバーと、唐箕の外気導入口の開度を調整すべく開閉する唐箕シャッタとを設け、風量調整用カバー及び唐箕シャッタを、風量調整用カバーが開の場合は唐箕シャッタを閉になし、風量調整用カバーが閉の場合は唐箕シャッタを開になす連動機構で連動連結し、この連動機構と脱穀量検出機構とを連結機構で連結し、連動機構による風量調整用カバー及び唐箕シャッタの開閉動作を、脱穀量検出機構が検出した脱穀量に応じて行なわせる。このように、連動機構にて風量調整用カバー及び唐箕シャッタを連動して開閉させることによって、唐箕が供給する選別風量を調整するため、選別風量の調整能力が向上し、選別風量の供給能が高い唐箕であっても、選別風量を十分に調整することができる。一方、風量調整用カバー及び唐箕シャッタで選別風量を調整するため、唐箕シャッタは一枚でよく、開動作時に唐箕シャッタを収納するためのスペースを可及的に少なくすることができ、機体を可及的にコンパクトにすることができる。
【0010】
請求項2記載の本発明では、連動機構は、風量調整用カバーを開方向へ付勢すると共に唐箕シャッタを閉方向へ付勢する弾性部材を具備し、連結機構は、連動機構と脱穀量検出機構との間を連結するワイヤを具備し、このワイヤによって前動機構に、脱穀量検出機構が検出した脱穀量が増大するにつれて、風量調整用カバーを閉させると共に唐箕シャッタを開させる力を付勢する。このように連動機構は、弾性部材又はワイヤからの付勢によって風量調整用カバー及び唐箕シャッタを開閉させるため、比較的簡単な構成で開閉することができ、製造コストの低減を図ることができる一方、故障の発生を可及的に防止することができる。また、弾性部材によって風量調整用カバーを開になすと共に唐箕シャッタを閉になすため、脱穀量が無い又は少ないにも拘らず、唐箕から多量の選別風が供給されることが防止される。そして、この状態から、脱穀量が増大するにつれて、風量調整用カバーを閉させると共に唐箕シャッタを開させるため、増大する脱穀量に応じた量の選別風が供給される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明に係るコンバインを図面に基づいて詳述する。
【0012】
図1は、本発明の実施の一形態であるコンバインの左側面図であり、図2は、図1に示したコンバイン内の要部構成を示す模式的側面図である。また、図3は、図2に示した唐箕部分の平面図であり、図4は、図2に示した唐箕部分の平断面図である。なお、本発明は本実施例のコンバインに限定されず、選別部内に唐箕を備えるコンバイン(自脱型・汎用型)に広く適用可能である。
【0013】
クローラ式走行装置1上には機体フレーム2L・2Rが載置され、機体フレーム2L・2R前端には引起し・刈取部3が昇降可能に配設されている。引起し・刈取部3は、前端に分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース5を立設して該引起しケース5より突出したタイン6の回転により穀稈を引き起こし、前記分草板4後部に配設した刈刃7にて株元を刈り取るようにしている。
【0014】
刈り取られた穀稈は、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置にて後部へ搬送され、縦搬送装置の上端から株元がフィードチェーンに受け継がれ、脱穀部12内に穀稈が搬送される。そして、該フィードチェーン後端には排藁チェーン18が配設され、この排藁チェーン18の後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベアなどからなる排藁処理部19が形成され、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出するようにしている。
【0015】
また、前記脱穀部12側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク13が配設され、該グレンタンク13前部には運転席14が配設される一方、グレンタンク13後部には排出オーガ15の縦オーガ15aが立設され、該縦オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とし、本機内部側に配置した駆動系や油圧系のメンテナンスを容易にしている。
【0016】
そして、該グレンタンク13の底部には排出コンベアが前後方向へ配設され、排出コンベアから前記排出オーガ15に動力が伝達されて、排出オーガ15先端よりトラック等へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。更に、脱穀部12下方には、選別部17が配設され、脱穀部12から流下する穀粒や藁屑等(以後、「処理物」という)から穀粒を選別し、前記グレンタンク13に搬送するようにしている。
【0017】
