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コンバインの刈取部 - ヤンマー株式会社
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発明の名称 コンバインの刈取部
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−53968(P2007−53968A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−243255(P2005−243255)
出願日 平成17年8月24日(2005.8.24)
代理人 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
発明者 小郷 浩行
要約 課題
刈刃を駆動する刈取部において、キー嵌合により駆動軸とクランクとを固定しても、キーとキー溝との間には必然的に隙間が存在する。このため、刈刃の駆動時に、キー溝内でキーが揺れ動くことになる。そして、キーとキー溝が摩耗し、クランクや駆動軸の耐久性を損なうことになる。

解決手段
スライダークランク機構70に備えるクランク71に、掻込ウォーム軸40の先端部を挿入するボス部74を形成し、ボス部74にキー溝74aを形成すると共に、掻込ウォーム軸40の先端部にキー溝40aを形成し、キー85を用いて、ボス部74と掻込ウォーム軸40とをキー嵌合により固定し、ボス部74にネジ孔74bを形成して、キー85を押圧する六角止めネジ82をネジ孔74bに嵌合させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
刈刃と、この刈刃の駆動軸と、この駆動軸の回転運動を前記刈刃の左右往復運動に変換するスライダークランク機構と、を備える、コンバインの刈取部であって、
前記スライダークランク機構に備えるクランクに、前記駆動軸を挿入するボス部を形成し、
このボス部と前記駆動軸とを、キーを用いたキー嵌合により固定し、
前記ボス部にネジ孔を形成して、前記キーを押圧するネジを前記ネジ孔に嵌合させる、
ことを特徴とする、コンバインの刈取部。
【請求項2】
前記駆動軸に対して前記クランクの軸方向位置を固定する止め輪を設ける、
ことを特徴とする、請求項1に記載の刈取部。
【請求項3】
前記クランクには、前記ボス部より前記駆動軸の径方向に延出するウェイト部が備えられ、
このウェイト部と前記ネジ孔とは、前記ボス部の軸方向で重複する位置に配置されると共に、
前記駆動軸の回転方向における前記ウェイト部の後面に近い位置に、前記ネジ孔が配置される、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンバインの刈取部。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、刈刃と、この刈刃の駆動軸と、この駆動軸の回転運動を前記刈刃の左右往復運動に変換するスライダークランク機構と、を備える、コンバインの刈取部に関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインの刈取部には、穀稈の稈元を切断する刈刃が備えられており、この刈刃は、刈取部のフレームに固定の固定刃と、この固定刃に対して左右往復動する可動刃と、から構成されている。この刈刃の駆動は、刈刃の駆動軸の回転運動を、スライダークランク機構を介して左右往復運動に変換することで、行なわれている。なお、刈刃の駆動軸には、本体側のエンジン出力が分岐されて伝達される。このようなコンバインの刈取部は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
従来より、スライダークランク機構に備えるクランクと、エンジン出力により駆動される駆動軸とは、キー嵌合により連結されている。例えば、クランクの一端に開口した軸孔にキー溝が軸心と平行に形成されると共に、駆動軸の外周上に軸心と平行にキー溝を穿設し、両キー溝に同時にキーを嵌合させて、駆動軸上にクランクが嵌合固定される。
