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発明の名称 コンバイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−61048(P2007−61048A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−253778(P2005−253778)
出願日 平成17年9月1日(2005.9.1)
代理人 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
発明者 佐藤 昇一 / 小郷 浩行 / 入江 信行
要約 課題
女性・高齢者・新規就農者等が操縦する場合であっても、誤動作を防止でき、安全性を確保できるように、コンバインの排出オーガの操作性を向上させる。

解決手段
収穫した穀粒を排出する排出口を有し、左右旋回可能な排出オーガを備えたコンバインにおいて、前記排出オーガを操作する排出オーガ回動操作具54のレバーガイド60に、前記排出オーガを左側に旋回する前記排出オーガ回動操作具54の操作方向表示部61を赤色で示し、前記排出オーガを右側に旋回する前記排出オーガ回動操作具54の操作方向表示部62を緑色で示したものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
収穫した穀粒をグレンタンクに貯留し、該グレンタンク内の穀粒を排出するために、アクチュエータにて左右旋回可能であり、横パイプ及び縦パイプから構成される排出オーガを備えたコンバインにおいて、
前記アクチュエータの回動操作具の基部に操作方向表示部を配置し、前記横パイプに前記操作方向表示部に対応させた方向表示部を設けたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記操作方向表示部及び前記方向表示部には、左右の旋回操作方向を示す文字を銘記したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記操作方向表示部及び前記方向表示部には、左右の旋回操作方向を異なる色彩又は濃淡に着色したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【請求項4】
前記操作方向表示部は、左右の旋回操作方向を異なる色彩又は濃淡に着色し、前記方向表示部は表示灯としたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【請求項5】
前記操作方向表示部及び前記方向表示部を、左右の旋回方向を異なる色彩又は濃淡に着色したことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はコンバイン、詳しくは、コンバインの収穫した穀粒をグレンタンクから機外に排出する排出オーガの操作方向表示部の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンバインは、走行しながら、刈取作業によって刈り取り、選別した穀粒を、機体に設けたグレンタンク内に貯留する。このグレンタンク内の穀粒が所定量になると、刈り取り作業を停止し、適宜排出位置まで移動して停止し、排出オーガを旋回させて、運搬車の荷台等へ穀粒を排出する作業を行う。
【0003】
前記排出オーガは、その全長を機体の前後長に見合う長尺に構成されると共に、機体に対して旋回及び昇降回動可能に構成され、刈取作業走行中や路上走行中は排出オーガ自体の損傷防止や周囲の安全確保のために、機体上部の収納位置に収納される。そして、排出オーガは、穀粒排出作業時には、排出作業位置へ旋回させて穀粒排出作業を行い、この穀粒排出作業が終了すると、前記の収納位置まで旋回させて収納される。
【0004】
前記排出オーガを旋回及び昇降回動させるために、モータや油圧シリンダ等のアクチュエータが設けられており、これらのアクチュエータは、操縦席の近傍に配置した手動旋回操作レバーによって駆動操作される構成としている。すなわち、操縦者がこの手動旋回操作レバーを操作することによって、排出オーガを適宜の位置へ旋回又は昇降回動操作できる。
【0005】