前述した脱穀部12に形成された扱室28には、機体の前後方向に軸架された略円柱形状の扱胴21が設けられ、該扱胴21の外周面には扱歯21a・21a・・・が植設される。一方、フィードチェーンにより、穀稈の株元部は拘束され、かつ穀稈の先端部は扱胴21の下方に挿入されつつ機体後方に搬送される。扱胴21の回転により、扱歯21a・21a・・・が籾(処理物)に接触して脱粒が行われるとともに、受網20は扱胴21が格納される扱室28の下半部を覆うように設けられ、被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)のみを下方へ落下するようにしている。
【0018】
扱胴21後部には、略円柱形状の送塵口処理胴を内蔵する処理室が設けられており、扱胴21で処理できなかった枝梗付着粒等の未処理物は処理室内へ搬送され、送塵口処理胴の回転駆動によって機体後方へ搬送されながら籾と枝梗とに分離され、被処理物(籾および細断された藁屑の混合物)のみ、前記処理室の下半部を覆うように設けられた処理胴網に設けられた孔(網目)を通過して下方へ落下するようにしている。このようにして落下した被処理物は、送塵搬送コンベアにより機体前方(すなわち、送塵口処理胴の搬送方向とは逆の方向)へ向かって搬送され、送塵搬送コンベアの前端に設けられた排塵口より選別部17へ再投入される。より具体的には、被処理物は、後述するチャフシーブ33上において流穀板の上方(すなわち、一番コンベアの上方)となる位置に落下する。
【0019】
一方、前述した選別部17においては、揺動選別装置27による揺動選別と唐箕26による風選別とが行われ、一番物と二番物と藁屑等に分別される。揺動選別装置27の前端部は扱胴21の前端部の下方まで延出され、揺動選別装置27の後端部は前述した送塵口処理胴の後端部下方まで延出されるように揺動選別装置27の前後長さが定められている。そして、揺動選別装置27前下部には図示せぬ揺動軸が設けられるとともに、後部には揺動駆動機構が設けられ、揺動駆動機構によって揺動選別装置27が支持機枠に対して揺動するように構成されている。
【0020】
揺動選別装置27の前部には前流穀板が設けられるとともに、該前流穀板の後下方に後流穀板が設けられる。前後の流穀板は板状の部材を波形に成形したものであり、受網20を通過した処理物(穀粒および藁屑等との混合物)は前後の流穀板上に落下し、揺動選別装置27の揺動により機体後方に搬送される。前記後流穀板の後部には、第二選別部である網状のグレンシーブ32が連設されるとともに、該グレンシーブ32と後流穀板の上方、かつ前流穀板の後方には、第一選別部であるチャフシーブ33が被装されている。チャフシーブ33の後方には、ストローラック129が配設される。
【0021】
チャフシーブ33は揺動選別装置27に投入される処理物の量に応じてその開度を調節することが可能であり、穀粒および細かい藁屑はチャフシーブ33を通過して下方に落下し、チャフシーブ33の開口よりも大きい藁屑等は後方に搬送される。このとき、チャフシーブ33とグレンシーブ32との間には唐箕26により選別部17の前方から後方への気流が発生しており、細かい藁屑の一部は後方に吹き飛ばされて穀粒と分離される。
【0022】
唐箕26は前流穀板の後部下方かつ後流穀板の前部下方に配置され、チャフシーブ33やグレンシーブ32に選別風を送風する。揺動選別装置27の下方の前後途中位置には、左右方向に一番コンベアと二番コンベアとが横設される。一番コンベアと二番コンベアとの位置関係は、一番コンベアが唐箕26に近い側、二番コンベアが唐箕26から遠い側となる。一番コンベアの右端部にはその長手方向(搬送方向)が略上下方向となるように設けられた揚穀コンベアが連結され、この揚穀コンベアの上端はグレンタンク13内と連通している。
【0023】
選別部17内に投入され、揺動選別装置27の前流穀板上に漏下された穀粒、枝梗付着粒、未熟穀粒および細かい藁屑等の混合物は、チャフシーブ33上に漏下される過程で唐箕26により発生する選別部17の前方から後方への気流により、細かい藁屑の一部が後方へ吹き飛ばされる。チャフシーブ33上に漏下した穀粒、枝梗付着粒、未熟穀粒および細かい藁屑等の混合物は、揺動選別装置27の揺動により、後方に搬送される、このとき、穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等はチャフシーブの開口部より下方に落下し、大きい藁屑はチャフシーブの後方まで搬送され、ストローラック129を経て機外に排出される。
【0024】
チャフシーブ33の開口部より下方に落下した穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等は後流穀板およびグレンシーブ32上に漏下される。このときにも唐箕26からの選別風により、細かい藁屑の一部は後方に吹き飛ばされて分離される。
【0025】
グレンシーブ32上に漏下された穀粒、未熟穀粒、枝梗付着粒および細かい藁屑等のうち、穀粒、未熟穀粒、細かい藁屑等はグレンシーブ32を通過して下方に落下する。このとき、重量が大きい穀粒(一番)は一番回収部(流穀板の後方に設けられた選別部17底面の窪みであり、一番コンベアが収容されている)109に回収され、一番コンベアから揚穀コンベアを経て、グレンタンク13に搬送される。