このようなキー嵌合を利用する理由は、刈刃による穀稈の切断時において、クランクと駆動軸との連結部に、負荷変動が加わるため、遊び(隙間)を有するスプライン結合等であると負荷変動に耐えることができず、破損のおそれがある。一方、キー嵌合により連結すると、遊び(隙間)は殆どなくすことができ、安定して、駆動軸からクランクに動力を伝達することができる。
また、刈刃には、穀稈の切断中には大きな負荷がかかるが、切断後には負荷が取り除かれるため、刈刃にかかる負荷の変動は大きなものとなっている。この負荷変動は、刈刃への動力伝達経路に沿って伝達され、クランクと駆動軸との連結部にも作用する。
【特許文献1】特開平9−84439号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、キー嵌合により駆動軸とクランクとを固定しても、キーとキー溝との間には必然的に隙間が存在する。このため、刈刃の駆動時に、キー溝内でキーが揺れ動くことになる。そして、キーとキー溝が摩耗し、クランクや駆動軸の耐久性を損なうことになる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1に係るコンバインの刈取部は、刈刃と、この刈刃の駆動軸と、この駆動軸の回転運動を前記刈刃の左右往復運動に変換するスライダークランク機構と、を備える、コンバインの刈取部であって、
前記スライダークランク機構に備えるクランクに、前記駆動軸を挿入するボス部を形成し、
このボス部と前記駆動軸とを、キーを用いたキー嵌合により固定し、
前記ボス部にネジ孔を形成して、前記キーを押圧するネジを前記ネジ孔に嵌合させる、ものである。
【0007】
スライダークランク機構は、駆動軸に固定され回転するクランクと、一方向に往復運動するスライダーとクランクとを連結するリンクと、を備えるものである。ここで、刈刃は、左右方向に往復運動するスライダーである。また、前記リンクは、刈刃とクランクとに回転自在に連結される部材としてもよい。あるいは、前記リンクは、刈刃に固定される部材であって、クランクの先端部(反駆動軸側端部)を上下動自在に案内するガイド部材としてもよい。
また、クランクのボス部と駆動軸とのキー嵌合において、キーは、駆動軸と一体に形成されるものであっても、別体で形成されるものであっても良い。
また、前記ネジとしては、止めネジであっても、ボルトであっても良い。
【0008】
以上構成により、次の作用がある。
前記ネジを前記ネジ孔に嵌合させて、このネジを前記ボス部に締結していくと、このネジの先端が、前記キーの外面に当接する。そして、前記キーと一体もしくは別体の前記駆動軸が、ネジの軸方向前側で、前記ボス部の内面へと押し付けられ、駆動軸とクランクとが、単なるキー嵌合による固定以上に強く、揺れ動くことなく固定される。
【0009】
請求項2に係るコンバインの刈取部は、請求項1において、次の構成としたものである。
前記駆動軸に対して前記クランクの軸方向位置を固定する止め輪を設ける、ものである。
【0010】
請求項3に係るコンバインの刈取部は、請求項1または請求項2において、次の構成としたものである。
前記クランクには、前記ボス部より前記駆動軸の径方向に延出するウェイト部が備えられ、
このウェイト部と前記ネジ孔とは、前記ボス部の軸方向で重複する位置に配置されると共に、
前記駆動軸の回転方向における前記ウェイト部の後面に近い位置に、前記ネジ孔が配置される、ものである。
【0011】
以上構成により、次の作用がある。
回転するウェイト部により、刈刃で切断された切藁や雑草が排除され、切藁や雑草が排除された空間を、ネジ部に締結されたネジが通過する。特に、ウェイト部の後面に近い位置にネジが位置するので、ウェイト部により排除された切藁や雑草がボス部の側へ再進入してこないうちに、前記排除された空間をネジが通過する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0013】
請求項1においては、刈刃にかかる負荷変動が大きくなっても、駆動軸に対してクランクが揺れ動くことがなく、クランクや駆動軸の耐久性が向上する。
【0014】
請求項2においては、請求項1の効果に加えて、安価な構成でクランクが駆動軸の軸方向で位置決めされる。
【0015】