排出オーガの操作性の観点から、特許文献1では、自動旋回指示スイッチを設けた排出オーガ操作装置を開示している。この自動旋回指示スイッチは、排出オーガを収納位置と排出作業位置との間にわたって自動的に旋回させることができる。該操作装置は、排出オーガの操作を、従来の手動旋回操作レバーと自動旋回指示スイッチの組み合わせにて実施することにより、コンバインの操作性を向上させている(特許文献1参照)。
【0006】
一方、近年では、農業機械分野において、誰もが使いやすい機械であることが求められ、女性・高齢者・新規就農者、つまりどんな人間に対しても、使いやすい機械が要求されている。コンバインについても、性能は充実させつつも、作業が楽・操作がし易い、という観点からの改良が望まれている。
【特許文献1】特開平10−295174号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
操作性の観点から、前記排出オーガは360度旋回可能であり、常時前方を向いている作業者にしてみれば、旋回開始位置より「左」又は「右」の旋回方向が瞬時に判断できず、操作し難い。例えば、排出作業を行うときには、作業者はステップ上に立って後方を向いてスイッチ操作を行うが、排出オーガが前方に位置しているときと、排出オーガが後方を向いて位置しているときとでは、スイッチの操作方向と排出オーガの回動方向は逆となる。つまり、排出オーガが後方に位置している時に、作業者が後方を向いて右旋回操作を行うと、排出オーガは左方向に回動して、スイッチの操作方向と逆方向に回転すると勘違いしてしまう。
同様に、機外で穀粒の搬入等を行っている作業補助者にとっても、例えば操縦者と作業補助者が向かい合って位置していると、指示される「左」又は「右」の方向は、逆方向となり、瞬時に判断はできない。
排出オーガの操作性の低下は、作業効率を低下させる。また、旋回方向の誤った予測は、作業補助者や穀粒の運搬車との接触による損傷につながる恐れがある。
【0008】
そこで、解決しようとする課題は、コンバインの排出オーガの操作性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0010】
即ち、請求項1においては、収穫した穀粒をグレンタンクに貯留し、該グレンタンク内の穀粒を排出するために、アクチュエータにて左右旋回可能であり、横パイプ及び縦パイプから構成される排出オーガを備えたコンバインにおいて、前記アクチュエータの回動操作具の基部に操作方向表示部を配置し、前記横パイプに前記操作方向表示部に対応させた方向表示部を設けたものである。
【0011】
請求項2においては、前記操作方向表示部及び前記方向表示部には、左右の旋回操作方向を示す文字を銘記したものである。
【0012】
請求項3においては、前記操作方向表示部及び前記方向表示部には、左右の旋回操作方向を異なる色彩又は濃淡に着色したものである。
【0013】
請求項4においては、前記操作方向表示部は、左右の旋回操作方向を異なる色彩又は濃淡に着色し、前記方向表示部は表示灯としたものである。
【0014】
請求項5においては、前記操作方向表示部及び前記方向表示部を、左右の旋回方向を異なる色彩又は濃淡に着色したものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0016】
請求項1においては、コンバイン操縦者と機外の補助作業者の方向認識が一致することで、排出オーガの操作性を向上でき、機外の作業補助者との操作方向の齟齬を解消することができる。つまり、横パイプが、操作する者に対してどの位置にあっても、横パイプの方向表示と回動操作具基部の操作方向表示とを見ることにより操作がわかり易い。
【0017】
請求項2においては、請求項1の効果に加え、コンバイン操縦者と機外の作業補助者が色覚障害のある場合でも、排出オーガの操作性を向上でき、機外の補助作業者との操作方向の齟齬を解消することができる。
【0018】
請求項3においては、請求項1の効果に加え、コンバイン操縦者と機外の補助作業者が瞬時に方向認識でき、排出オーガの操作性を向上でき、機外の作業補助者との操作方向の齟齬を解消することができる。
【0019】
請求項4においては、請求項1の効果に加え、夜間作業にて、機外の作業補助者の作業性を向上できる。
【0020】
請求項5においては、請求項1の効果及び請求項2の効果と同様の効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明に係るコンバインの全体的な構成を示した側面図、図2はコンバインの操作部の斜視図、図3は実施例1a乃至1dの操作方向表示を示した斜視図である。