【0026】
一方、重量が小さい未熟穀粒や細かい藁屑の一部や穂切り粒や穀粒等が混じった未処理粒は、唐箕26からの選別風により後方に吹き飛ばされ、前述した二番回収部(一番回収部109の後方に設けられた選別部17底面の窪みであり、二番コンベアが収容されている)110に回収され、二番コンベアから二番還元コンベアを経て、図示しない枝梗処理装置に搬送され、そこに内蔵される枝梗処理胴により枝梗が除去された後、前述した揺動選別装置の前流穀板上(またはチャフシーブ33上)に再投入される。
【0027】
次に、唐箕26における選別風量の調整機構について説明する。
【0028】
コンバインによる収穫作業においては、刈取作業と脱穀・選別作業とを同時に行う。よって、収穫作業時のコンバインの走行速度に比例して、単位時間当たりの収穫面積(刈取速度)が増加するので、脱穀・選別作業の処理速度(すなわち選別部17での処理能力)も増加させる必要がある。すなわち、脱穀部12に投入される穀稈量が増加すれば、チャフシーブ33の開度を大きくしてチャフシーブ33の下方へ落下する被処理物の量を多くするとともに、唐箕26による選別風の量を増やし、風選別の能力を上げる操作を行う必要がある。
【0029】
ここで、チャフシーブ33の開度については、排藁チェーン18により搬送される穀稈量に応じて当該開度を調整すべく、例えば、排藁チェーン18の下側に、排藁を挟持するために排藁チェーン18との間の距離を拡縮可能に配置したチェーンガイド(挟扼杆)50の移動量を取り出し、チャフシーブ33の開度を調整する調整レバーにワイヤによって伝えることによって調整するようにしている。
【0030】
次に、唐箕26における選別風量の調整について説明する。
図2に示したように、唐箕26は、横置有底筒状の周囲壁260内に、当該周囲壁260の中心軸と同軸上に配置した回転軸周りに複数の羽根を設けたファン261を装入して構成しており、ファン261によって生起された選別風は、周囲壁260の前記一番回収部109に対向する後側部分に開設した吹出口263から一番回収部109へ供給される。
【0031】
また、周囲壁260の前側部分には風量を調整すべく風量調整用開口264を開設しており、風量調整用開口264は当該風量調整用開口264より広い面積を有する円弧板状の風量調整用カバー151で塞止される。また、周囲壁260内へ外気を導入するための外気導入口262に臨ませて、側面視が略扇板型状をなし、外気導入口262の開度を調整するための唐箕シャッタ141が、当該唐箕シャッタ141の細幅側端部を前側斜下方向へ向けて配されており、これら風量調整用カバー151及び唐箕シャッタ141は、連動機構90によって連動して開閉動作するようになっている。
【0032】
すなわち、連動機構90は、周囲壁260の前記風量調整用開口264より少し上方の位置に横架した支持軸91を有しており、支持軸91は一対の軸受部92(92)によって回動自在に支持されている。この支持軸91に前述した風量調整用カバー151の上縁部が固定されており、支持軸91の正逆回動によって風量調整用カバー151が開閉される。支持軸91の外気導入口262側の端部は周囲壁260から少し離隔する位置まで延出させている。また、唐箕シャッタ141の細幅側端部近傍には支持軸91を貫通させる貫通孔を開設しており、この貫通孔に前記支持軸91の延出端部を貫通させて、唐箕シャッタ141を支持軸91に固定している。
【0033】
このように風量調整用カバー151及び唐箕シャッタ141は、連動機構90の支持軸91周りに揺動自在に支持されており、連動機構90によって、風量調整用カバー151を開動させた場合、唐箕シャッタ141が外気導入口262内へ進出(閉動)し、風量調整用カバー151を閉動させた場合、唐箕シャッタ141が外気導入口262外へ退出(開動)するようになっている。
【0034】
また、前述した支持軸91の延出端部には平面視が倒立L字状の連結アーム93の一端が固定してあり、連結アーム93の揺動によって支持軸91が回動されるようになっている。一方、風量調整用カバー151の下縁部にはバー95が、その外気導入口262側の端部を周囲壁260から少し離隔する位置まで延出させた様態で固着してあり、バー95の延出端部には弾性部材たる開動バネ94の一端が係止している。そして、この開動バネ94によって連動機構90は、風量調整用カバー151が開すると共に、唐箕シャッタ141が閉する方向へ付勢される。
【0035】
一方、排藁チェーン18の下側に配置したチェーンガイド50は、前後方向へ距離を隔てて配置した2本の脚部61,61によって、排藁チェーン18との間の距離を拡縮可能に支持されており、チェーンガイド50は、両脚部61,61に設けた付勢部材62,62によって、排藁チェーン18側へ付勢されている。
【0036】