請求項3においては、請求項1または請求項2の効果に加えて、ネジに切藁や雑草が巻き付くことが防止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1から図3を用いて、本発明の刈取部8を備える一実施の形態であるコンバイン100の構成を説明する。
コンバイン100の機台3には、クローラ走行装置2を支持するトラックフレーム1が固定されている。この機台3上には、フィードチェーン5、脱穀部4、排藁チェーン10、排藁処理部9、エンジン部11、運転台13、穀粒タンク12、が支持されている。脱穀部4は、第一扱胴6及び第二扱胴7を備えている。運転台13は、運転席14及び運転操作部15を備えている。
また、脱穀部4の前側には、機台3に上下昇降自在に支持される刈取部8が配置されている。
【0017】
図3から図5に示すように、刈取部8は、同時に2条の穀稈の刈り取りを行なう装置であり、その前部には、前処理装置が構成されている。三つの分草板16と、分草板16を介して取入れられる未刈穀稈を起立させる左右の引起し装置17・17と、引起された穀稈の稈元側を掻込み後方に搬送する左右の掻込み装置18・18と、掻込み時穀稈の稈元を切断する刈刃19と、を備えている。
この前処理装置は、刈取部8の下部に配置される刈取五軸ケース20に支持されている。刈取五軸ケース20は左右方向に長手である。この刈取五軸ケース20は横支持杆21に平行リンク22によって連結されていて、この平行リンク22の回動によって前処理装置が左右移動可能となっている。前記横支持杆21は、機台3に支持される刈取一軸ケース23に、縦支持杆24を介して支持されている。刈取一軸ケース23は左右方向に長手の筒状体であり、機台3の前部上に立設した左右の軸受台25・25の上部に回動自在に支持されている。また、前記縦支持杆24と機台3とは油圧シリンダ26により連結されている。以上構成により、油圧シリンダ26の伸縮によって、刈取一軸ケース23を回動支点として、刈取部8が上下昇降可能となっている。
【0018】
図5から図9を用いて、刈取部8への動力伝達機構を説明する。
図5、図8に示すように、エンジンから図示しない駆動系を経て刈取部8へ供給される動力は、まず、刈取一軸ケース23の右端部に配置される刈取入力プーリ27に伝達される。ここで、刈取一軸ケース23の内部には、左右方向の刈取一軸28が回動自在に支持されており、この刈取一軸28の右端部に刈取入力プーリ27が固定されている。
また、図6、図7、図9に示すように、刈取一軸ケース23の左右中間部の上部には、刈取二軸ケース46が左右回転自在に設けられると共に、刈取二軸ケース46と右縦伝動軸ケース32とが、刈取三軸ケース29により連結されている。この刈取二軸ケース46内には刈取二軸31が回転自在に設けられ、刈取三軸ケース29内には刈取三軸30が回転自在に設けられている。刈取一軸28と刈取二軸31の下端部とは、ベベルギヤを利用して連動連結されている。また、刈取二軸31の上端部と刈取三軸30の後端部とが、ベベルギヤを利用して連動連結されている。
以上構成により、刈取一軸28に伝達された動力は、刈取二軸31および刈取三軸30を介して、刈取部8へと伝達される。
【0019】
図7に示すように、刈取三軸ケース29は、刈取一軸ケース23および右の引起し装置32に左右回動自在に支持されると共に、刈取三軸ケース29自体が伸縮するように構成されている。そして、前記平行リンク20による前処理装置の左右移動に連動して、刈取三軸ケース29が伸縮および左右回動する。
なお、前記刈取二軸31は上下方向の軸であり、この刈取二軸31は刈取三軸ケース29の左右回動の支点となっている。
【0020】
図6に示すように、前記右縦伝動軸ケース32は、刈取五軸ケース20の右端部と、右の引起し装置17の背面とを連結している。
図8に示すように、この右縦伝動軸ケース32内には、上部に刈取四軸34が回動自在に支持され、下部に右縦伝動軸36が回転自在に支持されている。
刈取四軸34の中間部には、刈取三軸30の前端部がベベルギヤの噛合を利用して連動連結されており、刈取三軸30に伝達された動力が、刈取四軸34に伝達される。
【0021】