図4(a)は排出オーガ横パイプの左側面図、図4(b)は同じく右側面図、図5は実施例3a乃至3dの方向表示部を示した図である。
図6は実施例4a乃至4dの方向表示部を貼設した排出部の後面図、図7(a)は実施例5を示した排出オーガ横パイプの左側面図、図7(b)は同じく右側面図である。
図8(a)は実施例6を示した排出オーガの排出口正面図、図8(b)はコンバインの平面図、図9は排出オーガのリモコンの平面図、図10は実施例6a乃至6dの方向表示部を示した図である。
なお、以下の説明における左・右は、コンバインの機体進行方向(図1中矢印方向)に向かって左・右を指すものとする。
【0022】
図1に示すように、本発明に係るコンバイン100において、クローラ式走行装置1上には機体フレーム2が載置され、この機体フレーム2の前端には刈取部3が昇降可能に配設されている。この刈取部3の前端からは穀稈を分草するための分草板4が突出しており、この分草板4の後部には引起しケース5(引起し装置)が立設されている。そして、引起しケース5からはタイン6が突出しており、このタイン6が引起しケース5の周りを回動することにより穀稈を引き起し、前記分草板4後部に配設される刈刃7により穀稈の株元を刈り取る構成となっている。
【0023】
機体側方(左側方)には、穀稈を搬送するフィードチェン9が設けられており、刈取部3で刈り取られた穀稈は、下部搬送装置8a、上部搬送装置8b、縦搬送装置8cにより後方へ搬送され、株元が縦搬送装置8cの後上端からフィードチェン9に受け継がれて脱穀部12内に搬送される。
また、フィードチェン9の後端には排藁チェン10が配設されており、この排藁チェン10の後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベア等からなる排藁処理部(図示略)が形成されている。この排藁処理部により、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出、あるいは切断せずに放出するようにしている。
【0024】
前記脱穀部12の下方には選別部が配設されており、この選別部によって脱穀部12から流下する穀粒や藁屑などから穀粒を選別し、選別後の穀粒を脱穀部12の側方に配設されるグレンタンク13に搬送して貯溜したり、藁屑などを機外に排出したりするようにしている。
また、グレンタンク13の前方には運転部14が構成されており、この運転部14においては、操向ハンドル16、主変速レバー51、作業機クラッチレバー53等が配設されるとともにシート20が設けられている。
【0025】
排出オーガ15は、このグレンタンク13後方に構成され、縦パイプ17が機体フレーム2上に立設されている。この縦パイプ17を中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とされており、機体内部側に配置される駆動系や油圧系のメンテナンスが容易に行われるようになっている。グレンタンク13の底部には排出コンベア(図示略)が前後方向に配設されており、この排出コンベアから排出オーガ15に動力を伝達することで、排出オーガ15に設けられた穀粒の排出部である排出口19から外部へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。前記排出オーガ15は、主に、下端が前記排出コンベアと連通され穀粒を縦送りする前記縦パイプ17と、この縦パイプ17の上端に連通されて穀粒を横送りする横パイプ18とからなり、グレンタンク13の後側に立設された縦パイプ17の上端に、横パイプ18の基端側が上下回動可能に枢着され、油圧シリンダ等のアクチュエータを伸縮させて上下回動可能としている。縦パイプ17は、機体フレーム2に対して旋回可能に枢着されて、モータ等のアクチュエータの回動により旋回可能としている。これらにより、任意の場所へ穀粒を排出することが可能となっている。
【0026】
図2に示すように、コンバイン100の操作部50について説明する。
コンバイン100の運転部14の左側には操作部50(サイドコラム)が設けられ、主変速レバー51、こき深さ調整スイッチ52、作業クラッチレバー53、排出オーガ回動操作具54、オートリターンスイッチ59、ライトウィンカスイッチ55及び副変速レバー56等が備えられている。以下にそれぞれの操作機器を簡単に説明する。