後ろ側に配した脚部61の下端は、チェーンガイド50の拡縮動作に伴って進退移動するようになっており、脱穀量検出機構70の一部を構成している。また、脱穀量検出機構70は、前記脚部61の下端近傍に固定した枢軸73を有しており、この枢軸73に回動自在に外嵌したボス72と前記脚部61の下端との間は連絡部材71で連絡している。すなわち、連絡部材71の一端を前記脚部61の下端に揺動自在に連結すると共に、連絡部材71の他端をボス72の外周面に固着させており、脚部61の進退移動によってボス72を回動させるようになっている。
【0037】
このボス72には、連結機構80を構成するワイヤ81を上端部に連結させた検出アーム74の下端も固着させてあり、検出アーム74は、前記脚部61の進出によりボス72が回動した場合、傾倒姿勢から起立するようにしてあり、これによってワイヤ81が引っ張られる。
【0038】
ワイヤ81の他端は復帰用バネ82を介して、連動機構90を構成する連結アーム93の延出端部に連結しており、検出アーム74が起立してワイヤ81を介して連動機構90に引っ張り力が与えられると、連動機構90の連結アーム93が揺動して支持軸91が正回動し、与えられた引っ張り力に応じて前記開動バネ94の力に抗して、風量調整用カバー151を閉方向へ回動させると共に、唐箕シャッタ141を開方向へ回動させる。
【0039】
風量調整用カバー151の閉動作によって風量調整用開口264の開度が小さくなると、風量調整用開口264から排出される風量が減少して、吹出口263からの選別風の供給量が増大する。また、唐箕シャッタ141の開動作によって外気導入口262の開度が大きくなると、唐箕26内へ導入される外気量が増大して、吹出口263からの選別風の供給量が増大する。
【0040】
一方、排藁チェーン18によって搬送される排藁量(脱穀量)が減少すると、脱穀量検出機構70を構成する前記脚部61が退行するので、検出アーム74が傾倒してワイヤ81が撓み、このワイヤ81の撓みは復帰用バネ82によって連動機構90に伝えられ、開動バネ94の作用によって、風量調整用カバー151が開方向へ回動されると共に、唐箕シャッタ141が閉方向へ回動される。
【0041】
風量調整用カバー151の開動作によって風量調整用開口264の開度が大きくなると、風量調整用開口264から排出される風量が増大して、吹出口263からの選別風の供給量が減少する。また、唐箕シャッタ141の閉動作によって外気導入口262の開度が小さくなると、唐箕26内へ導入される外気量が減少して、吹出口263からの選別風の供給量が減少する。
【0042】
このように、脱穀量検出機構70が検出した排藁量(脱穀量)に応じて、風量調整用カバー151及び唐箕シャッタ141を連動して閉動作及び開動作、又は、開動作及び閉動作させるため、選別風量の調整能力が向上し、選別風量の供給能が高い唐箕26であっても、選別風量を十分に調整することができる。
【0043】
また、前述したように連動機構90は、開動バネ94又はワイヤ81からの付勢によって風量調整用カバー151及び唐箕シャッタ141を開閉させるため、比較的簡単な構成で開閉することができ、製造コストの低減を図ることができる一方、故障の発生を可及的に防止することができる。また、開動バネ94によって風量調整用カバー151を開になすと共に唐箕シャッタ141を閉になすため、排藁量(脱穀量)が無い又は少ないにも拘らず、唐箕26から多量の選別風が供給されることが防止される。そして、この状態から、排藁量(脱穀量)が増大するにつれて、風量調整用カバー151を閉させると共に唐箕シャッタ141を開させるため、増大する排藁量(脱穀量)に応じた量の選別風が供給される。
【0044】
一方、風量調整用カバー151及び唐箕シャッタ141で選別風量を調整するため、複数の唐箕シャッタ141を配設しなくても十分に選別風量を調整することができ、開動作時に唐箕シャッタ141を収納するためのスペースを可及的に少なくすることができるので、機体を可及的にコンパクトにすることができる。
【0045】
なお、本実施の形態では、排藁チェーン18によって搬送される排藁量より排藁処理量を検知するよう構成しているが、脱穀処理量の検知方法はこれに限定されるものではなく、例えば、フィードチェーンによって搬送される穀稈の量や、選別部17での処理量を知ることで脱穀処理量を検知できるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施の一形態であるコンバインの左側面図である。
【図2】図1に示したコンバイン内の要部構成を示す模式的側面図である。
【図3】図2に示した唐箕部分の平面図である。
【図4】図2に示した唐箕部分の平断面図である。
【符号の説明】
【0047】
18 排藁チェーン
26 唐箕
50 チェーンガイド
70 脱穀量検出機構
80 連結機構
90 連動機構
141 唐箕シャッタ
151 風量調整用カバー
262 外気導入口
264 風量調整用開口




 

 


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