図6、図8に示すように、刈取四軸34の上端部は、右の引起し装置17内に回動自在に設けられる右引起し軸35に、ベベルギヤの噛合を利用して連動連結されている。右引起し軸35には、右の引起し装置17に備えるタイン付きチェーンの駆動スプロケットが固定されている。そして、右引起し軸35の回動により、右の引起し装置17において、穀稈の引起こしを行なうタイン付きチェーンが駆動される。以上構成により、刈取一軸28に伝達された動力が、刈取四軸34を経由して、右の引起し装置17に伝達される。
【0022】
一方、図8に示すように、前記右縦伝動軸ケース32内において、刈取四軸34の下端部は、平ギヤ群を介して、右縦伝動軸36に連動連結されている。右縦伝動軸36の下端部は、刈取五軸ケース20内に回動自在に設けられる刈取五軸38の右端部に、ベベルギヤの噛合を利用して連動連結されている。
また、図示しないが、刈取五軸ケース20の左端部と、左の引起し装置17の背面とが、左縦伝動軸ケース33により連結されている。左縦伝動軸ケース33内には、左縦伝動軸37が回動自在に設けられている。
図8に示すように、この左縦伝動軸37の下端部と、前記刈取五軸38の左端部とは、ベベルギヤの噛合を利用して連動連結されている。以上構成により、刈取四軸34に伝達された動力が、刈取五軸38を経由して、左縦伝動軸37に伝達される。
【0023】
左縦伝動軸37の上端部は、左の引起し装置17内に回動自在に設けられる左引起し軸39に、ベベルギヤの噛合を利用して連動連結されている。左引起し軸39には、左の引起し装置17に備えるタイン付きチェーンの駆動スプロケットが固定されている。そして、左引起し軸39の回動により、左の引起し装置17において、穀稈の引起こしを行なうタイン付きチェーンが駆動される。以上構成により、刈取一軸28に伝達された動力が、左の引起し装置17にも伝達される。
【0024】
図5、図11に示すように、刈取五軸ケース20の左右方向中間部には、前側に突出する掻込ウォーム軸ケース65が固定されている。この掻込ウォーム軸ケース65内には、掻込ウォーム軸40と、掻込ホイール軸66が回動自在に設けられている。この掻込ウォーム軸40の後端部は、刈取五軸ケース3内の刈取五軸38に、ベベルギヤを利用して、連動連結されている。
掻込ウォーム軸40の中間部と掻込ホイール軸66とは、ウォームギヤを利用して、連動連結されている。この掻込ホイール軸66は、右の掻込み装置18を駆動する軸であるが、左の掻込み装置18はスターホイルを介して右の掻込み装置18のスターホイルに動力が伝達されて左右の掻込み装置18・18は連動して駆動するようにしている。
また、この掻込ウォーム軸40は、刈刃19の駆動軸ともなっている。
【0025】
次に、図3から図5、図8を用いて、刈取部8に備える穀稈の搬送装置群を説明する。
刈取部8において、左右の掻込み装置18・18は平面視「V」字状に配置されており、前処理装置で刈り取られた2条分の穀稈は、左右の掻込み装置18・18の掻出側で合流する。この合流した2条分の穀稈を、脱穀部4に向けて搬送する縦搬送装置42及び上部搬送装置43が、刈取部8の後部に備えられている。縦搬送装置42は穀稈の稈部分を搬送し、上部搬送装置43は穀稈の穂先部分を搬送する。
【0026】
縦搬送装置42及び上部搬送装置43は、刈取一軸ケース23の左端に駆動ケース44(図3)を介して支持されており、前処理装置と一体的に昇降可能、つまり刈取部8全体が昇降可能となっている。また、縦搬送装置42と上部搬送装置43は、扱深さ調節のために、前処理装置とは別に、シリンダ等により上下回動できるように構成されている。つまり、駆動ケース44は、刈取一軸ケース23に対し、刈取五軸ケース20を支持する縦支持杆24とは独立して、上下回動自在である。
【0027】
図8に示すように、駆動ケース44には、刈取一軸28にベベルギヤを利用して連動連結される搬送軸45が回動自在に支持されている。搬送軸45は上下方向の軸であり、この搬送軸45の下端部には、縦搬送装置42に備える穀稈搬送用チェーンの駆動スプロケットが固定されている。一方、この搬送軸45の上端部には、上部搬送装置43に備える穀稈搬送用タイン付きチェーンの駆動スプロケットが固定されている。
また、縦搬送装置42及び上部搬送装置43は、前処理装置の左右移動に連動して、搬送軸45を回動支点として左右回動する。
【0028】