【0027】
主変速レバー51は、油圧式無段変速装置(HST)の油圧ポンプの斜板の傾斜角度を変更操作して出力回転数を変更するものであるが、これ以外の油圧クラッチを選択して変速する、又は歯車を選択して変速する構成であってもかまわない。また、主変速レバー51の把持部に設けられたオートリフトボタン58は、刈取部を予め設定された高さ位置まで上昇させて停止させることができる。
こき深さ調整スイッチ52は、上部搬送装置8bと縦搬送装置8cを上下回動させて、刈り取られた穀稈の穂先がこぎ室へ入る位置を手動操作で調整するスイッチである。
作業クラッチレバー53は、原動機と脱穀装置及び刈取装置との間に配置したクラッチを、それぞれ「入」または「切」操作できる。ここで、刈取装置のクラッチを「入」とするには、脱穀装置のクラッチを「入」とする必要がある。
排出オーガ回動操作具54は、排出オーガ15を、アクチュエータによって、旋回又は昇降回動操作することができる。また、オートリターンスイッチ59は自動旋回指示スイッチであり、排出オーガ15を収納位置に自動的に旋回させることができる。
ライトウィンカスイッチ55は、前照灯の選択及び方向指示灯の選択ができる。
副変速レバー56は、脱穀・刈取の作業を実施する時の作業速度となる低速走行と、路上走行等高速走行を選択することができる。
【0028】
図3は、前述した排出オーガ回動操作具54及びレバーガイド60を、それぞれの実施例ごとに示している。レバーガイド60は、排出オーガ回動操作具54基部の操作部50に設けられている。以下に、実施例別にレバーガイド60上に表記された操作方向表示部について説明する。
【0029】
図3(a)に示すように、実施例1aは、左右の操作方向表示部を文字で表示している。本実施例では、排出オーガ15が平面視で反時計回り(左側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部62は、「左」と明記されている。一方、平面視で時計回り(右側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部61は、「右」と明記されている。
このようにして、操縦者が方向認識を正確にすることで、排出オーガ15の操作性を向上できる。また、操縦者が色覚障害のある場合でも対応できる。
【0030】
図3(b)に示すように、実施例1bでは排出オーガ15が平面視で反時計回り(左側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部64は、「L」と明記されている。一方、平面視で時計回り(右側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部63は、「R」と明記されている。
このようにしても、実施例1aと同様の効果が得られる。
【0031】
図3(c)に示すように、実施例1cは、左右の操作方向表示部を色で表示(着色)している。本実施例では、排出オーガ15が平面視で反時計回り(左側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部65は赤色で着色されている。一方、平面視で時計回り(右側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部66は赤色で着色されている。
このように、「左を赤」、「右を緑」と、排出オーガ15操作時に、方向を色覚で認識できるよう構成することで、操縦者は瞬時に方向を認識でき、排出オーガ15の操作性を向上できる。例えば、操縦者は刈取作業時や走行時は前方を向いて、排出作業時は後方を向いて操作するので、排出オーガの「左」又は「右」は、操縦者の向きによって逆になる。また、横オーガが縦オーガに対して前方に位置する時と、後方に位置する時とでは、操作方向が排出オーガ回動操作具54の操作方向に対して逆となるが、本実施例のように色覚で方向を認識できれば誤操作を防止できる。
【0032】
図3(d)に示すように、実施例1dは左右の操作方向表示部は色と文字で表示(着色)するようにしている。本実施例では、排出オーガ15が平面視で反時計回り(左側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部68は、赤色で着色され「左」と明記されている。一方、平面視で時計回り(右側)に旋回する排出オーガ回動操作具54の操作位置を示す操作方向表示部67は、緑色で着色され「右」と明記されている。