図6、図9、図10に示すように、伸縮自在の刈取三軸ケース29は、後部伝動ケース29aと、前部伝動ケース29bと、から構成される。前部伝動ケース29bの後端部は、後部伝動ケース29aの前端部内に嵌合するように構成されており、後部伝動ケース29aと前部伝動ケース29bとを合わせた全長が伸縮自在である。ここで、後部伝動ケース29aの後端部は、前記刈取二軸ケース46に固定されている。また、前部伝動ケース29bの前端部は、右縦伝動軸ケース32に回動自在に支持されるギアケース47に、固定されている。
【0029】
また、刈取三軸30は、同軸上に配置されるベベルギヤ51に対して、摺動自在に構成されている。刈取三軸30の後端部は多角形軸部30aであり、この多角形軸部30aの外側に、ベベルギヤ51が嵌合されていて、刈取三軸30は軸方向でのみベベルギヤ51に対して摺動自在となっている。このベベルギヤ51は刈取二軸ケース46に、軸回りに回動自在かつ軸方向で移動不能に支持されている。また、このベベルギヤ51は、刈取二軸31の上端部のベベルギヤ50と噛み合うギヤである。
以上構成により、前処理装置の左右移動により、刈取二軸31と右引起し伝動軸34との軸間距離が変化しても、刈取三軸30がベベルギヤ51に対して摺動することで、不具合が発生しない。
【0030】
さらに、図6から図10に示すように、刈取三軸ケース29の後部伝動ケース29aと、右縦伝動軸ケース32との間に、刈取三軸ケース29の伸縮時に作用する力を緩衝する緩衝機構52が、設けられている。
この緩衝機構52は、次の構成である。まず、刈取三軸30と平行に連結棒54が配置されている。この連結棒54は、ブラケット53を介してギアケース47に固定されている。また、この連結棒54の先端部にはネジが形成されており、連結棒54上にダブルナット56を締結することが可能である。連結棒54の軸上には、前記ダブルナット56、後バネ座57、圧縮バネ58、前バネ座55が配置されている。ここで、後バネ座57は後部伝動ケース29aに固定されており、前バネ座55は連結棒54に固定されている。
以上構成により、刈取三軸ケース29が伸縮して、後バネ座57と前バネ座55との離間距離が変化すると、圧縮バネ58の弾性力が後部伝動ケース29aと右縦伝動軸ケース32とに作用する。そして、刈取三軸ケース29の伸縮時に、刈取三軸ケース29に加わる外力を緩衝して、刈取三軸30周辺部の駆動伝達機構の破損等を防止することが可能である。
【0031】
図6に示すように、右縦伝動軸ケース32の上部には、ブラケット60を介して左右操作レバー61が固定されている。この左右操作レバー61を、運転席14に座っている作業者が手動で左右に押し引きすることで、刈取部8の前処理装置が左右移動する。
加えて、左右操作レバー61と並列に、刈取部8の左右位置の位置決めを行なうためのロックレバー62が設けられている。このロックレバー62は、右縦伝動軸ケース32に上下動自在に支持されると共に、リターンバネ63により下方に付勢されている。前記横支持杆21には板状部材(図示せず)が固定されると共に、この板状部材には、ロックレバー62の下端部が挿入可能なロック孔(図示せず)が、前処理装置の左右位置に応じて複数箇所形成されている。そして、このロック孔にロックレバー62の下端部が挿入されると、前処理装置の左右位置が位置決めされる。作業者は、左右操作レバー61とロックレバー62とを同時に把持することで、ロックレバー62による前処理装置の位置決めを解除する。そして、作業者は、前処理装置を左右に移動させた後、ロックレバー62を放すと、ロックレバー62がリターンバネ63の付勢力により下方に移動して、ロック孔に挿入され、前処理装置が再び位置決めされる。
【0032】
図5、図11を用いて、刈刃19の駆動機構を説明する。
図5に示すように、刈刃19は、刈取部8のフレームに固定される固定刃19aと、固定刃19aに対して左右移動自在に支持される可動刃19bと、から構成されている。刈刃19(正確には可動刃19b)は、前記掻込ウォーム軸40の動力により駆動される。
可動刃19bと掻込ウォーム軸40とは、スライダークランク機構70により連結されている。このスライダークランク機構70により、掻込ウォーム軸40の回転運動が、可動刃19bの左右往復運動に変換される。
【0033】
スライダークランク機構70には、掻込ウォーム軸40に固定されるクランク71と、クランク71の先端部(反掻込ウォーム軸40側の端部)に回転自在に設けられるローラ72と、ローラ72を上下動自在にガイドするナイフヘッド73と、が備えられている。このナイフヘッド73は、可動刃19bに固定されている。
以上構成により、掻込ウォーム軸40が回転すると、ローラ72が掻込ウォーム軸40を回動支点として公転する。ローラ72はナイフヘッド73に上下動自在に支持されているため、公転運動するローラ72に押されて、ナイフヘッド73は左右にのみ移動する。このため、ナイフヘッド73と一体の可動刃19bが固定刃19aに対して左右往復運動し、固定刃19aと可動刃19bとに挟まれた穀稈の稈元を切断する。
【0034】
図12を用いて、クランク71と掻込ウォーム軸40との固定構造について説明する。
刈刃19は、のこぎり状に形成される固定刃19aに対して、同じくのこぎり状に形成される可動刃19bを左右移動させて、固定刃19aと可動刃19bとで、穀稈の稈元を挟み込んで切断する。
ここで、可動刃19bはスライダークランク機構70により左右往復運動する構成のため、慣性力の変化による負荷変動が、刈刃19に大きく作用する。
この負荷変動は、刈刃19に至る動力伝達経路に沿って、動力の伝達方向と逆方向に伝達される。この負荷変動の影響をもっとも受けやすいのは、刈刃19に至る動力伝達経路において、刈刃19に近い位置にあるクランク71と掻込ウォーム軸40との固定部である。そこで、キー嵌合を利用して、クランク71と掻込ウォーム軸40とを固定し、前記負荷変動によって、掻込ウォーム軸40に対してクランク71が揺れ動くことがないようにしている。
【0035】
図12に示すように、クランク71は、中央部に貫通孔の設けられた円盤状の部材であり、ボス部74、ディスク部75、アーム部76、ウェイト部77、ローラ軸部78を備えている。クランク71の中央部に形成されるボス部74には、掻込ウォーム軸40の先端部が挿入される。ボス部74の軸方向一端部には、ボス部74の径方向に円状に広がるディスク部75が形成される。ボス部74の軸方向中央部には、ボス部74の径方向に棒状に延出するアーム部76と、同じくボス部74の径方向に扇状に延出するウェイト部77と、が形成されている。アーム部76とウェイト部77とは、ボス部74を挟んで逆方向に延出している。アーム部76の先端部より、ボス部74軸方向と平行に、ローラ軸部78が延出している。ローラ軸部78には、前記ローラ72が回動自在に支持される。
また、ボス部74、ディスク部75、アーム部76、ウェイト部77、ローラ軸部78は、一体成形されている。クランク71の肉厚は、アーム部76やウェイト部77の形成部位で厚くなり、ディスク部75のみの部分では、薄くなっている。
なお、ボス部74の軸方向と、掻込ウォーム軸40の軸方向とは一致する。
【0036】
掻込ウォーム軸40の先端部の軸断面と、ボス部74の内面の軸断面とは、共に、基本的には円形状である。この掻込ウォーム軸40とボス部74とは、軸方向で回転不能に固定されるように、キー嵌合により連結されている。ボス部74の内面には、ボス部74の軸方向に沿ってキー溝74aが形成されている。また、掻込ウォーム軸40の先端部の外面にも、掻込ウォーム軸40の軸方向に沿ってキー溝40aが形成されている。該キー溝40aには、キー85が嵌合されている。こうして、ボス部74のキー溝74aと、掻込ウォーム軸40のキー溝40aに嵌合したキー85とを、一致させて嵌合させることで、掻込ウォーム軸40にクランク71を相対回転不能に嵌合できる。
以上のように、掻込ウォーム軸40とクランク71とが、キー嵌合により固定されるので、掻込ウォーム軸40に対してクランク71が回転することが無い。
【0037】
図11、図12(b)に示すように、掻込ウォーム軸40の軸端上には、リング状の溝を穿設してクランク71の軸方向位置を固定するためのC型止め輪79を嵌め込むようにしている。ここで、掻込ウォーム軸40の先端部は、長手方向中央部よりも小径であり、掻込ウォーム軸ケース65内に配置されるベアリング81に回動自在に支持されている。このベアリング81よりも掻込ウォーム軸40の軸先端側に、クランク71が配置され、クランク71よりもさらに掻込ウォーム軸40の軸先端側に、C型止め輪79が配置されている。そして、クランク71のボス部74が、掻込ウォーム軸40の軸方向で、ベアリング81とC型止め輪79とに挟まれて位置固定されている。以上構成により、クランク71は、掻込ウォーム軸40の軸方向で位置決めされる。