このようにして、実施例1dでは実施例1(a)及び1(c)と同様の効果が得られる。
ここで、それぞれの操作方向表示部は、運転部14より目視にて十分確認できる大きさとする。
【0033】
図2及び図3に示すように、オートリターンスイッチ59は、押すことにより、排出作業位置にある排出オーガ15を自動的に旋回して収納位置まで戻すことができ、旋回方向は一方向のみとする。本実施例では、平面視で時計回り(右側)に旋回して収納位置まで戻すことにしているので、オートリターンスイッチ59は緑色とし、ONすることにより緑色に点灯させる。もちろん、平面視で反時計回り(左側)に旋回して収納位置まで戻すのであれば、オートリターンスイッチ59は赤色とし、ONすることにより赤色に点灯させる。
このようにして、操縦者は、自動旋回時にどちら方向に旋回するのか忘れていても、オートリターンスイッチ59の色にて、旋回方向を識別できるので誤動作を防止できる。
【0034】
図4に示すように、実施例3では、前記操作方向表示部に対応した方向表示部を横パイプ18の左側面部71(図4(a)参照)及び右側面部72(図4(b)参照)にそれぞれ設置する。
横パイプ18が折り畳み可能に構成している場合には、設置位置は、支点73より横パイプ18の根元側とする。横パイプ18はコンバイン100が作業を行わずに走行中は、折り畳み回動部に配置したロックレバー74を持ち上げることにより、支点73にて折り曲げ、コンパクトな状態にすることができる。この折り曲げた状態にて、方向表示部31・32が逆方向を向くことがないようにするためである。
以下に、実施例別に、方向表示部について説明する。
【0035】
図5(a)に示すように、実施例3aでは、「左」と明記した方向表示部31及び「右」と明記した方向表示部32を、それぞれ横パイプ18の側面部71・72に設置する。
このようにして、操縦者と作業補助者の方向認識が一致することで、排出オーガ15の操作性を向上でき、作業補助者の安全性を確保できる。また、操縦者と作業補助者が色覚障害のある場合でも対応できる。もちろん、操縦者のみで作業する場合でも誤りがなくなる。
【0036】
図5(b)に示すように、実施例3bでは、「L」と明記した方向表示部33及び「R」と明記した方向表示部34を、それぞれ横パイプ18の側面部71・72に貼設する。
このようにして、実施例3aと同様の効果が得られる。
【0037】
図5(c)に示すように、実施例3cでは、赤色の方向表示部35及び緑色の方向表示部36を、それぞれ横パイプ18の側面部71・72に設置する。
このように、「左を赤」、「右を緑」と、排出オーガ15操作時に、方向を色覚で認識できるよう構成することで、操縦者及び作業補助者は瞬時に方向を認識でき、排出オーガ15の操作性を向上できる。また、操縦者及び作業補助者は、互いに色で方向を共通認識しているので、方向予測間違いが起こらず、作業補助者の安全性を確保している。もちろん、操縦者のみで作業する場合でも誤りがなくなる。
【0038】
図5(d)に示すように、実施例3bでは、「左」と明記しかつ赤色の方向表示部31及び「R」と明記しかつ緑色の方向表示部32を、それぞれ横パイプ18の側面部71・72に設置する。
このようにして、実施例3dでは、実施例3a及び実施例3cと同様の効果が得られる。
【0039】
図6に示すように、実施例4では、左右の方向表示部を前記操作方向表示部に対応するように、排出オーガ15先端の排出口19の後面に貼設している。つまり左右を示す方向表示がそれぞれ左右並べて設置されているのである。
【0040】
図6(a)に示すように、実施例4aでは、「左」と明記した方向表示部41及び「右」と明記した方向表示部42を排出口19の後面に設置する。
このようにして、操縦者と機外の補助作業者の方向認識が一致することで、排出オーガ15の操作性を向上でき、機外の作業補助者の安全性を確保できる。また、操縦者と作業補助者が色覚障害のある場合でも対応できる。つまり、横パイプが、操作する者に対してどの位置にあっても、横パイプの方向表示と回動操作具基部の操作方向表示とを見ることにより操作がわかり易い。
【0041】
図6(b)に示すように、実施例4bでは、矢印等の記号で旋回方向を示した方向表示部を排出口19の後面に設置している。
このようにして、実施例4aと同様の効果が得られる。もちろん、操縦者のみで作業する場合でも誤りがなくなる。