【0038】
図12に示すように、前記キー溝74aの長手方向中央部に、ボス部74の外周から中心に向かって(半径方向に)ネジ孔74bが貫通して形成されている。このネジ孔74bは前記キー溝74aに繋がっている。そして、このネジ孔74bに止めネジ82を嵌合させることで、キー85を掻込ウォーム軸40に押しつけて、キー85と掻込ウォーム軸40とクランク71を一体的に固定するようにしている。なお、止めネジ82は、本実施例では六角穴付きネジとしている。
【0039】
こうして、ネジ孔74bに止めネジ82を嵌合させてボス部74に締結していくと、止めネジ82の先端82aが、キー85の外面に当接する。
そして、止めネジ82をボス部74に締結することにより、キー85が掻込ウォーム軸40のキー溝40aへと押し付けられることになる。
このため、前記キー嵌合に加えて、掻込ウォーム軸40とクランク71とが、より一層強力に固定され、刈刃19にかかる負荷変動が大きくても、キー85がキー溝40a・74aに対して揺れ動くことがない。
【0040】
図12を用いて、ネジ部74bとウェイト部77とのレイアウトについて説明する。
ウェイト部77は扇型であり、掻込ウォーム軸40の径方向に延出する前面77aおよび後面77bを有している。ここで、前面77aおよび後面77bは、ウェイト部77において、刈刃19の駆動時の掻込ウォーム軸40の回転方向Aにおける前側、後側の面である。この回転方向Aは、図12(a)における時計回り方向である。
また、ネジ部74bおよびウェイト部77は、共に、ボス部74の軸回りに配置されており、掻込ウォーム軸40の軸方向より見て、ウェイト部77のない部分にネジ部74bが配置されている。特に、ネジ部74bは、ウェイト部77の前面77aから遠く、ウェイト部77の後面77bに近い位置に、配置されている。
【0041】
図12(b)に示すように、ウェイト部77とネジ孔74bとは、ボス部74の軸方向では、重複する位置に配置されている。この軸方向において、ネジ孔74bの開口幅よりも、ウェイト部77の肉厚は幅広に形成されている。そして、掻込ウォーム軸40の回転方向に沿う方向より見ると、ネジ孔74bに締結された六角止めネジ82が、ウェイト部77に被覆されるものとなっている。
【0042】
以上構成により、刈刃19の駆動時には、回転するウェイト部77により、刈刃19で切断された切藁や雑草が排除される。特に、ウェイト部77の後面77bに近い位置に止めネジ82が位置するので、ウェイト部77による切藁や雑草の排除の効果が継続するうちに、前記排除された空間を止めネジ82が通過する。そして、刈刃19によって切断された切藁や、雑草が、クランク71に取り付けられた止めネジ82に巻き付くことが防止される。
また、キー押圧用のネジへの切藁や雑草の巻き付きが防止されるので、キー押圧用のネジを、六角穴付きの止めネジ82に代えて、通常の六角頭付きネジを使用することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】コンバインの全体平面図。
【図3】コンバインの全体正面図。
【図4】刈取部の左側面図。
【図5】刈取部の平面図。
【図6】刈取部の要部右側面図。
【図7】刈取三軸ケースの左右回動動作を示す平面図。
【図8】刈取部の伝動構造を示す平面図。
【図9】刈取三軸ケースの側面断面図。
【図10】緩衝機構の側面図。
【図11】掻込ウォーム軸の周辺部を示す平面図。
【図12】クランクおよび掻込ウォーム軸を示す二面図であり、(a)図は掻込ウォーム軸の軸方向より見た図、(b)図は掻込ウォーム軸の径方向より見た図。
【符号の説明】
【0044】
8 刈取部
19 刈刃
40 掻込ウォーム軸(駆動軸)
40a キー溝
70 スライダークランク機構
71 クランク
74 ボス部
74a キー溝
74b ネジ孔
77 ウェイト部
79 C型止め輪
82 六角止めネジ
85 キー
100 コンバイン




 

 


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