【0042】
図6(c)に示すように、実施例4cでは、赤色の方向表示部45及び緑色の方向表示部46を排出口19の後面に設置している。
このように、「左を赤」、「右を緑」と、排出オーガ15操作時に、方向を色覚で認識できるよう構成することで、操縦者及び作業補助者は瞬時に方向を認識でき、排出オーガ15の操作性を向上できる。また、操縦者及び作業補助者は、互いに色で方向を認識しているので、方向予測間違いが起こらず、作業補助者の安全性を確保している。
【0043】
図6(d)に示すように、実施例4dでは、「左」と明記しかつ赤色の方向表示部31及び「R」と明記しかつ緑色の方向表示部32を排出口19の後面に設置している。
【0044】
実施例3及び4は、実施例1と組み合わせることによって、さらに排出オーガ15の操作性及び作業補助者との操作方向の齟齬を解消することができる。ここで、操作方向表示部が色にて識別されていれば方向表示部も対応するように色にて識別させ、操作方向表示部が色及び文字にて識別されていれば方向表示部も同様とさせる。すなわち、コンバイン100の操縦者及び機外の作業補助者が、排出オーガ15の旋回開始位置に係らず旋回方向を、互いに共通認識できる色又は文字の方向指示で認識できるのである。但し、方向を示す色は赤または緑に限定するものではない。また、文字も左・右に限定するものではなく、ひらがなやカタカナや外国語等で表示してもよい。また、記号も矢印に限定するものではなく、指の絵や三角形等で表示してもよい。
【0045】
図7に示すように、実施例5では、左右の指示表示灯の色を異なる色として前記操作方向表示部65・66の色に合わせて排出オーガの排出口19の側面に配設している。つまり、赤色の指示表示灯81を、排出口19の左側面(図7(a)参照)に、緑色の指示表示灯82を、排出口19の右側面(図7(b)参照)に設置する。この表示灯81・82は、消灯していても、それぞれの色が識別できるものとする。ここで、表示灯81・82は、日中など作業環境が明るいときは、常時点滅又は点灯させても良いし、旋回時のみ点滅又は点灯させても良い。夜間時は、常時、点滅又は点灯させるものとする。また、複数のLED等で連続的に旋回方向に点滅させてもよい。又は、常時は、輝度を下げて点滅又は点灯させて、旋回時は輝度を上げて点滅又は点灯させるなどすることも考えられる。
【0046】
図8(a)に示すように、実施例6では、前述した指示表示灯83・84を、排出オーガ15の排出口19の上部に設置する構成としている。ここでは、実施例5同様に、指示表示灯83は緑色に、指示表示灯84は赤色に点灯し、消灯時も色が識別できるものとする。もちろん、常時点滅又は点灯させても良いし、旋回方向に点滅させてもよい。
【0047】
図9(b)を用いて、実施例6の効果を説明する。図9(b)では、一点鎖線矢印にて、排出オーガ15が、収納部から右方又は後方に旋回する軌道を示している。本実施例では、色によって識別された指示表示灯83・84で、操縦者又は作業補助者が排出オーガ15の旋回方向を瞬時に認識できる効果は、実施例5と同様である。しかし、本実施例では、コンバイン100周囲のどの位置からでも、旋回方向を確認することができる。
例えば、A位置(図9(b)中)に作業補助者がいるときに、実施例3及び5では、一点鎖線矢印方向に排出オーガ15が旋回する場合、旋回指示が認識できないが、本実施例では可能である。つまり、本実施例では、排出オーガ15の旋回方向の逆側面からでも、旋回方向を認識できるのである。
【0048】
このように、旋回する排出オーガ15に、表示灯によって色で識別した旋回方向(点灯しない場合でも)を指示することで、操縦者は瞬時に方向を認識でき、排出オーガ15の操作性を向上し、さらに、作業補助者の安全性を確保している。また、夜間は常時点灯させることで、排出口19の照明となり、穀粒を運搬車などへ移送する作業補助者の作業性を向上することができる。さらに、横パイプ18が前方へ突出しているので、電柱、圃場の壁等へ干渉することがないように案内となる。
【0049】
排出オーガ15は操作部50のみならず、外部より作業補助者がリモコン110にて操作できる場合がある。このリモコン110は有線(コード)であっても無線であっても構わないものとする。また、操作部50より取り外しできるとしても構わないものとする。
図9に示すように、リモコン110は、上部自動操作部111及び下部手動操作部112から構成されている。自動操作部111では、排出オーガ15の旋回を自動的に行うことができ、右セットボタン114を押すことより、収納位置にある横パイプ18を右側面まで自動的に旋回させ、後セットボタン115を押すことより、収納位置にある横パイプ18を後面まで自動的に旋回させることができる。また、リターンボタン113を押すことにより、作業位置にあった横パイプ18を、収納位置に戻すことができる。
中央に位置するクラッチボタン116は、排出オーガ15内部の搬送装置(図示なし)のクラッチの入・切ボタンであり、排出オーガ15を作業位置まで旋回させ、押すことにより穀粒の排出が始まる。
手動操作部112は、排出オーガ回動操作具118にて、手動にて排出オーガ15を旋回操作する。
【0050】
図10に示すように、実施例6では、前記操作面50の操作方向表示部と同様に、リモコン110における、排出オーガ回動操作具118の左右の方向表示部について示している。
【0051】
図10(a)に示すように、実施例6aでは、「左」と明記した方向表示部111及び「右」と明記した方向表示部112を手動操作部112に表記する。
このようにして、操縦者と機外の補助作業者の方向認識が一致することで、排出オーガ15の操作性を向上でき、機外の作業補助者の安全性を確保できる。また、操縦者と作業補助者が色覚障害のある場合でも対応できる。つまり、横パイプが、操作する者に対してどの位置にあっても、横パイプの方向表示と回動操作具基部の操作方向表示とを見ることにより操作がわかり易い。
【0052】
図10(b)に示すように、実施例6bでは、「L」と明記した方向表示部33及び「R」と明記した方向表示部34を、手動操作部112に表記する。
このようにして、実施例6aと同様の効果が得られる。もちろん、操縦者のみで作業する場合でも誤りがなくなる。
【0053】
図10(c)に示すように、実施例4cでは、赤色の方向表示部115及び緑色の方向表示部116を手動操作部112に表記する。
このように、「左を赤」、「右を緑」と、排出オーガ15操作時に、方向を色覚で認識できるよう構成することで、操縦者及び作業補助者は瞬時に方向を認識でき、排出オーガ15の操作性を向上できる。また、操縦者及び作業補助者は、互いに色で方向を認識しているので、方向予測間違いが起こらず、作業補助者の安全性を確保している。
【0054】
図10(d)に示すように、実施例6dでは、「左」と明記しかつ赤色の方向表示部117及び「右」と明記しかつ緑色の方向表示部118を手動操作部112に表記する。
このようにして、実施例6a及び6cと同等の効果が得られる。
【0055】
本実施例は、指示方向を色覚で認識させることで、誰もが操作し易い構成とした。本実施例を適用することにより、女性・高齢者・新規就農者等がコンバイン100を操縦する場合であっても、誤動作を防止でき、安全性を確保できる。また、本実施例の指示方向と色の関係、すなわち「左は赤」「右は緑」は、船舶、航空の分野も同様であり、世界基準に対応させている。
さらに、本実施例はそれぞれを組み合わせることによって、さらに操縦者の操作性及び作業補助者との操作方向の齟齬を解消することができる。
また、本実施例のように色で移動方向を認識させる指示例は、コンバイン100のその他の作業部にも適用できるのみならず、農業機械や作業機械にても幅広く応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係るコンバインの全体的な構成を示した側面図。
【図2】コンバインの操作部の斜視図。
【図3】実施例1a乃至1dの操作方向表示を示した斜視図。
【図4】(a)排出オーガ横パイプの左側面図(b)同じく右側面図。
【図5】実施例3a乃至3dの方向表示部を示した図。
【図6】実施例4a乃至4dの方向表示部を設置した排出部の後面図。
【図7】(a)実施例5を示した排出オーガ横パイプの左側面図(b)同じく右側面図。
【図8】(a)実施例6を示した排出オーガの排出口正面図(b)コンバインの平面図。
【図9】排出オーガのリモコンの平面図。
【図10】実施例6a乃至6dの方向表示部を示した図。
【符号の説明】
【0057】
15 排出オーガ
54 排出オーガ回動操作具
60 レバーガイド
61 操作方向表示部
62 操作方向表示部
100 コンバイン




 

 


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